JPH08329600A - ディスクプレイヤのモータ補助装置 - Google Patents

ディスクプレイヤのモータ補助装置

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JPH08329600A
JPH08329600A JP13814495A JP13814495A JPH08329600A JP H08329600 A JPH08329600 A JP H08329600A JP 13814495 A JP13814495 A JP 13814495A JP 13814495 A JP13814495 A JP 13814495A JP H08329600 A JPH08329600 A JP H08329600A
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JP
Japan
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motor
gear
energy
disk
rotation
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JP13814495A
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Isao Murase
功 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ停止時の回転軸の回転エネルギを蓄積
し、このエネルギを始動時のモータに付与することで、
ディスクの回転始動時や停止時における消費電力の低減
化とモータ立ち上げ時間の短縮化とを図ったディスクプ
レイヤのモータ補助装置を提供する。 【構成】 停止ボタン20を押すと、モータ100が停
止されると共に、歯車10〜12の歯車列が形成され、
慣性によるディスク110の回転エネルギがぜんまい3
0に蓄積される。そして、始動ボタン21を押すと、モ
ータ100が始動すると共に、歯車10〜13の歯車列
が形成される。これと同時に、ぜんまい30が復旧し
て、ぜんまい30のエネルギが始動時の回転軸101に
伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
ミニディスク等のディスクを回転させるモータに対して
停止の補助及び始動の補助を行うディスクプレイヤのモ
ータ補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクが装着されるディスクシステム
には、例えば、コンパクトディスク・プレイヤ(以下、
CDプレイヤと記す)やミニディスク・プレイヤ(以
下、MDプレイヤと記す)等がある。CDプレイヤやM
Dプレイヤは、装着されたコンパクトディスクやミニデ
ィスクを回転させるためのモータを備えている。
【0003】従来、このモータの停止,始動の制御は、
次のようにして行われていた。モータを始動させる際に
は、モータに起動用の電流を流し、また、モータの停止
の際には、モータに作動時と逆極性の電流を流してい
た。すなわち、作動時に流す電流とは逆の極性の電流を
モータに流すことにより、ブレーキをモータにかけ、モ
ータを停止させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のモータ制御技術では、次のような問題があった。装着
されたディスクを回転させるときには、起動電流をモー
タに流す。このとき、モータは静止しているので、この
静止したモータを作動させるには、作動中の電流に比べ
てより大きな起動電流を流す必要がある。また、ディス
クの回転を停止させるときには、回転しているモータに
対して、逆極性の大きな電流を瞬間的に流す必要があ
る。このため、ディスクの回転の始動・停止を繰り返す
と、モータに供給する電力が増大することとなり、特
に、電池で動くCDプレイヤやMDプレイヤの場合に
は、上記したようなディスクの回転の始動・停止が、電
池の寿命を縮める一因となっていた。また、モータを、
停止状態から再生に必要な回転速度まで立ち上がらせる
には、相当の時間を要すこととなり、装置性能上も好ま
しいものではなかった。
【0005】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、モータ停止時の回転軸の回転エネルギを
蓄積し、このエネルギを始動時のモータに付与すること
で、ディスクの回転始動時や停止時における消費電力の
低減化とモータ立ち上げ時間の短縮化とを図ったディス
クプレイヤのモータ補助装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るディスクプレイヤのモータ補
助装置は、ディスク回転用モータの回転軸の回転エネル
ギを蓄積可能な蓄積部と、上記回転軸の回転エネルギを
上記蓄積部に伝達する蓄積経路と上記蓄積部に蓄積され
た上記回転エネルギを上記回転軸に伝達する始動経路と
を有する伝達部と、上記伝達部の蓄積経路と始動経路と
を切り替える切替部とを具備する構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のディ
スクプレイヤのモータ補助装置において、上記蓄積部
を、変形時にエネルギを蓄積し、復旧時に蓄積したエネ
ルギを解放する弾性体で形成し、上記伝達部の蓄積経路
を、上記モータの回転軸に接続され、最終段の歯車の作
用で上記弾性体を変形させる第1の歯車列で形成し、上
記伝達部の始動経路を、上記モータの回転軸に接続さ
れ、初段の歯車が上記弾性体の復旧時のエネルギを受け
る第2の歯車列で形成し、上記切替部を、上記モータと
上記第1の歯車列との接続状態又は上記モータと上記第
2の歯車列との接続状態に切り替える機構で形成した構
成としてある。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載のディ
スクプレイヤのモータ補助装置において、上記切替部
は、上記第1の歯車列に一の遊び歯車を介在させること
で、上記第2の歯車列に切り替えるものである構成とし
た。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、モータを停止させる
と共に、切替部で伝達部を蓄積経路に切り替えると、停
止するまでの回転軸の回転エネルギが蓄積経路を介して
蓄積部に伝達され、その回転エネルギが蓄積部に蓄積さ
れる。そして、モータを始動させると共に、切替部で始
動経路に切り替えると、蓄積部に蓄積された回転エネル
ギが始動経路を介してモータの回転軸に伝達される。
【0010】請求項2の発明によれば、モータを停止さ
せると共に、切替部で伝達部を第1の歯車列に切り替え
ると、停止するまでの回転軸の回転エネルギが第1の歯
車列に伝達される。これにより、最終段の歯車の作用で
弾性体が変形され、弾性体に回転エネルギが蓄積され
る。そして、モータを始動させると共に、切替部で第2
の歯車列に切り替えると、第2の歯車列の初段の歯車が
弾性体の復旧時のエネルギを受け、そのエネルギが第2
の歯車列を介してモータの回転軸に伝達される。
【0011】請求項3の発明によれば、モータを作動さ
せると共に、第1の歯車列に一の遊び歯車を介在させる
ことで、第2の歯車列に切り替わる。これにより、第2
の歯車列の初段の歯車が弾性体の復旧時のエネルギを受
け、そのエネルギが第2の歯車列を介してモータの回転
軸に伝達される。また、第2の歯車列から一の遊び歯車
を取り除くことで、第1の歯車列に切り替わり、停止す
るまでの回転軸の回転エネルギが第1の歯車列に伝達さ
れる。これにより、最終段の歯車の作用で弾性体が変形
され、弾性体に回転エネルギが蓄積される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明のディスクプレイヤのモー
タ補助装置に係る実施例を概念的に示すブロック図であ
る。
【0013】図1に示すように、ディスクプレイヤのモ
ータ補助装置は、伝達部1と蓄積部2と切替部3とを備
え、ディスクプレイヤ本体内に設けられる。伝達部1
は、ディスク110を回転させるモータ100の回転軸
101の回転エネルギを蓄積部2に伝達する蓄積経路A
と、蓄積部2に蓄積された回転エネルギをモータ100
の回転軸101に伝達する始動経路Bとを有する。ま
た、蓄積部2は、モータ100の回転エネルギを蓄積で
きる部分であり、切替部3は、伝達部1の蓄積経路Aと
始動経路Bを切り替える部分である。
【0014】図2は、このような部分を機構的に具体化
した構成図である。伝達部1は、図2において、歯車1
0〜13で構成される。そして、後述するように、第1
の歯車列である歯車10〜12が蓄積経路Aを形成し、
第2の歯車列である歯車10〜13が始動経路Bを形成
するようになっている。
【0015】歯車10は、モータ100の回転軸101
に固着されており、回転軸101と一体回転するように
なっている。歯車11は、円弧状の案内溝11b内を摺
動可能な軸11aに取り付けられている。この歯車11
は、軸11aを中心に回転するように取り付けられてい
る。軸11aは、停止ボタン20と機械的に連動するよ
うになっており、停止ボタン20を押すと、案内溝11
b内を図2の上方に移動するようになっている。また、
停止ボタン20は、その押し時に、電源200とモータ
100との間に介設されたスイッチ210を電気的にO
FF状態にする機能を有している。すなわち、停止ボタ
ン20を押すと、スイッチ210がOFFになると共
に、軸11aが案内溝11bに沿って上方に移動し、歯
車11が歯車10に噛み合うようになっている。
【0016】歯車12は、歯車11と常に噛み合ってい
るラチエット歯車であり、この歯車12には、バネで軸
12a方向に付勢された爪12cが係合されている。こ
れにより、この係合状態において、歯車12は矢印a方
向にのみ回転できるようになっている。このような歯車
12は、軸12aに固着されており、軸12aと一体に
回転することができるようになっている。
【0017】歯車13は、遊び歯車であり、直状の案内
溝13b内を摺動可能な軸13aに取り付けられてい
る。この歯車13は、軸13aを中心に回転するように
取り付けられている。軸13aは、始動ボタン21と機
械的に連動するようになっており、始動ボタン21を押
すと、軸13aが案内溝13b内を図2の上方に移動す
るようになっている。また、始動ボタン21は、その押
し時に、スイッチ210を電気的にON状態にする機能
を有している。さらに、始動ボタン21は、ロック解除
レバー21aと機械的に連結されており、始動ボタン2
1の押し時に、ロック解除レバー21aが爪12cを図
の上方に押して、爪12cを歯車12から外すようにな
っている。すなわち、始動ボタン21を押すと、スイッ
チ210がONになると共に、軸13aが案内溝13b
に沿って上方に移動し、歯車13が歯車10と歯車11
との間に介在し、しかも、爪12cの歯車12への係合
が解除されるようになっている。
【0018】蓄積部2は、弾性体としてのぜんまい30
である。このぜんまい30は、破線で示すように、一方
端が歯車12の軸12aに固着されている。そして、軸
12aの周りを複数回った後、歯車11の軸11a側に
延出しており、他方端はこの軸11aに固着されてい
る。
【0019】次に、本実施例のディスクプレイヤのモー
タ補助装置が示す動作について説明する。まず、モータ
停止時のエネルギ蓄積動作について説明する。図3はエ
ネルギ蓄積状態を示す平面図であり、図6はエネルギ蓄
積動作のフローチャート図である。図2の状態で、停止
ボタン20を押すと、スイッチ210がOFF状態とな
り、電源200からモータ100への電流が断状態にな
って、モータ100の作動が停止する。この動作と並行
して、歯車11の軸11aが円弧状の案内溝11bに沿
って上方に移動し、図3に示すように、歯車11が歯車
10に噛み合う。これにより、歯車10〜12の歯車列
が形成され、蓄積経路A(図1参照)に切り替えられる
(図6のステップS1,S2)。
【0020】ところで、停止ボタン20を押すことで、
モータ100の動作は停止するが、回転軸101は、デ
ィスク110(図1参照)の慣性によって回転し続け
る。この回転軸101の回転エネルギは、歯車10に直
接伝達され、歯車10が矢印a方向に回転軸101と一
体回転する。この回転力は、歯車10に噛み合った歯車
11に伝達され、歯車11が矢印b方向に回転する。そ
して、歯車11の回転力が、歯車11に噛み合った歯車
12に伝達され、ラチエット歯車である歯車12が矢印
a方向に回転する。これにより、ディスク110の慣性
による回転エネルギが歯車10〜12に伝達されること
となる。この結果、歯車12の回転によって、ぜんまい
30が歯車12の軸12aに巻き取られ、ディスク11
0の回転エネルギがぜんまい30に蓄積され続ける(図
6のステップS3のNO)。
【0021】ぜんまい30への回転エネルギの蓄積は、
ディスク110の回転にとって負荷となる。したがっ
て、ぜんまい30が巻き取られていくと、最終的にディ
スク110の回転エネルギが全てぜんまい30に蓄積さ
れ、ディスク110の回転、即ち回転軸101の回転が
停止する(図6のステップS3のYES)。回転軸10
1の回転が停止すると、歯車12の軸12aに巻き付け
られたぜんまい30が復旧しようとするので、歯車12
が矢印aと逆方向の回転しようとする。しかし、歯車1
2には、爪12cが係合されているので、歯車12は矢
印a方向と逆方向には回転しない。したがって、ぜんま
い30はロック状態になる(図6のステップS4)。
【0022】このように、本実施例のディスクプレイヤ
のモータ補助装置によれば、モータ100を停止させる
と、歯車10〜13を介して、慣性によるディスク11
0の回転エネルギがぜんまい30に蓄積され、それが負
荷となって、ディスク110の回転が自然に停止する。
したがって、従来の技術のように、ディスク110の回
転を停止させるために、逆極性の大きな電流をモータ1
00に流す必要はない。この結果、停止時における消費
電力の削減を図ることができる。
【0023】続いて、モータ始動時のエネルギ解放動作
について説明する。図4はエネルギ解放状態を示す平面
図であり、図5は伝達部切離し状態を示す平面図であ
り、図7はエネルギ解放動作のフローチャート図であ
る。図3の状態で、始動ボタン21を押すと、図4に示
すように、スイッチ210がON状態となり、電流が電
源200からモータ100に流れる。この結果、モータ
100が始動し、回転軸101が矢印a方向に回転し出
す。この動作と並行して、歯車13の軸13aが直状の
案内溝13bに沿って上方に移動し、歯車13が歯車1
0と歯車11とに噛み合う。これにより、歯車10〜1
3の歯車列が形成され、始動経路B(図1参照)に切り
替えられる(図7のステップS1,S2)。また、始動
ボタン21を押すことで、ロック解除レバー21aが爪
12cを図の上方に押し、爪12cが歯車12から外れ
る。このため、歯車12の軸12aに巻き付けられたぜ
んまい30が復旧し、ぜんまい30に蓄積されたエネル
ギが解放状態になる(図7のステップS3)。
【0024】この結果、ぜんまい30の復旧によって、
歯車12が矢印b方向に回転し、その回転力が歯車12
と噛み合った歯車11に伝達され、歯車11が矢印a方
向に回転する。そして、歯車11の回転力が、歯車11
に噛み合った歯車13に伝達され、歯車13が矢印b方
向に回転する。そして、歯車13の回転力が、歯車13
と噛み合った歯車10に伝達され、歯車10が矢印a方
向に回転する。これにより、ぜんまい30の解放エネル
ギが歯車10〜12に伝達されることとなる。 この結
果、歯車10の回転によって、回転している回転軸10
1にぜんまい30のエネルギが付加され続ける(図7の
ステップS4のNO)。
【0025】ぜんまい30が、延び切って完全に復旧す
ると、回転軸101へのエネルギの解放が完了する(図
7のステップS4のYES)。そして、図5に示すよう
に、ぜんまい30が延び切ったときの押圧力によって、
歯車11が案内溝11bに沿って下側に押し戻され、歯
車13も案内溝13bに沿って下側に押し戻される。こ
れにより、始動経路Bが切り離され、モータ100が作
動を継続する(図7のステップS5)。また、歯車1
1,13の押し戻しによって、停止ボタン20,始動ボ
タン21も押し戻される。この結果、ロック解除レバー
21aが引き戻され、爪12cが歯車12に係合して、
ぜんまい30がロック状態になる。
【0026】このように、本実施例のディスクプレイヤ
のモータ補助装置によれば、モータ100を始動させる
と、ぜんまい30のエネルギが解放され、歯車10〜1
3を介して、回転軸101に伝達されるので、モータ1
00がぜんまい30からのエネルギを補助として回転す
る。このため、従来の技術のように、大きな起動電流を
用いなくとも、モータ100を再生回転速度まで容易に
立ち上がらせることができる。この結果、モータ100
の始動時における消費電力の低減化を図ることができ
る。したがって、本実施例のディスクプレイヤのモータ
補助装置は、モータ100の停止・再生始動が頻繁に行
われ、速い速度のアクセスが要求されるCD−ROMド
ライブに適用すると、特に有効である。また、モータ1
00には、電源200からの電流エネルギの他に、ぜん
まい30からのエネルギが補助的に付加されるので、デ
ィスク110の再生に必要な回転速度に至るまでの立ち
上がり時間が極めて短くなる。
【0027】さらに、歯車10〜13とぜんまい30と
の組合わせによる機械的構造を採ったので、これらを動
作させるための電力消費は零である。また、たった一つ
の歯車13の出し入れによって、第1の歯車列10〜1
2と第2の歯車列10〜13とを切り替えるようにした
ので、歯車数が少なくて済み、部品点数の削減を図るこ
とができ、この結果、製品コストの低廉化を図ることが
できる。また、始動時におけるピーク電流を抑えること
ができるので、電源となる電池やACアダプタに対する
制限を緩和することができる。
【0028】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形
や変更が可能である。上記実施例のディスクプレイヤの
モータ補助装置では、弾性体として、ぜんまい30を用
いたが、これに限るものではなく、例えば、弾性体とし
て、板バネやスプリングを用い、これらを歯車11の回
転によって、曲げたり、圧縮(又は伸長)したりして、
モータ停止時のディスク110の回転エネルギを蓄積す
るようにしても良い。また、上記実施例のディスクプレ
イヤのモータ補助装置では、歯車10〜13を用いて、
伝達部を構成したが、これに限るものではなく、例え
ば、滑車やベルト車とベルトの組合わせで、伝達部を構
成しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、ディスク回転用のモータを停止させると
共に、切替部で伝達部を蓄積経路に切り替えると、回転
エネルギが蓄積部に蓄積されるので、蓄積部がモータの
回転軸に対する負荷となって、回転軸の回転が停止す
る。このため、ディスクの回転を停止させるために、逆
極性の大きな電流を必要としない。また、モータを作動
させると共に、切替部で始動経路に切り替えると、蓄積
部に蓄積された回転エネルギが始動経路を介してモータ
の回転軸に伝達され、モータが蓄積部からのエネルギを
補助として回転するので、作動時におけるモータに対し
て、大きな起動電流を必要としない。この結果、モータ
の停止時及び作動時における消費電力の低減化を図るこ
とができるという効果がある。また、モータの作動時に
は、蓄積部からのエネルギが補助的に与えられるので、
ディスクの再生に必要な回転速度に至るまでの立ち上げ
時間を極めて短くすることができるという効果がある。
【0030】請求項2の発明によれば、第1及び第2の
歯車列と弾性体という機械的構造になっているので、電
力消費をさらに低減化させることができるという効果が
ある。
【0031】請求項3の発明によれば、第1及び第2の
歯車列を別々に設けず、第1の歯車列に一の遊び歯車を
介在させることで、第2の歯車列を形成する構成となっ
ているので、部品点数の削減を図ることができ、この結
果、製品コストの低廉化を図ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクプレイヤのモータ補助装置に
係る実施例を概念的に示すブロック図である。
【図2】図1のディスクプレイヤのモータ補助装置の構
成図である。
【図3】図1のディスクプレイヤのモータ補助装置にお
けるエネルギ蓄積状態を示す平面図である。
【図4】図1のディスクプレイヤのモータ補助装置にお
けるエネルギ解放状態を示す平面図である。
【図5】図1のディスクプレイヤのモータ補助装置に置
ける伝達部切離し状態を示す平面図である。
【図6】エネルギ蓄積動作のフローチャート図である。
【図7】エネルギ解放動作のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 伝達部 2 蓄積部 3 切替部 10〜13 歯車 20 停止ボタン 21 始動ボタン 30 ぜんまい 100 モータ 101 回転軸 110 ディスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク回転用モータの回転軸の回転エ
    ネルギを蓄積可能な蓄積部と、 上記回転軸の回転エネルギを上記蓄積部に伝達する蓄積
    経路と上記蓄積部に蓄積された上記回転エネルギを上記
    回転軸に伝達する始動経路とを有する伝達部と、 上記伝達部の蓄積経路と始動経路とを切り替える切替部
    と、 を具備することを特徴とするディスクプレイヤのモータ
    補助装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディスクプレイヤのモ
    ータ補助装置において、 上記蓄積部を、変形時にエネルギを蓄積し、復旧時に蓄
    積したエネルギを解放する弾性体で形成し、 上記伝達部の蓄積経路を、上記モータの回転軸に接続さ
    れ、最終段の歯車の作用で上記弾性体を変形させる第1
    の歯車列で形成し、 上記伝達部の始動経路を、上記モータの回転軸に接続さ
    れ、初段の歯車が上記弾性体の復旧時のエネルギを受け
    る第2の歯車列で形成し、 上記切替部を、上記モータと上記第1の歯車列との接続
    状態又は上記モータと上記第2の歯車列との接続状態に
    切り替える機構で形成した、 ことを特徴とするディスクプレイヤのモータ補助装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のディスクプレイヤのモ
    ータ補助装置において、 上記切替部は、上記第1の歯車列に一の遊び歯車を介在
    させることで、上記第2の歯車列に切り替えるものであ
    る、 ことを特徴とするディスクプレイヤのモータ補助装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081932A1 (en) * 2003-03-14 2004-09-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Disk drive unit having reduced electrical power consumption

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WO2004081932A1 (en) * 2003-03-14 2004-09-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Disk drive unit having reduced electrical power consumption

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