JPH08329287A - 取忘れ媒体返却システム - Google Patents

取忘れ媒体返却システム

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Publication number
JPH08329287A
JPH08329287A JP7155137A JP15513795A JPH08329287A JP H08329287 A JPH08329287 A JP H08329287A JP 7155137 A JP7155137 A JP 7155137A JP 15513795 A JP15513795 A JP 15513795A JP H08329287 A JPH08329287 A JP H08329287A
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JP
Japan
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forgotten
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Application number
JP7155137A
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English (en)
Inventor
Naoki Niihara
直樹 新原
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP7155137A priority Critical patent/JPH08329287A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】利用者が媒体を取忘れた時、当該取忘れ発生場
所以外に設置された他の機器においても利用者に取忘れ
媒体を返却することができ、利用者に対するサービス性
の大幅や向上を図ることができる取忘れ媒体返却システ
ムの提供を目的とする。 【構成】取忘れられた媒体をその受取人情報と対応させ
て回収する媒体回収装置11と、上記媒体回収装置11
に接続された少なくとも一台の端末機13,14とを備
えた取忘れ媒体返却システムであって、媒体の取忘れ発
生時に、受取人情報を上記端末機13,14に伝送する
伝送手段12と、上記端末機13,14において伝送さ
れた情報と受取人固有の受取人情報とを対応させて返却
する返却手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばオンライン接
続された駅に設置されている自動券売機(乗車券券売
機)において利用者が釣銭、釣紙幣等の媒体を取忘れた
時、この取忘れ媒体を利用者に返却するような取忘れ媒
体返却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駅に設置された自動券売機で切符
(乗車券)を購入する場合、利用者は必要に応じて発行
された切符以外に釣銭、釣紙幣、プリペイドカード等の
媒体を受け取るのが一般的であるが、これらの媒体を取
忘れることがあった。
【0003】このような取忘れを解決する手段として、
従来、利用者が媒体(釣銭、釣紙幣、プリペイドカード
など)を受取らずに券売機の前から離れると、警報を発
する手段や自動預金支払機等の銀行業務分野においては
媒体を回収すると共に、取忘れ利用者を特定する情報
(氏名、口座番号など)に基づいて利用者に取忘れ媒体
を返却するように構成した手段がある。
【0004】しかし前者の手段にあっては取忘れ警報音
を発しても利用者が気付かない場合があり、後者の手段
にあっては取忘れた媒体を受取りに行く際、元の取忘れ
場所まで戻る必要があるため、面倒となる問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、利用者が媒体を取忘れた時、当該取忘れ発
生場所以外に設置された他の機器においても利用者に取
忘れ媒体を返却することができ、利用者に対するサービ
ス性の大幅な向上を図ることができる取忘れ媒体返却シ
ステムの提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、取忘れられた媒体を
貨幣(硬貨および紙幣)に設定することで、他の場所に
設置された他の端末機器においても利用者に取忘れ貨幣
を返却することができる取忘れ媒体返却システムの提供
を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、媒体回収装置を乗車
券券売機に設定することで、利用者が乗車券券売機で乗
車券を購入し、かつ釣紙幣などの媒体を取忘れた時、他
の駅に設置された機器においても利用者に取忘れ媒体を
返却することができる取忘れ媒体返却システムの提供を
目的とする。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、媒体回収装置を自動
預金支払機に設定することで、利用者が自動預金支払機
(いわゆるATM)で取引きを実行し、かつ釣紙幣など
の媒体を取忘れた時、他の銀行等に設置された端末機器
においても利用者に取忘れ媒体を返却することができる
取忘れ媒体返却システムの提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、伝送手段が乗車券の
乗車範囲内における自動改札機、精算機に対して受取人
情報を伝送するように構成することで、媒体の取忘れ利
用者に対して乗車駅のみならず降車駅においても取忘れ
媒体を返却することができる取忘れ媒体返却システムの
提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項5記載の発明の目的と併せて、利用者が自動改札機
もしくは精算機を用いて乗車券を処理した時、媒体の取
忘れを報告することで、降車駅等において利用者に対し
て取忘れがあった旨のメッセージを送ることができる取
忘れ媒体返却システムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、取忘れられた媒体をその受取人情報と対応さ
せて回収する媒体回収装置と、上記媒体回収装置に接続
された少なくとも一台の端末機とを備えた取忘れ媒体返
却システムであって、媒体の取忘れ発生時に、受取人情
報を上記端末機に伝送する伝送手段と、上記端末機にお
いて伝送された情報と受取人固有の受取人情報とを対応
させて返却する返却手段とを備えた取忘れ媒体返却シス
テムであることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記取忘れられた媒
体を貨幣に設定した取忘れ媒体返却システムであること
を特徴とする。
【0013】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記媒体回収装置を
乗車券券売機に設定した取忘れ媒体返却システムである
ことを特徴とする。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記媒体回収装置を
自動預金支払機に設定した取忘れ媒体返却システムであ
ることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記伝送手段は乗車
券の乗車範囲内における自動改札機、精算機に対して受
取人情報を伝送する取忘れ媒体返却システムであること
を特徴とする。
【0016】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項5記載の発明の構成と併せて、利用者が自動改札機
もしくは精算機を用いて乗車券を処理した時、媒体の取
忘れを報知する報知手段を備えた取忘れ媒体返却システ
ムであることを特徴とする。
【0017】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、媒体の取忘れが発生した時、上述の媒体回収
装置は取忘れられた媒体をその受取人情報と対応させて
回収する。また上述の伝送手段は上記媒体回収装置に接
続された少なくとも一台の端末機に対して受取人情報を
伝送する。さらに、上述の返却手段は上記端末機におい
て伝送された情報と受取人固有の受取人情報とを対応さ
せて取忘れられた媒体を返却する。
【0018】上述の端末機は媒体回収装置に対して別場
所に設置することが可能なため、利用者が媒体(釣銭、
釣紙幣、プリペイドカード等)を取忘れた時、当該取忘
れ発生場所以外に設置された他の機器においても利用者
に取忘れ媒体を返却することができ、利用者に対するサ
ービス性の大幅な向上を図ることができる効果がある。
【0019】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、取忘れられた
媒体を貨幣に設定したので、他の場所に設置された他の
端末機器においても利用者に取忘れ貨幣と同額の貨幣を
返却することができる効果がある。
【0020】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、媒体回収装置
を乗車券券売機(駅務で用いられる自動券売機)に設定
したので、利用者が乗車券券売機で乗車券を購入し、か
つ釣紙幣などの媒体を取忘れた時、他の駅に設置された
機器においても利用者に取忘れ媒体を返却することがで
き、駅務サービスの向上を図ることができる効果があ
る。
【0021】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、媒体回収装置
を自動預金支払機(銀行業務等で用いられるATM)に
設定したので、利用者が自動預金支払機で取引を実行
し、かつ釣紙幣などの媒体を取忘れた時、他の銀行等に
設置された端末機器においても利用者に取忘れ媒体を返
却することができる効果があり、銀行業務サービス性の
向上を図ることができる効果がある。
【0022】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の伝送手
段は乗車券の乗車範囲内における自動改札機、精算機に
対して受取人情報を伝送するので、媒体の取忘れ利用者
に対して乗車駅のみならず降車駅においても取忘れ媒体
を返却することができる効果がある。
【0023】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項5記載の発明の効果と併せて、利用者が自動
改札機もしくは精算機を用いて乗車券を処理した時、上
述の報知手段は媒体の取忘れを報知する。この結果、乗
車駅以外の降車駅またと乗り継ぎ駅等において利用者に
対して取忘れがあった旨のメッセージを伝えることがで
きる効果がある。
【0024】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は取忘れ媒体返却システムを示し、図1に
おいて、この媒体返却システムは取忘れられた媒体(釣
銭、釣紙幣、プリペイドカードなど)をその受取人情報
と対応させて回収する媒体回収装置としての自動券売機
11と、この自動券売機11にホストコンピュータ12
を介してオンライン接続された端末機としての自動改札
機13および精算機14とを備えている。ここで、上述
の自動改札機13、精算機14は自動券売機11が設置
された乗車駅のみならずオンライン接続された他の駅の
利用範囲内全駅に設置されたものを含むが、図面では図
示の便宜上、各一台のみを示している。
【0025】上述の自動券売機11は貨幣投入口15、
行先き駅名選択ボタン16、乗車券Aおよび釣銭、釣紙
幣を放出する放出口17、取忘れ媒体を回収する媒体回
収部18を有し、利用者が貨幣投入口15から貨幣(硬
貨および紙幣)を投入し、行先き駅名選択ボタン16を
選択した時、発行駅、発券機番号、発券番号等の情報を
記録した乗車券Aを発券し、必要に応じて釣銭、釣紙幣
を上述の放出口17から放出すると共に、釣銭、釣紙幣
が取忘れられた時にはこれら取忘れ媒体を発券番号、取
忘れ金額情報と対応させて媒体回収部18に回収する。
【0026】図2は上述の自動販売機11の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU20はROM19に格納された
プログラムに従って、伝送手段としての通信インタフェ
ース21、媒体回収部18を駆動制御し、またRAM2
2は取忘れ客特定情報(発券番号等)などの必要なデー
タを記憶する。
【0027】上述の通信インタフェース21は媒体(釣
銭、釣紙幣)の取忘れ発生時に、乗車券Aの利用範囲内
の全ての駅の自動改札機13、精算機14に対してホス
トコンピュータ12を介して受取人情報(発券番号等)
を伝送する伝送手段である。
【0028】一方、前述の自動改札機13は、図1に示
すようにパスゲート本体23と、このパスゲート本体2
3に形成され乗車券Aおよび定期券を投入する券投入口
24と、必要に応じて乗車券Aおよび定期券を返却する
券放出口25と、これら券投入口24および券放出口2
5の間に設けられて乗車券Aおよび定期券を搬送処理す
る搬送装置26と、ホストコンピュータ12からの取忘
れ客特定情報(発券番号等)に合致する乗車券Aを検知
する検知装置27と、この取忘れ客特定情報に合致する
乗車券Aの所有者(利用者)に対して乗車駅において取
忘れがあった旨のメッセージを与える報知装置28とを
有し、上述の検知装置27で取忘れ客特定情報に合致す
る乗車券Aが検知された時、上述の搬送装置26は該乗
車券Aを券放出口2から返却するように搬送処理する。
【0029】図3は上述の自動改札機13の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU30はROM29に格納された
プログラムに従って、通信インタフェース31、検知装
置27、報知装置28、搬送装置26を駆動制御し、R
AM32はホストコンピュータ12および通信インタフ
ェース31を介して伝送されてきた取忘れ客特定情報
(発券番号等)などの必要なデータを記憶する。上述の
通信インタフェース31はホストコンピュータ12を介
してオンライン接続された各機器との間で情報(発券
駅、発券機番号、発券番号、取忘れ金額の各情報)の通
信授受を行なう。
【0030】一方、前述の精算機14は、図1に示すよ
うに装置本体33に乗車券Aを投入する投入口34と、
取忘れた金額の現金もしくは代替物を放出返却する返却
口35とを有し、上述の投入口34から取忘れ客特定情
報に合致する乗車券Aが投入された時、当該乗車券Aに
対応して取忘れ金額と同額の現金もしくは代替物を上述
の返却口35から返却処理する。
【0031】図4は、上述の精算機14の制御回路ブロ
ック図を示し、CPU40はROM36に格納されたプ
ログラムに従って、通信インタフェース37、乗車券投
入装置38、検知装置39、媒体放出装置41を駆動制
御し、またRAM42はホストコンピュータ12および
通信インタフェース37を介して伝送されてきた取忘れ
客特定情報(発券番号等)などの必要なデータを記憶す
る。
【0032】ここで、上述の通信インタフェース37は
ホストコンピュータ12を介してオンライン接続された
各機器との間で情報(発行駅、発券機番号、発券番号、
取忘れ金額の各情報)の通信授受を行なう。上述の乗車
券投入装置38は投入口34から投入された乗車券Aの
取込み搬送処理を行なう。
【0033】上述の検知装置39は取忘れ客特定情報と
合致する乗車券Aを検知する。上述の媒体放出装置41
は、検知装置39で取忘れ客特定情報と合致する乗車券
Aが検知された時、取忘れ金額情報に対応して同額の現
金もしくは代替物を上述の返却口35へ放出処理する。
【0034】このように構成した取忘れ媒体返却システ
ムの作用を、図5乃至図8の各フローチャートを参照し
て、以下に詳述する。まず、図5のフローチャートを参
照して自動券売機11側の処理について述べる。
【0035】利用者が貨幣投入口15から貨幣を投入
し、かつ行先き駅名選択ボタン16を選択すると、第1
ステップS1で発券処理が実行され、選択された行先き
駅名の乗車券Aが放出口17から放出され、必要に応じ
て釣銭、釣紙幣が同放出口17から放出される。また発
券された乗車券Aには発行駅、発券機番号、発券番号の
情報が記録されている。
【0036】次に第2ステップS2で、CPU20は媒
体(釣銭、釣紙幣)の取忘れが発生したか否かを例えば
センサおよびCPU内蔵タイマ等で検出(放出口17に
媒体が一定時間以上存在することを検出)、判定し、N
O判定時にはリターンする一方、YES判定時には次の
第3ステップS3に移行する。
【0037】この第3ステップS3で、CPU20は媒
体回収部18を駆動して、取忘れ媒体を回収する。この
回収時には、取忘れられた媒体をその受取人情報(発行
駅、発券機番号、発券番号、乗車券の乗車区間、取忘れ
金額の各情報)と対応させて回収する。
【0038】次に第4ステップS4で、CPU20は通
信インタフェース21を駆動して、取忘れ情報(発行
駅、発券機番号、発券番号、乗車券の乗車区間、取忘れ
金額の各情報)をホストコンピュータ12へ発信処理す
る。次に図6のフローチャートを参照してホストコンピ
ュータ12側の処理について述べる。
【0039】第1ステップS11で、ホストコンピュー
タ12は取忘れ情報(図5の第4ステップS4で発信さ
れた情報)を受信し、次の第2ステップS12で、ホス
トコンピュータ12は受信情報に基づいて乗車可能区間
を判定し、さらに次の第3ステップS13で、ホストコ
ンピュータ12は乗車可能区間内の全駅における自動改
札機13、精算機14に対して取忘れ情報(発行駅、発
券機番号、発券番号、取忘れ金額の各情報)を発信す
る。
【0040】次に図7のフローチャートを参照して自動
改札機13側の処理について述べる。第1ステップS2
1で、CPU30は通信インタフェース31を介して取
忘れ情報を受信し、この取忘れ情報をRAM32に記憶
する。
【0041】利用者が降車駅での降車時にその所有する
乗車券Aを自動改札機13の券投入口24に投入する
と、この乗車券Aは搬送装置26でパスゲート23内部
を搬送され、検知装置27の配設部に至る。
【0042】次に第2ステップS22で、CPU30は
上述の検知装置27の検知出力に基づいて特定客通過か
否かを判定する。つまり、上述の検知装置27はホスト
コンピュータ12からの取忘れ客特定情報に合致する乗
車券Aか否かを検知することで、特定客通過か否かを判
定する。そして、NO判定時にはリターンする一方、Y
ES判定時には次の第3ステップS23に移行する。
【0043】上述の第3ステップS23で、CPU30
は報知装置28を駆動して、取忘れ客特定情報に合致す
る乗車券Aの所有者(利用者)に対して乗車駅において
取忘れがあった旨のメッセージを例えば電子音声手段等
により伝える。次に第4ステップS24で、CPU30
は搬送装置26を駆動して、本来回収すべき降車時の切
符(乗車券)を券放出口25から特定客(取忘れ客)に
返却する。
【0044】次に図8のフローチャートを参照して精算
機14側の処理について述べる。第1ステップS31
で、CPU40は通信インタフェース37を介して取忘
れ情報を受信し、この取忘れ情報をRAM42に記憶す
る。
【0045】上述の第4ステップS24(図7参照)で
返却処理された乗車券Aをもつ取忘れ客は、精算機14
の投入口34から該乗車券Aを投入して、精算作業を行
なうとよいので、次の第2ステップS32で、CPU4
0は特定客の精算か或は一般客(取忘れ客でない一般の
利用者)の精算かを判定する。
【0046】すなわち、精算機14の投入口34から乗
車券Aが投入されると、乗車券投入装置38で、この乗
車券Aは装置内部に取込まれ、検知装置39の配設部に
至る。そして、この検知装置39で検知された乗車券A
の発券番号とホストコンピュータ12から伝送されRA
M42に記憶させておいた発券番号とが一致するか否か
により、特定客の精算か否かを判定する。
【0047】而して、NO判定時にはリターンする一
方、YES判定時には次の第3ステップS33に移行す
る。上述の第3ステップS33で、CPU40は媒体放
出装置41を駆動して、取忘れ金額情報と対応する同一
金額の現金もしくは代替物を上述の返却口35へ放出処
理する。
【0048】このようにして、乗車駅において乗車券A
を購入した利用者に対して、その取忘れがあった場合に
は、当該乗車券Aの乗車区間における降車駅にあっても
上記利用者に取忘れ媒体としての釣銭、釣紙幣を返却す
ることができる。
【0049】以上要するに、媒体(釣銭、釣紙幣参照)
の取忘れが発生した時、上述の媒体回収装置(自動券売
機11参照)は取忘れられた媒体をその受取人情報(発
券番号等参照)と対応させて回収する。また上述の伝送
手段(通信インタフェース21、ホストコンピュータ1
2参照)は上記媒体回収装置に接続された少なくとも一
台の端末機(自動改札機13、精算機14参照)に対し
て受取人情報を伝送する。さらに、上述の返却手段(媒
体放出装置41参照)は上記端末機において伝送された
情報と受取人固有の受取人情報とを対応させて取忘れら
れた媒体を返却する。
【0050】上述の端末機は媒体回収装置に対して別場
所に設置することが可能なため、利用者が媒体(釣銭、
釣紙幣、プリペイドカード等)を取忘れた時、当該取忘
れ発生場所以外に設置された他の機器においても利用者
に取忘れ媒体を返却することができ、利用者に対するサ
ービス性の大幅な向上を図ることができる効果がある。
【0051】また、取忘れられた媒体を貨幣に設定した
ので、他の場所に設置された他の端末機器においても利
用者に取忘れ貨幣と同額の貨幣を返却することができる
効果がある。さらに、媒体回収装置を乗車券券売機(駅
務で用いられる自動券売機11参照)に設定したので、
利用者が自動券売機11で乗車券Aを購入し、かつ釣紙
幣などの媒体を取忘れた時、他の駅に設置された機器に
おいても利用者に取忘れ媒体を返却することができ、駅
務サービスの向上を図ることができる効果がある。
【0052】加えて、上述の伝送手段(通信インタフェ
ース21、ホストコンピュータ12参照)は乗車券Aの
乗車範囲内における自動改札機13、精算機14に対し
て受取人情報(発券番号等参照)を伝送するので、媒体
の取忘れ利用者に対して乗車駅のみならず降車駅におい
ても取忘れ媒体を返却することができる効果がある。
【0053】また、利用者が自動改札機13もしくは精
算機14を用いて乗車券Aを処理した時、上述の報知手
段(報知装置28参照)は媒体の取忘れを報知する。こ
の結果、乗車駅以外の降車駅または乗り継ぎ駅等におい
て利用者に対して取忘れがあった旨のメッセージをつ伝
えることができる効果がある。
【0054】さらに、利用者が取忘れに気付かない場合
や、乗車後において取忘れに気付いた場合にあっても、
例えば降車駅においてその旨を通知し、取忘れ媒体を返
却することができ、鉄道会社においては取忘れ利用者を
容易かつ速やかに特定することができる。
【0055】図9は取忘れ媒体返却システムの他の実施
例を示し、銀行業務で用いられる本店および支店に設置
された自動預金支払い機いわゆるATMに適用したもの
である。
【0056】すなわち本店もしくは支店の自動預金支払
機50と各支店もしくは本店の自動預金支払機51とを
ホストコンピュータ12を介してオンライン接続し、一
方、自動預金支払機50を、取忘れられた媒体(紙幣な
ど)をその受取人情報(氏名や口座番号および取忘れ金
額など)と対応させて同装置内部に回収する媒体回収装
置に設定し、媒体(紙幣など)の取忘れ発生時に、受取
人情報(氏名や口座番号および取忘れ金額など)を端末
機としての他の自動預金支払機51(図9では一台のみ
を示すが複数台の場合を含む)に上述のホストコンピュ
ータ12および各自動預金支払機50,51が内蔵する
通信インタフェース(図示せず)を介して伝送し、端末
機側の自動預金支払機51において伝送された情報(氏
名、口座番号、取忘れ金額など)と受取人固有の受取人
情報(氏名、口座番号など)とを対応させて、例えば次
取引時または取忘れ媒体の返却要求時等において返却手
段としての紙幣出入口52から返却すべく構成したもの
である。
【0057】なお、上述の各自動預金支払機50,51
は装置本体53の接客面側に、通帳挿入口54、カード
挿入口55、取扱い表示器56、効果出入口57、CR
T表示器58を有し、装置本体53の内部には通帳処理
部、印字部、カード処理部、記録部、検銭部、硬貨処理
部、紙幣処理部、貨幣繰出しおよび回収部と、CPU、
ROM、RAM、通信インタフェースを備えて構成され
る。
【0058】このように、媒体回収装置を自動預金支払
機50(銀行業務等で用いられるATM)に設定する
と、利用者が自動預金支払機50で取引きを実行し、か
つ釣紙幣などの媒体を取忘れた時、他の銀行等(支店も
しくは本店)に設置された端末機器(自動預金支払機5
1参照)においても利用者に取忘れ媒体を返却すること
ができる効果があり、銀行業務サービス性の向上を図る
ことができる効果がある。
【0059】なお、その他の点は銀行業務と役務との差
別はあるものの先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏
するので、図9において前図と同一の部分には同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
【0060】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の取忘れられた媒体は、実施例の釣
銭、釣紙幣もしくは取引紙幣に対応し、以下同様に、受
取人情報は、第1実施例の発券番号、第2実施例の口座
番号に対応し、媒体回収装置は、自動券売機11、自動
預金支払機50に対応し、端末機は、自動改札機13、
精算機14、自動預金支払機51に対応し、伝送手段
は、通信インタフェース21、ホストコンピュータ12
に対応し、返却手段は、媒体放出装置41、紙幣出入口
52に対応し、乗車券券売機は、自動券売機11に対応
し、報知手段は、報知装置28に対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取忘れ媒体返却システムを示す系統
図。
【図2】自動券売機の制御回路ブロック図。
【図3】自動改札機の制御回路ブロック図。
【図4】精算機の制御回路ブロック図。
【図5】自動券売機側での処理を示すフローチャート。
【図6】ホストコンピュータ側での処理を示すフローチ
ャート。
【図7】自動改札機側での処理を示すフローチャート。
【図8】精算機側での処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の取忘れ媒体返却システムの他の実施例
を示す系統図。
【符号の説明】
11…自動券売機 12…ホストコンピュータ 13…自動改札機 14…精算機 28…報知装置 41…媒体放出装置 50,51…自動預金支払機 52…紙幣出入口 A…乗車券

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取忘れられた媒体をその受取人情報と対応
    させて回収する媒体回収装置と、上記媒体回収装置に接
    続された少なくとも一台の端末機とを備えた取忘れ媒体
    返却システムであって、媒体の取忘れ発生時に、受取人
    情報を上記端末機に伝送する伝送手段と、上記端末機に
    おいて伝送された情報と受取人固有の受取人情報とを対
    応させて返却する返却手段とを備えた取忘れ媒体返却シ
    ステム。
  2. 【請求項2】上記取忘れられた媒体を貨幣に設定した請
    求項1記載の取忘れ媒体返却システム。
  3. 【請求項3】上記媒体回収装置を乗車券券売機に設定し
    た請求項1記載の取忘れ媒体返却システム。
  4. 【請求項4】上記媒体回収装置を自動預金支払機に設定
    した請求項1記載の取忘れ媒体返却システム。
  5. 【請求項5】上記伝送手段は乗車券の乗車範囲内におけ
    る自動改札機、精算機に対して受取人情報を伝送する請
    求項3記載の取忘れ媒体返却システム。
  6. 【請求項6】利用者が自動改札機もしくは精算機を用い
    て乗車券を処理した時、媒体の取忘れを報知する報知手
    段を備えた請求項5記載の取忘れ媒体返却システム。
JP7155137A 1995-05-29 1995-05-29 取忘れ媒体返却システム Pending JPH08329287A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11134522A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Central Japan Railway Co 自動改札システム
JP2004164587A (ja) * 2002-09-27 2004-06-10 Central Japan Railway Co 券取り忘れ対応処理方法
JP2018045384A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 東芝テック株式会社 チェックアウトシステム、決済装置及びその制御プログラム

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