JPH08329019A - セマフォのデータ管理方式 - Google Patents

セマフォのデータ管理方式

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JPH08329019A
JPH08329019A JP13387795A JP13387795A JPH08329019A JP H08329019 A JPH08329019 A JP H08329019A JP 13387795 A JP13387795 A JP 13387795A JP 13387795 A JP13387795 A JP 13387795A JP H08329019 A JPH08329019 A JP H08329019A
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JP
Japan
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semaphore
data
storage area
operation history
lock
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Application number
JP13387795A
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English (en)
Inventor
Keisuke Yasui
啓介 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プロセスグループ相互間の排他制御を不要とし
セマフォを適用してなるシステムの性能を飛躍的に向上
させるセマフォのデータ管理方式を提供する。 【構成】相互に同期を取得し合うプロセスグループ1a
〜1bそれぞれに設定されるセマフォデータ3a〜3b
と、プロセスグループ1a〜1b内の各プロセスがセマ
フォデータ3a〜3bに対して行ったセマフォ操作の履
歴を格納するセマフォ操作履歴4a〜4bと、セマフォ
データ3a〜3b及びセマフォ操作履歴4a〜4bのア
クセスに対する排他制御に使用されるロック変数5a〜
5bとをプロセスグループ1a〜1bそれぞれに独立し
て設け、プロセスグループ1a〜1b相互間での排他制
御を必要とせずにセマフォのデータを管理することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマルチプロセッ
サシステム上のオペレーティングシステムにて稼働する
セマフォのデータ管理方式に係り、特にセマフォデータ
等へのアクセス時におけるプロセスグループ相互間での
排他制御を不要とすることにより、セマフォを適用した
システムの処理効率を飛躍的に向上させるセマフォのデ
ータ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にセマフォとは、オペレーティング
システムの一機能として、複数のプロセス相互間で同期
を取得するために使用されるものであり、相互に同期を
取得し合うプロセスグループそれぞれにセマフォデータ
を設定し、これら各プロセスがセマフォシステムコール
を発行することによってセマフォを獲得及び解放するこ
とにより同期取得を実現するものである。
【0003】従って、複数のプロセスをもつアプリケー
ションでは、プロセス間の同期取得に非常に頻繁に利用
することになるため、セマフォシステムコールの性能は
重要なものとなっている。
【0004】ここで、図5を参照してセマフォを適用し
て複数プロセス間での同期取得を実現する仕組みを簡単
に説明する。図5に示すように、セマフォでは、相互に
同期を取得し合うプロセスのグループ11a〜11b毎
に一つのセマフォデータ14を割り付ける。そして、こ
のセマフォデータの値が0より大きければセマフォデー
タの値を1減らすことでセマフォを獲得することが可能
となり、そのプロセスは処理を継続することができるこ
ととなる。また、処理終了後にセマフォデータの値を1
増やすことでセマフォを解放することが可能となる。
【0005】一方、セマフォを獲得しようとしたときに
セマフォデータの値が0であった場合には、そのプロセ
スは1以上になるまで待ち続け、1以上になった段階で
獲得を試みることになる。なお、これらセマフォの獲得
及び解放は、オペレーティングシステム上のセマフォシ
ステム12に対するセマフォシステムコールの発行によ
り実施され、その操作履歴はセマフォ操作履歴13に保
持される。
【0006】ここで、上述したセマフォをマルチプロセ
ッサシステム上のオペレーティングシステムで稼働させ
る場合を考えてみる。マルチプロセッサシステムにおい
ては、セマフォ操作履歴13やセマフォデータ14のよ
うに複数のプロセスによりアクセスされる共有データに
ついて、その一貫性を保持する必要があるために、ロッ
ク操作等の排他制御を行っている。例えば、セマフォ操
作履歴13やセマフォデータ14等をアクセスする場合
に、ロック変数15を獲得した後にアクセスする等であ
る。従って、このようなロック操作によるロック獲得と
ロック解放との間では、同一保護区間内のデータを使用
した処理は同時刻にはシステム内でただ一つのプロセス
のみしか実行できないことになる(異なるプロセスグル
ープ相互間においても排他制御されることになり、一方
のプロセスグループ内のプロセスは、他方の処理終了ま
で待機を強制されることになってしまう)。
【0007】即ち、同時刻に同じロック保護区間内のデ
ータを使用した処理を、異なるプロセッサが実行しよう
としたような場合にロックの衝突が発生し、この場合、
片方のプロセッサで待ち時間が発生することになる。従
って、ロックの衝突が頻繁に発生すると待ち時間が多く
なり、システムの性能を低下させる原因となる。また、
コンピュータシステムのアーキテクチャによっては、ロ
ック操作自身のコストが大きく、システムの性能へ大き
な影響を与える場合もある。
【0008】ところで、セマフォシステムコールでセマ
フォを獲得しているプロセスが異常終了してしまうと、
異常終了したプロセスがセマフォを解放するのを待って
スリープしているプロセスが目覚めることができなくな
ってしまう。このため、一般には、セマフォシステムコ
ールによりセマフォを獲得しているプロセスが異常終了
したときは、セマフォの操作履歴に基づいて、そのプロ
セスのセマフォ操作を取り消す処理を行い、スリープし
ているプロセスをウエイクアップさせる。この機能をU
NDO機能という。
【0009】一般に使われているUNDO機能では、こ
の操作履歴データをプロセスごとに管理している。ま
た、この操作履歴データは、セマフォデータの削除(使
用終了時等)処理でもアクセスされるため、他のプロセ
スからもアクセスされる可能性がある。従って、このよ
うな操作履歴データへのアクセスは、一貫性を保つため
にセマフォのモジュール全体を保護するロック操作やプ
ロセスごとのロック操作等で排他制御される(異なるプ
ロセスグループ相互間も同様)。
【0010】しかし、セマフォのモジュール全体を保護
するロック操作はロックの衝突が頻繁に起こり、性能へ
の悪影響を及ぼす。また、プロセス毎のロック操作にお
いても、セマフォデータとセマフォ操作履歴データのた
めのロック操作を別々に行っているため、ロック操作の
回数が多くなり、性能へ悪影響を及ぼす。このため、現
在、一般的に使用されているUNDO機能付きのセマフ
ォシステムコールは性能的に問題があるといえる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のマルチプロセッサシステム上のオペレーティングシス
テムにて稼働するセマフォのデータ管理方式では、プロ
セスグループそれぞれに設定されるセマフォデータやセ
マフォ操作履歴等を、同一のロック保護区内に置くこと
により排他制御を実施していたために、UNDO処理の
実施時等に異なるプロセスグループ相互間においても排
他制御が適用され、ロックの衝突を頻繁に発生させてし
まうことによりシステムの性能に悪影響を及ぼしてしま
っているといった問題があった。
【0012】また、UNDO処理の実施時に限らず、プ
ロセス毎のロック操作においても、セマフォデータとセ
マフォ操作履歴データとのロック操作を別々に行ってい
るため、結果としてロック操作の回数を多くしてしま
い、システムの性能へ悪影響を及ぼしてしまっていると
いった問題があった。
【0013】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、セマフォデータ及びセマフォ操作履歴データ等を
プロセスグループそれぞれに独立して設け、かつ、ロッ
ク変数をそれぞれに設定し、これら各データへのアクセ
スに対するプロセスグループ相互間の排他制御を不要と
することにより、セマフォを適用してなるシステムの性
能を飛躍的に向上させるセマフォのデータ管理方式を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、マルチプロセ
ッサコンピュータシステム上で動作するオペレーティン
グシステムにて稼働するセマフォのデータ管理方式にお
いて、相互の同期を取得しあうプロセスグループの各々
に独立して、セマフォデータ格納領域とこのセマフォデ
ータへのアクセスに対する排他制御に使用するロック変
数を格納するロック変数格納領域とを設け、プロセスグ
ループ相互間での排他制御を必要とせずにセマフォのデ
ータを管理することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、各プロセスがセマフォデ
ータに対して行なったセマフォ操作の履歴を格納する操
作履歴格納領域を前記各プロセスグループの各々に独立
して設け、プロセスがセマフォを獲得した状態で異常終
了した際に、前記操作履歴格納領域に格納されたセマフ
ォ操作履歴に基づいて回復処理を行う手段を具備したこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明は、各プロセスが使用するセ
マフォの識別番号をプロセス別に保持する使用セマフォ
格納領域をさらに設け、プロセスがセマフォを獲得した
状態で異常終了した際に、前記使用セマフォ格納領域を
参照して当該プロセスの使用セマフォを認識し、前記操
作履歴格納領域に格納されたセマフォ操作履歴に基づい
て回復処理を行なう手段を具備したことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明によれば、相互に同期を取得し合うプロ
セスグループそれぞれに、セマフォデータ格納領域、操
作履歴格納領域、及びロック変数格納領域を独立した保
護区内に設ける。
【0018】そして、いずれかのプロセスグループ内の
プロセスが、セマフォの獲得又は解放の操作を行う際、
又はいずれかのプロセスグループ内のプロセスがセマフ
ォを獲得したまま異常終了した場合のUNDO処理の
際、該プロセスグループに割り当てられたロック変数を
獲得した後、該セマフォデータ及び操作履歴データにア
クセスする。
【0019】これにより、マルチプロセッサコンピュー
タシステム上で動作するセマフォを使用したアプリケー
ションプログラムの性能を向上させることができる。ま
た、本発明によれば、各プロセスが使用するセマフォデ
ータの識別番号をプロセス別に保持する使用セマフォ格
納領域を設けておき、いずれかのプロセスがセマフォを
獲得したまま異常終了した場合、まず、この使用セマフ
ォ格納領域を参照して該プロセスが使用しているセマフ
ォを認識する。
【0020】次に、この認識したセマフォについてのロ
ックを獲得し、そのセマフォが獲得中の状態である場合
には、操作履歴に従ってこのプロセスによる操作前の状
態にセマフォデータを更新し、その操作履歴を削除した
後、獲得したロックを解放する。そして、この処理を該
プロセスが使用しているセマフォ分だけ繰り返す。
【0021】これにより、UNDO処理の際、該プロセ
スと相互に同期を取り合うことのない別プロセスグルー
プ内のプロセス処理に、セマフォ操作上の影響を与える
ことを回避できる。
【0022】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は同実施例に係るセマフォのデータ管理方式
を適用してなるマルチプロセッサシステムの概略構成を
示す図である。
【0023】同実施例に係るマルチプロセッサシステム
上では、相互に同期を取得し合うプロセスグループ1a
及びプロセスグループ1bの2つのプロセスグループが
稼働しており、これらプロセスグループ1a及びプロセ
スグループ1b内の各プロセスは、セマフォシステム2
に対してセマフォシステムコールを発行し、セマフォを
獲得及び解放することにより互いに同期を取得してい
る。
【0024】また、セマフォシステム2は、プロセスグ
ループ毎にセマフォデータ格納領域、セマフォ操作履歴
格納領域及びロック変数格納領域を設定する。即ち、プ
ロセスグループ1aに対しては、セマフォデータ3a、
セマフォ操作履歴4a、及びロック変数5aを設定し、
プロセスグループ1bに対しては、セマフォデータ3
b、セマフォ操作履歴4b、及びロック変数5bを設定
する。
【0025】いま、プロセスグループ1a内のいずれか
のプロセスが、セマフォを獲得又は解放しようとした場
合、即ち、セマフォ操作を行おうとした場合、セマフォ
システム2に対してセマフォシステムコールを発行す
る。
【0026】このプロセスグループ1a内のプロセスか
らのセマフォシステムコールの発行を受けたセマフォシ
ステム2は、まず、ロック変数5aを獲得し、セマフォ
データ3aの参照並びに更新、及びセマフォ操作履歴4
aの格納を行う。
【0027】また、このとき、他のプロセッサ配下で稼
働していたプロセスグループ1b内のプロセスが、セマ
フォ操作を行うためにセマフォシステム2に対してセマ
フォシステムコールを発行していた場合、セマフォシス
テム2はロック変数5bを獲得して、セマフォデータ3
b及びセマフォ操作履歴へのアクセスを行う。
【0028】即ち、プロセスグループ毎にセマフォデー
タ格納領域、セマフォ操作履歴格納領域及びロック変数
格納領域を設定することにより、相互に同期を取り合う
ことのないプロセスグループ1a及びプロセスグループ
1b間でのセマフォ操作上の排他制御が不要となり、シ
ステムの処理効率を向上させることとなる。
【0029】また、プロセスの構成によっては、複数の
プロセスグループに属し、それら各プロセスグループ内
のプロセスと同期を取得し合いながら処理を進行させる
場合も考えられる。このような場合、上述した構成に加
え、図2に示すようにプロセス別使用セマフォテーブル
6を設けることにより、UNDO処理時の処理効率をさ
らに向上させることが可能である。以下図3及び図4を
参照してこのときの動作を説明する。
【0030】まず、図3を参照してセマフォデータの操
作時の処理の動作を説明する。セマフォデータの操作時
の処理では、まず、セマフォデータ3a〜3bを保護す
るロック変数5a〜5bを獲得する(図3のステップA
1)。このロック変数5a〜5bを獲得することで、セ
マフォデータ3a〜3b及びセマフォ操作履歴4a〜4
bに対するアクセスの排他制御を実現できる。次に、要
求されたセマフォデータ3a〜3bの操作を行う(図3
のステップA2)。その後、UNDO機能のための処理
として、現在操作している使用セマフォデータの識別番
号を認識し(図3のステップA3)、プロセス別使用セ
マフォテーブル6において、該プロセスの使用セマフォ
に現在操作しているセマフォデータの識別番号が含まれ
ているかを調べる(図3のステップA4)。
【0031】もし、含まれていないのであれば(図3の
ステップA4のN)、現在操作中のセマフォデータの識
別番号を、プロセス別使用セマフォテーブル6に書き込
む(図3のステップA5)。そして、操作履歴データを
セマフォ操作履歴に書き込み(図3のステップA6)、
最後に獲得していたロックを解放して(図3のステップ
A7)セマフォデータの操作を終了する。
【0032】この操作履歴データの操作値は、各プロセ
スがそれまでに操作した値の和となるため、セマフォの
獲得と解放とを1回ずつ実行すれば、そのプロセスのセ
マフォデータへの影響を表す操作値は0となる。従っ
て、操作値が0でないときは、プロセスがセマフォの獲
得のみを行った状態であるために、他のプロセスがセマ
フォの獲得を試みて失敗し、解放されるのを待ってスリ
ープしている可能性がある。
【0033】この状態で、セマフォを獲得しているプロ
セスが異常終了した場合には、解放待ちをしていたプロ
セスをウエイクアップさせる必要がある。これがプロセ
ス異常終了時の回復処理である。ここで、図4を参照し
てプロセス異常終了時の回復処理の動作を説明する。
【0034】プロセス異常終了時の回復処理では、ま
ず、そのプロセスが操作した経験のあるセマフォデータ
の識別番号をプロセス別使用セマフォテーブル6から読
み出す(図4のステップB1)。次に、該使用セマフォ
のセマフォデータ3a〜3bを保護するロック変数5a
〜5bを獲得し(図4のステップB2)、セマフォ操作
履歴4a〜4bに保持された操作履歴に基づいて、セマ
フォデータ3a〜3bをそのプロセスによるセマフォ操
作前の状態に戻し(図4のステップB3)、もしそのセ
マフォデータが解放されるのを待ってスリープしている
プロセスがあればウエイクアップする。
【0035】その後、セマフォ操作履歴4a〜4bに保
持されたそのプロセスに関する操作履歴を削除する(図
4のステップB4)。また、プロセス別使用セマフォテ
ーブル6の該プロセス使用セマフォから、このセマフォ
データの識別番号を削除する(図4のステップB5)。
そして、セマフォデータ3a〜3bのロック変数5a〜
5bを解除する(図4のステップB6)。なお、この処
理は、該プロセスが使用しているセマフォ分繰り返され
る。
【0036】以上説明した手順によれば、UNDO処理
は、相互に同期を取り合うプロセスグループの範囲内で
のみ排他制御を行うことになるため、システムの処理効
率を向上させることとなり、また、ロック操作について
も、セマフォデータと操作履歴とを保護するロックを1
度獲得するだけで、同一処理単位でセマフォ操作を行う
ことができるため、ロックのコストや、ロックの衝突に
よる待ち時間等の影響が軽減され、セマフォ操作のコス
トを小さくすることが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、セ
マフォ操作において異なるプロセスグループ相互間での
排他制御が不要となり、相互に悪影響を及ぼすことがな
くなるため、特にセマフォを使用したマルチプロセッサ
システムの性能を向上させることが可能となる。
【0038】また、UNDO処理の際、該プロセスと相
互に同期を取り合うことのない別プロセスグループ内の
プロセス処理に、セマフォ操作上の影響を与えることを
回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセマフォのデータ管理方
式を適用してなるマルチプロセッサシステムの概略構成
を示す図。
【図2】本発明の実施例に係るセマフォのデータ管理方
式を適用してなるマルチプロセッサシステムの概略構成
を示す図。
【図3】同実施例のセマフォデータの操作時の処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図4】同実施例のプロセス異常終了時の回復処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図5】従来のセマフォのデータ管理方式を適用してな
るマルチプロセッサシステムの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1a,1b…プロセスグループ、2…セマフォシステ
ム、3a,3b…セマフォデータ、4a,4b…セマフ
ォ操作履歴、5a,5b…ロック変数、6…プロセス別
セマフォテーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチプロセッサコンピュータシステム
    上で動作するオペレーティングシステムにて稼働するセ
    マフォのデータ管理方式において、 相互の同期を取得しあうプロセスグループの各々に独立
    して、セマフォデータ格納領域とこのセマフォデータへ
    のアクセスに対する排他制御に使用するロック変数を格
    納するロック変数格納領域とを設け、プロセスグループ
    相互間での排他制御を必要とせずにセマフォのデータを
    管理することを特徴とするセマフォのデータ管理方式。
  2. 【請求項2】 各プロセスがセマフォデータに対して行
    なったセマフォ操作の履歴を格納する操作履歴格納領域
    を前記各プロセスグループの各々に独立して設け、プロ
    セスがセマフォを獲得した状態で異常終了した際に、前
    記操作履歴格納領域に格納されたセマフォ操作履歴に基
    づいて回復処理を行う手段を具備したことを特徴とする
    請求項1記載のセマフォのデータ管理方式。
  3. 【請求項3】 各プロセスが使用するセマフォの識別番
    号をプロセス別に保持する使用セマフォ格納領域をさら
    に設け、プロセスがセマフォを獲得した状態で異常終了
    した際に、前記使用セマフォ格納領域を参照して当該プ
    ロセスの使用セマフォを認識し、前記操作履歴格納領域
    に格納されたセマフォ操作履歴に基づいて回復処理を行
    なう手段を具備したことを特徴とする請求項2記載のセ
    マフォのデータ管理方式。
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