JP2001005767A - 非同期データ入出力処理方法,データ処理装置および非同期データ入出力処理のプログラム記録媒体 - Google Patents

非同期データ入出力処理方法,データ処理装置および非同期データ入出力処理のプログラム記録媒体

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JP2001005767A
JP2001005767A JP11176279A JP17627999A JP2001005767A JP 2001005767 A JP2001005767 A JP 2001005767A JP 11176279 A JP11176279 A JP 11176279A JP 17627999 A JP17627999 A JP 17627999A JP 2001005767 A JP2001005767 A JP 2001005767A
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JP11176279A
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Hisashi Ogawa
尚志 小川
Takahiro Kurosawa
崇宏 黒澤
Mitsuhiro Kishimoto
光弘 岸本
Keisuke Fukui
恵右 福井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入出力処理においてユーザ空間とカー
ネル空間での同期をとるためのシステムコールによるオ
ーバヘッドを削減することを目的とする。 【解決手段】 ユーザ空間からカーネル空間への入出力
処理要求を要求リスト4として保持し,ユーザプロセス
2の要求リスト追加処理部20は,新たな入出力処理要
求があった場合にその要求を要求リスト4に新規リスト
エントリとして追加する。カーネル3の要求リスト処理
部30は,要求リスト4に追加された新規リストエント
リの要求を処理し,そのリストエントリの後に他のリス
トエントリが追加されている場合には,その要求に対す
る処理を続行する。このとき,前の新規リストエントリ
の状態は,後続するリストエントリの格納位置を記憶し
た後に処理完了とする。ユーザプロセス2の要求リスト
削除処理部21は,カーネル空間での処理が完了したリ
ストエントリを要求リスト4から取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数のノードをネ
ットワークで接続したコンピュータ・システムにおい
て,リスト構造を利用して排他制御なしに同期をとるこ
とにより,高速なデータ入出力を可能にした非同期デー
タ入出力処理の技術に関する。
【0002】近年,ネットワーク上のコンピュータ・シ
ステムにおけるデータ入出力に対して,他のCPUとの
通信および周辺装置との通信に対して高速化の要求が増
大してきている。このため,高速なデータ入出力処理方
式の実現がますます重要になってきている。
【0003】
【従来の技術】コンピュータ・システム上でデータ入出
力を行う処理として,データの入出力を同期して行う従
来型のデータ入出力方式は,一連の作業でCPUを占有
してしまうものであった。これに代わり,最近では,非
同期にデータの入出力要求を行うことができる非同期の
データ入出力方式が多く取り入れられてきている。
【0004】また,コンピュータ・システム上でデータ
通信を行う際のデータの入出力においては,ユーザプロ
セス上のスレッドがカーネル空間内にある他のスレッド
と同期をとることが必要な場合,ユーザプロセス上のス
レッドは,システムコールを発行することで一旦カーネ
ル空間に遷移し,カーネル空間内部で同期をとるといっ
た手法が一般的に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータ・システ
ム上でデータ通信を行う処理として,データの入出力に
おいて,ユーザ空間のスレッドとカーネル空間のスレッ
ドで同期をとることが必要な場合,ユーザ空間のスレッ
ドがシステムコールを発行することにより,カーネル空
間へ遷移した上で,カーネル空間のスレッドと同期をと
る必要があった。しかしながら,システムコールは,他
のスレッド処理に比較して大きなオーバヘッドが伴うた
め,必要とはいえ処理時間の遅延の一つの原因となって
いた。
【0006】本発明は上記問題点の解決を図り,データ
入出力処理においてユーザ空間とカーネル空間での排他
制御なしに同期をとることができるようにし,システム
コールによるオーバヘッドを少なくした効率のよいデー
タ入出力を可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は,データの入出
力を非同期に行う非同期データ入出力処理方式におい
て,ユーザ空間からカーネル空間への要求をリスト構造
として導入する。ユーザ側の要求は,ユーザ空間から新
規リストエントリを追加していく。カーネル空間はその
リストをたどり,ユーザ空間の要求を処理していく場合
に,既にカーネル空間でリストエントリ(以下では,要
素ともいう)の末尾の情報を保持しているかを確認し,
リストをたどる際に次の要素が有効であるか無効である
かによって処理の中止/続行をさせる操作をとること
で,ユーザ空間とカーネル空間での排他制御なしに同期
をとる。
【0008】本発明は,データの入出力の処理におい
て,従来から必要とされてきた排他制御のためのシステ
ムコールによる同期制御を省略することで,システムコ
ールに付随していたオーバヘッドを取り除き,データの
入出力処理の高速化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の概要を説明する
図である。図1において,1はCPUおよびメモリ等か
らなるデータ処理装置,2はユーザ空間で動作するアプ
リケーションなどのユーザプロセス,3はカーネル空間
で動作するオペレーティング・システムの核であるカー
ネル,4はユーザプロセス2からカーネル3への入出力
処理要求をキューで管理する要求リストを表す。
【0010】要求リスト4は,ユーザ空間上に存在し,
リスト構造のリスト管理部Lからポイントされるキュー
によってユーザ空間からカーネルへの入出力処理要求の
情報を保持する。要求リスト4中の要素であるリストエ
ントリは,要求に関する情報の他に,その要求が未処理
であるか,処理中であるか,処理完了であるかの状態を
示す情報を持つ。
【0011】ユーザプロセス2の要求リスト追加処理部
20は,ユーザプロセス2において入出力処理要求があ
った場合に,その要求をカーネル3に伝えるために,そ
の要求の情報を格納した新規リストエントリEを作成
し,状態を「未処理」として要求リスト4の末尾に追加
する。
【0012】カーネル空間の要求リスト処理部30は,
要求リストをたどり,「未処理」である新規リストエン
トリについてユーザ空間の要求を処理していく。ユーザ
空間の要求リスト削除処理部21は,カーネル空間での
処理が完了したリストの要素を,リストの先頭から順番
に外していく。
【0013】このような処理を行う場合においては,従
来技術では,要求リスト4に対してユーザプロセス2と
カーネル3の双方がアクセスするため,ユーザ空間から
リストエントリを追加する場合と,処理が完了したリス
トエントリをリストから外す際に,カーネル空間での処
理との同期が必要であった。
【0014】本発明では,カーネル3の要求リスト処理
部30は,新規リストエントリの要求を処理する際に,
既にカーネル空間内でリストエントリの末尾を保持して
いるかどうかを確認する。要求リスト4をたどり,要求
リスト4中の処理が完了した要素の次の要素の位置を示
す値nを参照し,無効な値が格納されていた場合には,
リストの末尾に到達したとして処理を中止し,有効な値
であれば,その未処理のリストエントリに対する処理を
続行する。この操作によって,ユーザ空間とカーネル空
間でのシステムコールによる同期は必要がなくなる。
【0015】以上の処理をさらに詳しく説明する。図2
は,本実施の形態における要求リスト4のデータ構造を
示す。リストの管理部Lは,先頭のリストエントリEへ
のポインタpheadと,最後のリストエントリへのポイン
タptailを持つ。各リストエントリEは,カーネルの処
理状態を示す情報sと,カーネルが処理すべき内容が記
述されている情報cと,次のリストエントリの存在位置
を格納しておくポインタnを内部に持つ。カーネルの処
理状態を示す情報sは,値として,未処理
(s notdone ),処理中(sbusy),処理完了
(sdone)の3つの値をいずれかをとる。
【0016】ユーザプロセス2がカーネル3に対して処
理を要求する際には,ユーザ空間から新規リストエント
リEを追加していくことになる。要求リスト4の各要素
は,カーネル3側からも排他制御なしで参照することが
可能になっている。ユーザ空間では,各リストエントリ
E中の処理状態を示す情報sを参照し,カーネル3での
処理が完了したリストの要素を先頭から順番に外してい
く。ユーザプロセス2は,リストエントリEを追加した
後は,カーネル3がそのリストエントリの処理を完了す
るまで,そのリストエントリ中の次ポインタn以外の内
容を変更できないものとする。
【0017】図3は,ユーザプロセス2が要求リスト4
に新規リストエントリを追加する場合の処理フローチャ
ート,図4は,その処理を説明する図である。
【0018】ユーザプロセス2の要求リスト追加処理部
20は,新しい入出力処理要求をカーネル4に伝えるた
めに,新規リストエントリEnew を要求リスト4に追加
する場合には,図3に示す処理を行う。ステップS1で
は,リスト管理部Lの最終ポインタptailをチェックす
ることで,リストエントリが全く接続されていないかど
うか,すなわち要求リスト4は空であるかどうかを判定
する。空である場合,ステップS2へ進み,空でない場
合,ステップS5へ進む。
【0019】ステップS2では,図4(A)に示すよう
に,リスト管理部Lの先頭ポインタpheadに,新規リス
トエントリEnew の格納位置を設定し,要求リスト4の
先頭に新規リストエントリEnew を登録する。また,次
のステップS3により,リスト管理部Lの最終ポインタ
tailにも新規リストエントリEnew の格納位置を設定
し,新規リストエントリEnew をポイントする。
【0020】その後,ステップS4により,カーネル3
に新規リストエントリEnew が追加されたことを通知す
る。カーネル3への通知の際には,新規リストエントリ
ne w の格納位置も通知する。以上で新規リストエント
リEnew の追加処理を終了する。
【0021】新規リストエントリEnew の追加の際に,
要求リスト3が空でない場合には,ステップS5におい
て,リスト管理部Lの最終ポインタptailから要求リス
ト4の末尾の要素Elastの格納位置を取り出し,ステッ
プS6では,図4(B)に示すように,末尾の要素E
lastの次ポインタnから新規リストエントリEnew をポ
イントし,要求リスト4に新規リストエントリEnew
キューイングする。続いて,ステップS7では,リスト
管理部Lの最終ポインタptailに新規リストエントリE
new の格納位置を設定し,新規リストエントリEnew
ポイントする。
【0022】その後,ステップS8では,元の末尾要素
lastの状態を示す情報sを調べ,カーネル3において
未処理(snotdone )であるかどうかをチェックする。
未処理(snotdone )以外の値であれば,ステップS4
へ進み,カーネル3に新規リストエントリEnew が追加
されたこととその格納位置を通知する。未処理(sno
tdone )であれば,カーネル3に新規リストエントリE
new が追加されたことを通知しないで,追加処理を終了
する。
【0023】従来技術では,他のリストエントリが未処
理であるかどうかにかかわらず,新規リストエントリE
new を追加したときには,カーネル3に必ず新規リスト
エントリEnew の追加を通知し,同期をとっていたのに
対し,本発明では,前に状態が未処理(snotdone )の
リストエントリが残っていれば,新規リストエントリE
new の追加をカーネル3に通知する処理を省略する。ユ
ーザプロセス2からカーネル3への通知にかかるCPU
時間のコストは一般に大きいため,以上の処理によっ
て,ユーザプロセス2からカーネル3への通知回数を削
減することにより,システム全体としての効率的な入出
力処理が可能になる。
【0024】図5はユーザプロセス2が要求リスト4か
ら処理が完了したリストエントリを削除する場合の処理
フローチャート,図6はその処理を説明する図である。
【0025】ユーザプロセス2の要求リスト削除処理部
21は,カーネル3による処理が完了したリストエント
リを要求リスト4から削除するために,定期的にもしく
は処理完了の通知があったときに,またはその他の任意
の契機で図5に示す処理を行う。
【0026】ステップS10では,リスト管理部Lの先
頭ポインタpheadまたは最終ポインタptailをチェック
することにより,要求リスト4は空であるかどうかを判
定する。空である場合,リストエントリの削除は必要な
いので,削除処理を終了する。
【0027】要求リスト4が空でない場合,ステップS
11へ進み,リスト管理部Lの先頭ポインタpheadから
先頭要素Eheadの格納位置を得る。ステップS12で
は,その先頭要素Eheadの状態を示す情報sを調べ,そ
の値が処理完了(sdone)でなければ,その先頭要素E
headは,まだカーネル3により処理されていないので,
ここで処理を終了する。
【0028】先頭要素Eheadの状態が処理完了
(sdone)であれば,ステップS13へ進み,リスト管
理部Lの先頭ポインタpheadに,先頭要素Eheadの次ポ
インタnに格納されている値を設定することにより,要
求リスト4から先頭要素Eheadを取り外し,削除する
(図6(A),(B)参照)。
【0029】次に,ステップS14において,要求リス
ト4が空になったかどうかを調べ,空になっていなけれ
ば,ステップS11へ戻って,同様に処理を繰り返す。
要求リスト4が空になったならば,ステップS15へ進
み,図6(B)に示すように,要求リスト4の最終ポイ
ンタptailを,先頭ポインタpheadと同じ値に変更する
ことで,要求リスト4が空になったことを示し,削除処
理を終了する。
【0030】図7は,カーネル3が要求リスト4を処理
する際のフローチャートである。カーネル3の要求リス
ト処理部30は,ユーザプロセス2からの通知を契機と
して,ユーザプロセス2が要求リスト4を通じて発行し
た処理要求を,以下のように処理する。
【0031】ユーザプロセス2から新規リストエントリ
の追加とその格納位置の通知があると,ステップS21
では,通知された新規リストエントリEnew を参照し,
要求内容cを見て,ユーザプロセス2から要求された処
理を開始する。ステップS22では,その新規リストエ
ントリEnew の要求内容cの処理が完了したならば,こ
の新規リストエントリEnew の状態を示す情報sを「処
理中(sbusy)」に設定する。
【0032】次のステップS23では,現在処理した新
規リストエントリEnew の次ポインタnをチェックし,
カーネル3が新規リストエントリEnew の要求を処理し
ている間に,ユーザプロセス2により新しいリストエン
トリEnew ′が追加されたかどうかを調べる。新しいリ
ストエントリEnew ′が追加されていれば,ステップS
24へ進み,追加されていなければ,ステップS25へ
進む。
【0033】ステップS24では,新たに追加されたリ
ストエントリEnew ′の格納位置を記憶(保持)してお
き,状態が「処理中(sbusy)」となっている前の新規
リストエントリEnew の状態を示す情報sの値を「処理
完了(sdone)」に設定する。さらに,新たに追加され
たリストエントリEnew ′を,処理対象の新規リストエ
ントリEnew として,ステップS21からの処理を繰り
返す。
【0034】ユーザプロセス2によるリストエントリの
追加がなかった場合には,ステップS25において,新
規リストエントリEnew の状態を示す情報sの値を「処
理中(sbusy)」から「処理完了(sdone)」に変更
し,処理を終了する。
【0035】上記ステップS22において,まず状態を
示す情報sの値を「処理中(sbusy)」に設定するの
は,前述した図3に示すユーザプロセス2の新規要求追
加処理のステップS8,S4の処理に関連して,カーネ
ル3への通知が欠落する可能性を防ぐためである。
【0036】上記ステップS24の処理で,一度新たに
追加されたリストエントリEnew ′の格納位置を記憶し
てから,状態を示す情報sの値を変更する理由を,以下
に述べる。もし,ステップS24の処理で,状態を示す
情報sの値を直接「処理完了(sdone)」に変更してか
ら,次のリストエントリを参照するという手順で処理を
実行した場合,sの値を「処理完了(sdone)」に変更
にした時点で,その新規リストエントリEnew は,図5
に示す要求リスト削除処理部21の処理によってユーザ
プロセス2により削除されてしまう可能性がある。この
結果,リストエントリの次ポインタnの値も変更されて
しまうことになる。もし,次ポインタnの値が変更され
てしまった場合には,そのタイミングによっては,カー
ネル3において次に追加された新しいリストエントリの
参照ができなくなり,処理論理の矛盾をきたす可能性が
ある。本実施の形態では,カーネル3が処理した新規リ
ストエントリEnew の状態を示す情報sの値を,一旦
「処理中(sbusy)」に設定し,新規リストエントリE
new の次ポインタnの値である新たなリストエントリE
new ′の格納位置を記憶してから,新規リストエントリ
new の状態を示す情報sの値を「処理中(sbusy)」
から「処理完了(sdone)」に変更し,その新規リスト
エントリEnew の削除を可能にするので,次ポインタn
の値が変更されてしまうことによる処理矛盾の発生を防
ぐことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
コンピュータ上におけるデータの入出力処理において,
従来から必要とされてきた排他制御のためのシステムコ
ールによる同期制御を省略することで,システムコール
に付随していたオーバヘッドを取り除き,データ入出力
にかかる処理時間の短縮を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明する図である。
【図2】要求リストのデータ構造の例を示す図である。
【図3】ユーザプロセスの新規要求追加処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】ユーザプロセスの新規要求追加処理を説明する
図である。
【図5】ユーザプロセスの要求リストの削除処理を示す
フローチャートである。
【図6】要求リストの削除処理を説明する図である。
【図7】カーネルの要求リスト処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 データ処理装置(CPU/メモリ) 2 ユーザプロセス 20 要求リスト追加処理部 21 要求リスト削除処理部 3 カーネル 30 要求リスト処理部 4 要求リスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 光弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 福井 恵右 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B014 FB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ空間のプロセスからの入出力処理
    要求を,カーネル空間において非同期に処理する非同期
    データ入出力処理方法において,ユーザ空間からカーネ
    ル空間への入出力処理要求をリスト構造で保持し,ユー
    ザ空間のプロセスは,新たな入出力処理要求があった場
    合にその要求を前記リストに新規リストエントリとして
    追加し,カーネル空間での処理が完了したリストエント
    リを,前記リストから取り外し,カーネル空間のプロセ
    スは,前記リストに追加された新規リストエントリの要
    求を処理し,そのリストエントリの後に他のリストエン
    トリが追加されていない場合には,新規リストエントリ
    の状態を処理完了とし,そのリストエントリの後に他の
    リストエントリが追加されている場合には,その追加さ
    れたリストエントリの格納位置を保持してから前の新規
    リストエントリの状態を処理完了とし,その後に追加さ
    れたリストエントリの要求に対する処理を続行すること
    を特徴とする非同期データ入出力処理方法。
  2. 【請求項2】 ユーザ空間とカーネル空間を有し,ユー
    ザ空間のプロセスからの入出力処理要求を,カーネル空
    間において非同期に処理する機能を持つデータ処理装置
    において,ユーザ空間からカーネル空間への入出力処理
    要求をリスト構造で保持する要求リスト記憶手段と,ユ
    ーザ空間のプロセスにおいて新たな入出力処理要求があ
    った場合にその要求を前記要求リストに新規リストエン
    トリとして追加する要求リスト追加処理手段と,カーネ
    ル空間での処理が完了したリストエントリを前記要求リ
    ストから取り外す要求リスト削除処理手段と,カーネル
    空間のプロセスにおいて前記要求リストに追加された新
    規リストエントリの要求を処理し,そのリストエントリ
    の後に他のリストエントリが追加されていない場合に
    は,新規リストエントリの状態を処理完了とし,そのリ
    ストエントリの後に他のリストエントリが追加されてい
    る場合には,その追加されたリストエントリの格納位置
    を保持してから前の新規リストエントリの状態を処理完
    了とし,その後に追加されたリストエントリの要求に対
    する処理を続行する要求リスト処理手段とを備えること
    を特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ空間のプロセスからの入出力処理
    要求を非同期に処理する非同期データ入出力処理方法を
    計算機に実行させるためのプログラムを記録した記録媒
    体であって,ユーザ空間からカーネル空間への入出力処
    理要求をリスト構造で保持し,ユーザ空間のプロセス
    は,新たな入出力処理要求があった場合にその要求を前
    記リストに新規リストエントリとして追加し,カーネル
    空間での処理が完了したリストエントリを,前記リスト
    から取り外し,カーネル空間のプロセスは,前記リスト
    に追加された新規リストエントリの要求を処理し,その
    リストエントリの後に他のリストエントリが追加されて
    いない場合には,新規リストエントリの状態を処理完了
    とし,そのリストエントリの後に他のリストエントリが
    追加されている場合には,その追加されたリストエント
    リの格納位置を保持してから前の新規リストエントリの
    状態を処理完了とし,その後に追加されたリストエント
    リの要求に対する処理を続行する処理を,計算機に実行
    させるプログラムを記録したことを特徴とする非同期デ
    ータ入出力処理のプログラム記録媒体。
JP11176279A 1999-06-23 1999-06-23 非同期データ入出力処理方法,データ処理装置および非同期データ入出力処理のプログラム記録媒体 Pending JP2001005767A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2383647A1 (en) 2010-04-27 2011-11-02 Tixel GmbH Networking system call data division for zero copy operations
US11640246B2 (en) 2021-01-08 2023-05-02 Fujitsu Limited Information processing device, control method, and computer-readable recording medium storing control program

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