JPH08326674A - 冷凍機用圧縮機 - Google Patents

冷凍機用圧縮機

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JPH08326674A
JPH08326674A JP13769195A JP13769195A JPH08326674A JP H08326674 A JPH08326674 A JP H08326674A JP 13769195 A JP13769195 A JP 13769195A JP 13769195 A JP13769195 A JP 13769195A JP H08326674 A JPH08326674 A JP H08326674A
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JP
Japan
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bearing
refrigerant
rolling
compressor
steel
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Pending
Application number
JP13769195A
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English (en)
Inventor
Hideto Oka
秀人 岡
Shigeru Muramatsu
繁 村松
Sadayuki Yamada
定幸 山田
Hiroshi Fukuoka
弘嗣 福岡
Hiroshi Matsunaga
寛 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩素を含まない代替冷媒およびこれに相溶性
のあるエステル油を用いても軸受による寿命低下の問題
のないものとする。 【構成】 塩素を含まない代替冷媒およびこれに相溶性
のあるエステル油の使用下で、圧縮機構2で冷媒を圧縮
する際にこれの駆動軸6に発生する力を支持する鋼製の
転がり軸受12を有し、この転がり軸受12を構成する
転動体31と軌道輪32、33との両方または一方の材
質が窒化処理されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機用圧縮機に係
り、特に冷媒として弗化炭素水素系冷媒群のうち少なく
とも一種または2種以上を混合した混合冷媒、つまり代
替冷媒を使用し、冷凍機油として前記冷媒に相溶性のエ
ステル油を使用する場合に好適な冷凍機用圧縮機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍機用圧縮機は、圧縮機構の駆
動軸を支持する転がり軸受の軌道輪および転動体の材料
に、JISG4805に示される軸受鋼として一般的な
高炭素クロム鋼、JISG4401に示される炭素工具
鋼、JISG4105に示されるクロムモリブデン鋼等
の各種鋼を用いている。
【0003】一方、冷媒には特定フロンR12や指定フ
ロンR22を用いていた。特定フロンはそれ以前の冷媒
である二酸化硫黄やメチルクロライドと比べて、化学的
に安定で可燃性、毒性がなく、理想的な冷媒として広く
利用され、長年に亘って使用されてきた。
【0004】ところが近時では、特定フロンが分子中に
塩素原子を含み、これがオゾン層の破壊を引き起こすこ
とが確かめられ、代替フロンの開発および使用が図られ
ている。
【0005】実用性の高い代替冷媒として、塩素を含ま
ないHFC(Hydro Fluoro Carbo
n)と云った冷媒が挙げられている「油空圧技術’9
4.6.」(日本工業出版発行)。
【0006】また、冷凍機油はこれを冷媒の流れによっ
て圧縮機各部に持ち運んで供給する潤滑の面や、熱交換
器効率の観点等から、冷媒との相溶性が必要である。特
定フロンや指定フロンには鉱油やアルキルベンゼンが用
いられていたが、これは前記代替フロンとの相溶性が極
めて悪いために、代替冷媒に相溶性のあるエステル油を
使用することが考えられている「油空圧技術’94.
6.」(日本工業出版発行)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エステル油は
極性基を有しているために吸湿性が高く、吸湿した水分
がエステル油を分解してカルボン酸を生成する。このカ
ルボン酸は上記のような軸受材料である鋼表面を腐食さ
せ軸受の疲労寿命を低下させる「油空圧技術’94.
6.」(日本工業出版発行)。また、エステル油の分解
によってH2 が発生し、これが軸受材料である鋼に浸入
して水素脆性あるいは応力腐食を生じさせるので、これ
によっても軸受寿命が低下する。しかも、代替冷媒は塩
素を含まないので従来の特定フロンのような塩素による
極圧添加剤的な効果による潤滑性は望めない。
【0008】したがって、従来の軸受では寿命は短く、
メンテナンスフリーでしかも長寿命で運転される密閉型
圧縮機の場合、軸受の寿命が圧縮機全体の寿命となるの
で特に問題となり、実用に耐えない。
【0009】本発明は上記のような問題を解消すること
を課題とし、塩素を含まない代替冷媒およびこれに相溶
性のあるエステル油を組み合わせ用いても軸受による寿
命低下の問題のない冷凍機用圧縮機を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷凍機用圧縮機
は上記のような目的を達成するために、冷媒として弗化
炭素水素系冷媒群のうち少なくとも一種または2種以上
を混合した混合冷媒を、また、冷凍機油として前記冷媒
と相溶性のエステル油を使用し、駆動軸の回転運動によ
って冷媒を吸入圧縮する圧縮機構で冷媒を圧縮する際に
前記駆動軸に発生する力を支持する鋼製の転がり軸受を
有する冷凍機用圧縮機において、前記転がり軸受を構成
する転動体と軌道輪との両方または一方の材質が窒化処
理されたものであることを主たる特徴とするものであ
り、転動体と軌道輪との両方または一方の材質が窒化処
理に加え、浸炭処理されたものであるのが好適である。
【0011】
【作用】本発明の冷凍機用圧縮機の主たる特徴の上記構
成では、駆動軸の回転運動により圧縮機構が働くと、冷
媒を吸入して圧縮することを繰り返し冷凍サイクルを実
行する。冷媒は弗化炭素水素系冷媒群のうち少なくとも
一種または2種以上を混合した混合冷媒であって塩素を
含まず環境を破壊しないし、冷凍機油であるエステル油
と相溶性があり、一部で冷凍機油と同じ通路を通ってこ
れを自身の流れによって圧縮機構の転がり軸受等の必要
各部に持ち運び供給し、前記必要各部を潤滑することが
できる。
【0012】しかも、エステル油は極性基により吸湿し
やすく吸湿した水分がエステル油を分解してカルボン酸
を生成し、これが前記潤滑によって前記転がり軸受に及
ぶことがあっても、これの転動体と軌道輪との両方また
は一方の材質が窒化処理されていて、軸受の鋼の表面は
窒化鉄の化合物層が形成され、さらにその下には窒化鉄
が分布した拡散層が形成されて、これら化合物層および
拡散層をなす窒化鉄が、鋼の酸による腐食や、エステル
油の分解によって発生する水素が鋼に浸入するのを防止
して、疲労寿命を向上させるし、鋼が窒化鉄の反応によ
り膨張して圧縮の残留応力が残って応力腐食を防止する
ので、軸受の寿命を向上することができ、塩素を含まな
い代替冷媒およびこれに相溶性のあるエステル油を用い
ても軸受による寿命低下の問題のないものとなる。
【0013】転動体と軌道輪との両方または一方の材質
が窒化処理に加え、浸炭処理されたものである構成で
は、前記窒化による場合とほぼ同じ特性を鋼のより内側
まで発揮させながら、その内部を低炭素状態に保って全
体の粘りを確保するとともに、表面層の炭素含有量を増
大させて焼き入れによる表面硬度の向上および焼き入れ
時の焼き割れ防止と、表面の圧縮の残留応力による応力
腐食の防止効果の向上とを図ることができ、軸受寿命が
さらに向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例としての冷凍機用圧
縮機について、図面を参照しながら説明する。
【0015】本実施例の冷凍機用圧縮機は密閉型圧縮機
であって、図1にその全体を示しているように、横設タ
イプの圧力容器を構成する密閉容器1の内部の一端側に
冷媒を吸入圧縮する圧縮機構2が設けられている。この
圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が密閉容器1
の中央部に位置して密閉容器1の側周壁の内面に固定さ
れ、電動機3の前記固定子4に対応する回転子5には前
記圧縮機構2の駆動軸であるクランク軸6が結合され、
これの回転軸がほぼ水平になるように配されている。
【0016】このクランク軸6はこれの圧縮機構2側の
一端部に有する主軸8を圧縮機構2にねじ止めして固定
された主軸受部材10によって支承され、主軸8とは反
対側の他端部を密閉容器1の他端側に位置して密閉容器
1の側周壁内面に固定された副軸受部材11によって支
承されている。主軸受部材10の主軸8を支承する部分
は滑り軸受9であり、副軸受部材11のクランク軸6の
他端部を支承する部分はラジアル型の転がり軸受12で
ある。転がり軸受12の転動体31はボールであるが、
必要に応じてコロやその他のものを採用したものとする
ことができる。
【0017】これら滑り軸受9および転がり軸受12
は、クランク軸6の回転運動によって圧縮機構2が冷媒
を圧縮する際に前記クランク軸6に発生する力を支持す
るもので、転がり軸受12は前記した高炭素クロム鋼、
炭素工具鋼、クロムモリブデン鋼等の各種鋼を材料とし
ている。
【0018】前記転がり軸受12に隣接して前記クラン
ク軸6にスナップリング13により反主軸方向の動きを
規制されたワッシャ14が配設されている。前記転がり
軸受12の軌道輪32、33の内の内輪32とワッシャ
14との間には金属製の波型ワッシャ15が配設され、
これら転がり軸受12とワッシャ14により波形ワッシ
ャ15を軸線方向にチャージし弾性力を持たせている。
【0019】密閉容器1の前記副軸受部材11から端部
側の下部が潤滑油溜7、上部が冷媒気体の密閉容器1外
への吐出室21となっており、副軸受部材11の潤滑油
溜7に面する側に前記クランク軸6の他端部で駆動され
る潤滑油ポンプ17を設けてねじ止めしている。潤滑油
ポンプ17は前記潤滑油溜7に吸込口17aが開口し、
クランク軸6にこれの他端部から滑り軸受41の部分ま
で縦通するように形成した潤滑孔6aに吐出口17bが
通じている。したがって、潤滑油ポンプ17によって吐
出された潤滑油は先ず滑り軸受41に供給されてこれを
潤滑する。また、滑り軸受41の部分は通路23や各部
の隙間を介して滑り軸受9や密閉容器1内、圧縮機構2
内にも通じており、圧縮機構2の各摺動部にも供給され
てこれらをも潤滑する。
【0020】圧縮機構2は固定スクロール2aと可動ス
クロール2bとを備え、可動スクロール2bの受動軸2
cが前記主軸8の偏心位置に前記滑り軸受41を介し軸
受されており、固定スクロール2aと可動スクロール2
bとの間に幾つかのポケット2dを形成する。クランク
軸6の回転によって可動スクロール2bが旋回運動され
ると、ポケット2dは固定スクロール2aの外周に設け
られる吸込口24に通じたときに圧縮機の吸入管18か
らの冷媒気体を受け入れて固定スクロール2aの中央に
設けられる吐出口19の側に移動する。この移動によっ
てポケット2dは容積が次第に縮小されて受け入れてい
る冷媒気体を圧縮して行き、ポケット2dが吐出口19
に通じたときこれを吐出する。吐出された冷媒気体は吐
出口19から密閉容器1内に吐出され電動機側方通路2
0を経て吐出室21に達し、この吐出室21に設けられ
た吐出管22を通り圧縮機の外に吐出される。
【0021】これによって、クランク軸6の回転運動に
より圧縮機構2が働くと、冷媒気体を吸入して圧縮する
ことを繰り返し行い冷凍サイクルを実行することができ
る。
【0022】冷媒気体は弗化炭素水素系冷媒群のうち少
なくとも一種または2種以上を混合した混合冷媒を採用
しており、塩素を含まないので環境を破壊しない。この
ような冷媒の具体例としては、特定フロンHCFC22
に近い沸点を持つHFCやFCが考えられる。
【0023】一方、潤滑油は前記冷媒気体と相溶性のあ
るエステル油であり、圧縮機構2に供給した潤滑油およ
び滑り軸受9の部分から密閉容器1内に出た潤滑は、前
記圧縮機構2に吸い込まれ圧縮して密閉容器1内に吐出
される冷媒気体にこれと同じ通路を経ることによって接
し、冷媒気体に溶化混合しこれに随伴する。このような
潤滑油の具体例としては、脂肪酸エステルや炭酸エステ
ルが考えられる。
【0024】上記潤滑油の冷媒気体への随伴によって、
電動機側方通路20を経て吐出21へ向かう冷媒気体は
潤滑油を含んでおり、この潤滑油を自身の流れによって
持ち運び前記転がり軸受12に供給するのでこれを適度
に潤滑することができる。吐出室21は密閉容器1内を
邪魔板25により区画して形成され、吐出管22へ流入
しようとする冷媒気体が邪魔板25に衝突することより
気液分離が行われて、冷媒気体に含んでいた潤滑油が適
度に分離され下部の潤滑油溜7に回収される。
【0025】ところで前記したように、エステル油は極
性基を有しているために吸湿性が高く、吸湿した水分が
エステル油を分解してカルボン酸を生成し、これが上記
のような転がり軸受12の軸受材料である鋼表面を腐食
させ軸受の疲労寿命を低下させるし、エステル油の分解
によって発生したH2 が鋼に浸入して水素脆性あるいは
応力腐食を生じさせることによっても軸受寿命が低下す
る。しかも、前記代替冷媒は塩素を含まないので従来の
特定フロンのような極圧添加剤的な潤滑性は望めない。
【0026】したがって、上記のような材料からなる軸
受では寿命は短く、メンテナンスフリーでしかも長寿命
で運転される密閉型圧縮機の場合、軸受の寿命が圧縮機
全体の寿命となるので特に問題となり、実用に耐えな
い。
【0027】これを解消するために本実施例では、前記
転がり軸受12を構成する転動体31と軌道輪32、3
3との材質が窒化処理および浸炭処理されたものとして
ある。図2はこのように処理した転がり軸受の断面図を
示しており、31a、32a、33aは前記浸炭窒化処
理によって表面に形成された処理層を示している。
【0028】したがって、エステル油が水により分解さ
れて形成するカルボン酸が前記潤滑によって転がり軸受
12に及ぶことがあっても、これの転動体31と軌道輪
32、33との材質がそれぞれ窒化処理されていること
によって、図2の各処理層31a〜33aには、図3に
示すように窒化鉄の化合物層31a1〜33a1が3μ
m〜5μm形成され、さらにその下には窒化鉄が分布し
た拡散層31a2〜33a2が50μm〜200μm形
成されて、これら化合物層31a1〜33a1および拡
散層31a2〜 33a2をなす窒化鉄が、鋼の酸によ
る腐食、およびエステル油の分解によって発生する水素
が鋼に浸入して疲労寿命が低下するのを防ぐし、鋼が窒
化鉄の反応により膨張して圧縮の残留応力が残り、応力
腐食を防止するので、転がり軸受12の寿命を向上する
ことができ、塩素を含まない前記代替冷媒およびこれに
相溶性のあるエステル油を用いても転がり軸受12によ
る寿命低下の問題のないものとなる。
【0029】浸炭処理によっては、前記窒化による場合
とほぼ同じ特性を鋼のより内側まで発揮させながら、そ
の内部を低炭素状態に保って転動体31と軌道輪32、
33との全体の粘りを確保するとともに、表面の処理層
31a〜33aの炭素含有量を増大させて焼き入れによ
る表面硬度の向上および焼き入れ時の焼き割れ防止と、
表面の残留応力による応力腐食の防止効果の向上とを図
ることができ、転がり軸受12の寿命がさらに向上す
る。
【0030】なお、本実施例では転がり軸受12の転動
体31と軌道輪32、33との両方に前記浸炭窒化処理
を施してあるが、それらの内の一方にだけ処理を施して
も、その一方の寿命が長くなる分だけ有効であり本発明
の範疇に属する。そして、転がり軸受12の仕様や使用
条件等によって寿命が短くなる側に処理を施すようにす
るのが好適である。また、処理は少なくとも窒化処理さ
れれば有効であり、これも本発明の範疇に属する。他に
同様な転がり軸受がある場合これにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の冷凍機用圧縮機の主たる特徴に
よれば、使用する冷媒は弗化炭素水素系冷媒群のうち少
なくとも一種または2種以上を混合した混合冷媒で塩素
を含まず環境を破壊しないし、冷凍機油であるエステル
油と相溶性がありこれを自身の流れによって圧縮機構の
転がり軸受等の必要各部に持ち運び供給し、前記必要各
部を潤滑するが、この際、エステル油が吸湿した水で分
解され発生するカルボン酸が前記転がり軸受に及んで
も、これの転動体と軌道輪との両方または一方の材料に
窒化処理されていて、軸受の鋼の表面は窒化鉄の化合物
層が形成され、さらにその下には窒化鉄が分布した拡散
層が形成されて、これら化合物層および拡散層をなす窒
化鉄が、鋼の酸による腐食、およびエステル油の分解に
よって発生する水素が鋼に浸入して疲労寿命が低下する
のを防ぐし、鋼が窒化鉄の反応により膨張して圧縮の残
留応力が残り、応力腐食を防止するので、軸受の寿命を
向上することができ、塩素を含まない代替冷媒およびこ
れに相溶性のあるエステル油を用いても軸受による寿命
低下の問題のないものとなる。
【0032】転動体と軌道輪との両方または一方の材質
が窒化処理に加え、浸炭処理されたものである構成で
は、前記窒化による場合とほぼ同じ特性を鋼のより内側
まで発揮させながら、その内部を低炭素状態に保って全
体の粘りを確保するとともに、表面層の炭素含有量を増
大させて焼き入れによる表面硬度の向上および焼き入れ
時の焼き割れ防止と、表面の残留応力による応力腐食の
防止効果の向上とを図ることができ、軸受寿命がさらに
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての冷凍機用圧縮機を示
す断面図である。
【図2】図1の圧縮機が用いている転がり軸受の部分断
面図である。
【図3】図2に示す転がり軸受の処理層の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
2 圧縮機構 6 クランク軸 8 主軸 12 転がり軸受 31 転動体 32、33 軌道輪 31a〜33a 処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 弘嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松永 寛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒として弗化炭素水素系冷媒群のうち
    少なくとも一種または2種以上を混合した混合冷媒を、
    冷凍機油として前記冷媒と相溶性のエステル油を使用
    し、駆動軸の回転運動によって冷媒を吸入圧縮する圧縮
    機構で冷媒を圧縮する際に前記駆動軸に発生する力を支
    持する鋼製の転がり軸受を有する冷凍機用圧縮機におい
    て、 前記転がり軸受を構成する転動体と軌道輪との両方また
    は一方の材質が窒化処理されたものであることを特徴と
    する冷凍機用圧縮機。
  2. 【請求項2】 転動体と軌道輪との両方または一方の材
    質が窒化処理に加え浸炭処理されたものである請求項1
    に記載の冷凍機用圧縮機。
JP13769195A 1995-06-05 1995-06-05 冷凍機用圧縮機 Pending JPH08326674A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014320A (ja) * 1998-02-26 2008-01-24 Denso Corp 電動圧縮機
CN110905807A (zh) * 2019-11-30 2020-03-24 湖南海博瑞德电智控制技术有限公司 一种氢气循环压缩泵

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040608