JPH08326515A - 4サイクルエンジンの動弁機構 - Google Patents

4サイクルエンジンの動弁機構

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JPH08326515A
JPH08326515A JP13827395A JP13827395A JPH08326515A JP H08326515 A JPH08326515 A JP H08326515A JP 13827395 A JP13827395 A JP 13827395A JP 13827395 A JP13827395 A JP 13827395A JP H08326515 A JPH08326515 A JP H08326515A
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JP
Japan
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cam
valve
intake
exhaust
camshaft
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Application number
JP13827395A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Shinkai
達也 新海
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必
要なトルクと吸気バルブ側の偏心ブッシュを回動させる
に必要なトルクとを同一にし、油圧シリンダの小型化が
可能な4サイクルエンジンの動弁機構を提供するにあ
る。 【構成】吸気バルブ16を開閉させる吸気用カムシャフ
ト18と、排気バルブ17を開閉させる排気用カムシャ
フト19とを平行に配置した4サイクルエンジンにおい
て、吸気用カムシャフト18の回転方向と、排気用カム
シャフト19の回転方向とを逆にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4サイクルエンジンの動
弁機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な4サイクルエンジンの動弁機構
としては、シリンダの頭部にカムシャフトを配置し、ロ
ッカアームを介して吸・排気バルブを開閉させるオーバ
ーヘッドカムシャフト(OHC)型のものが一般的にな
ってきてる。その中でも、高性能型のエンジンには吸・
排気バルブをそれぞれ別々のカムシャフトで開閉させる
ようにしたダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOH
C)型の動弁機構を採用したものもある。このDOHC
型の動弁機構では、カムシャフトで直接バルブを開閉さ
せるものと、ロッカアームを介してバルブを開閉させる
ものとがある。
【0003】なお、通常、クランクシャフトの回転がチ
ェーンやベルト、ギヤ等を介してカムシャフトに伝達さ
れ、カムシャフトが回転される。
【0004】ところで、従来の4サイクルエンジンの動
弁機構では、バルブの開閉タイミングおよびリフト量が
固定されているため、低回転数域から中・高回転数域に
かけての広い回転数域内で高い出力が得る目的で、近
年、例えば特開平3−279606号公報に開示されて
いるように、エンジン回転数に応じて低速用カムと中高
速用カムとを切り換えるようにした動弁機構が考え出さ
れた。
【0005】この動弁機構は、例えば、図7および図8
に具体例を示すように、カムシャフト1上に低速用カム
2と中高速用カム3とを並設し、また、ロッカシャフト
4上に低速用ロッカアーム5と中高速用ロッカアーム6
とを同軸に備え、エンジンの低回転数域においては低速
用カム2で低速用ロッカアーム5を介して、また、エン
ジンの中・高回転数域においては中高速用カム3で中高
速用ロッカアーム6を介して、吸気バルブ7および排気
バルブ8を所定のタイミングで上下動させるようになっ
ている。
【0006】中高速用ロッカアーム6の支持部6aは、
ロッカシャフト4よりも大径の偏心ブッシュ9を介して
それぞれロッカシャフト4に回動可能に嵌挿されてい
る。偏心ブッシュ9は、その軸心がロッカシャフト4の
中心から偏心しており、したがって、この偏心ブッシュ
9は、ロッカシャフト4におけるエキセントリック大径
部として機能する。
【0007】ロッカシャフト4の回動は、例えばエンジ
ンからの油圧によって作動する図示しない油圧シリンダ
によってなされ、エンジン回転数が低回転数域にあると
きには、偏心ブッシュ9は、図7に示すように、その肉
厚頂部10が吸・排気バルブ7,8の頭頂部側へ位置す
るよう回動する。また、エンジン回転数が中・高転数域
にあるときには、偏心ブッシュ9は、図8に示すよう
に、その肉厚頂部10が吸・排気バルブ7,8の頭頂部
から遠ざかる位置になるよう回動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸気バ
ルブ用のカムシャフトと排気バルブ用のカムシャフトと
の回転方向は同一方向であるのが一般的である。例え
ば、上記実施例においては両カムシャフトは反時計回り
に回転する。
【0009】一方、偏心ブッシュはエンジン回転数が低
回転数域から中・高転数域に変化するときに、例えば吸
気バルブ側の偏心ブッシュは時計回りに、排気バルブ側
の偏心ブッシュは反時計回りに回動する。
【0010】このとき、吸気バルブ用のカムシャフトの
回転は吸気バルブ側の偏心ブッシュの回動を助ける方向
であるのに対し、排気バルブ用のカムシャフトの回転は
排気バルブ側の偏心ブッシュの回動を妨げる方向であ
り、排気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必要な
トルクは吸気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必
要なトルクより大きくなる。
【0011】偏心ブッシュを回動させるに必要なトルク
が吸入側と排気側とで異なるのであれば、油圧シリンダ
を二系統設ければよいのだが、部品の共通化、部品点数
の削減、構造の簡素化といったことの妨げになる。結
局、油圧シリンダに要求される能力を排気バルブ側の偏
心ブッシュを回動させるに必要なトルクに合わせなけれ
ばならず、油圧シリンダが必要以上に大型化してしま
う。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、排気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必
要なトルクと吸気バルブ側の偏心ブッシュを回動させる
に必要なトルクとを同一にし、油圧シリンダの小型化が
可能な4サイクルエンジンの動弁機構を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る4サイクル
エンジンの動弁機構は、上述した課題を解決するため
に、請求項1に記載したように、吸気バルブを開閉させ
る吸気用カムシャフトと、排気バルブを開閉させる排気
用カムシャフトとを平行に配置した4サイクルエンジン
において、上記吸気用カムシャフトの回転方向と、上記
排気用カムシャフトの回転方向とを逆にしたものであ
る。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、吸気バ
ルブを開閉させる吸気用カムシャフトと、排気バルブを
開閉させる排気用カムシャフトとを平行に配置した4サ
イクルエンジンの上記吸気用カムシャフトの回転方向
と、上記排気用カムシャフトの回転方向とを逆にしたた
め、エンジン回転数に応じて低速用カムと中高速用カム
とを切り換えるようにした動弁機構の場合、上記排気バ
ルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必要なトルクと、
上記吸気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必要な
トルクとが同一に、かつ従来より小さくなり、油圧シリ
ンダの小型化が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、この発明を適用した自動二輪車用
4サイクルエンジンの一例を示す縦断面図である。ま
た、図2は、図1のII−II線に沿う断面図であり、
図3は、図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【0017】図1〜図3に示すように、エンジン11
は、主にエンジンケース12と、シリンダブロック13
と、シリンダヘッド14と、そしてシリンダヘッドカバ
ー15とから外形が構成される。また、このエンジン1
1は例えば空冷4サイクル並列二気筒エンジンであり、
シリンダヘッド14上部に設けられた吸気バルブ16お
よび排気バルブ17開閉用の二本のカムシャフト18,
19をそれぞれのバルブ16,17の斜上方に設けてバ
ルブ16,17を開閉するダブルオーバーヘッドカムシ
ャフト(DOHC)型の動弁機構20を備えたものであ
る。そして、図4および図5は、この動弁機構20の拡
大断面図である。
【0018】図2、図4および図5に示すように、二本
のカムシャフト18,19のうち、吸気バルブ16開閉
用のカムシャフト18(以下、吸気用カムシャフトと称
す。)は例えば図2における向かって右側に、そして排
気バルブ17開閉用のカムシャフト19(以下、排気用
カムシャフトと称す。)は図2における向かって左側
に、平行に配置される。そして、それぞれのカムシャフ
ト18,19には卵型断面のカム21,22が設けられ
る。
【0019】また図1、図2、図4および図5に示すよ
うに、それぞれのカムシャフト18,19のほぼ直下に
は図示しない軸受部によって回動自在に支承されたロッ
カシャフト23がそれぞれ配置される。これらのロッカ
シャフト23にはロッカアーム24,25の支持部24
a,25aが回動自在に軸支され、先端部が各バルブ1
6,17の頭頂部に当接する。そして、カムシャフト1
8,19の回転によりロッカアーム24,25のカムフ
ロア面24b,25bがカム21,22に押し下げられ
て各バルブ16,17を開閉させる。なお、各バルブ1
6,17はバルブスプリング26により常時閉状態で保
持されている。
【0020】ところで、このエンジン11に用いられる
動弁機構20は、低回転数域から中・高回転数域にかけ
ての広い回転数域内で高い出力が得られるよう、エンジ
ン回転数に応じてバルブ16,17のリフト量およびバ
ルブ16,17の開閉時期を切り換えるようにしたもの
である。
【0021】具体的には、図1、図4および図5に示す
ように、それぞれのカムシャフト18,19には低速用
カム21およびこの低速用カム21の両側方にそれぞれ
配置された中高速用カム22が設けられる。また、低速
用カム21および中高速用カム22のそれぞれの下方に
は低速用ロッカアーム24および中高速用ロッカアーム
25がそれぞれ配置される。さらに、これらのロッカア
ーム24,25の支持部24a,25aはロッカシャフ
ト23に嵌挿される。
【0022】低速用ロッカアーム24の支持部24aは
ロッカシャフト23に直接嵌挿される一方、中高速用ロ
ッカアーム25の支持部25aは、ロッカシャフト23
よりも大径の偏心ブッシュ27を介してロッカシャフト
23に回動可能に嵌挿される。偏心ブッシュ27は、図
4および図5に示すように、その軸心がロッカシャフト
23の中心から偏心しており、抜け止めピン28によっ
てロッカシャフト23に着脱自在に固定される。したが
って、これらの偏心ブッシュ27は、ロッカシャフト2
3におけるエキセントリック大径部として機能する。な
お、ロッカシャフト23は、エンジン11からの油圧に
よって作動する図示しない油圧シリンダによって回動さ
れる。
【0023】また、上述したカム21,22のうち、中
高速用カム22は同一のカムプロフィール(カムの断面
形状)を有し、また、低速用カム21は中高速用カム2
2のカムプロフィールとは異なるカムプロフィールを有
する。すなわち、低速用カム21は、エンジン11が低
回転数域で運転しているときに適したバルブリフト量お
よびバルブ開閉時期が得られるようにそのカムプロフィ
ールが設定される。また、中高速用カム22は、エンジ
ン11が中・高回転数域で運転しているときに適したバ
ルブリフト量およびバルブ開閉時期が得られるようにそ
のカムプロフィールが設定される。
【0024】図2に示すように、シリンダヘッド14内
には吸気通路29および排気通路30が設けられる。吸
気通路29にはエンジン吸気系である図示しないキャブ
レタおよびエアクリーナが接続される。一方、排気通路
30にはエンジン排気系である図示しないエキゾースト
パイプおよびマフラが接続される。
【0025】エンジンケース12の図2における向かっ
て左側はクランクケース31、そして右側はミッション
ケース32となっている。クランクケース31内にはク
ランクシャフト33が両カムシャフト18,19と平行
に配置される。クランクシャフト33には、コンロッド
34の大端部34aが連結される。また、コンロッド3
4の小端部34bは、ピストンピン35を介してピスト
ン36に連結される。そして、このピストン36がシリ
ンダブロック13内に嵌挿されたシリンダライナ37内
を図1および図2の上下方向に往復し、この往復ストロ
ークがコンロッド34を介してクランクシャフト33に
伝達され、クランクシャフト33を回転運動させる。
【0026】一方、クランクケース31後方のミッショ
ンケース32内には、図2および図3に示すように一次
減速装置であるトランスミッション機構38が設けられ
る。このトランスミッション機構38にはクランクシャ
フト33からの駆動力がクラッチ機構39を介して入力
されるカウンターシャフト40と、図示しない駆動輪に
駆動力を出力する駆動軸であるドライブシャフト41と
が設けられる。カウンターシャフト40とドライブシャ
フト41とには直径の異なる複数枚のミッションギヤ4
2が設けられており、これらのミッションギヤ42の組
合わせを変えて一次減速を行っている。
【0027】クランクシャフト33の図1における右端
部側、つまりマグネト室43内には充電装置の一部を構
成するオルタネータ44が設けられ、クランクシャフト
33の回転により発電し、車両各部に送電している。そ
して、クランクシャフト33上、オルタネータ44の手
前にはカムチェーンドライブスプロケット45が設けら
れる。
【0028】図6は、図3のVI−VI線に沿う断面図
である。図1、図3および図6に示すように、吸気用カ
ムシャフト18の一端にはカムスプロケット46が設け
られ、このカムスプロケット46は例えばカムチェーン
47によってカムチェーンドライブスプロケット45と
作動連結される。なお、カムスプロケット46とカムチ
ェーンドライブスプロケット45とはカムチェーン47
の他に図示しないベルトや複数のギヤ列で作動連結して
もよい。
【0029】図3〜図6に示すように、吸気用カムシャ
フト18の一端には吸気用カムギヤ48がカムスプロケ
ット46に隣接して設けられる。また、排気用カムシャ
フト19の一端にも排気用カムギヤ49が設けられる。
そして、吸気用カムシャフト18の回転方向は、排気用
カムシャフト19の回転方向と逆になるように構成され
る。具体的には、例えば吸気用カムギヤ48と排気用カ
ムギヤ49とを偶数個、本実施例においては二個のアイ
ドラギヤ50,51で作動連結させることにより、図4
に示すように、吸気用カムシャフト18が反時計回りに
回転すると排気用カムシャフト19は時計回りに回転す
る。
【0030】そして、クランクシャフト33の回転が吸
気用カムシャフト18に伝達されることによりシリンダ
ヘッド14内に設けられた動弁機構20が作動される。
また、カムチェーン47の張りはチェーンテンショナー
52により常に適切な状態に保たれている。なお、動弁
機構20はその上部をシリンダヘッドカバー15により
覆われる。
【0031】次に、本実施例の作用について説明する。
【0032】エンジン11が低回転数域にあるときに
は、図4に示すように、図示しない油圧シリンダの作動
によって偏心ブッシュ27の肉厚頂部53が吸・排気バ
ルブ16,17の頭頂部側へ位置するようロッカシャフ
ト23が回動される。これにより、中高速用ロッカアー
ム25のカムフロア面25bが低速用ロッカアーム24
のカムフロア面24bに対し相対的に下方へ移動する。
したがって、中高速用カム22の周面と中高速用ロッカ
アーム25のカムフロア面25bとの間に隙間が形成さ
れることになり、その結果、中高速用カム22は空転す
る。
【0033】また、このとき低速用ロッカアーム24
は、バルブスプリング26の付勢力によってロッカシャ
フト23の軸心を中心として常時上方へ押し上げられて
いるので、それらが低速用カム21の周面と当接する。
したがって、カムシャフト18,19が回転すると、吸
・排気バルブ16,17は低速用カム21のリフト特性
に基づいて上下動する。つまり、吸・排気バルブ16,
17は低エンジン回転数域に適したバルブリフト量を確
保しつつ、燃焼室を開閉する。
【0034】一方、エンジン11が中・高回転数域にあ
るときには、図5に示すように、図示しない油圧シリン
ダの作動によって偏心ブッシュ27の肉厚頂部53が吸
・排気バルブ16,17の頭頂部から遠ざかる位置にな
るようロッカシャフト23が回動される。これにより、
中高速用ロッカアーム25のカムフロア面25bが低速
用ロッカアーム24のカムフロア面24bに対し相対的
に略上方または同一位置へ移動し、中高速用ロッカアー
ム25のカムフロア面25bが中高速用カム22の周面
に当接する。
【0035】ここで、中高速用カム22は低速用カム2
1よりカムリフト量が大きく形成されているので、図4
に示す状態下でカムシャフト18,19が回転された場
合、低速用カム21は空転する一方、中高速用カム22
がそれぞれ中高速用ロッカアーム25を介して中高速用
カム22のリフト特性に基づき両方のバルブ16,17
を駆動する。この結果、両方のバルブ16,17は、エ
ンジン11の中・高回転数域に適したバルブリフト量を
確保しつつ、燃焼室を開閉する。
【0036】ところで、偏心ブッシュ27はエンジン回
転数が低回転数域から中・高転数域に変化するときに、
図4および図5に示すように、例えば吸気バルブ16側
の偏心ブッシュ27aは時計回りに、排気バルブ17側
の偏心ブッシュ27bは反時計回りに回動する。
【0037】ここで、吸気用カムシャフト18の回転方
向と、排気用カムシャフト19の回転方向とを逆になる
ように、また、それぞれ偏心ブッシュ27の回動を助け
る方向に回動させることにより、偏心ブッシュ27を回
動させるに必要なトルクが吸入側と排気側とで同じにな
る。その結果、偏心ブッシュ27を回動させるに必要な
トルクが従来より小さくて済み、油圧シリンダの小型化
が可能となってエンジン11もまた小型化される。
【0038】また、油圧シリンダを二系統設ける必要は
なく、部品の共通化、部品点数の削減、構造の簡素化と
いったことの妨げにならない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る4サ
イクルエンジンの動弁機構によれば、吸気バルブを開閉
させる吸気用カムシャフトと、排気バルブを開閉させる
排気用カムシャフトとを平行に配置した4サイクルエン
ジンにおいて、上記吸気用カムシャフトの回転方向と、
上記排気用カムシャフトの回転方向とを逆にしたため、
エンジン回転数に応じて低速用カムと中高速用カムとを
切り換えるようにした動弁機構の場合、上記排気バルブ
側の偏心ブッシュを回動させるに必要なトルクと、上記
吸気バルブ側の偏心ブッシュを回動させるに必要なトル
クとが同一に、かつ従来より小さくなり、油圧シリンダ
の小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクルエンジンの動弁機構の
一実施例を示す自動二輪車用4サイクルエンジンの縦断
面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】動弁機構の拡大断面図。
【図5】動弁機構の拡大断面図。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】従来の動弁機構の拡大断面図。
【図8】従来の動弁機構の拡大断面図。
【符号の説明】
11 エンジン 14 シリンダヘッド 16 吸気バルブ 17 排気バルブ 18 吸気用カムシャフト 19 排気用カムシャフト 20 動弁機構 21 低速用カム 22 中高速用カム 23 ロッカシャフト 24 低速用ロッカアーム 25 中高速用ロッカアーム 27 偏心ブッシュ 45 カムチェーンドライブスプロケット 46 カムスプロケット 47 カムチェーン 48 吸気用カムギヤ 49 排気用カムギヤ 50,51 アイドラギヤ 53 偏心ブッシュの肉厚頂部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 13/02 F02D 13/02 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブ16を開閉させる吸気用カム
    シャフト18と、排気バルブ17を開閉させる排気用カ
    ムシャフト19とを平行に配置した4サイクルエンジン
    11において、上記吸気用カムシャフト18の回転方向
    と、上記排気用カムシャフト19の回転方向とを逆にし
    たことを特徴とする4サイクルエンジンの動弁機構。
JP13827395A 1995-06-05 1995-06-05 4サイクルエンジンの動弁機構 Pending JPH08326515A (ja)

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