JPH08326455A - 削孔吹き付け装置 - Google Patents

削孔吹き付け装置

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JPH08326455A
JPH08326455A JP15531495A JP15531495A JPH08326455A JP H08326455 A JPH08326455 A JP H08326455A JP 15531495 A JP15531495 A JP 15531495A JP 15531495 A JP15531495 A JP 15531495A JP H08326455 A JPH08326455 A JP H08326455A
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JP
Japan
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air
swivel
injection
pipe
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP15531495A
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English (en)
Inventor
Hisao Takeuchi
内 久 雄 竹
Masazumi Seshimo
下 正 純 瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koken Boring Machine Co Ltd filed Critical Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダウンザホールドリルで削孔する際、孔壁が
崩壊しないようにした削孔吹き付け装置を提供する。 【構成】 ダウンザホールドリル70が内挿されるハン
マーカバー60と、これに接続されるドリルロッド30
の外周近くに、これと平行に注入管62,32を配設
し、この注入管62,32にインジェクションスイベル
20を経てセメント等の固化材をエアで圧送し、ビット
71近くの逆止め弁63から孔壁へ向けて噴出させ、か
つ、エアスイベル10からドリルロッド30のエア管3
1を経て圧気をダウンザホールドリル70へ供給し、こ
れを駆動する構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木工事においてダウ
ンザホールにより地盤を削孔する際に使用する削孔吹き
付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、崩壊性の高い地層を削孔する場
合、崩壊により孔径が大きくなったり、ジヤミング等の
トラブルが発生したり、ドリルロッドの撤去後孔底清掃
が必要になったりした。従って、掘削途中や削孔後のビ
ット及びドリルロッドの回収時に必要に応じ随時孔壁に
セメント等の固化材を空気と共に吹き付けて孔壁を固め
ることが必要であった。
【0003】しかして、特開平6−264435号には
セメントミルク注入式ダウンザホールハンマー(以下こ
の装置と称す)が開示されている。この装置の縦断面図
を図3に示す。しかし、この装置は土木・建築工事等
で、構築物を受け支える基礎杭を施行するため掘削を終
えたダウンザホールハンマーを引き上げる時に、基礎杭
の材料となるセメントミルクを同時に注入するためのも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この装置は、二重管の
ドリルロッドである中空回転軸1の下端に連結されるも
のであって、ダウンザホールハンマー2の筒状ケーシン
グ3に外筒4を外嵌し、前記筒状ケーシング3と外筒4
との間にセメントミルク流路5を形成し、該セメントミ
ルク流路5は、その上端5aを前記中空回転軸1の外側
のセメントミルク給送路1aの下端に連結し、その下端
5bを外筒4の下端部に設けたセメントミルクの排出口
4aに臨ませたことを特徴とするものであって、2重管
のドリルロッドである中空回転軸1のセメントミルク給
送路1a及び筒状ケーシング3と外筒4との間のセメン
トミルク流路5の断面積は液状のセメントミルクを送る
ため(液体の流路抵抗を少なくするため)に大きくとっ
てある。
【0005】しかし、孔壁が崩壊しないように粉体であ
るセメントを空気と共に送ろうとすると、流速を大きく
して粉体のセメントが滞ることがないようにしなくては
ならないので、流路の断面積は小さくすることが必要で
ある。従って、この装置を使ってセメントミルクの代わ
りにセメントの粉を空気と共に圧送することはできな
い。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、ダウンザホールハンマーでの削孔途中や削孔
後の回収時等、必要に応じ随時セメント等の固化材を空
気と共に圧送して先端のビット近くから孔壁に吹き付け
ることができる、削孔吹き付け装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の削孔吹き付け装
置は、互に連結され、ダウンザホールドリルへの圧気の
供給路を形成するエアスイベル及びセメント等の固化材
の供給路を形成するインジェクションスイベルと、これ
に連結され、軸心に圧気の通路であるエア管と外周近く
にこれと平行に固化材の通る注入管が配設されたドリル
ロッドと、外周近くにこれと平行に注入管が配設された
中空のハンマーカバーと、このハンマーカバーの基端に
内挿され、前記ドリルロッドに連結されたハンマーサブ
と、前記ハンマーカバーに先端から内挿され、基端が前
記ハンマーサブに螺着されたダウンザホールドリルとを
具備し、前記ハンマーカバーの注入管の先端は、ダウン
ザホールドリルのビット近くで外方へ直角に曲折して外
周へ貫通し、外側には逆止め弁が設けられていることを
特徴とする。
【0008】また、本発明の削孔吹き付け装置の前記イ
ンジェクションスイベルとドリルロッドの間には、軸心
に圧気の通路であるエア管と、外周近くにこれと平行に
注入管が配設されたロッドサブが連結されていることを
特徴とする。
【0009】また、本発明の削孔吹き付け装置のドリル
ロッドとハンマーカバーとの間には、軸心に圧気の通路
であるエア管と外周近くにこれと平行に注入管が配設さ
れたスターティングロッドが連結されていることを特徴
とする。
【0010】また、本発明の削孔吹き付け装置の前記ハ
ンマーカバーの注入管の先端は、ハンマーカバーの近く
で外方へ直角に曲折して外周へ貫通し、外側には着脱自
在に盲蓋が取り付けられていることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の削孔吹き付け装置の前記
エアスイベル及びインジェクションスイベルは二重管ス
イベルであることを特徴とする。
【0012】
【作用】エアスイベルからはドリルロッドの軸心を通る
エア管を通ってダウンザホールドリルへ圧気が供給さ
れ、これによって駆動される。インジェクションスイベ
ルからは圧気と共にセメント等の固化材がドリルロッド
の外周近くに配設された注入管を通り、ハンマーカバー
の注入管を経てビット近くの逆止め弁を押し開けて孔壁
に吐出する。
【0013】
【実施例】以下添付図に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す縦断面図、
図2の(a)は図1のA−A線断面図、図2の(b)は
図1のB−B線断面図である。図1において10はエア
スイベル、20はインジェクションスイベルで、エアス
イベル10は図示しない圧気供給源にエアホースで連結
され、回動自在にシールされ、かつドリルロッド30の
軸心を通るエア管31に接続されている。また、インジ
ェクションスイベル20は、図示しないセメント等の固
化材のタンク及び圧気供給源とホース等で連結され、回
動自在にシールされ、かつ、ドリルロッド30の外周近
くに配設された一対の注入管32に接続されている。
【0014】40はロッドサブ、50はスターティング
ロッドであるが、それぞれを用いず、直接ドリルロッド
30を接続する設計にしても良い。前記ロッドサブ40
及びスターティングロッド50の外周近くにはこれと平
行に一対の注入管42,52が、軸心にはエア管41,
51がそれぞれ配設されている。前記注入管32,4
2,52,62は本実施例の場合、2本であるが、1本
であっても、3本以上であっても良い。ドリルロッド3
0は軸心にエア管31が通り、外周近くにこれと平行に
一対の注入管32,32が配設され、その接続は図2の
(a)に示すように2本のピン33,33で行うように
なっている。図には、ピン33,33を打ち込んだり抜
いたりする道具が併記されている。
【0015】60はハンマーカバーで、外周近くにはこ
れと平行に一対の注入管62,62が配設され、その先
端はビット71近くで外方へ直角に曲折して外周へ貫通
し、外側には図2の(b)に示すように逆止め弁63,
63が取り付けられている。このハンマーカバー60の
基端には、ハンマーサブ80が取り付けられ、ハンマー
サブ80の基端またはスターティングロッド50と接続
され(直接ドリルロッド30と接続しても良い)、先端
にはダウンザホールドリル70が螺着されるようになっ
ている。ダウンザホールドリル70は前記ハンマーカバ
ー60に先端から挿入され、前記ハンマーサブ80に螺
着して固定されるようになっている。
【0016】スターティングロッド50の注入管52の
先端はハンマーカバー60の近くで外方へ直角に曲折し
て外周へ貫通し、外側には着脱自在に盲蓋53が取り付
けられているが、この盲蓋53の代わりに逆止め弁63
を取り付け、ハンマーカバー60の逆止め弁63を盲蓋
53とし、スターティングロッド50から固化材を噴出
させるようにしても良いし、スターティングロッド50
及びハンマーカバー60の両方に逆止め弁63を取り付
け、両方から固化材を噴出するようにしても良い。
【0017】図1に示す本実施例では、エアスイベル1
0とインジェクションスイベル20とが別々に取り付け
られているが、二重管ロッドによる施工に用いられる、
二重管スイベルを用い、一体にして取り付けても良い。
【0018】本発明の装置を用いて地盤を削孔するに
は、エアスイベル10を圧気発生源に、インジェクショ
ンスイベル20をセメント等の固化材のタンクと圧気発
生源に接続し、図示しないボーリング機に取り付け、エ
アスイベル10に圧気を供給しつつ、本装置を回転させ
て給進すると、ビット71は回転しつつ、打撃され、削
孔する。崩壊性のある地層では、削孔途中や削孔後の回
収時に、必要に応じインジェクションスイベル20から
セメント等の固化材を逆止め弁63から圧気と共に噴出
させて供給する。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に発明した本発明によれば、下
記のような効果を奏するものである。 (1) 削孔途中や削孔後の回収時等必要に応じ随時セメン
ト等の固化材をエアにより圧送し、孔壁に吹き付けるこ
とが可能となり、地盤中の水分を吸収し、硬化させるこ
とにより、孔壁の崩壊防止や地層の押し出し防止ができ
る(請求項1,2,3及び5) (2) スターティングロッドの注入管に逆止め弁を設ける
ことにより、ビットから離れた位置でも固化材を噴出さ
せることができる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す横断面図で、(a)は
図1のA−A線断面を、(b)は図1のB−B線断面を
示す。
【図3】従来のセメントミルク注入式のダウンザホール
ハンマーの縦断面図である。
【符号の説明】
10 エアスイベル 20 インジェクションスイベル 30 ドリルロッド 31,41,51 エア管 32,42,52,62 注入管 33 ピン 40 ロッドサブ 50 スターティングロッド 53 盲蓋 60 ハンマーカバー 63 逆止め弁 70 ダウンザホールドリル 71 ビット 80 ハンマーサブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互に連結され、ダウンザホールドリルへ
    の圧気の供給路を形成するエアスイベル及びセメント等
    の固化材の供給路を形成するインジェクションスイベル
    と、 これに連結され、軸心に圧気の通路であるエア管と外周
    近くにこれと平行に固化材の通る注入管が配設されたド
    リルロッドと、 外周近くにこれと平行に注入管が配設された中空のハン
    マーカバーと、 このハンマーカバーの基端に内挿され、前記ドリルロッ
    ドに連結されたハンマーサブと、 前記ハンマーカバーに先端から内挿され、基端が前記ハ
    ンマーサブに螺着されたダウンザホールドリルとを具備
    し、前記ハンマーカバーの注入管の先端は、ダウンザホ
    ールドリルのビット近くで外方へ直角に曲折して外周へ
    貫通し、外側には逆止め弁が設けられていることを特徴
    とする削孔吹き付け装置。
  2. 【請求項2】 前記インジェクションスイベルとドリル
    ロッドの間には、軸心に圧気の通路であるエア管と、外
    周近くにこれと平行に注入管が配設されたロッドサブが
    連結されていることを特徴とする請求項1記載の削孔吹
    き付け装置。
  3. 【請求項3】 ドリルロッドとハンマーカバーとの間に
    は、軸心に圧気の通路であるエア管と外周近くにこれと
    平行に注入管が配設されたスターティングロッドが連結
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載の削孔
    吹き付け装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンマーカバーの注入管の先端は、
    ハンマーカバーの近くで外方へ直角に曲折して外周へ貫
    通し、外側には着脱自在に盲蓋が取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項3の削孔吹き付け装置。
  5. 【請求項5】 前記エアスイベル及びインジェクション
    スイベルは二重管スイベルであることを特徴とする請求
    項1,2,3または4記載の削孔吹き付け装置。
JP15531495A 1995-05-30 1995-05-30 削孔吹き付け装置 Pending JPH08326455A (ja)

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JPH08326455A true JPH08326455A (ja) 1996-12-10

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JP15531495A Pending JPH08326455A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 削孔吹き付け装置

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