JPH0832544B2 - 差圧動作チェツク弁及びそれを用いた流体制御装置 - Google Patents

差圧動作チェツク弁及びそれを用いた流体制御装置

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JPH0832544B2
JPH0832544B2 JP3211915A JP21191591A JPH0832544B2 JP H0832544 B2 JPH0832544 B2 JP H0832544B2 JP 3211915 A JP3211915 A JP 3211915A JP 21191591 A JP21191591 A JP 21191591A JP H0832544 B2 JPH0832544 B2 JP H0832544B2
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得尚 吉田
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HITACHI JUKI SEIZO JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差圧動作チェツク弁、及
びそれ用いた流体制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体を制御する差圧動作チェツク弁とし
て従来用いられているものは、例えば図4に示す様な構
造を有しているが、これは1方向にのみ流体を流すよう
になつているバルブである。
【0003】図4において、40’は一端部に内部の空
腔部40’aよりも断面積の小なる開口部40’bを有
するボデイ、41’は空腔部40’a内を軸方向に移動
可能に遊嵌し、空腔部40’a内壁に対向する面に軸方
向に沿つて切欠部が設けられており、この切欠部を流体
通路とするスライドバルブ、42’はOリング43’を
介してボデイ40’の他端部の開口部40’cに取り付
けら空腔部40’aよりも断面積の小なる開口部42’
aを有する蓋、44’はスライドバルブ41’の蓋4
2’に対向する面に設けられているバルブシート、45
はボデイ40’の開口部40’bとスライドバルブ4
1’との間に設けられスライドバルブ41’を蓋42’
の方向に付勢しておく押しばねを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、従来の差
圧動作チェツク弁は流体の流れの方向が一方向に限定さ
れているので、例えば、特開昭第62−201797号
公報に開示されているような、流体用シリンダーを用い
た流体制御装置(後述参照)の如く、流体の流れの方向
が一方向に限定されない場合には、適用しても所期の目
的の達成が困難であつた。
【0005】本発明は、これらの問題点を除去し、差圧
動作チェツク弁の両端の流体圧力が同じか又は多少の圧
力差の時は流体がどちら側にも流れ、所定の方向に急激
な流体の流れが生じる場合にはその方向の流体の流れを
絶つことができる差圧動作チェツク弁及びこのような差
圧動作チェツク弁を用いた流体制御装置を提供可能とす
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にとられた本発明の構成は次の如くである。
【0007】本発明の差圧動作チェック弁は、 (1) 一端部に内部の空腔部に通ずる開口部を有する
ボデイと、前記空腔部内を軸方向に移動可能に遊嵌し、
前記空控部内壁に対向する面に設けられている切欠部を
流体通路とするスライドバルブと、前記ボデイの他端部
の開口部に取り付けられ前記空腔部に通ずる開口部を有
する蓋と、前記スライドバルブの前記蓋に対向する面に
設けられているバルブシートと、前記スライドバルブを
一定の方向に付勢しておく押しバネを有する差圧動作チ
ェック弁において、前記ボデイと前記スライドバルブと
の遊嵌部分の面積が前記ボデイ内壁面積に対して占める
割合が大きく構成され、該ボデイと該スライドバルブの
該遊嵌部分が圧縮性流体に対してタイトになっており、
前記蓋の開口部が前記ボデイ内に突出する状態で取付け
られ、前記押しばねが前記スライドバルブの前記蓋に対
向する面の外周縁と前記蓋の突出する開口部外縁部およ
び前記ボデイ内壁部間に形成されている環状凹部の底面
との間に設けられていることを特徴とするものである。
【0008】(2)(1)において、前記スライドバル
ブが、その両端の流体圧力が同じか又は多少の圧力差の
時は流体がどちら側にも流れ、所定の方向に急激な流れ
が生じる場合にはその方向の流体の流れを絶つことがで
きるように調節されてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】流体制御装置は、 (3) シリンダーとコントローラーとを有し、荷重体
の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態に
して作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる
流体制御装置において、前記シリンダーの流体流路に
(1)又は(2)の差圧動作チェツク弁を用いているこ
とを特徴とするものである。
【0010】(4) 出力伝達体に結合するピストンを
有するシリンダーと、荷重又は外力が印加され、第1の
流体通路を介して連設する容積一定の第1室及び容積可
変の第2室を有するボックスと、前記第1室に流体圧力
発生源より流体を供給する流体供給路と、前記第2室及
ぴ前記シリンダーのシリンダーポートとを連結する流体
出入路と、荷重又は外力が印加される前記ボックスに対
して該荷重方向に相対的に移動可能に係合し、前記ボッ
クスの前記第2室に通ずる流体排出通路を有する荷重伝
達体と、該荷重伝達体、前記出力伝達体及ぴ前記ボック
スの総重量に見合う力を前記ピストンに与える弾性部材
と、前記ボックスの前記第1室と前記第2室との間及ぴ
前記第2室と前記流体排出通路との間にそれぞれ設けら
れている第1及び第2の流体通路と、その両端が該第1
及び該第2の流体通路を前記荷重又は外力が加えられな
かった場合は閉じた状態とし、該荷重又は外力が加えら
れた場合には、それぞれ異なる状態で動作する如く構成
された弁とを有するコントローラーとを有し、荷重体の
重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にし
て作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる流
体制御装置において、一端部に内部の空腔部に通ずる開
口部を有するボデイと、前記空腔部内を軸方向に移動可
能に遊嵌し、前記空控部内壁に対向する面に設けられて
いる切欠部を流体通路とするスライドバルブと、前記ボ
デイの他端部の開口部に取り付けられ前記空腔部に通ず
る開口部が前記ボデイ内に突出する状態で取付けられて
いる蓋と、前記スライドバルブの前記蓋に対向する面に
設けられているバルブシートと、前記スライドバルブの
前記蓋に対向する面の外周縁と前記蓋の突出する開口部
外縁部および前記ボデイ内壁部間に形成されている環状
凹部の底面との間に設けられている前記スライドバルブ
を一定の方向に付勢しておく押しバネとを有し、前記ボ
デイと前記スライドバルブの該遊嵌部分の面積が前記ボ
デイ内壁面積に対して占める割合が大きく構成され、前
記ボデイと前記スライドバルブの遊嵌部分が圧縮性流体
に対してタイトになっている差圧動作チェック弁が設け
てあることを特徴とするものである。
【0011】(5)(4)において、前記荷重伝達体
は、前記出力伝達体に連結されるケースを含み、前記ボ
ツクスは前記ケース内に荷重方向に移動可能に取り付け
られ、前記第2室は、前記ケースに設けられている受け
に対設され、前記弁の弁座が設けられている弾性体より
なる隔壁を有していることを特徴とするものである。
【0012】(6)(4)又は(5)において、前記差
圧動作チェツク弁が前記シリンダーのシリンダーポート
に隣接して設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】本発明の差圧動作チェツク弁は、ボデイと、ス
ライドバルブと、蓋と、バルブシートと、スライドバル
ブを一定の方向に付勢しておく押しばねとを有するが、
この差動チェツク弁に設けられている押しばねは、蓋と
スライドバルブとの間に設けられているので、図1の
A、B側の流体圧力が同じか又は多少の圧力差の時は
A、Bどちら側へも流体は流れ、A側の圧力がB側より
低くなつた時でも押しばね4のばね力設定によりB側か
らA側へ流体が流れる。
【0014】しかし、設定圧より大きな圧力差となつて
流体がB側より急激にA側へ流れようとするときはスラ
イドバルブ3が移動してB側からA側への流体の移動は
断たれる。すなわち、B側からA側へ流れる流体が急激
な場合にはスライドバルブ3の正面の壁に作用して、ス
ライドバルブをA側へ押す力として作用し、有効にスラ
イドバルブ3に作用し流体の流れが断たれるようになつ
ている。
【0015】
【実施例】以下、実施例について説明する。
【0016】図1は本発明の差圧動作チェツク弁の一実
施例の断面図、図2は図1の差圧動作チェツク弁を用い
た流体制御装置の一実施例の説明図、図3は図2の要部
(例えば、特開昭第62−201797号公報参照)の
説明図である。
【0017】これらの図で、1は荷重体(WKg)、
2、3は流体通路、4はボツクス、5は弁、6は隔壁、
7は受け、8はケース、9はばね受け、10は押し荷重
調整用押しねじ、11はピストン、12は流体入口、1
3は流体出入口、14は吊り具、15は流体通路、16
はばね、17は地上、18は第1室、19は第2室、2
0はコントローラー34とエアーシリンダー21のエア
ーポート29とを連絡するエアー回路(パイプ)、21
はエアーシリンダー、21aはエアーシリンダー21の
シリンダー室、22は出力伝達体(ワイヤー)、23は
エアー源(図示せず)とコントローラー34と連絡する
エアー回路(パイプ)、24はアキュムレーター、25
は減圧弁、26は穴、27はコントローラー34に設け
られているコントロールグリツプ、28はローラー、2
9及び30はシリンダーポート、31はばね、32はガ
イド隔壁、33はピストン11と一体のシリンダーロツ
ド、34はコントローラー、35は差圧動作チェツク弁
を示している。
【0018】差圧動作チェツク弁35の構成は、具体的
な構造には多少の差異は有るが大部分の構成は図4の従
来の差圧動作チェツク弁と同一であるので、各構成部分
の符号は図4の符号に付してあるダツシュを除去して表
示した。46は押しばを示しており、押しばね46は図
4の従来の差圧制御チェツク弁の押しばね45とは異な
る場所に設けられている。
【0019】この差圧動作チェツク弁は、ボデイ40
と、スライドバルブ41と、蓋42と、バルブシート4
4と、スライドバルブ41を一定の方向に付勢しておく
押しばね46とを有するが、この差圧動チェツク弁に設
けられている押しばね46は、蓋42とスライドバルブ
41との間に設けられている。押しばね46が、蓋42
とスライドバルブ41との間に設けられているので、図
1のA、B側の流体圧力が同じか又は多少の圧力差の時
は流体はA、Bどちら側へも流体は流れ、A側の圧力が
B側より低くなつた時でも押しばね46のばね力設定に
よりB側からA側へ流体が流れる。
【0020】しかし、設定圧より大きな圧力差となつて
流体がB側より急激にA側へ流れようとするときはスラ
イドバルブ41が移動してB側からA側への流体の移動
は断たれる。すなわち、B側からA側へ流れる流体が急
激な場合にはスライドバルブ41の正面の壁に作用し
て、スライドバルブ41をA側へ押す力として作用し、
有効にスライドバルブ41に作用し流体の流れが断たれ
るようになつている。
【0021】次に、以上の如き構造を有する差圧動作チ
ェツク弁を用いた流体制御装置を図2及び3により説明
するが、先ず図3に基ずきコントローラー34について
説明する。
【0022】ピストン11の先端には出力伝達体22た
る剛性体又はフレキシブルな物体を介してケース8が接
続されており、内部にはボツクス4が荷重方向に対して
自由に移動可能な方法で取付けられている。ボツクス4
は流体入口12を有し、弁5、流体通路2、流体出入口
13と、気密シールされた伸縮性のある、例えば、ゴム
板からなる隔壁6を有し、流体通路2を介して連設する
容積一定の第1室18と容積可変の第2室19とを有
し、吊具14を介して荷重体1に接合している。隔壁6
は周辺部でボツクス4に固定され、中心部に弁5に対す
る弁座が設けられており、弁座は受け7を介してケース
8に固定されている。弁5は中心に弁5の通孔を有し周
囲に流体通過用の穴に設けられているガイド隔壁32を
介して保持されている。
【0023】弁5と流体通路3との位置関係により弁先
端部が上又は水平に向いている場合は、弁5の移動をス
ムーズに行うためにばね16が設けられている。ばね3
1はボツクス4を荷重方向へ一定の圧力で押すばねで、
このばね31を介在させることによつて、出力伝達体2
2及びケース8、受け7を主体とする荷重伝達体等の荷
重に対するシリンダー出力を常時確保することができ
る。ばね受9及び押し荷重調整用押しねじ10は、ばね
31の圧力を調節するために設けられており、必要に応
じて設けられる。また、受け7には流体排出用の流体通
路15が設けられ、ケース8に設けられた穴26によつ
て大気圧開放されている。
【0024】従つて、荷重体1が地上17に接している
とき、すなわち、荷重量0のときはボツクス4にかかる
荷重はボツクス4及び吊具14のみであり、その荷重量
に応じた量の荷重方向力を持つている。しかし、弁5は
受け7を介してケース8に受けられているため、荷重方
向への移動は規制されている。そのため流体通路2は開
となり、流体入口12を経て、第1室18に待機してい
る圧力流体は第2室19に流入し、パイプ20を経て、
エアーシリンダー21のピストン側又はヘツド側の指定
されたポートに流入すると同時に、隔壁6,受け7を介
してケース8に作用する。
【0025】これはピストン11の生ずる推力と隔壁6
を介してボツクス4の生ずる反荷重方向の推力とが比例
関係にあることを示す。比例状態に入るとボツクス4は
浮き上り、流体通路2は閉となる。このときエアーシリ
ンダー21にはその圧力に比例した推力が反荷重方向に
作用する。もしここでピストン11と隔壁6との受圧面
積が同一であれば、滑車の原理における又はテコの原理
における1:1の力関係を伝達する装置においては、出
力伝達体22を介してケース8の反荷重方向力とボツク
ス4の反荷重方向力とは一致する。これは比例した出力
関係の中の1つの関係であり、力関係を変えたいときは
滑車又はテコの原理により受圧面積を変えればよい。こ
の比例した力関係は荷重体1の荷重が100%生じてい
る場合、すなわち地上からはなれている場合においても
同様になる。
【0026】ケース8に反荷重方向の微小な外力を加え
た場合の作用は以下に述べる通りである。ケース8に加
えられた微小な反荷重方向力はピストンに反荷重方向の
推力を生じ、その程度に応じて、シリンダー内容積を増
大しようとする能力が生じる。これはシリンダー内圧の
低下能力として同時に隔壁6にも伝達される。従つてボ
ツクス4の荷重方向移動能力が生じるが、ボツクス4に
は、ボツクス4、吊具14、荷重体1の合計重力が作用
しており前述の定荷重関係下における、エアーシリンダ
ー21とボツクス4との出力比例関係にもどろうとす
る。この微小な力をケース8に与えつづければ荷重体1
の上昇が連続的に得られる。荷重体1の下降を要する時
には逆の動作により逆の経路をたどつた出力比例動作を
する。
【0027】次に荷重体1が接地を始めてから完了する
迄、すなわち、荷重体荷重量が100%から0%に変化
し、又は地上から浮上る迄、すなわち0〜100%迄の
過程については、上述の荷重体の上昇、下降原理の微分
動作であり、容易に類推出来ると同時に実験によつても
立証された。
【0028】このコントローラー34はその構造上の特
徴により、高所から低所へ荷重体の移動をするときは、
その荷役作業を行うことにより、流体エネルギーを増大
させ、同一高さの場所間における荷役作業の場合は、継
続必要エネルギー量はほぼ0で作動する。これには流体
入口12に接続されたパイプ23の途中にアキユームレ
ーター24と、減圧弁25を設け、ピストン11の出力
が出力伝達体22に係り得る最大荷重と同一となる圧力
に減圧弁25を調整すればよい。
【0029】ケース8に設けられた握り27を反荷重方
向へ操作すれば、前述の通り、荷重体1は浮上し、荷重
方向へ操作した場合は第2室19の圧力が第1室18の
圧力以上になり、弁5は微小な出力のばね16に抗して
上昇し、流体通路2は開となる。一方流体通路3は第2
室19と流体通路15との差圧とによつて閉の状態を保
つためエアーシリンダー21内の流体通路2を経てアキ
ユームレーター24にもどされる。従つて流体エネルギ
ーは再使用可能な状態となる。
【0030】従つて、このような流体制御装置に上述の
如き差圧動作チェツク弁35を用いる場合には、エアー
シリンダー21のシリンダー室21a内の圧力は荷重体
1(Wkg)とバランスするような圧力に保たれてい
る。これはコントローラー34の役目である。荷重体1
を上下するには、人間がコントロールグリツプ27をも
つてアンバランス荷重を上又は下に加える。このときシ
リンダー室21a内の圧力は一定に保持されると同時に
コントローラー34とエアーシリンダー21の間のエア
ー回路20の圧力も同一である。荷重体1を上下すると
ピストン11は左右に動き、シリンダー室21a内のエ
アーの体積は増減しなければならず、これはコントロー
ラー34によつて行はれる。通常人間がこの流体制御装
置を操作する場合にはその上下スピードが余り早くはな
い。従つて、コントローラー34とエアーシリンダー2
1の間のエアー回路20に差圧動作チエツク弁35が設
けてあつても差圧動作チェツク弁35は動作しない。し
かし、何らかの原因によりエアー回路23又はエアー回
路20が破損した場合には、エアーが急激に噴き出すの
で、荷重体1は落下する。
【0031】しかし、この実施例の流体制御装置ではエ
アー回賂20のエアーポート29に近い位置に差圧動作
チェツク弁35が設けられているので、エアー回路23
又はエアー回路20が破損した場合には、シリンダー室
21aとエアー回路20内圧力の差圧によつて差圧動作
チェツク弁35が働きシリンダー室21aからのエアー
の流失を防ぐことができるので、シリンダー室21aの
圧力の急激低下を防ぎ荷重体1の落下を防止することが
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、チェツク弁の両端の流体圧力
が同じか又は多少の圧力差の時は流体がどちら側にも流
れ、所定の方向に急激な流体の流れが生じる場合にはそ
の方向の流体の流れを絶つことができる差圧動作チェツ
ク弁及びこのような差圧動作チェツク弁を用いた流体制
御装置を提供可能とするもので、産業上の効果の大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の差圧動作チェツク弁の一実施例の断面
図である。
【図2】図1の差圧動作チェツク弁を用いた流体制御装
置の一実施例の説明図である。
【図3】図2の要部の説明図である。
【図4】従来の差圧動作チェツク弁の説明図である。
【符号の説明】
35…差圧動作チェツク弁、40…ボデイ、41…スラ
イドバルブ、42…蓋、43…Oリング、44…バルブ
シート、46…押しばね。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に内部の空腔部に通ずる開口部を
    有するボデイと、前記空腔部内を軸方向に移動可能に遊
    嵌し、前記空控部内壁に対向する面に設けられている切
    欠部を流体通路とするスライドバルブと、前記ボデイの
    他端部の開口部に取り付けられ前記空腔部に通ずる開口
    部を有する蓋と、前記スライドバルブの前記蓋に対向す
    る面に設けられているバルブシートと、前記スライドバ
    ルブを一定の方向に付勢しておく押しバネを有する差圧
    動作チェック弁において、前記ボデイと前記スライドバ
    ルブとの遊嵌部分の面積が前記ボデイ内壁面積に対して
    占める割合が大きく構成され、該ボデイと該スライドバ
    ルブの該遊嵌部分が圧縮性流体に対してタイトになって
    おり、前記蓋の開口部が前記ボデイ内に突出する状態で
    取付けられ、前記押しばねが前記スライドバルブの前記
    蓋に対向する面の外周縁と前記蓋の突出する開口部外縁
    部および前記ボデイ内壁部間に形成されている環状凹部
    の底面との間に設けられていることを特徴とする差圧動
    作チェック弁。
  2. 【請求項2】 前記スライドバルブが、その両端の流体
    圧力が同じか又は多少の圧力差の時は流体がどちら側に
    も流れ、所定の方向に急激な流れが生じる場合にはその
    方向の流体の流れを絶つことができるように調節されて
    なる請求項1記載の差圧動作チェック弁。
  3. 【請求項3】 シリンダーとコントローラーとを有し、
    荷重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力
    状態にして作業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動
    させる流体制御装置において、前記シリンダーの流体流
    路に請求項1又は2の差圧動作チェック弁を用いている
    ことを特徴とする流体制御装置。
  4. 【請求項4】 出力伝達体に結合するピストンを有する
    シリンダーと、荷重又は外力が印加され、第1の流体通
    路を介して連設する容積一定の第1室及び容積可変の第
    2室を有するボックスと、前記第1室に流体圧力発生源
    より流体を供給する流体供給路と、前記第2室及ぴ前記
    シリンダーのシリンダーポートとを連結する流体出入路
    と、荷重又は外力が印加される前記ボックスに対して該
    荷重方向に相対的に移動可能に係合し、前記ボックスの
    前記第2室に通ずる流体排出通路を有する荷重伝達体
    と、該荷重伝達体、前記出力伝達体及ぴ前記ボックスの
    総重量に見合う力を前記ピストンに与える弾性部材と、
    前記ボックスの前記第1室と前記第2室との間及ぴ前記
    第2室と前記流体排出通路との間にそれぞれ設けられて
    いる第1及び第2の流体通路と、その両端が該第1及び
    該第2の流体通路を前記荷重又は外力が加えられなかっ
    た場合は閉じた状態とし、該荷重又は外力が加えられた
    場合には、それぞれ異なる状態で動作する如く構成され
    た弁とを有するコントローラーとを有し、荷重体の重量
    を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして作
    業者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる流体制
    御装置において、一端部に内部の空腔部に通ずる開口部
    を有するボデイと、前記空腔部内を軸方向に移動可能に
    遊嵌し、前記空控部内壁に対向する面に設けられている
    切欠部を流体通路とするスライドバルブと、前記ボデイ
    の他端部の開口部に取り付けられ前記空腔部に通ずる開
    口部が前記ボデイ内に突出する状態で取付けられている
    蓋と、前記スライドバルブの前記蓋に対向する面に設け
    られているバルブシートと、前記スライドバルブの前記
    蓋に対向する面の外周縁と前記蓋の突出する開口部外縁
    部および前記ボデイ内壁部間に形成されている環状凹部
    の底面との間に設けられている前記スライドバルブを一
    定の方向に付勢しておく押しバネとを有し、前記ボデイ
    と前記スライドバルブの該遊嵌部分の面積が前記ボデイ
    内壁面積に対して占める割合が大きく構成され、前記ボ
    デイと前記スライドバルブの遊嵌部分が圧縮性流体に対
    してタイトになっている差圧動作チェック弁が設けてあ
    ることを特徴とする流体制御装置。
  5. 【請求項5】 前記荷重伝達体は、前記出力伝連体に連
    結されるケースを含み、前記ボックスは前記ケース内に
    荷重方向に移動可能に取り付けられ、前記第2室は、前
    記ケースに設けられている受けに対設され、前記弁の弁
    座が設けられている弾性体よりなる隔壁を有している請
    求項4記載の流体制御装置。
  6. 【請求項6】 前記差圧動作チエツク弁が前記シリンダ
    一のシリンダーポートに隣接して設けられている請求項
    4又は5記載の流体制御装置。
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