JPH05147899A - 流体用シリンダー及びこれを用いた流体制御装置 - Google Patents

流体用シリンダー及びこれを用いた流体制御装置

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JPH05147899A
JPH05147899A JP17241291A JP17241291A JPH05147899A JP H05147899 A JPH05147899 A JP H05147899A JP 17241291 A JP17241291 A JP 17241291A JP 17241291 A JP17241291 A JP 17241291A JP H05147899 A JPH05147899 A JP H05147899A
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cylinder
fluid
load
chuck
piston
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JP17241291A
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Inventor
Naritaka Yoshida
得尚 吉田
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Hitachi Juki Seizo KK
Original Assignee
Hitachi Juki Seizo KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エアーシリンダー21のシリンダーロツド3
3に遊嵌しているコレツトチャツク35と、シリンダー
ケース34に固定され先端部内面にコレツトチャツク3
5の円錐部のテーパー面35aに平行なテーパー面36
aが形成され、後端部にコレツトチャツク35用のシリ
ンダー部が形成されているコレツトチャツクシリンダー
36と、コレツトチャツク35の後端に固定されコレツ
トチャツクシリンダー36内を摺動するコレクトチャツ
クピストン37と、コレクトチャツクピストン37をエ
アーシリンダー21から離隔する方向に付勢するばね3
9とより構成してあるシリンダーロツドロツク機構を有
している。 【効果】 シリンダーロツドロツク機構を有する流体用
シリンダー及びそれを用いる流体制御装置の長寿命化を
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体用シリンダー、特
に、シリンダーロツドロツク機構を有する流体用シリン
ダー、およびこれを用いた流体制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、物体の移動、荷役等の手段とし
て、流体シリンダ―内を摺動するピストンと、このピス
トンと係合しワイヤを介して重錘と一体になつているシ
リンダ―ロツドとを有し、流体シリンダ―のシリンダ―
ポ―トより加えられ流体圧力の値が常時重錘の重量に見
合うように制御するバランス回路を構成する流体用シリ
ンダ―が用いられている。通常、これらの流体用シリン
ダーにはシリンダーロツドロツク機構(ブレーキ)は設
けられていない。
【0003】一般に用いられている流体用シリンダーに
は、図3及び図4に示すような、シリンダーロツドロツ
ク機構を有するものもある。図3はブレーキ解除時、図
4はブレーキ作動時の状態を示す説明図である。
【0004】これらの図で、51はハウジング、52は
ピストンロツド、53a及び53bはハウジング51と
ピストンロツド52との間に挿入されている2枚の偏心
リング、54a及び54bはそれぞれ偏心リング53a
及び53bに取り付けてあるレバー、55a及び55b
は偏心リング53a及び53bのそれぞれに取り付けら
れているレバー、56は常時はレバー55a及び55b
が開く方向に付勢するばね、57はレバー54a及び5
4bの間に設けられその両側にそれぞれレバー54a及
び54bに対向してロツドが設けてあり、ポート58か
らの吸排気により作動するピストンを示している。
【0005】この装置はポート58より給気すると、ピ
ストン57が動いてレバー54a及び54bが開きレバ
ー54a及び54bに連結する偏心リング53a及び5
3bは、図3に示すように、矢印Aの方向に回転しピス
トンロツド52と同心となり、ピストンロツド52は自
由に回転可能になり、所謂ブレーキ解除時の状態にな
る。
【0006】これに対して、ポート58からの給気を止
めると、ばね56の力により偏心リング53a、53b
は、図4に示すように、矢印Bの方向に回転するので偏
心リング53a、53bに偏心力が発生しブレー作用を
生ずる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の偏心コ
アーを用いる従来の方式のシリンダーロツドロツク機構
では、ピストンロツドを偏心させる荷重が加わるので長
期的にみて流体用シリンダーの寿命の短命化につながる
可能性があつた。
【0008】本発明は長寿命化の可能なシリンダーロツ
ドロツク機構を有する流体用シリンダーを提供可能とし
て、このような流体用シリンダーを用いた流体用制御装
置を提供可能とすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めにとられた本発明の構成は次の通りである。
【0010】流体用シリンダーは、 (1) ケース内に設けられている流体シリンダーのロ
ツドを前記ケースにロツクするシリンダーロツドロツク
機構を有する流体用シリンダーおいて、前記シリンダー
ロツドロツク機構が、前記流体シリンダーのロツドに遊
嵌しているコレツトチャツクと、前記ケースに固定され
先端部内面に前記コレツトチャツクの円錐部のテーパー
面に平行なテーパー面が形成され、後端部に該コレツト
チャツク移動用のシリンダー部が形成されているコレツ
トチャツクシリンダーと、前記コレツトチャツクの後端
部に固定され前記コレツトチャツクシリンダー内を摺動
するコレツトチャツクピストンと、該コレツトチャツク
ピストンを前記流体シリンダーから離隔する方向に付勢
する弾性部材とより構成してあることを特徴とするもの
である。
【0011】(2)(1)において、前記流体シリンダ
ーがエアーシリンダーであることを特徴とするものであ
る。
【0012】(3)(1)において、前記コレツトチャ
ツクピストンを前記流体シリンダーから離隔する方向に
付勢する弾性部材が、ばねであることを特徴とするもの
である。
【0013】流体制御装置は、 (4) 流体用シリンダーとコントロラーとを有し、荷
重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状
態にして作業者の僅かの力で該荷重体を自由に移動させ
る流体制御装置において、前記流体用シリンダーに
(1)又は(2)又は(3)の流体用シリンダーを用い
ていることを特徴とするものである。
【0014】(5) 出力伝達体に結合するピストンを
有する流体用シリンダー、及び、荷重又は外力が印加さ
れ、連設する容積一定の第1室及び容積可変の第2室を
有するボツクスと、前記第1室に流体圧力発生源より流
体を供給する流体供給路と、前記第2室及び前記流体シ
リンダーのシリンダーポートとを連結する流体出入路
と、荷重又は外力が印加される前記ボツクスに対して該
荷重方向に相対的に移動可能に係合し、前記ボツクスの
前記第2室に通ずる流体排出通路を有する荷重伝達体
と、該荷重伝達体、前記出力伝達体及び前記ボツクスの
総重量に見合う力を前記ピストンに与える弾性部材と、
前記ボツクスの前記第1室と前記第2室との間及び前記
第2室と前記流体排出通路との間にそれぞれ設けられて
いる第1及び第2の流体通路と、その両端が該第1及び
該第2の流体通路を前記荷重又は外力が加えられなかつ
た場合は閉じた状態とし、該荷重又は外力が加えられた
場合には、それぞれ異なる状態で動作する如く構成され
た弁とを有するコントローラーを有し、荷重体の重量を
瞬時に検出して直ちに該荷重体を無重力状態にして作業
者のわずかの力で該荷重体を自由に移動させる流体制御
装置において、前記流体用シリンダーのロツドに遊嵌し
ているコレツトチャツクと、前記流体シリンダーのケー
スに固定され先端部内面に前記コレツトチャツクの円錐
部のテーパー面に平行なテーパー面が形成され、後端部
に該コレツトチャツク用のシリンダー部が形成されてい
るコレツトチャツクシリンダーと、前記コレツトチャツ
クの後端部に固定され前記コレツトチャツクシリンダー
内を摺動するコレツトチャツクピストンと、該コレツト
チャツクピストンを前記流体シリンダーから離隔する方
向に付勢する弾性部材とより構成され、前記流体シリン
ダーのロツドを前記ケースにロツクするシリンダーロツ
ク機構が設けてあることを特徴とするものである。
【0015】(6)(5)において、前記荷重伝達体
は、前記出力伝達体に連結される容器を含み、前記ボツ
クスは前記容器内に荷重方向に移動可能に取り付けら
れ、前記第2室は、前記容器に設けられている受けに対
設され、前記弁の弁座が設けられている弾性体よりなる
隔壁を有していることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明の流体用シリンダーは、流体シリンダー
のロツドに遊嵌しているコレツトチャツクを持ち、この
コレツトチャツクをコレツトチャツクピストンにより移
動させて、液体シリンダーのロツドをチャツキングして
ロツクするようになつている。
【0017】コレツトチャツクピストンによるシリンダ
ーロツドの保持力は、図1においてA側よりB側が強力
であり、単動式シリンダーのロツクに適する簡単な構造
であり、従来のブレーキ構造に比べ、B側への推力に比
例して保持力も増大するメリツトが有り、一方向のみに
関して言えば強力である。
【0018】すなわち、図3及び4の従来の液体用シリ
ンダーでは軸を偏心させる荷重が加わり、長期的にみて
シリンダーの寿命の短命化につながる可能性が有るが、
本発明の液体用シリンダーでは、ロツクの時も、ロツク
の解除の時もロツドを偏心させる荷重は一つも加わら
ず、コレツトチャツクを用いることによる軸推力ロツク
機構、主に液体シリンダーのロツドのB方向移動のロツ
ク機能を可能とするものものであるが、A方向へのロツ
ク機構もあわせ持つている。
【0019】
【実施例】以下、実施例について説明する。
【0020】図1は本発明の流体用シリンダーの一実施
例の説明図である。この図において、34はシリンダ−
ケース、21はシリンダーケース34内に設けられてい
るエアーシリンダー、29はエアーシリンダー21のエ
アーポート、33はエアーシリンダー21のシリンダー
ロツド、35はシリンダーロツド33に遊嵌してあるコ
レツトチャツク、36はシリンダーケース34に固定さ
れており先端部にコレツトチャツク35の円錐部のテー
パー面35aに平行なテーパー面36aが形成され、後
端部にコレツトチャツク35移動用のシリンダー部が形
成されているコレツトチャツクシリンダー、37はコレ
ツトチャツク35の後端部に固定されコレツトチャツク
シリンダー36内を摺動するコレツトチャツクピスト
ン、38はピストン作動用のシリンダーポート、39は
常時はコレツトチャツク35を作動させないようにコレ
ツトチャツクピストン37を付勢しておくばね、40及
び41はシール用Oリングを示している。
【0021】この実施例では、常時はコレツトチャツク
シリンダー36のコレツトチャツクピストン37作動用
のシリンダーポート38からのエアー圧力がばね39に
よる圧力より低い状態にしておけば、コレツトチャツク
ピストン37はばね39で付勢されているためコレツト
チャツク35のテーパー面35aはコレツトチャツクシ
リンダー36の面36aと離れておりシリンダーロツド
33はロツクされない。
【0022】これに対し、コレツトチャツクシリンダー
36のシリンダーポート38にエアー圧力がかかる場合
は、ばね39の付勢力に打ち勝ち、コレツトチャツク3
5は図1に示すB方向に移動する。従つて、コレツトチ
ャツク35の円錐部のテーパー面35aとコレツトチャ
ツクシリンダー36のテーパー面36aが密着する。従
つて、コレツトチャツクシリンダー36のシリンダーポ
ート38からのエアー圧力の調整によつて制御すること
ができる。
【0023】以上の如く、この実施例の液体用シリンダ
ーはシリンダーロツド33の先端にコレツトチャツク3
5を持ち、このコレツトチャツク35をコレツトチャツ
クシリンダー36により前後させシリンダーロツド33
をチャツキングしてロツクする。
【0024】この装置による固定法はシリンダーロツド
33の保持力はA方向側よりB方向側が強力である。す
なわち、コレツトチャツクピストン37によるシリンダ
ーロツド33の保持力は、図1においてA側よりB側が
強力であり、単動式シリンダーのロツクに適する簡単な
構造であり、また、従来のブレーキ構造に比べ、B側へ
の推力に比例して保持力も増大するメリツトが有り、一
方向のみに関して言えば強力である。
【0025】すなわち、図3及び4の従来の装置では軸
を偏心させる荷重が加わり、長期的にみてシリンダーの
寿命の短命化につながる可能性が有るが、この装置で
は、ロツクの時もロツクの解除の時もロツドを偏心させ
る荷重は一つも加わらず、コレツトチャツクを用いるこ
とによる軸推力ロツク機構、主に液体シリンダーのロツ
ドのB方向移動のロツク機能を可能とするものものであ
るが、A方向へのロツク機構も合わせ持つている。
【0026】図2は図1の流体用シリンダーを用いた流
体制御装置の一実施例の荷重積替装置(例えば、特開昭
第62−201797号公報参照)の説明図である。
【0027】この図で、1は荷重体、2、3は流体通
路、4はボツクス、5は弁、6は隔壁、7は受け、8は
容器、9はばね受け、10は押し荷重調整用押しねじ、
11はピストン、12は流体入口、13は流体出入口、
14は吊り具、15は流体通路、16はばね、17は地
上、18は第1室、19は第2室、20はパイプ、21
はエアーシリンダー、22は出力伝達体、23はパイ
プ、24はアキュムレーター、25は減圧弁、26は
穴、27は握り、28はローラー、29及び30はシリ
ンダーポート、31はばね、32はガイド隔壁、33は
シリンダーロツドを示しており、その他図1と同一の部
分には同一の符号が付してある。なお、図2ではXの部
分の詳細は省略してあるが、この部分の構成は図1に示
した構造と同様になつている。
【0028】シリンダーロツド33の先端には出力伝達
体22たる剛性体又はフレキシブルな物体を介して容器
8が接続されており、内部にはボツクス4が荷重方向に
対して自由に移動可能な方法で取付けられている。
【0029】ボツクス4は流体入口12を有し、弁5、
流体通路、流体出入口13と、気密シールされた伸縮性
のある、例えば、ゴム板からなる隔壁6を有し、流体通
路2を介して連設する容積一定の第1室18と容積可変
の第2室19とを有し、吊具14を介して荷重体1に接
合している。隔壁6は周辺部でボツクス4に固定され、
中心部に弁5に対する弁座が設けられており、弁座は受
け7を介して容器8に固定されている。
【0030】弁5は中心に弁5の通孔を有し周囲に流体
通過用の穴に設けられているガイド隔壁32を介して保
持されている。弁5と流体通路3との位置関係により弁
先端部が上又は水平に向いている場合は、弁5の移動を
スムーズに行うためにばね16が設けられている。
【0031】ばね31はボツクス4を荷重方向へ一定の
圧力で押すばねで、このばね31を介在させることによ
つて、出力伝達体22及び容器8,受け7を主体とする
荷重伝達体等の荷重に対するシリンダー出力を常時確保
することができる。ばね受9及び押し荷重調整用押しね
じ10は、ばね31の圧力を調節するために設けられて
おり、必要に応じて設けられる。また、受け7には流体
排出用の流体通路15が設けられ、容器8に設けられた
穴26によつて大気圧開放されている。
【0032】従つて、荷重体1が地上17に接している
とき、すなわち荷重量0のときはボツクス4にかかる荷
重はボツクス4及び吊具14のみであり、その荷重量に
応じた量の荷重方向力を持つている。しかし、弁5は受
け7を介して容器8に受けられているため、荷重方向へ
の移動は規制されている。そのため流体通路2は開とな
り、流体入口12を経て、第1室18に待機している圧
力流体は第2室19に流入し、パイプ20を経て、シリ
ンダー21のピストン側又はヘツド側の指定されたシリ
ンダーポート、例えばシリンダーポート29に流入する
と同時に、隔壁6、受け7を介して容器8に作用する。
【0033】これはピストン11に生ずる推力と隔壁6
を介してボツクス4の生ずる反荷重方向の推力とが比例
関係にあることを示す。比例状態に入るとボツクス4は
浮き上り、流体通路2は閉となる。このときシリンダー
21にはその圧力に比例した推力が反荷重方向に作用す
る。
【0034】もしここでピストン11と隔壁6との受圧
面積が同一であれば、滑車の原理における又はテコの原
理における1:1の力関係を伝達する装置においては、
出力伝達体22を介して容器8の反荷重方向力とボツク
ス4の反荷重方向力とは一致する。これは比例した出力
関係の中の1つの関係であり、力関係を変えたいときは
滑車又はテコの原理により受圧面積を変えればよい。こ
の比例した力関係は荷重体1の荷重が100%生じてい
る場合、すなわち地上からはなれている場合においても
同様になる。
【0035】容器8に反荷重方向の微小な外力を加えた
場合の作用は以下に述べる通りである。容器8に加えら
れた微小な反荷重方向力はピストン11に反荷重方向の
推力を生じ、その程度に応じて、シリンダー内容積を増
大しようとする能力が生じる。これはシリンダー内圧の
低下能力として同時に隔壁6にも伝達される。
【0036】従つてボツクス4の荷重方向移動能力が生
じるが、ボツクス4には、ボツクス4、吊具14、荷重
体1の合計重力が作用しており前述の定荷重関係下にお
ける、シリンダー21とボツクス4との出力比例関係に
もどろうとする。この微小な力を容器8に与えつづけれ
ば荷重体1の上昇が連続的に得られる。荷重体1の下降
を要する時には逆の動作により逆の経路をたどつた出力
比例動作をする。次に荷重体1が接地を始めてから完了
する迄、すなわち、荷重体荷重量が100%から0%に
変化し、又は地上から浮上る迄、すなわち0〜100%
迄の過程については、上述の荷重体の上昇,下降原理の
微分動作であり、容易に類推出来ると同時に実験によつ
ても立証された。
【0037】このコントローラーはその構造上の特徴に
より、高所から低所へ荷重体の移動をするときは、その
荷役作業を行うことにより、流体エネルギーを増大さ
せ、同一高さの場所間における荷役作業の場合は、継続
必要エネルギー量はほぼ0で作動する。これには流体入
口12に接続されたパイプ23の途中にアキユームレー
ター24と、減圧弁25を設け、ピストン11の出力が
出力伝達体22に係り得る最大荷重と同一となる圧力に
減圧弁25を調整すればよい。
【0038】容器8に設けられた握り27を反荷重方向
へ操作すれば、前述の通り、荷重体1は浮上し、荷重方
向へ操作した場合は第2室19の圧力が第1室18の圧
力以上になり、弁5は微小な出力のばね16に抗して上
昇し、流体通路2は開となる。一方流体通路3は第2室
19と流体通路15との差圧とによつて閉の状態を保つ
ためシリンダー21内の流体通路2を経てアキユームレ
ーター24にもどされる。従つて流体エネルギーは再使
用可能な状態となる。
【0039】そして、この流体制御装置には、図1の流
体用シリンダーが設けてあり、コレツトチャツクを用い
たシリンダーロツドロツク機構を有しており、このシリ
ンダーロツドロツク機構は流体用シリンダーの長寿命化
に適しているので、流体制御装置の安全性の向上、流体
制御装置の長寿命化が可能となる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、長寿命化の可能なシリンダー
ロツドロツク機構を有する流体用シリンダー、及び、こ
のような流体用シリンダー用いた流体制御装置を提供可
能とするもので、産業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体用シリンダーの一実施例の説明図
である。
【図2】本発明の流体制御装置の一実施例の説明図であ
る。
【図3】従来の流体シリンダーの一つの状態の説明図で
ある。
【図4】同じく図3と異なる状態の説明図である。
【符号の説明】
21…エアーシリンダー、29…エアーポート、33…
シリンダーロツド、34…シリンダ−ケース、35…コ
レツトチャツク、35a…テーパー面、36…コレツト
チャツクシリンダー、36a…テーパー面、37…コレ
ツトチャツクピストン、38…シリンダーポート、39
…ばね、40、41…シール用Oリング。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に設けられている流体シリンダ
    ーのロツドを前記ケースにロツクするシリンダーロツド
    ロツク機構を有する流体用シリンダーおいて、前記シリ
    ンダーロツドロツク機構が、前記流体シリンダーのロツ
    ドに遊嵌しているコレツトチャツクと、前記ケースに固
    定され先端部内面に前記コレツトチャツクの円錐部のテ
    ーパー面に平行なテーパー面が形成され、後端部に該コ
    レツトチャツク移動用のシリンダー部が形成されている
    コレツトチャツクシリンダーと、前記コレツトチャツク
    の後端部に固定され前記コレツトチャツクシリンダー内
    を摺動するコレツトチャツクピストンと、該コレツトチ
    ャツクピストンを前記流体シリンダーから離隔する方向
    に付勢する弾性部材とより構成してあることを特徴とす
    る流体用シリンダ−。
  2. 【請求項2】 前記流体シリンダーがエアーシリンダー
    である請求項1記載の流体用シリンダー。
  3. 【請求項3】 前記コレツトチャツクピストンを前記流
    体シリンダーから離隔する方向に付勢する弾性部材が、
    ばねである請求項1記載の流体用シリンダー。
  4. 【請求項4】 流体用シリンダーとコントロラーとを有
    し、荷重体の重量を瞬時に検出して直ちに該荷重体を無
    重力状態にして作業者の僅かの力で該荷重体を自由に移
    動させる流体制御装置において、前記流体用シリンダー
    に請求項1又は2又は3記載の流体用シリンダーを用い
    ていることを特徴とする流体制御装置。
  5. 【請求項5】 出力伝達体に結合するピストンを有する
    流体用シリンダー、及び、荷重又は外力が印加され、連
    設する容積一定の第1室及び容積可変の第2室を有する
    ボツクスと、前記第1室に流体圧力発生源より流体を供
    給する流体供給路と、前記第2室及び前記流体シリンダ
    ーのシリンダーポートとを連結する流体出入路と、荷重
    又は外力が印加される前記ボツクスに対して該荷重方向
    に相対的に移動可能に係合し、前記ボツクスの前記第2
    室に通ずる流体排出通路を有する荷重伝達体と、該荷重
    伝達体、前記出力伝達体及び前記ボツクスの総重量に見
    合う力を前記ピストンに与える弾性部材と、前記ボツク
    スの前記第1室と前記第2室との間及び前記第2室と前
    記流体排出通路との間にそれぞれ設けられている第1及
    び第2の流体通路と、その両端が該第1及び該第2の流
    体通路を前記荷重又は外力が加えられなかつた場合は閉
    じた状態とし、該荷重又は外力が加えられた場合には、
    それぞれ異なる状態で動作する如く構成された弁とを有
    するコントローラーを有し、荷重体の重量を瞬時に検出
    して直ちに該荷重体を無重力状態にして作業者のわずか
    の力で該荷重体を自由に移動させる流体制御装置におい
    て、前記流体用シリンダーのロツドに遊嵌しているコレ
    ツトチャツクと、前記流体シリンダーのケースに固定さ
    れ先端部内面に前記コレツトチャツクの円錐部のテーパ
    ー面に平行なテーパー面が形成され、後端部に該コレツ
    トチャツク用のシリンダー部が形成されているコレツト
    チャツクシリンダーと、前記コレツトチャツクの後端部
    に固定され前記コレツトチャツクシリンダー内を摺動す
    るコレツトチャツクピストンと、該コレツトチャツクピ
    ストンを前記流体シリンダーから離隔する方向に付勢す
    る弾性部材とより構成され、前記流体シリンダーのロツ
    ドを前記ケースにロツクするシリンダーロツク機構が設
    けてあることを特徴とする流体制御装置。
  6. 【請求項6】 前記荷重伝達体は、前記出力伝達体に連
    結される容器を含み、前記ボツクスは前記容器内に荷重
    方向に移動可能に取り付けられ、前記第2室は、前記容
    器に設けられている受けに対設され、前記弁の弁座が設
    けられている弾性体よりなる隔壁を有している請求項5
    記載の流体制御装置。
JP17241291A 1991-07-12 1991-07-12 流体用シリンダー及びこれを用いた流体制御装置 Pending JPH05147899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6089539A (en) * 1997-10-06 2000-07-18 Nitto Kohki Co., Ltd. Valved pipe coupling for fluid lines

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6089539A (en) * 1997-10-06 2000-07-18 Nitto Kohki Co., Ltd. Valved pipe coupling for fluid lines

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