JPH0540668U - ポペツト弁 - Google Patents

ポペツト弁

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JPH0540668U
JPH0540668U JP9736991U JP9736991U JPH0540668U JP H0540668 U JPH0540668 U JP H0540668U JP 9736991 U JP9736991 U JP 9736991U JP 9736991 U JP9736991 U JP 9736991U JP H0540668 U JPH0540668 U JP H0540668U
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poppet
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movable body
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pressure
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和成 今里
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三輪精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポペットの振動を防止しつつ、最低開弁圧力
を零に近似させる。 【構成】 ポペット弁において、弁口16周りにガイド
部15が形成され、このガイド部15に可動体17が摺
動自在に装着され、この可動体17にポペット22が保
持されているとともに、圧力調整スプリング25が係止
され、さらに、可動体17の圧力調整スプリング25と
反対側に補助スプリング21が圧力調整スプリング25
に対向するように係止されている。そして、両スプリン
グ25と21とはポペット22の閉弁時に自由長より縮
退した状態で、互いの付勢力がバランスされるように構
成されている。 【効果】 ポペット22の最低開弁圧力を零に近似させ
ることができる。ポペット22は両側のスプリング24
と21とで支持されているので、ボデー1の振動によっ
てポペット22が開閉弁動作を繰り返すのを防止するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポペット弁に関し、特に、開弁圧力の設定技術に係り、例えば、開 弁設定圧力を零に可及的に近似させるものに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧機器における圧力制御弁としてポペット弁が利用されている。このポペッ ト弁としては、弁室を構成するボデーに弁室に連通する入口通路および出口通路 がそれぞれ開設されており、弁室の入口通路に筒状部が膨出形成されてその先端 に弁口が開設され、可動体に固定されたポペットの先端側が弁口内に摺動自在に 挿入され、可動体にはポペットを弁口側へ付勢する圧力調整スプリングが装着さ れているものがある。
【0003】 そして、このポペット弁は圧力調整スプリングの付勢力の強弱によって開弁圧 力が設定されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のポペット弁においては、圧力調整スプリングの付勢力の強弱に よってのみ開弁圧力が設定されるように構成されているため、最低開弁圧力を達 成するのに限界がある。すなわち、スプリングの付勢力が零になったとしても、 開弁のためには弁のリフトが生じ、弁のリフト量と共に弁の押付力が上昇するの で、開弁圧力が零にはならない。
【0005】 また、圧力調整スプリングの付勢が自由長さに設定されると、ポペットは可動 体とスプリングとの間で自由状態となる。このような状態において、外部振動等 によってボデーが振動すると、自由状態にあるポペットがボデーの振動に従って 振動し、弁口が開いたり閉じたりする動作が繰り返される所謂チャタリング現象 が発生する。また、振動が激しい場合等には、ポペットによって弁口周囲のシー ト面が損傷したり、あるいは、スプリングが可動体から外れたりする危惧がある 。
【0006】 本考案の目的は、ポペットの振動を防止しつつ、弁の最低開弁圧力を零に可及 的に近似させることができるポペット弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るポペット弁は、弁室を構成するボデーに弁室に連通する入口通路 と出口通路とがそれぞれ開設されており、弁室の入口通路に弁口が開設され、こ の弁口にポペットの先端側が進退自在に挿入され、ポペットが圧力調整スプリン グにより弁口側へ付勢されているポペット弁において、 前記弁口周りにガイド部が形成され、このガイド部に可動体が前記ポペットの 進退方向に摺動自在に装着されており、この可動体に前記ポペットが保持されて いるとともに、前記圧力調整スプリングが係止され、さらに、可動体の圧力調整 スプリングと反対側に補助スプリングが圧力調整スプリングに対向するように係 止され、両スプリングはポペットの閉弁時に自由長より縮退した状態で、互いの 付勢力がバランスされるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
前記した手段によれば、ポペットが固着された可動体は、圧力調整スプリング と補助スプリングの各付勢力に応じてガイド部に摺動自在に保持されており、か つ、両スプリングは、ポペットの閉弁時に自由長より縮退した状態で互いの付勢 力がバランスされているため、開弁設定圧力を零に可及的に近似させることがで きる。
【0009】 また、ボデーの振動に伴う外力がポペットに伝わっても、ポペットは両方のス プリングの付勢力によって保持されているため、ポペットはスプリングの付勢力 によって外力に抗して保定された状態になり、ボデーの振動によって弁口周囲の シート面を損傷することはない。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例であるポペット弁を示す縦断面図である。
【0011】 本実施例において、本考案に係るポペット弁10は、弁室12を構成するボデ ー11を備えており、ボデー11には入口通路13と出口通路14が弁室12に それぞれ連通するように開設されている。弁室12の入口通路13側にはガイド 部15が円筒形状に膨出形成されており、ガイド部15の先端には弁口16が開 設されている。
【0012】 ガイド部15の外周面には可動体17が摺動自在に装着されている。この可動 体17は一端が開口し他端が閉塞した略円筒形状に形成されており、開口端側に フランジ18が形成されている。可動体17の閉塞端側の中央部には保持孔19 が開設されており、この保持孔19にはポペット22が装着されている。また、 可動体17の筒壁には連通口20が複数個筒内外を連通させるように開設されて いる。
【0013】 ポペット22は三角錐形状の弁体部23と、円柱形状の弁棒部24とから構成 されており、弁棒部24が保持孔19内に嵌入されて保持され、弁体部23の先 端側が弁口16内に進退自在に挿入されている。
【0014】 一方、可動体17の外周側には圧力調整スプリング25が配設されており、こ のスプリング25はフランジ18とスプリングシート26との間に介挿されてい る。スプリングシート26はボルト27の先端部に固定されており、ボルト27 はボデー11の底部にガイド部15の軸心延長線に沿うように開設されたねじ孔 28内に進退自在に螺入されている。このボルト27の端部はダブルナット29 、30によってボデー11底面に固定されるようになっている。そして、圧力調 整スプリング25はボルト27の長さが調整されることによって、その付勢力が 調整されるようになっている。ナット29とボデー11底面との間にOリング3 1が挿入され、ナット29とナット30との間にOリング32が挿入されている 。
【0015】 他方、ガイド部15の外周側には補助スプリング21が配設されており、この 補助スプリング21はフランジ18と弁室12の壁面との間に介挿されている。 この補助スプリング21は、圧力調整スプリング25がポペット22を閉弁方向 に付勢するのに対して、ポペット22を開弁させる方向の付勢力をフランジ18 に与えるようになっている。
【0016】 そして、補助スプリング21と圧力調整スプリング25とは、ポペット22に よって弁口16が閉塞される閉弁時に、自由長より縮退した状態で、互いの付勢 力がバランスされるようになっている。すなわち、両方のスプリング25と21 とが自由長よりわずかに縮んだ状態で、両スプリングの25と21との付勢力が バランスして弁口16がポペット22によって閉塞されるようになっている。
【0017】 次に作用を説明する。 例えば、前記構成に係るポペット弁10が油圧機器に用いられ、入口通路13 と出口通路14が油圧回路中に挿入されると、入口通路13には圧油が供給され る。このとき、入口通路13の圧油が通常状態のときには、圧力調整スプリング 25の付勢力が補助スプリング21の付勢力より大きいため、弁口16がポペッ ト22によって閉塞され、入口通路13からの圧油が弁口16を介して出口通路 14側へ流れるのが阻止されている。
【0018】 次に、油圧回路内の圧力が上昇して可動体17を押し下げる力と、補助スプリ ング21の付勢力の合計力が圧力調整スプリング25の付勢力よりも大きくなる と、ポペット22が弁口16から離れ、圧油が入口通路13から弁口16、連通 口20を介して出口通路14側へ逃がされる。
【0019】 そして、油圧回路内の油圧による押し力と、補助スプリング21の付勢力との 合計力が圧力調整スプリング25の設定圧力以下に下がると、ポペット22は圧 力調整スプリング25の付勢力により、元の位置に戻されるため、圧油の戻りは 停止される。
【0020】 これにより、本実施例によれば、油圧回路内の圧力が上昇して油圧回路内の圧 力による押し力と、補助スプリング21の付勢力の合計力が、圧力調整スプリン グ25の設定力を越えたときにのみ、弁口16が開かれるようになっており、通 常時には、圧力調整スプリング25と補助スプリング21との付勢力の力の差に よって、弁口16がポペット22によって常に閉塞されている。
【0021】 すなわち、圧力調整スプリング25と補助スプリング21とが自由長より縮退 して、互いの付勢力の力の差で、弁口16がポペット22によって閉塞されるよ うになっているため、ポペット22の開弁設定圧力を零に近似させることができ る。
【0022】 このため、設定圧力が零近傍時にボデー11が振動して振動による外力がガイ ド部15に伝達されても、ポペット22は圧力調整スプリング25の付勢力と補 助スプリング21との付勢力とによってこの外力に抗して保持され、ポペット2 2が開閉弁作動を繰り返すチャタリング現象の発生が防止される。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ポペットを保持する可動体を、付勢力 の作用する方向が相対向する圧力調整スプリングと補助スプリングとにより保持 し、両スプリングが自由長より縮退した状態で、互いの付勢力をバランスさせて ポペットを閉弁させるように構成したため、ポペットの開弁最低設定圧力を零に 近似させることができ、また、ボデーの振動によってポペットが開閉弁動作を繰 り返すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるポペット弁を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
10…ポペット弁、11…ボデー、12…弁室、13…
入口通路、14…出口通路、15…ガイド部、16…弁
口、17…可動体、18…フランジ、19…保持孔、2
0…連通口、21…補助スプリング、22…ポペット、
23…弁体部、24…弁棒部、25…圧力調整スプリン
グ、26…スプリングシート、27…ボルト、28…ね
じ孔、29、30…ナット、31、32…Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室を構成するボデーに弁室に連通する
    入口通路と出口通路とがそれぞれ開設されており、弁室
    の入口通路に弁口が開設され、この弁口にポペットの先
    端側が進退自在に挿入され、ポペットが圧力調整スプリ
    ングにより弁口側へ付勢されているポペット弁におい
    て、 前記弁口周りにガイド部が形成され、このガイド部に可
    動体が前記ポペットの進退方向に摺動自在に装着されて
    おり、この可動体に前記ポペットが保持されているとと
    もに、前記圧力調整スプリングが係止され、さらに、可
    動体の圧力調整スプリングと反対側に補助スプリングが
    圧力調整スプリングに対向するように係止され、両スプ
    リングはポペットの閉弁時に自由長より縮退した状態
    で、互いの付勢力がバランスされるように構成されてい
    ることを特徴とするポペット弁。
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