JPH08325252A - 新規ベンゾチアゾール誘導体 - Google Patents

新規ベンゾチアゾール誘導体

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JPH08325252A
JPH08325252A JP9909196A JP9909196A JPH08325252A JP H08325252 A JPH08325252 A JP H08325252A JP 9909196 A JP9909196 A JP 9909196A JP 9909196 A JP9909196 A JP 9909196A JP H08325252 A JPH08325252 A JP H08325252A
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JP
Japan
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group
compound
benzothiazole
nmr
melting point
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Withdrawn
Application number
JP9909196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Muramoto
寛樹 村本
Kiyoshi Fukuda
清 福田
Taisuke Hasegawa
泰介 長谷川
Kaoru Okamoto
馨 岡本
Takayuki Kotani
孝行 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】一般式(I)で表されるベンゾチアゾール
誘導体及びその薬学的に許容される塩、ならびに当該化
合物を有効成分として含有する医薬。 〔式中、R1 はハロゲン、アルキル基、トリフルオロメ
チル基、アセトアミド又は−OX1 を表し、X1 は水
素、アルキル基又はアシル基を表し、R2 は水素、ハロ
ゲン、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、トリフルオ
ロメチル基、ニトロ基、アルキル基若しくはアシル基で
置換されてよいアミノ基、アルキルエステル化されてい
てもよいカルボキシル基,ヒドロキシ基,アルコキシ基
等を表し、nは1乃至3の整数を表し、R2 が水素の場
合R1 は塩素以外の基を表す。〕 【効果】血中脂質を有意に低下させる優れた薬理作用を
有し、高脂血症治療剤等の医薬として有用な新規化合物
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬として有用な
新規ベンゾチアゾール誘導体及びその薬学的に許容され
る塩に関する。
【0002】
【従来の技術】血中にはコレステロール、トリグリセラ
イド、リン脂質、遊離脂肪酸等の脂質が存在するが、そ
れらの異常な増加やアンバランスなどにより種々の疾患
が誘因される。例えば、高脂血症は動脈硬化形成の直接
的原因となるばかりでなく、糖代謝異常、虚血性心疾患
等の諸症状を引き起こす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
優れた脂質低下作用を有する新規化合物について研究を
行った結果、本発明新規ベンゾチアゾール誘導体が優れ
た薬理作用を有することを見出し本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、脂質低
下作用を有し医薬として有用な新規ベンゾチアゾール誘
導体及びその薬学的に許容される塩を提供することにあ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、次の一般式(I)で表
される化合物及びその薬学的に許容される塩である。
【化3】 〔式中、R1 はハロゲン、アルキル基、トリフルオロメ
チル基、アセトアミド又は−OX1 を表し、X1 は水
素、アルキル基又はアシル基を表し、R2 は水素、ハロ
ゲン、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、トリフルオ
ロメチル基、ニトロ基、アルキル基若しくはアシル基で
置換されてよいアミノ基、アルキルエステル化されてい
てもよいカルボキシル基又は−OX2 を表し、X2 は水
素、アルキル基、アシル基又はアルキルエステル化され
ていてもよいカルボキシアルキル基を表し、nはベンゼ
ン環に置換するR2 の数であり1乃至3の整数を表し、
nが2又は3の場合複数のR2 は同じであっても異なっ
ていてもよく、R2 が水素の場合R1 は塩素以外の基を
表す。〕
【0006】上記一般式(I)中、R1 はフッ素、塩
素、臭素、沃素等のハロゲン、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシル、ジメチルブチル等の直鎖又は分枝状の炭
素数1乃至6のアルキル基、トリフルオロメチル基、ア
セトアミド又は−OX1 を表し、X1 は水素、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペン
チル、ネオペンチル、ヘキシル、ジメチルブチル等の直
鎖又は分枝状の炭素数1乃至6のアルキル基又はホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、sec−ブチリル、t−ブチリル、バレリル、イソ
バレリル、ピバロイル、ヘキサノイル等の直鎖又は分枝
状の炭素数1乃至6のアシル基を表す。
【0007】また、R2 は水素、フッ素、塩素、臭素、
沃素等のハロゲン、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブ
チル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、ジメチルブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至
6のアルキル基、水酸基を有するメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ジメチルブチル等の直鎖又は分枝状の
炭素数1乃至6のアルキル基、トリフルオロメチル基、
ニトロ基、1又は2のメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキ
シル、ジメチルブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃
至6のアルキル基或いは1又は2のホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、sec−
ブチリル、t−ブチリル、バレリル、イソバレリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル等の直鎖又は分枝状の炭素数1
乃至6のアシル基で置換されていてもよいアミノ基、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、ネオペンチル、ヘキシル、ジメチルブチル等の直鎖
又は分枝状の炭素数1乃至6のアルキルでエステル化さ
れていてもよいカルボキシル基又は−OX2 を表し、X
2 は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ジメ
チルブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至6のアル
キル基、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、sec−ブチリル、t−ブチリル、
バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル等
の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至6のアシル基又はメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペ
ンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ジメチルブチル等の
直鎖又は分枝状の炭素数1乃至6のアルキルでエステル
化されていてもよいカルボキシアルキル基を表す。
【0008】本発明化合物は、例えば以下のような方法
を用いて製造することができる。R1 に相当する置換基
を有するベンゾチアゾール類をn−ブチルリチウム、t
−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等の
塩基で低温下にて処理し、次いでこれとR2 に相当する
置換基を有する安息香酸エステル、安息香酸クロリド、
安息香酸アミド又はベンゾニトリル等の化合物を同様の
温度条件下で反応させて、R1 置換−2−(R2 置換ベ
ンゾイル)ベンゾチアゾール誘導体を製造することがで
きる。
【0009】又はR1 に相当する置換基を有するベンゾ
チアゾール類及びR2 に相当する置換基を有するベンズ
アルデヒドを濃硫酸を含む水−酢酸の混合溶液に溶解
し、次いでこの溶液中に硫酸セリウム、硫酸クロム、硫
酸マンガン、硫酸銅又は硫酸鉄等のアシルラジカルを発
生させる試薬の水溶液とt−ブチルハイドロパーオキシ
ドを同時に加え反応させることによっても製造すること
ができる。
【0010】R1 又はR2 が水酸基である化合物の場合
は、(2−メトキシエトキシ)メチル、ベンジル或いは
アセチル等の通常用いられている水酸基の保護基を有す
る誘導体を用いて反応させた後、脱保護することによっ
て製造することもできる。さらに、R1 又はR2 が水酸
基である上記化合物と無水酢酸等の無水カルボン酸やア
セチルクロライド等の酸ハロゲン化物との縮合反応や、
カルボン酸とジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)等の脱水縮合剤との反応等の通常の水酸基のアシル
化反応を用いて、R1 が−OX1 又はR2 が−OX2
表される化合物を製造することも可能である。また、R
2 がカルボキシル基又はX2 がカルボキシアルキル基の
化合物は、そのエステル体を加水分解することにより製
造することも可能である。
【0011】本発明新規ベンゾチアゾール誘導体は、前
記一般式(I)で表される化合物の薬学的に許容される
塩を包含し、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属、カルシウム、マグネシウム、バリウム等のアル
カリ土類金属又はアルミニウム等の金属との塩、塩酸、
硫酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸、過塩素酸、チオシア
ン酸、ホウ酸、ギ酸、酢酸、ハロ酢酸、プロピオン酸、
グリコール酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、グルコン
酸、乳酸、マロン酸、フマール酸、アントラニル酸、安
息香酸、ケイ皮酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、スルファニル酸等との酸付加塩、或いは
アンモニア、有機アミン等の有機塩基との塩を挙げるこ
とができる。
【0012】これらの塩は公知の方法により、遊離の本
発明ベンゾチアゾール誘導体より製造でき或いは相互に
変換できる。また、本発明化合物においてシス−トラン
ス異性体、光学異性体、配座異性体等の立体異性体が存
在する場合、或いは水和物の状態で存在する場合におい
ても、本発明はそのいずれの立体異性体及び水和物をも
包含する。
【0013】本発明化合物は、医薬用の各種担体若しく
は希釈剤と適宜組み合わせ通常の方法によって各種製剤
化可能で、経口又は非経口投与のための固体、半固体、
液体又はエアロゾール等の剤形に処方することができ
る。処方にあたっては、本発明化合物をその薬学的に許
容しうる塩の形で用いてもよく、本発明化合物を単独で
若しくは適宜組み合わせて用いることができ、又、他の
医薬活性成分との配合剤としてもよい。
【0014】注射剤としては、水性溶剤又は非水性溶
剤、例えば注射用蒸溜水、生理食塩水、リンゲル液、植
物油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール等の溶液若しくは懸濁液とし、pH
を調整し、等張化することができる。
【0015】経口投与剤としては、そのまま或いは適当
な添加剤、例えば乳糖、マンニット、トウモロコシデン
プン、バレイショデンプン、結晶セルロース等の慣用の
賦形剤と共に、結晶セルロース、セルロース誘導体、ア
ラビアゴム、トウモロコシデンプン、ゼラチン等の結合
剤、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
カリウム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグネシウ
ム等の滑沢剤、その他の増量剤、湿潤化剤、緩衝剤、保
存剤、香料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆粒剤或
いはカプセル剤とすることができる。
【0016】さらに本発明化合物は、各種基剤、例えば
カカオ脂等の油脂性基剤、乳剤性基剤又はマクロゴール
等の水溶性基剤、親水性基剤等と混和して坐剤としても
よい。
【0017】吸入剤、エアゾール剤として使用するに
は、本発明化合物を溶液、懸濁液又は微小粉体の形で、
気体又は液体噴射剤と共に、且つ所望により湿潤剤又は
分散剤のような通常の補薬と共にエアゾール容器内に充
填する。本発明化合物は、ネブライザー又はアトマイザ
ーのような非加圧型の剤形にしてもよい。
【0018】点眼剤として製剤化するには、滅菌精製
水、生理食塩水等の水性溶剤又は注射用非水性溶剤を用
いて、溶液若しくは懸濁液とすることができ、繁用され
ている保存剤、防腐剤、殺菌剤等を適宜添加することも
できる。
【0019】また、患者の状態や疾患の種類に応じて、
その治療に最適な上記以外の剤形、例えば、軟膏、パッ
プ剤等に適宜製剤化することが可能である。
【0020】
【実施例】得られた本発明化合物は、蒸留、クロマトグ
ラフィー、再結晶等の通常の手段により精製し、融点、
元素分析、IR、NMR、UV、マススペクトル等によ
り同定を行った。以下の実施例において、本発明化合物
の製造方法の一例をより詳細に示す。
【0021】実施例1. (1)0.4gの60%水素化ナトリウムを3mlのジ
メチルホルムアミドに溶解し氷浴で0℃に冷却し、これ
に1gの6−ヒドロキシベンゾチアゾールを溶かしたジ
メチルホルムアミド溶液を滴下した。室温で1時間攪拌
した後、0.75mlの(2−メトキシエトキシ)メチ
ルクロライドを滴下し1時間攪拌した。反応液に塩化ナ
トリウムを加え、エーテルで抽出した。エーテル層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
5:1)で精製し、0.6gの6−〔(2−メトキシエ
トキシ)メトキシ〕ベンゾチアゾールを得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 3.38(s,3H), 3.58(m,2H), 3.87(m,2
H), 7.22(dd,J=8.8,2.4Hz,1H), 7.66(d,J=2.4Hz,1H),
8.82(d,J=8.8Hz,1H), 8.86(s,1H) IR (neat) cm-1: 2927, 1674, 1475, 1230, 1103, 999 MS(EI) m/z: 239(M+), 89, 59
【0022】(2)4−ヒドロキシ安息香酸エチルエス
テルを上記(1)と同様の方法で(2−メトキシエトキ
シ)メトキシ化した。即ち、1.4gの60%水素化ナ
トリウムをヘキサンで洗浄後、50mlのジメチルホル
ムアミドを加え、氷浴で0℃に冷却した。この溶液に5
gの4−ヒドロキシ安息香酸エチルエステルのジメチル
ホルムアミド溶液(50ml)を滴下した。次いで反応
液を室温で1時間攪拌した後、4.1mlの(2−メト
キシエトキシ)メチルクロライドを滴下して1時間攪拌
した。反応液に塩化ナトリウムを加え、エーテルで抽出
した。エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
溶媒を減圧下留去し、減圧蒸留(135℃、1mmH
g)にて精製し、7.0gの4−〔(2−メトキシエト
キシ)メトキシ〕安息香酸エチルエステルを得た。 沸点: 135 ℃ (1mmHg)1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.38(t,J=7.1Hz,3H), 3.37(s,3H),
3.55(m,2H), 3.82(m,2H), 4.35(q,J=7.1Hz,2H), 5.32
(s,2H), 7.07(d,J=8.8Hz,2H), 7.99(d,J=8.8Hz,2H) IR (neat) cm-1: 2981, 1713, 1606, 1276, 1104, 988 MS(EI) m/z: 254(M+), 209, 179, 121, 89, 59
【0023】(3)220mgの6−〔(2−メトキシ
エトキシ)メトキシ〕ベンゾチアゾールを溶かした30
mlのテトラハイドロフラン溶液をドライアイス−アセ
トン浴で−78℃に冷却した後、n−ブチルリチウムの
1.3Nヘキサン溶液(0.7ml)を加えた。これを
同様に冷却しておいた234mgの4−〔(2−メトキ
シエトキシ)メトキシ〕安息香酸エチルエステルを溶か
したテトラハイドロフラン溶液(3ml)に滴下した。
反応混合液に塩化アンモニウム水溶液を加え、エーテル
で抽出した。抽出したエーテル層を水洗後、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒を留去して得た粗結晶を酢酸
エチルで再結晶し、320mgの6−(2−メトキシエ
トキシ)メトキシ−2−{4−〔(2−メトキシエトキ
シ)メトキシ〕ベンゾイル}ベンゾチアゾール〔化合物
1〕を得た。 融点: 46 ℃1 H-NMR (CDCl3)δ: 3.38(s,3H), 3.38(s,3H), 3.58(m,4
H), 3.86(m,4H), 5.38(s,4H), 7.18(d,J=8.8Hz,2H), 7.
28(dd,J=9.1,2.2Hz,1H), 7.67(d,J=2.2Hz,1H), 8.10(d,
J=9.1Hz,1H), 8.59(d,J=8.8Hz,2H) IR(KBr) cm-1: 2877, 1598, 1488, 1214, 1117, 987 MS(EI) m/z: 447(M+), 89, 59 元素分析: C22H25NO7Sとして 計算値(C=59.05,H=5.63,N=3.13); 実測値(C=59.15,H=
5.58,N=2.93)
【0024】同様の方法で以下の化合物が得られた。 6−メトキシ−2−(4−メトキシベンゾイル)ベンゾ
チアゾール〔化合物2〕 融点: 142℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.91(s,6H), 7.17(d,J=8.9Hz,2
H), 7.26(dd,J=8.9,2.4Hz,1H), 7.81(d,J=2.4Hz,1H),
8.16(d,J=8.9Hz,1H), 8.54(s,J=8.9Hz,2H) 元素分析:C16H13NO3Sとして 計算値(C=64.20,H=4.38,N=4.68); 実測値(C=64.31,H=
4.52,N=4.40)
【0025】6−〔(2−メトキシエトキシ)メトキ
シ〕−2−(4−ニトロベンゾイル)ベンゾチアゾール
〔化合物3〕 融点: 143-144 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.22(s,3H,CH3), 3.46-3.50(m,2
H,CH2), 3.76-3.80(m,2H,CH2), 5.42(s,2H,CH2), 7.37
(dd,J=9.2,2.6Hz,1H,Ar-H), 7.93(d,J=2.6Hz,1H,Ar-H),
8.21(d,J=9.2Hz,1H,Ar-H), 8.43(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H),
8.56(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1645(C=O), 1597, 1525(NO2), 1351(N
O2) MS m/z: 388(M+) 元素分析: C18H16N2O6S として 計算値(C=55.66,H=4.15,N=7.21); 実測値(C=55.69,H=
4.08,N=7.61)
【0026】6−〔(2−メトキシエトキシ)メトキ
シ〕−2−(3−ニトロベンゾイル)ベンゾチアゾール
〔化合物4〕 融点: 85-86 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.22(s,3H,CH3), 3.46-3.50(m,2
H,CH2), 3.76-3.80(m,2H,CH2), 5.42(s,2H,CH2), 7.37
(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 7.90-7.96(m,2H,Ar-H), 8.22(d,
J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.58(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H), 8.81(d,
J=7.6Hz,1H,Ar-H),9.21(s,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 1643(C=O), 1527(NO2), 1491, 1350(N
O2) MS m/z: 388(M+) 元素分析: C18H16N2O6S として 計算値(C=55.66,H=4.15,N=7.21); 実測値(C=55.60,H=
4.06,N=7.52)
【0027】6−〔(2−メトキシエトキシ)メトキ
シ〕−2−(2−ニトロベンゾイル)ベンゾチアゾール
〔化合物5〕 融点: 89-90 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.21(s,3H,CH3), 3.46-3.50(m,2
H,CH2), 3.76-3.80(m,2H,CH2), 5.39(s,2H,CH2), 7.29
(dd,J=9.0,2.4Hz,1H,Ar-H), 7.88-7.94(m,3H,Ar-H), 7.
99-8.04(m,2H,Ar-H), 8.31(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1670(C=O), 1603, 1525(NO2), 1354(N
O2) MS m/z: 388(M+) 元素分析: C18H16N2O6S として 計算値(C=55.66,H=4.15,N=7.21); 実測値(C=55.84,H=
4.14,N=7.09)
【0028】6−〔(2−メトキシエトキシ)メトキ
シ〕−2−(3−フルオロベンゾイル)ベンゾチアゾー
ル〔化合物6〕 融点: 60-61 ℃1 H-NMR (CDCl3)δ: 3.38(s,3H,CH3), 3.56-3.64(m,2H,C
H2), 3.87-3.90(m,2H,CH2), 5.38(s,2H,CH2), 7.29(dd,
J=9.2,2.6Hz,1H,Ar-H), 7.36(ddd,J=8.4,8.4,2.4Hz,1H,
Ar-H), 7.53(ddd,J=8.4,8.4,5.6Hz,1H,Ar-H), 7.68(d,J
=2.4Hz,1H,Ar-H),8.13(d,J=9.2Hz,1H,Ar-H), 8.31(ddd,
J=7.6,2.4,2.4Hz,1H,Ar-H), 8.36(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1637(C=O), 1605, 1583, 1497 MS m/z: 361(M+) 元素分析: C18H16FN2O6S・0.6EtOAcとして 計算値(C=59.16,H=5.06,N=3.38); 実測値(C=59.32,H=
5.45,N=3.78)
【0029】(4)4gの化合物1を250mlの水−
メタノール混合溶液に溶かし、0.2mlのトリフルオ
ロ酢酸を加えた後、70℃で48時間攪拌した。反応終
了後、メタノールを留去し、析出した生成物を濾取し乾
燥して、2.3gの6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロ
キシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物7〕を得
た。 融点: 46 ℃1 H-NMR (アセトン-d6)δ: 7.01(d,J=8.9Hz,2H), 7.18(d
d,J=8.9,2.4Hz,1H), 7.52(d,J=2.4Hz,1H), 8.05(d,J=8.
9Hz,1H), 8.58(d,J=8.9Hz,2H), 9.15(br,1H), 9.40(br,
1H) IR(KBr) cm-1: 3463, 1602, 1589, 1491, 1249, 1176,
1119, 875 MS(EI) m/z: 271(M+), 243, 121 元素分析: C14H9NO3S・0.8H2Oとして 計算値(C=58.84,H=3.74,N=4.90); 実測値(C=58.78,H=
3.55,N=4.54)
【0030】同様の方法で以下の化合物が得られた。 6−ヒドロキシ−2−(4−ニトロベンゾイル)ベンゾ
チアゾール〔化合物8〕 融点: 238-239 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.16(dd,J=9.0,2.2Hz,1H,Ar-H),
7.54(d,J=2.2Hz,2H,Ar-H), 8.10(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H),
8.43(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 8.57(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H),
10.47(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3464(OH), 1641(C=O), 1603, 1518(N
O2), 1356(NO2) MS m/z: 300(M+) 元素分析: C14H8N2O4S・0.1H2Oとして 計算値(C=55.66,H=2.74,N=9.27); 実測値(C=55.45,H=
2.73,N=9.07)
【0031】6−ヒドロキシ−2−(3−ニトロベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物9〕 融点: >300 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.37(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.87
(dd,J=8.6,8.0Hz,1H,Ar-H), 8.07(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H),
8.52(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 8.70(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H),
9.10(s,1H,Ar-H), 10.92(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3422(OH), 1650(C=O), 1608, 1524(N
O2), 1498, 1355(NO2), 1259 元素分析: C14H8N2O4S・0.15H2O として 計算値(C=55.50,H=2.76,N=9.25); 実測値(C=55.74, H=
2.65,N=9.00)
【0032】6−ヒドロキシ−2−(2−ニトロベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物10〕 融点: 265-266 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.37(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.87
(dd,J=8.6,8.0Hz,1H,Ar-H), 8.07(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H),
8.52(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 8.70(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H),
9.10(s,1H,Ar-H), 10.92(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3449(OH), 1663(C=O), 1613, 1557, 152
4(NO2), 1497, 1462, 1349(NO2), 1271, 1250, 1205 MS m/z: 300(M+) 元素分析: C14H8N2O4S・0.55H2O として 計算値(C=59.38,H=3.24,N=4.95); 実測値(C=59.70,H=
3.42,N=4.61)
【0033】実施例2.化合物7の塩酸塩2.3gを4
0mlのピリジン溶液に溶かし、4mlの無水酢酸を加
え一昼夜攪拌した。反応混合液を50mlの氷水に加
え、析出物をベンゼンで再結晶し、1.8gの6−アセ
トキシ−2−(4−アセトキシベンゾイル)ベンゾチア
ゾール〔化合物11〕を得た。 融点: 183℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 8.52(d,J=8.7Hz,2H), 8.33(d,J=
8.9Hz,1H), 8.12(d,J=2.2Hz,1H), 7.47(dd,J=8.9,2.2H
z,1H), 7.42(d,J=8.7Hz,2H), 2.35(s,3H), 2.34(s,3H) IR(KBr) cm-1: 1763, 1493, 1186, 1161, 872 MS(EI) m/z: 355(M+), 313, 271, 243, 121, 43 元素分析:C22H25NO7Sとして 計算値(C=60.84,H=3.69,N=3.94); 実測値(C=60.98,H=
3.63,N=3.55)
【0034】実施例3.4.37gの6−ヒドロキシベ
ンゾチアゾールおよび11.0gの4−ヒドロキシベン
ズアルデヒドを1.3mlの濃硫酸を含む22mlの水
と66mlの酢酸の混合溶媒に溶解し、0℃に冷却し
た。この溶液中に25.7gの硫酸第一鉄・7水和物を
65mlの水に溶解した液と、3当量のt−ブチルハイ
ドロパーオキシドを攪拌しながら徐々に滴下した。更に
1時間攪拌を続けた後、析出した結晶をろ過した。得ら
れた粗結晶を酢酸エチルに溶解し、水洗した。芒硝乾燥
後、減圧下溶媒を留去し、残渣をエタノール−水(1:
1)から再結晶して5.50gの化合物7を得た。
【0035】同様の方法で以下の化合物が得られた。 2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−6−メトキシベン
ゾチアゾール〔化合物12〕 融点: 193-194 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,1H,CH3), 6.97(d,J=8.6H
z,2H,Ar-H), 7.26(dd,J=9.0,2.0Hz,1H,Ar-H), 7.81(d,J
=2.0Hz,1H,Ar-H), 8.16(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.16(d,J
=8.6Hz,2H,Ar-H), 10.68(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3386(OH), 1603(C=O), 1578, 1491, 125
4 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3Sとして 計算値(C=63.14,H=3.89,N=4.91); 実測値(C=63.22,H=
3.88,N=4.92)
【0036】6−ヒドロキシ−2−(4−メトキシベン
ゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物13〕 融点: 190-191 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,3H,CH3), 7.10-7.20(m,3
H,Ar-H), 7.51(s,1H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H),
8.53 (d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 10.34(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3340(OH), 1601(C=O), 1489, 1257 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3Sとして 計算値(C=63.14,H=3.89,N=4.91); 実測値(C=63.23,H=
3.98,N=4.51)
【0037】2−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベンゾ
チアゾール〔化合物14〕 融点: 173-174 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.99(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H), 7.60-
7.72(m,2H,Ar-H), 8.28(dd,J=7.0,7.0Hz,2H,Ar-H), 8.2
8(dd,J=7.0,7.0Hz,2H,Ar-H), 8.49(d,J=8.6Hz,1H,Ar-
H), 10.73(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3304(OH), 1572(C=O), 1485, 1288 MS m/z: 255(M+) 元素分析: C14H9NO2S として 計算値(C=65.87,H=3.55,N=5.49); 実測値(C=65.94,H=
3.53,N=5.15)
【0038】2−ベンゾイル−6−ヒドロキシベンゾチ
アゾール〔化合物15〕 融点: 146-147 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.14(dd,J=11.4,1.8Hz,1H,Ar-H),
7.52(d,J=1.8Hz,1H,Ar-H), 7.63(dd,J=8.0,7.2Hz,2H,A
r-H), 8.10(tt,J=7.2,1.0Hz,1H,Ar-H), 8.42(dd,J=8.0,
1.0Hz,2H,Ar-H), 10.39(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3327(OH), 1610(C=O), 1468, 1255 MS m/z: 255(M+) 元素分析: C14H9NO2S・0.1H2Oとして 計算値(C=65.40,H=3.60,N=5.45); 実測値(C=65.13,H=
3.58,N=5.32)
【0039】2−(2,4−ジヒドロキシベンゾイル)
−6−メトキシベンゾチアゾール〔化合物16〕 融点: 220-221 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,3H,CH3), 6.36(s,1H,Ar-
H), 6.53(d,J=7.8Hz,1H,Ar-H), 7.27(d,J=8.6Hz,1H,Ar-
H), 7.83(s,1H,Ar-H), 8.17(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H),9.06
(d,J=7.8Hz,1H,Ar-H), 11.15(brs,1H,OH), 12.36(brs,1
H,OH) IR(KBr) cm-1: 3427(OH), 1633(C=O), 1485, 1230 MS m/z: 301(M+) 元素分析: C15H11NO4S・0.1H2Oとして 計算値(C=59.44,H=3.72,N=4.62); 実測値(C=59.39,H=
3.61,N=4.37)
【0040】2−(2,4−ジヒドロキシベンゾイル)
−6−ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物17〕 融点: 239-240 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.34(s,1H,Ar-H), 6.51(d,J=9.0H
z,1H,Ar-H), 7.13(dd,J=9.0,2.4Hz,1H,Ar-H), 7.51(d,J
=2.2Hz,1H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 9.05(d,J
=9.0Hz,1H,Ar-H), 10.40(brs,1H,OH), 12.42(brs,1H,O
H) IR(KBr) cm-1: 3388(C=O), 3302(C=O), 1633(C=O), 160
6, 1491, 1254 MS m/z: 287(M+) 元素分析: C14H9NO4S・0.3H2Oとして 計算値(C=57.33,H=3.32,N=4.78); 実測値(C=57.14,H=
3.25,N=4.54)
【0041】2−(3−ヒドロキシベンゾイル)−6−
メトキシベンゾチアゾール〔化合物18〕 融点: 174-175 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,3H,CH3), 7.14(d,J=7.8H
z,1H,Ar-H), 7.28(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 7.43(dd,J=7.
8,7.8Hz,1H,Ar-H), 7.80-7.90(m,2H,Ar-H), 7.93(d,J=
7.8Hz,1H,Ar-H), 8.18(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 9.92(brs,
1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3423(OH), 1585(C=O), 1489, 1454, 126
3, 1223 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3Sとして 計算値(C=63.14,H=3.89,N=4.91); 実測値(C=62.94,H=
3.80,N=4.59)
【0042】6−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシベ
ンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物19〕 融点: 249-250 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.13(s,2H,Ar-H), 7.42(dd,J=8.8
Hz,1H,Ar-H), 7.43(dd,J=8.8,6.8Hz,1H,Ar-H), 7.52(s,
1H,Ar-H), 7.80(s,1H,Ar-H), 7.91(d,J=6.8Hz,1H,Ar-
H), 8.09(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 9.91(brs,1H,OH), 10.3
9(brs,1H,OH) IR(KBr, cm-1) 3388(OH), 3286(OH), 1585(C=O), 1489,
1456, 1238 MS m/z: 271(M+) 元素分析: C14H9NO3S・0.1H2Oとして 計算値(C=61.57,H=3.40,N=5.13); 実測値(C=61.58,H=
3.45,N=5.10)
【0043】2−(4−ブロモベンゾイル)−6−メト
キシベンゾチアゾール〔化合物20〕 融点: 190-190.5 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,3H,CH3), 7.28(d,J=9.0H
z,1H,Ar-H), 7.82-7.89(m,3H,Ar-H), 8.17(d,J=9.0Hz,1
H,Ar-H), 8.38(d,J=8.2Hz,2H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1637(C=O), 1605, 1585, 1497, 1481, 1
257, 1230 MS m/z: 349(M+,81Br), 347(M+,79Br) 元素分析: C15H10BrNO2Sとして 計算値(C=51.74,H=2.89,N=4.02); 実測値(C=51.46,H=
2.80,N=3.82)
【0044】2−(4−ブロモベンゾイル)−6−ヒド
ロキシベンゾチアゾール〔化合物21〕 融点: 178-179 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.15(dd,J=8.8,2.0Hz,1H,Ar-H),
7.53(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H), 7.86(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H),
8.09(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 8.37(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H),
10.43(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3340(OH), 1620, 1603(C=O), 1479, 123
6 MS m/z: 335(M+,81Br), 333(M+,79Br) 元素分析: C14H8BrNO2S として 計算値(C=50.32,H=2.41,N=4.20); 実測値(C=50.08,H=
2.45,N=4.13)
【0045】6−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシベ
ンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物22〕 融点: 173-175 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.02(d,J=6.4Hz,2H,Ar-H), 7.12
(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 7.49-7.59(m,2H,Ar-H), 8.06(d,
J=8.8Hz,1H,Ar-H), 8.36(d,J=7.8Hz,1H,Ar-H), 10.43(b
rs,1H,OH), 10.99(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3417(OH), 3385(OH), 1622(C=O), 1589,
1487, 1468, 1240 MS m/z: 271(M+) 元素分析: C14H9NO3S として 計算値(C=61.98,H=3.34,N=5.16); 実測値(C=61.75,H=
3.28,N=5.04)
【0046】2−(2−クロロベンゾイル)−6−ヒド
ロキシベンゾチアゾール〔化合物23〕 融点: 172-173 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.12(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.54
(brs,2H,Ar-H), 7.63(s,2H,Ar-H), 7.77(d,J=6.4Hz,1H,
Ar-H), 8.01(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 10.43(brs,1H,OH),
10.99(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3459(OH), 1648(C=O), 1601, 1485, 125
5 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO2S・0.1H2Oとして 計算値(C=57.68,H=2.83,N=4.80); 実測値(C=57.66,H=
2.78,N=4.58)
【0047】2−(3−クロロベンゾイル)−6−ヒド
ロキシベンゾチアゾール〔化合物24〕 融点: 156-157 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.15(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 7.53
(s,1H,Ar-H), 7.67(dd,J=8.0,7.6Hz,1H,Ar-H), 7.82(d,
J=8.0Hz,1H,Ar-H), 8.12(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 8.36(d,
J=7.6 Hz,1H,Ar-H), 8.41(s,1H,Ar-H), 10.45(brs,1H,O
H) IR(KBr) cm-1: 3456(OH), 1649(C=O), 1601, 1483, 125
5 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO2S として 計算値(C=58.04,H=2.78,N=4.83); 実測値(C=58.34,H=
2.78,N=4.43)
【0048】2−(4−クロロベンゾイル)−6−ヒド
ロキシベンゾチアゾール〔化合物25〕 融点: 177-177.5 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.64(dd,J=9.0,2.2Hz,1H,Ar-H),
7.54(d,J=2.2Hz,1H,Ar-H), 7.71(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H),
8.10(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.46(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H),
10.43(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3396(OH), 1622, 1603(C=O), 1483, 125
9, 1234 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO2S として 計算値(C=58.04,H=2.78,N=4.83); 実測値(C=58.34,H=
2.90,N=4.55)
【0049】6−ヒドロキシ−2−(2−メチルベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物26〕 融点: 200-202 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.37(s,3H,CH3), 7.11(d,J=9.2H
z,1H,Ar-H), 7.34-7.41(m,2H,Ar-H), 7.49-7.57(m,2H,A
r-H), 7.83(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H), 8.01(d,J=9.0Hz,1H,A
r-H), 10.41(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3410(OH), 1639, 1610(C=O), 1552, 149
8, 1468, 1257 MS m/z: 269(M+) 元素分析: C15H11NO2S・0.1EtOH として 計算値(C=66.65,H=4.27,N=5.11); 実測値(C=67.07,H=
4.21,N=4.68)
【0050】6−ヒドロキシ−2−(3−メチルベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物27〕 融点: 170-171 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.44(s,3H,CH3), 7.14(d,J=8.6H
z,1H,Ar-H), 7.46-7.60(m,3H,Ar-H), 8.10(d,J=8.6Hz,1
H,Ar-H), 8.15(s,1H,Ar-H), 8.25(d,J=7.0Hz,1H,Ar-H),
10.43(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3407(OH), 1603(C=O), 1595, 1487, 123
3, 1198 MS m/z: 269(M+)
【0051】6−ヒドロキシ−2−(4−メチルベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物28〕 融点: 186-187 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.44(s,3H,CH3), 7.14(dd,J=9.0,
2.4Hz,1H,Ar-H), 7.44(d,J=8.2Hz,2H,Ar-H), 7.52(d,J=
2.4Hz,1H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.37(d,J=
8.2Hz,2H,Ar-H), 10.38(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3398(OH), 1635(C=O), 1605, 1558, 149
2, 1259 MS m/z: 269(M+) 元素分析: C15H11NO2Sとして 計算値(C=66.90,H=4.12,N=5.20); 実測値(C=67.31,H=
4.07,N=4.77)
【0052】2−(3−クロロ−4−ヒドロキシベンゾ
イル)−6−ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物2
9〕 融点: 225-226 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.13(dd,J=9.0,2.2Hz,1H,Ar-H),
7.18(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 7.51(d,J=2.2Hz,1H,Ar-H),
8.10(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.38(dd,J=8.6,2.2Hz,1H,Ar
-H), 8.59(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H), 10.36(brs,1H,OH), 1
1.50(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3408(OH), 1593(C=O), 1487, 1252 MS m/z: 307(M+,37Cl), 305(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO3S・0.1H2Oとして 計算値(C=54.68,H=2.69,N=4.55); 実測値(C=54.51,H=
2.70,N=4.55)
【0053】6−ヒドロキシ−2−(4−メトキシカル
ボニルベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物30〕 融点: 205-206 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.92(s,3H,CH3), 7.15(dd,J=9.0,
2.4Hz,1H,Ar-H), 7.54(d,J=2.4Hz,1H,Ar-H), 8.10(d,J=
9.0Hz,1H,Ar-H), 8.17(d,J=8.4Hz,2H,Ar-H), 8.49(d,J=
8.4Hz,2H,Ar-H), 10.50(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3394(OH), 1705(C=O), 1645(C=O), 160
1, 1485, 1230 MS m/z: 313(M+) 元素分析: C16H11NO4Sとして 計算値(C=61.33,H=3.54,N=4.47); 実測値(C=61.46,H=
3.53,N=4.22)
【0054】2−〔4−(N,N−ジメチルアミノベン
ゾイル)〕−6−ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物
31〕 融点: 213-214 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.09(s,6H,CH3), 6.84(d,J=8.6H
z,2H,Ar-H), 7.11(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 7.48(s,1H,Ar-
H), 8.05(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 8.48(d,J=8.6Hz,2H,Ar-
H), 10.28(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3423(OH), 1603(C=O), 1576, 1489, 119
6 MS m/z: 298(M+) 元素分析: C16H14N2O2S・1/3H2Oとして 計算値(C=63.14,H=4.86,N=9.20); 実測値(C=62.96,H=
4.87,N=8.97)
【0055】6−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシ−
3−メトキシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物3
2〕 融点: 227-228 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.85(s,3H,CH3), 6.96(dd,J=9.0,
8.0Hz,1H,Ar-H), 7.12(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.26(d,J=
8.0Hz,1H,Ar-H), 7.51(s,1H,Ar-H), 7.87(d,J=7.8Hz,1
H,Ar-H), 8.05(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 10.63(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3439(OH), 1618(C=O), 1454, 1254, 124
9 MS m/z: 301(M+) 元素分析: C15H11NO4S・0.2H2Oとして 計算値(C=59.09,H=3.77,N=4.59); 実測値(C=59.26,H=
3.73,N=4.27)
【0056】6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−
3−メトキシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物3
3〕 融点: 212-213 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.88(s,3H,CH3), 6.99(d,J=8.4H
z,1H,Ar-H), 7.13(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.50(s,1H,Ar-
H), 8.00(s,1H,Ar-H), 8.08(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H),8.29
(d,J=8.4Hz,1H,Ar-H), 10.33(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3386(OH), 3251(OH), 1605(C=O), 1489,
1281, 1234 MS m/z: 300(M+-H) 元素分析: C15H9NO4S・0.9H2Oとして 計算値(C=56.74,H=4.06,N=4.41); 実測値(C=56.93,H=
3.96,N=4.40)
【0057】6−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物3
4〕 融点: 219-220.5 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(s,3H,CH3), 7.13(d,J=8.6H
z,1H,Ar-H), 7.15(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 7.49(s,1H,Ar-
H), 7.89(s,1H,Ar-H), 8.08(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H),8.19
(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 9.57(brs,1H,OH), 10.33(brs,1
H,OH) IR(KBr) cm-1: 3386(OH), 1605(C=O), 1489, 1273, 122
5 MS m/z: 301(M+) 元素分析: C15H9NO4S・0.5H2Oとして 計算値(C=58.06,H=3.89,N=4.51); 実測値(C=57.86,H=
3.81,N=4.37)
【0058】6−ヒドロキシ−2−(3−クロロ−4−
メトキシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物35〕 融点: 232-234 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.01(s,3H,CH3), 7.14(d,J=8.4H
z,1H,Ar-H), 7.39(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 7.51(s,1H,Ar-
H), 8.11(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 8.54(d,J=8.4Hz,1H,Ar-
H), 8.56(s,1H,Ar-H), 10.40(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3363(OH), 1599(C=O), 1578, 1483, 128
2, 1228 MS m/z: 321(M+,37Cl), 319(M+,35Cl) 元素分析: C15H10ClNO3Sとして 計算値(C=56.34,H=3.15,N=4.38); 実測値(C=56.49,H=
3.18,N=4.12)
【0059】6−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシメ
チルベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物36〕 融点: 209-210 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.64(s,2H,CH2), 5.43(s,1H,OH),
7.14(d,J=7.4Hz,1H,Ar-H), 7.50-7.58(m,3H,Ar-H), 8.
10(d,J=7.4Hz,1H,Ar-H), 8.41(d,J=6.8Hz,1H,Ar-H), 1
0.39(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3423(OH), 3265(OH), 1603(C=O), 1483,
1221 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3Sとして 計算値(C=63.14,H=3.89,N=4.91); 実測値(C=63.27,H=
3.86,N=4.65)
【0060】2−(4−フルオロベンゾイル)−6−ヒ
ドロキシベンゾチアゾール〔化合物37〕 融点: 179-180 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.15(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 7.47
(t,J=8.2Hz,2H,Ar-H), 7.53(s,1H,Ar-H), 8.10(d,J=8.6
Hz,1H,Ar-H), 8.55(s,2H,Ar-H), 10.42(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3348(OH), 1626(C=O), 1599, 1489, 125
9, 1161 MS m/z: 273(M+) 元素分析: C14H8FNO2Sとして 計算値(C=61.53,H=2.95,N=5.13); 実測値(C=61.39,H=
3.23,N=4.90)
【0061】6−ヒドロキシ−2−(3−メトキシベン
ゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物38〕 融点: 166-167 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.87(s,3H,CH3), 7.15(d,J=8.8H
z,1H,Ar-H), 7.33(t,J=7.2Hz,1H,Ar-H), 7.52(s,1H,Ar-
H), 7.55(dd,J=7.6,7.2Hz,1H,Ar-H), 7.94(s,1H,Ar-H),
8.06(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H), 8.11(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H),
10.41(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3383(OH), 1595(C=O), 1471, 1263 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3S・0.1H2Oとして 計算値(C=62.74,H=3.93,N=4.88); 実測値(C=62.55,H=
3.77,N=4.57)
【0062】6−ヒドロキシ−2−(2−メトキシベン
ゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物39〕 融点: 184.5-185.5 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.73(s,3H,CH3), 7.06-7.14(m,2
H,Ar-H), 7.22(d,J=7.8Hz,1H,Ar-H), 7.51(s,1H,Ar-H),
7.56-7.63(m,3H,Ar-H), 7.97(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H), 1
0.36(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3421(OH), 1627(C=O), 1610, 1554, 874 MS m/z: 285(M+) 元素分析: C15H11NO3S・0.1H2Oとして 計算値(C=62.74,H=3.93,N=4.88); 実測値(C=62.92,H=
3.88,N=4.49)
【0063】2−(4−アセトキシベンゾイル)−6−
ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物40〕 融点: 176-177 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.34(s,3H,CH3), 7.12(dd,J=9.0,
2.0Hz,1H,Ar-H), 7.40(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H), 7.53(d,J=
2.0Hz,1H,Ar-H), 8.11(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.49(d,J=
8.6Hz,2H,Ar-H), 10.41(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3379(OH), 1767(C=O), 1601(C=O), 148
3, 1254, 1198 MS m/z: 313(M+) 元素分析: C16H11NO4S・0.1H2Oとして 計算値(C=60.98,H=3.58,N=4.44); 実測値(C=61.11,H=
3.55,N=4.09)
【0064】2−(4−アセトアミドベンゾイル)−6
−ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物41〕 融点: 190-191 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.12(s,3H,CH3), 7.14(d,J=9.0H
z,1H,Ar-H), 7.51(s,1H,Ar-H), 7.81(d,J=8.6Hz,2H,Ar-
H), 8.10(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.48(d,J=8.6Hz,2H,Ar-
H), 10.36(brs,1H,OH), 10.40(s,1H,NH) IR(KBr) cm-1: 3400(OH), 3271(NH), 1678(C=O), 1622
(C=O), 1581, 1498, 1261 MS m/z: 312(M+) 元素分析: C16H12N2O3S・0.2EtOH として 計算値(C=61.26,H=3.96,N=8.38); 実測値(C=61.54,H=
3.96,N=8.38)
【0065】2−(4−t−ブチルベンゾイル)−6−
ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物42〕 融点: 168-169 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.35(s,9H,CH3), 7.14(dd,J=9.0,
2.0Hz,1H,Ar-H), 7.52(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H), 7.65(d,J=
8.4Hz,2H,Ar-H), 8.08(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.37(d,J=
8.4Hz,2H,Ar-H), 10.39(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3219(OH), 2962, 1632(C=O), 1606, 155
2, 1488, 1257 MS m/z: 311(M+) 元素分析: C18H17NO2Sとして 計算値(C=69.43,H=5.50,N=4.50); 実測値(C=69.46,H=
5.63,N=4.31)
【0066】2−(3,4−ジアセトキシベンゾイル)
−6−ヒドロキシベンゾチアゾール〔化合物43〕 融点: 145-146 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.35(s,3H,CH3), 2.50(s,3H,C
H3), 7.15(dd,J=9.0,2.4Hz,1H,Ar-H), 7.53(d,J=2.4Hz,
1H,Ar-H), 7.56(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 8.11(d,J=9.0Hz,
1H,Ar-H), 8.28(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H), 8.44(dd,J=8.6,
2.0Hz,1H,Ar-H), 10.46(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3356(OH), 1770(C=O), 1730(C=O), 1643
(C=O), 1603, 1489, 1373, 1211 MS m/z: 371(M+) 元素分析: C18H13NO6Sとして 計算値(C=58.22,H=3.53,N=3.77); 実測値(C=58.45,H=
3.68,N=3.56)
【0067】6−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピル
ベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物44〕 融点: 108-110 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.27(d,J=6.8Hz,6H,CH3), 2.97-
3.07(m,1H,CH), 7.14(dd,J=9.0,2.2Hz,1H,Ar-H), 7.47-
7.53(m,3H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.37(d,J
=8.2Hz,2H,Ar-H), 10.39(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3362(OH), 2958, 1599(C=O), 1487, 125
9 MS m/z: 297(M+) 元素分析: C17H15NO2Sとして 計算値(C=68.66,H=5.08,N=4.71); 実測値(C=68.97,H=
5.21,N=4.50)
【0068】6−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロ
メチルベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物45〕 融点: 183-184 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.15(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 7.54
(s,1H,Ar-H), 8.01(d,J=8.0Hz,2H,Ar-H), 8.10(d,J=9.0
Hz,1H,Ar-H), 8.54(d,J=8.0Hz,2H,Ar-H), 10.47(brs,1
H,OH) IR(KBr) cm-1: 3431(OH), 1668(C=O), 1602, 1483, 131
9, 1227 MS m/z: 323(M+) 元素分析: C15H8F3NO2S・0.25H2O として 計算値(C=54.96,H=2.61,N=4.27); 実測値(C=55.31,H=
2.47,N=3.90)
【0069】t−ブチル4−(6−ヒドロキシ−2−ベ
ンゾチアゾールカルボニル)フェノキシアセテート〔化
合物46〕 融点: 156-157 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.47(s,9H,CH3), 4.85(s,2H,C
H2), 7.13-7.16(m,3H,Ar-H), 7.52(d,J=2.4Hz,1H,Ar-
H), 8.10(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.51(d,J=9.0Hz,2H,Ar-
H), 10.42(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3442(OH), 1755(C=O), 1736, 1601(C=
O), 1489, 1228 MS m/z: 385(M+) 元素分析: C20H19NO5Sとして 計算値(C=62.32,H=4.97,N=3.63); 実測値(C=62.28,H=
4.90,N=3.93)
【0070】4−(6−ヒドロキシ−2−ベンゾチアゾ
ールカルボニル)フェノキシ酢酸〔化合物47〕 融点: 216-217 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.86(s,2H,CH2), 7.29(dd,J=9.2,
2.4Hz,1H,Ar-H), 7.87(d,J=2.4Hz,1H,Ar-H), 8.18(d,J=
9.0Hz,1H,Ar-H), 8.44(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H), 8.58(d,J=
8.6Hz,2H,Ar-H), 10.37(brs,1H,OH), 13.13(brs,1H,COO
H) IR(KBr) cm-1: 3413(OH), 3074(OH), 1772(C=O), 1601
(C=O), 1491, 1257 MS m/z: 329(M+) 元素分析: C16H11NO5S・0.5H2Oとして 計算値(C=56.80,H=3.57,N=4.14); 実測値(C=56.73,H=
3.50,N=4.26)
【0071】6−メトキシ−2−(4−ニトロベンゾイ
ル)ベンゾチアゾール〔化合物48〕 融点: 225-226 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.91(s,3H,CH3), 7.14(dd,J=9.0,
2.2Hz,1H,Ar-H), 7.47-7.53(m,3H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0
Hz,1H,Ar-H), 8.37(d,J=8.2Hz,2H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1641(C=O), 1601, 1525(NO2), 1354(N
O2) MS m/z: 314(M+) 元素分析: C15H10N2O4S として 計算値(C=57.32,H=3.21,N=8.91); 実測値(C=57.16,H=
3.13,N=9.25)
【0072】6−メトキシ−2−(3−ニトロベンゾイ
ル)ベンゾチアゾール〔化合物49〕 融点: 156-157 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.92(s,3H,CH3), 7.29(dd,J=9.2,
2.6Hz,1H,Ar-H), 7.87(d,J=2.6Hz,1H,Ar-H), 7.94(dd,J
=9.2,9.0Hz,1H,Ar-H), 8.20(d,J=9.0Hz,1H,Ar-H), 8.58
(dd,J=8.2,2.0Hz,1H,Ar-H), 8.81(d,J=7.8Hz,1H,Ar-H),
9.21(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1647(C=O), 1603, 1527(NO2), 1491, 13
56(NO2) MS m/z: 314(M+) 元素分析: C15H10N2O4S として 計算値(C=57.32,H=3.21,N=8.91); 実測値(C=57.28,H=
3.29,N=9.07)
【0073】2−(3−フルオロベンゾイル)−6−ヒ
ドロキシベンゾチアゾール〔化合物50〕 融点: 162-163 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.15(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H), 7.53
(s,1H,Ar-H), 7.36(dd,J=7.2,7.2Hz,1H,Ar-H), 7.69(d
d,J=7.2,6.2Hz,1H,Ar-H), 8.12(d,J=8.6Hz,1H,Ar-H),
8.21(d,J=9.2Hz,1H,Ar-H), 8.27(d,J=7.2Hz,1H,Ar-H),
10.44(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3433(OH), 1629(C=O), 1581, 1482, 125
6, 841 MS m/z: 273(M+)
【0074】2−〔3−t−ブチル−4−(2−メトキ
シエトキシ)メトキシ〕ベンゾイル−6−(2−メトキ
シエトキシ)メトキシベンゾチアゾール〔化合物51〕 融点:1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 1.45(S,9H,CH3), 3.30-3.42(m,6
H,CH3), 3.55-3.64(m,4H,CH2), 3.81-3.91(m,4H,CH2),
5.38(s,2H,CH2), 5.44(s,2H,CH2), 7.22-7.32(m,3H,Ar-
H), 7.67(d,J=2.4Hz,1H,Ar-H), 8.09(d,J=9.0Hz,1H,Ar-
H), 8.53(d,J=7.0Hz,1H,Ar-H) IR(neat) cm -1: 2925, 1637(C=O), 1592, 1489, 1216
【0075】5−トリフルオロメチル−2−(4−ヒド
ロキシベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物52〕 融点: 234.5-236 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.99(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 7.95
(d,J=8.4Hz,1H,Ar-H), 8.50(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 8.52
(d,J=8.4Hz,1H,Ar-H), 8.66(s,1H,Ar-H), 10.81(brs,1
H,OH) IR(KBr) cm-1: 3275(OH), 1622(C=O), 1566, 1491, 132
3, 1292, 1174, 1122 MS m/z: 323(M+)
【0076】6−クロロ−2−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物53〕 融点: 209-210 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.97(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 7.70
(dd,J=8.8,2.0Hz,1H,Ar-H), 8.28(d,J=8.8Hz,1H,Ar-H),
8.44(d,J=2.0Hz,1H,Ar-H), 8.47(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H),
10.80(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3383(OH), 1605(C=O), 1572, 1485, 130
0, 1134 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO2S として 計算値(C=58.04,H=2.78,N=4.83); 実測値(C=58.20,H=
2.68,N=5.09)
【0077】6−アセトアミド−2−(4−ヒドロキシ
ベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物54〕 融点: 226-227 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.13(s,3H,CH3), 6.85(dd,J=8.8H
z,2H,Ar-H), 7.76(d,J=9.0Hz,Ar-H), 8.17(d,J=9.0Hz,1
H,Ar-H), 8.43(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 8.62(s,1H,Ar-H),
10.39(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3323(OH), 3155(NH), 1678(C=O), 1601
(C=O), 1572, 1514, 1489, 1296 MS m/z: 312(M+)
【0078】5−クロロ−2−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物55〕 融点: 223-225 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.98(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H), 7.70
(d,J=8.4Hz,1H,Ar-H), 8.31(d,J=8.4Hz,1H,Ar-H), 8.39
(s,1H,Ar-H), 8.47(d,J=8.6Hz,2H,Ar-H), 10.79(brs,1
H,OH) IR(KBr) cm-1: 3323(OH), 1606(C=O), 1597, 1562, 148
9, 1302, 1124 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl) 元素分析: C14H8ClNO2S として 計算値(C=58.04,H=2.78,N=4.83); 実測値(C=58.31,H=
3.14,N=4.93)
【0079】2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−6−
メチルベンゾチアゾール〔化合物56〕 融点: 210-212 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.51(s,3H,CH3), 6.98(d,J=8.4H
z,2H,Ar-H), 7.48(d,J=8.2Hz,1H,Ar-H), 8.03(s,1H,Ar-
H), 8.15(d,J=8.2Hz,1H,Ar-H), 8.48(d,J=8.4Hz,2H,Ar-
H), 10.71(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3333(OH), 1628, 1597(C=O), 1491, 129
9, 1170 MS m/z: 269(M+) 元素分析: C15H11NO2Sとして 計算値(C=66.90,H=4.12,N=5.20); 実測値(C=66.85,H=
4.16,N=5.36)
【0080】2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−4−
メチルベンゾチアゾール〔化合物57〕 融点: 186-187 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 2.51(s,3H,CH3), 6.98(d,J=8.4H
z,2H,Ar-H), 7.48(d,J=8.2Hz,1H,Ar-H), 8.03(s,1H,Ar-
H), 8.15(d,J=8.2Hz,1H,Ar-H), 8.48(d,J=8.4Hz,2H,Ar-
H), 10.71(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3348(OH), 1627, 1579(C=O), 1488, 129
6, 1171, 1117 MS m/z: 269(M+) 元素分析: C15H11NO2Sとして 計算値(C=66.90,H=4.12,N=5.20); 実測値(C=67.12,H=
4.16,N=5.36)
【0081】4−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシベ
ンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物58〕 融点: 213-214 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.96-7.02(m,3H,Ar-H), 7.45(t,J
=7.2,7.2Hz,1H,Ar-H), 8.58(d,J=7.2Hz,1H,Ar-H), 8.59
(d,J=7.2Hz,2H,Ar-H), 10.62(brs,2H,OH) IR(KBr) cm-1: 3397(OH), 3267(OH), 1616, 1603(C=O),
1569, 1470, 1282 MS m/z: 271(M+)
【0082】2−(4−ヒドロキシベンゾイル)−4−
メトキシベンゾチアゾール〔化合物59〕 融点: 209-210 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.04(s,3H,CH3), 6.98(d,J=7.0H
z,2H,Ar-H), 7.17(d,J=7.2Hz,1H,Ar-H), 7.58(dd,J=8.
2,7.2Hz,1H,Ar-H), 7.76(d,J=8.2Hz,1H,Ar-H), 8.78(d,
J=8.2Hz,2H,Ar-H), 10.72(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3407(OH), 1638(C=O), 1580, 1570, 156
6, 1301, 1115, 901 MS m/z: 285(M+)
【0083】4−クロロ−2−(4−ヒドロキシベンゾ
イル)ベンゾチアゾール〔化合物60〕 融点: 242-243 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 7.00(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 7.63
(dd,J=8.2,8.6Hz,1H,Ar-H), 7.78(dd,J=7.6,0.8Hz,1H,A
r-H), 8.24(dd,J=8.2,0.8Hz,1H,Ar-H), 8.52(d,J=8.8H
z,2H,Ar-H), 10.72(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3341(OH), 1597(C=O), 1566, 1492, 117
9, 895, 762 MS m/z: 291(M+,37Cl), 289(M+,35Cl)
【0084】6−フルオロ−2−(4−ヒドロキシベン
ゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物61〕 融点: 174-175 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 6.99(d,J=8.8Hz,2H,Ar-H), 7.56
(ddd,J=9.0,8.8,2.6Hz,1H,Ar-H), 8.18(dd,J=8.8,2.6H
z,1H,Ar-H), 8.33(dd,J=9.0,5.0Hz,1H,Ar-H), 8.49(d,J
=8.8Hz,2H,Ar-H), 10.74(brs,1H,OH) IR(KBr) cm-1: 3364(OH), 1625, 1594(C=O), 1491, 130
1, 1245, 871 MS m/z: 273(M+)
【0085】6−メトキシ−2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイル)ベンゾチアゾール〔化合物62〕 融点: 189.5-190 ℃1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.91(s,3H,CH3), 3.93(s,3H,C
H3), 7.28(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 7.86(s,1H,Ar-H), 8.0
6(d,J=8.0Hz,2H,Ar-H), 8.18(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H),8.50
(d,J=7.6Hz,2H,Ar-H) IR(KBr) cm-1: 1727(C=O), 1638(C=O), 1604, 1491, 12
29
【0086】2−(4−カルボキシベンゾイル)−6−
メトキシベンゾチアゾール〔化合物63〕 融点: 260-261 ℃(分解)1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.91(s,3H,CH3), 7.27(d,J=8.0H
z,1H,Ar-H), 7.85(s,1H,Ar-H), 8.13(d,J=7.6Hz,2H,Ar-
H), 8.18(d,J=8.0Hz,1H,Ar-H), 8.44(d,J=7.6Hz,2H,Ar-
H) IR(KBr) cm-1: 3440(OH), 1643(C=O), 1604(C=O), 149
1, 1407, 1255, 1228
【0087】
【作用】次に本発明化合物の薬理作用について述べる。 (1)脂質低下作用 5週齢のWistar系雄性ラットに45mg/kgの
ストレプトゾトシンを静脈内投与し、1週間後に血糖値
が約240乃至300mg/dlに上昇した個体を選別
して均一に群分け(一群8匹)を行った。被検薬を10
0mg/kg/日で3週間経口投与し、3週間後に眼静
脈採血を行い、血中のコレステロール、トリグリセライ
ド、低密度リポ蛋白質の測定を行った。結果の一例を表
1に示す。各測定値の単位はmg/dlであり、標準偏
差値を付した。
【0088】
【表1】
【0089】
【発明の効果】上記の薬理試験の結果より明らかなよう
に、本発明ベンゾチアゾール誘導体は血中のコレステロ
ール、トリグリセライド、低密度リポ蛋白質を有意に低
下させる優れた薬理作用を有し、高脂血症治療剤等の医
薬として有用な新規化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 泰介 兵庫県加東郡社町木梨字川北山442番1 日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所 内 (72)発明者 岡本 馨 兵庫県加東郡社町木梨字川北山442番1 日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所 内 (72)発明者 小谷 孝行 兵庫県加東郡社町木梨字川北山442番1 日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所 内

Claims (11)

    【整理番号】 PC−251 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(I)で表されるベンゾチア
    ゾール誘導体及びその薬学的に許容される塩。 【化1】 〔式中、R1 はハロゲン、アルキル基、トリフルオロメ
    チル基、アセトアミド又は−OX1 を表し、X1 は水
    素、アルキル基又はアシル基を表し、R2 は水素、ハロ
    ゲン、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、トリフルオ
    ロメチル基、ニトロ基、アルキル基若しくはアシル基で
    置換されてよいアミノ基、アルキルエステル化されてい
    てもよいカルボキシル基又は−OX2 を表し、X2 は水
    素、アルキル基、アシル基又はアルキルエステル化され
    ていてもよいカルボキシアルキル基を表し、nはベンゼ
    ン環に置換するR2 の数であり1乃至3の整数を表し、
    nが2又は3の場合複数のR2 は同じであっても異なっ
    ていてもよく、R2 が水素の場合R1 は塩素以外の基を
    表す。〕
  2. 【請求項2】 R1 が−OX1 である請求項1記載のベ
    ンゾチアゾール誘導体。
  3. 【請求項3】 X1 が水素である請求項2記載のベンゾ
    チアゾール誘導体。
  4. 【請求項4】 X1 がアルキル基である請求項2記載の
    ベンゾチアゾール誘導体。
  5. 【請求項5】 nが1である請求項1記載のベンゾチア
    ゾール誘導体。
  6. 【請求項6】 R2 が−OX2 である請求項5記載のベ
    ンゾチアゾール誘導体。
  7. 【請求項7】 X2 が水素である請求項6記載のベンゾ
    チアゾール誘導体。
  8. 【請求項8】 X2 がアルキル基である請求項6記載の
    ベンゾチアゾール誘導体。
  9. 【請求項9】 2−(4−ヒドロキシベンゾイル)ベン
    ゾチアゾール及びその薬学的に許容される塩。
  10. 【請求項10】 次の一般式(I)で表されるベンゾチ
    アゾール誘導体又はその薬学的に許容される塩を有効成
    分として含有する医薬。 【化2】 〔式中、R1 はハロゲン、アルキル基、トリフルオロメ
    チル基、アセトアミド又は−OX1 を表し、X1 は水
    素、アルキル基又はアシル基を表し、R2 は水素、ハロ
    ゲン、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、トリフルオ
    ロメチル基、ニトロ基、アルキル基若しくはアシル基で
    置換されてよいアミノ基、アルキルエステル化されてい
    てもよいカルボキシル基又は−OX2 を表し、X2 は水
    素、アルキル基、アシル基又はアルキルエステル化され
    ていてもよいカルボキシアルキル基を表し、nはベンゼ
    ン環に置換するR2 の数であり1乃至3の整数を表し、
    nが2又は3の場合複数のR2 は同じであっても異なっ
    ていてもよく、R2 が水素の場合R1 は塩素以外の基を
    表す。〕
  11. 【請求項11】 脂質低下剤である請求項10記載の医
    薬。
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