JPH08324601A - 二剤混合容器 - Google Patents
二剤混合容器Info
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- JPH08324601A JPH08324601A JP7152154A JP15215495A JPH08324601A JP H08324601 A JPH08324601 A JP H08324601A JP 7152154 A JP7152154 A JP 7152154A JP 15215495 A JP15215495 A JP 15215495A JP H08324601 A JPH08324601 A JP H08324601A
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- container
- agent
- storage chamber
- mixing container
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/32—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
- B65D81/3205—Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces
- B65D81/3211—Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
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- B65D81/3261—Flexible containers having several compartments
- B65D81/3266—Flexible containers having several compartments separated by a common rupturable seal, a clip or other removable fastening device
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二剤の収納部が一体化された部品数の少ない
安価な二剤混合容器にする。 【構成】 圧搾可能な有底筒状の薄肉の容器本体１の下
方に、上端を溶着帯部６で封止された下部収納室７が第
一剤５を収納して形設され、溶着帯部６の上方にあって
上端を封止体１１で閉塞された口頚部２が立設された上
部収納室８が第二剤１０を収納して連設形成されてお
り、下部収納室７と上部収納室８とを溶着帯部６で切り
離して個別の容器に分離し、上部容器８ａに下部容器７
ａの内容物を入れ混合して使用するようにした。
安価な二剤混合容器にする。 【構成】 圧搾可能な有底筒状の薄肉の容器本体１の下
方に、上端を溶着帯部６で封止された下部収納室７が第
一剤５を収納して形設され、溶着帯部６の上方にあって
上端を封止体１１で閉塞された口頚部２が立設された上
部収納室８が第二剤１０を収納して連設形成されてお
り、下部収納室７と上部収納室８とを溶着帯部６で切り
離して個別の容器に分離し、上部容器８ａに下部容器７
ａの内容物を入れ混合して使用するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、染毛剤や二成分を使用
時に混合して使用する化粧料など、異なった性質の二剤
を隔離状態で収納し、使用する間際にこれらを混合して
使用する容器に関するものである。
時に混合して使用する化粧料など、異なった性質の二剤
を隔離状態で収納し、使用する間際にこれらを混合して
使用する容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、染毛剤や二成分を混合して使用
する化粧料、水薬に錠剤を溶かし込んで使用する目薬な
ど、流体からなる一剤と、流体、粉体、固体とからなる
別の一剤とを個別に収納し、使用間際にこれら二剤を混
合して一回ないし少数回で使いつくすタイプの商品が提
供されている。
する化粧料、水薬に錠剤を溶かし込んで使用する目薬な
ど、流体からなる一剤と、流体、粉体、固体とからなる
別の一剤とを個別に収納し、使用間際にこれら二剤を混
合して一回ないし少数回で使いつくすタイプの商品が提
供されている。
【０００３】従来このタイプの商品の内容物は、二剤を
混合してから長時間が経過すると、変質したり分解した
りして効力を喪失するものであるので、一剤づつ個別の
容器に分離して収納し、使用間際に一剤の容器と、これ
とペアとなっている他のもう一つの容器の一剤とを混合
して使用するものであるが、各容器は独立して存在して
いるのでペアとしての一体感がなく、個別の容器を組み
合わせて一つの商品として一体感を得る為に、更に空間
的に無駄のあるセット用の包装をすることが避けられな
かった。また、二つの容器の片方を紛失したり、ペアの
容器を取り違えて混合してしまうという心配もあった。
混合してから長時間が経過すると、変質したり分解した
りして効力を喪失するものであるので、一剤づつ個別の
容器に分離して収納し、使用間際に一剤の容器と、これ
とペアとなっている他のもう一つの容器の一剤とを混合
して使用するものであるが、各容器は独立して存在して
いるのでペアとしての一体感がなく、個別の容器を組み
合わせて一つの商品として一体感を得る為に、更に空間
的に無駄のあるセット用の包装をすることが避けられな
かった。また、二つの容器の片方を紛失したり、ペアの
容器を取り違えて混合してしまうという心配もあった。
【０００４】このような問題に対応したものとして、例
えば、実公平６ー１４６６１号公報に開示された二剤混
合容器がある。
えば、実公平６ー１４６６１号公報に開示された二剤混
合容器がある。
【０００５】この従来の容器は、図７に示すように、ア
ルミ箔Ａでシールされた開口部を有する筒状体５１の内
側上部に第一の化粧料５２を収納した上向き半球状凹部
５３を形成し、この半球状凹部５３の底部裏面から前記
筒状体５１と同心的に筒状ガイド５４を垂設し、前記筒
状ガイド５４の基端部内側に、円周方向に所定間隔で複
数個の係合突起５５を形成することにより構成された本
体部Ｈと、口部５６を立設した第二の化粧料５７を収納
したボトル５８と、前記ボトル５８の口部に嵌着する蓋
５９とを備え、前記ボトル５８が、口部５６に蓋５９を
取り付けた状態で口部５６側から前記筒状ガイド５４内
に挿入され、蓋５９の外周部と前記筒状ガイド５４内の
係合突起５５との嵌合によって、本体部Ｈの下側からボ
トル５８の下側を露出させた状態で保持するようにした
ものである。
ルミ箔Ａでシールされた開口部を有する筒状体５１の内
側上部に第一の化粧料５２を収納した上向き半球状凹部
５３を形成し、この半球状凹部５３の底部裏面から前記
筒状体５１と同心的に筒状ガイド５４を垂設し、前記筒
状ガイド５４の基端部内側に、円周方向に所定間隔で複
数個の係合突起５５を形成することにより構成された本
体部Ｈと、口部５６を立設した第二の化粧料５７を収納
したボトル５８と、前記ボトル５８の口部に嵌着する蓋
５９とを備え、前記ボトル５８が、口部５６に蓋５９を
取り付けた状態で口部５６側から前記筒状ガイド５４内
に挿入され、蓋５９の外周部と前記筒状ガイド５４内の
係合突起５５との嵌合によって、本体部Ｈの下側からボ
トル５８の下側を露出させた状態で保持するようにした
ものである。
【０００６】この容器を使用するときは、本体部Ｈから
ボトル５８を引き抜いて蓋５９を外し、本体部Ｈの開口
部にシールされたアルミ箔Ａを取り除いて上向き半球状
凹部５３に第二の化粧料５７を注ぎ込み、二剤を撹拌混
合するものである。そして、使用する以前は、前述の構
成としたことにより、二剤の収納部がコンパクトに一体
化され、二剤を１セットとして空間的に無駄のない包装
ができるとともに、片方の容器を紛失する心配もないと
いうものである。
ボトル５８を引き抜いて蓋５９を外し、本体部Ｈの開口
部にシールされたアルミ箔Ａを取り除いて上向き半球状
凹部５３に第二の化粧料５７を注ぎ込み、二剤を撹拌混
合するものである。そして、使用する以前は、前述の構
成としたことにより、二剤の収納部がコンパクトに一体
化され、二剤を１セットとして空間的に無駄のない包装
ができるとともに、片方の容器を紛失する心配もないと
いうものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二剤混合容器は、二つの個別の蓋付き容器を縦方向
に連結して組み合わせたものであるので、部品数や組立
工数が多く、従って使い捨ての容器としては高価であ
る。
来の二剤混合容器は、二つの個別の蓋付き容器を縦方向
に連結して組み合わせたものであるので、部品数や組立
工数が多く、従って使い捨ての容器としては高価であ
る。
【０００８】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、二剤の収納部が一体化された部品数の少ない安価
な二剤混合容器にすることを課題としている。
ので、二剤の収納部が一体化された部品数の少ない安価
な二剤混合容器にすることを課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１係る二
剤混合容器は、圧搾可能な弾性と可撓性を兼ね備えた有
底筒状の薄肉の容器本体の下方に、上端を幅広の溶着帯
部で溶着封止された下部収納室が第一剤を収納して形設
され、前記溶着帯部の上方であって上端を封止体で閉塞
された口頚部が立設された上部収納室が第二剤を収納し
て連設形成されており、前記下部収納室と前記上部収納
室とは前記溶着帯部で切り離して個別の容器に分離可能
とされていることを特徴としている。
剤混合容器は、圧搾可能な弾性と可撓性を兼ね備えた有
底筒状の薄肉の容器本体の下方に、上端を幅広の溶着帯
部で溶着封止された下部収納室が第一剤を収納して形設
され、前記溶着帯部の上方であって上端を封止体で閉塞
された口頚部が立設された上部収納室が第二剤を収納し
て連設形成されており、前記下部収納室と前記上部収納
室とは前記溶着帯部で切り離して個別の容器に分離可能
とされていることを特徴としている。
【００１０】本発明の請求項２に係る二剤混合容器は、
請求項１に記載の二剤混合容器に係わり、前記溶着帯部
には前記下部収納室に連通し先端部が閉塞された非溶着
部からなる自己閉鎖性の流出通路が形成されていること
を特徴としている。
請求項１に記載の二剤混合容器に係わり、前記溶着帯部
には前記下部収納室に連通し先端部が閉塞された非溶着
部からなる自己閉鎖性の流出通路が形成されていること
を特徴としている。
【００１１】
【作用】前記請求項１に係る二剤混合容器においては、
一つの薄肉の中空体を幅広の溶着帯部を介して上下に二
つの収納室を連設した構成としたので、コンパクトに一
体化した容器になるとともに、溶着帯から上下に切り離
して二つの容器にして使用する。
一つの薄肉の中空体を幅広の溶着帯部を介して上下に二
つの収納室を連設した構成としたので、コンパクトに一
体化した容器になるとともに、溶着帯から上下に切り離
して二つの容器にして使用する。
【００１２】前記請求項２にかかる二剤混合容器におい
ては、上記の作用に加え、容器本体が溶着帯部から二分
されると同時に、下部収納室に連通する自己閉鎖性のあ
る流出通路が開口する。
ては、上記の作用に加え、容器本体が溶着帯部から二分
されると同時に、下部収納室に連通する自己閉鎖性のあ
る流出通路が開口する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
【００１４】図１乃至図４は、第一実施例が適用された
二剤混合容器及びその製造過程の状態や使用状態を示す
もので、本実施例の二剤混合容器Ｐは、まず、ポリエチ
レンやポリプロピレン、ポリアミドなどの軟質の合成樹
脂材料を用いて中空成形方法により、図２に示す有底筒
状の薄肉の中空体１ａを形成する。そして、この中空体
１ａは収納される内容物の物性を考慮して単層、または
所望の合成樹脂の組み合わせによる複層とされ、雄螺子
３が螺設された口頚部２が立設されたボトル状になって
いる。
二剤混合容器及びその製造過程の状態や使用状態を示す
もので、本実施例の二剤混合容器Ｐは、まず、ポリエチ
レンやポリプロピレン、ポリアミドなどの軟質の合成樹
脂材料を用いて中空成形方法により、図２に示す有底筒
状の薄肉の中空体１ａを形成する。そして、この中空体
１ａは収納される内容物の物性を考慮して単層、または
所望の合成樹脂の組み合わせによる複層とされ、雄螺子
３が螺設された口頚部２が立設されたボトル状になって
いる。
【００１５】次ぎに、前記口頚部２の開口部４より、充
填機の注入ノズル（図示省略）を深く挿入して中空体１
ａの底部に流体物からなる第一剤５を所定量充填して上
方に広い中空部７ｂを残し、充填が終わって注入ノズル
を引き上げた後、中空体１ａの胴部１ｂである前記中空
部７ｂの所望の位置を、対向する二枚の加熱板を有する
溶着機（図示省略）を用いて外側から挟み、加圧加熱に
より溶着して幅広の溶着帯部６（図においてクロスハッ
チングで示す領域）を形成し、第一剤５が密封された下
部収納室７を形設するとともに、この下部収納室７の上
方には前記溶着帯部６を介して中空の上部収納室８が自
動的に連設され、全体として容器本体１が形成される。
填機の注入ノズル（図示省略）を深く挿入して中空体１
ａの底部に流体物からなる第一剤５を所定量充填して上
方に広い中空部７ｂを残し、充填が終わって注入ノズル
を引き上げた後、中空体１ａの胴部１ｂである前記中空
部７ｂの所望の位置を、対向する二枚の加熱板を有する
溶着機（図示省略）を用いて外側から挟み、加圧加熱に
より溶着して幅広の溶着帯部６（図においてクロスハッ
チングで示す領域）を形成し、第一剤５が密封された下
部収納室７を形設するとともに、この下部収納室７の上
方には前記溶着帯部６を介して中空の上部収納室８が自
動的に連設され、全体として容器本体１が形成される。
【００１６】次ぎに、容器本体１の上部収納室８に粉体
からなる第二剤１０を充填し、封止体１１を口頚部２に
螺着することにより上部収納室８は密閉され、本実施例
の二剤混合容器Ｐが完成する。
からなる第二剤１０を充填し、封止体１１を口頚部２に
螺着することにより上部収納室８は密閉され、本実施例
の二剤混合容器Ｐが完成する。
【００１７】そして、前記溶着帯部６には、後端が下部
収納室７に開口して連通し先端部９ａが溶着帯部６の上
方に延びて溶着されて閉塞された非溶着部分からなる流
出通路９が形成されているとともに、溶着帯部６の両端
側縁にあって前記流出通路９の先端部９ａよりも低い位
置には切断位置を示す切り込み６ａが設けられている。
収納室７に開口して連通し先端部９ａが溶着帯部６の上
方に延びて溶着されて閉塞された非溶着部分からなる流
出通路９が形成されているとともに、溶着帯部６の両端
側縁にあって前記流出通路９の先端部９ａよりも低い位
置には切断位置を示す切り込み６ａが設けられている。
【００１８】前記流出通路９は二剤混合容器Ｐを使用す
る際に前記溶着帯部６の切り込み６ａの位置から上下に
切り離して上部収納容器８ａと下部収納容器７ａとに分
離すると、その先端部９ａが同時に切り開かれて開口す
るものである。そして、開口した流出通路９は重なり合
った自身の壁の弾性により自己閉鎖しており、下部収納
室７の壁を圧搾することにより充填されている第一剤５
の進入圧を受けて自動的に開口するとともに、圧搾を中
止すると再び自己閉鎖する自動閉鎖装置となっている。
る際に前記溶着帯部６の切り込み６ａの位置から上下に
切り離して上部収納容器８ａと下部収納容器７ａとに分
離すると、その先端部９ａが同時に切り開かれて開口す
るものである。そして、開口した流出通路９は重なり合
った自身の壁の弾性により自己閉鎖しており、下部収納
室７の壁を圧搾することにより充填されている第一剤５
の進入圧を受けて自動的に開口するとともに、圧搾を中
止すると再び自己閉鎖する自動閉鎖装置となっている。
【００１９】また、前記封止体１１は、本実施例の図に
に於いては有頭筒状の螺子蓋で示されているが、封止体
１１はこれに限るものではなく、閉塞機構を有する周知
の注出栓（図示せず）であればよいことはいう迄もな
い。
に於いては有頭筒状の螺子蓋で示されているが、封止体
１１はこれに限るものではなく、閉塞機構を有する周知
の注出栓（図示せず）であればよいことはいう迄もな
い。
【００２０】以上のように構成された本実施例の二剤混
合容器Ｐは、一個の薄肉の中空体１ａを溶着帯部６で上
下に区画して二つの密閉された収納室を連設した構成と
したので、部品数が少なく安価に製造できるとともに、
コンパクトに一体化した一つの容器であるので、二剤を
取り違えて混合したり、一剤を紛失したりする心配がな
い。
合容器Ｐは、一個の薄肉の中空体１ａを溶着帯部６で上
下に区画して二つの密閉された収納室を連設した構成と
したので、部品数が少なく安価に製造できるとともに、
コンパクトに一体化した一つの容器であるので、二剤を
取り違えて混合したり、一剤を紛失したりする心配がな
い。
【００２１】そして、これを使用するときは、図４に示
すように、刃物を用いて溶着帯部６から上下に切り離し
て上部容器８ａと下部容器７ａとの二つの容器に分離
し、上部容器８ａの封止体１１を取り外し、下部容器７
ａを下向きにして圧搾し流出通路９から流動体である第
一剤５を押し出して上部容器８ａ内に注ぎ込んで二剤を
混合する。二剤が混合された上部容器８ａは圧搾可能な
容器であるので、容器を摘んで逆さにして外側から圧搾
することにより内容物を無駄なく絞り出すことが可能で
ある。
すように、刃物を用いて溶着帯部６から上下に切り離し
て上部容器８ａと下部容器７ａとの二つの容器に分離
し、上部容器８ａの封止体１１を取り外し、下部容器７
ａを下向きにして圧搾し流出通路９から流動体である第
一剤５を押し出して上部容器８ａ内に注ぎ込んで二剤を
混合する。二剤が混合された上部容器８ａは圧搾可能な
容器であるので、容器を摘んで逆さにして外側から圧搾
することにより内容物を無駄なく絞り出すことが可能で
ある。
【００２２】また、本実施例の二剤混合容器は、その前
駆体である中空体１ａの形状を変えることにより、多様
なデザインにすることが容易に可能である。
駆体である中空体１ａの形状を変えることにより、多様
なデザインにすることが容易に可能である。
【００２３】即ち、前記第一実施例に於いては、容器本
体１の前駆体である中空体１ａの径寸法が全体に均一な
筒状体であるので、その胴部１ｂを外側から挟み込むよ
うに溶着して形成された溶着帯部６は、中空体１ａの径
寸法よりも拡幅された扁平形状を呈するが、例えば、図
５に示すように、中空体１ａの胴部１ｂの中間部分を窄
ませて径小部１ｃを設け、この部分を溶着して溶着帯部
６を形成すると、溶着帯部６の横幅は中空体１ａの外径
と同程度に収まり、化粧容器などに相応しい全体として
スリムなデザインの二剤混合容器になる。
体１の前駆体である中空体１ａの径寸法が全体に均一な
筒状体であるので、その胴部１ｂを外側から挟み込むよ
うに溶着して形成された溶着帯部６は、中空体１ａの径
寸法よりも拡幅された扁平形状を呈するが、例えば、図
５に示すように、中空体１ａの胴部１ｂの中間部分を窄
ませて径小部１ｃを設け、この部分を溶着して溶着帯部
６を形成すると、溶着帯部６の横幅は中空体１ａの外径
と同程度に収まり、化粧容器などに相応しい全体として
スリムなデザインの二剤混合容器になる。
【００２４】また、本発明の二剤混合容器に於いては、
中空体１ａの横断面が真円形に限るものではなく、例え
ば楕円形でもよく、多様な形状の成形が可能な中空成形
方法を採用することにより、中空体１ａの上部と下部と
の径寸法を異ならせるなどして多彩な形状の容器にする
ことができる。
中空体１ａの横断面が真円形に限るものではなく、例え
ば楕円形でもよく、多様な形状の成形が可能な中空成形
方法を採用することにより、中空体１ａの上部と下部と
の径寸法を異ならせるなどして多彩な形状の容器にする
ことができる。
【００２５】また、上述した各実施例に於いては、下部
収納室７に充填される第一剤５が流体物であるので、溶
着帯部６に流出通路９を形成しこれにより注出させるよ
うにしたが、下部収納室７に充填される第一剤５は流体
物に限られるものではなく、第一剤５に粉体や錠剤を使
用することもある。この場合には、図６に示すように、
流出通路９は形成せず、溶着体部６に切り込み６ａのみ
を設けた構成にすることが望ましい。そして、前記溶着
帯部６の切り込み６ａの位置から二剤混合容器Ｐを上部
収納容器８ａと下部収納容器７ａとに切り離した後、下
部収納容器７ａの上端角部６ｂを大きく切り開いて大き
な排出口６ｃを開口することにより第一剤５を上部収納
容器８ａに容易に移すことができる。
収納室７に充填される第一剤５が流体物であるので、溶
着帯部６に流出通路９を形成しこれにより注出させるよ
うにしたが、下部収納室７に充填される第一剤５は流体
物に限られるものではなく、第一剤５に粉体や錠剤を使
用することもある。この場合には、図６に示すように、
流出通路９は形成せず、溶着体部６に切り込み６ａのみ
を設けた構成にすることが望ましい。そして、前記溶着
帯部６の切り込み６ａの位置から二剤混合容器Ｐを上部
収納容器８ａと下部収納容器７ａとに切り離した後、下
部収納容器７ａの上端角部６ｂを大きく切り開いて大き
な排出口６ｃを開口することにより第一剤５を上部収納
容器８ａに容易に移すことができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の二剤混合容器によれば、以下の
効果を奏することができる。
効果を奏することができる。
【００２７】請求項１に記載の二剤混合容器によれば、
一個の薄肉の中空体を溶着帯部で上下に区画して二つ収
納室を連設した構成とし、これを溶着帯部より二つの容
器に切り離して使用するようにしたので、部品数が少な
く安価に製造できるとともに、コンパクトに一体化した
一つの容器になっているので、混合する前の二剤を取り
違えたり、一剤を紛失したりする心配がない一体感のあ
る容器にできる。
一個の薄肉の中空体を溶着帯部で上下に区画して二つ収
納室を連設した構成とし、これを溶着帯部より二つの容
器に切り離して使用するようにしたので、部品数が少な
く安価に製造できるとともに、コンパクトに一体化した
一つの容器になっているので、混合する前の二剤を取り
違えたり、一剤を紛失したりする心配がない一体感のあ
る容器にできる。
【００２８】そして、二剤が混合される上部容器は圧搾
可能な容器であるので、逆さにして内容物が排出できる
ことに加えて、更に外部から圧搾して内容物を無駄なく
絞り出すことができるので、粘性のある内容物であって
も無駄なく使用しきることができる。
可能な容器であるので、逆さにして内容物が排出できる
ことに加えて、更に外部から圧搾して内容物を無駄なく
絞り出すことができるので、粘性のある内容物であって
も無駄なく使用しきることができる。
【００２９】また、本発明の二剤混合容器の前駆体であ
る中空体は多彩な形状に形成できる中空成形方法を採用
することにより、多様なデザインの容器にすることが可
能である。
る中空体は多彩な形状に形成できる中空成形方法を採用
することにより、多様なデザインの容器にすることが可
能である。
【００３０】請求項２に記載の二剤混合容器では、上記
の効果に加えて、容器本体が溶着帯部から二分されると
同時に下部収納室に連通する自己閉鎖性のある流出通路
を溶着帯部に設けた構造としたので、切り離された下部
容器は自動開閉装置を有する押し出し容器になり、圧搾
して内容物を完全に排出することができるとともに、下
部容器を誤って倒しても流出通路は自己閉鎖して周辺を
内容物で汚染するようなことがなく、取り扱いが安全な
容器である。
の効果に加えて、容器本体が溶着帯部から二分されると
同時に下部収納室に連通する自己閉鎖性のある流出通路
を溶着帯部に設けた構造としたので、切り離された下部
容器は自動開閉装置を有する押し出し容器になり、圧搾
して内容物を完全に排出することができるとともに、下
部容器を誤って倒しても流出通路は自己閉鎖して周辺を
内容物で汚染するようなことがなく、取り扱いが安全な
容器である。
【図１】本発明の二剤混合容器の第一実施例を示す断面
図。
図。
【図２】同実施例に使用する中空体の正面図。
【図３】同実施例の側面図。
【図４】同実施例の使用態様を示す説明図。
【図５】本発明の二剤混合容器の第二実施例の製作態様
を示す説明図。
を示す説明図。
【図６】本発明の二剤混合容器の第三実施例の使用態様
を示す説明図。
を示す説明図。
【図７】従来の実施例を示す断面図。
１ 容器本体，２ 口頚部，５ 第一剤，６ 溶着帯
部，７ 下部収納室，８ 上部収納室，９ 流出通路，
９ａ 先端部，１０ 第二剤，１１ 封止体，Ｐ 二剤
混合容器，
部，７ 下部収納室，８ 上部収納室，９ 流出通路，
９ａ 先端部，１０ 第二剤，１１ 封止体，Ｐ 二剤
混合容器，
Claims (2)
- 【請求項１】 圧搾可能な弾性と可撓性を兼ね備えた有
底筒状の薄肉の容器本体の下方に、上端を幅広の溶着帯
部で溶着封止された下部収納室が第一剤を収納して形設
され、前記溶着帯部の上方であって上端を封止体で閉塞
された口頚部が立設された上部収納室が第二剤を収納し
て連設形成されており、前記下部収納室と前記上部収納
室とは前記溶着帯部で切り離して個別の容器に分離可能
とされていることを特徴とする二剤混合容器。 - 【請求項２】 請求項１記載の二剤混合容器において、
前記溶着帯部には前記下部収納室に連通し先端部が閉塞
された非溶着部からなる自己閉鎖性の流出通路が形成さ
れていることを特徴とする二剤混合容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152154A JPH08324601A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 二剤混合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152154A JPH08324601A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 二剤混合容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08324601A true JPH08324601A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15534211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7152154A Pending JPH08324601A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 二剤混合容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08324601A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013145901A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 株式会社島津製作所 | 分割可能な容器及び容器に収容された物質の分割方法 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7152154A patent/JPH08324601A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013145901A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 株式会社島津製作所 | 分割可能な容器及び容器に収容された物質の分割方法 |
| CN104220872A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-12-17 | 株式会社岛津制作所 | 可分割的容器以及容纳于容器内的物质的分割方法 |
| JPWO2013145901A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-12-10 | 株式会社島津製作所 | 分割可能な容器及び容器に収容された物質の分割方法 |
| CN104220872B (zh) * | 2012-03-30 | 2016-08-31 | 株式会社岛津制作所 | 可分割的容器以及容纳于容器内的物质的分割方法 |
| US9623410B2 (en) | 2012-03-30 | 2017-04-18 | Shimadzu Corporation | Segmentable container and method of segmenting substance contained in container |
| US10369563B2 (en) | 2012-03-30 | 2019-08-06 | Shimadzu Corporation | Segmentable container and method of segmenting substance contained in container |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050304 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |