JPH08324500A - 宇宙構造物の保持解放装置 - Google Patents

宇宙構造物の保持解放装置

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JPH08324500A
JPH08324500A JP7133880A JP13388095A JPH08324500A JP H08324500 A JPH08324500 A JP H08324500A JP 7133880 A JP7133880 A JP 7133880A JP 13388095 A JP13388095 A JP 13388095A JP H08324500 A JPH08324500 A JP H08324500A
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JP7133880A
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Arata Tanaka
新 田中
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Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/64Systems for coupling or separating cosmonautic vehicles or parts thereof, e.g. docking arrangements
    • B64G1/645Separators

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、安全性の高い保持解放動作を実現
したうえで、繰返し使用を可能に構成することにある。 【構成】位置決め機構20の位置決め棒23を圧縮バネ
27を介して離脱(解放)方向に付勢して配設し、この
位置決め棒23を圧縮バネ27の付勢力に抗してワイヤ
機構10の被保持部材11,12の位置決め穴11a,
12aに挿入した状態で、該位置決め棒23を保持機構
50により保持し、さらにこの保持機構50をロック機
構70で位置規制することにより宇宙構造物を保持する
ようにして、そのロック機構70による保持機構50の
位置規制を解除すると、位置決め機構20の位置決め棒
23が圧縮バネ27により付勢され、その位置決め棒2
3が被保持部材11,12の位置決め穴11a,12a
から離脱されて、宇宙構造物の保持が解放されるように
構成し、所期の目的を達成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば太陽電池パド
ル等の宇宙構造物を宇宙航行体等の取付体に対して解放
自在に位置決め保持するのに用いる保持解放装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星等の宇宙航行体にお
いては、宇宙空間に打上げる場合、搭載する太陽電池パ
ドル等の宇宙構造物を地上において、一旦、折畳んで保
持解放装置を用いて保持状態に位置決め固定することに
より、打上げ時に宇宙構造物に加わる大荷重を保持し、
該宇宙構造物を安全に宇宙空間まで輸送する方法が採ら
れている。そして、この宇宙構造物は、宇宙航行体が宇
宙空間に到達した状態で、保持解放装置による保持が解
放され、宇宙空間に構築される。
【0003】ところで、このような従来の保持解放装置
としては、太陽電池パドル等の宇宙構造物を衛星構体に
対して折畳み状態で刃状の切断機構を備えた保持解放機
構部を介在して位置決め保持して、宇宙空間への打上げ
時に加わる大荷重を保持し、宇宙空間に到達した状態
で、周知の分離ボルト等の火工品を遠隔的に爆発制御す
ることにより、その切断機構が動作されて保持解放機構
部が解放制御され、宇宙構造物を、例えば展開可能に解
放を行う方式のものが知られている。
【0004】しかしながら、上記保持解放装置では、火
工品を用いているために、その取扱が非常に煩雑である
うえ、安全性が劣るという問題を有する。また、これに
よると、保持状態から一旦、解放してしまうと、再使用
が困難であり、新しいものと交換しなければならないた
めに、例えば地上において宇宙構造物の動作試験を含む
確認試験を行うような場合には、その試験の都度、新た
な火工品を用意しなければならないために、高価となる
という問題を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の保持解放装置では、取扱が煩雑で、安全性が劣るう
え、繰返し使用が困難であるという問題を有する。この
発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構成簡易に
して、安全性の高い保持解放動作を実現し得、且つ、繰
返し使用を実現し得るようにした宇宙構造物の保持解放
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、宇宙構造物
を解放自在に位置決め保持する位置決め穴が設けられた
被保持部材と、この被保持部材の位置決め穴に対して、
位置決め部が出入り自在に設けられる位置決め機構と、
この位置決め機構の位置決め部を前記被保持部材の位置
決め穴から離間する方向に付勢する付勢手段と、前記位
置決め機構の位置決め部を前記付勢手段の付勢力に抗し
て移動付勢して前記被保持部材の位置決め穴に嵌合さ
せ、前記宇宙構造物を保持位置に位置決めする保持手段
と、この保持手段を位置決め位置に位置規制する解放自
在に設けられたロック解放手段とを備えて保持解放装置
を構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、位置決め機構は、その位置
決め部が付勢手段の付勢力に抗して被保持部材の位置決
め穴に挿入されて、該位置決め部が保持手段により保持
され、さらに保持手段がロック解放手段に位置規制され
ることによりて宇宙構造物を保持する。そして、ロック
解放手段のロックが解除されると、位置決め機構の位置
決め部が付勢手段により付勢され、位置決め部が被保持
部材の位置決め穴から離脱され、宇宙構造物を解放す
る。これにより、従来のような取扱が煩雑で、安全性の
劣る火工品を用いることなく、確実な保持解放動作を実
現したうえで、再度の保持解放動作が実現されて、再使
用が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る宇宙構造物の保持解放装置を示すもので、図示しない
太陽電池パドル等の宇宙構造物を折畳み位置等の所定の
位置に位置決め保持するワイヤ機構10、該ワイヤ機構
10を前記宇宙構造物(図示せず)の保持位置で位置決
めする位置決め機構20、該位置決め機構20を位置決
め位置で保持する保持機構50、保持機構50を保持位
置でロック及びロック解除するロック機構70で構成さ
れる。
【0009】すなわち、ワイヤ機構10は、上記宇宙構
造物(図示せず)の保持解放機構部を構成し、その両端
部に被保持部材11,12がそれぞれ固着される(図2
及び図3参照)。これら被保持部材11,12には、先
端部に位置決め穴11a,12aが互いに対応して設け
られる。そして、これら被保持部材11,12は、その
位置決め穴11a,12bが積重されて同軸的に位置す
るように突合わさせた状態で、上記位置決め機構20に
装着される。
【0010】上記位置決め機構20は、支持台21に一
対のワイヤ案内部22a,22bが所定の間隔を有して
設けられる。このワイヤ案内部22a,22bには、上
記ワイヤ機構10の両端部が矢印A,B方向に移動自在
に挿着され、上記被保持部材11,12の位置決め穴1
1a,12aが積重配置される。
【0011】上記支持台21には、位置決め部、例えば
位置決め棒23が緩衝バネ24を介して矢印C,D方向
に移動自在に配設される。位置決め棒23の基端部に
は、螺子部23aが形成され、この螺子部23aには、
調整用の一対のナット部材25a,25bが調整自在に
螺合される。
【0012】そして、位置決め棒23の周囲には、筒状
の案内部材26が同軸的に被着され、この案内部材26
と位置決め棒23との間には、解放用圧縮バネ27が同
軸的に配設される。案内部材26は、一端がナット部材
25bに支持され、中間部が支持台21の支持部28に
矢印C,D方向に移動自在に挿着される。
【0013】また、案内部材26と位置決め棒23との
間には、圧縮バネ27が同軸的に介在される。この圧縮
バネ27は、その一端がナット部材25bに係着され、
他端が支持台21の支持部28に係着される。この支持
部28には、透孔28aが上記位置決め棒23に対応し
て形成される。これにより、ナット部材25a,25b
が位置決め棒23の螺子部23aに対して螺合調整され
ると、圧縮バネ27は、その付勢力が可変調整されて、
位置決め棒23及び案内部材26の矢印C方向の付勢力
が設定される。
【0014】さらに、案内部材26には、その先端部に
結合部26aが設けられ、この結合部26aには、上記
保持機構50のワイヤ部材51が結合される。即ち、ワ
イヤ部材51は、その一端が案内部材26の結合部26
aに結合部材52を介して結合され、その中間部がプー
リ53に巻き掛けられた後、他端が巻取ドラム54に巻
き取り自在に支持される。この巻取ドラム54は、ハー
モニックドライブと称する減速機構55に連結され、こ
の減速機構55の回転軸56は、取付ブラケット57及
び軸受58を介して支持ベース59に回転自在に配設さ
れる。そして、巻取ドラム54には、第1のアーム60
の一端が支持され、この第1のアーム60の他端には、
ロック部60aが設けられる。
【0015】なお、上記プーリ53は、ワイヤ部材51
の巻き掛け方向を変換するものであり、その位置決め機
構20と保持機構50の配置スペース等を考慮して適宜
配設される。したがって、十分に配置スペースを採れる
ような場合には、位置決め機構20と保持機構50との
間にプーリ53を介在しないで組付け配置するように構
成してもよい。
【0016】また、上記支持ベース59には、第2のア
ーム61が軸62を介して回転自在に配設される。第2
のアーム61は、その一端に第1のロック部61aが第
1のアーム60のロック部60aに対応して形成され、
その他端には、第2のロック部61bが形成される。こ
の第2のロック部61bには、ロック部材70の一端に
設けられる係止部71aが接離自在に対向配置される。
ロック部材71は、その他端が上記ロック機構70に支
持される。
【0017】ロック機構70は、図4及び図5に示すよ
うに上記支持ベース59に取付ブラケット72を介して
配設され、例えば図示しない制御部からの指令信号に応
動してロック部材71を矢印A,B方向に直線(並進)
駆動して、該ロック部材71の係止部71aを第2のア
ーム61の第2のロック部61bから接離してロック及
びロック解除を実行する。この第2のアーム61は、そ
の第1のロック部61aで第1のアーム60のロック部
60aを係止して、巻取ドラム54の回転を規制してい
るが、その第2のロック部61の第2のロック部61b
からロック部材71の係止部71aが離間されると、そ
の第1のロック部61aによる第1のアーム60のロッ
ク部60aのロックを解除する。これにより、圧縮バネ
27の付勢力が案内部材26を介して位置決め棒23に
付与され、圧縮バネ27の付勢力により、巻取ドラム5
4に巻き掛けられたワイヤ部材51が矢印C方向に押出
され、位置決め棒23が同方向に移動されて被保持部材
11,12の位置決め穴11a,12aから離脱され
る。
【0018】上記構成において、ワイヤ機構10は、上
記宇宙構造物の保持位置において、位置決め機構20の
ワイヤ案内部22a22bに移動自在に挿着され、その
被保持部材11,12の位置決め穴11a,12aに位
置決め棒23が圧縮バネ27の付勢力に抗して挿入され
る。即ち、位置決め棒23は、ワイヤ部材51により案
内部材26とともに圧縮バネ27の付勢力に抗して支持
台21の支持部28に対して矢印D方向に移動付勢さ
れ、その先端が一対の被保持部材11,12の位置決め
穴11a,12aに挿入される。
【0019】この状態において、巻取ドラム54は、ワ
イヤ部材51を周囲に巻き取り、その第1のアーム60
のロック部60aが第2のアーム61の第1のロック部
61aに係合されて、該第2のアーム61の第2のロッ
ク部61bがロック部材71の係止部71aに係止さ
れ、該ロック部材71がロック機構70に位置規制され
る。これにより、ワイヤ機構10の被保持部材11,1
2は、位置決めされ、上記宇宙構造物(図示せず)が所
定の位置に保持される。
【0020】そして、上記保持状態において、上記宇宙
構造物(図示せず)の解放を行う場合には、先ず、上記
ロック機構70が上記制御部(図示せず)を介して動作
制御される。ここで、ロック機構70は、ロック部材7
1を矢印B方向に移動付勢して、該ロック部材71の係
止部71aによる第2のアーム61の第2のロック部6
1bの位置規制を解除する。
【0021】これにより、巻取ドラム54は、その第1
のアーム60のロック部60aが第2のアーム61の第
1のロック部61aから解放状態となり、ワイヤ部材5
1を介して圧縮バネ27の付勢力が付与されて回転駆動
され、該ワイヤ部材51が巻取ドラム54から押出され
る。この結果、案内部材26は、ワイヤ部材51による
保持が解放され、圧縮バネ27の付勢力により支持台2
1の支持部28に対して矢印C方向に移動され、これに
連動して位置決め棒23が同方向に移動されて、被保持
部材11,12の位置決め穴11a,12aから離脱さ
れ、ここに、ワイヤ機構10がフリー状態となり、上記
宇宙構造物(図示せず)の保持が解放される。
【0022】この際、上記位置決め棒23及び案内部材
26は、位置決め棒23の被保持部材11,12の位置
決め穴11a,12aからの離脱時、緩衝バネ24の作
用により、圧縮バネ27の付勢力による衝撃を吸収し
て、支持台21に対して強い衝撃力を与えることなく、
安定した解放動作が行われる。
【0023】また、上記宇宙構造物(図示せず)の保持
解放後、再び、保持する場合には、先ず、上記巻取ドラ
ム54を圧縮バネ17の付勢力に抗して反転駆動させ
る。すると、巻取ドラム54は、その周囲にワイヤ部材
51を巻き取り、ワイヤ部材51を支持部28に対して
矢印D方向に移動付勢する。この際、巻取ドラム54
は、減速機構55の作用により、比較的小さな回転力
で、圧縮バネ27の付勢力に抗して反転駆動され、その
回転に伴ってワイヤ部材51が巻き取られて、位置決め
棒23及び案内部材26が矢印D方向に移動される。
【0024】そして、案内部材26が圧縮バネ27の付
勢力に抗して矢印D方向に移動されると、これに連動し
て、位置決め棒23が同方向に移動され、上記宇宙構造
物(図示せず)を所定の位置に保持する被保持部材1
1,12の位置決め穴11a,12aに挿入される。
【0025】この状態において、ロック機構70が動作
され、ロック部材71を矢印A方向に移動付勢する。こ
こで、ロック部材71は、その係止部71aで第2のア
ーム61の第2のロック部61bを位置規制して、該第
2のアーム61の第1のロック部61aを第1のアーム
60のロック部60aに係止することにより、第1のア
ーム60が位置規制される。これにより、案内部材26
は、ワイヤ部材51を介して圧縮バネ27の付勢力に抗
して、矢印D方向に移動付勢され、位置決め棒23が被
保持部材11,12の位置決め穴11a,12aに挿入
された状態で、位置規制されてワイヤ機構10を位置規
制し、ここに、再び上記宇宙構造物(図示せず)が所定
の位置に保持される。
【0026】このように、上記宇宙構造物の保持解放装
置は、位置決め機構20の位置決め棒23を圧縮バネ2
7を介して離脱(解放)方向に付勢して配設し、この位
置決め棒23を圧縮バネ27の付勢力に抗してワイヤ機
構10の被保持部材11,12の位置決め穴11a,1
2aに挿入した状態で、該位置決め棒23を保持機構5
0により保持し、さらにこの保持機構50をロック機構
70で位置規制することにより上記宇宙構造物(図示せ
ず)を保持するようにして、そのロック機構70による
保持機構50の位置規制を解除すると、位置決め機構2
0の位置決め棒23が圧縮バネ27により付勢され、そ
の位置決め棒23が被保持部材11,12の位置決め穴
11a,12aから離脱されて、上記宇宙構造物(図示
せず)の保持が解放されるように構成した。
【0027】これによれば、従来のような取扱が煩雑
で、しかも、安全性の劣る火工品を用いることなく、し
かも、機構的にも摺動箇所が案内部材26と支持台21
の支持部28との間等、極めて少ないことにより、宇宙
空間という極限環境において、信頼性の高い、安定した
保持解放動作が実現される。また、火工品等の消耗品を
用いていないことで、繰返しの保持解放動作が容易に実
現できるため、その組付け作業等における取扱が簡便化
される。
【0028】この結果、例えば地上における宇宙構造物
の確認試験等の際、繰返しの使用が実現されることによ
り、確認試験を納得いくまで、幾度でも実行することが
可能となり、被保持側の宇宙構造物の信頼性の向上と共
に、安全性の向上の促進に寄与できる。
【0029】なお、上記実施例では、位置決め棒23及
び案内部材26を緩衝バネ24を介して支持台21に配
設して、解放時の衝撃力を吸収するように構成した場合
で説明したが、これに限ることなく、支持台21と位置
決め棒23との間に緩衝バネ24を配設することなく構
成することも可能である。この場合には、例えば位置決
め棒23に加わる衝撃力を各部に悪影響を及ぼさないよ
うに、圧縮バネ27の付勢力を設定する必要がある。
【0030】そして、位置決め棒23の離脱時の緩衝手
段としては、上記緩衝バネ24に限ることなく、各種の
緩衝構造のものが構成可能である。また、上記実施例で
は、巻取ドラム54を減速機構55を介して配設し、例
えば人間の力等の比較的小さな力で回転駆動して、保持
設定し得るように構成したが、これに限ることなく、例
えば減速機構55を介在することなく配設して、巻取ド
ラム54をモータ等の駆動力で直接的に回転させて保持
設定を行うように構成することも可能である。
【0031】さらに、この発明は、上記実施例に限るこ
となく、例えば地上模擬試験専用の保持解放装置として
構成することも可能である。即ち、上述したように地上
における確認試験において、繰返し保持解放動作を行う
場合に、再使用が可能なことで、特に有効な効果が期待
される。
【0032】また、上記実施例では、宇宙構造物を所定
の位置に保持する保持解放機構部としてワイヤ機構を用
いて構成した場合で説明したが、これに限ることなく、
各種の構造の保持解放機構部のものにおいて適用可能で
ある。
【0033】さらに、上記実施例では、ワイヤ機構10
の両端部に被保持部材11,12を設けて、このワイヤ
機構20の両端部の二点を保持する二点保持構造のもの
に適用した場合で説明したが、これに限ることなく、例
えば一点保持構造や二点以上の複数保持構造においても
適用可能である。
【0034】また、上記実施例では、圧縮バネ27を用
いて位置決め棒23の解放を行うように構成した場合で
説明したが、これに限ることなく、引張バネ等の各種構
造のバネを用いて構成することが可能である。よって、
この発明は上記実施例に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、安全性の高い保持解放動作を実現
し得、且つ、繰返し使用を実現し得るようにした宇宙構
造物の保持解放装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る宇宙構造物の保持解
放装置を示した図。
【図2】図1の位置決め機構を取出して示した図。
【図3】図1の位置決め機構と保持機構の組付け状態を
示した図。
【図4】図1の保持機構とロック機構を取出して示した
図。
【図5】図4のAーOーO´ーA´を断面して示した
図。
【符号の説明】
10…ワイヤ機構。 11,12…被保持
部材。11a,12a…位置決め穴。 20…位置決
め機構。21…支持台。 22a,2
2b…ワイヤ案内部。23…位置決め棒。
24…緩衝バネ。23a…螺子部。
25a,25b…ナット部材。26…案内部材。
27…圧縮バネ。28…支持台。
28a…透孔。26a…結合部。
50…保持機構。51…ワイヤ部材。
52…結合部材。53…プーリ。
54…巻取ドラム。55…減速機構。
56…回転軸。57…取付ブラケット。 58
…軸受。59…支持ベース。 60…第1
のアーム。60a…ロック部。 61…第
2のアーム。61a…第1のロック部。 61b
…第2のロック部。62…軸。
70…ロック機構。71…ロック部材。
71a…係止部。72…取付ブラケット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙構造物を解放自在に位置決め保持す
    る位置決め穴が設けられた被保持部材と、 この被保持部材の位置決め穴に対して、位置決め部が出
    入り自在に設けられる位置決め機構と、 この位置決め機構の位置決め部を前記被保持部材の位置
    決め穴から離間する方向に付勢する付勢手段と、 前記位置決め機構の位置決め部を前記付勢手段の付勢力
    に抗して移動付勢して前記被保持部材の位置決め穴に嵌
    合させ、前記宇宙構造物を保持位置に位置決めする保持
    手段と、 この保持手段を位置決め位置に位置規制する解放自在に
    設けられたロック解放手段とを具備した宇宙構造物の保
    持解放装置。
  2. 【請求項2】 宇宙構造物を解放自在に位置決め保持す
    る位置決め穴が設けられた被保持部材と、 この被保持部材の位置決め穴に対して、位置決め部が出
    入り自在に設けられる位置決め機構と、 この位置決め機構の位置決め部を前記位置決め穴から離
    間する方向に付勢する付勢手段と、 前記位置決め機構の位置決め部が前記付勢手段による付
    勢力により前記被保持部材の位置決め穴から離脱した状
    態で、前記付勢手段の付勢力を吸収する緩衝手段と、 前記位置決め機構の位置決め部を前記付勢手段の付勢力
    に抗して移動付勢して前記被保持部材の位置決め穴に嵌
    合させ、前記宇宙構造物を保持位置に位置決めする保持
    手段と、 この保持手段を位置決め位置に位置規制する解放自在に
    設けられたロック解放手段とを具備した宇宙構造物の保
    持解放装置。
  3. 【請求項3】 保持手段は、減速機構を備えて、前記位
    置決め機構の位置決め部の移動付勢力が軽減されるよう
    に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の宇宙
    構造物の保持解放装置。
  4. 【請求項4】 前記宇宙構造物は、折畳み展開自在に構
    成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記
    載の宇宙構造物の保持解放装置。
  5. 【請求項5】 前記宇宙構造物の地上確認試験に適用さ
    れることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の
    宇宙構造物の保持解放装置。
JP7133880A 1995-05-31 1995-05-31 宇宙構造物の保持解放装置 Pending JPH08324500A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056937A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Shimizu Corp 射出装置
CN104925273A (zh) * 2015-05-13 2015-09-23 上海宇航系统工程研究所 一种手动解锁装置
CN112061420A (zh) * 2020-09-15 2020-12-11 哈尔滨工业大学 一种连杆触发式锁释装置及其工作方法
CN112407343A (zh) * 2020-11-20 2021-02-26 哈尔滨工业大学 扭簧驱动楔块式低冲击可重复锁紧释放机构及其工作方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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