JPH08323183A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH08323183A
JPH08323183A JP15383395A JP15383395A JPH08323183A JP H08323183 A JPH08323183 A JP H08323183A JP 15383395 A JP15383395 A JP 15383395A JP 15383395 A JP15383395 A JP 15383395A JP H08323183 A JPH08323183 A JP H08323183A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理物の受入と排出のために真空室に隣接
して設けられるロードロック室と真空室間の開口を開閉
する逆圧板の面積を縮小し、逆圧板に付随する機構を簡
略化して小型化を図り、併せて信頼性、保守性及び経済
性の向上を図る。 【構成】 被処理物としてのディスク10を受入又は排
出するためのロードロック室22A,22Bと、該ロー
ドロック室との間でディスク10を移し変える成膜室2
1とを備え、ロードロック室22A,22Bと成膜室2
1とを連通させる開口を開閉する逆圧板25を成膜室2
1内で移動自在に設け、前記開口が位置する開口面に対
しディスク10の幅広面が略垂直をなす状態で、当該デ
ィスク10が前記開口を通過するようにして、前記開口
の開口面積を前記ディスク10の幅広面の面積よりも充
分小さく設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽用、ディジタル情
報記憶用のCD(コンパクトディスク)等の板状乃至盤
状被処理物に蒸着、スパッタ等の各種真空中での処理を
行うための真空処理装置に関する。
【0002】音楽用CDやディジタル情報記憶用CDは
共に製造プロセスは同じであり、樹脂の円盤状射出成形
品に対しアルミ反射膜をスパッタにより成膜する工程が
必要である。
【0003】
【従来の技術】従来、真空蒸着やスパッタ等の成膜処理
は、大量生産向きのインライン装置で行っていたが、最
近は工程変更にフレキシブルに対応可能な枚葉式装置
(1枚毎に処理する装置)に変わってきている。CDの
アルミ反射膜形成のためのスパッタ装置としては、図4
又は図5の枚葉式スパッタ装置が知られている。
【0004】図4のスパッタ装置は、真空室(メインチ
ャンバー)1とこれに隣接するロードロック室(ロード
ロックチャンバー)2と真空室1に隣接するスパッタ室
(スパッタチャンバー)3とを備え、真空室1内には外
部のモータ9で回転駆動される回転部4が設けられ、該
回転部4に一対の伸縮アーム5が相互に直交する向きに
取り付けられている。各伸縮アーム5の先端には、CD
となるべき円盤状射出成形品のディスクを支持するバル
ブ兼用の支持テーブル6が取り付けられている。
【0005】そして、外部の回転アーム7で保持された
ディスクがロードロック室2内に移送されると、ロード
ロック室2内を真空排気した後、ロードロック室2と真
空室1との間を閉じていた支持テーブル6を真空室1内
に引き込み、回転部4を180度回転してスパッタ室3
に移送する。スパッタ室3は、スパッタ粒子を放出する
カソード8を内部に備えている。スパッタ室3でスパッ
タ処理を受けたディスクは回転部4の再度の180度の
回転によりロードロック室2に移送される。そして、真
空室1とロードロック室2との間をバルブ兼用の支持テ
ーブル6で遮断した状態としてロードロック室2を大気
にリークし、スパッタ処理後のディスクを外部に取り出
す。なお、各伸縮アーム5は伸縮のためのシリンダ機構
を持ち、伸縮時に真空のリークが発生しないようにベロ
ーズ(蛇腹)15で覆われている。
【0006】図5のスパッタ装置も真空室1とこれに隣
接するロードロック室2と真空室1に隣接するスパッタ
室3とを備えているが、支持テーブル6が水平面内で回
転する点が図4の装置と異なっている(図4ではロード
ロック室2で支持テーブル6が水平、スパッタ室3で鉛
直となる。)。なお、外部の回転アーム7で保持された
円盤状射出成形品であるディスク10をロードロック室
2内に移送し、内部の回転アーム11の180度の回転
でスパッタ室3に移送し、スパッタ処理を受けたディス
ク10を回転アーム11の再度の180度の回転により
ロードロック室2に移送すること等は図4の装置と同様
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4及び図
5のいずれの装置であっても、CDとなるべきディスク
がロードロック室2に移された後、そのロードロック室
2内を大気圧にリークして取り出す構成となっている
が、このとき真空室1内は真空であるため、ディスクを
支えかつ真空室1とロードロック室2とを遮断するバル
ブを兼ねた支持テーブル6には、例えば直径150mmの
CDであれば直径150mmの円形に相当する面積に、大
気圧1kg/cm2がかかることになる。すなわち、支
持テーブル6の全体の面積では、合計約170kgの力
に耐え得るように支持テーブル6を支える伸縮アームの
シリンダ機構を構成する必要がある。このため、伸縮ア
ームを伸縮させるシリンダ機構等を簡略化することは困
難である。
【0008】また、前記伸縮アームの伸縮動作時に真空
がリークするのを防止するため、伸縮アームの周囲をど
うしてもベローズで覆う必要がある。このため、ベロー
ズの信頼性が機械の信頼性になる。この種のベローズの
だいたいの保証値は200万回〜1000万回であり、
CDとなるべきディスクをロードロック室2に搬入、搬
出するタクトが2秒であるとすると、2秒間で1回伸縮
することになり、1年間は耐えられない。このため、ベ
ローズの定期的な交換が必要不可欠で信頼性や保守性が
悪い問題があり、さらにベローズは1個30万円乃至5
0万円と高価であり、経済性の点でも問題がある。
【0009】本発明は、上記の点に鑑み、板状乃至盤状
等の被処理物の受入及び排出のために真空室に隣接して
設けられるロードロック室と真空室間の開口を開閉する
逆圧板の面積を縮小し、逆圧板に付随する機構を簡略化
して小型化を図り、併せて信頼性、保守性及び経済性の
向上を図った真空処理装置を提供することを目的とす
る。
【0010】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被処理物を受入又は排出するためのロー
ドロック室と、該ロードロック室との間で前記被処理物
を移し変える真空室とを備える真空処理装置において、
前記ロードロック室と前記真空室とを連通させる開口を
開閉する逆圧板を前記真空室内で移動自在に設け、前記
開口が位置する開口面に対し前記被処理物の幅広面が略
垂直をなす状態で、当該被処理物が前記開口を通過する
ようにして、前記開口の開口面積を前記被処理物の幅広
面の面積よりも小さくした構成となっている。
【0012】また、前記被処理物を支持するテーブルが
前記逆圧板に設けられていて、当該逆圧板と一体的に移
動する構成としてもよい。
【0013】さらに、前記逆圧板が前記真空室内を回動
する構成としてもよい。
【0014】
【作用】本発明の真空処理装置においては、真空室とロ
ードロック室間の開口が位置する開口面に対し板状乃至
盤状等の被処理物の幅広面が略垂直をなす状態で、当該
被処理物が前記開口を通過するようにしており、該開口
は被処理物及びこれを支持するテーブルの厚みが潜れれ
ばよく、当該開口の開口面積を前記被処理物の幅広面の
面積よりも十分小さくすることができる。例えば、直径
150mmのCDの作製の場合、開口は、150mm×10
mm程度(CDとテーブルの側断面よりも多少大きい程
度)で済み、CDの円板面に相当する面積で逆圧を支え
る従来装置に比べ、逆圧板で支える逆圧部分の面積は大
幅に少なくなる。従って、逆圧板の駆動のための機構を
簡略化するとともに真空室及びロードロック室を含む装
置外形を小型化できる。
【0015】また、前記被処理物を支持するテーブルが
前記逆圧板に設けられていて、当該逆圧板と一体的に移
動する構成の場合、前記テーブルを前記真空室内で移動
させるために別の駆動機構を設けることが不要であり、
機構簡略化が可能である。
【0016】さらに、前記逆圧板が前記真空室内を回動
する構成とした場合、前記逆圧板を回動させるための回
転機構部分はベローズを用いなくともOリング等による
真空シールが可能であり、ベローズ使用に伴う信頼性や
保守性の問題を解消でき、あわせて装置のコスト低減が
可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る真空処理装置の実施例を
図面に従って説明する。
【0018】図1及び図2において、21は真空室とし
ての成膜室(成膜チャンバー)、22A,22Bは成膜
室21の両側に設けられたロードロック室(ロードロッ
クチャンバー)であり、成膜室21とロードロック室2
2Aとの間に両者を連通させる開口23Aが、成膜室2
1とロードロック室22Bとの間に両者を連通させる開
口23Bがそれぞれ形成されている。
【0019】前記成膜室21内には図示しない回転駆動
軸で回転支点Pを中心として回動する回動アーム24が
設けられており、該回動アーム24上に前記開口23
A,23Bを開閉するバルブを兼ねた逆圧板25が固定
されている。前記開口23A,23Bが位置するロード
ロック室22A,22Bの開口面には逆圧板25が当接
した際に気密にシール可能なようにシール材26がそれ
ぞれ設けられている。また、逆圧板25の両側にはそれ
ぞれCDとなるべきディスク10(盤状被処理物として
の円盤状射出成形品である)を載置する支持テーブル2
7A,27Bが固着一体化されている。各支持テーブル
27A,27Bは逆圧板25に対し直交する向きで水平
に取り付けられている。
【0020】前記支持テーブル27A,27Bで支持さ
れたディスク10は、前記開口面に対し幅広面(円形
面)が略垂直をなす状態で、前記開口23A,23Bを
通過すればよいから、開口23A,23Bはディスク1
0及び支持テーブル27A,27Bの厚みが潜れればよ
く、当該開口23A,23Bの開口面積はディスク10
の幅広面(円形面)の面積よりも十分小さくすることが
できる。例えば、直径150mmのCDの作製の場合、開
口23A,23Bは、図3に示すように、150mm×1
0mm程度(ディスクとテーブルの側断面よりも多少大き
い程度)で、開口面積は約15cm2で済む。
【0021】なお、図示しないが成膜室21内にはスパ
ッタ粒子を放出するカソード等のスパッタ処理に必要な
機構が設けられている。
【0022】前記成膜室21及びロードロック室22
A,22Bは、図2に示すように架台31上に配置され
ている。各ロードロック室22A,22Bは上面に外部
への開口28を持っており、該開口28を密閉するため
の蓋体29を前記架台31上方に支持された開閉用シリ
ンダ35(例えば油圧シリンダ)で開閉するようにして
いる。開口28が形成されたロードロック室22A,2
2Bの外側開口面には蓋体29が当接した際に気密にシ
ール可能なようにシール材36が設けられている。
【0023】また、前記架台31の側面部分で支持され
た回転駆動軸32の上端に反転アーム33が固着されて
いる。反転アーム33は両端にディスク10を吸着保持
する真空パッドを具備している。該反転アーム33は各
ロードロック室22A,22Bに対応して設置されてお
り、ディスクステーション40にストックされているス
パッタ処理前のディスク10を真空吸着してロードロッ
ク室22A,22Bに移送し、ロードロック室22A,
22B内のスパッタ処理後のディスク10を真空吸着し
てディスクステーション40に戻す機能を持つ。
【0024】ディスクステーション40は昇降台41上
にディスク10を多段に積み重ねた状態で保管してお
り、昇降台41の昇降動作により最上段のディスク10
が反転アーム33の真空パッドで吸着可能な高さ位置と
なるようにしている。なお、図1の矢印Xのように、位
置A,B,C,Dの4個の昇降台41は配列間隔Sに相
当する距離だけ水平移動可能となっており、例えばスパ
ッタ処理前のディスク10は位置A,Cの昇降台41上
に配置し、スパッタ処理後のディスク10は位置B,D
の昇降台41上に配置することができるようにする。
【0025】なお、逆圧板25が回動してロードロック
室22A,22Bを開閉するときの衝撃を緩和するため
に機械的なクッション機構を設けることが好ましい。
【0026】この実施例において、図1の実線の位置に
逆圧板25及び支持テーブル27A,27Bがあると
き、反転アーム33によってディスクステーション40
の位置Cの昇降台41からスパッタ処理前のディスク1
0をロードロック室22B内の支持テーブル27B上に
移送する。このとき、逆圧板25で、真空に維持された
成膜室21とロードロック室22Bとは遮断され、ロー
ドロック室22Bは蓋体29が開いていることにより大
気圧となっている(ロードロック室22A側の蓋体29
は閉じている。)。ロードロック室22Bの外部に開い
た開口28からのディスク10の受入が終わったら、開
閉用シリンダ35を作動させて蓋体29を閉じ、密閉状
態となったロードロック室22Bを真空排気し、成膜室
21と同程度の真空度とする。
【0027】その後、逆圧板25が一体化された回動ア
ーム24を右回りに略90度回動させ、図1仮想線のよ
うに逆圧板25で成膜室21とロードロック室22A間
の開口23Aを遮断する。この逆圧板25の略90度の
回動に伴いスパッタ処理前のディスク10が載った支持
テーブル27Bが開口23Bを潜って成膜室21内に引
き込まれ、ここで所要のスパッタ処理が実行される。こ
れと並行してロードロック室22Aに移動した支持テー
ブル27A上に、反転アーム33によってディスクステ
ーション40の位置Aの昇降台41からスパッタ処理前
のディスク10を移送する。ロードロック室22Aの外
部に開いた開口28からのディスク10の受入が終わっ
たら、開閉用シリンダ35を作動させて蓋体29を閉
じ、密閉状態となったロードロック室22Aを真空排気
し、成膜室21と同程度の真空度とする。
【0028】それから、逆圧板25が一体化された回動
アーム24を左回りに略90度回動させ、逆圧板25で
成膜室21とロードロック室22B間の開口23Bを遮
断する。この逆圧板25の略90度の回動に伴いスパッ
タ処理後のディスク10が載った支持テーブル27Bが
開口23Bを潜ってロードロック室22Bに移動する。
その後、開閉用シリンダ35を作動させてロードロック
室22Bの蓋体29を開き、ロードロック室22B内を
大気圧とし、反転アーム33によって支持テーブル27
B上のスパッタ処理済みのディスク10をディスクステ
ーション40の位置Dの昇降台41に載置する。これと
並行して成膜室21内に引き込まれた支持テーブル27
Aで支えられたディスク10にスパッタ処理が行われ
る。
【0029】このようにして、逆圧板25が略90度回
動する毎に、ロードロック室内の支持テーブルからのデ
ィスク10の排出及びその後の支持テーブルへのディス
ク10の受入と、成膜室21内の支持テーブルで支えら
れたディスク10へのスパッタ処理が並行して順次行わ
れる。
【0030】この実施例によれば、次の通りの効果を得
ることができる。
【0031】(1) 成膜室21とロードロック室22
A,22B間の開口23A,23Bが位置する開口面に
対し板状乃至盤状被処理物としてのディスク10の幅広
面(円形面)が略垂直をなす状態で、当該ディスク10
が前記開口23A,23Bを通過するようにしており、
該開口23A,23Bはディスク10及び支持テーブル
27A,27Bの厚みが潜れればよく、当該開口23
A,23Bの開口面積をディスク10の幅広面(円形
面)の面積よりも十分小さくすることができる。例え
ば、直径150mmのCDの作製の場合、図3のように、
開口23A,23Bは、150mm×10mm程度(ディス
ク10とテーブル27A,27Bの側断面よりも多少大
きい程度)で、開口面積は約15cm2で済む。この結
果、CDの円板面に相当する面積で逆圧を支える従来装
置(図4、図5)に比べ、逆圧板25で支える逆圧部分
の面積は大幅に少なくなり、逆圧板25の駆動のための
機構を簡略化するとともに成膜室21及びロードロック
室22A,22Bを含む装置外形を小型化できる。
【0032】(2) ディスク10を支持する支持テーブ
ル27A,27Bが前記逆圧板25に一体化されている
ので、支持テーブル27A,27Bを成膜室21、ロー
ドロック室22A,22B間で移動させるために別の駆
動機構を設けることが不要であり、機構簡略化が可能で
ある。
【0033】(3) 前記逆圧板25は成膜室21内を回
動する構成であり、逆圧板25が往復直線運動を行う必
要がない。このため、前記逆圧板25を回動させるため
の回転機構部分、例えば回動アーム24を回転支点Pで
回転駆動する回転駆動軸を支える部分はベローズを用い
なくともOリング等による真空シールが可能であり、ベ
ローズ使用に伴う信頼性や保守性の問題を解消でき、あ
わせて装置のコスト低減が可能である。
【0034】(4) 成膜室21に隣接させて2個のロー
ドロック室22A,22Bを配置するとともに、逆圧板
25の両側に支持テーブル27A,27Bを設け、成膜
室21に支持テーブル27A,27Bの一方が交互に引
き込まれるようにして処理効率を上げるようにしてい
る。
【0035】なお、被処理物の1例として上記実施例で
は円盤状のディスクを挙げたが、楕円盤状被処理物や方
形盤状被処理物(基板、扁平基体等を含む)であっても
差し支えない。
【0036】また、上記実施例ではスパッタ処理を行う
装置を例示したが、真空蒸着等の真空中での処理を行う
各種装置に本発明は適用可能である。
【0037】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空処理
装置によれば、真空室とロードロック室間の開口が位置
する開口面に対し被処理物の幅広面が略垂直をなす状態
で、当該被処理物が前記開口を通過するようにしてお
り、該開口は被処理物及びこれを支持するテーブルの厚
みが潜れればよく、当該開口の開口面積を前記被処理物
の幅広面の面積よりも十分小さくすることができる。こ
の結果、逆圧板で支える逆圧部分の面積は大幅に少なく
なり、逆圧板の駆動のための機構を簡略化して信頼性及
び保守性を向上させるとともに真空室及びロードロック
室を含む装置外形を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る真空処理装置の実施例を示す平断
面図である。
【図2】同じく一部を断面とした正面図である。
【図3】実施例における真空室とロードロック室間の開
口を示す斜視図である。
【図4】従来の枚葉式スパッタ装置の1例を示す正断面
図である。
【図5】従来の枚葉式スパッタ装置の他の例を示す正断
面図である。
【符号の説明】
1 真空室 2,22A,22B ロードロック室 10 ディスク 21 成膜室 23A,23B,28 開口 24 回動アーム 25 逆圧板 26,36 シール材 27A,27B 支持テーブル 29 蓋体 35 開閉用シリンダ 40 ディスクステーション 41 昇降台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を受入又は排出するためのロー
    ドロック室と、該ロードロック室との間で前記被処理物
    を移し変える真空室とを備える真空処理装置において、
    前記ロードロック室と前記真空室とを連通させる開口を
    開閉する逆圧板を前記真空室内で移動自在に設け、前記
    開口が位置する開口面に対し前記被処理物の幅広面が略
    垂直をなす状態で、当該被処理物が前記開口を通過する
    ようにして、前記開口の開口面積を前記被処理物の幅広
    面の面積よりも小さくしたことを特徴とする真空処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記被処理物を支持するテーブルが前記
    逆圧板に設けられていて、当該逆圧板と一体的に移動す
    る請求項1記載の真空処理装置。
  3. 【請求項3】 前記逆圧板は前記真空室内を回動するも
    のである請求項1又は2記載の真空処理装置。
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