JPH08322786A - 生体内診断治療装置 - Google Patents

生体内診断治療装置

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JPH08322786A
JPH08322786A JP7131907A JP13190795A JPH08322786A JP H08322786 A JPH08322786 A JP H08322786A JP 7131907 A JP7131907 A JP 7131907A JP 13190795 A JP13190795 A JP 13190795A JP H08322786 A JPH08322786 A JP H08322786A
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JP
Japan
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tubular member
expansion
contraction
lumen
vivo diagnostic
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Pending
Application number
JP7131907A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakuma
芳裕 佐久間
Shigeharu Oyu
重治 大湯
Naohiko Harada
尚彦 原田
Hisaaki Tamura
久明 田村
Yukiko Sato
由紀子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】進入口から遠く離れた器官であっても容易に進
入することができる生体内診断治療装置を提供すること
を目的とする。 【構成】複数のセル2を有する管状のスコープ3と、セ
ル2のそれぞれに接続される光ファイバー4と、この光
ファイバー4に光を供給する光供給装置6と、この光供
給装置6の光供給量をアドレス信号及びON/OFF信
号を用いて制御する制御装置8とを備えている。スコー
プ3は任意の方向に湾曲可能であり、図示していないが
その先端部にCCDカメラや洗浄装置などの診断・治療
器具が設けられる。複数のセル2の膨張・収縮を制御す
ることによりスコープ3を所望の方向に湾曲させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば生体の管状の器
官等に挿入して診断あるいは治療をする生体内診断治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の生体内診断治療装置のうち、例え
ば一般に内視鏡と称されるものは、例えばこれを被検体
の口腔から挿入し食道を経て胃に進入させ、光ファイバ
ーあるいはCCDカメラ(CCD;Charge Coupled Dev
ice 、固体撮像素子)により食道、胃などの体腔内の様
子をその外部から観察することができ、同時に、生体組
織のサンプル採取、異常組織の切除等を行える。そして
これらは被検体を開胸することなく行えることから消化
器官の診断、治療に幅広く活用されている。このような
内視鏡には診断部位に応じたものがあり、例えば食道や
胃を診断、治療するための上部内視鏡、直腸や大腸を診
断、治療するための下部内視鏡がある。
【0003】これら内視鏡は、(A) 細く不定形な部分が
多い管腔内に奥深く進入する、(B)管腔内の状態を映像
で捕らえる、(C) 管腔内壁の細胞の一部を切りとる、ま
たは採取する、(D) 管腔内壁を水などで洗浄する、とい
った機能を実現する必要がある。このような機能のうち
特に(A) の機能を実現するため、以下に示す(1),(2)の
ように構成された内視鏡がある。
【0004】(1) 管状を有する内視鏡のスコープ本体を
ある程度柔らかい材質(ポリエチレン、ナイロンなど)
で作り、さらにその先端を少し曲げて成型する。そし
て、スコープの向きを変える場合はスコープをその軸方
向に回転させる(ねじる)。管腔内への進入は、図30
に示すようにX線透視撮影装置による透視画像を参照す
るとともに手の感触に頼りながら、スコープ本体を回転
させて押し込むことにより行う。
【0005】しかしながら、(1) のように構成された内
視鏡には、次のような欠点がある。
【0006】(a) 装置の構造が簡単になるという利点を
有してはいるが、所望の方向に向きを変えながら挿入す
るための操作に熟練を要し、操作者に負担がかかる。ま
た、スコープを所望の場所に進入させたとしても、例え
ば胃の内部において前後左右の任意の方向に位置する診
断、治療箇所にスコープを向けることができず、上述し
たような(B) 〜(D) の機能を実現するのが困難である。
【0007】(b) 操作者がスコープを押し込む力の加え
方を誤り、その力が強すぎると管腔の内壁(例えば血管
壁や腸壁など)の比較的薄く弱い組織を破壊させてしま
う危険がある。
【0008】(c) 管腔が複雑に蛇行しているような場合
には、スコープに加えたねじれ力が先端まで届かない、
あるいはねじる力の加え方を微妙に調節しなければなら
ない。
【0009】以上(a) 〜(c) のような欠点を有している
ため、生体外部から圧力を加えて進入させる(1) の内視
鏡では、進入口からあまり長い距離を進入させることが
できず、到達させることができる器官が限定されるとい
う問題点がある。
【0010】(2) 図31に示すような内視鏡は、先端部
21aと、固着具によって各々が連結されたアングルコ
マ21bとからなる部分を、先端部21aに接続される
とともにアングルプーリ21dに架け渡されたワイヤー
を操作することにより湾曲することができる。このよう
な操作は、操作者がアングルノブ21cを回転させるこ
とによって行うことができ、先端部21aを任意の方向
に向けることができる。なお、管腔内の進入は、(1) に
て説明した内視鏡と同様に、操作者が力を加えて押し込
むことによる。
【0011】このような(2) の内視鏡においては、ワイ
ヤー操作により先端部21aを任意の方向に向けること
が可能であるので、前述した(B) 〜(D) の機能を実現す
ることができる。しかしながら、このような湾曲機構は
構造が複雑なものとなり、また、ワイヤー等を用いてい
ることからスコープ外壁の剛性も多分に必要となり、ス
コープの外形が太くなってしまう。このため、所望の方
向に向きを変えながら挿入するための操作に熟練を要
し、操作者に負担がかかる。また、操作者がスコープを
押し込む力の加え方を誤り、その力が強すぎると管腔の
内壁の比較的薄く弱い組織を破壊させてしまう危険があ
るといった欠点を有しており、生体外部から圧力を加え
て進入させる(2) の内視鏡についても、進入口からあま
り長い距離を進入させることができず、到達させること
ができる器官が限定されるという問題点がある。
【0012】従来の生体内診断治療装置のうち、例えば
一般にカテーテルと称されるものは、大腿部あるいは腋
下部から挿入し動脈を経て心臓、脳等に到達させ造影剤
や薬剤の投与を行うなど、主に循環器系(血管系)の疾
患の診断、治療に活用されている。このような診断、治
療に用いられるカテーテルは、血管内に挿入し、血管の
分岐を選択しながら進入させるため、先端を僅かに湾曲
させている。そして、カテーテル刺入部から体外に出て
いる部分をねじるなどして、この湾曲部を目的の分岐孔
に進入させることで分岐点の選択を行っている。
【0013】このような従来のカテーテルは、所望の方
向に向きを変えながら挿入するための操作に熟練を要
し、操作者に負担がかかる。また、カテーテルを所望の
場所に進入させたとしても、例えば胃の内部において前
後左右の任意の方向に位置する治療箇所にカテーテルを
向けることができない。また、操作者がカテーテルを押
し込む力の加え方を誤り、その力が強すぎると管腔の内
壁の比較的薄く弱い組織を破壊させてしまう危険もあ
る。また、管腔が複雑に蛇行しているような場合には、
カテーテルに加えたねじれ力が先端まで届かない、ある
いはねじる力の加え方を微妙に調節しなければならな
い。したがって、カテーテルを進入口からあまり長い距
離を進入させることができず、到達させることができる
器官が限定されるという問題点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、生体
内診断治療装置の従来例においては、以下のような欠点
がある。
【0015】(1)所望の方向に向きを変えながら挿入
するための操作に熟練を要し、操作者に負担がかかる。
【0016】(2)操作者が装置を管腔内に押し込む力
の加え方を誤り、その力が強すぎると管腔の内壁の比較
的薄く弱い組織を破壊させてしまう危険がある。
【0017】(3)管腔が複雑に蛇行しているような場
合には、向きを変えるために加えたねじれ力が先端まで
届かない、あるいはねじる力の加え方を微妙に調節しな
ければならない。
【0018】したがって、挿入口からあまり長い距離を
進入させることができず、到達させることができる器官
が限定されるという問題点がある。このため、あえて進
入口から遠い器官へ到達させる場合は、術者の手腕と経
験が多分に必要となり、経験の少ない術者には進入口か
ら遠く離れた器官の診断、治療を行うことができない。
また、たとえ経験のある術者であっても、このような器
官の診断、治療には時間を要し、術者及び患者への負担
が増大するという問題もある。
【0019】本発明は上述した事情に対処すべくなされ
たもので、その目的は、進入口から遠く離れた器官であ
っても容易に進入することができる生体内診断治療装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために本発明の生体内診断治療装置は、次のよ
うに構成されている。
【0021】(1)本発明の請求項1に係る生体内診断
治療装置は、複数の膨張/収縮部を有し、伸縮可能な管
状部材と、複数の膨張/収縮部の膨張/収縮を制御する
ことにより管状部材の所望の部位を伸縮させる制御手段
とを具備することを特徴とする。
【0022】(2)本発明の請求項2に係る生体内診断
治療装置は、伸縮可能な管状部材と、管状部材の壁面に
設けられ、膨張/収縮することにより該管状部材の壁面
の所望の部位を伸縮させる複数の膨張/収縮手段と、複
数の膨張/収縮手段の膨張/収縮を制御する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0023】(3)本発明の請求項3に係る生体内診断
治療装置は、管腔に挿入される生体内診断治療装置にお
いて、壁面に複数の膨張/収縮部を有する管状部材と、
管腔の所定区間の形状に応じた管状部材の形状データ
を、該管状部材が所定量挿入された時点で取得する取得
手段と、管状部材を続いて挿入した際に、所定区間内に
おける該管状部材の形状が形状データに応じたものとな
るように、該管状部材の挿入量に応じて複数の膨張/収
縮手段の膨張/収縮を制御する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0024】(4)本発明の請求項4に係る生体内診断
治療装置は、管腔に挿入される生体内診断治療装置にお
いて、複数の膨張/収縮部を有し、伸縮可能な管状部材
と、伸長期では、管状部材の末端部が管腔の内壁に押し
つけられると共に管状部材の先端部が伸長するように、
膨張/収縮部の膨張/収縮を制御し、収縮期では、管状
部材の先端部が管腔の内壁に押しつけられると共に管状
部材の末端部が収縮するように、膨張/収縮部の膨張/
収縮を制御する制御手段とを具備し、伸長期、収縮期が
繰り返されることにより自走することを特徴とする。
【0025】(5)本発明の請求項5に係る生体内診断
治療装置は、管腔に挿入される生体内診断治療装置にお
いて、第1の部材と、第1の部材に対し、管腔の管軸方
向にスライド可能な如く設けられる第2の部材と、管軸
方向に対して所定の角度をなすように第1、第2の部材
の各々に取り付けられる繊毛部材と、第1、第2の部材
のうち少なくとも一方の部材の外側に設けられる管状部
材と、第2の部材、管状部材の各々に接続され、生体の
外部まで伸びる第1、第2のフレキシブルな部材とを具
備し、第1、第2のフレキシブルな部材は互いに機械的
に連結され、生体の外部から該第1、第2のフレキシブ
ルな部材間に小さな往復の変位を与えると、該第1、第
2の部材が往復運動を行い、大きな変位を与えると該第
1、第2の部材に取り付けられた繊毛部材が管状部材の
内部に収納されることを特徴とする。
【0026】(6)本発明の請求項7に係る生体内診断
治療装置は、管腔に挿入される生体内診断治療装置にお
いて、第1の部材と、第1の部材に対し、管腔の管軸方
向にスライド可能な如く設けられる第2の部材と、管軸
方向に対して所定の角度をなすように第1、第2の部材
の各々に取り付けられる繊毛部材と、第1、第2の部材
のうち少なくとも一方の部材の外側に設けられる管状部
材と、管腔に挿入する際は、第1、第2の部材が往復運
動するように、該第1、第2の部材間に小さな往復の変
位を与え、管腔から引き抜く際は、第1、第2の部材に
取り付けられた繊毛部材が管状部材の内部に収納される
ように、該第1、第2の部材間に大きな変位を与える駆
動手段とを具備することを特徴とする。
【0027】(7)本発明の請求項8に係る生体内診断
治療装置は、管状部材と、管状部材の先端部に設けら
れ、印加された電圧に応じて湾曲する針状部材と、針状
部材に印可する電圧を制御する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0028】(8)本発明の請求項9に係る生体内診断
治療装置は、管状部材と、管状部材の先端部に設けら
れ、湾曲可能な心線部材と、長さ可変部を有し、心線部
材の先端部と末端部とを結ぶ側線部材と、側線の可変部
の長さを制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0029】(9)本発明の請求項10に係る生体内診
断治療装置は、複数の磁性部と非磁性部とが交互に設け
られた心線と、心線上を移動可能な如く載荷され、コイ
ルを有する移動部と、移動部のコイルに通電することに
より、磁気的相互作用による移動部の移動を制御する制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0030】(10)本発明の請求項11に係る生体内
診断治療装置は、複数のN極とS極とが交互に設けられ
た心線と、心線上を移動可能な如く載荷され、コイルを
有する移動部と、移動部のコイルにパルスを印加する印
加手段と、印加手段によるパルスの印加を制御すること
により、磁気的相互作用による移動部の移動を制御する
制御手段とを具備することを特徴とする。
【0031】
【作用】本発明の生体内診断治療装置は、管腔等に挿入
し、さらに奥の管腔に進行させる場合、その進行方向を
適切に制御することができる。また、その先端部を駆動
して管腔内を自力走行させることができる。
【0032】
【実施例】
(第1実施例)図1は本発明に係る生体内診断装置の第
1実施例の概略構成を示す図である。なお、本実施例
は、本発明に係る生体内診断治療装置を内視鏡に実施し
たものである。
【0033】本実施例の内視鏡は、複数のセル2を有す
る管状のスコープ3と、セル2のそれぞれに接続される
光ファイバー4と、この光ファイバー4に光を供給する
光供給装置6と、この光供給装置6の光供給量をアドレ
ス信号及びON/OFF信号を用いて制御する制御装置
8とを備えている。スコープ3は任意の方向に湾曲可能
であり、図示していないがその先端部にCCDカメラや
洗浄装置などの診断・治療器具が設けられる。
【0034】セル2はスコープ3の管軸方向に複数配列
されることによりセル列を構成する。このセル列は、ス
コープ3の横断面から見ると、管軸を中心とする円周上
に、所定の間隔をあけて複数列設けられる(本実施例で
は、所定の間隔をあけて4列のセル列2A,1 〜2A,n 、
2B,1 〜2B,n 、2C,1 〜2C,n 、2D,1 〜2D,n が、
円周方向に90゜間隔で設けられる構成とする)。な
お、セル列の配置の仕方は上述した例に限定されず、種
々の配置方法によることができる。例えば、所定の間隔
をあけて60゜毎に6列設けるようにしてもよい。
【0035】図2は、スコープ3のさらに具体的な構造
を示す図である。スコープ3の外観は、伸縮可能な外装
(シース)10によって覆われる。前述した横断面上か
ら見て、セルとセルとの間の空間14には前述した光フ
ァイバー4が収納される。スコープ3の軸心部分は管状
の空間12(内管)になっており、スコープ3の先端に
接続される例えばCCDカメラのケーブルや、洗浄水用
のチューブなどを配置可能である。
【0036】セル2は、内管に面した部分が比較的厚く
なっている。一方、外膜は薄くなっており、セルの内部
の気体が膨張した時に容易に膨らむようになっている。
【0037】図3に示すように、セル2と光ファイバー
4とは、光を熱に変換する光/熱変換素子16(例えば
ZrC等)を介して接続される。
【0038】光供給装置6から光ファイバー4を介して
供給された光は、光/熱変換素子16により熱に変換さ
れ、得られた熱によりセル2の内部の温度が上昇し、気
体の体積が増加して膨張することによりセル2の外壁が
図4に示すように膨張する。
【0039】なお、複数設けられたセル2のうち、特定
のセルを選択して膨張させるために制御装置8は、光供
給装置6に対しアドレス信号及びON/OFF信号を送
る。光供給装置6はアドレス信号及びON/OFF信号
に応じてアドレス信号に対応する光ファイバー4を選択
して光を供給する。
【0040】このような膨張制御をある列の1個あるい
は複数個のセル2に対して行うことによりスコープ3の
外側のシース10が伸張し、これにより図5に示すよう
にスコープ3が湾曲する。なお、膨張制御を数箇所のセ
ル2に対し行うことによって湾曲半径を変えたり、複数
の湾曲部を設けたり、向きを変えたりすることも可能と
なる。
【0041】このように湾曲したスコープ3を元の形状
に戻す際は、セル2内部の温度を下げて膨張した内部の
気体を収縮させるために光供給装置6による光の供給を
止めればよい。
【0042】以上説明したような本実施例の構成のスコ
ープの湾曲機構によれば、スコープ3の所望の箇所を任
意の方向に湾曲させて自由にコントロールすることが可
能となるので、スコープ3を進入口から管腔内の奥深く
まで進入させ、遠く離れた器官に容易に進入させること
ができる。
【0043】また、図示しないCPUと記憶装置によ
り、制御装置8に対し種々の制御情報を与え、この制御
情報に基づいてセル2の膨張を種々制御することができ
る。例えばスコープ3を複雑に湾曲した管腔内に進入さ
せるとき、ある時点におけるスコープ3の形状を記憶装
置(図示しない)によって記憶しておき、スコープ3の
移動とともに膨張すべきセル2の位置を、進行方向に対
し逆方向に順次移していくような制御を行う。これによ
り、形状を記憶した区間においては、スコープ3の挿入
量によらず記憶した形状を維持させることができ、スコ
ープ3をあたかも蛇のように進行させることができる。
【0044】図6はこのような湾曲制御の例を説明する
ための図である。同図(a)は、制御装置8に与える時
系列的な制御情報を示す図、同図(b)は、(a)の制
御情報に基づいて湾曲したスコープ3の形状の例を示す
図である。
【0045】以上のような湾曲制御を行えば、スコープ
3を進入させる際に管腔の内壁を傷つける恐れがないと
いう利点がある。
【0046】ここで、上述したセルの膨張制御機構等に
ついて、その他の構成例を挙げる。
【0047】(1)図8はセル構造の変形例を示す図で
あり、外膜18が内側に少したるんだ状態になってい
る。このようにすると、湾曲の内側に位置するセル2が
収縮し易くなるのでスコープ3が容易に湾曲する。
【0048】(2)図9はセル膨張制御機構のその他の
構成例1を示す図である。ニクロム線などの発熱体20
をセル内部に組み込み、コモン線24に接続された導線
22に電流を供給する。通電量を制御することにより、
セル2の膨張膨張を制御することができる。
【0049】(3)図10はセル膨張制御機構のその他
の構成例2を示す図である。セル2に細いエアーチュー
ブ26を入れ、セル内部にエアーを直接供給する又はセ
ル内部のエアーを吸引することによりセル2の膨張/収
縮を制御できる。このような膨張/収縮制御を行えば、
図7に示すように、スコープ3の形状をS1〜S5のよ
うに順次変化させることにより、スコープ3を自力走行
させることができる。すなわち、スコープがS1の状態
にあるとき、収縮期S1〜S2では、スコープの先端部
3Tが管腔の内壁に押しつけられると共にスコープの末
端部3Bが収縮するように、セル2の膨張/収縮を制御
し、伸張期S3〜S5では、スコープの末端部3Bが管
腔の内壁に押しつけられると共にスコープの先端部3T
が伸張するように、セル2の膨張/収縮を制御し、S1
〜S5を繰り返すことによりスコープ3を自力走行させ
ることができる。なお、同図においては、セル2は説明
の便宜上、球として描いてある。
【0050】(4)図11は、セル膨張制御機構のその
他の構成例3を示す図である。対向して設けられた2つ
のセル2(例えばセル2A,1 対セル2B,1 )を、エアー
チューブ32及びエアーポンプ30を介して接続し、エ
アーポンプ30を制御線28から制御することにより2
つのセルの間で気体を移動させ、一方を膨張、他方を収
縮させるようにしてもよい。
【0051】以上説明したように、本実施例では、スコ
ープ3の所望の箇所を任意の方向に湾曲させて自由にコ
ントロールすることが可能となるので、スコープ3を進
入口から管腔内の奥深くまで進入させ、遠く離れた器官
に容易に進入させることができる。なお、セル2内に熱
伝導率の良い気体、例えば水素、ヘリウム、ネオンなど
を封入すると好ましい。また、セル2内部に液体を供給
することにより膨張させるようにしても良い。
【0052】(第2実施例)次に、本発明に係る生体内
診断装置の第2実施例を説明する。本実施例は、本発明
に係る生体内診断治療装置を駆動式カテーテルに実施し
たものである。
【0053】図12(a)、(b)は本実施例の駆動式
カテーテルの先端部(駆動部)の概略構造を示す図であ
り、同図(a)は先端部の断面図、同図(b)は正面図
である。本実施例の駆動式カテーテルは、大小2つのパ
イプの2重構造を有し、外側のパイプ8aは内側のパイ
プ8bを包含しそれぞれが滑らかにスライドするように
なっている。また、内側のパイプ8bには、前部繊毛支
持体8dが係止されている。
【0054】それぞれのパイプ8a、8bは自在に湾曲
可能なフレキシブルなナイロン素材を加工したものであ
り、その表面は親水性加工が施されている。また、外側
のパイプ8aの外径は、例えば1mm以下とする。
【0055】内側のパイプ8bの先端には繊毛8cが斜
めに(後ろ向きに)植え付けられており、外側のパイプ
8aに開けられた穴を通って外に突き出し、図示しない
管状の器官の管壁に斜めに接触する。この穴の大きさは
繊毛が通るのに必要な長さよりも前後方向に長く開けら
れており、内側のパイプ8bと外側のパイプ8aとのス
ライドにより、後部繊毛8cが管腔の管軸方向に対して
前後に動くようになっている。内側のパイプ8bの前部
には前部繊毛8eが植えられた短いパイプ状の部品(前
部繊毛支持体)8dが係止され、これは外側のパイプ8
e内に格納される。前部繊毛支持体8dは、比較的強い
スライド抵抗で外側のパイプ8aに対してスライドする
ように太さが調整されている。前部繊毛支持体8dに植
えられた前部繊毛8eは後部繊毛8cと同様に斜めに取
り付けられ、外側のパイプ8aに開けられた小さな穴を
通して外部に突き出し、管壁に対し斜めに接触する。
【0056】図13は、パイプ8a,8bのスライド動
作を説明するための図であり、図13(a)は内側のパ
イプ8bを外側のパイプ8cに対して後方に引いた状態
を示し、図13(b)は内側のパイプ8bを前方に押し
出した状態を示し、図13(c)は、内側のパイプ8b
を後方に引いた状態を示している。
【0057】この3つの状態、(a)→(b)→(c)
を比較すると、前部繊毛8eと後部繊毛8cとの間の距
離が変化していることがわかる。以上の機構によって、
内側パイプ8bと外側パイプ8aとをスライドさせるこ
とにより前部繊毛8eと後部繊毛8cとの間の距離が変
化し、それぞれの繊毛が管壁に対して斜めに接触するこ
とにより、前方への推進力を得ることができる。
【0058】図14は前述した一連の操作より強い力で
内側パイプ8bを前に押し出した状態を示している。内
側パイプ8bを強い力で押し出すと、内側パイプ8bに
植えられた後部繊毛8cが外側パイプ8aの内側に収納
され、さらに外側パイプ8aに対して抵抗を持って挿入
されている前部繊毛支持体8dを内側パイプ8bが前方
に押し出しことにより、前部繊毛8eが外側パイプ8a
の内側に収納される。このような状態では、繊毛8c,
8eによる管腔壁への抵抗が小となり、駆動式カテーテ
ルを管状器官から容易に引き抜くことが可能になる。
【0059】図15は、本実施例の手元操作部の構造を
示す図である。通常、外部から力を加えない状態では内
側パイプ8bが後退した位置にあるが、内側パイプ支持
部10aと外側パイプ支持部10bとの間に力を加え間
隔を狭めようとするとばね10cが圧縮され両者の間隔
が縮まり、後部繊毛8cと前部繊毛8eとの間隔が狭ま
る。内側パイプ8b、外側パイプ8a間に加えた力を緩
めると、ばね10cの力により両者の間隔が開き、後部
繊毛8cと前部繊毛8eとの間隔が元の距離に戻る。こ
れを繰り返すと後部繊毛8cと前部繊毛8eとの間の距
離が短縮、延長を繰り返すことになり継続した推進力が
得られる。
【0060】以上により、本実施例の駆動式カテーテル
は、その先端部が駆動されて管腔内を自走し、その後部
を牽引する。したがって、操作者が駆動式カテーテルを
生体外部から押し込む場合に、その力が先端に伝わらな
いという問題が解決され、スムーズに管腔内に進入させ
ることができる。
【0061】手元操作部の後部の穴から、内側パイプ8
bのさらに内側に、光ファイバー、CCDカメラ、治療
器具、薬剤などを挿入し、先端部から生体内の所望の場
所へ到達させることができ、診断、検査、治療を行うこ
とが可能である。
【0062】(第3実施例)次に、本発明に係る生体内
診断装置の第3実施例を説明する。本実施例は、第2実
施例の変形例に係り、第2実施例と同様に本発明に係る
生体内診断治療装置を内視鏡に実施したものである。
【0063】第2実施例は、手元操作部に設けられたバ
ネ材の弾性力を利用することにより推力を得るものであ
ったが、本実施例のものは、繊毛を駆動する駆動装置を
先端部に設けたものである。図16は、このような本実
施例の構造を概略的に示す図である。
【0064】本実施例の内視鏡は先端部110の中央部
に前後に貫く穴を設け、この穴にねじを切り、先端部1
10の後部に微小な大きさのモータ11bを取り付け、
このモータ11bの軸にねじを切り後部繊毛支持体11
fのねじ部と噛み合わせ、モータ11bの回転方向を所
定周期で反転させることにより後部繊毛支持体11fを
前後に駆動する、または、モータ11bを所定量以上回
転させることにより後部繊毛支持体11fを所定量前方
に押し出すとことにより前部繊毛支持体11gについて
も前方に押し出すことによって後部繊毛8c及び前部繊
毛8eを先端部110の内部に格納する機構が設けられ
ている。なおモータ11bは、ケーブル11aから電力
が供給される。
【0065】本実施例では一例として装置の先端部11
0に、照明11d、撮像レンズ11e及びCCDカメラ
11cを取り付けている。モータ11bの駆動や照明1
1d及びCCDカメラ11cの制御のためのリード線1
1aは生体外部まで有線で接続され、モータ11bやC
CDカメラ11cは生体外部から制御される。なお、C
CDカメラを取り付けたのは一例であって、例えば、組
織サンプル採取装置や、投薬装置など、診断・検査・治
療に必要な様々な装置を取り付けることが可能である。
【0066】このような構成によっても、第2実施例と
同様に、本実施例の内視鏡は、その先端部が駆動されて
管腔内を自走し、その後部を牽引する。したがって、操
作者が生体外部から押し込む場合に、その力が先端に伝
わらないという問題が解決され内視鏡をスムーズに管腔
内に進入させることができる。特に本実施例の場合は、
第2実施例のように二重構造のパイプを牽引する必要が
なく、単にパイプよりも細くてやわらかいリード線を牽
引するのみでよいので、少ない牽引力で前進することが
でき、前述の第2実施例のものよりもさらに遠方の管腔
に進入させて診断・検査・治療を行うことが可能にな
る。
【0067】(第4実施例)次に、本発明に係る生体内
診断治療装置の第4実施例を説明する。本実施例は、本
発明に係る生体内診断治療装置をアクチュエータとして
実施したものである。アクチュエータは内視鏡やカテー
テル等の先端に取り付けられる。(本実施例では例えば
カテーテルの先端に取り付けられることにする)そし
て、アクチュエータは複数の枝に分岐する管腔内の分岐
点において、所望の枝にカテーテルを進入させるための
ガイドとして用いる。
【0068】図17は、管腔12a(例えば血管)にお
いて、アクチュエータ12bによりカテーテル12cを
同図左側の血管(枝)に進入させる様子を示している。
【0069】本実施例のアクチュエータ12bは、高分
子電解質膜を有している。高分子電解質膜の代表的なも
のとしては、パーフルオロスルホン酸膜が適当である。
【0070】図18に示すように、高分子電解質膜12
dの両面に白金電極12eを化学メッキにより接合し、
この白金電極12eの両端に電源12fにより直流電圧
を印加すると、高分子電解質膜12dの形状に変位が生
じる。図19は有効長10mmの高分子電解質膜にステ
ップ電圧±1[V]を印加することによって、約±0.
5mmの変位が得られた結果を示すグラフである。
【0071】そして本実施例では、図20に示すよう
に、高分子電解質膜14cを複数枚接合し、それぞれの
末端部に白金電極14dを設け、高分子電解質膜14c
の周囲を絶縁性の被膜(塩化ビニル、テフロン等)14
aで覆った構成とする。白金電極14dには、図21に
示すように、高分子電解質膜14dの枚数に応じた駆動
制御回路が接続される。この回路では、素子の内側をコ
モンとし、それぞれの高分子電解質膜の外側に電圧が独
立に印加されるようにスイッチ15aが配される。
【0072】なお、図20には3枚の高分子電解質膜1
2dを三角柱状をなすように接合したものが示されてい
るが、接合の仕方、接合枚数についてはこれに限定され
ない。
【0073】高分子電解質膜14cと絶縁性膜14aと
の間に電解質液(生理食塩水等)槽14bが設けられて
いる。
【0074】アクチュエータ12bの皮膜構造は、図2
2に示すような3層構造とし、第2層に配線用のフレキ
シブルプリント板15d等を用いて膜厚を薄くする。
【0075】アクチュエータ12bを湾曲させるには曲
げる方向と反対に位置する高分子電解質膜に電圧を印加
する。図23は先端部から見た図であるが、例えばbの
方向に傾けるには素子1と素子3に電圧を加えるとよ
い。更に細かく方向を制御するには素子数を増やせばよ
い。方向の制御は制御スイッチにより素子への印加電圧
を切り替えるようにする。さらにこのような方向制御を
簡便化するためにジョイスティック等を用いることもで
きる。
【0076】本実施例のようなアクチュエータ12bを
用いることにより、カテーテル12cの方向制御が容易
になり、短時間かつ容易に体内深部、特にウイリス環等
の屈曲が大きな血管や、モヤモヤ病、脳血管異常などの
分岐が極めて多い病変部へのアプローチが楽になり治療
時間の短縮や治療適用の拡大等が可能になる。
【0077】(第5実施例)次に、本発明に係る生体内
診断治療装置の第5実施例を説明する。本実施例は、第
4実施例の変形に係り、第4実施例と同様に本発明に係
る生体内診断治療装置をアクチュエータに実施したもの
である。また、本実施例のアクチュエータは、第4実施
例と同様に、例えばカテーテルの先端に取り付けられる
こととして説明する。
【0078】図24は、本実施例のアクチュエータの概
略構成を示す側面図である。アクチュエータは、バネ材
からなる中心線17cと、間隙部17dを有する複数の
側線17bとによって構成され、間隙部17dを開閉す
ることで中心線17c及び側線17bとを湾曲させる。
バネ材としては例えばりん青銅等を用いる。中心線17
cおよび間隙部17dを有する側線17bは、絶縁性の
皮膜17a(塩化ビニル、テフロン等)で覆う。
【0079】図25は、側線17bに設けられる間隙部
の構成を示す図であり、図26は、この間隙部に制御電
圧を印加するための回路の構成を示す図である。同図で
は、中心線17cをコモンとし、間隙部17dに独立し
て電圧を印加するためのスイッチ18cが接続されてい
る。
【0080】同図において、間隙部17dは、隙間部1
8bを介して設けられる正負の電極対18aからなり、
この電極対18aに電圧を印加することによって生じる
静電力により開閉する。
【0081】なお、ここでは図示しないが、間隙部17
dを誘電コイルと磁石とにより構成し、誘電コイルに直
流電流を流して磁力を発生させ、この磁力により開閉さ
せるようにしてもよい。
【0082】以上のような構成によっても第4実施例と
同様に、例えば図示しないX線透視撮影装置により得ら
れた透視画像を参照しながらアクチュエータの形状を変
化させることによりカテーテルの進入方向を細かく制御
することができ、カテーテルを容易に管腔の奥深くまで
進入させることができる。
【0083】(第6実施例)次に、本発明に係る生体内
診断治療装置の第6実施例を説明する。本実施例は、本
発明に係る生体内診断装置をカテーテルとして実施した
ものである。
【0084】本実施例のカテーテルは、軟磁性心線と、
この軟磁性心線上を移動可能な如く設けられる自走部と
によって構成されている。
【0085】図27に示すように軟磁性心線は、ネック
レス又は複数個の環状ステップ19aと、この環状ステ
ップ19aのステップ間に設けられる非磁性の樹脂又は
アルミ等の金属からなる充填部19bとからなる。自走
部は、図28に示すように複数個の2相ないし3相以上
のコイル19cを有し、このコイル19cは電極19d
に接続され、ケーブル19eを介して電力が供給され
る。そして自走部は、いわゆるリニアモーターの原理で
推力を得て自走する。すなわち、先ず進行方向の環状ス
テップ19cが交番的にコイル19cに吸引されること
により環状ステップ19aとコイル19cとの間に磁気
回路が構成される。次に、コイル19cの磁相が逆転す
る又は極性が移動することにより、環状ステップ19a
は進行方向と逆の方向に反発される。このため進行方向
に新たな磁気回路が形成される。そして自走部はこのよ
うな磁気的相互作用により進行方向への推力を得る。
【0086】そして、軟磁性心線上を移動する自走部
に、図示しないセンサーないし薬剤、治療装置等を載荷
(又は自走部に牽引させるようにしてもよい)し、これ
らを管腔内の所望の位置に到達させることができる。
【0087】前述したような構成の軟磁性心線は、比較
的に細径のものを製作することが可能であるので、細い
管腔や複雑に蛇行する管腔等であっても、その深部に容
易に進入することができる。また、このような細径の軟
磁性心線は管腔の内壁に対する摩擦力が小とみなすこと
ができ、自走部が移動の際に管腔の内壁に接触する際の
摩擦力を考慮したとしても、本実施例のカテーテルが管
腔内壁に及ぼす摩擦力の影響は、従来のカテーテルと比
較して小とみなすことができ、管腔の内壁を傷つける恐
れが少ない。
【0088】なお、前述の軟磁性心線を図29に示すよ
うに複数個のN極、S極により交番に磁化された心線と
し、自走部に載荷されたコイルに対しワイヤレスでパル
スを与えて駆動するような構成とすれば、装置を簡素化
できる。
【0089】本発明は、上述した第1実施例〜第6実施
例に限定されるものではなく種々変形して実施可能であ
る。例えば、第2、第3実施例にて説明した自走式カテ
ーテル、自走式内視鏡と、第4、第5実施例にて説明し
たアクチュエータとを適宜組合せて構成しても良い。そ
うすれば、管腔内において自走させながら任意の方向制
御を行うことが可能な生体内診断治療装置が提供され
る。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、進
入口から遠く離れた器官であっても容易に進入させるこ
とができる生体内診断治療装置を提供できる。したがっ
て、従来では手術のみでしか診断・治療が行えなかった
疾患を本装置を用いることにより手術不要で行うことが
可能となり患者への負担が大幅に軽減される。さらに、
従来では体力的に手術に踏み切れなかった患者に対する
治療も本装置によれば可能となり、医療現場に対する貢
献度が期待できる。また、経血管的に脳など比較的深部
の管腔に本装置をアプローチさせる場合、従来よりも容
易にしかも短時間で到達させ、診断・治療を行うことが
可能であるので、経験の少ない術者でも所定レベル以上
の診断・治療を迅速に行うことが可能となる。したがっ
て手術時間の短縮を図ることが可能となり、このような
観点から見ても患者への負担軽減を期待することができ
る。診断・治療における患者への負担が軽減されること
は、患者の回復期間を短縮させることにもつながり、ひ
いては医療費の低減を図ることを期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生体内診断装置の第1実施例の概
略構成を示す図。
【図2】第1実施例のスコープ3の具体的な構造を示す
図。
【図3】第1実施例のセル2の熱膨張制御を説明するた
めの図。
【図4】第1実施例のセル2が膨張する様子を示す図。
【図5】第1実施例のスコープ3が湾曲する様子を示す
図。
【図6】第1実施例の湾曲制御の例を説明するための図
である。
【図7】第1実施例のスコープ3による自力走行を説明
するための図。
【図8】第1実施例のセル構造の変形例を示す図。
【図9】第1実施例のセル膨張制御機構のその他の構成
例1を示す図。
【図10】第1実施例のセル膨張制御機構のその他の構
成例2を示す図。
【図11】第1実施例のセル膨張制御機構のその他の構
成例3を示す図。
【図12】第2実施例の駆動式カテーテルの先端部(駆
動部)の概略構造を示す図。
【図13】第2実施例のパイプ8a,8bのスライド動
作を説明するための図。
【図14】第2実施例の内側パイプ8bを強い力で前に
押し出した状態を示す図。
【図15】第2実施例の手元操作部の構造を示す図。
【図16】第2実施例の変形に係る第3実施例の構造を
概略的に示す図。
【図17】第4実施例の血管12aにおいて、アクチュ
エータ12bによりカテーテル12cを左側の血管
(枝)に進入させる様子を示す図。
【図18】第4実施例の高分子電解質膜12dの構造を
示す図。
【図19】第4実施例の高分子電解質膜の変位特性を示
すグラフ。
【図20】第4実施例の高分子電解質膜12dを三角柱
状に接合した様子を示す図。
【図21】第4実施例の高分子電解質膜14dの駆動制
御回路の構成を示す図。
【図22】第4実施例の皮膜構造を示す図。
【図23】第4実施例をその先端から見た図。
【図24】第5実施例の概略構成を示す側面図である。
【図25】第5実施例の側線17bに設けられる間隙部
の構成を示す図。
【図26】第5実施例の間隙部に制御電圧を印加するた
めの回路の構成を示す図。
【図27】第6実施例の軟磁性心線を示す図。
【図28】第6実施例の自走部を示す図。
【図29】第6実施例の軟磁性心線の他の例を示す図。
【図30】従来のスコープの方向変換操作を説明するた
めの図。
【図31】従来の概略構造を示す図。
【符号の説明】
2…セル、3…スコープ、4…光ファイバー、6…光供
給装置、8…制御装置、8a…外側パイプ、8b…内側
パイプ、8c…後部繊毛、8d…前部繊毛支持体、8e
…前部繊毛、11a…ケーブル、11b…モータ、11
c…、11d…照明、11e…撮像レンズ、12a…管
腔、12b…アクチュエータ、12c…カテーテル、1
7a…皮膜、17b…側線、17c…中心線、17d…
間隙部、19a…環状ステップ、19b…充填部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 尚彦 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 田村 久明 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 佐藤 由紀子 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝メ ディカルエンジニアリング株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の膨張/収縮部を有し、伸縮可能な
    管状部材と、 前記複数の膨張/収縮部の膨張/収縮を制御することに
    より前記管状部材の所望の部位を伸縮させる制御手段と
    を具備することを特徴とする生体内診断治療装置。
  2. 【請求項2】 伸縮可能な管状部材と、 前記管状部材の壁面に設けられ、膨張/収縮することに
    より該管状部材の壁面の所望の部位を伸縮させる複数の
    膨張/収縮手段と、 前記複数の膨張/収縮手段の膨張/収縮を制御する制御
    手段とを具備することを特徴とする生体内診断治療装
    置。
  3. 【請求項3】 管腔に挿入される生体内診断治療装置に
    おいて、 壁面に複数の膨張/収縮部を有する管状部材と、 前記管腔の所定区間の形状に応じた前記管状部材の形状
    データを、該管状部材が所定量挿入された時点で取得す
    る取得手段と、 前記管状部材を続いて挿入した際に、前記所定区間内に
    おける該管状部材の形状が前記形状データに応じたもの
    となるように、該管状部材の挿入量に応じて前記複数の
    膨張/収縮手段の膨張/収縮を制御する制御手段とを具
    備することを特徴とする生体内診断治療装置。
  4. 【請求項4】 管腔に挿入される生体内診断治療装置に
    おいて、 複数の膨張/収縮部を有し、伸縮可能な管状部材と、 伸長期では、前記管状部材の末端部が前記管腔の内壁に
    押しつけられると共に前記管状部材の先端部が伸長する
    ように、前記膨張/収縮部の膨張/収縮を制御し、 収縮期では、前記管状部材の先端部が前記管腔の内壁に
    押しつけられると共に前記管状部材の末端部が収縮する
    ように、前記膨張/収縮部の膨張/収縮を制御する制御
    手段とを具備し、 前記伸長期、収縮期が繰り返されることにより自走する
    ことを特徴とする生体内診断治療装置。
  5. 【請求項5】 管腔に挿入される生体内診断治療装置に
    おいて、 第1の部材と、前記第1の部材に対し、前記管腔の管軸
    方向にスライド可能な如く設けられる第2の部材と、 前記管軸方向に対して所定の角度をなすように前記第
    1、第2の部材の各々に取り付けられる繊毛部材と、 前記第1、第2の部材のうち少なくとも一方の部材の外
    側に設けられる管状部材と、 前記第2の部材、管状部材の各々に接続され、生体の外
    部まで伸びる第1、第2のフレキシブルな部材とを具備
    し、 前記第1、第2のフレキシブルな部材は互いに機械的に
    連結され、生体の外部から該第1、第2のフレキシブル
    な部材間に小さな往復の変位を与えると、該第1、第2
    の部材が往復運動を行い、大きな変位を与えると該第
    1、第2の部材に取り付けられた繊毛部材が前記管状部
    材の内部に収納されることを特徴とする生体内診断治療
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の部材と前記第1のフレキシブ
    ルな部材とが同一の部材で構成され、前記管状部材と前
    記第2のフレキシブルな部材とが同一の部材で構成され
    ることを特徴とする請求項5に記載の生体内診断治療装
    置。
  7. 【請求項7】 管腔に挿入される生体内診断治療装置に
    おいて、 第1の部材と、前記第1の部材に対し、前記管腔の管軸
    方向にスライド可能な如く設けられる第2の部材と、 前記管軸方向に対して所定の角度をなすように前記第
    1、第2の部材の各々に取り付けられる繊毛部材と、 前記第1、第2の部材のうち少なくとも一方の部材の外
    側に設けられる管状部材と、 管腔に挿入する際は、前記第1、第2の部材が往復運動
    するように、該第1、第2の部材間に小さな往復の変位
    を与え、 管腔から引き抜く際は、前記第1、第2の部材に取り付
    けられた繊毛部材が前記管状部材の内部に収納されるよ
    うに、該第1、第2の部材間に大きな変位を与える駆動
    手段とを具備することを特徴とする生体内診断治療装
    置。
  8. 【請求項8】 管状部材と、 前記管状部材の先端部に設けられ、印加された電圧に応
    じて湾曲する針状部材と、 前記針状部材に印可する電圧を制御する制御手段とを具
    備することを特徴とする生体内診断治療装置。
  9. 【請求項9】 管状部材と、 前記管状部材の先端部に設けられ、湾曲可能な心線部材
    と、 長さ可変部を有し、前記心線部材の先端部と末端部とを
    結ぶ側線部材と、 前記側線の可変部の長さを制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする生体内診断治療装置。
  10. 【請求項10】 複数の磁性部と非磁性部とが交互に設
    けられた心線と、 前記心線上を移動可能な如く載荷され、コイルを有する
    移動部と、 前記移動部のコイルに通電することにより、磁気的相互
    作用による前記移動部の移動を制御する制御手段とを具
    備することを特徴とする生体内診断治療装置。
  11. 【請求項11】 複数のN極とS極とが交互に設けられ
    た心線と、 前記心線上を移動可能な如く載荷され、コイルを有する
    移動部と、 前記移動部のコイルにパルスを印加する印加手段と、 前記印加手段によるパルスの印加を制御することによ
    り、磁気的相互作用による前記移動部の移動を制御する
    制御手段とを具備することを特徴とする生体内診断治療
    装置。
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