JPH08322640A - 毛髪加工薬剤用吸収帯 - Google Patents

毛髪加工薬剤用吸収帯

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JPH08322640A
JPH08322640A JP15833295A JP15833295A JPH08322640A JP H08322640 A JPH08322640 A JP H08322640A JP 15833295 A JP15833295 A JP 15833295A JP 15833295 A JP15833295 A JP 15833295A JP H08322640 A JPH08322640 A JP H08322640A
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JP
Japan
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hair
agent
absorption
water
resin powder
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JP15833295A
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English (en)
Inventor
Akira Fukunishi
彬 福西
Yukio Zenitani
幸雄 銭谷
Mihoko Nomoto
美保子 野本
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 和紙、不織布等をエンボス加工した帯状の支
持体少なくとも2枚の間に、帯の長さ方向に添った少な
くとも1本の針金と、帯の長さ方向に連続的に分布した
吸水性樹脂粉末とが固定されるよう挟み込まれてなる吸
収体である。 【効果】 パーマネントウェーブや染毛の毛髪加工を施
す場合、過剰に付けられた薬剤が額、顔面、首筋等にた
れてくる。この吸収体を用いると、額や側頭部と密着し
て、たれてくる薬剤を即座に吸収し、吸収面は乾いた状
態を呈する。又、必要な長さに容易に切断でき、使い捨
て(使用後洗浄、乾燥する必要なし)とすることができ
る利点もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪にパーマネントウェ
ーブや染毛の毛髪加工を施す際に用いられる毛髪加工薬
剤用吸収帯に関する。
【0002】
【従来の技術】パーマネントウェーブの毛髪加工に於い
て、カーラーに巻き付けた毛髪にパーマネントウェーブ
ローション1剤やパーマネントウェーブローション2剤
の加工薬剤を塗布する際、過剰に付けられた薬剤が額、
顔面、首筋等にたれてくる。これを防ぐために、予めド
ライタオルを額から側頭部に巻き付け、このタオルで薬
剤を吸収させる。その後薬剤の付いた(吸収した)タオ
ルは洗濯、脱水、乾燥され、次のパーマネントウェーブ
の被施術者に備えられる。また、染毛の毛髪加工に於い
ても同様に、洗濯された毛髪に染毛剤または染毛料の毛
髪加工薬剤を塗布する際、過剰に付けられた薬剤が額、
顔面、首筋等に垂れて皮膚を刺激する。これを防ぐため
に、髪の生え際近くの額や側頭部、首筋等に防汚クリー
ムを塗布し、次いでドライタオルを額から側頭部に巻き
付け、このタオルに薬剤を吸収させる。その後薬剤の付
いた(染着した)タオルは洗濯、脱水、乾燥される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのドラ
イタオルは、額、側頭部等との密着性が充分でないた
め、毛髪加工薬剤が顔面や首筋等に垂れる。また、吸収
したタオル表面は薬剤で濡れており、常に薬剤と皮膚と
が接触している状態にある。すなわち、確かに薬剤が額
を通り過ぎ、顔面や首筋等にまで垂れてくることを防い
だとしても、皮膚に対し常に薬剤が付いており、皮膚刺
激は免れない。また薬剤の付いたタオルは洗濯、脱水、
乾燥しなければならず、美容院にとって人手不足の折
り、洗濯、脱水、乾燥は大変面倒な作業となる。上記の
点を鑑み、本発明は、パーマネントウェーブローション
薬液、染毛剤、染毛料等の毛髪加工薬剤を吸収し、吸収
面が乾いた状態を呈し、且つ、「使い捨て」とした設計
の毛髪加工薬剤用吸収帯を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、吸水性樹脂粉末と針金
をサンドイッチ状に挟み込んだ毛髪加工薬剤用吸収帯を
見い出し、本発明に到達した。すなわち本発明は、紙、
パルプまたは布製の帯状の支持体(1)の少なくとも2
枚の間に、帯の長さ方向に添った少なくとも1本の針金
(2)と、帯の長さ方向に連続的に分布した吸水性樹脂
粉末(3)とが固定されるよう挟み込まれてなり、頭部
に装着して使用できる毛髪加工薬剤用吸収帯である。
【0005】本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の使用対
象、即ち吸収させる対象となる毛髪加工薬剤としては、
パーマネントウェーブローション薬液、染毛剤、染毛料
等が挙げられる。パーマネントウェーブローション薬液
は、通常還元剤を主成分とし、その還元作用をより効果
的にするためのアルカリ剤、その他成分等を含む第1剤
と酸化剤を主成分とし、その他成分等を加えた第2剤と
からなる。例えば、「香粧品科学」(昭和55年4月1
0日株式会社薬事日報社発行第92〜113頁)に記載
されている形のパーマネントウェーブローション薬液が
挙げられる。
【0006】パーマネントウェーブローション第1剤に
用いられる還元剤としては、チオグリコール酸もしくは
その塩、N−アセチル−1−システインもしくはその塩
および亜硫酸塩が挙げられる。第1剤中の還元剤の使用
量は通常2.0〜7.5重量%である。第1剤に用いら
れるアルカリ剤としては、水酸化カリウム、アンモニア
水およびトリエタノールアミンが挙げられる。第1剤中
のアルカリ剤の使用量は、通常0.1〜3.0重量%で
あり、第1剤のPHが4.5〜9.6になるように添加
される。第1剤には必要によりその他の成分として、組
成物の粘度を調整するためにメタノール、エタノール、
イソプロパノール、ブタノール等の低級アルコール等、
2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,
2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−tert−ブ
チルフェノール)等の酸化防止剤、ベンゾフェノン−3
等の紫外線吸収剤、安息香酸ナトリウム等の防腐剤、高
級アルコール、水溶性ワセリン、パラフィン油、脂肪酸
等の平滑補助剤、アズレン、モノニトログアヤコール、
レシチン、グリチルリチン等の皮膚保護剤、EDTA、
DTPA等の安定剤、パントテン酸、コレステリン等の
養毛剤、着色剤または香料等が混合される。
【0007】パーマネントウェーブローション第2剤に
用いられる酸化剤としては、臭素酸ナトリウム、臭素酸
カリウム、過酸化水素等が挙げられる。第2剤中の酸化
剤の使用量は、通常2.0〜10.0重量%である。第
2剤においても、必要により第1剤に用いたその他の成
分を添加してもよい。染毛剤としては、例えば植物性染
毛剤、金属性染毛剤、酸化染毛剤等の永久染毛剤(パー
マネントヘアーダイ)が挙げられる。具体的には特開平
5−17322号公報に記載されている形のものが挙げ
られる。
【0008】本発明において、(3)を構成する吸水性
樹脂としては、たとえば、次ののものがあげられる。 (a)デンプンまたはセルロースと、(b)カルボキ
シル基もしくはスルホン酸基を有する水溶性単量体およ
び加水分解により水溶性となる単量体から選ばれる単
量体(以下、水溶性単量体と記す)と、(c)架橋剤と
を必須成分として重合させ、必要により加水分解を行う
ことにより得られる吸水性樹脂(以下、デンプンまたは
セルロース系架橋体と記す)
【0009】上記に例示した吸水性樹脂(デンプンまた
はセルロース系架橋体)の製造に用いられる(a)、
(b)、(c)の詳細、(a)、(b)、(c)の割
合、製造法および吸水性樹脂の具体例は、特開昭52−
25886号、特公昭53−46199号、特公昭53
−46200号および特公昭55−21041号公報に
記載されている。
【0010】上記に例示した以外の吸水性樹脂として
は、たとえば、 (a)と(b)とを重合させたもの(デンプン−アク
リロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セルロース
−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物等、以
下デンプンまたはセルロース−アクリロニトリルグラフ
ト重合物と記す); (a)の架橋物(カルボキシメチルセルロースの架橋
物等); (b)と(c)との共重合体(架橋ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリル
アミド共重合体、架橋されたスルホン化ポリスチレン、
特開昭52−14689号および特開昭52−2745
5号公報記載のビニルエステル−不飽和カルボン酸共重
合体ケン化物、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架橋
されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋
されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および
架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコール);並
びに、 自己架橋性を有する(b)の重合物(自己架橋型ポリ
アクリル酸塩等)等があげられる。また、以上例示した
吸水性樹脂は2種以上併用してもよい。
【0011】これらのうち、好ましいものは、架橋ポリ
アクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル
酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたポリアクリル
酸(塩)、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル
共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビニルア
ルコールである。吸水性樹脂粉末(3)の粒径は通常
0.1〜1000μm、好ましくは50〜850μmで
ある。吸水性樹脂粉末(3)の前記に例示した毛髪加工
薬剤に対する吸収性能は、通常吸収量が10〜200g
/gであり、吸収速度が20〜360秒である。吸収量
が10g/g未満の場合、吸収帯の保液状態が乏しい。
一方吸収量が200g/gを越える場合は、毛髪加工薬
剤を吸収したときに生じるゲルの強度が弱く、吸収帯が
破損したりする。吸収速度が20秒未満の場合、毛髪加
工薬剤の吸収帯表面への液拡散性が乏しく、吸収帯の保
液状態が悪くなる。一方吸収速度が360秒を越える場
合は毛髪加工薬剤を瞬時に吸収できなくなり、液が皮膚
と吸収帯との間にたまり、皮膚を刺激したりする。
【0012】ここで吸収量は次の操作によって求められ
る値である。即ち、吸水性樹脂1gを250メッシュの
ナイロン製ティーバッグに入れ、これを大過剰の毛髪加
工薬剤中に3時間浸漬した後、引き上げて15分間水切
りし、得られた膨潤樹脂の重量(W)を測定する。この
値を初めの吸水性樹脂重量(WO)で割って、吸水性樹
脂の飽和吸収量(S)を求める。[吸収量(S)=W/
WO] 吸収速度は次の操作によって求められる値である。即ち
100mlビーカーに50mlの毛髪加工薬剤を入れ、
マグネチックスターラーにて600rpmで攪拌する。
次に粒度を30〜145メッシュでふるった吸水性樹脂
2gをうず中に投入する。うずが消えて液面が水平にな
った時点を終点とし、投入から終点までに要した時間を
吸収速度とする。
【0013】本発明において、針金(2)としては、
鉄、真ちゅう、銅、アルミニウム等の金属、「ねじりっ
こ」[プラス(株)製]で代表されるプラスチックで被
覆された針金、モールの代表される繊維を絡ませた針金
等が挙げられる。針金(2)の太さは通常直径0.1〜
2mm、好ましくは0.2〜1mmである。針金(2)
は帯の長さ方向に添って少なくとも1本が支持体と支持
体の間に挟み込まれている。この本数は特に制限はな
く、例えば、後記実施例1で説明する図2では、帯のま
ん中辺りに1本挟み込んでいる。他には帯の両端部に各
1本挟み込んでもよい。本発明において、支持体(1)
としては、例えば、織物、不織布(乾式、湿式)、洋
紙、和紙等の紙およびパルプシートが挙げられ、好まし
いものは不織布、和紙およびパルプシートである。不織
布については、「熱融着不織布の実態と熱融着繊維全
容」1989年4月24日発行、(株)大阪ケミカルマ
ーケッティングセンターに詳細に記載されている。織物
や不織布の構成繊維は、綿、レーヨン等の天然繊維、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維
を用いることができる。また、支持体(1)は以上例示
したもの1種以上の積層物であってもよい。支持体
(1)は帯状であり、巾は特に制限がないが、好ましく
は3〜5cmである。
【0014】本発明の吸収帯の製造法について説明す
る。片面の支持体(1)に針金(2)を置き、そして吸
水性樹脂粉末(3)を散布し、他方の支持体(2)でサ
ンドイッチ状に挟み、エンボス加工法、ニードルパンチ
法、ステッチボンド法、熱融着法等の方法で一本化する
ことにより本発明の吸収帯が得られる。本発明の吸収帯
に包含する吸水性樹脂粉末(3)の量は通常0.5〜5
0g/m2、好ましくは2〜25g/m2である。包含量
が0.5g/m2未満の場合、毛髪加工薬剤の保液性が
悪く、毛髪加工薬剤を吸収した帯面が乾いた状態になら
ず、表面がベタベタしている。50g/m2を越えた場
合は、毛髪加工薬剤の保液性はもはや平衡状態に達して
おり、これ以上の使用は不経済である。支持体(1)に
吸水性樹脂粉末(3)を固着させるために必要によりバ
インダー(接着剤)やホットメルト接着剤を用いてもよ
い。
【0015】本発明の吸収帯のサイズは任意でよく、例
えば、 1)巾3〜5cm、長さ30〜70cmの帯状のもの、 2)巾3〜5cm、長さ5mの帯状をロール状に巻いた
もの等が好ましい。1)の場合は切断することなくその
まま使用できる。2)の場合は針金が入っているもの
の、簡単に1回当り必要な長さに使用時切る等、適当な
長さに切断することができるため好都合である。
【0016】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。実施例および
比較例で行った吸収帯の試験方法を次に示す。 (1)濡れ試験 試料(10cm×10cm)を準備し、毛髪加工薬剤a
〜eの各々2mlを試料に滴下、10分間拡散させた。
薬剤の拡散部分に、ろ紙(東洋ろ紙No.2)を密着さ
せ、1kgの荷重を1分間加え、薬剤がろ紙側に移行す
る程度をチェックした。 (評価)○:加工薬剤が全く移行していない △:加工薬剤がわずかに移行した。 ×:加工薬剤が多く移行した。 毛髪加工薬剤a(パーマネントウェーブローション第1
剤) チオグリコール酸アンモン 6.0(重量%) モノエタノールアミン 0.8 水溶性ラノリン 0.3 EDTA 0.5精製水 残り 合 計 100.0 毛髪加工薬剤b(パーマネントウェーブローション第2
剤) 臭素酸ナトリウム 6.0(重量%) ラノリン/スクワラン(1/1) の乳化物(50%品) 3.0精製水 残り 合 計 100.0 毛髪加工薬剤c(酸化染毛剤第1液) p−フェニレンジアミン 1.6(重量%) p−アミノフェノール 0.2 レゾルシン 0.5 プロピレングリコール 15.0 イソプロピルアルコール 10.0 ポリオキシエチレンアリル アルコール 20.0 オレイン酸 5.0 アンモニア水 7.0精製水 残り 合 計 100.0 毛髪加工薬剤d(酸化染毛剤第2液) 過酸化水素(35%品) 17.0(重量%) リン酸(PH4に調整) エタノールレゾルシン 20.0 グリセリン 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.6精製水 残り 合 計 100.0 毛髪加工薬剤e(染毛料) リソールレッドCA ) 0.05(重量%) ジブロモフルオレセイン 0.05 ナフトールブルーブラック 0.15 N−メチルピロリドン 15.0 ベンジルアルコール 10.0 クエン酸 2.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.5精製水 残り 合 計 100.0
【0017】実施例1 図1および図2は、本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯の1
実施例を示す縦断面図(図1)および平面図(図2)で
あり、1は和紙(支持体)、2は吸水性樹脂粉末、3は
針金、4はエンボス加工部である。製造方法は、和紙
(サイズ度:0,50g/m2)に、サンフレッシュS
T−500D[ポリアクリル酸架橋型吸水性樹脂、粒径
106〜850μm、三洋化成工業(株)製]15g/
2を散布し、その上に真ちゅう製針金(直径0.3m
m)を置き、さらに同質の和紙をサンドイッチ状に重ね
た。エンボス加工機でプレス(10kg/cm2)し、
シート状物を得た。このシート状物を60cm×3cm
に裁断し、図1、2に示す本発明の吸収帯を得た。
【0018】実施例2 毛髪加工薬剤用吸収帯の縦断面図および平面図は第1お
よび第2図と同じである。製造方法は、レーヨン不織布
(50g/m2)に、サンフレッシュST−100[デ
ンプン架橋型吸水性樹脂、粒径106〜850μm、三
洋化成工業(株)製]10g/m2を散布し、その上に
「ねじりっこ」[プラス(株)製]を置き、さらに同質
の不織布をサンドイッチ状に重ね合わせ、エンボス加工
し、シート状物を得た。このシート状物を60cm×3
cmに裁断し本発明の吸収帯を得た。
【0019】実施例3 実施例1の和紙の代わりにパルプシート(75g/
2)を用い、本発明の吸収帯を得た。
【0020】比較例1 本発明の吸収帯と比較するため、木綿タオル地(150
g/m2)を比較品1とした。
【0021】性能評価 実施例1〜3の吸収帯および比較品1の布地について毛
髪加工薬剤の濡れ試験をおこなった。その結果を表1に
示した。
【0022】
【表1】
【0023】毛髪加工薬剤の濡れ試験に於いて、本発明
の吸収帯(実施例1〜3)はドライタオル(比較例1)
に比べ優れていた。また、毛髪加工薬剤で濡らせた本発
明の吸収帯の濡れ部分はタッチしてもほとんど乾いた状
態であった。それに対しドライタオルのそれは濡れてお
り不快であった。
【0024】
【作用】本発明の吸収帯は、前記長さ30〜70cm程
度の帯状のものの場合は、切断することなくそのまま使
用でき、前記長さ5mの帯状をロール状に巻いたものの
場合は、針金が入っているものの、簡単に1回当り必要
な長さに使用時切る等、適当な長さに切断することがで
きるため好都合である。図3は本発明の吸収帯を、女性
の頭部に装着した状態の1実施例を示した説明図であ
る。1回当り必要な長さの本発明の吸収帯5を、図3に
示すように、額から首筋に巻き両端部を合わせて、ねじ
って縛ることにより簡便に固定され使用することができ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明の毛髪加工薬剤用吸収帯は下記の
ような効果がある。 (1)本発明の吸収帯が毛髪加工薬剤(パーマネントウ
ェーブローション薬液等)を吸収した吸収面は乾いた状
態を呈する(吸収した毛髪加工薬剤は吸水性樹脂粉末が
しっかり捕捉するため、吸収体表面に放出しない。)の
で、皮膚を刺激せず不快感を与えない。 (2)本発明の吸収帯は、付設された針金で頭部を縛る
ため皮膚との密着性がよく、毛髪加工薬剤は顔面や首筋
等にたれることがない。 (3)ロール状に巻いた本発明の吸収帯は、個々の頭部
のサイズに合わせ、必要な長さに容易にカットして使用
することができるので、吸収帯の無駄がはぶける。 (4)本発明の吸収帯は、紙、パルプ、布および針金を
組み合わせた「使い捨て」タイプのものであるため、タ
オルのように使用後洗浄、乾燥する必要がなく省力化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 毛髪加工薬剤用吸収帯を示した縦断面図であ
る。
【図2】 毛髪加工薬剤用吸収帯を示した平面図であ
る。
【図3】 毛髪加工薬剤用吸収帯を女性の頭部に装着し
た状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1.支持体 2.吸水性樹脂粉末 3.針金 4.エンボス加工部 5.毛髪加工薬剤用吸収帯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、パルプまたは布からなる帯状の支持
    体(1)の少なくとも2枚の間に、帯の長さ方向に添っ
    た少なくとも1本の針金(2)と、帯の長さ方向に連続
    的に分布した吸水性樹脂粉末(3)とが固定されている
    よう挟み込まれてなり、頭部に装着して使用できる毛髪
    加工薬剤用吸収帯。
  2. 【請求項2】 吸水性樹脂粉末(3)の粒径が、50〜
    850μmである請求項1記載の吸収帯。
  3. 【請求項3】 該支持体(1)が、和紙または不織布で
    ある請求項1または2記載の吸収帯。
  4. 【請求項4】 針金(2)および吸水性樹脂粉末(3)
    を挟み込んだ少なくとも2枚の支持体(1)が、エンボ
    ス加工法、ニードルパンチ法、ステッチボンド法および
    熱融着法から選ばれるいずれかの方法により一体化され
    ている請求項1〜3のいずれか記載の吸収帯。
  5. 【請求項5】 ロール状に巻かれてなり、所望の長さに
    切断して使用することができる請求項1〜4のいずれか
    記載の吸収帯。
JP15833295A 1995-05-31 1995-05-31 毛髪加工薬剤用吸収帯 Pending JPH08322640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1226771A2 (en) * 2001-01-24 2002-07-31 Katia Vaughn Anti-drip hair styling device

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1226771A2 (en) * 2001-01-24 2002-07-31 Katia Vaughn Anti-drip hair styling device
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