JPH08321750A - クロック信号切換回路 - Google Patents

クロック信号切換回路

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Publication number
JPH08321750A
JPH08321750A JP7126517A JP12651795A JPH08321750A JP H08321750 A JPH08321750 A JP H08321750A JP 7126517 A JP7126517 A JP 7126517A JP 12651795 A JP12651795 A JP 12651795A JP H08321750 A JPH08321750 A JP H08321750A
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JP
Japan
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clock
switching
circuit
signal
falling
Prior art date
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JP7126517A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Masana
芳弘 正名
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の回路に供給するクロックICC−CLK
を第1のクロックから第2のクロックに切り換えるため
のクロック信号切換回路であって、切換の過渡期間で他
の回路に誤動作を生じさせるパルスの発生防止に好適な
回路を提供する。 【構成】 クロック切換信号CLK−SELによる切換
要求があった後の第1のクロックCLK1の最初の立下
りを検出し、これに応じて前記他の回路へのCLK1の
供給を停止する手段23と、CLK1の前記最初の立下
りを検出した後の第2のクロックCLK2の最初の立下
りを検出し、これに応じて前記他の後段の回路に前記第
2のクロックを供給する手段25と、CLK1の前記最
初の立下りを検出した後から前記他の回路にCLK2が
供給されるまでの間、前記他の回路へのクロック供給ラ
インをローレベルに保つ電位保持手段27とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、第1のクロックから
これとは異なる周波数の第2のクロックへクロックを切
り換える機能を少なくとも有したクロック信号切換回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードシステムでは、ISO 規格(IS
O7816-3 )に記載の通り、ICカードの立ち上げ時(An
s. to Reset 時)に上位装置(例えばリーダライタ)は
ICカードと、クロック周波数fが1〜5MHzでかつ
通信ビット間隔が372/fetu(elementary time
unit)の条件で、通信することになっている。これはク
ロック周波数fが約3.58MHzで伝送速度dが約9
600bpsの通信条件に当たる。また、この立ち上げ
動作時にICカードは上位装置に、その後のクロック周
波数と通信ビット間隔を知らせ、これに応じ上位装置は
ICカードへ供給するクロックの切換えを行なうことに
なっている。日本国内では、立ち上げ時はクロック周波
数fが約3.58MHzで伝送速度dが9600bps
の条件で通信し、その後通信条件をクロック周波数が約
4.92MHzでかつ伝送速度が9600bps(51
2/fetu)という条件に切り換える仕様が一般的で
ある。このため上位装置では、ICカード駆動用クロッ
クを切り換えるための回路が必要となる。その従来例と
して、図12(A)に示した様な回路があった。入力端
子に第1のクロックCLK1が入力され制御端子にクロ
ック切換信号CLK−SELの負論理信号が入力される
第1のトライステートゲート1と、上記CLK−SEL
を負論理にするインバータゲート3と、入力端子に第2
のクロックCLK2が入力され制御端子に上記CLK−
SELが入力される第2のトライステートゲート5とを
具える回路である。第1および第2のトライステートゲ
ート1、5のいずれかの出力がICカード駆動用クロッ
クICC−CLKとされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クロッ
ク信号は非同期に切り換えられるため、上述の従来のク
ロック信号切換回路ではICカードの正常動作が保証さ
れるパルス幅よりも短いパルス幅のクロック信号が発生
するおそれがあり、このためICカードが誤動作するお
それがあった。これについて、図12(B)を参照して
いま少し詳細に説明する。ここで、図12(B)は、図
12(A)に示した回路の動作を示すタイミングチャー
トである。クロック周波数が約3.58MHzであるC
LK1が立ち上がった直後の時刻TA において、クロッ
ク切換信号CLK−SELが入力された場合を考える
と、その場合、CLK1が立ち上がった時から時刻TA
までの時間をパルス幅とするクロックパルスPA が生
じ、その後、クロックは第2のクロックCLK2とな
る。このクロックパルスPA はパルス幅の短いパルスと
なるのでICカードを誤動作させるおそれがあるのであ
る。
【0004】ここで、上記クロックパルスPA に起因す
る誤動作を防止するために、ICカードの立ち上げ後も
立ち上げ時に用いたクロック信号と同じ周波数のクロッ
ク信号すなわち3.58MHzのクロック信号CLK1
を用いることも考えられる。しかし、その場合は、立ち
上げ後では通信ビット間隔が512/fetuになって
しまうため伝送速度は約7000bps程度と中途半端
で遅い速度となるので、上位装置での処理が大変になる
という別の問題が生じてしまう。また、立上げ時から最
後まで、クロック周波数が3.58MHzでかつ伝送速
度が9600bpsという通信条件とする方法も考えら
れるが、そうするとICカードシステムでの情報処理速
度が遅くなるという別の問題が生じてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願の第一
発明によれば、他の回路に供給するクロックをクロック
切換信号に応じ第1のクロックから第2のクロックに切
り換えるためのクロック信号切換回路において、前記ク
ロック切換信号によるクロック切換要求があった後の前
記第1のクロックの最初の立下りを検出し、これに応じ
て前記他の回路への前記第1のクロックの供給を停止す
る立下り検出型クロック停止手段と、前記第1のクロッ
クの前記最初の立下りを検出した後の前記第2のクロッ
クの最初の立下りを検出し、これに応じて前記他の回路
に前記第2のクロックを供給する立下り検出型クロック
供給手段と、第1のクロックの前記最初の立下りを検出
した後から前記他の回路に前記第2のクロックが供給さ
れるまでの間、前記他の回路へのクロック供給ラインを
ローレベルに保つ電位保持手段とを具えたことを特徴と
する。
【0006】なお、この第一発明では、前記立下り検出
型クロック停止手段の代わりに、前記クロック切換信号
によるクロック切換要求があった後の前記第1のクロッ
クの最初の立上りを検出し、これに応じて前記他の回路
への前記第1のクロックの供給を停止する立上り検出型
クロック停止手段を具え、前記立下り検出型クロック供
給手段の代わりに、前記第1のクロックの前記最初の立
上りを検出した後の前記第2のクロックの最初の立上り
を検出し、これに応じて前記他の回路に前記第2のクロ
ックを供給する立上り検出型クロック供給手段を具え、
前記電位保持手段の代わりに、第1のクロックの前記最
初の立上りを検出した後から前記他の回路に前記第2の
クロックが供給されるまでの間、前記他の回路へのクロ
ック供給ラインをハイレベルに保つ電位保持手段を具え
る構成としても良い。
【0007】また、この出願の第二発明によれば、他の
回路に供給するクロックをクロック切換信号に応じ第1
のクロックから第2のクロックに切り換えるためのクロ
ック信号切換回路において、前記クロック切換信号によ
るクロック切換要求があった後の前記第1のクロックの
最初の立下りを検出する第1の立下り検出手段と、前記
切換要求があった後の前記第1のクロックの最初の立上
りを検出する第1の立上り検出手段と、前記第1の立下
り検出手段および前記第1の立上り検出手段のいずれか
一方による前記立下り或は立上りの検出に応じて前記他
の回路への前記第1のクロックの供給を停止するクロッ
ク停止手段と、前記第1のクロックの前記他の回路への
供給を停止した後の前記第2のクロックの最初の立下り
を検出する第2の立下り検出手段と、前記第1のクロッ
クの前記他の回路への供給を停止した後の前記第2のク
ロックの最初の立上りを検出する第2の立上り検出手段
と、前記第2の立下り検出手段および前記第2の立上り
検出手段のいずれか一方による前記立下り或は立上りの
検出に応じて前記他の回路に前記第2のクロックを供給
するクロック供給手段と、前記第1の立下り検出手段に
より前記第1のクロックの前記最初の立下りを検出した
際は、前記第1および第2の立上り検出手段による前記
立上り検出を無効にする手段と、前記第1の立上り検出
手段により前記第1のクロックの前記最初の立上りを検
出した際は、前記第1および第2の立下り検出手段によ
る前記立下り検出を無効にする手段と、前記第1の立下
り検出手段により前記第1のクロックの前記最初の立下
りを検出した際は、それから前記他の回路に前記第2の
クロックが供給されるまでの間、前記他の回路へのクロ
ック供給ラインをローレベルに保ち、また、前記第1の
立上り検出手段により前記第1のクロックの前記最初の
立上りを検出した際は、それから前記他の回路に前記第
2のクロックが供給されるまでの間、前記他の回路への
クロック供給ラインをハイレベルに保つ電位保持手段と
を具えたことを特徴とする。
【0008】また、この出願の第三発明によれば、他の
回路に供給するクロックを、第1および第2のクロック
切換信号に応じ、第1のクロックおよび第2のクロック
の一方から他方に切り換えるためのクロック信号切換回
路であって、前記第1のクロックの立上りを検出し該第
1のクロックの2分周クロックに当たる第1の1/2ク
ロックを生成する手段と、前記第2のクロックの立上り
を検出し該第2のクロックの2分周クロックに当たる第
2の1/2クロックを生成する手段と、前記第1のクロ
ック切換信号および前記第1の1/2クロックにより制
御され該第1の1/2クロックの立上りを検出した際に
前記第1のクロックおよび前記第1の1/2クロックの
いずれかを出力する第1のクロック切換手段と、前記第
1のクロック切換信号および前記第2の1/2クロック
により制御され該第2の1/2クロックの立上りを検出
した際に前記第2のクロックおよび前記第2の1/2ク
ロックのいずれかを出力する第2のクロック切換手段
と、前記第1のクロック、前記第1の1/2クロック、
前記第2のクロックおよび前記第2の1/2クロックの
論理積をとって得られる信号を切換えタイミング信号と
して出力する切換えタイミング信号生成手段と、前記第
2のクロック切換信号および前記切換えタイミング信号
により制御され、該切換えタイミング信号の立上りを検
出して、前記第1のクロック切換手段の出力および前記
第2のクロック切換手段の出力のいずれかを前記他の回
路に出力する第3のクロック切換え手段とを具えたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】第一発明であってクロックの立下り検出を利用
する構成の場合は、第1のクロックがローレベルとなっ
た時点で第1のクロックの他の回路への供給が停止さ
れ、そして該他の回路へのクロック供給ラインがローレ
ベルに保持され、そして、第2のクロックがローレベル
のとき第2のクロックへの切り換えがなされる。また、
第一発明であってクロックの立上り検出を利用する構成
の場合は、第1のクロックがハイレベルとなった時点で
第1のクロックの他の回路への供給が停止され、そして
該他の回路へのクロック供給ラインがハイレベルに保持
され、そして、第2のクロックがハイレベルのとき第2
のクロックへの切り換えがなされる。したがって、第1
のクロックから第2のクロックへの切り換えの過渡期間
中で反対レベルヘのレベル変動が生じることがない。
【0010】また、第二発明の構成によれば、第一発明
の上記作用に加え、クロック切換要求後の第1のクロッ
クの立下り、立上がりのいずれか早い方に応答してクロ
ックの切り換え動作が開始される。
【0011】また、第3発明の構成によれば、第一発明
および第二発明の上記各作用に加え、第1のクロックお
よび第2のクロック間の双方の切り換えが行なえ、しか
も、切り換えの際の過渡期間では第1のクロックの2分
周のパルス若しくは第2のクロックの2分周のパルスが
他の回路に供給される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の各実施例に
ついて説明する。ただし、説明に用いる各図はこの発明
を理解出来る程度に概略的に示してある。
【0013】1.第一発明の実施例 1−1.第1の実施例の説明 1−1−1.構成の説明 図1は第一発明の第1の実施例のクロック信号切換回路
10を示した回路図である。この実施例のクロック信号
切換回路10は、クロック切換信号CLK−SELによ
り制御されかつ第1のクロックCLK1がクロック端子
に入力される第1のJ−KF/F(フリップフロップ)
11と、第1のJ−KF/F11の出力により制御され
かつ第2のクロックCLK2がクロック端子に入力され
る第2のJ−KF/F13と、インバータゲート15
と、第1のクロックCLK1をオン/オフする第1のト
ライステートゲート17と、第2のクロックCLK2を
オン/オフする第2のトライステートゲート19と、抵
抗器21とを具える。ただし、この例の場合、第1およ
び第2のJ−KF/F11,13として、クロックの立
下りをトリガーに動作するものを用いている。なお以下
の説明において、クロック切換信号CLK−SEL、第
1のクロックCLK1、第2のクロックCLK2をそれ
ぞれ、CLK−SEL、CLK1、CLK2と略称する
こともある。
【0014】ここで、これら構成成分11〜21の詳細
な接続関係および信号の入出力関係は、次の様にしてあ
る。インバータゲート15の出力端子を第1のJ−KF
/F11のK端子と接続してある。第1のJ−KF/F
11のQ端子を第2のJ−KF/FのJ端子に接続して
あり、第1のJ−KF/F11のバーQ端子を第2のJ
−KF/FのK端子および第1のトライステートゲート
17の制御端子にそれぞれ接続してある。第2のJ−K
F/F13のQ端子を第2のトライステートゲート19
の制御端子と接続してある。第1および第2のトライス
テートゲート17、19各々の出力端子同士を接続して
あると共にこの接続点と接地電位との間に抵抗器21を
接続してある。また、CLK−SELを、第1のJ−K
F/F11のJ端子とインバータゲート15の入力端子
とに並列に入力する。CLK1を第1のJ−KF/F1
1のクロック入力端子と第1のトライステートゲート1
7の入力端子とに並列に入力する。CLK2を第2のJ
−KF/F13のクロック入力端子と第2のトライステ
ートゲート19の入力端子とに並列に入力する。そし
て、第1および第2のトライステートゲート17、19
各々の出力端子同士の接続点を他の回路(ここではIC
カードを他の回路と考える)へのクロックICC−CL
K(以下、ICC−CLKと略称することもある。)の
供給ラインとしている。
【0015】この実施例のクロック信号切換回路10で
は、第一発明でいう立下り検出型クロック停止手段23
を、第1のJ−KF/F11と第1のトライステートゲ
ート17とで構成でき、第一発明でいう立下り検出型ク
ロック供給手段25を、第2のJ−KF/F13と第2
のトライステートゲート19とで構成でき、第一発明で
いう電位固定手段27を、第1のトライステートゲート
17と第2のトライステートゲート19と抵抗器21と
で構成出来る。
【0016】1−1−2.動作の説明 次に、この第一発明の理解を深めるため、図1に示した
第1の実施例のクロック信号切換回路10の動作につい
て説明する。この説明を図2に示したタイミングチャー
トを参照しながら行なう。
【0017】ICカード立上げ時は、CLK−SELは
ハイレベルにしておく。これにより第1のJ−KF/F
11のJ端子はハイレベル、K端子はローレベルとな
り、その結果、第1のJ−KF/F11のQ端子から出
力される信号S1がハイレベルに、バーQ端子から出力
される信号S2がローレベルにそれぞれなる。このた
め、第1のトライステートゲート17がオンするのでI
CC−CLKとして第1のクロックCLK1が他の回路
としてのICカードに供給される。また、第2のJ−K
F/F13のQ端子から出力される信号S3がハイレベ
ルになるので第2のトライステートゲート19はオフす
るため、CLK2は他の回路(ICカード)に供給され
ない。したがって、初期状態では、ICカードへはIC
C−CLKとしてCLK1が出力されることになる(図
2の期間I参照)。
【0018】ところが、クロック切換信号CLK−SE
Lがクロック切換要求のためローレベルになると(図2
の時刻T1 )、第1のJ−KF/F11のJ端子および
K端子のレベルがそれまでの状態から反転し、そして、
CLK1の次の立下り時(図2の時刻T2 )にこの第1
のJ−KF/F11のQ端子およびバーQ端子のレベル
がそれまでの状態から反転するので、信号S2がハイレ
ベルになる。信号S2がハイレベルになると第1のトラ
イステートゲート17がオフする。このとき、第1およ
び第2のトライステートゲート17,19双方がオフす
るので、ICC−CLKを供給するラインは抵抗器21
によりローレベルに保持(プルダウン)される。
【0019】また、上記第1のJ−KF/F11のQ端
子およびバーQ端子のレベルが反転したので、第2のJ
−KF/F13のJ端子およびK端子のレベルがそれま
での状態から反転する。そして、この第2のJ−KF/
F13のQ端子から出力される信号S3は、第2のクロ
ックCLK2の立下り時(図2の時刻T3 )においてハ
イレベルからローレベルに反転する。この結果、第2の
トライステートゲート19はオンするので、ICカード
にはICC−CLKとして第2のクロックCLK2が供
給される。
【0020】すなわち、この第一発明の実施例のクロッ
ク切換回路10によれば、CLK−SELによるクロッ
ク切換要求後のCLK1の最初の立下りでCLK1のI
Cカードへの供給を停止でき、その後、CLK2の最初
の立下がりでICカードにCLK2をICC−CLKと
して供給でき、CLK1およびCLK2が共に停止され
ている間(図2にPで示す期間)はICカードにローレ
ベルの電位を供給できる。ここで、CLK1およびCL
K2が共に供給停止の間は図2のP期間のようにローレ
ベル期間がやや長い不規則なパルスがICカードに供給
されることになるが、ICカードは1MHz〜5MHz
の動作は保証されているのでパルスの許容値tは500
ns≧t≧100nsであること、およびこれに対し、
CLK1=3.58MHzかつCLK2=4.92MH
zのときの上記不規則期間の最長値はCLK2の3パル
ス分すなわち約305nsであることから、この不規則
期間Pに起因するICカードの誤動作は生じない。した
がって、この第一発明の実施例のクロック切換回路10
によれば、第1のクロックから第2のクロックへの切り
換えを、正常動作が保証されるパルス幅よりも短いパル
ス幅のクロックが供給されてしまう危険なく、行なえる
ことが分かる。なお、上記500ns等は、周期T=1
/1MHzであり、そしてクロックのデューティ比を5
0%としたならパルス幅はT/2であるから、(1/1
MHz)÷2=500nsという考えで求めている(以
下同様)。
【0021】1−2.第2の実施例の説明 上述の第1の実施例のクロック切換回路10は、クロッ
クの立下りを検出し動作するものであったが、クロック
の立上りを検出して動作する回路構成としても良い。こ
の第2の実施例はその例である。具体的には、図1を用
いて説明した構成において、第1および第2のJ−KF
/F11,13をクロックの立上りをトリガーに動作す
る型のものに代え、かつ、抵抗器21をクロック供給ラ
インと電源電位との間にプルアップ抵抗として機能する
様に設ける構成とする。このようにすると、CLK−S
ELによるクロック切換要求後のCLK1の最初の立ち
上がりのときCLK1のICカードへの供給を停止出
来、その後の、CLK2の最初の立上りでICカードへ
CLK2を供給出来、CLK1およびCLK2が共に供
給停止の間はICC−CLK供給ラインの電位をハイレ
ベルに保持(従ってICカードにハイレベルの電位を供
給)できるクロック切換回路が実現できる。
【0022】1−3.第3の実施例の説明 図1を参照した回路ではJ−KF/Fを用いていたが、
その代わりにD−F/Fを用いても良い。図3はその回
路例(第3の実施例の回路例)30を示した図である。
ただし、この例の場合、第1および第2のD−F/F3
1、33としてクロックの立上りをトリガーに動作する
ものを用いる。以下、この回路30の詳細について説明
する。
【0023】この実施例のクロック信号切換回路30
は、CLK−SELにより制御されかつCLK1がクロ
ック入力端子に入力される第1のD−F/F31と、第
1のD−F/Fの出力により制御されかつクロック入力
端子にCLK2が入力される第2のD−F/F33と、
CLK1をオン/オフする第1のトライステートゲート
35と、CLK2をオン/オフする第2のトライステー
トゲート37と、抵抗器39とを具える。
【0024】ここで、これら構成成分31〜39の詳細
な接続関係および信号の入出力関係は次の様にしてあ
る。第1のD−F/F31のQ端子を第2のD−F/F
33のD端子に接続してあり、第1のD−F/F11の
バーQ端子を第1のトライステートゲート35の制御端
子に接続してある。第2のD−F/F33のQ端子を第
2のトライステートゲート37の制御端子と接続してあ
る。第1および第2のトライステートゲート35、37
各々の出力端子同士を接続してあると共にこの接続点と
電源電位との間に抵抗器39を接続してある。また、C
LK−SELを、第1のD−F/F31のD端子に入力
する。CLK1を第1のD−F/F31のクロック入力
端子と第1のトライステートゲート35の入力端子とに
並列に入力する。CLK2を第2のD−F/F33のク
ロック入力端子と第2のトライステートゲート37の入
力端子とに並列に入力する。そして、第1および第2の
トライステートゲート35、37各々の出力端子同士の
接続点を他の回路(ここではICカード)へのクロック
ICC−CLKの供給ラインとしている。
【0025】この第3の実施例のクロック切換回路30
では、第一発明の別の態様でいう立上り検出型クロック
停止手段41を、第1のD−F/F31と第1のトライ
ステートゲート35とで構成でき、同じく立上り検出型
クロック供給手段43を、第2のD−F/F33と第2
のトライステートゲート37とで構成でき、同じく電位
保持手段(ハイレベルに保持する手段)45を、第1の
トライステートゲート35と第2のトライステートゲー
ト37と抵抗器39とで構成出来る。
【0026】この第3の実施例のクロック切換回路30
では、図1を参照して説明したクロック切換回路10で
必要であったインバータゲート15を設ける必要がない
ので、その分、クロック切換回路の構成を簡易なものと
出来る。
【0027】なお、この実施例のクロック切換回路30
は、クロックの立上りに応じ動作しかつ第1および第2
のクロック停止期間でのクロック供給ラインがハイレベ
ルに保持される点を除けば、基本的には図1を用いて説
明した回路10と同様に動作する。この回路30の動作
を示すタイミングチャートを図4に示した。
【0028】2.第二発明の実施例 上述の第一発明のクロック切換回路は、第1および第2
のクロック各々の立下りを検出して若しくは立上りを検
出して動作するものであった。したがって、立下り検出
の場合にあっては第1のクロックの立ち下がり直後にク
ロック信号切り換え要求がなされた場合、また立上り検
出の場合にあっては第1のクロックの立ち上がり直後に
クロック信号切り換え要求がなされた場合、それぞれ次
のクロックパルスにおける立下り或は立上りのときまで
目的の検出がなされないので、クロック切換要求がなさ
れてから実際にクロックが第2のクロックに切り換えら
れるまでの時間が長くなる。この第二発明はこれを改善
するものである。
【0029】2−1.構成の説明 図5は第二発明の実施例のクロック切換回路50の説明
図である。基本的には、図3を用いて説明したD−FF
を2個有した回路を2組組み合わせた構成となってい
る。詳細にはこの第二発明の実施例のクロック切換回路
50は、第1のD−F/F51と、第2のD−F/F5
3と、第3のD−F/F55と、第4のD/F/F57
と、第1のトライステートゲート59と、第2のトライ
ステートゲート61と、第1のインバータゲート63
と、第2のインバータゲート65と、2入力オア(O
R)ゲート67と、2入力アンド(AND)ゲート69
と、第1の抵抗器71と、第2の抵抗器73と、第1の
NチャネルFET75と、第2のNチャネルFET77
とを具える。ただし、第1〜第4のD−F/Fとしてク
ロックの立上りをトリガーとして動作するものを用い、
かつ、それらのうちの第1および第3のD−F/F5
1,55それぞれはプリセット機能を有したものを用い
る。
【0030】ここで、これら構成成分51〜77の詳細
な接続関係および信号の入出力関係は次の様にしてあ
る。第1のD−F/F51のQ端子を第2のD−F/F
53のD端子と第3のD−F/F55のプリセット(P
RE)端子とにそれぞれ接続してある。第1のD−F/
F51のバーQ端子を2入力オアゲート67の一方の入
力端子と、第1のNチャネルFET75のゲートとにそ
れぞれ接続してある。第1のD−F/F51のPRE端
子を第4のD−F/F57のD端子と第3のD−F/F
55のQ端子とにそれぞれ接続してある。第2のD−F
/F53のQ端子を2入力アンドゲート69の一方の端
子と接続してある。第3のD−F/F55のバーQ端子
を2入力オアゲート67の他方の入力端子と第2のNチ
ャネルFET77のゲートとにそれぞれ接続してある。
第3のD−F/F55のクロック入力端子に第1のイン
バータゲート63の出力端子を接続してある。第4のD
−F/F57のクロック入力端子に第2のインバータゲ
ート65の出力端子を接続してある。第4のD−F/F
57のQ端子を2入力アンドゲート69の他方の入力端
子と接続してある。オアゲート67の出力端子は第1の
トライステートゲート59の制御端子と接続してある。
アンドゲート69の出力端子は第2のトライステートゲ
ート61の制御端子に接続してある。第1および第2の
トライステートゲート59,61の出力端子同士を接続
してある。第1のトライステートゲート59の出力端子
と電源電位との間に第1の抵抗器71および第1のNチ
ャネルFET75から成る直列回路が接続してあり、ま
た、第2のトライステートゲート61の出力端子と接地
電位との間に第2の抵抗器73および第2のNチャネル
FET77から成る直列回路が接続してある。また、C
LK−SELを、第1のD−F/F51のD端子と第3
のD−F/F55のD端子とに並列に入力する。CLK
1を第1のD−F/F51のクロック入力端子と第1の
インバータゲート63の入力端子とに並列に入力する。
CLK2を第2のD−F/F53のクロック入力端子と
第2のインバータゲート65の入力端子とに並列に入力
する。そして、第1および第2のトライステートゲート
59、61各々の出力端子同士の接続点を他の回路(こ
こではICカード)へのクロックICC−CLKの供給
ラインとしている。
【0031】この第二発明の実施例のクロック切換回路
50では、第二発明でいう第1の立下り検出手段79を
第4のD−F/F55と第1のインバータゲート63と
で構成でき、第二発明でいう第1の立上り検出手段81
を第1のD−F/F51で構成でき、第二発明でいうク
ロック停止手段83を2入力オア回路67と第1のトラ
イステートゲート59とで構成でき、第二発明でいう第
2の立下り検出手段85を第4のD−F/F57と第2
のインバータゲート65とで構成でき、第二発明でいう
第2の立上り検出手段87を第2のD−F/F53で構
成でき、クロック供給手段89を第2のトライステート
ゲート61と2入力アンドゲート69とで構成でき、第
二発明でいう立上り検出を無効にする手段91を第3の
D−F/F55のQ端子からの出力SA と第1のD−F
/F51のプリセット機能とで構成でき、第二発明でい
う立下り検出を無効にする手段93を第1のD−F/F
51のQ端子からの出力S1と第3のD−F/F55の
プリセット機能とで構成出来、電位保持手段を第1およ
び第2のトライステートゲート59、61と第1および
第2の抵抗器71、73と第1および第1のNチャネル
FET75、77とで構成できる。
【0032】2−2.動作の説明 次に、この第二発明のクロック切換回路の理解を深める
ため、図5を用いて説明した実施例のクロック切換回路
50の動作について説明する。
【0033】ICカード立上げ時は、CLK−SELは
ハイレベルにしておく。これにより第1,第3のD−F
/F51、55のそれぞれのQ端子から出力される信号
S1,SA はいずれもハイレベル、それぞれのバーQ端
子から出力される信号S2、SB はいずれもローレベル
となる。このため、2入力オアゲート67から出力され
る信号SD はローレベル、2入力アンドゲート69から
出力される信号SE はハイレベルとなるので、これら信
号が制御端子に入力される第1のトライステートゲート
59はオンし、第2のトライステートゲート61はオフ
する。したがって、第1のトライステートゲート59を
通してCLK1が他の回路としてのICカードに供給さ
れる。
【0034】次に、このような状態において先ず、CL
K−SELによるクロック切換要求が第1のクロックC
LK1の立上り直後にあった場合の動作について説明す
る。この説明を図6に示したタイムチャートを参照して
行なう。
【0035】クロック切換要求に伴い(図6の時刻T
1 )、第1、第3のD−F/F51,55の各D端子が
ローレベルになる。すると、これら第1、第3のD−F
/F51,55は第1のクロックCLK1の立下り若し
くは立上りのどちらか早い方のトリガでその出力が変化
する。この例の場合は、第1のクロックCLK1の立下
りが先に発生するため、第3のD−FF55から出力さ
れる信号SA 、SB が反転してそれぞれローレベル、ハ
イレベルになる(図6の時刻T2 )。なお、第3のD−
FF55は上述した様にクロックの立上りをトリガとし
て動作するF/Fであるが、インバータゲート63を介
し第1のクロックCLK1を入力しているのでクロック
の立下りをトリガとして動作する。信号SA がローレベ
ルになったことにより第1のD−F/F51のプリセッ
ト端子PREがローレベルになるので、この第1のD−
F/F51の状態はQ端子がハイレベルかつバーQ端子
がローレベルに固定される。このため、第1のD−F/
F51の、第1のクロックCLK1の立上りをトリガと
する動作を、無効に出来る。また、第3のD−F/F5
5のバーQ端子からの信号SB が上述の様にハイレベル
となるため、:これが入力される第2のNチャネルF
ET77はオンするからICC−CLKの供給ライン
(図5中S4,S5)は第2の抵抗器73でプルダウン
され、一方、:2入力オアゲート67にはハイレベル
が入力されこのゲート67の出力がハイレベルになるか
らこれが入力される第1のトライステートゲート59は
オフする。またこの状態において、第1のD−F/F5
1のバーQ端子の出力がローレベルに固定されているの
で第1のNチャネルFETはオフとなるためプルアップ
抵抗である第1の抵抗器71は機能しない。したがっ
て、ICC−CLK供給ライン(信号S4,S5の出力
ライン)が第2の抵抗器73でプルダウンされた状態が
有効になるので、ICC−CLK供給ラインはローレベ
ルに固定される(図6の期間P)。
【0036】一方、第3のD−F/F55のQ端子から
出力される信号SA をD端子入力とする第4のD−F/
F57は、第2のインバータゲート65を介しクロック
を受けるので、クロックの立下りをトリガとして動作す
る。このため、第4のD−F/F57は、第2のクロッ
クCLK2の次の立下り時(図6の時刻T3 )において
Q端子における信号SC がローレベルに変わり、これが
入力される2入力アンドゲート69から出力される信号
E はローレベルに変わるので、第2のトライステート
ゲート61はオンする。第2のトライステートゲート6
1がオンするので、他の回路(ICカード)にはICC
−CLKとして第2のクロックCLK2が供給されるよ
うになる(クロックが第1のクロックから第2のクロッ
クに切り換えられる。)。
【0037】また、この第二発明の実施例のクロック切
換回路50において、クロック切換信号CLK−SEL
によるクロック切換要求が第1のクロックCLK1の立
上りの前(図7の時刻Ta )にあった場合はこの回路は
次の様に動作する。図7はその説明に供するタイムチャ
ートである。このような例の場合は、第1のクロックC
LK1の立上りが立下りよりも早く起きるためCLK1
の立上り時(図7の時刻Tb )のタイミングで第1のD
−F/F51が反転するのでこの第1のD−F/F51
のQ端子から出力される信号S1、バーQ端子から出力
される信号S2がそれぞれローレベル、ハイレベルにな
る。そして、信号S1がローレベルになることにより第
3のD−F/F55のプリセット機能が働くので第3の
D−F/F55のQ端子における信号SA がハイレベ
ル、バーQ端子における信号SB がローレベルに固定さ
れると共に、第2のD−F/F53のD端子にローレベ
ルが入力される。また、信号S2がハイレベルになるこ
とによりこれが入力される2入力オアゲート67から出
力される信号SD がハイレベルになるので第1のトライ
ステートゲート59がオフし、かつ、第1のNチャネル
FET75がオンするためICC−CLK供給ライン
(S4,S5)は第1の抵抗器71によりプルアップさ
れる。またこのとき、第3のD−F/F55のバーQに
おける信号SB はローレベルであるからこれが入力され
る第2のNチャネルFET77はオフするので、プルダ
ウン抵抗である第2の抵抗器73は機能しない。したが
って、ICC−CLKの供給ライン(S4,S5)は、
ハイレベルに固定される(図7の期間P)。
【0038】一方、第2のD−F/F53では、第1の
D−F/FのQ端子から出力される信号S1がローレベ
ルになったことにより次の第2のクロックCLK2の立
上りの時(図7の時刻Tc )に、Q端子から出力される
信号S3が反転してローレベルになる。このため、2入
力アンドゲート69から出力される信号SE がローレベ
ルに変わるから、これが入力される第2のトライステー
トゲート61はオンするので、ICC−CLK供給ライ
ン(S4,S5)には第2のクロックCLK2が供給さ
れる(クロックが第1のクロックから第2のクロックに
切り換わる。)。
【0039】このように、この第二発明のクロック切換
回路によれば、CLK1、CLK2の立上りまたは立下
りのいずれか先に検出された方で動作するので、クロッ
ク切換時にICカードの動作の保証外の短いパルス幅の
パルスが発生するのを防止出来るという第一発明の効果
に加え、クロック切換時間をより短くできるという効果
が得られる。
【0040】3.第三発明の実施例 次に、第三発明のクロック切換回路の実施例について説
明する。
【0041】3−1.第三発明の第1の実施例の説明 3−1−1.構成の説明 図8は第三発明の第1の実施例のクロック切換回路10
0の説明に供する回路図である。この第三発明の第1の
実施例のクロック切換回路100は、第1のクロックC
LK1を2分周する回路としての第1のJ−KF/F1
01と、第2のクロックCLK2を2分周する回路とし
ての第2のJ−KF/F103と、それら2分周された
信号S6,S7、第1のクロックCLK1および第2の
クロックCLK2の4つの信号を入力とする4入力アン
ドゲート105と、このアンドゲート105から出力さ
れる信号S8の立上りをトリガとし第2のクロック切換
信号CLK−SEL2(後述する)により制御される第
1のD−F/F107と、この第1のD−F/FのQ端
子から出力される信号S3およびバーQ端子から出力さ
れる信号S2でオン/オフされ他の回路への出力を第1
のクロック系(第1のクロックおよびその1/2クロッ
クを扱う系をいう)か第2のクロック系(第2のクロッ
クおよびその1/2クロックを扱う系をいう)かに切り
換える第1および第2のトライステートゲート109,
111と、第1のクロックの1/2クロックS6の立上
りをトリガとし第1のクロック切換信号CLK−SEL
1(後述する)により制御される第2のD−F/F11
3と、この第2のD−F/F113の出力Q,バーQに
よってオン/オフされ第1のクロックCLK1とその1
/2クロックとの切り換えに使用される第3および第4
のトライステートゲート115,117と、第2のクロ
ックの1/2クロックS7の立上りをトリガとし第1の
クロック切換信号CLK−SEL1により制御される第
3のD−F/F119と、この第3のD−F/F119
の出力Q,バーQによってオン/オフされ第2のクロッ
クCLK2とその1/2クロックとの切り換えに使用さ
れる第5および第6のトライステートゲート121,1
23とを具える。そして、第1および第2のトライステ
ートゲート109、111各々の出力端子同士の接続点
を他の回路(ここではICカード)へのクロックICC
−CLKの供給ラインとしている。ただし、この例の場
合、第1および第2のJ−KF/F101、103とし
てクロックの立上りをトリガとして動作するものを用い
る。なお、図8において、125,127は第1および
第2のJ−KF/FのJ端子およびK端子をプルアップ
する抵抗器をそれぞれ示す。
【0042】この第三発明の実施例のクロック切換回路
100では、第三発明でいう第1の1/2クロックを生
成する手段129を第1のJ−KF/F101で構成で
き、第三発明でいう第2の1/2クロックを生成する手
段131を第2のJ−KF/F103で構成でき、第三
発明でいう第1のクロック切換手段133を第2のD−
F/F113と第3のトライステートゲート115と第
4のトライステートゲート117とで構成出来、第三発
明でいう第2のクロック切換手段135を第3のD−F
/F119と第5のトライステートゲート121と第6
のトライステートゲート123とで構成でき、第三発明
でいう切換タイミング信号生成手段137を4入力アン
ドゲート105で構成出来、第三発明でいう第3のクロ
ック切換手段139を第1のD−F/F107と第1の
トライステートゲート109と第2のトライステートゲ
ート111とで構成出来る。
【0043】3−1−2.動作の説明 次に、この第三発明の理解を深めるため、第1の実施例
のクロック切換回路100の動作について説明する。こ
の説明を図9に示したタイムチャートを参照して行な
う。なお、以下の説明において、第1のクロック切換信
号CLK−SEL1をCLK−SEL1と、第2のクロ
ック切換信号CLK−SEL2をCLK−SEL2と、
第1のクロックCLK1の2分周クロックを1/2CL
K1と、第2のクロックCLK2の2分周クロックを1
/2CLK2とそれぞれ略称することもある。
【0044】先ず、ICカード立上げ時は第1のクロッ
ク切換信号CLK−SEL1をローレベル、第2のクロ
ック切換信号CLK−SEL2をハイレベルにしてお
く。この状態では第2のD−F/F113のQ端子から
出力される信号がローレベル、バーQ端子から出力され
る信号がハイレベルであるので、第3のトライステート
ゲート115がオンするから、第3および第4のトライ
ステートゲート115,117の出力点ですなわち第1
のクロック切換手段133の出力での信号S9は第1の
クロックCLK1となる。また、第3のD−F/F11
9のQ端子から出力される信号がローレベル、バーQ端
子から出力される信号がハイレベルであるので、第5の
トライステートゲート121がオンするから、第5およ
び第6のトライステートゲート121,123の出力点
すなわち第2のクロック切換手段135の出力での信号
S10は第2のクロックCLK2となる。さらに、第1
のD−F/F107のQ端子から出力される信号S3が
ハイレベル、バーQ端子から出力される信号S2がロー
レベルであるため、第1のトライステートゲート109
がオン、第1のトライステートゲート111がオフとな
るから、第1のトライステートゲート109から出力さ
れる信号S4はCLK1となり、結局、他の回路(IC
カード)にはICC−CLKとして第1のクロックCL
K1が出力される(図9の期間I)。すなわち初期状態
では他の回路に第1のクロックを供給出来る。
【0045】この状態で第1のクロック切換信号CLK
−SEL1をハイレベルにすると(図9の時刻T4 )、
第1のクロックCLK1の1/2クロックS6の次の立
上りの時(図9の時刻T5 )に、第2のD−F/F11
3のQ端子、バーQ端子の信号状態が反転しそれぞれハ
イレベル、ローレベルになる。このため、第3のトライ
ステートゲート115がオフし、第4のトライステート
ゲート117がオンするのでトライステートゲート11
5、109を通じてICC−CLKに第1のクロックの
1/2クロックが出力される。一方、第3のD−F/F
119では第2のクロックCLK2の1/2クロックS
7の立上りでQ端子、バーQ端子の信号状態が反転し、
これに応じ第5のトライステートゲート121がオフ
し、第6のトライステート123がオンする。このた
め、第5および第6のトライステートゲートの出力にお
ける信号S10は第2のクロックの1/2クロックとな
る。第1のクロックCLK1からその1/2クロックへ
の切り換え(またはその逆の切り換え)および第2のク
ロックCLK2からその1/2クロックへの切り換え
(またはその逆の切り換え)はそれぞれが完全に同期し
たクロックであるため、1/2クロックの立上りで切り
換えれば、安全かつ簡単に所望のクロックの切り換えが
可能である。
【0046】次に、第2のクロック切換信号CLK−S
EL2がローレベルにされると(図9の時刻T6 )、第
1のD−F/F107のD端子がローレベルになるの
で、4入力アンドゲート105でCLK1、その1/2
クロックS6、CLK2、その1/2クロックS7のア
ンドをとって得られる信号S8の立上りにより、第1の
D−F/F107のQ端子における信号S3、バーQ端
子における信号S2が反転する。すなわち、S3がロー
レベルになり第2のトライステートゲート111をオン
し、S2がハイレベルになり第1のトライステートゲー
ト109をオフする。このため、ICC−CLKの供給
ライン(S4,S5の供給ライン)は第1のクロック系
から第2のクロック系に接続が切り換えられる。そして
この時点では第2のクロックCLK2の1/2クロック
S7がICC−CLKに出力される。
【0047】なお、この第1の実施例の切換タイミング
信号生成手段137で生成される切換タイミング信号S
8は、第1のクロック、第2のクロック、それらの1/
2クロックS6,S7の論理積により生成されるもので
あるので、S8が出力されるタイミングは1/2CLK
1および1/2CLK2双方がいずれもハイレベルで、
なおかつ、これらクロックがハイレベルに立上った時か
らそのハイレベルパルスの中心点までの間のある間とな
る(例えば図9の時刻T7 参照)。このタイミングで1
/2CLK1から1/2CLK2にクロックを切り換え
ると、切り換え時のパルス幅P(図9参照)は第2のク
ロックCLK2のパルス幅<P<(第1のクロックCL
K1のパルス幅+1/2CLK2のパルス幅)となる。
これは、第1のクロックCLK1=3.58MHz、第
2のクロックCLK2=4.92MHzであるとした場
合は、102ns<P<343nsに相当する。このよ
うなパルス幅は、1MHz〜5MHzまで動作保証され
ているICカードにおいて問題とならないパルス幅Pで
あるといえるから、この第三発明はICカードでのクロ
ック切り換えに問題なく適用出来ることが分かる。
【0048】次に、図9の時刻T8 のタイミングで第1
のクロック切換信号CLK−SEL1をローレベルにす
ると、第3のD−F/F119のD端子がローレベルに
なり1/2CLK2すなわちS7の立上りにより(図9
の時刻T9 )出力Q,バーQが反転してそれぞれローレ
ベル、ハイレベルになるため、第5のトライステートゲ
ート121がオンし、第6のトライステートゲート12
3がオフする。このため信号S10として1/2CLK
2の代わりに第2のクロックCLK2が出力されるの
で、この第2のクロックCLK2が第2のトライステー
トゲート111を通じてICC−CLKとして出力され
る(クロックの第2のクロックCLK2への切換がなさ
れる。)。
【0049】ここで、第1のクロック切換信号CLK−
SEL1および第2のクロック切換信号CLK−SEL
2の制御は、上位装置における制御部例えばICカード
システムのリーダライタにおける制御部(図示せず)に
よって行なわれるものである。すなわち、前記制御部に
より、初期状態としてのCLK−SEL1がローレベル
かつCLK−SEL2がハイレベルの状態を形成し、そ
の状態から例えば時刻T4 (図9参照)においてCLK
−SEL1をハイレベルにし、次いで、時刻T6 (図9
参照)においてCLK−SEL2をローレベルにし、次
いで、時刻T8(図9参照)においてCLK−SEL1
をローレベルにする制御を行なう。この様な制御によ
り、他の回路(ICカード)に供給するクロックICC
−CLKが、CLK1→1/2CLK1→1/2CLK
2→CLK2の順で切り換えられる。なお、CLK−S
EL1をハイレベルにした後のCLK−SEL2をロー
レベルにするタイミングや、CLK−SEL2をローレ
ベルにした後のCLK−SEL1をローレベルにするタ
イミングは、クロックの切換が完了するに必要な時間を
越える時間待った後の所望のタイミングとしても良いし
(図9の例)、或は、クロックが切り換わったことを第
1〜第3のD−F/F107,113,119の出力を
上記制御部で監視しておきこれに応答させたタイミング
としても良く、設計に応じ任意とできる。また、上述に
おいては、CLK1→1/2CLK1→1/2CLK2
→CLK2の順でクロックを切り換える例を説明した
が、この第三発明のクロック切換回路の場合は、CLK
2→1/2CLK2→1/2CLK1→CLK1の順で
クロックを切り換えることもできる(以下の第2の実施
例の回路150において同じ)。
【0050】3−2.第三発明の第2の実施例の説明 この第三発明の第2の実施例として、上記第1の実施例
に比べクロックの切り換え時間の短縮が可能な回路例を
説明する。
【0051】3−2−1.構成の説明 図10はこの第三発明の第2の実施例のクロック切換回
路150の回路構成図である。第1の実施例の回路10
0と同様な構成成分については同一の記号を付しその説
明は省略する。
【0052】この第2の実施例のクロック切換回路15
0の第1の実施例のものとの違いは切換タイミング信号
生成手段にある。すなわちこの第2の実施例では、切換
タイミング信号生成手段151を、4入力アンドゲート
105と、第1のJ−KF/F101のバーQ端子の出
力S11、第2のJ−KF/F103のバーQ端子の出
力S12、第1のクロックCLK1および第2のクロッ
クCLK2との論理積をとるための第2の4入力アンド
ゲート153と、これら2つの4入力アンドゲート10
5、153の各出力を入力とし出力が第1のD−F/F
のクロック端子と接続された2入力オアゲート155と
で構成してある。この切換タイミング信号生成手段15
1では、CLK1、1/2CLK1、CLK2および1
/2CLK2の全てがハイレベル状態のときと、1/2
CLK1および1/2CLK2がいずれもローレベルで
かつCLK1およびCLK2がいずれもハイレベルのと
きの双方又は一方において、ハイレベルの信号を出力出
来る。
【0053】3−2−2.動作の説明 次に、図10を用いて説明した第三発明の第2の実施例
のクロック切換回路150の理解を深めるためにその動
作について説明する。この説明を図11に示したタイム
チャートを参照して行なう。
【0054】CLK−SEL1がローレベルかつCLK
−SEL2がハイレベルの時は、第1の実施例のクロッ
ク切換回路100と同様に他の回路(ICカード)には
ICC−CLKとして第1のクロックCLK1が出力さ
れる。次に、図11の時刻T4AのタイミングでCLK−
SEL1をハイレベルにすると、第1のクロックの1/
2クロックS6の立上り(図11の時刻T5A)で第2の
D−F/F113のQ端子、バーQ端子の出力が反転す
るので、信号S9は1/2CLK1となりこれが第1の
トライステートゲート109を通じて他の回路(ICカ
ード)にICC−CLKとして出力される。また、一方
では第3のD−F/F119のQ端子、バーQ端子の出
力が1/2CLK2すなわち信号S7の立上りで反転す
るので信号S10として1/2CLK2が出力される。
ここまでの動作は第1の実施例のクロック切換回路10
0の動作と全く同様である。
【0055】次に、第2のクロック切換信号CLK−S
EL2をローレベルにすると(図11の時刻T6A)第1
のD−F/F107のD端子がローレベルになる。そし
て、この第1のD−F/F107では、2入力オアゲー
ト155から出力される信号S14の最初の立上り(図
11の時刻T6A)でQ端子における信号S3、バーQ端
子における信号S2が反転しそれぞれローレベル、ハイ
レベルになる。ところで、この信号S14は、CLK
1、1/2CLK1,CLK2および1/2CLK2の
論理積をとる4入力アンドゲート105の出力信号S8
と、CLK1、1/2CLK1の反転信号S11、CL
K2および1/2CLK2の反転信号S12の論理積を
とる第2の4入力アンドゲート153の出力信号S13
との論理和で与えられる。そして、信号S8は1/2C
LK1および1/2CLK2が共にハイレベルでなおか
つこれら2つのクロックがハイレベルに立上った時から
そのハイレベルパルスの中間点までの間である時間だけ
ハイレベルになる。また、信号S13は1/2CLK1
および1/2CLK2が共にローレベルでなおかつこれ
ら2つのクロックがローレベルに立下った時からそのロ
ーレベルパルスの中間点までの間である時間だけハイレ
ベルになる。従って、信号14は上記S8とS13のど
ちらかがハイレベルのときハイレベルとなり、このよう
にS14がハイレベルになるタイミングで1/2CLK
1から1/2CLK2へクロックが切り換えられる。す
なわち、1/2CLK1および1/2CLK2が共にハ
イレベルのときだけではなく両者がローレベルのときに
も1/2CLK1から1/2CLK2へのクロック切り
換えが出来る。このため、この第2の実施例の回路15
0では、CLK−SEL2を変化させた時から実際にク
ロックが切り換わるまでの平均切換え時間が第1の実施
例の回路100に比べ短くできる。
【0056】次に、図11の例えば時刻T8AにおいてC
LK−SEL1をローレベルにすると、次の1/2CL
K2の立ち上がり(図11の時刻T9A)で、第3のD−
F/F119のQ端子、バーQ端子の出力が反転するの
で、第5のトライステートゲート121がオンし、第6
のトライステートゲート123がオフするから、第2の
トライステートゲート111を通じて他の回路にはIC
C−CLKとして第2のクロックCLK2が供給される
(第1のクロックから第2のクロックへの切換がなされ
る。)。
【0057】上述においてはこの出願の各発明の実施例
について説明したが、これら発明は上述の実施例に限ら
れない。
【0058】例えば、図1或は図3に示した各回路は第
一発明の範囲内の一例にすぎず、CLK−SELの変化
後のCLK1の最初の立下り(または立上り)を検出し
CLK1を停止し、CLK1の停止とCLK2の次の立
下り(CLK1をその立上りで検出する場合は立下り)
を検出しCLK2を出力し、CLK1およびCLK2が
停止されている間はクロック供給ラインをローレベル
(CLK1をその立上りで検出する場合はハイレベル)
に保つ構成の回路であれば他の構成でも良い。また、第
一発明の各実施例ではクロック切換信号CLK−SEL
がハイレベルからローレベルに変化したことに応答しI
CC−CLKが第1のクロックから第2のクロックへ切
り換わる例を説明したが、CLK−SELがローレベル
からハイレベルに変化したことに応答しクロックの切換
がなされる回路構成としても良い。
【0059】また、図5に示した回路は第二発明の範囲
内の一例にすぎず他の好適なものでも良い。例えば図5
においてはフリップフロップとしてD−F/Fを用いて
いるがこれの代わりにJ−KF/Fを用いても良い。ま
た、立上り若しくは立下りのタイミングを検出できる回
路であれば他の回路でも良い。
【0060】また、図8或は図10に示した回路は第三
発明の範囲内の一例にすぎず他の好適なものでも良い。
例えば、図8および図10に示した回路では第1のクロ
ックおよび第2のクロックを分周する回路としてJ−K
F/Fを使用しているがこれの代わりにカウンタを使用
しても良い。また、図8に示した回路は、1/2CLK
1および1/2CLK2共にハイレベルでなおかつ両ク
ロックの立上りからハイレベルパルスの中心点までの間
のある時ハイレベルになる信号を切換タイミング信号と
して出力する回路であったが、1/2CLK1および1
/2CLK2共にローレベルでなおかつ両クロックの立
下りからハイレベルパルスの中心点までの間のある時ハ
イレベルになる信号を出力する回路構成でも良い。こう
するには、S6、S7の代わりに第1および第2のJ−
KF/F101、103のバーQ端子の出力を4入力ア
ンドゲート105に入力すれば良い。
【0061】また、第三発明の各実施例の回路100,
150では種々のゲートを設けているので各クロックと
その切換のための信号との間にこれらゲート処理による
遅延が発生するが、その手当は信号線の適当な位置にト
ランシーバ等の適当なゲートを設けることで行なえる。
【0062】また、第三発明の各実施例の回路100,
150では、第1のD−F/F107のクロック端子に
入力される信号S8或は信号S14すなわち切換タイミ
ング信号の立上りを検出してクロックを切り換える構成
であるが、切換タイミング信号の立下りを検出してクロ
ックを切り換える構成としても良い。
【0063】また、これら発明において他の回路とは当
該クロック切換回路に接続されクロック供給を受け得る
種々の回路や装置のことであり、ICカード以外のもの
も含むことは明らかである。
【0064】
【発明の効果】上述した説明から明らかなようにこの出
願の第一発明によれば、他の回路に供給するクロックを
クロック切換信号に応じ第1のクロックから第2のクロ
ックに切り換えるためのクロック信号切換回路におい
て、所定の立下り検出型クロック停止手段と、立下り検
出型クロック供給手段と、電位保持手段とを具えるか、
或は、所定の立上り検出型クロック停止手段と、立上り
検出型クロック供給手段と、電位保持手段とを具える。
このため、第1のクロックから第2のクロックへの切り
換えの過渡期間中で反対レベルヘのレベル変動が生じる
ことがない。したがって、クロック切換の過渡期間にお
いてクロックが供給される他の回路に誤動作を生じさせ
るようなパルスが供給されることを防止出来る。
【0065】また、この出願の第二発明によれば、他の
回路に供給するクロックをクロック切換信号に応じ第1
のクロックから第2のクロックに切り換えるためのクロ
ック信号切換回路において、所定の第1の立下り検出手
段と、第1の立上り検出手段と、クロック停止手段と、
第2の立下り検出手段と、第2の立上り検出手段と、ク
ロック供給手段と、第1および第2の立上り検出手段に
よる前記立上り検出を無効にする手段と、第1および第
2の立下り検出手段による前記立下り検出を無効にする
手段と、電位保持手段と具える。このため、第1のクロ
ックから第2のクロックへの切り換えの過渡期間中で反
対レベルヘのレベル変動が生じることがない。然も、ク
ロック切換要求後の第1のクロックの立下り、立上がり
のいずれか早い方に応答してクロックの切り換え動作が
開始される。従って、クロック切換の過渡期間において
クロックが供給される他の回路に誤動作を生じさせるよ
うなパルスが供給されることを防止出来ると共に、クロ
ック切換要求後のクロックが実際に切り換わるまでの時
間を第一発明より短縮出来る。
【0066】また、この出願の第三発明によれば、他の
回路に供給するクロックを、第1および第2のクロック
切換信号に応じ、第1のクロックおよび第2のクロック
の一方から他方に切り換えるためのクロック信号切換回
路であって、所定の第1の1/2クロックを生成する手
段と、第2の1/2クロックを生成する手段と、第1の
クロック切換手段と、第2のクロック切換手段と、切換
えタイミング信号生成手段と、第3のクロック切換え手
段とを具える。このため、切り換えの際の過渡期間では
第1のクロックの2分周のパルス若しくは第2のクロッ
クの2分周のパルスが他の回路に供給されるので、クロ
ック切換の過渡期間においてクロックが供給される他の
回路に誤動作を生じさせるようなパルスが供給されるこ
とを防止出来る。また、第1のクロックCLK1から第
2のクロックCLK2へ、CLK2からCLK1への双
方のクロック切換えが可能になる。
【0067】さらに、第三発明の第2の実施例によれ
ば、クロックの切換えを、ハイレベル状態時だけでなく
ローレベル状態時にも可能にしたため、クロック切換要
求後のクロックが実際に切り換わるまでの時間を第三発
明の第1の実施例より短縮出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の第1の実施例のクロック信号切換回
路の説明図である。
【図2】第一発明の第1の実施例のクロック信号切換回
路の動作説明図である。
【図3】第一発明の第3の実施例のクロック信号切換回
路の説明図である。
【図4】第一発明の第3の実施例のクロック信号切換回
路の動作説明図である。
【図5】第二発明の実施例の説明図である。
【図6】第二発明の実施例の回路の動作説明図(その
1)である。
【図7】第二発明の実施例の回路の動作説明図(その
2)である。
【図8】第三発明の第1の実施例の説明図である。
【図9】第三発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図10】第三発明の第2の実施例の説明図である。
【図11】第三発明の第2の実施例の動作説明図であ
る。
【図12】従来技術および課題の説明図である。
【符号の説明】
CLK1:第1のクロック CLK2:第2のクロック CLK−SEL:クロック切換信号 ICC−CLK:他の回路(例えばICカード)に供給
するクロック 10:第一発明の第1の実施例のクロック信号切換回路 23:立下り検出型クロック停止手段 25:立下り検出型クロック供給手段 27:電位保持手段(ローレベルに保持する手段) 30:第一発明の第3の実施例のクロック信号切換回路 41:立上り検出型クロック停止手段 43:立上り検出型クロック供給手段 45:電位保持手段(ハイレベルに保持する手段) 50:第二発明の実施例のクロック信号切換回路 79:第1の立下り検出手段 81:第1の立上り検出手段 83:クロック停止手段 85:第2の立下り検出手段 87:第2の立上り検出手段 89:クロック供給手段 91:立上り検出を無効にする手段 93:立下り検出を無効にする手段 95:電位保持手段 100:第三発明の第1の実施例のクロック信号切換回
路 129:第1の1/2クロックを生成する手段 131:第2の1/2クロックを生成する手段 133:第1のクロック切換手段 135:第2のクロック切換手段 137:切換タイミング信号生成手段 139:第3のクロック切換手段 150:第三発明の第2の実施例のクロック信号切換回
路 151:第2の実施例における切換タイミング信号生成
手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の回路に供給するクロックをクロック
    切換信号に応じ第1のクロックから第2のクロックに切
    り換えるためのクロック信号切換回路において、 前記クロック切換信号によるクロック切換要求があった
    後の前記第1のクロックの最初の立下りを検出し、これ
    に応じて前記他の回路への前記第1のクロックの供給を
    停止する立下り検出型クロック停止手段と、 前記第1のクロックの前記最初の立下りを検出した後の
    前記第2のクロックの最初の立下りを検出し、これに応
    じて前記他の回路に前記第2のクロックを供給する立下
    り検出型クロック供給手段と、 第1のクロックの前記最初の立下りを検出した後から前
    記他の回路に前記第2のクロックが供給されるまでの
    間、前記他の回路へのクロック供給ラインをローレベル
    に保つ電位保持手段とを具えたことを特徴とするクロッ
    ク信号切換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロック信号切換回路
    において、 前記立下り検出型クロック停止手段の代わりに、前記ク
    ロック切換信号によるクロック切換要求があった後の前
    記第1のクロックの最初の立上りを検出し、これに応じ
    て前記他の回路への前記第1のクロックの供給を停止す
    る立上り検出型クロック停止手段を具え、 前記立下り検出型クロック供給手段の代わりに、前記第
    1のクロックの前記最初の立上りを検出した後の前記第
    2のクロックの最初の立上りを検出し、これに応じて前
    記他の回路に前記第2のクロックを供給する立上り検出
    型クロック供給手段を具え、 前記電位保持手段の代わりに、第1のクロックの前記最
    初の立上りを検出した後から前記他の回路に前記第2の
    クロックが供給されるまでの間、前記他の回路へのクロ
    ック供給ラインをハイレベルに保つ電位保持手段を具え
    たことを特徴とするクロック信号切換回路。
  3. 【請求項3】 他の回路に供給するクロックをクロック
    切換信号に応じ第1のクロックから第2のクロックに切
    り換えるためのクロック信号切換回路において、 前記クロック切換信号によるクロック切換要求があった
    後の前記第1のクロックの最初の立下りを検出する第1
    の立下り検出手段と、 前記切換要求があった後の前記第1のクロックの最初の
    立上りを検出する第1の立上り検出手段と、 前記第1の立下り検出手段および前記第1の立上り検出
    手段のいずれか一方による前記立下り或は立上りの検出
    に応じて前記他の回路への前記第1のクロックの供給を
    停止するクロック停止手段と、 前記第1のクロックの前記他の回路への供給を停止した
    後の前記第2のクロックの最初の立下りを検出する第2
    の立下り検出手段と、 前記第1のクロックの前記他の回路への供給を停止した
    後の前記第2のクロックの最初の立上りを検出する第2
    の立上り検出手段と、 前記第2の立下り検出手段および前記第2の立上り検出
    手段のいずれか一方による前記立下り或は立上りの検出
    に応じて前記他の回路に前記第2のクロックを供給する
    クロック供給手段と、 前記第1の立下り検出手段により前記第1のクロックの
    前記最初の立下りを検出した際は、前記第1および第2
    の立上り検出手段による前記立上り検出を無効にする手
    段と、 前記第1の立上り検出手段により前記第1のクロックの
    前記最初の立上りを検出した際は、前記第1および第2
    の立下り検出手段による前記立下り検出を無効にする手
    段と、 前記第1の立下り検出手段により前記第1のクロックの
    前記最初の立下りを検出した際は、それから前記他の回
    路に前記第2のクロックが供給されるまでの間、前記他
    の回路へのクロック供給ラインをローレベルに保ち、ま
    た、前記第1の立上り検出手段により前記第1のクロッ
    クの前記最初の立上りを検出した際は、それから前記他
    の回路に前記第2のクロックが供給されるまでの間、前
    記他の回路へのクロック供給ラインをハイレベルに保つ
    電位保持手段とを具えたことを特徴とするクロック信号
    切換回路。
  4. 【請求項4】 他の回路に供給するクロックを、第1お
    よび第2のクロック切換信号に応じ、第1のクロックお
    よび第2のクロックの一方から他方に切り換えるための
    クロック信号切換回路であって、 前記第1のクロックの立上りを検出し該第1のクロック
    の2分周クロックに当たる第1の1/2クロックを生成
    する手段と、 前記第2のクロックの立上りを検出し該第2のクロック
    の2分周クロックに当たる第2の1/2クロックを生成
    する手段と、 前記第1のクロック切換信号および前記第1の1/2ク
    ロックにより制御され該第1の1/2クロックの立上り
    を検出した際に前記第1のクロックおよび前記第1の1
    /2クロックのいずれかを出力する第1のクロック切換
    手段と、 前記第1のクロック切換信号および前記第2の1/2ク
    ロックにより制御され該第2の1/2クロックの立上り
    を検出した際に前記第2のクロックおよび前記第2の1
    /2クロックのいずれかを出力する第2のクロック切換
    手段と、 前記第1のクロック、前記第1の1/2クロック、前記
    第2のクロックおよび前記第2の1/2クロックの論理
    積をとって得られる信号を切換えタイミング信号として
    出力する切換えタイミング信号生成手段と、 前記第2のクロック切換信号および前記切換えタイミン
    グ信号により制御され、該切換えタイミング信号の立上
    りを検出して、前記第1のクロック切換手段からの出力
    および前記第2のクロック切換手段からの出力のいずれ
    かを前記他の回路に出力する第3のクロック切換手段と
    を具えたことを特徴とするクロック信号切換回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のクロック信号切換回路
    において、 前記第3のクロック切換手段は、前記切換えタイミング
    信号生成手段で生成される切換えタイミング信号の立下
    りを検出して前記出力をするものであることを特徴とす
    るクロック信号切換回路。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のクロック信号
    切換回路において、 前記切換えタイミング信号生成手段は、前記第1の1/
    2クロック、前記第2の1/2クロックがいずれもロー
    レベルでかつ前記第1のクロック、前記第2のクロック
    がいずれもハイレベルのときのみにおいてハイレベルの
    信号を生成するものであることを特徴とするクロック信
    号切換回路。
  7. 【請求項7】 請求項4または5に記載のクロック信号
    切換回路において、 前記切換えタイミング信号生成手段は、前記第1のクロ
    ック、前記第1の1/2クロック、前記第2のクロック
    および前記第2の1/2クロックの全てがハイレベルの
    ときと、 前記第1の1/2クロック、前記第2の1/2クロック
    がいずれもローレベルでかつ前記第1のクロック、前記
    第2のクロックがいずれもハイレベルのときの双方又は
    一方のときにハイレベルの信号を出力するものであるこ
    とを特徴とするクロック信号切換回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のク
    ロック信号切換回路において、 当該クロック信号切換回路がICカード用であることを
    特徴とするクロック信号切換回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004186904A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Nec Corp クロック切替装置
US6808113B2 (en) * 2001-08-01 2004-10-26 Fujitsu Limited Clock frequency control method and device, and IC card reading/writing apparatus using the same
JP2014165623A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Nec Access Technica Ltd 周波数調整回路および周波数調整方法

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