JPH08321734A - ビデオアンプ回路 - Google Patents

ビデオアンプ回路

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Publication number
JPH08321734A
JPH08321734A JP12506895A JP12506895A JPH08321734A JP H08321734 A JPH08321734 A JP H08321734A JP 12506895 A JP12506895 A JP 12506895A JP 12506895 A JP12506895 A JP 12506895A JP H08321734 A JPH08321734 A JP H08321734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
video amplifier
horizontal blanking
amplifier circuit
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12506895A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Yamamoto
眞一 山本
Koichi Nakayama
康一 中山
Toshio Sakurai
敏夫 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP12506895A priority Critical patent/JPH08321734A/ja
Publication of JPH08321734A publication Critical patent/JPH08321734A/ja
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力化と回路温度上昇の抑制 【構成】 入力端子6から入力された信号を増幅し、出
力端子8に出力する。アクティブロード段2はVcc、
Tr1、2、接地が定電流経路で、SEPPバイアス回
路10に発生するバイアスによりTr3、4が電流増幅
を行う。帰還経路上、帰還抵抗R4の他にスイッチSW
を入れる。スイッチSWは制御端子12に与えられる水
平ブランキング信号によって制御される。水平ブランキ
ング期間でスイッチはオフ、帰還経路は断となり、電流
低減・温度上昇抑制が可能となる。出力電圧Voutは
Vccに張り付き、CRTが無用に発光することもな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアクティブロード段と
SEPP(シングルエンド・プッシュプル)段を含むビ
デオアンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオアンプ回路はRGB信号を増幅し
てCRTカソードへ送る最終段のリニアアンプである。
この回路は機能的にまとまりを持つため、単一IC化さ
れることも多い。図1は従来一般的なビデオアンプ回路
の回路構成図である。
【0003】(1)全体 アクティブロード段2とSEPP段4に大別される。プ
リアンプ等を経たRGB信号のうちの1つが入力端子6
に入力され、アクティブロード段2で電圧増幅作用を、
SEPP段4で電流増幅作用を受け、出力端子8に出力
される。出力信号は容量を介してCRTカソード(図示
せず)へ接続される。電源Vccは通常70〜100V
である。
【0004】(2)アクティブロード段2 分割抵抗R1、2によって定電流を流すトランジスタT
r1の存在により、電源VccからTr1、2を経て接
地に至る経路が定電流回路となる。トランジスタの特性
は後述のTr3、4も含め、最高遮断周波数が1GHz
のオーダーである。SEPPバイアス回路10は抵抗R
3からなり、トランジスタの1VBE程度のバイアス電圧
を発生する。出力信号は帰還抵抗R4を介して入力信号
に接続され、負帰還回路を形成する。
【0005】(3)SEPP段4 トランジスタTr3、4からなり、シングルエンドのプ
ッシュプル回路を構成する。Tr3、4は電流増幅を行
う。入力信号が高電位のとき、出力端子8に現れる出力
信号は低電位となる。入力信号が低電位のときは逆に、
出力信号が高電位となる。出力信号が低電位であるほど
CRTは明るくなる。
【0006】図2はこの回路における入力信号の電圧
(以下「Vin」と表記)と出力信号の電圧(以下「V
out」と表記)の関係を示す図である。この回路は全
体として論理反転作用を持つものであるが、帰還抵抗R
4の存在により、Vinの上昇に伴ってVoutは徐々
に降下する。なお、図中ΔVは現実のVinの変動範囲
を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水平ブランキング期間
ではCRTに表示を行う必要がない。しかし、上述の構
成によればその期間も回路に電流が流れ、消費電力およ
びそれに伴う回路の温度上昇の面で問題が残る。もちろ
ん、回路電源Vcc自体を遮断する方法も考えられる
が、このとき一定規模の別回路を付加してVoutを高
電位に保たなければ、帰線時にCRTが無用に発光す
る。
【0008】従って本発明の目的は、1.最小限、すな
わち単一の素子追加によって、2.CRTの発光を回避
しつつ、3.水平ブランキング期間の省電力を実現する
ビデオアンプ回路の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクティブロ
ード段に対するSEPP段出力の帰還経路に挿入された
スイッチ素子と、このスイッチ素子のオンオフを制御す
る制御手段を持つ。
【0010】
【作用】前記スイッチ素子は水平ブランキング期間にオ
フとなって帰還経路が遮断され、Voutが高電位にな
る。それ以外の期間にはオンとなり、通常の帰還作用を
果たす。
【0011】
【実施例】ここで本発明の好適な実施例を適宜図面を参
照しながら説明する。
【0012】実施例1.図3は実施例1に係るビデオア
ンプ回路の回路構成図である。この構成において図1の
構成と異なる部分のみを説明する。
【0013】図3に示す通り、本実施例では帰還抵抗R
4に加えてMOSFETスイッチSWが帰還経路に挿入
されている。ここでは制御端子12に与えられる水平ブ
ランキング信号が制御手段となり、SWを制御する。す
なわち、水平ブランキング期間にこの信号は低電位とな
り、SWがオフする。それ以外の期間は該信号が高電位
となり、帰還経路が導通する。
【0014】以上の構成によって課題が解決される理由
を説明する。
【0015】(1)消費電力について アクティブロード段2の定電流回路に流れる電流は20
mA程度である。一方、帰還経路にはその20パーセン
ト程度の電流が流れる。ここで水平ブランキング期間を
全体の20パーセントとすれば、全体の約4パーセント
の電流を削減することができる。ビデオアンプ回路では
Vccの電圧が比較的高いため、トランジスタ付近の温
度が100〜120℃に達する。従って、わずかな電流
削減でも比較的大きく温度を下げることができる。
【0016】(2)Voutの電圧について 図4は、この実施例においてSWがオフのときのVin
とVoutの関係を示している。すなわち、SWのオフ
で負帰還が働かなくなるため、Vinの変動範囲ΔVに
おいて、VoutはほぼVccに張り付く。この結果、
望ましくないCRTの発光が防止される。
【0017】以上、MOSFETスイッチをわずか1個
追加することにより、本発明はその目的を達成するもの
である。
【0018】なお、実施例ではスイッチとしてMOSF
ETを使用した。これは動作の高速性を考えたためであ
るが、水平発振周波数(通常のNTSC方式の場合1
5.75kHz)に追従できる程度に高速であれば、例
えばバイポーラトランジスタなど、任意の素子を採用す
ることが可能である。
【0019】実施例2.実施例2では、図3の回路構成
に一部変更を加えて単一IC化する場合を説明する。説
明は図3を使用する。
【0020】このICは入力端子6、出力端子8、電源
端子、接地端子、および制御端子12の計5端子を必要
とし、RGBの3系統を考えたとき、例えば4×3+1
=13本の端子を持つ。本実施例ではIC化の際、
(1)SEPPバイアス回路10を図3の抵抗R3から
2個の直列ダイオードD1、2(図示せず)に変更し、
(2)Tr1〜4をD1、2を取り囲むように近接配置
し、(3)回路全体を樹脂モールドによって単一のパッ
ケージに封入する、の3点を配慮する。かかる配慮の背
景には以下の課題がある。
【0021】1.温度特性 SEPPバイアス回路10を抵抗R3で構成する場合、
雰囲気温度の上昇に伴うトランジスタのVBEの低下によ
ってバイアス効果が大きくなり、Tr3、4のIC が増
える。温度上昇によって消費電力が増え、系の動作安定
性の面でも不都合が生じる。
【0022】2.出力歪 抵抗R3によるバイアス電圧の設定値(1VBE)が小さ
いため、Tr3、4の両方がオフするタイミングがあ
り、オンオフの切り換え時に発生する高調波が不要輻射
の原因となる。
【0023】これらの課題を解消すべく、上記(1)に
よって2VF (ほぼ2VBEに等しい)のバイアス電圧を
発生し、Tr3またはTr4の完全なバイアスを図る。
つぎに(2)、(3)によって、Tr1〜4の熱を熱伝
導率のよい樹脂を介してD1、2に与え、これらの部品
で熱平衡状態を作る。
【0024】図5はTr1〜4とD1、2の配置例を示
す図で、素子の周囲の長方形が素子外形を示す。ここで
はD1、2が2素子入りの単一パッケージに封入されて
いる。同図のごとく、基板パターン設計上および製造上
許容できる最短距離にこれらの素子を配置する。例えば
素子間の距離を1〜2ミリメートルにとどめることが望
ましい。Tr1〜4はD1、2のパッケージを四方から
囲む位置に配置する。なおこの際、特にTr3、4を近
接配置すれば、温度が変動してもTr3、4のIc がほ
ぼ一定となる。トランジスタのVBEとダイオードのVF
の温度変化は同じ傾向を示すためであり、この結果課題
が解消する。なお、図5では表面実装部品による例を示
したが、半導体ウエハに直接形成する場合も同様であ
る。
【0025】以上、実施例2によれば実施例1同等の効
果以外に、集積度の向上と、動作安定性、温度特性、高
周波特性等の改善が可能となる。
【0026】
【発明の効果】わずか1個のスイッチ素子を追加するこ
とにより、水平ブランキング期間中負帰還回路に流れる
電流を遮断することができ、省電力、回路温度上昇抑制
が可能となる。このとき、CRTが無用に発光すること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来一般的なビデオアンプ回路の回路構成図
である。
【図2】 従来のビデオアンプ回路におけるVinとV
outの関係を示す図である。
【図3】 実施例1に係るビデオアンプ回路の回路構成
図である。
【図4】 実施例1においてSWがオフのときのVin
とVoutの関係を示す図である。
【図5】 実施例2においてTr1〜4とD1、2の配
置例を示す図である。
【符号の説明】
2 アクティブロード段、4 SEPP段、6 入力端
子、8 出力端子、10 SEPPバイアス回路、SW
MOSFETスイッチ、12 制御端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクティブロード段の定電流回路の経路
    上に配置された回路素子に発生するバイアス電圧でSE
    PP段を駆動することによって入力信号の増幅するビデ
    オアンプ回路において、 前記アクティブロード段に対する前記SEPP段出力の
    帰還経路に挿入されたスイッチ素子と、 水平ブランキング期間に前記スイッチ素子をオフし、そ
    れ以外の期間にオンする制御手段と、 を含むことを特徴とするビデオアンプ回路。
JP12506895A 1995-05-24 1995-05-24 ビデオアンプ回路 Pending JPH08321734A (ja)

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JP12506895A JPH08321734A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 ビデオアンプ回路

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JPH08321734A true JPH08321734A (ja) 1996-12-03

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ID=14901033

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JP12506895A Pending JPH08321734A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 ビデオアンプ回路

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JP (1) JPH08321734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8963640B2 (en) 2012-03-21 2015-02-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Amplifier for output buffer and signal processing apparatus using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8963640B2 (en) 2012-03-21 2015-02-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Amplifier for output buffer and signal processing apparatus using the same

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