JPH08321564A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH08321564A
JPH08321564A JP7126764A JP12676495A JPH08321564A JP H08321564 A JPH08321564 A JP H08321564A JP 7126764 A JP7126764 A JP 7126764A JP 12676495 A JP12676495 A JP 12676495A JP H08321564 A JPH08321564 A JP H08321564A
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JP
Japan
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insulating film
gate
floating gate
source region
memory device
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Application number
JP7126764A
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English (en)
Inventor
Masaru Wakita
賢 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08321564A publication Critical patent/JPH08321564A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】過剰消去の問題を回避することが可能で且つメ
モリセルのサイズの小さなスプリットゲート型メモリセ
ルを得る。 【構成】スプリットゲート型メモリセル13は、浮遊ゲ
ート7、制御ゲート9、ソース領域3、ドレイン領域
4、シリコン酸化膜5,8から構成される。シリコン酸
化膜6の両側壁に形成されたドープドポリシリコンのサ
イドウォールスペーサによって浮遊ゲート7が構成され
ている。そのため、サイドウォールスペーサの幅を狭く
形成することで、浮遊ゲート7のゲート長を短くするこ
とができる。従って、ゲート長方向にメモリセルのサイ
ズを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装置
およびその製造方法に係り、詳しくは、スプリットゲー
ト型メモリセルおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、FRAM(Ferro-electric Rando
m Access Memory)、EPROM(Erasable and Programm
able Read Only Memory),EEPROM(Elecctrical E
rasable and Programmable Read Only Memory)などの不
揮発性半導体記憶装置が注目されている。EPROMや
EEPROMでは、浮遊ゲートに電荷を蓄積し、電荷の
有無による閾値電圧の変化を制御ゲートによって検出す
ることで、データの記憶を行うようになっている。ま
た、EEPROMには、チップ全体あるいはブロック単
位でデータの消去を行うフラッシュEEPROMがあ
る。
【0003】フラッシュEEPROMを構成するメモリ
セル(メモリセルトランジスタ)は、スタックトゲート
型とスプリットゲート型に大きく分類される。スタック
トゲート型メモリセルには、データ消去時に浮遊ゲート
から制御ゲートへ電荷を移動させる際、浮遊ゲートから
電荷を過剰に引き抜き過ぎると、そのメモリセルが常に
導通状態になって破壊されるという問題、いわゆる過剰
消去の問題がある。過剰消去を防止するには、消去手順
に工夫が必要で、メモリデバイスの周辺回路で消去手順
を制御するか、またはメモリデバイスの外部回路で消去
手順を制御する必要がある。また、スタックトゲート型
メモリセルでは、浮遊ゲートから制御ゲートへの電子の
注入効率が低いという問題もある。
【0004】このようなスタックトゲート型メモリセル
における問題を回避するために開発されたのが、スプリ
ットゲート型メモリセルである。尚、スプリットゲート
型メモリセルおよびそれを用いたフラッシュEEPRO
Mについては、USP−5029130に開示されてい
る。
【0005】スプリットゲート型メモリセルでは、電荷
を蓄積するための浮遊ゲートトランジスタと、その浮遊
ゲートトランジスタを選択するための選択トランジスタ
とが各メモリセル毎(1ビット毎)に設けられている。
そのため、選択トランジスタによってメモリセルの導通
・非導通を制御することが可能になり、過剰消去を防止
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スプリットゲート型メ
モリセルでは、浮遊ゲートトランジスタと選択トランジ
スタの2つのトランジスタが必要であるため、同一デザ
インルールのスタックトゲート型メモリセルに比べて、
ゲート長方向にメモリセルのサイズが大きくなるという
欠点があった。
【0007】そこで、SITOX(SIdewall floating
gate with Tunnel OXide)型フラッシュメモリセルが提
案されている(Y.Yamauchi.et al.,IEDM Tech.Dig.,pp3
19-322,1991.参照)。SITOX型のメモリセルでは、
補助ゲートと、その側壁に配置されたポリシリコンのサ
イドウォールスペーサから成る浮遊ゲートと、それらの
上に形成された制御ゲートとから構成されている。
【0008】しかし、SITOX型のメモリセルにおい
ては、補助ゲートを形成する分だけ製造工程が複雑化
する、同一デザインルールのスタックトゲート型メモ
リセルに比べてメモリセルのサイズが大きくなる、補
助ゲートの両側壁に形成されたポリシリコンのサイドウ
ォールスペーサのうち片側は浮遊ゲートとして使用され
ないため、その分だけメモリセルのサイズが大きくな
る、スタックトゲート型メモリセルであって選択トラ
ンジスタを備えていないことから過剰消去の問題があ
り、前記したように周辺回路や外部回路を設ける必要が
あるため、それらの回路分だけフラッシュEEPROM
のチップ面積が増大する、等の欠点がある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、過剰消去の問題を回避
することが可能で且つメモリセルのサイズの小さなスプ
リットゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶
装置を提供することにある。また、本発明の別の目的
は、そのような不揮発性半導体記憶装置の簡単かつ容易
な製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、浮遊ゲートがサイドウォールスペーサから成るスプ
リットゲート型メモリセルを備えたことをその要旨とす
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、半導体基板上に
形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の側壁に形成
されたサイドウォールスペーサから成る浮遊ゲートとを
含むスプリットゲート型メモリセルを備えたことをその
要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、半導体基板表面
に形成されたソース領域と、ソース領域上に形成された
第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の側壁に形成されたサイ
ドウォールスペーサから成る浮遊ゲートとを含むスプリ
ットゲート型メモリセルを備えたことをその要旨とす
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、半導体基板表面
に形成されたソース領域と、ソース領域上に形成された
第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の側壁に形成された導電
性のサイドウォールスペーサから成る浮遊ゲートと、浮
遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜
を介して浮遊ゲートと少なくともその一部が重なり合っ
て配置された制御ゲートとを含むスプリットゲート型メ
モリセルを備えたことをその要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、半導体基板表面
に形成されたソース領域と、ソース領域上に形成された
第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の側壁の一部に形成され
た導電性の第1のサイドウォールスペーサから成る浮遊
ゲートと、浮遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、
第1および第2の絶縁膜の側壁に形成された導電性の第
2のサイドウォールスペーサから成る制御ゲートとを含
むスプリットゲート型メモリセルを備えたことをその要
旨とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、半導体基板表面
に形成されたソース領域と、ソース領域上に形成された
第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の側壁に形成された導電
性のサイドウォールスペーサから成る浮遊ゲートと、そ
の浮遊ゲートの頂部が第1の絶縁膜から突出しているこ
とと、浮遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、第2
の絶縁膜を介して浮遊ゲートの頂部を覆うように形成さ
れた制御ゲートとを含むスプリットゲート型メモリセル
を備えたことをその要旨とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、半導体基板上に
電気的に独立した状態で配置された浮遊ゲートと、第2
の絶縁膜を介して少なくともその一部が浮遊ゲートと重
なり合って配置された制御ゲートと、浮遊ゲートの制御
ゲートに対向する側とは反対側の半導体基板表面に形成
されたソース領域と、制御ゲートの浮遊ゲートに対向す
る側とは反対側の半導体基板表面に形成されたドレイン
領域と、ソース領域上に配置された第1の絶縁膜とを含
み、浮遊ゲートが第1の絶縁膜の側壁に形成された導電
性のサイドウォールスペーサから成るスプリットゲート
型メモリセルを備えたことをその要旨とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の不揮発性半導体記憶装置において、前記浮遊ゲートが
第1の絶縁膜の側壁の一部に形成された導電性の第1の
サイドウォールスペーサから成り、前記制御ゲートが第
1および第2の絶縁膜の側壁に形成された導電性の第2
のサイドウォールスペーサから成るスプリットゲート型
メモリセルを備えたことをその要旨とする。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の不揮発性半導体記憶装置において、前記浮遊ゲートの
頂部が第1の絶縁膜から突出し、その浮遊ゲートの頂部
を第2の絶縁膜を介して制御ゲートが覆うことをその要
旨とする。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記第1の絶縁膜は一定の幅を有し、その幅がソー
ス領域の幅に対応していることをその要旨とする。
【0020】請求項11に記載の発明は、半導体基板表
面に形成されたソース領域上に第1の絶縁膜を形成する
工程と、第1の絶縁膜の側壁に導電性のサイドウォール
スペーサから成る浮遊ゲートを形成する工程と、浮遊ゲ
ート上に第2の絶縁膜を形成する工程と、第2の絶縁膜
を介して少なくともその一部が浮遊ゲートと重なり合っ
て配置された制御ゲートを形成する工程と、第1の絶縁
膜および制御ゲートをマスクとして半導体基板に不純物
をドープすることで、制御ゲートに対して自己整合的に
ドレイン領域を形成する工程とを備えたことをその要旨
とする。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、半
導体基板上にマスクを形成する工程と、そのマスクは前
記ソース領域に対応する部分に開口部が設けられている
ことと、マスクの開口部から半導体基板に不純物をドー
プしてソース領域を形成する工程と、マスクの開口部内
に前記第1の絶縁膜を形成する工程とを備えたことをそ
の要旨とする。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、マ
スクの開口部内を含むデバイスの全面に第3の絶縁膜を
形成することで、その開口部内を第3の絶縁膜によって
埋め込む工程と、デバイス表面を平坦化してマスクを露
出させる工程と、マスクを除去することで、前記開口部
内に埋め込まれた第3の絶縁膜から成る第1の絶縁膜を
形成する工程とを備えたことをその要旨とする。
【0023】
【作用】請求項1〜10のいずれか1項に記載の発明に
よれば、浮遊ゲートがサイドウォールスペーサだけから
構成される。そして、公知のサイドウォール形成技術を
用いれば、サイドウォールスペーサの幅を狭く形成する
ことは容易である。従って、浮遊ゲートを構成するサイ
ドウォールスペーサの幅を狭く形成することで、ゲート
長方向にメモリセルのサイズを小さくすることができ
る。さらに、スプリットゲート型メモリセルによれば、
過剰消去の問題を回避することができる。
【0024】請求項2〜10のいずれか1項に記載の発
明によれば、第1の絶縁膜の側壁に形成されたサイドウ
ォールスペーサによって浮遊ゲートが構成される。従っ
て、第1の絶縁膜の膜厚およびサイドウォールスペーサ
の形成条件を適宜に設定することで、サイドウォールス
ペーサの幅を任意に決定することができる。
【0025】請求項3〜10のいずれか1項に記載の発
明によれば、ソース領域上に第1の絶縁膜が配置されて
いる。従って、ソース領域と浮遊ゲートとの位置関係を
最適化することが可能になり、スプリットゲート型メモ
リセルの性能を向上させることができる。
【0026】請求項4〜10のいずれか1項に記載の発
明によれば、制御ゲートの少なくとも一部が浮遊ゲート
と重なり合っているため、選択トランジスタを形成する
ことができる。従って、過剰消去の問題を確実に回避す
ることができる。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、浮遊ゲー
トに対して制御ゲートが自己整合的に形成されるため、
浮遊ゲートと制御ゲートの位置関係を容易に最適化する
ことができる。従って、スプリットゲート型メモリセル
の性能を容易に向上させることができる。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、浮遊ゲー
トと制御ゲートの重なり合う部分の面積が大きくなるた
め、各ゲート間の結合容量を大きくすることができる。
従って、スプリットゲート型メモリセルの性能を向上さ
せることができる。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、制御ゲー
トとドレイン領域との位置関係を最適化することが可能
になり、スプリットゲート型メモリセルの性能を向上さ
せることができる。
【0030】請求項8に記載の発明によれば、浮遊ゲー
トに対して制御ゲートが自己整合的に形成されるため、
浮遊ゲートと制御ゲートの位置関係を容易に最適化する
ことができる。
【0031】請求項9に記載の発明によれば、浮遊ゲー
トと制御ゲートの重なり合う部分の面積が大きくなるた
め、各ゲート間の結合容量を大きくすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、第1の絶縁膜の幅が
ソース領域の幅に対応しているため、ソース領域と浮遊
ゲートとの位置関係を最適化することができる。
【0032】請求項11に記載の発明によれば、一般的
な技術を利用することで、請求項4〜10のいずれか1
項に記載の不揮発性半導体記憶装置を簡単かつ容易に製
造することができる。
【0033】請求項12に記載の発明によれば、ソース
領域に対して第1の絶縁膜を自己整合的に形成すること
が可能になり、ソース領域と浮遊ゲートとの位置関係を
最適化することができる。
【0034】請求項13に記載の発明によれば、前記開
口部内に埋め込まれた第3の絶縁膜から第1の絶縁膜を
形成することで、第1の絶縁膜の形状を最適化すること
ができる。
【0035】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第1実施例を
図面に従って説明する。
【0036】図1は、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセルを備えたフラッシュEEPROMにおけるメモ
リセル部分の一部断面斜視図である。図2は図1におけ
るA−A線断面図である。図3は図1におけるB−B線
断面図である。
【0037】p型単結晶シリコン基板1の表面領域に、
LOCOS構造の素子分離領域2が配置され、素子領域
が区画される。すなわち、素子分離領域2が形成されて
いない基板1表面が素子領域となる。その素子領域に、
n型のソース領域3およびドレイン領域4が形成されて
いる。
【0038】素子領域上にシリコン酸化膜5が形成され
ている。ソース領域3上にシリコン酸化膜5を介してシ
リコン酸化膜6が形成されている。シリコン酸化膜6の
幅はソース領域3の幅と等しくなっている。ソース領域
3およびシリコン酸化膜6は、素子分離領域2と交差す
る方向に連続して配置されている。
【0039】シリコン酸化膜6の両側壁に、ドープドポ
リシリコンのサイドウォールスペーサから成る浮遊ゲー
ト7が形成されている。各浮遊ゲート7は素子分離領域
2間に配置されている。浮遊ゲート7上にシリコン酸化
膜8が形成されている。各浮遊ゲート7の表面はそれぞ
れ各シリコン酸化膜5,6,8によって囲まれており、
各浮遊ゲート7は電気的に独立した状態になっている。
【0040】各シリコン酸化膜5,8上に制御ゲート9
が形成されている。制御ゲート9は素子分離領域2と交
差する方向に連続して配置されている。すなわち、制御
ゲート9の一部はシリコン酸化膜8を介して浮遊ゲート
7に重なり合うように配置され、制御ゲート9の残りの
部分はシリコン酸化膜5を介して基板1に接するように
配置されている。重なり合って配置された各ゲート7,
9が一組となり、その各組のゲート7,9はそれぞれ並
行して配置されている。
【0041】ドレイン領域4は、隣合う制御ゲート9間
に配置されている。各ドレイン領域4は素子分離領域2
に囲まれており、それぞれ独立している。制御ゲート9
上にシリコン酸化膜10が形成されている。上記の各部
材が形成されたデバイス上に層間絶縁膜11が形成され
ている。層間絶縁膜11上にビット線12が形成されて
いる。ビット線12は、層間絶縁膜11に形成されたコ
ンタクトホール11aを介してドレイン領域4と電気的
に接続されている。また、制御ゲート9は、複数の浮遊
ゲート7間において共通化されることで、フラッシュE
EPROMのワード線を構成している。
【0042】尚、図1においては、層間絶縁膜11およ
びビット線12の図示を省略してある。本実施例のスプ
リットゲート型メモリセル(スプリットゲート型トラン
ジスタ)13は、浮遊ゲート7、制御ゲート9、ソース
領域3、ドレイン領域4、シリコン酸化膜5,8から構
成される。
【0043】このように、本実施例においては、シリコ
ン酸化膜6の両側壁に形成されたドープドポリシリコン
のサイドウォールスペーサによって浮遊ゲート7が構成
されている。そのため、サイドウォールスペーサの幅を
狭く形成することで、浮遊ゲート7のゲート長を短くす
ることができる。そして、公知のサイドウォール形成技
術を用いれば、サイドウォールスペーサの幅を狭く形成
することは容易である。従って、本実施例によれば、従
来のスプリットゲート型メモリセルに比べて、ゲート長
方向にメモリセルのサイズを小さくすることができる。
【0044】また、本実施例においては、制御ゲート9
の一部がシリコン酸化膜8を介して浮遊ゲート7に重な
り、制御ゲート9の残りの部分がシリコン酸化膜5を介
して基板1に接している。そのため、当該制御ゲート9
の残りの部分と各領域3,4とから選択トランジスタが
構成される。従って、本実施例によれば、従来のスプリ
ットゲート型メモリセルと同様に、選択トランジスタに
よってメモリセル13の導通・非導通を制御することが
可能になり、過剰消去を防止することができる。
【0045】その結果、本実施例によれば、フラッシュ
EEPROMのチップ面積を減少させることができるこ
とに加え、フラッシュEEPROMの高性能化と製造コ
ストの削減とを同時に図ることができる。
【0046】尚、本実施例のスプリットゲート型メモリ
セル13の動作については、従来のスプリットゲート型
メモリセルと同様であるため説明を省略する。次に、本
実施例の製造方法を図4〜図8に示す概略断面図に従っ
て順次説明する。尚、図4〜図8において、各図(a)
は図2に対応し、各図(b)は図3に対応している。
【0047】工程1(図4参照);LOCOS法を用
い、p型単結晶シリコン基板1上にフィールド酸化膜か
ら成る素子分離領域2を形成する。次に、熱酸化法を用
い、基板1上にシリコン酸化膜5を形成する。続いて、
フォトリソグラフィ技術を利用してソース領域3を除く
デバイス表面をレジストパターンで覆い、そのレジスト
パターンをイオン注入用マスクとして基板1にn型不純
物(ヒ素、リンなど)をイオン注入することで、ソース
領域3を形成する。そして、CVD法を用いてデバイス
の全面にシリコン酸化膜を形成し、そのシリコン酸化膜
をパターニングすることで、ソース領域3上にシリコン
酸化膜6を形成する。
【0048】工程2(図5参照);減圧CVD法を用
い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成す
る。次に、全面エッチバック法を用い、ドープドポリシ
リコン膜をエッチバックすることで、シリコン酸化膜6
の両側壁にドープドポリシリコンのサイドウォールスペ
ーサ7aを形成する。このとき、シリコン酸化膜6の膜
厚および全面エッチバックのエッチング条件を適宜に設
定することで、サイドウォールスペーサ7aの幅(浮遊
ゲート7のゲート長)を任意に(すなわち、狭く)形成
することができる。
【0049】工程3(図6参照);素子分離領域2上に
形成されているサイドウォールスペーサ7aをパターニ
ングして取り除くことで、素子分離領域2間にサイドウ
ォールスペーサ7aから成る浮遊ゲート7を形成する。
次に、熱酸化法を用いてデバイスの全面にシリコン酸化
膜を形成することで、浮遊ゲート7上にシリコン酸化膜
8を形成する。
【0050】工程4(図7参照);減圧CVD法を用
い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成す
る。次に、異方性エッチング法を用いてドープドポリシ
リコン膜をエッチングすることで、各シリコン酸化膜
5,6,8上に制御ゲート9を形成する。
【0051】工程5(図8参照);熱酸化法を用いてデ
バイスの全面にシリコン酸化膜を形成することで、制御
ゲート9上にシリコン酸化膜10を形成する。次に、各
シリコン酸化膜6,10および各ゲート7.9をイオン
注入用マスクとして基板1にn型不純物(ヒ素、リンな
ど)をイオン注入することで、各ゲート7,9に対して
自己整合的にドレイン領域4を形成する。
【0052】その後、デバイスの全面に層間絶縁膜11
を形成し、その層間絶縁膜11にコンタクトホール11
aを形成する。次に、コンタクトホール11a内を含む
デバイスの全面に導電膜(高融点金属を含む各種金属
膜、シリサイド膜、ドープドポリシリコン膜など)を形
成し、その導電膜をパターニングすることで、ビット線
12を形成する。
【0053】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、半導体装置の製造方法における一般的な技術を利用
することで、図1〜図3に示すフラッシュEEPROM
を簡単かつ容易に製造することができる。
【0054】(第2実施例)以下、本発明を具体化した
第2実施例を図面に従って説明する。尚、本実施例にお
いて、第1実施例と同じ構成部材については符号を等し
くしてその詳細な説明を省略する。
【0055】図9は、本実施例のスプリットゲート型メ
モリセルを備えたフラッシュEEPROMにおけるメモ
リセル部分の一部断面斜視図である。図10は図9にお
けるB−B線断面図である。図2は図9におけるA−A
線断面図である。
【0056】本実施例において、第1実施例と異なるの
は以下の点だけである。 本実施例におけるシリコン酸化膜6の膜厚は、第1実
施例のそれに比べて厚く形成されている。
【0057】本実施例における浮遊ゲート7は、シリ
コン酸化膜6の両側壁の一部分に形成されたドープドポ
リシリコンのサイドウォールスペーサによって構成され
ている。
【0058】本実施例における制御ゲート9は、シリ
コン酸化膜6の両側壁の一部分および浮遊ゲート7上に
形成されたドープドポリシリコンのサイドウォールスペ
ーサによって構成されている。そのため、制御ゲート9
を構成するサイドウォールスペーサは、浮遊ゲート7を
構成するサイドウォールスペーサを覆うように配置され
る。また、本実施例における制御ゲート9の一部分は、
第1実施例のそれと同様に、シリコン酸化膜5を介して
基板1に接するように配置されている。
【0059】従って、本実施例においても、第1実施例
と同様の作用および効果を得ることができる。次に、本
実施例の製造方法を図11〜図13に示す概略断面図に
従って順次説明する。尚、図11〜図13は図10に対
応している。また、本実施例の製造方法において、第1
実施例と同様の工程については説明を省略する。
【0060】工程1(図11参照);基板1にソース領
域3を形成する。次に、基板1上にシリコン酸化膜5を
形成する。続いて、ソース領域3上にシリコン酸化膜6
を形成する。
【0061】工程2(図12参照);減圧CVD法を用
い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成す
る。次に、全面エッチバック法を用い、ドープドポリシ
リコン膜をエッチバックすることで、シリコン酸化膜6
の両側壁にドープドポリシリコンのサイドウォールスペ
ーサ7aを形成する。このとき、ドープドポリシリコン
膜の膜厚および全面エッチバックのエッチング条件を適
宜に設定することで、シリコン酸化膜6の一部分だけに
サイドウォールスペーサ7aを形成する。続いて、素子
分離領域2(図示略)上に形成されているサイドウォー
ルスペーサ7aをパターニングして取り除くことで、素
子分離領域2間にサイドウォールスペーサ7aから成る
浮遊ゲート7を形成する。次に、浮遊ゲート7上にシリ
コン酸化膜8を形成する。
【0062】工程3(図13参照);減圧CVD法を用
い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成す
る。次に、全面エッチバック法を用い、ドープドポリシ
リコン膜をエッチバックすることで、シリコン酸化膜6
の両側壁にドープドポリシリコンのサイドウォールスペ
ーサから成る制御ゲート9を形成する。このとき、シリ
コン酸化膜6の両側壁には既にサイドウォールスペーサ
から成る浮遊ゲート7が形成されている。そのため、制
御ゲート9は浮遊ゲート7を覆うように形成される。続
いて、制御ゲート9上にシリコン酸化膜10を形成す
る。
【0063】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、公知のサイドウォールスペーサ形成技術を利用する
ことで、図9,図10,図2に示すフラッシュEEPR
OMを簡単かつ容易に製造することができる。
【0064】また、浮遊ゲート7に対して制御ゲート9
が自己整合的に形成されるため、各ゲート7,9の位置
関係を容易に最適化することができる。従って、本実施
例によれば、スプリットゲート型メモリセル13の性能
を容易に向上させることが可能になり、フラッシュEE
PROMのさらなる高性能化を図ることができる。
【0065】(第3実施例)以下、本発明を具体化した
第3実施例を図面に従って説明する。尚、本実施例にお
いて、第1実施例と同じ構成部材については符号を等し
くしてその詳細な説明を省略する。
【0066】図14は、本実施例のスプリットゲート型
メモリセルを備えたフラッシュEEPROMにおけるメ
モリセル部分の一部断面斜視図である。図15は図14
におけるB−B線断面図である。図2は図14における
A−A線断面図である。
【0067】本実施例において、第1実施例と異なるの
は以下の点だけである。 本実施例におけるシリコン酸化膜6の膜厚は、第1実
施例のそれに比べて薄く形成されている。
【0068】本実施例における浮遊ゲート7は、その
頂部7bがシリコン酸化膜6から突出するように形成さ
れている。 本実施例における制御ゲート9は、浮遊ゲート7の頂
部7bを覆うように形成されている。そのため、本実施
例において各ゲート7,9の重なり合う部分の面積は、
第1実施例のそれに比べて大きくなる。その結果、本実
施例における各ゲート7,9間の結合容量は、第1実施
例のそれに比べて大きくなる。
【0069】従って、本実施例においても、第1実施例
と同様の作用および効果を得ることができる。また、本
実施例によれば、各ゲート7,9間の結合容量を十分に
大きくすることが可能になり、スプリットゲート型メモ
リセル13の性能を向上させることができる。
【0070】次に、本実施例の製造方法を図16〜図1
9に示す概略断面図に従って順次説明する。尚、図16
〜図19は図15に対応している。また、本実施例の製
造方法において、第1実施例と同様の工程については説
明を省略する。
【0071】工程1(図16参照);基板1にソース領
域3を形成する。次に、基板1上にシリコン酸化膜5を
形成する。続いて、CVD法を用いてデバイスの全面に
シリコン酸化膜を形成する。そして、フォトリソグラフ
ィ技術を利用し、ソース領域3に対応するシリコン酸化
膜上にレジストパターン14を形成する。次に、レジス
トパターン14をエッチング用マクとしてシリコン酸化
膜をパターニングすることで、ソース領域3上にシリコ
ン酸化膜6を形成する。
【0072】工程2(図17参照);減圧CVD法を用
い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を形成す
る。次に、全面エッチバック法を用い、ドープドポリシ
リコン膜をエッチバックすることで、シリコン酸化膜6
およびレジストパターン14の両側壁にドープドポリシ
リコンのサイドウォールスペーサ7aを形成する。
【0073】工程3(図18参照);素子分離領域2
(図示略)上に形成されているサイドウォールスペーサ
7aをパターニングして取り除くことで、素子分離領域
2間にサイドウォールスペーサ7aから成る浮遊ゲート
7を形成する。次に、レジストパターン14を除去す
る。その結果、サイドウォールスペーサ7aにおいてレ
ジストパターン14の両側壁に形成された部分(浮遊ゲ
ート7の頂部7b)は、シリコン酸化膜6から突出した
形状になる。続いて、浮遊ゲート7上にシリコン酸化膜
8を形成する。尚、レジストパターン14の除去は、サ
イドウォールスペーサ7aをパターニングして浮遊ゲー
ト7を形成する前に行ってもよい。そして、減圧CVD
法を用い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜9
aを形成する。
【0074】工程4(図19参照);異方性エッチング
法を用いてドープドポリシリコン膜9aをエッチングす
ることで、各シリコン酸化膜5,6,8上に制御ゲート
9を形成する。このとき、制御ゲート9は浮遊ゲート7
の頂部7bを完全に覆うように形成される。続いて、制
御ゲート9上にシリコン酸化膜10を形成する。
【0075】このように、本実施例の製造方法によれ
ば、半導体装置の製造方法における一般的な技術を利用
することで、図14,図15,図2に示すフラッシュE
EPROMを簡単かつ容易に製造することができる。
【0076】(第4実施例)次に、本発明を具体化した
第4実施例を図面に従って説明する。本実施例は、第1
実施例の製造方法において、ソース領域3に対してシリ
コン酸化膜6を自己整合的に形成するための製造方法に
関するものである。従って、本実施例において、第1実
施例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳
細な説明を省略する。また、本実施例において、第1実
施例と同様の製造工程についても説明を省略する。
【0077】以下、本実施例の製造方法を図20および
図21に示す概略断面図に従って順次説明する。尚、図
20および図21は図3に対応している。 工程1(図20(a)参照);熱酸化法を用い、p型単
結晶シリコン基板1上にシリコン酸化膜5を形成する。
次に、減圧CVD法を用い、デバイスの全面にポリシリ
コン膜51を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技
術を利用し、ソース領域3に対応するポリシリコン膜5
1上に開口部が形成されたレジストパターン52を形成
する。そして、異方性エッチング法を用い、レジストパ
ターン52をエッチング用マスクとしてポリシリコン膜
51をエッチングすることで、ポリシリコン膜51に開
口部51aを形成する。
【0078】工程2(図20(b)参照);レジストパ
ターン52およびポリシリコン膜51をイオン注入用マ
スクとして、ポリシリコン膜51の開口部51aから基
板1にn型不純物(ヒ素、リンなど)をイオン注入する
ことで、ソース領域3を形成する。その後、レジストパ
ターン52を除去する。尚、レジストパターン52の除
去は、ソース領域3を形成するためのイオン注入の前に
行ってもよい。
【0079】工程3(図20(c)参照);CVD法を
用い、デバイスの全面にシリコン酸化膜53を形成する
ことで、ポリシリコン膜51の開口部51a内部をシリ
コン酸化膜53で埋め込む。ここで、シリコン酸化膜5
3の形成を複数回に分けて行えば、開口部51aのサイ
ズが小さな場合でも、開口部51a内部を確実に埋め込
むことができる。
【0080】工程4(図21(a)参照);適当な平坦
化法(全面エッチバック法、化学的機械研磨法など)を
用いてデバイス表面を平坦化し、ポリシリコン膜51を
露出させる。
【0081】工程5(図21(b)参照);ポリシリコ
ン膜51だけを選択的にエッチング除去する。その結
果、ポリシリコン膜51の開口部51a内部に埋め込ま
れたシリコン酸化膜53からシリコン酸化膜6が形成さ
れる。このとき、基板1の表面にはシリコン酸化膜5が
形成されているため、ポリシリコン膜51のエッチング
時にも基板1を確実に保護することができる。
【0082】工程6(図21(c)参照);減圧CVD
法を用い、デバイスの全面にドープドポリシリコン膜を
形成する。次に、全面エッチバック法を用い、ドープド
ポリシリコン膜をエッチバックすることで、シリコン酸
化膜6の両側壁にドープドポリシリコンのサイドウォー
ルスペーサ7aを形成する。続いて、素子分離領域2
(図示略)上に形成されているサイドウォールスペーサ
7aをパターニングして取り除くことで、素子分離領域
2間にサイドウォールスペーサ7aから成る浮遊ゲート
7を形成する。
【0083】このように、本実施例においては、ポリシ
リコン膜51の開口部51aからソース領域3を形成す
るためのイオン注入を行うと共に、開口部51a内部を
埋め込んだシリコン酸化膜53からシリコン酸化膜6を
形成している。従って、ソース領域3に対してシリコン
酸化膜6を自己整合的に形成することができる。そのた
め、ソース領域3とシリコン酸化膜6の位置関係を最適
化することが容易になり、浮遊ゲート7のゲート長のバ
ラツキを少なくすることできる。その結果、スプリット
ゲート型メモリセル13の性能を向上させることが可能
になり、フラッシュEEPROMのさらなる高性能化を
図ることができる。
【0084】(第5実施例)次に、本発明を具体化した
第5実施例を図面に従って説明する。本実施例は、第4
実施例の別の製造方法に関するものである。従って、本
実施例において、第4実施例と同じ構成部材については
符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。また、本
実施例において、第4実施例と同様の製造工程について
も説明を省略する。
【0085】以下、本実施例の製造方法を図20,図2
2,図23に示す概略断面図に従って順次説明する。 工程1(図20(a)参照);p型単結晶シリコン基板
1上にシリコン酸化膜5を形成する。次に、デバイスの
全面にポリシリコン膜51を形成する。続いて、ポリシ
リコン膜51上にレジストパターン52を形成する。そ
して、ポリシリコン膜51に開口部51aを形成する。
【0086】工程2(図22(a)参照);レジストパ
ターン52を除去する。次に、CVD法を用い、デバイ
スの全面にシリコン酸化膜を形成することで、ポリシリ
コン膜51の開口部51a内部をシリコン酸化膜で埋め
込む。次に、全面エッチバック法を用い、シリコン酸化
膜をエッチバックすることで、ポリシリコン膜51の開
口部51a内壁にシリコン酸化膜から成るサイドウォー
ルスペーサ54を形成する。
【0087】工程3(図22(b)参照);ポリシリコ
ン膜51およびサイドウォールスペーサ54をイオン注
入用マスクとして、基板1にn型不純物(ヒ素、リンな
ど)をイオン注入することで、不純物注入領域55を形
成する。
【0088】工程4(図22(c)参照);CVD法を
用い、デバイスの全面にシリコン酸化膜56を形成する
ことで、ポリシリコン膜51の開口部51a内部をシリ
コン酸化膜56で埋め込む。ここで、シリコン酸化膜5
6の形成を複数回に分けて行えば、開口部51aのサイ
ズが小さな場合でも、開口部51a内部を確実に埋め込
むことができる。次に、適当な平坦化法(全面エッチバ
ック法、化学的機械研磨法など)を用いてデバイス表面
を平坦化し、ポリシリコン膜51を露出させる。続い
て、ポリシリコン膜51だけを選択的にエッチング除去
する。その結果、ポリシリコン膜51の開口部51a内
部に形成されたサイドウォールスペーサ54およびシリ
コン酸化膜56からシリコン酸化膜6が形成される。 工程5(図23参照);熱処理を施して不純物注入領域
55中のn型不純物を活性化させることで、ソース領域
4を形成する。このとき、不純物注入領域55中のn型
不純物が熱拡散するため、ソース領域4のサイズは不純
物注入領域55に比べて若干大きくなる。次に、シリコ
ン酸化膜6の両側壁にドープドポリシリコンのサイドウ
ォールスペーサから成る浮遊ゲート7を形成する。
【0089】このように、本実施例では、熱拡散による
不純物注入領域55のサイズ拡大を見込んだ上で、開口
部51aのサイズおよびサイドウォールスペーサ54の
幅を適宜に設定することにより、ソース領域3のサイズ
を最適な大きさにすることができる。従って、本実施例
よれば、熱拡散によってソース領域3のサイズが不要に
大きくなり過ぎてシリコン酸化膜6の幅を大幅に越える
のを防止することができる。
【0090】尚、本実施例においても、ソース領域3に
対してシリコン酸化膜6を自己整合的に形成することが
可能であり、第4実施例と同様の作用および効果を得る
ことができる。
【0091】ところで、第4実施例において、図24に
示すように、制御ゲート7およびシリコン酸化膜6をイ
オン注入用マスクとして基板1にn型不純物を注入する
ことでソース・ドレイン領域61を形成すれば、制御ゲ
ート7をゲート63とするMOSトランジスタ63を形
成することができる。MOSトランジスタ63では、サ
イドウォールスペーサによってゲート63が形成されて
いるため、そのゲート長を短くすることができる。従っ
て、MOSトランジスタ63を容易に微細化することが
できる。
【0092】また、第5実施例において、図25(a)
に示すように、ポリシリコン膜51の開口部51aから
イオン注入を行って低濃度のn型不純物領域71を形成
し、次に、開口部51a内壁にサイドウォールスペーサ
54を形成し、続いて、図25(b)に示すように、開
口部51aからイオン注入を行って高濃度のn型不純物
領域72を形成し、その後、図26に示すように、制御
ゲート7およびシリコン酸化膜6をイオン注入用マスク
として基板1にn型不純物を注入することでソース領域
73を形成すれば、制御ゲート7をゲート74とし、各
不純物領域71,72をドレイン領域76とするMOS
トランジスタ75を形成することができる。MOSトラ
ンジスタ75では、サイドウォールスペーサによってゲ
ート74が形成されているため、そのゲート長を短くす
ることができる。従って、MOSトランジスタ75を容
易に微細化することができる。また、ドレイン領域76
はLDD構造となるため、短チャネル効果を抑制するこ
とができる。
【0093】尚、上記各実施例は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 (1)浮遊ゲート7および制御ゲートの材質をそれぞ
れ、ドープドポリシリコン以外の適宜な導電材料(高融
点金属を含む各種金属、シリサイドなど)に置き代え
る。
【0094】(2)シリコン酸化膜5,6,8,10,
53,56およびサイドウォールスペーサ54の材質を
それぞれ、他の適宜な絶縁膜(シリコン窒化膜など)
や、複数の絶縁膜の積層構造から成る膜に置き代える。
【0095】(3)レジストパターン14を、シリコン
酸化膜6および浮遊ゲート7と成るドープドポリシリコ
ン膜とはエッチングレートの異なる適宜な膜(シリコン
窒化膜など)に置き代える。
【0096】(4)シリコン酸化膜10を省く。 (5)LOCOS構造の素子分離領域2を他の構造(ト
レンチ構造、接合分離構造など)の素子分離領域に置き
代える。
【0097】(6)p型単結晶シリコン基板1をp型ウ
ェルに置き代える。 (7)p型単結晶シリコン基板1をn型単結晶シリコン
基板に置き代え、ソース領域3およびドレイン領域4を
形成するために注入する不純物イオンとしてp型不純物
イオン(ホウ素、イリジウムなど)を用いることでp型
のソース領域3およびドレイン領域4を形成する。
【0098】(8)第4実施例を第2実施例または第3
実施例に適用する。 以上、各実施例について説明したが、各実施例から把握
できる請求項以外の技術的思想について、以下にそれら
の効果と共に記載する。
【0099】(イ)請求項4〜10のいずれか1項に記
載の不揮発性半導体記憶装置において、前記浮遊ゲート
は第1の絶縁膜の両側壁に形成された不揮発性半導体記
憶装置。
【0100】このようにすれば、各メモリセルを半導体
チップ上に合理的に配置することが可能になり、不揮発
性半導体記憶装置の高集積化を図ることができる。 (ロ)半導体基板表面に形成されたソース領域上に第1
の絶縁膜を形成する工程と、第1の絶縁膜の側壁に導電
性の第1のサイドウォールスペーサから成る浮遊ゲート
を形成する工程と、浮遊ゲート上に第2の絶縁膜を形成
する工程と、第1の絶縁膜の側壁および浮遊ゲート上に
導電性の第2のサイドウォールスペーサから成る制御ゲ
ートを形成する工程と、第1の絶縁膜および制御ゲート
をマスクとして半導体基板に不純物をドープすること
で、制御ゲートに対して自己整合的にドレイン領域を形
成する工程とを備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方
法。
【0101】このようにすれば、請求項5または請求項
8に記載の不揮発性半導体記憶装置を簡単かつ容易に製
造することができる。 (ハ)半導体基板表面に形成されたソース領域上に第1
の絶縁膜と薄膜とを順次形成する工程と、第1の絶縁膜
と薄膜とは幅が同一であることと、第1の絶縁膜および
薄膜の側壁に導電性のサイドウォールスペーサから成る
浮遊ゲートを形成する工程と、薄膜を除去することで、
浮遊ゲートの頂部を第1の絶縁膜から突出させる工程
と、浮遊ゲート上に第2の絶縁膜を形成する工程と、第
2の絶縁膜を介して浮遊ゲートを覆うように配置された
制御ゲートを形成する工程と、第1の絶縁膜および制御
ゲートをマスクとして半導体基板に不純物をドープする
ことで、制御ゲートに対して自己整合的にドレイン領域
を形成する工程とを備えた不揮発性半導体記憶装置の製
造方法。
【0102】このようにすれば、請求項6または請求項
9に記載の不揮発性半導体記憶装置を簡単かつ容易に製
造することができる。ところで、本明細書において、発
明の構成に係る部材は以下のように定義されるものとす
る。
【0103】(a)半導体基板とは、単結晶シリコン基
板だけでなくウェルをも含むものとする。 (b)絶縁膜とは、シリコン酸化膜だけでなく、シリコ
ン窒化膜などのあらゆる絶縁膜をも含むものとする。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、過
剰消去の問題を回避することが可能で且つメモリセルの
サイズの小さなスプリットゲート型メモリセルを備えた
不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。ま
た、そのような不揮発性半導体記憶装置の簡単かつ容易
な製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部断面斜視図。
【図2】第1〜第3実施例の一部概略断面図。
【図3】第1実施例の一部概略断面図。
【図4】第1実施例の製造方法を説明するための一部概
略断面図。
【図5】第1実施例の製造方法を説明するための一部概
略断面図。
【図6】第1実施例の製造方法を説明するための一部概
略断面図。
【図7】第1実施例の製造方法を説明するための一部概
略断面図。
【図8】第1実施例の製造方法を説明するための一部概
略断面図。
【図9】第2実施例の一部断面斜視図。
【図10】第2実施例の一部概略断面図。
【図11】第2実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図12】第2実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図13】第2実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図14】第3実施例の一部断面斜視図。
【図15】第3実施例の一部概略断面図。
【図16】第3実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図17】第3実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図18】第3実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図19】第3実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図20】第3,4実施例の製造方法を説明するための
一部概略断面図。
【図21】第3実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図22】第4実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図23】第4実施例の製造方法を説明するための一部
概略断面図。
【図24】第3実施例の別の製造方法を説明するための
一部概略断面図。
【図25】第4実施例の別の製造方法を説明するための
一部概略断面図。
【図26】第4実施例の別の製造方法を説明するための
一部概略断面図。
【符号の説明】
1…半導体基板としてのp型単結晶シリコン基板 3…ソース領域 4…ドレイン領域 6…第1の絶縁膜としてのシリコン酸化膜 7…浮遊ゲート 7a…浮遊ゲートを構成するドープドポリシリコンのサ
イドウォールスペーサ 7b…浮遊ゲート7の頂部 8…第2の絶縁膜としてのシリコン酸化膜 9…制御ゲート 51…マスクとしてのポリシリコン膜 51a…ポリシリコン膜51の開口部 53…第3の絶縁膜としてのシリコン酸化膜

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートがサイドウォールスペーサか
    ら成るスプリットゲート型メモリセルを備えた不揮発性
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、第1の絶縁膜の側壁に形成されたサイドウォールス
    ペーサから成る浮遊ゲートとを含むスプリットゲート型
    メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板表面に形成されたソース領域
    と、ソース領域上に形成された第1の絶縁膜と、第1の
    絶縁膜の側壁に形成されたサイドウォールスペーサから
    成る浮遊ゲートとを含むスプリットゲート型メモリセル
    を備えた不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板表面に形成されたソース領域
    と、 ソース領域上に形成された第1の絶縁膜と、 第1の絶縁膜の側壁に形成された導電性のサイドウォー
    ルスペーサから成る浮遊ゲートと、 浮遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、 第2の絶縁膜を介して浮遊ゲートと少なくともその一部
    が重なり合って配置された制御ゲートとを含むスプリッ
    トゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 半導体基板表面に形成されたソース領域
    と、 ソース領域上に形成された第1の絶縁膜と、 第1の絶縁膜の側壁の一部に形成された導電性の第1の
    サイドウォールスペーサから成る浮遊ゲートと、 浮遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、 第1および第2の絶縁膜の側壁に形成された導電性の第
    2のサイドウォールスペーサから成る制御ゲートとを含
    むスプリットゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導
    体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板表面に形成されたソース領域
    と、 ソース領域上に形成された第1の絶縁膜と、 第1の絶縁膜の側壁に形成された導電性のサイドウォー
    ルスペーサから成る浮遊ゲートと、その浮遊ゲートの頂
    部が第1の絶縁膜から突出していることと、 浮遊ゲート上に形成された第2の絶縁膜と、 第2の絶縁膜を介して浮遊ゲートの頂部を覆うように形
    成された制御ゲートとを含むスプリットゲート型メモリ
    セルを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に電気的に独立した状態で
    配置された浮遊ゲートと、 第2の絶縁膜を介して少なくともその一部が浮遊ゲート
    と重なり合って配置された制御ゲートと、 浮遊ゲートの制御ゲートに対向する側とは反対側の半導
    体基板表面に形成されたソース領域と、 制御ゲートの浮遊ゲートに対向する側とは反対側の半導
    体基板表面に形成されたドレイン領域と、 ソース領域上に配置された第1の絶縁膜とを含み、 浮遊ゲートが第1の絶縁膜の側壁に形成された導電性の
    サイドウォールスペーサから成るスプリットゲート型メ
    モリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記浮遊ゲートが第1の絶縁膜の側壁の一部に形成され
    た導電性の第1のサイドウォールスペーサから成り、 前記制御ゲートが第1および第2の絶縁膜の側壁に形成
    された導電性の第2のサイドウォールスペーサから成る
    スプリットゲート型メモリセルを備えた不揮発性半導体
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装
    置において、 前記浮遊ゲートの頂部が第1の絶縁膜から突出し、その
    浮遊ゲートの頂部を第2の絶縁膜を介して制御ゲートが
    覆う不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    不揮発性半導体記憶装置において、前記第1の絶縁膜は
    一定の幅を有し、その幅がソース領域の幅に対応してい
    る不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板表面に形成されたソース領
    域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、 第1の絶縁膜の側壁に導電性のサイドウォールスペーサ
    から成る浮遊ゲートを形成する工程と、 浮遊ゲート上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 第2の絶縁膜を介して少なくともその一部が浮遊ゲート
    と重なり合って配置された制御ゲートを形成する工程
    と、 第1の絶縁膜および制御ゲートをマスクとして半導体基
    板に不純物をドープすることで、制御ゲートに対して自
    己整合的にドレイン領域を形成する工程とを備えた不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法において、 半導体基板上にマスクを形成する工程と、そのマスクは
    前記ソース領域に対応する部分に開口部が設けられてい
    ることと、 マスクの開口部から半導体基板に不純物をドープしてソ
    ース領域を形成する工程と、 マスクの開口部内に前記第1の絶縁膜を形成する工程と
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法において、 マスクの開口部内を含むデバイスの全面に第3の絶縁膜
    を形成することで、その開口部内を第3の絶縁膜によっ
    て埋め込む工程と、 デバイス表面を平坦化してマスクを露出させる工程と、 マスクを除去することで、前記開口部内に埋め込まれた
    第3の絶縁膜から成る第1の絶縁膜を形成する工程とを
    備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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JPH08321564A true JPH08321564A (ja) 1996-12-03

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000028597A1 (en) * 1998-11-10 2000-05-18 Programmable Silicon Solutions Nonvolatile memory
KR100293629B1 (ko) * 1998-03-30 2001-10-25 박종섭 플래쉬이이피롬셀,그제조방법및이를이용한프로그램,소거및독출방법
JP2002151608A (ja) * 2000-09-20 2002-05-24 Silicon Storage Technology Inc 制御ゲートスペーサを有する一連の半導体メモリ浮動ゲートメモリセルを形成する自己調整方法及びそれにより形成されるメモリアレイ
JP2004228571A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Samsung Electronics Co Ltd Sonos型不揮発性メモリ及びその製造方法
JP2005064506A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 自己整列型1ビットsonosセル及びその形成方法

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