JPH08321473A - 半導体基板用熱処理装置 - Google Patents

半導体基板用熱処理装置

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JPH08321473A
JPH08321473A JP15245595A JP15245595A JPH08321473A JP H08321473 A JPH08321473 A JP H08321473A JP 15245595 A JP15245595 A JP 15245595A JP 15245595 A JP15245595 A JP 15245595A JP H08321473 A JPH08321473 A JP H08321473A
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JP
Japan
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reaction gas
heat treatment
silicon wafer
treatment apparatus
holding member
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Withdrawn
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JP15245595A
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English (en)
Inventor
Yuuri Mizuo
有里 水尾
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコンウェハに対する均一でしかも適正な
熱処理を実現する半導体基板用熱処理装置を提供する。 【構成】 熱処理炉内に設置された石英ボート10に沿
って、保持部材15を介して複数のシリコンウェハWを
多段に積載し、反応ガスを導入してシリコンウェハWの
所定の熱処理を行う。シリコンウェハWの外周部を支持
するように保持部材15を配置し、この保持部材15も
しくは保持部材15の至近位置適所に反応ガス導入口1
8を設け、反応ガスがシリコンウェハW面に沿って流れ
るようにする。反応ガス導入口18は、上下の保持部材
15,15間の溝部16に設けられる。また、反応ガス
導入口18は、上段及び下段のシリコンウェハW,W間
では逆方向に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造に使
用する熱処理装置に係り、特に熱処理炉内でシリコンウ
ェハを酸化・拡散処理するために用いられるシリコンウ
ェハを積載する石英ボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種の熱処理装置の構
成例を示している。図において、1は反応ガス導入口2
を有する石英管、3は反応ガス導入口2の下方にて基台
4上に立設された石英ボートであり、この石英ボート3
は、シリコンウェハWの外周部に配置された複数の脚体
3a,3b(図示は省略したが、好適には例えば4本設
けられる)から構成される。各脚体3a,3bは、上下
方向に多数の溝状を形成して成る保持部材5を有してお
り、この保持部材5によってシリコンウェハWの外周部
を支持する(この例では4か所で支持する)ようになっ
ている。
【0003】かかる熱処理装置においてシリコンウェハ
Wの酸化・拡散処理を行う場合、多数のシリコンウェハ
Wを予め積載した石英ボート3を、図6に示したように
石英管1内に挿入する。そして、石英管1の上部の反応
ガス導入口2から図示のように反応ガス6を導入するこ
とにより行っていた。導入された反応ガス6は、図示例
のように各シリコンウェハWの外周部から回り込むよう
に該シリコンウェハWへ流れていく。なお、反応ガス6
は最終的に、石英管1の下部適所に設けた排出口から排
出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱処理装置において、装置上部に1か所だけ設けた反応
ガス導入口2から反応ガス6を導入し、その反応ガス6
の言わば自然対流によって反応ガス6を流すようにして
いるため、複数のシリコンウェハWに対して均一でしか
も各シリコンウェハWにて万遍なく反応ガス6を適用す
ることが困難であった。また特に、将来的にシリコンウ
ェハの大径化が進むと、その場合石英管内での反応ガス
の不均一性が顕著になり、シリコンウェハ面内での均一
な熱処理を期待し得ない。そして、その結果製品として
の半導体装置の品質のばらつき、或いはスループット低
下を招来する。
【0005】本発明はかかる実情に鑑み、シリコンウェ
ハに対する均一でしかも適正な熱処理を実現する半導体
基板用熱処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板用熱
処理装置は、熱処理炉内に設置された石英ボートに沿っ
て、保持部材を介して複数のシリコンウェハを多段に積
載し、反応ガスを導入して前記シリコンウェハの所定の
熱処理を行うようにした半導体基板用熱処理装置であっ
て、特に、前記シリコンウェハの外周部を支持するよう
に前記保持部材を配置し、この保持部材もしくは該保持
部材の至近位置適所に反応ガス導入口を設け、反応ガス
がシリコンウェハ面に沿って流れるようにしたものであ
る。
【0007】また、本発明の半導体基板用熱処理装置に
おいて、前記反応ガス導入口は、上下の保持部材間の溝
部に設けられる。
【0008】また、本発明の半導体基板用熱処理装置に
おいて、前記反応ガス導入口は、保持部材のウェハ支持
部に設けられる。
【0009】また、本発明の半導体基板用熱処理装置に
おいて、前記反応ガス導入口は、上段及び下段のシリコ
ンウェハ間では逆方向に設定される。
【0010】更に、本発明の半導体基板用熱処理装置に
おいて、前記反応ガス導入口の開口部が、拡開するよう
に且つ偏平に形成したものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、石英ボートにおいて、処理さ
れるべきシリコンウェハ(被処理シリコンウェハ)を積
載する保持部材間の溝部、或いは保持部材のウェハ支持
部に反応ガス導入口を設ける。この場合、反応ガス導入
口の向きを上段及び下段のシリコンウェハ間では逆方向
に設定することにより、熱処理炉全体としての均一性を
図ると共に、単一の被処理シリコンウェハ自体において
も熱処理の均一性を確保することができる。
【0012】また本発明によれば、反応ガス導入口の開
口部を拡開させると共に、偏平に形成することによっ
て、保持部材によって積載される被処理シリコンウェハ
間のピッチを広げることなく、そのウェハ面内にて反応
ガス分布を均一化することができる。そして、このこと
によりスループットの低下を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図5に基づき、本発明による半
導体基板用熱処理装置の好適な実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明の半導体基板用熱処理装置
の一実施例に係る石英ボート10まわりの構成例を示し
ている。図において、石英ボート10は、図示されてい
ない熱処理炉(図6に示した石英管1と実質的に同等で
ある。)内で基台17上に立設され、その熱処理炉内に
て所定の熱処理を行うものとする。この石英ボート10
は、シリコンウェハWの外周部に配置されたこの例では
4つの脚体11〜14(図2をも参照)により構成され
る。
【0015】脚体11〜14の各々は、上下方向に沿っ
て多数の溝状を形成して成る保持部材15を有してお
り、この保持部材15によって図2のように、シリコン
ウェハWの外周部を4か所で支持するようになってい
る。即ち、各脚体11,12,13及び14において、
保持部材15の相互間に溝部16を設けると共に、保持
部材15を所定の間隔ピッチで配置する。脚体11,1
2,13及び14における同一高さの保持部材15同士
毎にシリコンウェハWを積載する。
【0016】この実施例では保持部材の至近位置、即ち
所望の保持部材15間の溝部16に反応ガス導入口18
を設け、反応ガスがシリコンウェハW面に沿って流れる
ようにしたものである。この場合、図1に示されるよう
に脚体11,12,13及び14内に反応ガス導入管1
9を埋設し、各反応ガス導入口18を反応ガス導入管1
9に接続する。ここで、反応ガス導入口18の構成例を
図3に示す。この好適例のように、反応ガス導入口18
の開口部18aを拡開させる共に、且つ偏平に形成す
る。また、開口部18aがシリコンウェハW面の中心部
を向くように、反応ガス導入口18を配置する。
【0017】また、反応ガス導入口18の設定もしくは
配設方法の例としては、1枚のシリコンウェハWに対し
て、好適には1つの反応ガス導入口18を設定する。こ
の場合、例えば対向する脚体11と脚体13の間で、溝
部16に上から下へと交互に配設する。つまり、このよ
うに反応ガス導入口18を設けると、上段及び下段のシ
リコンウェハW,W間では反応ガス導入口18が逆方向
に設定される。なお、脚体11,12,13及び14に
おける溝部16に順次上から下へと配設するようにして
もよい。
【0018】上記構成で成る半導体基板用熱処理装置に
おいて、石英ボート10を用いてシリコンウェハWの酸
化・拡散処理を行う場合、先ず石英ボート10に所定の
シリコンウェハWを予め積載し、その石英ボート10を
図6のように熱処理炉内に挿入する。このとき反応ガス
導入口18から窒素ガスを流出しておき、これにより窒
素ガスがシリコンウェハW面に沿って流れる。このよう
に予め窒素ガスを流しておくことによって、シリコンウ
ェハWの表面にパーティクル等が付着するのを防ぐこと
ができる。次に、石英ボート10の挿入後、各反応ガス
導入口18から窒素、酸素、水素等の反応ガスを所定比
率で流出させ(図1及び図2、点線矢印参照)、所定時
間だけ酸化・拡散処理を行う。
【0019】このように反応ガス導入口18から反応ガ
スを流出させるが、上記のように溝部16にて反応ガス
導入口18の向きを逆方向に設定することにより、熱処
理炉全体として均一に、即ち石英ボート10の上下でば
らつきなく、反応ガスを流出させることができる。ま
た、各シリコンウェハWに対して、開口部18aが拡開
した反応ガス導入口18から反応ガスを流出させること
により、シリコンウェハW面に均一に反応ガスを分布さ
せることができる。従って、石英ボート10に積載され
たシリコンウェハWの全体としても単体でも、反応ガス
分布を均一化することができる。
【0020】かくして、シリコンウェハWの酸化・拡散
処理の完了後、石英ボート10を熱処理炉から引き出す
るが、このときにも反応ガス導入口18から窒素ガスを
流出しておく。なお、この場合にも窒素ガスを流してお
くことによって、シリコンウェハWの表面にパーティク
ル等が付着するのを防いでいる。
【0021】図4は、本発明の半導体基板用熱処理装置
における別の構成例による石英ボート20まわりを示し
ている。この石英ボート20の基本構成は、上述したも
のと実質的に同様であり、即ち4つの脚体11〜14に
より構成され、熱処理炉内にて所定の熱処理を行うもの
とする。
【0022】この例の石英ボート20では、特に反応ガ
ス導入口18は、保持部材15のウェハ支持部15a
(即ち、各脚体11,12,13及び14における突出
部)に設けられる。この場合にも、反応ガス導入口18
の開口部18aを拡開させる共に、且つ偏平に形成し、
また、開口部18aがシリコンウェハW面の中心部を向
くように反応ガス導入口18を配置する。図4及び図5
の図示例では、反応ガス導入口18を脚体11と脚体1
3の間で、ウェハ支持部15aに上から下へと交互に配
設し、つまり上段及び下段のシリコンウェハW,W間で
は反応ガス導入口18が逆方向に設定される。
【0023】このように構成した石英ボート20を用い
てシリコンウェハWの酸化・拡散処理を行う場合でも、
熱処理炉全体として均一に、シリコンウェハW自体にお
いて均一に反応ガスを流出させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、石
英ボートにおいてシリコンウェハを積載する際の保持部
材を有効に利用して、その保持部材部分に反応ガス導入
口を設けることにより、熱処理炉全体としてのみなら
ず、シリコンウェハ単体においても反応ガスを均一に分
布させ、これにより熱処理の均一性を格段に向上させる
ことができる。従って半導体装置の品質ばらつきをなく
すると共に、スループットを改善し、更にはシリコンウ
ェハに大径化に有効に対応することができる等の利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板用熱処理装置の一実施例に
係る石英ボートまわりの構成例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の半導体基板用熱処理装置に係る反応ガ
ス導入口の斜視図である。
【図4】本発明の半導体基板用熱処理装置における別の
構成例による石英ボートまわりを示す部分断面図であ
る。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】従来の熱処理装置の構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,20 石英ボート 11,12,13,14 脚体 15 保持部材 16 溝部 18 反応ガス導入口 19 反応ガス導入管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理炉内に設置された石英ボートに沿
    って、保持部材を介して複数のシリコンウェハを多段に
    積載し、反応ガスを導入して前記シリコンウェハの所定
    の熱処理を行うようにした半導体基板用熱処理装置であ
    って、 前記シリコンウェハの外周部を支持するように前記保持
    部材を配置し、この保持部材もしくは該保持部材の至近
    位置適所に反応ガス導入口を設け、反応ガスがシリコン
    ウェハ面に沿って流れるようにしたことを特徴とする半
    導体基板用熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記反応ガス導入口は、上下の保持部材
    間の溝部に設けられることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体基板用熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記反応ガス導入口は、保持部材のウェ
    ハ支持部に設けられることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体基板用熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記反応ガス導入口は、上段及び下段の
    シリコンウェハ間では逆方向に設定されることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の半導体基板用熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記反応ガス導入口の開口部が、拡開す
    るように且つ偏平に形成したことを特徴とする請求項2
    〜4のいずれかに記載の半導体基板用熱処理装置。
JP15245595A 1995-05-26 1995-05-26 半導体基板用熱処理装置 Withdrawn JPH08321473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100678475B1 (ko) * 2005-03-16 2007-02-02 삼성전자주식회사 웨이퍼 세정용 보트 및 이를 갖는 스토리지
CN112382596A (zh) * 2020-11-10 2021-02-19 北京北方华创微电子装备有限公司 承载装置及半导体工艺腔室

Cited By (2)

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Effective date: 20020806