JPH08321308A - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
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- JPH08321308A JPH08321308A JP7152522A JP15252295A JPH08321308A JP H08321308 A JPH08321308 A JP H08321308A JP 7152522 A JP7152522 A JP 7152522A JP 15252295 A JP15252295 A JP 15252295A JP H08321308 A JPH08321308 A JP H08321308A
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- JP
- Japan
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- condensed polycyclic
- polycyclic hydrocarbon
- hydrogen
- hydrocarbon polymer
- chain
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】分子中の水素(H)と炭素(C)の原子比(H
/C)が0.5〜0.75の範囲にある鎖状縮合多環式
炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン吸蔵材として
使用されている。 【効果】黒鉛と比較しても大きな容量を有する鎖状縮合
多環式炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン吸蔵材
として使用されているので、本発明電池は、充放電容量
が大きい。
/C)が0.5〜0.75の範囲にある鎖状縮合多環式
炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン吸蔵材として
使用されている。 【効果】黒鉛と比較しても大きな容量を有する鎖状縮合
多環式炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン吸蔵材
として使用されているので、本発明電池は、充放電容量
が大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリチウム二次電池に係わ
り、詳しくはその高容量化を図ることを目的とした、負
極に使用するリチウムイオン吸蔵材の改良に関する。
り、詳しくはその高容量化を図ることを目的とした、負
極に使用するリチウムイオン吸蔵材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
リチウム二次電池が、正極活物質を適宜選択することに
より高電圧化が可能なことから、注目されている。リチ
ウムが水と容易に反応してしまうことに鑑み電解質とし
て非水電解質を使用するので水の分解電圧を考慮する必
要がないからである。
リチウム二次電池が、正極活物質を適宜選択することに
より高電圧化が可能なことから、注目されている。リチ
ウムが水と容易に反応してしまうことに鑑み電解質とし
て非水電解質を使用するので水の分解電圧を考慮する必
要がないからである。
【0003】この電池の負極のリチウムイオン吸蔵材と
しては、黒鉛、コークス、有機物焼成体等の炭素材料
が、容量が大きい、樹枝状の電析リチウムの成長に起因
する内部短絡が起こる虞れがない、などの利点を有する
ことから注目されている。なかでも、黒鉛は、他の炭素
材料に比べて容量が極めて大きいことから、リチウムイ
オン吸蔵材として最も有望視されている炭素材料であ
る。
しては、黒鉛、コークス、有機物焼成体等の炭素材料
が、容量が大きい、樹枝状の電析リチウムの成長に起因
する内部短絡が起こる虞れがない、などの利点を有する
ことから注目されている。なかでも、黒鉛は、他の炭素
材料に比べて容量が極めて大きいことから、リチウムイ
オン吸蔵材として最も有望視されている炭素材料であ
る。
【0004】しかしながら、黒鉛の場合、充電により炭
素6原子に対してリチウムが1原子よりも多く挿入され
ることはない。このため、負極の単位質量当たりの放電
容量は、C6 Li(組成式)の理論容量である372m
Ah/gを越えることはない。このため、より一層高容
量のリチウムイオン吸蔵材の出現が待ち望まれていた。
素6原子に対してリチウムが1原子よりも多く挿入され
ることはない。このため、負極の単位質量当たりの放電
容量は、C6 Li(組成式)の理論容量である372m
Ah/gを越えることはない。このため、より一層高容
量のリチウムイオン吸蔵材の出現が待ち望まれていた。
【0005】本発明は、かかる要望に応えるべくなされ
たものであって、その目的とするところは、黒鉛を負極
のリチウムイオン吸蔵材として使用したリチウム二次電
池と比較しても格段大きな容量を有するリチウム二次電
池を提供するにある。
たものであって、その目的とするところは、黒鉛を負極
のリチウムイオン吸蔵材として使用したリチウム二次電
池と比較しても格段大きな容量を有するリチウム二次電
池を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るリチウム二次電池(本発明電池)は、正
極と、分子中の水素(H)と炭素(C)の原子比(H/
C)が0.5〜0.75の範囲にある鎖状縮合多環式炭
化水素ポリマーを負極のリチウムイオン吸蔵材とするも
のである。
の本発明に係るリチウム二次電池(本発明電池)は、正
極と、分子中の水素(H)と炭素(C)の原子比(H/
C)が0.5〜0.75の範囲にある鎖状縮合多環式炭
化水素ポリマーを負極のリチウムイオン吸蔵材とするも
のである。
【0007】本発明におけるH/Cが0.5〜0.75
の鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、ベンゼン環が鎖
状に縮重合してできたポリマーである。主鎖の一部に側
鎖を有するものも含まれる。部分的にトリフェニレン構
造を有するものも含まれる。鎖状縮合多環式炭化水素ポ
リマーのH/Cが0.5〜0.75に限定されるのは、
H/Cが0.75を越えると、本発明で意図する鎖状縮
合多環式炭化水素構造を維持できなくなるからである。
なお、分子量が増加するにつれてH/Cは小さくなり、
0.5に近づくが、鎖状高分子である限り、H/Cが
0.5を下回ることはない。すなわち、H/Cが0.5
未満になると面状高分子になる。H/Cがさらに小さく
なって0に近づくと黒鉛に近い平面構造になる。
の鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、ベンゼン環が鎖
状に縮重合してできたポリマーである。主鎖の一部に側
鎖を有するものも含まれる。部分的にトリフェニレン構
造を有するものも含まれる。鎖状縮合多環式炭化水素ポ
リマーのH/Cが0.5〜0.75に限定されるのは、
H/Cが0.75を越えると、本発明で意図する鎖状縮
合多環式炭化水素構造を維持できなくなるからである。
なお、分子量が増加するにつれてH/Cは小さくなり、
0.5に近づくが、鎖状高分子である限り、H/Cが
0.5を下回ることはない。すなわち、H/Cが0.5
未満になると面状高分子になる。H/Cがさらに小さく
なって0に近づくと黒鉛に近い平面構造になる。
【0008】分子中のH/Cが0.5〜0.75である
鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、例えばヘキサハロ
ゲン化1,3−ブタジエン(1,3−ブタジエンの6個
の水素原子を全て、塩素、フッ素、臭素又はヨウ素で置
換したもの)を、窒素ガス又は不活性ガス中にて、20
0〜600°Cで2時間以上加熱して縮合多環式炭化水
素オリゴマーを作製した後、得られた縮合多環式炭化水
素オリゴマーを、窒素ガス又は不活性ガスと水素ガスと
の混合ガス中にて、800〜1000°Cで1時間以上
加熱することにより得られる。窒素ガス又は不活性ガス
と水素ガスとの混合比は体積比で99.9:0.1〜9
5:5が好ましい。なお、不活性ガスとしては、アルゴ
ンガスが好適である。
鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、例えばヘキサハロ
ゲン化1,3−ブタジエン(1,3−ブタジエンの6個
の水素原子を全て、塩素、フッ素、臭素又はヨウ素で置
換したもの)を、窒素ガス又は不活性ガス中にて、20
0〜600°Cで2時間以上加熱して縮合多環式炭化水
素オリゴマーを作製した後、得られた縮合多環式炭化水
素オリゴマーを、窒素ガス又は不活性ガスと水素ガスと
の混合ガス中にて、800〜1000°Cで1時間以上
加熱することにより得られる。窒素ガス又は不活性ガス
と水素ガスとの混合比は体積比で99.9:0.1〜9
5:5が好ましい。なお、不活性ガスとしては、アルゴ
ンガスが好適である。
【0009】第1工程において200〜600°Cで加
熱するのは、200°C未満であると、縮重合が起こり
にくく、一方600°Cを越えると、出発原料たる1,
3−ブタジエン又はそのハロゲン化物が熱分解してしま
うからである。
熱するのは、200°C未満であると、縮重合が起こり
にくく、一方600°Cを越えると、出発原料たる1,
3−ブタジエン又はそのハロゲン化物が熱分解してしま
うからである。
【0010】第2工程において800〜1000°Cで
加熱するのは、750°C未満であると、ポリマー化が
十分に進行せず、一方1000°Cを越えると、黒鉛化
が進行して、本発明が企図する極めて高容量のものが得
られなくなるからである。また、第2工程において、水
素ガスを含有する窒素ガス又は不活性ガス中にて加熱す
るのは、ハロゲンを水素置換するためである。
加熱するのは、750°C未満であると、ポリマー化が
十分に進行せず、一方1000°Cを越えると、黒鉛化
が進行して、本発明が企図する極めて高容量のものが得
られなくなるからである。また、第2工程において、水
素ガスを含有する窒素ガス又は不活性ガス中にて加熱す
るのは、ハロゲンを水素置換するためである。
【0011】第1工程から第2工程に移る際の昇温速度
は、5°C/分以下が好ましく、1°C/分程度が特に
好ましい。5°C/分よりも急激に昇温すると、設定温
度をオーバーシュートする可能性が高く、分解が生じ易
い。
は、5°C/分以下が好ましく、1°C/分程度が特に
好ましい。5°C/分よりも急激に昇温すると、設定温
度をオーバーシュートする可能性が高く、分解が生じ易
い。
【0012】本発明の特徴は、負極に高容量の特定の材
料を使用した点にある。それゆえ、正極材料、非水電解
液などの電池を構成する他の部材については、リチウム
二次電池用として従来提案され、或いは実用されている
種々の材料を特に制限なく用いることが可能である。
料を使用した点にある。それゆえ、正極材料、非水電解
液などの電池を構成する他の部材については、リチウム
二次電池用として従来提案され、或いは実用されている
種々の材料を特に制限なく用いることが可能である。
【0013】例えば、正極材料(正極活物質)として
は、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵及び放出するこ
とができる、LiCoO2 、LiNiO2 、Li2 Co
NiO4 、LiMn2 O4 、LiFeO2 などを使用す
ることができる。
は、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵及び放出するこ
とができる、LiCoO2 、LiNiO2 、Li2 Co
NiO4 、LiMn2 O4 、LiFeO2 などを使用す
ることができる。
【0014】また、非水電解液としては、エチレンカー
ボネート、ビニレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ートなどの高誘電率溶媒や、これらとジエチルカーボネ
ート、ジメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタ
ン、1,2−ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタ
ンなどの低沸点溶媒との混合溶媒に、LiPF6 、Li
ClO4 、LiCF3 SO3 、LiN(CF3 SO2 )
2 、LiBF4 、LiAsF6 などを溶かした溶液を使
用することができる。
ボネート、ビニレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ートなどの高誘電率溶媒や、これらとジエチルカーボネ
ート、ジメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタ
ン、1,2−ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタ
ンなどの低沸点溶媒との混合溶媒に、LiPF6 、Li
ClO4 、LiCF3 SO3 、LiN(CF3 SO2 )
2 、LiBF4 、LiAsF6 などを溶かした溶液を使
用することができる。
【0015】
【作用】炭素材料の中では容量が大きい黒鉛と比較して
もさらに容量の大きい鎖状縮合多環式炭化水素ポリマー
が負極材料として使用されているので、充放電容量が大
きい。これは、黒鉛は、6員炭素環が二次元的に連なっ
た層が積み重なった層状構造を有する六方晶系の結晶で
あり、層間にはリチウムイオンが規定の量しか入り得な
いのに対して、鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、ベ
ンゼン環が鎖状に連なった線状ポリマーであり、これら
が互いに絡み合ってリチウムイオン吸蔵材を形成するた
め、多量のリチウムイオンが入り得ることによるものと
推察される。
もさらに容量の大きい鎖状縮合多環式炭化水素ポリマー
が負極材料として使用されているので、充放電容量が大
きい。これは、黒鉛は、6員炭素環が二次元的に連なっ
た層が積み重なった層状構造を有する六方晶系の結晶で
あり、層間にはリチウムイオンが規定の量しか入り得な
いのに対して、鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーは、ベ
ンゼン環が鎖状に連なった線状ポリマーであり、これら
が互いに絡み合ってリチウムイオン吸蔵材を形成するた
め、多量のリチウムイオンが入り得ることによるものと
推察される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変
更して実施することが可能なものである。
【0017】(実験1)ヘキサクロロ−1,3−ブタジ
エンをアルゴンガス中にて、400°Cで2時間加熱し
て、縮合多環式炭化水素オリゴマーを作製した。その
後、アルゴンガスを窒素と水素の体積比99:1の混合
ガスで置換し、反応系の温度を5°C/分の昇温速度で
900°Cに昇温した後、1時間加熱して、鎖状縮合多
環式炭化水素ポリマーを作製した。なお、得られた鎖状
縮合多環式炭化水素ポリマーを元素分析して分子中のH
/Cを調べたところ、0.53であった。この鎖状縮合
多環式炭化水素ポリマー又は市販の天然黒鉛と、ポリフ
ッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドン(NM
P)に5重量%溶かした結着剤溶液とを重量比95:5
で混練してスラリーを調製し、このスラリーを集電体と
しての銅箔の両面にドクターブレード法により塗布して
各面に厚さ50μmの活物質層を形成した後、150°
Cで2時間真空乾燥して、2種の試験電極を作製した。
エンをアルゴンガス中にて、400°Cで2時間加熱し
て、縮合多環式炭化水素オリゴマーを作製した。その
後、アルゴンガスを窒素と水素の体積比99:1の混合
ガスで置換し、反応系の温度を5°C/分の昇温速度で
900°Cに昇温した後、1時間加熱して、鎖状縮合多
環式炭化水素ポリマーを作製した。なお、得られた鎖状
縮合多環式炭化水素ポリマーを元素分析して分子中のH
/Cを調べたところ、0.53であった。この鎖状縮合
多環式炭化水素ポリマー又は市販の天然黒鉛と、ポリフ
ッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドン(NM
P)に5重量%溶かした結着剤溶液とを重量比95:5
で混練してスラリーを調製し、このスラリーを集電体と
しての銅箔の両面にドクターブレード法により塗布して
各面に厚さ50μmの活物質層を形成した後、150°
Cで2時間真空乾燥して、2種の試験電極を作製した。
【0018】次いで、これらの試験電極を使用して、2
種の試験セルX(試験電極:鎖状縮合多環式炭化水素ポ
リマー),Y(試験電極:黒鉛)を組み立てた。すなわ
ち、各試験電極と、対極としての金属リチウム箔とをセ
パレータを介在させて渦巻き状に巻回して電極体を作製
し、この電極体を参照極としての金属リチウム箔ととも
に、非水電解液を注液した容器内に収納して、試験セル
を作製した。非水電解液としては、エチレンカーボネー
トとジエチルカーボネートとの体積比2:3の混合溶媒
に、LiPF6 を1モル/リットル溶かした溶液を使用
した。また、セパレータとしては、ポリプロピレン製の
微多孔膜を使用した。
種の試験セルX(試験電極:鎖状縮合多環式炭化水素ポ
リマー),Y(試験電極:黒鉛)を組み立てた。すなわ
ち、各試験電極と、対極としての金属リチウム箔とをセ
パレータを介在させて渦巻き状に巻回して電極体を作製
し、この電極体を参照極としての金属リチウム箔ととも
に、非水電解液を注液した容器内に収納して、試験セル
を作製した。非水電解液としては、エチレンカーボネー
トとジエチルカーボネートとの体積比2:3の混合溶媒
に、LiPF6 を1モル/リットル溶かした溶液を使用
した。また、セパレータとしては、ポリプロピレン製の
微多孔膜を使用した。
【0019】〔充放電試験〕各試験セルについて、25
°Cにおいて、電流密度0.1mA/cm2 で0V(v
s.Li/Li+ )まで充電した後、電流密度0.1m
A/cm2 で1Vまで放電する充放電試験を行って、各
試験電極の充放電特性を調べた。結果を図1に示す。図
1は、各試験セルの充放電特性を、縦軸に電位(Vv
s.Li/Li+ )を、横軸にリチウムイオン吸蔵材1
g当たりの充放電容量(mAh/g)をとって示したグ
ラフである。
°Cにおいて、電流密度0.1mA/cm2 で0V(v
s.Li/Li+ )まで充電した後、電流密度0.1m
A/cm2 で1Vまで放電する充放電試験を行って、各
試験電極の充放電特性を調べた。結果を図1に示す。図
1は、各試験セルの充放電特性を、縦軸に電位(Vv
s.Li/Li+ )を、横軸にリチウムイオン吸蔵材1
g当たりの充放電容量(mAh/g)をとって示したグ
ラフである。
【0020】図1に示すように、試験セルXは、試験セ
ルYに比べて、リチウムイオン吸蔵材1g当たりの充放
電容量が格段大きい。このことから、鎖状縮合多環式炭
化水素ポリマーは、天然黒鉛に比べて、単位質量当たり
の容量が格段大きいことが分かる。
ルYに比べて、リチウムイオン吸蔵材1g当たりの充放
電容量が格段大きい。このことから、鎖状縮合多環式炭
化水素ポリマーは、天然黒鉛に比べて、単位質量当たり
の容量が格段大きいことが分かる。
【0021】(実験2) 〔正極の作製〕正極活物質としての平均粒径約5μmの
LiNiO2 粉末、LiCoO2 粉末又はLi2 NiC
oO4 粉末と、導電剤としての人造黒鉛粉末とを、重量
比9:1で混合して、正極合剤を調製した。この正極合
剤と結着剤溶液(試験セルの作製において使用したもの
と同じもの)とを重量比95:5で混練してスラリーを
調製し、このスラリーを正極集電体としてのアルミニウ
ム箔の両面にドクターブレード法により塗布して各面に
厚さ50μmの正極活物質層を形成した後、150°C
で2時間真空乾燥して、3種類の正極を作製した。
LiNiO2 粉末、LiCoO2 粉末又はLi2 NiC
oO4 粉末と、導電剤としての人造黒鉛粉末とを、重量
比9:1で混合して、正極合剤を調製した。この正極合
剤と結着剤溶液(試験セルの作製において使用したもの
と同じもの)とを重量比95:5で混練してスラリーを
調製し、このスラリーを正極集電体としてのアルミニウ
ム箔の両面にドクターブレード法により塗布して各面に
厚さ50μmの正極活物質層を形成した後、150°C
で2時間真空乾燥して、3種類の正極を作製した。
【0022】〔負極の作製〕実験1で使用したものと同
じ鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーを使用して負極を作
製した。
じ鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーを使用して負極を作
製した。
【0023】〔非水電解液〕実験1で使用したものと同
じ非水電解液を使用した。
じ非水電解液を使用した。
【0024】〔電池の組立〕以上の正極と負極と非水電
解液とを用いて円筒型(AAサイズ)のリチウム二次電
池(本発明電池)A1(正極活物質:LiNiO2 ),
A2(正極活物質:LiCoO2 ),A3(正極活物
質:Li2 NiCoO4 )を組み立てた。セパレータと
しては、試験電極の作製において使用したものと同じも
のを使用した。また、リチウムイオン吸蔵材として天然
黒鉛を使用したこと以外は本発明電池A1〜A3と同様
にして、比較電池B1(正極活物質:LiNiO2 ),
B2(正極活物質:LiCoO2 ),B3(正極活物
質:Li2 NiCoO4 )を組み立てた。
解液とを用いて円筒型(AAサイズ)のリチウム二次電
池(本発明電池)A1(正極活物質:LiNiO2 ),
A2(正極活物質:LiCoO2 ),A3(正極活物
質:Li2 NiCoO4 )を組み立てた。セパレータと
しては、試験電極の作製において使用したものと同じも
のを使用した。また、リチウムイオン吸蔵材として天然
黒鉛を使用したこと以外は本発明電池A1〜A3と同様
にして、比較電池B1(正極活物質:LiNiO2 ),
B2(正極活物質:LiCoO2 ),B3(正極活物
質:Li2 NiCoO4 )を組み立てた。
【0025】〔充放電試験〕各電池について、25°C
において200mAで4.1Vまで充電した後、25°
Cにおいて200mAで2.75Vまで放電する充放電
試験を行って、充放電特性を調べた。結果を図2に示
す。図2は、各電池の充放電特性を、縦軸に電池電圧
(V)を、また横軸に充放電容量(mAh)をとって示
したグラフである。
において200mAで4.1Vまで充電した後、25°
Cにおいて200mAで2.75Vまで放電する充放電
試験を行って、充放電特性を調べた。結果を図2に示
す。図2は、各電池の充放電特性を、縦軸に電池電圧
(V)を、また横軸に充放電容量(mAh)をとって示
したグラフである。
【0026】図2に示すように、容量の大きい鎖状縮合
多環式炭化水素ポリマーを負極のリチウムイオン吸蔵材
として使用した本発明電池A1〜A3は、天然黒鉛を負
極のリチウムイオン吸蔵材として使用した比較電池B1
〜B3に比べて、充放電容量が格段大きい。特に、Li
CoO2 を正極活物質として使用した本発明電池A2
は、充放電容量が750mAhと極めて大きい。
多環式炭化水素ポリマーを負極のリチウムイオン吸蔵材
として使用した本発明電池A1〜A3は、天然黒鉛を負
極のリチウムイオン吸蔵材として使用した比較電池B1
〜B3に比べて、充放電容量が格段大きい。特に、Li
CoO2 を正極活物質として使用した本発明電池A2
は、充放電容量が750mAhと極めて大きい。
【0027】上記実施例では、本発明を円筒型のリチウ
ム二次電池に適用する場合を例に挙げて説明したが、本
発明は電池形状に特に制限があるわけではなく、扁平
型、角型など、他の種々の形状のリチウム二次電池に適
用し得るものである。
ム二次電池に適用する場合を例に挙げて説明したが、本
発明は電池形状に特に制限があるわけではなく、扁平
型、角型など、他の種々の形状のリチウム二次電池に適
用し得るものである。
【0028】
【発明の効果】黒鉛と比較しても大きな容量を有する鎖
状縮合多環式炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン
吸蔵材として使用されているので、本発明電池は、充放
電容量が大きい。
状縮合多環式炭化水素ポリマーが負極のリチウムイオン
吸蔵材として使用されているので、本発明電池は、充放
電容量が大きい。
【図1】実施例で組み立てた各試験セルの充放電特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図2】実施例で組み立てた本発明電池及び比較電池の
充放電特性を示すグラフである。
充放電特性を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 山崎 幹也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 俊彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】分子中の水素(H)と炭素(C)の原子比
(H/C)が0.5〜0.75の範囲にある鎖状縮合多
環式炭化水素ポリマーを負極のリチウムイオン吸蔵材と
するリチウム二次電池。 - 【請求項2】前記鎖状縮合多環式炭化水素ポリマーが、
ヘキサハロゲン化1,3−ブタジエンを、窒素ガス又は
不活性ガス中にて、200〜600°Cで加熱して縮合
多環式炭化水素オリゴマーを作製し、次いで前記縮合多
環式炭化水素オリゴマーを、窒素ガス又は不活性ガスと
水素ガスとの混合ガス中にて、800〜1000°Cで
加熱することにより得られたものである請求項1記載の
リチウム二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152522A JPH08321308A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | リチウム二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7152522A JPH08321308A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | リチウム二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08321308A true JPH08321308A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15542285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7152522A Pending JPH08321308A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | リチウム二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08321308A (ja) |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7152522A patent/JPH08321308A/ja active Pending
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