JPH08321052A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光ヘッドアクチュエータ

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JPH08321052A
JPH08321052A JP7122844A JP12284495A JPH08321052A JP H08321052 A JPH08321052 A JP H08321052A JP 7122844 A JP7122844 A JP 7122844A JP 12284495 A JP12284495 A JP 12284495A JP H08321052 A JPH08321052 A JP H08321052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens holder
optical head
wire
head actuator
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP7122844A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Sugawara
正吉 菅原
Kenji Kato
賢二 加藤
Hiroshi Sanpei
博 三瓶
Satoshi Hasumi
聡 羽角
Ikuo Onuma
郁夫 大沼
Hiroyuki Okuda
裕之 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP7122844A priority Critical patent/JPH08321052A/ja
Publication of JPH08321052A publication Critical patent/JPH08321052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションワイヤを改良することで他の
特別な部品を用いることなく、光ピックアップ部に対す
る所定の制振効果を得ることのできる光ヘッドアクチュ
エータを提供すること。 【構成】 レンズホルダ4を変位可能に支持している複
数本のサスペンションワイヤ7のうち、左右方向、上下
方向の少なくとも一方に関して隣り合う2本の前記サス
ペンションワイヤを、ワイヤ支持ブロック18からレン
ズホルダ4側に向けて間隔が狭くなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ装
置に設けられる光ヘッドアクチュエータに関し、特に、
光ピックアップ部の制振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクドライブ装置において
は、光ピックアップ用のレンズを搭載した光ピックアッ
プ部の安定した支持を行うために、光ピックアップ部の
支持機構にダンピング手段を設けて不要振動の抑制を
し、安定した制振構造としていた。以下に、このような
ダンピング手段について図5を参照して説明する。
【0003】上記ダンピング手段の一つとして、ゲル状
のダンピング材が挙げられる。光ピックアップ部の支持
部材として、一般に使用されている線状のワイヤを用い
る場合、その端部に、ゲル状のダンピング材を付着させ
ることが行われている。しかし、これだけでは十分な制
振効果は得られない。そこで、ゲル状のダンピング材の
充填ホルダを設けた従来例として特開平2−23282
4号公報には以下のような構成のものが開示されてい
る。
【0004】従来構成を示す図5において、対物レンズ
101はレンズホルダ102に固着されている。レンズ
ホルダ102は4本の平行に配置された金属製のワイヤ
103により変位可能に支持される。すなわち、ワイヤ
103の一端がレンズホルダ102に固定され、他端は
図示しない固定ベースに固着したワイヤ支持ブロック1
04に固定されている。これによりレンズホルダ102
を片持ちに支持していることになる。ダンパケース10
8はレンズホルダ102側に向けて2個の穴を有し、ワ
イヤ支持ブロック104とともに固定ベースに固着され
る。ゲル状のダンピング材109(熱硬化性もしくは紫
外線硬化型のシリコーンを主成分とするゲル)は、かか
るダンパケース108の穴に充填保持される構成であ
り、そのダンピング材109にレンズホルダ102の側
部に形成したピン102aが挿入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような制振構造に
よれば、ある程度の制振効果を期待できるものの、ダン
パケース108を必要とし、部品点数が増えると共に取
付けのための工程も増えることになる。
【0006】そこで、本発明の課題は、ワイヤを改良す
ることで他の特別な部品を用いることなく所定の制振効
果を得ることのできる光ヘッドアクチュエータを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピックアップ
用のレンズを保持するレンズホルダと、固定ベースに設
けられたワイヤ支持ブロックと、このワイヤ支持ブロッ
クの左右両側から上下方向に間隔をおいて延びて前記レ
ンズホルダを変位可能に支持している複数本のサスペン
ションワイヤと、前記レンズホルダをトラッキング方
向、フォーカス方向に変位させる駆動装置とを備えた光
ヘッドアクチュエータにおいて、前記左右方向、前記上
下方向の少なくとも一方に関して隣り合う2本の前記サ
スペンションワイヤを、前記ワイヤ支持ブロックから前
記レンズホルダ側に向けて間隔が狭くなるようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】なお、前記サスペンションワイヤは、ワイ
ヤ部材とその両端に一体成形された取付片とから成り、
しかも前記ワイヤ部材は一方の前記取付片に対してはそ
の幅方向の一方寄りで連結され、他方の前記取付片に対
してはその幅方向の他方寄りで連結されていることが好
ましい。
【0009】また、前記ワイヤ部材の断面形状は、上下
方向あるいは左右方向に関して細長い形状とするのが好
ましい。
【0010】
【作用】レンズホルダを片持ち式に支持している複数本
のサスペンションワイヤのうち、例えば左右方向に関し
て隣り合う2本のサスペンションワイヤをレンズホルダ
側に近づくにつれて間隔が狭くなるようにすると、左右
方向、すなわちトラッキング方向の振動に対する制振効
果が向上する。一方、上下方向に関して隣り合う2本の
サスペンションワイヤを同様に構成すると、上下方向、
すなわちフォーカス方向の振動に対する制振効果が向上
する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1(a),(b)において、光ヘッ
ドアクチュエータ1は、対物レンズ2を保持するホルダ
として機能するレンズホルダ4、上下方向及び左右方向
に変位可能となるようにレンズホルダ4を支持する固定
ベースとして機能するアクチュエータベース20と、こ
れらに設けられた駆動装置とを備えている。
【0012】レンズホルダ4には、その中央部に孔部4
aが設けられている。孔部4aの縁には、フォーカスコ
イル6が設けられ、このフォーカスコイル6には一対の
トラッキングコイル5a,5bが設けられている。ま
た、レンズホルダ4の両側に上下に2本づつ弾性を有す
る線材からなるサスペンションワイヤ7の一端が、ねじ
8によって固定されている。
【0013】一方、アクチュエータベース20には、重
ね合わされたヨーク11とマグネット12からなる2組
の磁気発生部が、レンズホルダ4の孔部4a内に挿入さ
れ、アクチュエータベース20に固定されている。一方
の磁気発生部はトラッキングコイル5a,5bに隣接
し、他方の磁気発生部はフォーカスコイル6内に位置し
ている。
【0014】また、サスペンションワイヤ7の他端はワ
イヤ支持ブロック18にねじ9によって固定されてい
る。レンズホルダ4を変位させるための駆動装置は、レ
ンズホルダ4に構成されたトラッキングコイル5a,5
b及びフォーカスコイル6と、アクチュエータベース2
0に設けられたヨーク11とマグネット12からなる磁
気発生部とによって構成される。この駆動装置によっ
て、レンズホルダ4はアクチュエータベース20に対し
て、上下方向、すなわちフォーカス方向及び左右方向、
すなわちトラッキング方向に変位可能に構成されてい
る。
【0015】本実施例では、4本のサスペンションワイ
ヤのうち、左右方向に関して隣り合う2本のサスペンシ
ョンワイヤ(上下2組)の間隔を、レンズホルダ4に近
づくにつれて狭くなるようにし、ハの字形になるように
している。このようにすると、レンズホルダ4の左右方
向、すなわちトラッキング方向の振動に対して制振効果
が向上する。勿論、従来と同様、各サスペンションワイ
ヤ7の両端近くにゲル状のダンピング材を付着させるこ
とで制振効果を更に向上させることができる。
【0016】図2は図1に示されたサスペンションワイ
ヤ7を示す。サスペンションワイヤ7はこれを通してト
ラッキングコイル5a,5bやフォーカスコイル6に通
電を行うので弾性を有する導電性材料でつくられ、ワイ
ヤ部材71とその両端に一体成形によりつくられた取付
片72とから成る。特に、ワイヤ部材71は、一方の取
付片72に対してはその幅方向の一方寄りで連結され、
他方の取付片72に対してはその幅方向の他方寄りで連
結されている。その結果、対向する一対の取付片72,
72の間にワイヤ部材71が斜めに延びるようになって
いる。しかも、図2(b)に示すように、ワイヤ部材7
1の断面形状を、トラッキング方向に関して細長い形状
とすることにより、トラッキング方向の振動に対して更
に制振効果が向上する。
【0017】図3は本発明の他の実施例を示す。この実
施例でも図2に示すようなサスペンションワイヤ7を使
用し、上下方向に関して隣り合う2本のサスペンション
ワイヤ7(左右2組)の間隔を、レンズホルダ4に近づ
くにつれて狭くなるようにし、ハの字形になるようにし
ている。このような実施例によれば、レンズホルダ4の
上下方向、すなわちフォーカス方向の振動に対して制振
効果が向上する。なお、この実施例では、取付片72を
ワイヤ支持ブロック18の側壁及びレンズホルダ4の側
壁にねじ止めにより固定することにより、図2に示すよ
うな、縦長の断面形状を持つワイヤ部材71の特性を生
かすことができる。
【0018】以上、本発明を、トラッキング方向の制振
(図1)とフォーカス方向の制振(図3)とについて別
の実施例で説明したが、図1の実施例と図3の実施例と
を組み合わせることでトラッキング方向とフォーカス方
向の両方の制振効果を向上させることができることは言
うまでもない。この実施例に図2に示すようなサスペン
ションワイヤ7をそのまま使用する場合、図4に示すよ
うに、ワイヤ支持ブロック18、レンズホルダ4に設け
られる取付片72の受部18−1,4−1を傾斜させて
形成すれば良い。あるいは、サスペンションワイヤ7の
製造時に、両側の取付片72、72が段違いに平行にな
るようにワイヤ部材71と取付片72との連結部分を折
曲成形しておいても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばサスペンションワイヤを改良することで特別な別部材
を使用せずにトラッキング方向、フォーカス方向の制振
効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ヘッドアクチュエータの構造を
示す図で、図(a)は平面図、図(b)は図(a)のA
−A′線断面図である。
【図2】本発明に使用されるサスペンションワイヤを示
した図で、図(a)は平面図、図(b)は断面図であ
る。
【図3】本発明に係る光ヘッドアクチュエータの他の実
施例を側方から見た図である。
【図4】本発明で使用されるサスペンションワイヤの上
側について取付状態を説明するための図である。
【図5】従来の光ヘッドアクチュエータの一例を示した
図で、図(a)は斜視図、図(b)は図(a)の一部断
面正面図である。
【符号の説明】
1 光ヘッドアクチュエータ 2 対物レンズ 4 レンズホルダ 5a,5b トラッキングコイル 6 フォーカスコイル 7 サスペンションワイヤ 11 ヨーク 12 マグネット 18 ワイヤ支持ブロック 20 アクチュエータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽角 聡 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 (72)発明者 大沼 郁夫 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 (72)発明者 奥田 裕之 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップ用のレンズを保持するレン
    ズホルダと、固定ベースに設けられたワイヤ支持ブロッ
    クと、このワイヤ支持ブロックの左右両側から上下方向
    に間隔をおいて延びて前記レンズホルダを変位可能に支
    持している複数本のサスペンションワイヤと、前記レン
    ズホルダをトラッキング方向、フォーカス方向に変位さ
    せる駆動装置とを備えた光ヘッドアクチュエータにおい
    て、前記左右方向、前記上下方向の少なくとも一方に関
    して隣り合う2本の前記サスペンションワイヤを、前記
    ワイヤ支持ブロックから前記レンズホルダ側に向けて間
    隔が狭くなるようにしたことを特徴とする光ヘッドアク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ヘッドアクチュエータ
    において、前記サスペンションワイヤは、ワイヤ部材と
    その両端に一体成形された取付片とから成り、しかも前
    記ワイヤ部材は一方の前記取付片に対してはその幅方向
    の一方寄りで連結され、他方の前記取付片に対してはそ
    の幅方向の他方寄りで連結されていることを特徴とする
    光ヘッドアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載の光ヘッドアク
    チュエータにおいて、前記ワイヤ部材の断面形状を、上
    下方向あるいは左右方向に関して細長い形状としたこと
    を特徴とする光ヘッドアクチュエータ。
JP7122844A 1995-05-22 1995-05-22 光ヘッドアクチュエータ Pending JPH08321052A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030108