JPH08320389A - 測定ステージ - Google Patents

測定ステージ

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JPH08320389A
JPH08320389A JP12812395A JP12812395A JPH08320389A JP H08320389 A JPH08320389 A JP H08320389A JP 12812395 A JP12812395 A JP 12812395A JP 12812395 A JP12812395 A JP 12812395A JP H08320389 A JPH08320389 A JP H08320389A
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engaging
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JP12812395A
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Takuya Shibao
卓也 柴尾
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
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    • H01L21/68785Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support characterised by the mechanical construction of the susceptor, stage or support

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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、測定対象物を高速で搬送する
ことができ、しかも搬送してきた位置で測定対象物を上
下方向に正確に位置決めすることができる測定ステージ
を提供する。 【構成】 基板保持部40の下方側にコロ部材50が連
結されるとともに、コロ部材50の下方側に楔状部材6
0が配置される。この楔状部材60の上主面には、緩斜
部61と急峻部62が形成されている。また、楔状部材
60は、駆動機構70からの駆動力を受けて、コロ部材
50が緩斜部61と係合した状態、あるいは急峻部62
と係合した状態で水平方向Xに移動する。ここで、緩斜
部61および急峻部62と係合する場合について見てみ
ると、楔状部材60の水平方向Xの移動に対してコロ部
材50の上下方向Zの移動量は、前者では小さく、また
後者では大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエハや液晶
表示装置用ガラス基板などの測定対象物をある作業位置
で受け取った後、別の作業位置に搬送するとともに、当
該作業位置で上下方向に正確に位置決めすることができ
る測定ステージの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、この発明の技術背景となる膜厚
測定装置の一例を示す斜視図であり、半導体ウエハに形
成された薄膜の膜厚を測定する装置である。この膜厚測
定装置には、装置本体1上に2つのウエハカセット2,
3が載置されており、測定対象物たる半導体ウエハがそ
れぞれ収容される。
【0003】この膜厚測定装置では、半導体ウエハの搬
送手段の1つであるローダ4が設けられ、ウエハカセッ
ト2または3から未測定の半導体ウエハを取り出し、プ
リアライメント部5に載置する。そして、プリアライメ
ント部5において半導体ウエハのオリエンテーションフ
ラットが所定位置に位置するように調整された(以下、
この調整を「オリフラ調整」という)後、その半導体ウ
エハはローダ4によってXYステージ6上に固定された
測定ステージ7に移載される。
【0004】こうして測定ステージ7に載置された半導
体ウエハは、XYステージ6により測定ステージ7をX
およびY方向に移動することで、測定ヘッド8直下に位
置決めされる。この後、予め定められた測定プログラム
にしたがって半導体ウエハ上の薄膜の膜厚測定が実行さ
れる。
【0005】膜厚測定が完了すると、測定ステージ7上
の半導体ウエハはローダ4により収容されていたウエハ
カセット2または3に戻される。
【0006】なお、同図において、符号9は、作業者に
対して種々のメッセージや情報などを表示するととも
に、作業者が膜厚測定装置に対して種々のデータや指令
などを入力するための表示・操作部である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、プリアライメント部5から測定ステージ7への
半導体ウエハの搬送(ハンドリング)をローダ4により
行う場合、測定ステージ7の位置精度にローダ4の位置
精度が加わって、半導体ウエハの位置誤差が大きくなる
と問題がある。
【0008】そこで、従来より、ローダ4を用いないで
プリアライメント部5から測定ステージ7への半導体ウ
エハの搬送を行う技術が提案されている。
【0009】図9は、測定ステージの従来例の1つを示
す模式図である。この測定ステージ10は、半導体ウエ
ハを保持する基板保持部11と、この基板保持部11の
下方側に基板保持部11に対して回転自在に連結された
コロ部材12と、コロ部材12の下方側に配置された楔
状部材13と、楔状部材13を水平方向Xに駆動する駆
動機構(図示省略)とで構成されている。この測定ステ
ージ10では、コロ部材12は楔状部材13の上主面1
3aと係合されており、駆動機構により楔状部材13を
Xあるいは(−X)方向に移動させると、上主面13a
をコロ部材12が回転しながら摺動する。このため、楔
状部材13の水平移動に応じて基板保持部11を上下方
向Z,(−Z)に昇降させて基板保持部11上に載置さ
れる半導体ウエハを上下方向に正確に位置決めすること
ができる。
【0010】このように構成された測定ステージ10に
よれば、基板保持部11を直接上下方向Z,(−Z)に
移動させることができるので、まずXYステージ6によ
って測定ステージ10全体をプリアライメント部5の直
下位置にまで移動させた後、基板保持部11を上方に移
動させてプリアライメント部5の半導体ウエハWを受け
取るという方法が考えられる。しかしながら、上記測定
ステージ10での基板保持部11の上下移動は半導体ウ
エハWの位置決めのためであり、そのストロークΔH1
は比較的短く設定されている。このため、プリアライメ
ント部5から半導体ウエハWを搬送に十分な高さ位置に
まで持ち上げることができず、プリアライメント部5全
体を上下方向に移動させるための昇降機構20が必要と
なる。その結果、膜厚測定装置の構成が複雑となってし
まう。
【0011】ここで、図10に示すように、水平方向X
に比較的長い楔状部材13を用いると、上下方向のスト
ロークΔH2は比較的長くなり、プリアライメント部5
に昇降機構を設ける必要がなくなる。しかしながら、そ
の一方で、プリアライメント部5から半導体ウエハWを
搬送に十分な高さ位置にまで持ち上げるためには、楔状
部材13を長範囲にわたって移動させる必要があり、そ
の結果、半導体ウエハWの搬送に時間がかかり、搬送速
度が大幅に低下するという問題が生じる。
【0012】なお、これは膜厚測定装置特有の問題では
なく、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板などの
測定対象物をある作業位置から別の作業位置に搬送する
測定ステージを備えた装置全般において生じる問題であ
る。
【0013】本発明は、上述のような問題に鑑みてなさ
れたものであって、簡単な構成で、測定対象物を高速で
搬送することができ、しかも搬送してきた位置で測定対
象物を上下方向に正確に位置決めすることができる測定
ステージを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、測定対象物を保持しながら上下方
向に移動自在な保持手段と、前記保持手段の下方側に連
結された第1係合部材と、前記第1係合部材の下方側に
配置され、前記第1係合部材と係合しながら、水平方向
に前記第1係合部材に対して相対的に移動自在な第2係
合部材と、前記第2係合部材に所定の駆動力を与えて、
前記第1および第2係合部材を相対的に前記水平方向に
移動させる駆動手段とを備え、前記第1および第2係合
部材の一方を楔形状に仕上げられた楔状部材とし、当該
楔状部材を構成する主面のうち他方の係合部材と係合す
る主面に前記水平方向に対して互いに傾きの異なる緩斜
部と急峻部とを設けている。
【0015】請求項2の発明は、前記第2係合部材を前
記楔状部材とし、前記駆動手段からの駆動力を与えて前
記水平方向に移動させている。
【0016】請求項3の発明は、前記第1係合部材を前
記保持手段に対して回転自在に連結されたコロ部材とし
ている。
【0017】請求項4の発明は、前記緩斜部と前記急峻
部との境界部の前記水平方向における傾きを連続的に変
化させている。
【0018】
【作用】請求項1の発明では、第1および第2係合部材
の一方が楔形状に仕上げられた楔状部材であり、当該楔
状部材を構成する主面のうち他方の係合部材と係合する
主面に水平方向に対して互いに傾きの異なる緩斜部と急
峻部とが設けられる。このため、この急峻部が他方の係
合部材と係合しながら両係合部材が相対的に水平方向に
移動されると、水平方向にわずかに移動したとしても、
保持手段が大きく上下方向に移動する。つまり、高速で
保持手段を上下方向に移動させることができる。
【0019】逆に、緩斜部が他方の係合部材と係合しな
がら両係合部材が相対的に水平方向に移動されると、水
平方向の移動量に比べて保持手段の上下方向の移動量を
少なくすることができ、保持手段に保持されている測定
対象物を正確に位置決めすることができる。
【0020】請求項2の発明では、第2係合部材を構成
する楔状部材が、駆動手段からの駆動力を受けて水平方
向に移動し、それと係合する第1係合部材が保持手段と
一体的に上下方向に移動する。
【0021】請求項3の発明では、第1係合部材を構成
するコロ部材は保持手段に対して回転自在であり、楔状
部材(第2係合部材)の主面上を回転しながら摺動して
パーティクルなどの発生を抑える。
【0022】請求項4の発明では、緩斜部と急峻部との
境界部において、水平方向における傾きが連続的に変化
しており、両係合部材の係合状態が急激に変化するのを
防止する。
【0023】
【実施例】図1は、この発明にかかる測定ステージの一
実施例を示す斜視図であり、図2は楔状部材を駆動する
駆動機構を示す斜視図であり、図3は図1の測定ステー
ジの正面図である。
【0024】この測定ステージは、膜厚測定装置のXY
ステージ6(図8)に固定された基台30と、測定対象
物たる半導体ウエハを保持しながら上下方向Zに移動自
在な基板保持部40と、基板保持部40の下方側に連結
されたコロ部材50と、コロ部材50の下方側に配置さ
れた楔状部材60と、楔状部材60に所定の駆動力を与
える駆動機構70とで構成されている。
【0025】基板保持部40には複数のボールブッシュ
41により基台30の上方位置でプレート42が支持さ
れ、このプレート42上に立方体ブロック43が固着さ
れ、さらにこの立方体ブロック43上に半導体ウエハを
直接保持する保持プレート44が固着されている。この
ため、次に詳述するように構成された駆動機構70によ
って楔状部材60を水平方向Xに移動させることで、そ
の水平移動に応じて基板保持部40全体が上下方向Zに
移動する。
【0026】この駆動機構70には、図2に示すよう
に、駆動源たるモータ71が設けられており、その回転
軸(図示省略)はカップリング72を介してサポートユ
ニット73a,73bで軸支されているボールネジ74
に連結されている。このボールネジ74の中間部には、
結合ブロック75が螺合されるとともに、当該結合ブロ
ック75に楔状部材60が固定されている。このため、
モータ71によるボールネジ74の回転運動に応じて、
楔状部材60が基台30上で水平方向Xに伸びるリニア
ガイド76にガイドされながら水平方向Xに移動され
る。
【0027】このように駆動機構70により水平方向X
に移動する楔状部材60に対して、コロ部材50は常時
係合している(図3)。また、このコロ部材50は回転
自在となっており、楔状部材60の水平方向Xへの移動
に応じて楔状部材60の上主面上で回転しながら摺動す
る。この実施例では、楔状部材60を構成する主面のう
ちコロ部材50と係合する主面(上主面)に水平方向X
に対して互いに傾きの異なる緩斜部61と急峻部62と
が設けられている。
【0028】緩斜部61では、水平方向Xに対して緩や
かな傾斜が形成されており、コロ部材50を緩斜部61
と係合させながら楔状部材60を水平方向Xに移動させ
ると、コロ部材50は上下方向Zに微小に移動する。こ
のため、楔状部材60の水平方向Xの移動を制御するこ
とでコロ部材50と連結されている基板保持部40の上
下方向Zにおける位置を制御して基板保持部40に保持
されている半導体ウエハを正確に位置決めすることがで
きる。
【0029】一方、急峻部62では、緩斜部61に比べ
て水平方向Xに対する傾斜が急峻に形成されており、コ
ロ部材50を緩斜部61と係合させながら楔状部材60
を水平方向Xに移動させると、緩斜部61での移動量に
比べてコロ部材50の上下方向Zの移動量は大きくなる
ため、楔状部材60を水平方向Xにわずかに移動したと
しても、コロ部材50と連結されている基板保持部40
は大きく上下方向Zに昇降する。つまり、高速で基板保
持部40を上下方向Zに昇降させることができる。
【0030】次に、上記のように構成された測定ステー
ジの動作について、膜厚測定装置のプリアライメント部
5(図8)でオリフラ調整が完了した半導体ウエハを受
け取り、測定ヘッド8(図8)の直下で上下方向Zの位
置決めを行うまでを、図4ないし図6を参照しつつ説明
する。
【0031】まず、図4に示すように、コロ部材50が
楔状部材60の急峻部62と係合する状態のままで、X
Yステージ6によって測定ステージ全体をプリアライメ
ント部5に向けて移動させる。そして、基板保持部40
がプリアライメント処理が完了した半導体ウエハWの直
下位置に位置すると、XYステージ6による測定ステー
ジの移動を停止させる。
【0032】次に、コロ部材50を急峻部62と係合さ
せながら駆動機構70により楔状部材60のみを(−
X)方向に移動させる。これにより、水平方向Xにわず
かに移動させるだけで基板保持部40を大きく上昇させ
ることができ、基板保持部40がプリアライメント部5
よりも高い位置に上昇して半導体ウエハWがプリアライ
メント部5から基板保持部40に移載される(図5)。
このように、この実施例では、急峻部62を利用してい
るので、楔状部材60を水平方向Xに大きくすることな
く、またプリアライメント部5に昇降機構を設けること
なく、高速に半導体ウエハWを受け取ることができる。
なお、この実施例では、コロ部材50が急峻部62を越
えて緩斜部61と係合する位置まで楔状部材60が移動
されているが、これは後で緩斜部61を用いた上下方向
Zの位置決めを容易とするためであり、図5に示すよう
に、緩斜部61側の端部から急峻部62側に緩斜部61
の全体長さの1/3程度の位置に位置決めするのが好適
である。
【0033】上記のようにして測定ステージへの半導体
ウエハWの移載が完了する(図5)と、今度はコロ部材
50が楔状部材60の緩斜部61と係合する状態のまま
で、XYステージ6によって測定ステージ全体を測定ヘ
ッド8の直下位置まで移動させる(図6)。そして、測
定ヘッド8内に設けられた光学系(図示省略)と連動し
て駆動機構70によって楔状部材60を水平方向Xある
いは(−X)に移動して基板保持部40を降下あるいは
上昇させることで、半導体ウエハWの上下方向Zにおけ
る位置決めを行う。この位置決めに際しては、コロ部材
50は緩斜部61と常時係合しており、コロ部材50の
上下方向Zの移動量が微小であるため、基板保持部40
に保持されている半導体ウエハWを正確に位置決めする
ことができる。
【0034】以上のように、この実施例によれば、楔状
部材60を構成する主面のうちコロ部材50と係合する
主面において緩斜部61と急峻部62を設け、基板保持
部40に保持される半導体ウエハWを精度良く位置決め
する必要がある場合には緩斜部61を利用する一方、基
板保持部40を大きく昇降する必要がある場合には急峻
部62を利用するようにしているので、簡単な構成で、
測定対象物たる半導体ウエハWを高速で搬送することが
でき、しかもその半導体ウエハを上下方向に正確に位置
決めすることができる。
【0035】なお、上記実施例では、図3に示すよう
に、楔状部材60の緩斜部61と急峻部62の境界部で
は、水平方向Xに対する傾斜が急激に変換する。このた
め、楔状部材60の移動速度を比較的大きくすると、コ
ロ部材50がその境界部での傾斜変化に追随することが
できず、基板保持部40に衝撃が加わるおそれがある。
このような問題は、例えば図7に示すように、境界部6
3を湾曲成形する、つまり境界部63での水平方向Xに
対する傾斜を連続的に変化させることで解消することが
できる。
【0036】また、上記実施例では、楔状部材60と係
合する係合部材として回転自在なコロ部材50を用いて
いるが、必ずしも回転自在なコロ部材50を用いる必要
はなく、単にプレート42の下面から下方側に突設部材
を設け、この突設部材の先端部を楔状部材60の上主面
(緩斜部61,急峻部62)と係合可能に仕上げればよ
い。ただし、このような突設部材を楔状部材60の上主
面と係合させ、楔状部材60の水平方向Xの移動により
摺動させると、パーティクルなどが発生して、特に測定
対象物が半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板など
である場合には歩留り低下の原因となる。これに対し
て、回転自在なコロ部材50を用いた場合には、コロ部
材50が楔状部材60の主面上を回転しながら摺動する
ため、パーティクルなどの発生を抑えることができ、好
適である。また、上記実施例では、楔状部材60を水平
方向Xに移動させて基板保持部40を上下方向Zに昇降
させているが、基板保持部40の下方側に楔状部材60
を固着するとともに、その楔状部材60の下方側にコロ
部材50を配置し、コロ部材50を回転駆動することで
基板保持部40を昇降させるようにしてもよい。すなわ
ち、基板保持部40の下方側に第1係合部材を連結する
とともに、その第1係合部材の下方側に第1係合部材と
係合しながら水平方向に第1係合部材に対して相対的に
移動自在な第2係合部材を配置し、第2係合部材に所定
の駆動力を与えて第1および第2係合部材を相対的に水
平方向に移動させて基板保持部40を上下方向Zに昇降
させるようにすればよく、第1および第2係合部材の一
方を楔状部材60とすることで上記効果が得られる。
【0037】なお、上記においては、半導体ウエハを取
り扱う測定ステージについて説明したが、測定対象物は
半導体ウエハに限定されるものではなく、その測定対象
物には測定ステージ上に載置されて所定の測定が行われ
る検査物(例えば、液晶表示装置用ガラス基板など)が
含まれる。また、この発明にかかる測定ステージの適用
対象は膜厚測定装置に限定されるものではなく、測定対
象物をある作業位置で測定対象物に所定の処理を行った
後、別の作業位置で当該測定対象物を上下方向に正確に
位置決めし、所定の測定を行う測定装置全般に適用する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、第1
および第2係合部材の一方を楔形状に仕上げられた楔状
部材とし、当該楔状部材を構成する主面のうち他方の係
合部材と係合する主面に水平方向に対して互いに傾きの
異なる緩斜部と急峻部とを設けているので、急峻部を用
いることで測定対象物を高速で搬送することができる一
方、緩斜部を用いることで測定対象物を上下方向に正確
に位置決めすることができる。
【0039】請求項3の発明によれば、第1係合部材と
して保持手段に対して回転自在に連結されたコロ部材を
用いており、コロ部材を楔状部材(第2係合部材)の主
面上で回転させながら摺動させているので、パーティク
ルなどの発生を抑えることができる。
【0040】請求項4の発明によれば、緩斜部と急峻部
との境界部において、水平方向における傾きが連続的に
変化するようにしているので、保持手段に余分な衝撃が
加わるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる測定ステージの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】楔状部材を駆動する駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の測定ステージの正面図である。
【図4】図1の測定ステージの動作を示す模式図であ
る。
【図5】図1の測定ステージの動作を示す模式図であ
る。
【図6】図1の測定ステージの動作を示す模式図であ
る。
【図7】楔状部材の変形例を示す図である。
【図8】この発明の技術背景となる膜厚測定装置の一例
を示す斜視図である。
【図9】測定ステージの従来例の1つを示す模式図であ
る。
【図10】測定ステージの従来例の別の例を示す模式図
である。
【符号の説明】
40 基板保持部(保持部) 50 コロ部材 60 楔状部材 61 緩斜部 62 急峻部 63 境界部 70 駆動機構 W 半導体ウエハ X 水平方向 Z 上下方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物を保持しながら上下方向に移
    動自在な保持手段と、 前記保持手段の下方側に連結された第1係合部材と、 前記第1係合部材の下方側に配置され、前記第1係合部
    材と係合しながら、水平方向に前記第1係合部材に対し
    て相対的に移動自在な第2係合部材と、 前記第2係合部材に所定の駆動力を与えて、前記第1お
    よび第2係合部材を相対的に前記水平方向に移動させる
    駆動手段とを備え、 前記第1および第2係合部材の一方が楔形状に仕上げら
    れた楔状部材であり、当該楔状部材を構成する主面のう
    ち他方の係合部材と係合する主面に前記水平方向に対し
    て互いに傾きの異なる緩斜部と急峻部とが設けられたこ
    とを特徴とする測定ステージ。
  2. 【請求項2】 前記第2係合部材は前記楔状部材であ
    り、前記駆動手段からの駆動力を受けて前記水平方向に
    移動する請求項1記載の測定ステージ。
  3. 【請求項3】 前記第1係合部材は前記保持手段に対し
    て回転自在に連結されたコロ部材である請求項2記載の
    測定ステージ。
  4. 【請求項4】 前記緩斜部と前記急峻部との境界部の前
    記水平方向における傾きが連続的に変化する請求項1記
    載の測定ステージ。
JP12812395A 1995-05-26 1995-05-26 測定ステージ Pending JPH08320389A (ja)

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JP12812395A JPH08320389A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 測定ステージ
KR1019950045912A KR960043081A (ko) 1995-05-26 1995-11-30 측정 스테이지

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