JPH08320345A - 交差コイル式メータ - Google Patents

交差コイル式メータ

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JPH08320345A
JPH08320345A JP12650195A JP12650195A JPH08320345A JP H08320345 A JPH08320345 A JP H08320345A JP 12650195 A JP12650195 A JP 12650195A JP 12650195 A JP12650195 A JP 12650195A JP H08320345 A JPH08320345 A JP H08320345A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力消費の無駄を生じることなく、温度によ
るメータ指示値の変動を効果的に防止する。 【構成】 メータコイル1Aへの通電電流を車速パルス
信号NP に応じて変更してベクトル磁界を発生させる通
電制御回路2を有し、可動マグネットに結合された指針
がベクトル磁界によって所定角度位置へ回動させられ
る。車速パルス信号NP が零の時に指針を原位置に戻す
ように付勢するヘアスプリングが設けられ、オペアンプ
7は、メータコイル1Aの雰囲気温度に応じて抵抗値が
変化する内部抵抗61と外部抵抗62の分圧電圧Vaが
一定になるように給電線94の電圧を変更することによ
り、メータコイル1Aへの通電電流をコイル温度に無関
係に所定値に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差コイル式メータに
関し、特にメータの雰囲気温度が変化しても、常に正確
な指示値を示す交差コイル式メータに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に交差コイル式メータの透視分解斜
視図を示す。図において、目盛りが付されたパネル41
上で旋回作動する指針4は、その基端部が、パネル41
後方に設けたムーブメント8から延びる回転軸81の先
端に固着されている。この回転軸81は、前記ムーブメ
ント8のハウジング内に回転自在に設けた可動永久磁石
(マグネット)3に固定されており、上記ハウジングの
内壁には、一対のメータコイル1A、1Bが互いに直交
するように巻回されて、前記可動マグネット3を、車速
パルス信号等の入力信号に応じた位置へ回転させるため
のベクトル磁界を発生する。
【0003】なお、前記回転軸81の周囲には、入力信
号が零になった時に、前記指針4を原位置たる指示零位
置へ速やかに戻すために、渦巻き形状のヘアスプリング
5が配設されている。また、前記ムーブメント8は後述
する指針駆動回路等を設けたプリント配線基板P上に設
けられている。前記メータコイル1A、1Bは図8に示
すように、互いに直交する方向へ配設されて、一方がS
INコイル1A、他方がCOSコイル1Bとなってお
り、各コイル1A、1Bには入力信号に応じて後述のよ
うにデューティパルス電流が供給されて、これらメータ
コイル1A、1Bの合成磁界として、前記入力信号に応
じて方向を変えるベクトル磁界が生じる。そして、この
ベクトル磁界の方向と時局方向が一致するように円柱形
の前記可動マグネット3が回動付勢される。
【0004】ところで、前記ヘアスプリング5の、指針
4を零位置へ戻すトルク、すなわち帰零トルクは、指針
4の回動角度(振れ角)が大きくなる程、図9に示すよ
うに一定割合で大きくなる。一方、前記各メータコイル
1A、1Bの駆動トルクTは数1で表されるものとな
る。
【0005】
【数1】T=k・i・N・M ここで、kは係数、iはコイル電流、Nはコイル巻数、
Mはマグネット磁力である。数1より知られるように、
メータコイル1A、1Bの駆動トルクTはコイル電流i
に比例(したがって、その合成トルクもコイル電流iに
比例)する。ところで、コイル抵抗は、通常、コイル温
度に比例して変化する(温度係数0.4%/℃程度)か
ら、コイル温度(すなわちコイルの雰囲気温度)が上昇
するとコイル抵抗が大きくなって前記コイル電流iが減
少し、駆動トルクTは小さくなる。
【0006】そこで、図10に示すように、所定の指針
振れ角で前記ヘアスプリングの帰零トルクは所定の値を
示すにも係わらず、駆動トルクは所定の値(設計温度時
の値)より小さくなる(図の白矢印から黒矢印)。この
ため、指針4の振れ角にΔθの誤差を生じる。この振れ
角誤差Δθは、高温時には既述のようにコイル電流が小
さくなることにより、図11に示すように負側に現れ、
低温時にはコイル電流が大きくなることにより正側に現
れる。
【0007】このような雰囲気温度の変化による指針4
の振れ角誤差Δθの発生を解消するために、従来、例え
ば図12に示すような指針駆動回路9が採用されてい
る。図はメータコイルの一方1Aを駆動する駆動回路を
示し、他方のコイル1Bの駆動回路も通電制御回路2内
のCPUを共用する以外は同一構成である。図におい
て、電源間に直列接続されてそれぞれ一対のトランジス
タ91A、91Bおよび91C、91Dが設けられ、こ
れらトランジスタ91A〜91Dの接続点間にメータコ
イル1Aの両端が接続されて、ブリッジ型通電回路を構
成している。通電制御回路2は既述の如くCPUを内蔵
し、これへ入力する車速パルス信号NP に応じて、所定
の通電方向と通電デューティ比を有する電流を前記メー
タコイル1Aへ供給する。
【0008】すなわち、メータコイル1Aへ正方向(図
の実線矢印)の電流を供給する場合には、通電制御回路
2の出力信号2aは「L」レベルに維持されるととも
に、出力信号2bは所定のデューティ比で「H」レベル
とされる。これにより、インバータゲート92を介して
トランジスタ91Cが定常的な導通状態となるととも
に、トランジスタ91Bは間欠的に導通作動して、メー
タコイル1Aへ所定デューティ比で正方向電流が流れ
る。
【0009】メータコイル1Aへ逆方向(図の破線矢
印)の電流を供給する場合には、前記出力信号2bが
「L」レベルに維持されるとともに、出力信号2aが所
定のデューティ比で「H」レベルとされ、トランジスタ
91Aが定常的な導通状態となるとともに、トランジス
タ91Dが間欠的に導通作動して、前記メータコイル1
Aへ所定デューティ比で逆方向電流が流れる。
【0010】図示する回路において、電流検出用抵抗9
3が前記各トランジスタ91B、91Dのエミッタとア
ースとの間に設けられており、上記抵抗93の端子電圧
が通電制御回路2へフィードバックされている。正方向
の所定電流でメータコイル1Aへ通電している際に、例
えば雰囲気温度が上昇してメータコイル1Aの抵抗が増
大すると、コイル電流が小さくなって前記端子電圧が低
下する。
【0011】そこで、通電制御回路2は、上記端子電圧
を元へ戻すように出力信号2bの「H」レベルデューテ
ィ比を大きくして、メータコイル電流の減少を防止す
る。このようにして、コイル抵抗が変動しても、コイル
電流は常にメータへの車速パルスに応じた所定の値とさ
れて、前記振れ角誤差Δθの発生が防止される。なお、
実開平4−90972号公報には、製造時の交差コイル
の抵抗値や帰零トルクのバラツキによる指針の指示精度
低下を防止するために、半固定抵抗によってメータコイ
ルへの印加電圧を調整するものが示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の交
差コイル式メータでは、電流検出用抵抗が通電用トラン
ジスタに直列に挿入されているため、抵抗挿入部で約1
〜3Vの電圧低下を生じ、電力が無駄に消費されるとい
う問題がある。そこで、本発明はこのような課題を解決
するもので、電力消費の無駄を生じることなく、温度に
よるメータ指示値の変動を効果的に防止した交差コイル
式メータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、互いに直
交するように巻回された一対のメータコイル(1A、1
B)と、これら一対のメータコイル(1A、1B)への
通電量を入力信号に応じて変更して、前記入力信号に応
じて方向を変えるベクトル磁界を発生させる通電手段
(2)と、前記ベクトル磁界によって原位置から所定角
度位置へ回動させられる可動永久磁石(3)と、可動永
久磁石に結合された指針(4)と、前記入力信号が零の
時に指針を前記原位置に戻すように付勢するバネ部材
(5)とを設けた交差コイル式メータにおいて、前記メ
ータコイルの温度を検出する温度検出手段(61〜6
6)と、検出されたメータコイル温度に応じて前記通電
手段の通電量を補正する補正手段(2、7、107)と
を設けている。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の交差コイル式メータにおいて、前記通電手段(2、
107)は、前記通電量の変更を、通電パルスのデュー
ティ比を変更することにより行うものである。請求項3
に記載の発明では、請求項1又は2に記載の交差コイル
式メータにおいて、前記補正手段(7)は、前記通電量
の補正を、通電電圧を補正することにより行うものであ
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の交差コイル式メータにおいて、前記補正手段(2、
107)は、前記通電量の補正を、前記通電手段により
変更される通電パルスのデューティ比をさらに補正する
ことにより行うものである。請求項5に記載の発明で
は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の交差コイ
ル式メータにおいて、前記温度検出手段(61〜66)
は、前記メータコイルの雰囲気温度からメータコイル温
度を知るものである。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の交差コイル式メータにおいて、前記温度検出手段
(61〜66)は、所定の温度係数を有する抵抗素子に
よる分圧電圧の変化から前記雰囲気温度を検出するもの
である。請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の
交差コイル式メータにおいて、前記抵抗素子は、ソース
・ゲート間を短絡した電界効果トランジスタ(63〜6
6)である。
【0017】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0018】
【発明の作用効果】請求項1又は2に記載の発明によれ
ば、メータコイルの温度を検出して、この検出された温
度に応じて通電手段の通電量を補正しているから、温度
によってコイル抵抗が変動しても、常に所定の通電電流
を維持することができ、温度によるメータ指示値の変動
が防止される。
【0019】本構成によれば、従来のようにメータコイ
ルに直列に接続される電流検出用抵抗が不要となるか
ら、無駄な電力消費を生じることはない。請求項3又は
4に記載の発明によれば、通電電圧、あるいは通電パル
スのデューティ比を補正することにより、容易に通電量
を補正することができる。請求項5に記載の発明におい
て、メータコイルの温度はその雰囲気温度と一定の関係
を有している。したがって、メータコイルの雰囲気温度
からメータコイルの実際の温度が正確に知られる。
【0020】請求項6又は7に記載の発明によれば、抵
抗素子による分圧電圧の変化より雰囲気温度が正確に知
られ、特に請求項7に記載の発明によれば、温度検出手
段を容易にIC化することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。 (第1実施例)図1には、交差コイル式メータのメータ
駆動回路9の一例を示す。以下は、メータコイル1A用
の回路のみを説明するが、メータコイル1B用の回路も
同一構成である。
【0022】メータコイル1Aへの通電は従来例で既に
説明した通電回路によりなされ、直列接続された各一対
のトランジスタ91A〜91Dの接続点間にメータコイ
ル1Aが接続されている。ただし、トランジスタ91
A、91Bのエミッタは従来と異なって、直接アースさ
れている。トランジスタ91A、91Cに至る給電ライ
ン94にはアースとの間にコンデンサ95が接続され、
この給電ライン94は、出力トランジスタ96を経てバ
ッテリ97に接続されている。上記出力トランジスタ9
6のベースは抵抗961を介してコレクタに接続される
とともに、オペアンプ7の出力端子に接続されている。
このオペアンプ7の非反転端子には、アースとの間に定
電圧源71が接続されるとともに、前記給電ライン94
との間に定電流源72が接続されている。
【0023】また、前記オペアンプ7の反転端子には、
アースとの間に外部抵抗62が、給電ライン94との間
に内部抵抗61が接続されている。メータ駆動回路9の
大部分はブリント配線基板P上にIC回路として設けら
れており、上記外部抵抗62は温度係数がほぼ零である
のに対して、IC回路内に設けた上記内部抵抗61は例
えば+4600ppm/℃程度の温度係数を有してい
る。
【0024】メータコイルの温度はその雰囲気温度と一
定の関係を有しており、前記内部抵抗61の温度変化は
メータコイルの温度変化を良好に反映している。このよ
うな構成において、高ゲインのオペアンプ7のフィード
バック動作によって、外部抵抗62と内部抵抗61の接
続点の電圧Vaは、ほぼ定電圧源71の電圧値に一致す
るように維持される。この状態で、メータの置かれた雰
囲気温度が上昇すると、メータコイル1Aの抵抗値は増
大し、従来例で説明したように通電制御回路2によって
所定デューティ比でパルス通電される前記メータコイル
1Aへの供給電流が減少する。
【0025】ここにおいて、前記内部抵抗61は既述の
ように正の温度係数を有するから、温度上昇に伴ってそ
の抵抗値は増大する。前記オペアンプ7は、抵抗61、
62による分圧電圧Vaを常に定電圧付近に維持するよ
うに作動から、給電線94の電圧は雰囲気温度の上昇に
つれて次第に高くなる。これにより、パルス通電される
メータコイル1Aへの印加電圧が、設計温度時の電圧V
BSE (図2の(a))からVHIへと高くなりから(図2
の(b))、この結果、メータコイル1Aの抵抗値が増
大しても、温度上昇前と同様の電流がメータコイル1A
に供給される。
【0026】雰囲気温度が設計温度よりも低くなった場
合には、前記内部抵抗61は温度低下に伴ってその抵抗
値が減少するから、給電線94の電圧は雰囲気温度の低
下につれて次第に低くなる。この結果、パルス通電され
るメータコイル1Aへの印加電圧は設計温度時の電圧V
BSE からVLOW へと低くなり(図2の(a)から
(c))、メータコイル1Aの抵抗値が減少しても、コ
イル電流は温度低下前の値とほぼ同様の値に抑えられ
る。
【0027】このようにして、雰囲気温度が変化して
も、メータコイル1Aには常に車速パルス信号NP に応
じた所定の電流が供給されるから、メータの速度指示値
に誤差を生じることはない。そして、本実施例では、従
来のような通電用トランジスタに直列接続される電流検
出用抵抗は不要であるから、無駄な電力消費も生じな
い。
【0028】(第2実施例)図3において、出力トラン
ジスタ96のベースにはツェナーダイオード67が接続
されて、給電線94の電圧が一定に維持されている。抵
抗61、62の分圧電圧VaはA/Dコンバータ67で
デジタル信号に変換されて通電制御回路2に入力する。
他の構成は上記第1実施例と同一である。
【0029】上記通電制御回路2内のCPUの処理手順
を図4で説明する。ステップ101でイグニションスイ
ッチの投入を確認した後、ステップ102では10ms
が経過したことを確認してステップ103以下へ進む。
ステップ103では車速パルスNP の周期Tより車速V
nを決定し、ステップ104では車速Vnより指針指示
位置VP を決定する。
【0030】ステップ105では、上記指針指示位置V
P より、メータコイル1Aへの通電方向と通電デューテ
ィ比Droとを決定する。続くステップ106ではA/D
コンバータ67からの電圧データを読み込んで雰囲気温
度(プリント配線基板温度)を決定し、ステップ107
では、この雰囲気温度より補正係数Knを決定する。こ
の補正係数Knは、雰囲気温度の上昇に応じて大きくな
るものである。
【0031】なお、メータコイルの温度は上記雰囲気温
度と通常は良く一致するが、雰囲気温度とメータコイル
の実際の温度との間に差がある場合には、これを考慮し
て前記補正係数Knを決定する。ステップ108では前
記ステップ105で決定された通電デューティ比に上記
補正係数Knを乗じて、最終的な通電デューティ比Dr
とする。
【0032】ステップ109においては、前記通電デュ
ーティ比Dr でメータコイル1Aへの通電を行う。これ
により、例えば雰囲気温度によりメータコイル1Aの抵
抗値が変化しても、前記雰囲気温度に応じてメータコイ
ル1Aへの通電デューティ比が変更されているから、メ
ータコイル1Aへの通電電流は所定の値に維持される。
【0033】例えば設計温度時においてVBSE の電圧、
60%のデューティ比で通電されている場合(図5の
(a))、高温時には同電圧で例えば通電デューティ比
は80%に変更されて(図5の(b))、メータコイル
1Aの抵抗値の増大に対して通電電流は一定に維持され
る。一方、低温時には同電圧で例えば通電デューティ比
は48%に変更されて(図5の(c))、メータコイル
1Aの抵抗値の減少に対しても通電電流は一定に維持さ
れる。 (第3実施例)前記第1実施例および第2実施例におけ
る、外部抵抗62と、所定の温度係数を有する内部抵抗
61との組み合わせに代えて、図6に示すように、IC
内に形成された複数の電界効果トランジスタ(FET)
63〜66を利用することができる。
【0034】すなわち、図において、給電線94とアー
ス間には4つのFET63〜66が直列に接続して設け
てあり、FET63はゲートとドレインが給電線94に
接続され、FET64、65はゲート・ソース間が短絡
された状態で、前後のFET64、65のソースとドレ
インが接続されている。FET66はゲートと短絡され
たソースがアースされている。なお、各FETの基板は
給電線94に接続されている。他の構成は前記第2実施
例と同一である。
【0035】このような構成において、FET63を介
してFET64〜66にはほぼ定電流が供給され、FE
T64〜66のチャンネル抵抗は雰囲気温度に応じて変
化するから、これに応じてFET63、64の接続点の
電圧Vaも変化する。例えば、上記接続点電圧Vaが雰
囲気温度25℃で3Vであった場合、雰囲気温度が85
℃へ上昇すると、前記電圧Vaは2.64Vとなって、
−6mV/℃程度の温度特性を有して変化する。
【0036】そこで、この接続点電圧VaをA/Dコン
バータ67でデジタル信号に変換して通電制御回路2内
に取り込み、前記第2実施例と同様に通電デューティ比
を補正すれば、温度によるコイル抵抗の変動に無関係に
コイル電流を所定値に維持して、適正なメータ指示を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るメータ駆動回路の回
路図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るコイル電流の波形図
である。
【図3】本発明の第2実施例に係るメータ駆動回路の回
路図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るCPUの処理フロー
チャートである。
【図5】本発明の第2実施例に係るコイル電流の波形図
である。
【図6】本発明の第3実施例に係るメータ駆動回路の回
路図である。
【図7】交差コイル式メータの透視分解斜視図である。
【図8】メータコイルの配置を示す概念図である。
【図9】指針振れ角と帰零トルクの関係を示す図であ
る。
【図10】駆動トルクと帰零トルクの関係を示すベクト
ル概念図である。
【図11】振れ角に応じたメータ振れ角誤差の変化を示
すグラフである。
【図12】従来のメータ駆動回路の回路図である。
【符号の説明】
1A、1B…メータコイル、2…通電制御回路、3…可
動マグネット、4…指針、5…ヘアスプリング、61、
62…抵抗、63、64、65、66…電界効果トラン
ジスタ、7…オペアンプ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交するように巻回された一対の
    メータコイルと、 これら一対のメータコイルへの通電量を入力信号に応じ
    て変更して、前記入力信号に応じて方向を変えるベクト
    ル磁界を発生させる通電手段と、 前記ベクトル磁界によって原位置から所定角度位置へ回
    動させられる可動永久磁石と、 可動永久磁石に結合された指針と、 前記入力信号が零の時に指針を前記原位置に戻すように
    付勢するバネ部材とを設けた交差コイル式メータにおい
    て、前記メータコイルの温度を検出する温度検出手段
    と、 検出されたメータコイル温度に応じて前記通電手段の通
    電量を補正する補正手段とを設けたことを特徴とする交
    差コイル式メータ。
  2. 【請求項2】 前記通電手段は、前記通電量の変更を、
    通電パルスのデューティ比を変更することにより行うも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の交差コイル
    式メータ。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記通電量の補正を、
    通電電圧を補正することにより行うものであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の交差コイル式メータ。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記通電量の補正を、
    前記通電パルスのデューティ比を補正することにより行
    うものであることを特徴とする請求項2に記載の交差コ
    イル式メータ。
  5. 【請求項5】 前記温度検出手段は、前記メータコイル
    の雰囲気温度からメータコイル温度を知るものであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の交差コイル式メータ。
  6. 【請求項6】 前記温度検出手段は、所定の温度係数を
    有する抵抗素子による分圧電圧の変化から前記雰囲気温
    度を検出するものであることを特徴とする請求項5に記
    載の交差コイル式メータ。
  7. 【請求項7】 前記抵抗素子は、ソース・ゲート間を短
    絡した電界効果トランジスタであることを特徴とする請
    求項6に記載の交差コイル式メータ。
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