JPH08320005A - 緊締バンド - Google Patents

緊締バンド

Info

Publication number
JPH08320005A
JPH08320005A JP15096095A JP15096095A JPH08320005A JP H08320005 A JPH08320005 A JP H08320005A JP 15096095 A JP15096095 A JP 15096095A JP 15096095 A JP15096095 A JP 15096095A JP H08320005 A JPH08320005 A JP H08320005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
engaging
hole
bolt
fastened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15096095A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Fukaya
俊行 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP15096095A priority Critical patent/JPH08320005A/ja
Publication of JPH08320005A publication Critical patent/JPH08320005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、安価であり、しかも締着作業
が容易で、十分な締着力が得られる緊締バンドを提供す
ること。 【構成】 帯状の主体20を円形に巻回してその一端部
21の上に他端部22を重合した状態で、その重合部A
において下側となる一端部21の外面に主体20の長手
方向中央側へ向けて係合フック23を突設させ、上側と
なる他端部22に係合孔24を形成し、さらに他端部2
2の係合孔24よりも主体20の長手方向中央側に略コ
の字状に曲折した膨出部25を形成し、かつ該膨出部2
5のコの字状をなす一方の側壁25aに雌ネジ穴26を
形成し、他方の側壁25bに孔27を形成するととも
に、該孔27にボルト28を挿通し、該ボルト28の先
端を雌ネジ穴26に螺合させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車軸やステア
リングなど、機械部品をシールするのに使用するゴムブ
ーツ緊締用に好適な緊締バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の駆動車軸は図14で示す
ように、駆動軸90と車輪軸91との間を等速ジョイン
ト92によって連結することが行なわれている。等速ジ
ョイント92の外面は防塵のため、両軸90、91に跨
がって外周をゴムブーツ93によって覆うことが行なわ
れている。ゴムブーツ93は蛇腹形をなし、その両端は
両軸90、91に対し直接間接に嵌合され、外面から緊
締バンド94によって締着されている。
【0003】一般に、緊締バンド94をブーツの外面で
締着する構造には数種の態様がある。その一は、緊締バ
ンド自体が強力なばねで作られ、その弾力でブーツの外
面を緊締するもの、その二は緊締バンドの両端間をボル
トナットによって連結し、それを緊締することによって
締着するもの、その三は緊締バンドの両端に係合爪と係
合孔とからなる一対の係合手段を設け、それらを係合さ
せることに締着すもの、などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緊締バ
ンド自体の弾力によって締着するものでは、被締着物の
直径が大きくなると締着力が低下する特性があり、大径
のブーツに対しては適さなかった。また、ネジによって
締結するものでは、バンドを被締着物に巻回した後に、
ネジをナットに螺合させる作業を必要とし、緊締作業に
多くの時間を要した。また、係合爪と係合孔によって締
着するものでは、両端部を十分に締め上げた上で係合爪
を係合孔に係合させなくてはならず、締め上げるために
特殊な工具を必要とし、作業が煩雑になるばかりでな
く、係合爪と係合孔の位置関係によって締着力が決定さ
れてしまうため、締着力の調整ができなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、構造が簡単で、
安価であり、しかも締着作業が容易で、十分な締着力が
得られる緊締バンドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためなされた本発明の緊締バンドは、帯状の主体を円形
に巻回してその一端部の上に他端部を重合した状態で、
その重合部において下側となる一端部の外面に上記主体
の長手方向中央側へ向けて係合フックを突設させ、上側
となる他端部に係合孔を形成し、さらに上記上側となる
他端部の上記係合孔よりも上記主体の長手方向中央側に
略コの字状に曲折した膨出部を形成し、かつ該膨出部の
コの字状をなす一方の側壁に雌ネジ穴を形成し、他方の
側壁に孔を形成するとともに、該孔にボルトを挿通し、
該ボルトの先端を上記雌ネジ穴に螺合させてなり、上記
主体を被緊締部材に緩く巻回した状態で上記係合フック
を上記係合孔に係合させ、上記ボルトを締めることによ
って、上記主体を上記被緊締部材に緊締させるようにし
ている。
【0007】
【作用】本発明に係る緊締バンドを緊締するには、ま
ず、上記主体を被緊締部材に巻回し、上記係合フックを
上記係合孔に係合させる。この状態では、上記主体は被
緊締部材に緩く巻回されている。次いで、上記ボルトを
締めて、上記主体を上記被緊締部材に緊締させる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る緊締バンド10を、等
速ジョイントの外管11の外面に嵌着した被緊縛部材た
るブーツ12の外周に締着させた状態を示している。緊
締バンド10は短冊状の主体20からなり、締着状態で
一端部21と他端部22とが重合部Aにおいて互いに重
合する。その重合部Aにおいて、重ね合わせたとき下側
となる一端部21の外面には、係合フック23が設けら
れている。この係合フック23は、切り起こし加工によ
って長手方向中央側へ向けて突設されている。また、上
側となる他端部22には係合孔24が打ち抜き加工によ
って形成されている。
【0009】また、上側となる他端部22には、係合孔
24よりも主体20の長手方向中央側に、略コの字状に
曲折した膨出部25が曲げ加工によって形成されてい
る。そして、図2および図3に示したように、膨出部2
5のコの字状をなす一方の側壁25aには雌ネジ穴26
が構成され、他方の側壁25bにはネジ挿通孔27が形
成されている。そして、雌ネジ穴26には、孔27に挿
通させたボルト28の先端が螺合されている。図2およ
び図3に示した実施例では、雌ネジ穴26がクリップ状
のプレート29の一方の片29aに形成され、このプレ
ート29を側壁25aに挟持させることによって、側壁
25aに雌ネジ穴26を構成している。なお、このプレ
ート29では、一方の片29bに長孔30が形成され、
側壁25aにネジ挿通孔27と同程度の径の孔31が形
成されている。また、主体20の他端部22には板厚よ
りやや高い段部32が形成されいる。
【0010】次に、この実施例に係る緊締バンド10
を、ブーツ12に縛着する作業を図4乃至図7を参照し
ながら説明する。
【0011】まず、図4に示したように、縛着しようと
するブーツ12の直径に合わせて製作された緊締バンド
10を用意する。その主体20をブーツ12の外周に当
てて円形に湾曲させ、あるいは予め所定の工程によって
円形に形成したものを、その一端部21と他端部22と
を重合部Aにて重ね合わせ、図5に示したように、係合
フック23を係合孔24に係合させる。この状態では、
緊締バンド10はブーツ12に緩く締着された状態にあ
る。
【0012】次いで、ボルト28を締めると、膨出部2
5は図6に示したように変形され、それに伴って主体2
0の端部21,22が互いに引き寄せられる。しがっ
て、主体20は、被緊締物11に強く縛着される。
【0013】なお、上記実施例では、主体20の両端部
21,22を1つの係合フック23と、1つの係合孔2
4とによって互いに結合させているが、十分な強度をう
るために、図7に示したように、2つの係合フック23
と、2つの係合孔24とによって互いに結合させてもよ
く、また図8に示したように、係合フック23を絞り加
工によって形成すればよい。
【0014】また、上記実施例では、係合フック23の
数と係合孔24の数とを同じにしているが、図9に示し
たように、係合フック23の数に対し係合孔24の数を
多くし、係合フック23の係合する係合孔24を選択す
ることによって、径の異なる他の被緊締物にも対応させ
ることができ、さらに膨出部25における側壁25a,
25b間の距離L1を係合孔24,24間のピッチL2
と一致させれば、緊締力の調整を無段階に行なえる。
【0015】また、上記実施例では、雌ネジ穴26をク
リップ状のプレート29に形成し、該プレート29を膨
出部25の側壁25aに挟持させて該側壁25aに配設
しているが、図10に示したように、側壁25aにプレ
ート32を溶接等で固着して肉厚を確保し、そこに雌ネ
ジ穴26を形成してもよく、図11に示したように、側
壁25aにスリーブ33を嵌入させ、該スリーブ33に
雌ネジ33を形成してもよく、さらには図12に示した
ように、バーリング加工によって側壁25の一部を外方
へ突出させ、そこに雌ネジ26を形成してもよい。勿
論、側壁25aに直接雌ネジを形成することもできる。
【0016】なお、上記実施例では、膨出部25の上部
を、頂部が角を有する山形に形成しているが、図13に
示したように、頂部が湾曲した山形に形成してもよく、
また変形を容易にするために、図14に示したように、
頂部両側を切り欠いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、係合フ
ックと係合孔によって帯状の主体を配管またはブーツな
どに締着するため、構造が極めて簡単であり、かつ安価
に製作することができる。また、帯状の主体を配管ある
いはブーツなどに巻付け、端部に形成した係合孔と係合
フックとを係合させて一旦仮止めし、その後膨出部を変
形させて主体を縛着させることができるから、特別な工
具を必要とせず締結作業が容易であり、しかも十分な締
着力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、緊締バンド
の使用状態を示す斜視図である。
【図2】上記緊締バンドの膨出部を示した分解斜視図で
ある。
【図3】図2における膨出部の矢示方向から見た分解斜
視図である。
【図4】緊締作業の第1段階を示した緊締バンドの斜視
図である。
【図5】緊締作業の第2段階を示した緊締バンドの斜視
図である。
【図6】緊締作業の第3段階を示した緊締バンドの斜視
図である。
【図7】緊締バンドの他の実施例を示した要部斜視図で
ある。
【図8】係止爪の変形例を示した斜視図である。
【図9】緊締バンドのさらにたの実施例を示した要部斜
視図である。
【図10】膨出部に形成される雌ネジ穴の他の構造を示
した断面図である。
【図11】膨出部に形成される雌ネジ穴のさらに他の構
造を示した断面図である。
【図12】膨出部に形成される雌ネジ穴のさらに他の構
造を示した断面図である。
【図13】膨出部の他の形状を示した斜視図である。
【図14】膨出部のさらに他の形状を示した斜視図であ
る。
【図15】緊締バンドの使用例を示す等速ジョイントの
断面図である。
【符号の説明】
10 緊締バンド 11 外管(被緊縛部材) 12 ブーツ(被緊縛部材) 20 主体 21 一端部 22 他端部 23 係合フック 24 係合孔 25 膨出部 25a,25b 側壁 26 雌ネジ部 27 ネジ挿通孔 28 係合突片 29 プレート 30 長孔 A 重合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の主体を円形に巻回してその一端部
    の上に他端部を重合した状態で、その重合部において下
    側となる一端部の外面に上記主体の長手方向中央側へ向
    けて係合フックを突設させ、上側となる他端部に係合孔
    を形成し、さらに上記上側となる他端部の上記係合孔よ
    りも上記主体の長手方向中央側に略コの字状に曲折した
    膨出部を形成し、かつ該膨出部のコの字状をなす一方の
    側壁に雌ネジ穴を形成し、他方の側壁に孔を形成すると
    ともに、該孔にボルトを挿通し、該ボルトの先端を上記
    雌ネジ穴に螺合させてなり、上記主体を被緊締部材に緩
    く巻回した状態で上記係合フックを上記係合孔に係合さ
    せ、上記ボルトを締めることによって、上記主体を上記
    被緊締部材に緊締させるようにしたことを特徴とする緊
    締バンド。
JP15096095A 1995-05-25 1995-05-25 緊締バンド Pending JPH08320005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15096095A JPH08320005A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 緊締バンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15096095A JPH08320005A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 緊締バンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08320005A true JPH08320005A (ja) 1996-12-03

Family

ID=15508204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15096095A Pending JPH08320005A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 緊締バンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08320005A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098769A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nittetsu Drum Kk 液体危険物用オープン型ドラム缶
JP2012122591A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Ckd Corp 機器取付具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098769A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nittetsu Drum Kk 液体危険物用オープン型ドラム缶
JP2012122591A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Ckd Corp 機器取付具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3477106A (en) Hose clamp with hose attaching means
US3365218A (en) Hose and clamp preassembly
US5001816A (en) Method for connecting two parts along abutting edges and connection obtained thereby
US8235332B2 (en) Bracket for attaching hoses
US3765066A (en) Hose clamp
JPS6245406B2 (ja)
JPH08320005A (ja) 緊締バンド
US20030107220A1 (en) Strap clamp
US5144726A (en) Clamp having a reserve of capacity
JPH08338410A (ja) 緊締バンド
JP2001219960A (ja) 締付バンド
JP2002181269A (ja) 楕円ホースの連結部分の固定用クランプ
US6116657A (en) Mounting arrangement of partially tightened clamp structure on hose-like member
JPH0722550Y2 (ja) ホースクランプ
US3836184A (en) Pipe coupling
JPH0126949Y2 (ja)
JP2594978Y2 (ja) 締付けバンドの構造
JPH0649992Y2 (ja) 可撓ホースの締付金具
JP2562763Y2 (ja) 管継手
JPH0738729U (ja) 座付きナット
JPH09144966A (ja) クランプ
JPH0111874Y2 (ja)
JPH0398393U (ja)
JPH07174270A (ja) 管継手構造
JPH0746466Y2 (ja) 緩み止め機構の組付け用仮止め治具