JPH08319644A - 便器洗浄タンク用排水弁の構造 - Google Patents

便器洗浄タンク用排水弁の構造

Info

Publication number
JPH08319644A
JPH08319644A JP12625295A JP12625295A JPH08319644A JP H08319644 A JPH08319644 A JP H08319644A JP 12625295 A JP12625295 A JP 12625295A JP 12625295 A JP12625295 A JP 12625295A JP H08319644 A JPH08319644 A JP H08319644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
overflow pipe
valve
piece
toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12625295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3546531B2 (ja
Inventor
Takashi Yoshioka
隆 吉岡
Kazuo Matsui
一夫 松井
Tatsuo Tsukasaki
辰夫 司城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP12625295A priority Critical patent/JP3546531B2/ja
Publication of JPH08319644A publication Critical patent/JPH08319644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3546531B2 publication Critical patent/JP3546531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の便器洗浄タンク用排水弁に対し
て、部品点数の削減と構造の簡素化を実現し得る構造を
提供すると同時に、メンテナンス性を向上せしめること
にある。 【構成】 便器洗浄タンクb2内に設けたオーバーフ
ロー管2に弁体1を設け、該弁体1を便器洗浄タンクb
2の排水弁座b4に着座させ、上記オーバーフロー管2
にフロート体4を取付支持すると共に、該フロート体4
を便器洗浄タンクb2内に取付支持した制御槽3内の貯
水室3a内に収納した便器洗浄タンク用排水弁aににお
いて、前記オーバーフロー管2と制御槽3とフロート体
4との相互を着脱自在に組み付けることにより、排水弁
aの分解組み立てを容易に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便器洗浄タンク用の
排水弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の便器洗浄タンクに用いる排水弁の
中には、便器洗浄タンク内に溜めた給水を便器に対して
排水する際に、タンク内に無駄な水が残るのを防止する
ために、上記排水弁に対して排水時における閉弁作動を
遅延させる機能を具備せしめたものがある(実開昭64
−31171号)。
【0003】図6にて示す様に、従来の便器洗浄タンク
用排水弁aは、便器洗浄タンク100の底部に設けた排
水口部材101の上に制御槽102を接続し、該制御槽
102の中芯部にオーバーフロー管103を挿通して昇
降自在に支持している。上記オーバーフロー管103は
下部外周に挟持片110を周設し、該挟持片110によ
り弁体104を挟持し、この弁体104を上記排水口部
材101に形成した排水弁座101’に対して上方から
開閉自在に着座してある。上記オーバーフロー管103
の外周部からはフロートストッパー111を介してフロ
ート体105を設け、このフロート体105を制御槽1
02の内部に設けた貯水室106内に収納し、同室10
6内において浮き沈み可能に構成してある。上記オーバ
ーフロー管103の上端部には、取付片107を介して
便器洗浄タンク100の排水レバー(図示せず)に連絡
する鎖108が連結され、上記排水レバーの操作により
オーバーフロー管103が引き上げられて排水口部材1
01から便器へ向けて給水が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した排水
弁aは、排水口部材101、オーバーフロー管103、
フロート体105の各構成部品がそれぞれ複数の部材を
組み合わせて構成している為に、部品点数が多くなる。
例えば、オーバーフロー管103等は、上下2つの部材
を接着固定して一本に接続すると共に、上端部外周に鎖
108を取付る取付片107を接着固定して構成し、さ
らに該管の下部外周に弁体104を挟持する挟持片11
0を接着固定している。また、上記各部材101.10
3.105が螺合による締付けにより便器洗浄タンク1
00に装着したり、接着により複数の部材同士を組み付
けて1部材として構成する構造であるために、メンテナ
ンスの際などに分解することができず、修理を行う時に
も故障の原因となっている一部の部品を交換することが
不可能であった。また、接着部の接着が不完全な場合な
どは、その部分から水漏れを生じる可能性もあった。
【0005】本発明の目的は、上記した如き便器洗浄タ
ンク用排水弁に対して、部品点数の削減と構造の簡素化
を実現し得る構造を提供し、コストダウンとメンテナン
ス性の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、便器洗浄タンク内において上下動自在に
支持せしめたオーバーフロー管と、該オーバーフロー管
の下部外周に設けた弁体と、該弁体を上方から着座せし
めるように上記便器洗浄タンク内の底部に設けた弁座
と、上記便器洗浄タンク内における底面から所定高さに
取り付け支持し、上記弁体の上記弁座への着座を遅延せ
しめる制御孔を開設した制御槽と、同制御槽内に上部が
開口する形で形成した貯水室と、該貯水室において浮き
沈み自在に収納し、上記オーバーフロー管と共動するフ
ロートとを具備して成る便器洗浄タンク用排水弁におい
て、前記オーバーフロー管と制御槽とフロートとの相互
を着脱自在に組み付けて成るものである。
【0007】請求項2記載の便器洗浄タンク用排水弁の
構造にあっては、上記制御槽に係止部を設け、該係止部
を、便器洗浄タンクの底面から立ち上げて適度な弾性を
具有せしめた係止体に対し上方から着脱可能に掛止して
成るものである。請求項3記載の便器洗浄タンク用排水
弁の構造によれば、上記制御槽の係止部を、上記制御槽
の下端部に一体成形した。
【0008】請求項4記載の便器洗浄タンク用排水弁の
構造によれば、上記係止体を、爪片と、該爪片の下方に
所定の間隙を介して配設したストッパ片とから構成した
ものである。請求項5記載の便器洗浄タンク用排水弁の
構造によれば、上記爪片とストッパ片とを上記係止体に
一体成形した。
【0009】請求項6記載の便器洗浄タンク用排水弁の
構造によれば、上記係止体の爪片とストッパ片とをそれ
ぞれ別体に形成すると共に、これらを便器洗浄タンク内
の底面から立ち上げて形成した。請求項7記載の便器洗
浄タンク用排水弁の構造によれば、便器洗浄タンクを合
成樹脂にて構成し、該便器洗浄タンクに爪片とストッパ
片とを一体成形した。
【0010】請求項8記載の便器洗浄タンク用排水弁の
構造によれば、オーバーフロー管の下部外周に上記弁体
を挟持する鍔片と挟持片とを一体成形すると共に、同オ
ーバーフロー管の上端部に排水操作用の操作ロッドを係
止するロッド係止部を一体成形して成る。請求項9記載
の便器洗浄タンク用排水弁の構造によれば、上記フロー
トをオーバーフロー管に対して取り付け固定する取付部
を、前記フロートに一体成形して成るものである。
【0011】
【作用】以上の手段によれば、オーバーフロー管は、便
器洗浄タンク内において垂直状態にて上下昇降自在に支
持される。上記オーバーフロー管の下端に設けた弁体
は、便器洗浄タンクの底部に設けた弁座に対して上方か
ら着座し、オーバーフロー管の上下動により開弁および
閉弁する。上記オーバーフロー管と、フロート体とは共
動する関係にある。上記フロートは、便器洗浄タンク内
の底面から所定の高さに取り付け支持した制御槽内の貯
水室に収納されており、同貯水室内における水位の変動
により、同貯水室内において浮き沈みする。上記フロー
トの浮力はオーバーフロー管および弁体を上昇させ、開
弁状態を維持するだけの浮力を有する。
【0012】上記貯水室の底面壁には制御小孔が開設し
てあり、上記弁体が開弁した後、貯水室内に残る水が上
記制御小孔から一定の時間をかけて便器洗浄タンク内の
底部に排水される。制御小孔からの排水によって貯水室
内における水位は低下し、これに伴って貯水室内に浮く
フロートの位置も徐々に低下する。そして、便器洗浄タ
ンク内の水が殆ど排水された時点でオーバーフロー管下
部の弁体が弁座に着座して閉弁状態となる。
【0013】請求項2記載の排水弁構造においては、上
記制御槽に係止部を設ける一方、便器洗浄タンク内の底
面には、適度な弾性を具備する係止体が立ち上げてあ
る。そして、上記制御槽の係止部をタンクの底面から立
ち上がる係止体を弾性的に係止することにより、制御槽
がタンク内底面から所定の高さに取り付け支持される。
また、上記係止体を制御槽の係止部から弾性的に離脱さ
せることにより、制御槽を取り外すことができる。請求
項3記載の排水弁構造においては、上記制御槽の係止部
を同制御槽の下端部に一体成形される。請求項4記載の
排水弁構造においては、上記係止体が、爪片と、ストッ
パ片とから構成されており、制御槽の係止部を上記スト
ッパ片に当接させた状態で、爪片を弾性的に係止するこ
とにより、制御槽自体がタンク内における所定の高さに
取り付け支持される。また、上記爪片を弾性変形させて
制御槽の係止部から離脱させることにより、制御槽を取
り外すことができる。
【0014】請求項5記載の排水弁構造においては、係
止体を構成する爪片と、ストッパ片とが一体成形され
る。請求項6記載の排水弁構造においては、上記爪片と
ストッパ片とがそれぞれ別体に成形され、これらが便器
洗浄タンクの底面から別々に立ち上がっている。請求項
7記載の排水弁構造においては、上記爪片とストッパ片
とが合成樹脂にて成形した便器洗浄タンクの底面にて一
体成形されている。
【0015】請求項8記載の排水弁構造は、オーバーフ
ロー管の下部外周に鍔片と挟持片とが一体成形され、こ
れらの間に弁体が挟持される。又、上記オーバーフロー
管の上端部にはロッド係止部が一体成形してあり、この
ロッド係止部に排水操作用の操作ロッドが係止される。
上記操作ロッドが操作されることにより、ロッド係止部
を介してオーバーフロー管が引き上げられ、開弁状態と
なる。請求項9記載の排水弁構造は、フロートをオーバ
ーフロー管に対して取りつけ固定する取付部が、上記フ
ロートに対して一体成形される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2にて示す便器洗浄タンク装置A
は、洋式便器fの背部に設置するタイプのものであり、
陶器からなる化粧タンクb1の内部に実際の容器となる
樹脂製の内部タンクb2を内設して構成してある。
【0017】化粧タンクb1は、便器fの背部に設置さ
れる内部タンクb2を上からカバーするものであり、便
器f背部の接続口f1に対して上から被せて設置してあ
る。上記化粧タンクb1の内部に収納される内部タンク
b2は、上部が開口する略箱形の容器であり、便器fの
背部上に設置してある。また、内部タンクb2はタンク
内底面壁の中央部に排水口b3を開設し、該排水口b3
の下端部を下面へ向けて突出させ、便器fの給水口f2
に接続してある。上記内部タンクb2の内部には排水弁
aと、ボールタップ給水栓cを内設してある。
【0018】ボールタップ給水栓cは、本体c1を内部
タンクb2の上部側壁に取付支持し、同内部タンクb2
の外側に突出する一次側接続口c4に対し、化粧タンク
b1を貫通させて配管した給水管dを接続することによ
り、給水源に連絡せしめてある。また、ボールタップ給
水栓c本体c1の二次側接続口c5には吐出口c6を接
続し、上記給水栓cから吐水された水が内部タンクb2
の底部に向けて吐水されるようになっている。
【0019】上記ボールタップ給水栓cは、本体c1の
内部にダイヤフラム弁(図示せず)を内設してあり、該
ダイヤフラム弁の開閉を制御する揺動アームc2を本体
c1から延出し、その先端に浮き子c3を設けて構成し
てある。よって、排水に伴って内部タンクb2内の水位
が下がると、上記浮き子c3が降下し、本体c1内のダ
イヤフラム弁が開弁して吐水が開始される。また、ボー
ルタップ給水栓cからの吐水により内部タンクb2内の
水位が満水付近まで上昇すると、浮き子c3の上昇によ
り本体c1内のダイヤフラム弁が閉弁し、行われていた
吐水が停止する。
【0020】上記内部タンクb2内の底面中央部には排
水口b3が開設され、この排水口b3の直上に排水弁a
を設けてある。排水弁aは、上記排水口b3の上端に形
成した排水弁座b4に対して上方から着座する弁体1
と、該弁体1を取付支持するオーバーフロー管2と、該
オーバーフロー管2を排水口b3の直上にて上下動自在
に支持する制御槽3と、この制御槽3の内部に形成した
貯水室3a内に収納するフロート体4とから構成してあ
る。
【0021】上記制御槽3は、フロート体4のフロート
40を収納する円筒形の容器であり、合成樹脂により一
体成形し、後述するストッパ片5aと爪片5bを介し
て、上記排水口b3直上における所定の高さにて取付支
持してある。
【0022】制御槽3は、円筒形の外筒31と、上記オ
ーバーフロー管2を挿通させる内筒32とを同芯させて
配置すると共に、この内外両筒32,31を底面壁によ
り一体に連絡することにより、制御槽3の内部に上面が
開口する円形の貯水室3aを形成してある。また、上記
貯水室3aの底面には制御小孔33を開設し、この制御
小孔33から貯水室3a内の水が所定の時間をかけて排
水されるように構成してある。また、上記外筒31の下
端部外周には平面視四角形の係止片35を一体に突出形
成し、該係止片35の四隅部分に後述する爪片5bを掛
止する係止孔34を開設してある。
【0023】上記制御槽3の内筒32の内部にはオーバ
ーフロー管2が垂直に貫挿してある。オーバーフロー管
2は、内部タンクb2内において垂直に立つ管状体であ
り、合成樹脂を用いて一体成形してある。上記オーバー
フロー管2は、制御槽3の内筒32の内部に対して上下
摺動自在に挿通し、その下端口を内部タンクb2の底面
壁の中央部に開設した排水口b3内に嵌挿してある。上
記オーバーフロー管2の下部外周には鍔片21を一体に
周設し、該鍔片21と挟持片22との間にゴムもしくは
軟質合成樹脂から成る円板上の弁体1をはめ込んで上記
両部材21,22により挟持してある。上記弁体1は、
内部タンクb2の排水口b3の排水弁座b4に対して上
方から着座し、上記オーバーフロー管2の引き上げによ
り開弁する。
【0024】オーバーフロー管2の上端部には、排水操
作を行う操作ロッドeの屈曲部e1を係止する係止部2
3を設けてある。係止部23は、オーバーフロー管2の
上端口からさらに上方へ突出する略コ形の片であり、オ
ーバーフロー管2と一体に成形してある。上記掛止部2
3とオーバーフロー管2上端口との間には環状部が形成
され、この環状部に便器洗浄タンクの操作ロッドe屈曲
部e1を側方から挿入してある。
【0025】図1および図2にて示す様に、操作ロッド
eは、内部タンクb2の両側壁管に水平に架設した状態
で回動可能に支持し、その中央部をくの字に屈曲させて
屈曲部e1を突出形成してある。上記操作ロッドeは、
一端部直角に屈曲させ、化粧タンクb1の側面に取りつ
けた操作レバーe2に接続してあり、上記操作レバーe
2を回動させることにより、中央に屈曲する屈曲部e1
が上下方向に回動し、この回動により、係止部23およ
びオーバーフロー管2が引き上げられて弁体1が開弁す
るように構成してある(図1)。
【0026】従来の排水弁においては、操作ロッドの先
端部を連結する部材をオーバーフロー管2の上端部に取
付け、この連結部材と操作ロッドの先端部とを鎖により
連結する構造を採用していた。しかし、上記したよう
に、操作ロッドeの屈曲部e1を係止する係止部23
を、オーバーフロー管2の先端部に対して一体に成形す
ることによれば、部品点数を削減すると共に、メンテナ
ンス性を向上することができる また、図3にて示すように、上記オーバーフロー管2の
上部寄りの外周面には2個のピン24を対向させて設け
ると共に、同ピン24の下に段差部25を周設し、フロ
ート体4の取付部を構成してある。
【0027】フロート体4は、制御槽3の貯水室3a内
に収納するフロート40を具備している。フロート40
は、制御槽3の内筒32の外周に遊嵌合する中筒部41
と、制御槽3の外筒31の内側に遊嵌合する外筒部42
とを同芯させて配置すると共に、上記外筒部42と中筒
部41の間に形成される空間の上部口を上壁面43によ
り閉塞して構成してある。上記したように構成したフロ
ート40の空気室4aは下面が開口しているが、同空気
室4aは上面が閉塞する容器状に形成されるため、水が
溜められた制御槽3の貯水室3a内に上方から挿入する
と、フロート40の内部に密室が形成され、必要な浮力
を発生せしめることができる。
【0028】上記フロート40の中筒部41の上端部に
はリング状の取付部44を一体成形してある。取付部4
4は、フロート40を上記オーバーフロー管2の外周部
に対して取付固定するためのものであり、オーバーフロ
ー管2の取付部の外周に摺動自在な範囲でぴったりと嵌
合する内径に形成してある。取付部44の外周面には、
オーバーフロー管2外周のピン24を掛止する略L形の
掛止溝45を対向させて切欠してある。両掛止溝45
は、フロート体4の中筒部41の上部に開設した切欠口
46から上方へ伸びた後、円周方向へ水平に屈曲するよ
う略L形に形成し、その最奥部にピン24をきつく嵌合
して抜け止めする抜止め部45aを形成してある。
【0029】上記した如く構成したフロート体4をオー
バーフロー管2に対して取付固定する際には、中筒部4
1をオーバーフロー管2の上端から嵌装し、オーバーフ
ロー管2の外周に突出する2個のピン24を中筒部41
の取付部44の掛止溝45内に嵌合した後、取付部44
を円周方向に回して、ピン24を掛止溝45最奥部の抜
止め部45aに掛止する。これにより、フロート体4
は、上記したピン24と掛止溝45との掛止関係で、上
下および円周方向の動きが禁止され、オーパーフロー管
2に対して確実に取付固定される。また、オーバーフロ
ー管2と制御槽3とフロート体4の三者の組み付けに際
しては、制御槽3の貯水室3a内にフロート体4を遊嵌
合した状態を保持し、上記状態の制御槽3の中心部に下
方からオーバーフロー管2を挿通させ、同オーバーフロ
ー管2に対してフロート体4を上述した取り付け要領に
て取り付け固定することにより、上記三者の組み付けが
完了する。そして、組み付けされた制御槽3の内部タン
クb2への取り付け支持は、制御槽3下端部に設けた係
止片35を内部タンクb2の底面から突出させた係止体
5に対して係止することにより行う(図3)。
【0030】以上の如く構成した排水弁の制御槽3は、
内部タンクb2の底面壁から突出する係止体5により所
定の高さに取り付け支持されている。上記係止体5は、
4本のストッパ片5aと、4本の爪片5bとにより構成
されている。ストッパ片5aは、内部タンクb2の排水
口b3周りの底面壁から突出する棒状体であり、内部タ
ンクb2の底面壁から一体に突出している。上記ストッ
パ片5aは、所定の高さ、即ち制御タンク3の取付高さ
と対応させてあり、同ストッパ片5aの上端に制御槽3
下端部外周に突出させた係止片35を載せることによ
り、同内部タンクb2における貯水室3aの底面が、内
部タンクb2内の底面から所定の高さに位置するように
構成してある。上記ストッパ片5aは制御槽3の係止片
35四隅部分に対応させるため、排水口b3の周囲4箇
所に設けてある。
【0031】また、各爪片5bは、上記した各ストッパ
片5aの隣にそれぞれ配置し、ストッパ片5aと同様に
内部タンクb2の底面壁から一体に突出形成してある。
また、爪片5bの上端部には、爪部51が形成してあ
る。爪部51は、外側へ向けて形成され、制御槽3の外
筒31下端部に設けた係止片35の係止孔34に掛止す
る。前記したように、制御槽3の外筒31の下端部外周
には平面視四角形の係止片35を設け、その四隅に係止
孔34を開設してある。上記した各係止孔34には爪片
5bの先端を下から挿入し、爪部51を上記係止片35
の上面に掛止する。よって、制御槽3の係止片35の四
隅は、ぞれぞれストッパ片5aの上端と爪片5bの爪部
51により上下から挟持される。これにより、制御槽3
は内部タンクb2の底面から所定の高さにて取付支持さ
れる。
【0032】上記爪片5bは適度に弾性変形し、爪部5
1上部を排水口b3側へ向けて押し込むことにより、上
記爪部51が係止孔34から外れるように構成してある
ため、手でもって上記爪部51の掛止を外すことによ
り、制御槽3を簡単に脱着することができる。また、上
記した如く構成した排水弁aにおいては、オーバーフロ
ー管2、制御槽3、フロート体4を全て一体成形すると
共に、接着やねじ止めを使用せずに着脱可能な係合構造
により連結してあるので、部品点数を大幅に削減するこ
とができると共に、各部材の組み立てや分解を工具を使
用することなく簡単に行うことができ、メンテナンスや
修理の作業性を向上することもできる。
【0033】以上のように構成した便器洗浄タンクAに
おいては、操作レバーe2を操作して操作ロッドeを回
動させると、同操作ロッドeの屈曲部e1が係止部23
を介してオーバーフロー管2およびフロート体4を引き
上げ、排水口b3の上端に形成した排水弁座b4に着座
していた弁体1を開弁する。排水弁aが開弁して内部タ
ンクb2内の水が便器fに対して排水されると、同内部
タンクb2内における水位が急速に低下する。内部タン
クb2内の水位が低下しても、排水直後において、制御
槽3の貯水室3a内には水が残り、満水状態を維持して
いる。よって、上記貯水室3a内に収納されるフロート
40には浮力が生じ、この浮力により引き上げられたオ
ーバーフロー管2は上昇して全開位置にて保持される。
【0034】排水口b3からの排水が進行して、内部タ
ンクb2内の水位が制御槽3上端面よりも下に下がる
と、貯水室3a内に残る水が上記制御小孔33から排水
され始め、同貯水室3a内における水位の低下と共に、
フロート40およびオーバーフロー管2が降下し、一定
時間後に弁体1が排水口b3の排水弁座b4に着座して
閉弁される。
【0035】一方、上記したように排水が開始されて内
部タンクb2内の水位が下がった時点で、ボールタップ
給水栓cの浮き子が降下して、同給水栓cから吐水が開
始される。そして、上記したように排水終了時に弁体1
が排水口b3を閉鎖した直後から次の給水として内部タ
ンクb2内に貯水され、タンクb2内は再び満水状態を
維持する。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、便器洗浄
タンク用の排水弁を構成するオーバーフロー管と、制御
槽と、フロートとの相互を着脱自在に組み付けて成るも
のであるから、排水弁の分解、若しくは組み付け作業を
容易に行うことができ、その結果、メンテナンスや修理
の作業能率を向上することができる。
【0037】請求項2記載の排水弁構造は、制御槽に係
止部を設け、該係止部を便器洗浄タンクの底面から立ち
上げた係止体に対して上方から着脱可能に掛止してなる
ものであるから、上記した係止部に対して適度な弾性を
有する係止体を掛止することにより、上記制御槽を便器
洗浄タンク内の所定高さに取り付け支持することがで
き、また、上記係止体を弾性変形させて係止部から離脱
させることにより、制御槽を簡単に取り外すことができ
る。
【0038】請求項3記載の排水弁構造は、制御槽の係
止部を同制御槽の下端部に一体成形したものであるか
ら、制御槽の成形と同時に上記係止部を一体成形するこ
とが可能となり、製造コストのダウンを図ると共に、制
御槽に対して係止部材を取り付ける作業を省くことがで
きる。
【0039】請求項4記載の排水弁構造は、係止体を、
爪片とストッパ片とから構成したものであるから、制御
槽の係止部を上記ストッパ片に上から当接した状態で爪
片を弾性的に掛止することにより、制御槽を便器洗浄タ
ンク内における所定の高さに、簡単且つ正確に取りつけ
支持することができる。
【0040】請求項5記載の排水弁構造は、爪片とスト
ッパ片とを一体成形することにより係止体を構成したも
のであるから、爪片とストッパ片とのそれぞれの構成を
簡素化することができ、また、部品点数の削減によりコ
ストダウンを図ることができる。
【0041】請求項6記載の排水弁構造は、係止体の爪
片とストッパ片とを別体に形成し、これらを便器洗浄タ
ンクの底面から立ち上げて形成したものであるから、制
御槽を便器洗浄タンク内における所定の高さに、正確且
つ強固に取り付け支持することができる。
【0042】請求項7記載の排水弁構造は、便器洗浄タ
ンクを合成樹脂により成形すると共に、該タンクの底面
に爪片とストッパ片とを一体成形したものであるから、
上記爪片とストッパ片とを便器洗浄タンクと同時に一度
に成形することができ、コストダウンを図ると共に、爪
片とストッパ片の組み付け作業の手間を省くことができ
る。
【0043】請求項8記載の排水弁構造は、弁体を挟持
する鍔片と挟持片、及び排水操作用の操作ロッドを係止
するロッド係止部をオーバーフロー管の下部呼び上端部
にそれぞれ一体成形したものであるから、オーバーフロ
ー管に付属する鍔片、挟持片、ロッド係止部の各部材を
オーバーフロー管の成形と共に一体成形することが可能
となり、部品のコストダウンを図ると共に、上記各部材
の組み付け作業を省くことができる。
【0044】請求項9記載の排水弁構造は、フロートを
オーバーフロー管に対して取りつけ固定する取付部を上
記フロートに一体成形して成るものであるから、上記取
付部をフロート共に一体成形することが可能となり、部
品のコストダウンを図ると共に、取り付け部の組み付け
作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した排水弁を具備する便器洗浄
タンク装置を示す縦断面図。
【図2】 同タンクの横断平面図。
【図3】 排水弁の分解斜視図。
【図4】 図1におけるIV-IV 線断面図。
【図5】 図4におけるV-V 線断面図。
【図6】 従来の便器洗浄タンク用排水弁を示す縦断面
図。
【符号の説明】
a・・・排水弁 b2・・・内部タンク f・・・便器 1・・・弁体 2・・・オーバーフロー管 3・・・制御槽 3a・・・貯水室 4・・・フロート体 5・・・係止体 5a・・・ストッパ片 5b・・・爪片 24・・・ピン 21・・・鍔片 22・・・挟持片 23・・・係止部 40・・・フロート 44・・・取付部 45・・・掛止溝 51・・・爪部
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、便器洗浄タンク内において上下動自在に
支持せしめたオーバーフロー管と、該オーバーフロー管
の外周に設けた弁体と、該弁体を上方から着座せしめる
ように上記便器洗浄タンク内の底部に設けた弁座と、上
記便器洗浄タンク内における底面から所定高さに取り付
け支持し、上記弁体の上記弁座への着座を遅延せしめる
制御孔を開設した制御槽と、同制御槽内に上部が開口す
る形で形成した貯水室と、該貯水室において浮き沈み自
在に収納し、上記オーバーフロー管と共動するフロート
とを具備して成る便器洗浄タンク用排水弁において、前
記オーバーフロー管と制御槽とフロートとの相互を着脱
自在に組み付けて成るものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【作用】以上の手段によれば、オーバーフロー管は、便
器洗浄タンク内において垂直状態にて上下昇降自在に支
持される。上記オーバーフロー管の外周に設けた弁体
は、便器洗浄タンクの底部に設けた弁座に対して上方か
ら着座し、オーバーフロー管の上下動により開弁および
閉弁する。上記オーバーフロー管と、フロート体とは共
動する関係にある。上記フロートは、便器洗浄タンク内
の底面から所定の高さに取り付け支持した制御槽内の貯
水室に収納されており、同貯水室内における水位の変動
により、同貯水室内において浮き沈みする。上記フロー
トの浮力はオーバーフロー管および弁体を上昇させ、開
弁状態を維持するだけの浮力を有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記貯水室には制御孔が開設してあり、上
記弁体が開弁した後、貯水室内に残る水が上記制御孔か
ら一定の時間をかけて便器洗浄タンク内の底部に排水さ
れる。制御孔からの排水によって貯水室内における水位
は低下し、これに伴って貯水室内に浮くフロートの位置
も徐々に低下する。そして、便器洗浄タンク内の水が殆
ど排水された時点でオーバーフロー管下部の弁体が弁座
に着座して閉弁状態となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ボールタップ給水栓cは、本体c1を内部
タンクb2の上部側壁に取付支持し、同内部タンクb2
の外側に突出する一次側接続口c4に対し、便器fを貫
通させて配管した給水管dを接続することにより、給水
源に連絡せしめてある。また、ボールタップ給水栓c本
体c1の二次側接続口c5には吐出口c6を接続し、上
記給水栓cから吐水された水が内部タンクb2の底部に
向けて吐水されるようになっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器洗浄タンク内において上下動自在
    に支持せしめたオーバーフロー管と、該オーバーフロー
    管の下部外周に設けた弁体と、該弁体を上方から着座せ
    しめるように上記便器洗浄タンク内の底部に設けた弁座
    と、上記便器洗浄タンク内における底面から所定高さに
    取り付け支持し、上記弁体の上記弁座への着座を遅延せ
    しめる制御孔を開設した制御槽と、同制御槽内に上部が
    開口する形で形成した貯水室と、該貯水室において浮き
    沈み自在に収納し、上記オーバーフロー管と共動するフ
    ロートとを具備して成る便器洗浄タンク用排水弁におい
    て、前記オーバーフロー管と制御槽とフロートとの相互
    を着脱自在に組み付けて成ることを特徴とする便器洗浄
    タンク用排水弁の構造。
  2. 【請求項2】 上記制御槽に係止部を設け、該係止部
    を、便器洗浄タンクの底面から立ち上げて適度な弾性を
    具有せしめた係止体に対し上方から着脱可能に掛止して
    成る請求項1記載の便器洗浄タンク用排水弁の構造。
  3. 【請求項3】 上記制御槽の係止部を、上記制御槽の
    下端部に一体成形してなる請求項2記載の便器洗浄タン
    ク用排水弁の構造。
  4. 【請求項4】 上記係止体を、爪片と、該爪片の下
    方に所定の間隙を介して配設したストッパ片とから構成
    したことを特徴とする請求項2記載の便器洗浄タンク用
    排水弁の構造。
  5. 【請求項5】 上記爪片とストッパ片とを上記係止体
    に一体成形して成ることを特徴とする請求項4記載の便
    器洗浄用排水弁の構造。
  6. 【請求項6】 上記係止体の爪片とストッパ片とをそ
    れぞれ別体に形成すると共に、これらを便器洗浄タンク
    内の底面から立ち上げて形成したことを特徴とする請求
    項4記載の便器洗浄タンク用排水弁の構造。
  7. 【請求項7】 便器洗浄タンクを合成樹脂にて構成
    し、該便器洗浄タンクに爪片とストッパ片とを一体成形
    したことを特徴とする請求項6記載の便器洗浄タンク用
    排水弁の構造。
  8. 【請求項8】 オーバーフロー管の下部外周に上記弁
    体を挟持する鍔片と挟持片とを一体成形すると共に、同
    オーバーフロー管の上端部に排水操作用の操作ロッドを
    係止するロッド係止部を一体成形して成る請求項1乃至
    7記載の便器洗浄タンク用排水弁の排水弁の構造。
  9. 【請求項9】 上記フロートをオーバーフロー管に対
    して取り付け固定する取付部を、前記フロートに一体成
    形して成る請求項1乃至8記載の便器洗浄タンク用排水
    弁の構造。
JP12625295A 1995-05-25 1995-05-25 便器洗浄タンク用排水弁の構造 Expired - Lifetime JP3546531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12625295A JP3546531B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 便器洗浄タンク用排水弁の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12625295A JP3546531B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 便器洗浄タンク用排水弁の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08319644A true JPH08319644A (ja) 1996-12-03
JP3546531B2 JP3546531B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=14930577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12625295A Expired - Lifetime JP3546531B2 (ja) 1995-05-25 1995-05-25 便器洗浄タンク用排水弁の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3546531B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9328494B2 (en) 2010-05-14 2016-05-03 Toto Ltd. Flush water tank apparatus and discharge apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5125386B2 (ja) * 2007-10-10 2013-01-23 Toto株式会社 便器洗浄タンク用排水弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9328494B2 (en) 2010-05-14 2016-05-03 Toto Ltd. Flush water tank apparatus and discharge apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3546531B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5185890A (en) Toilet bowl sealing assembly
JP6621880B2 (ja) トイレシステム
US6367102B1 (en) Drain assembly with installation aid stopper guide
US20040055083A1 (en) Cap for sealing a bathtub overflow port for testing purposes
TWI224659B (en) Method and apparatus for sealing a bathtub overflow port for testing purposes
US20060218712A1 (en) Flush valve with adjustable overflow tube and method for installing a toilet valve
JP2012219508A (ja) 排水弁装置、及び、それを備えた洗浄水タンク装置
JPH08319644A (ja) 便器洗浄タンク用排水弁の構造
US20090010736A1 (en) Washer
US7121594B2 (en) Toilet valve quick connect system
JP2008008021A (ja) 便器洗浄水タンク装置
JP4163930B2 (ja) 便器洗浄タンク用排水弁間座体
JP3749827B2 (ja) L型排水継手
US20060207661A1 (en) Toilet tank plumbing fixture assembly
JPH02278088A (ja) フラッシュバルブ用管状継手
US10214887B2 (en) Diaphragm disk
KR102309439B1 (ko) 분리설치가 가능한 양변기
US10808389B2 (en) Device for adapting a flusher for toilet tanks to a base of a valve with lateral overflow pipe
JPH08311954A (ja) 便器洗浄タンク用排水弁の構造
JPH1121965A (ja) 排水栓
JPH08311953A (ja) 便器洗浄用タンク装置
US3555572A (en) Flush tank valve
EP2876221A1 (en) Flushing tank with a interchangeable cover
JPH0235896Y2 (ja)
JP2502145Y2 (ja) ボ―ルタップ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040405

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term