JPH08318560A - ２軸押出スクリュ - Google Patents
２軸押出スクリュInfo
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- JPH08318560A JPH08318560A JP7152362A JP15236295A JPH08318560A JP H08318560 A JPH08318560 A JP H08318560A JP 7152362 A JP7152362 A JP 7152362A JP 15236295 A JP15236295 A JP 15236295A JP H08318560 A JPH08318560 A JP H08318560A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】グラスファイバーが５０〜７０％と多く混入さ
れている材料の分散がよく、しかもスクリュの駆動装置
の動力の増加しない２軸押出機のスクリュを提供するこ
と。 【構成】グラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂
材料を押出すための２軸押出スクリュにおいて、元部か
ら先端に向かって順に樹脂材料を前方へ送る送ネジから
成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られてくる材料を混
練、溶融するニーディングデスクの混練部Ｂ、次いで前
記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイバーを導
入する送ネジから成る供給部Ｃ、続いて前記供給部Ａと
同一送ネジと前記送ネジのフライト部をネジと直角方向
に等間隔に浅い溝を複数個設けたミキシングスクリュと
逆送ネジで構成された一対のスクリュエレメントを二対
直列に配し、その下流にベント部を設けた送ネジを設け
た。 【効果】ミキシングスクリュの剪断力はニーディングデ
スクのそれより小さいので樹脂材料の温度上昇が少な
く、かつ駆動装置のトルクも小さくて済む。
れている材料の分散がよく、しかもスクリュの駆動装置
の動力の増加しない２軸押出機のスクリュを提供するこ
と。 【構成】グラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂
材料を押出すための２軸押出スクリュにおいて、元部か
ら先端に向かって順に樹脂材料を前方へ送る送ネジから
成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られてくる材料を混
練、溶融するニーディングデスクの混練部Ｂ、次いで前
記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイバーを導
入する送ネジから成る供給部Ｃ、続いて前記供給部Ａと
同一送ネジと前記送ネジのフライト部をネジと直角方向
に等間隔に浅い溝を複数個設けたミキシングスクリュと
逆送ネジで構成された一対のスクリュエレメントを二対
直列に配し、その下流にベント部を設けた送ネジを設け
た。 【効果】ミキシングスクリュの剪断力はニーディングデ
スクのそれより小さいので樹脂材料の温度上昇が少な
く、かつ駆動装置のトルクも小さくて済む。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は２軸押出機に係わり、特
にグラスファイバーを５０〜７０％混入した材料を押出
すためのスクリュに関する。
にグラスファイバーを５０〜７０％混入した材料を押出
すためのスクリュに関する。
【０００２】
【従来技術】従来用いられているこの種２軸押出機は図
２及び図３に示すようにバレル１は材料供給口２とベン
ト口３を有し、その中間にグラスファイバーを充填する
充填口４が設けてある。
２及び図３に示すようにバレル１は材料供給口２とベン
ト口３を有し、その中間にグラスファイバーを充填する
充填口４が設けてある。
【０００３】このバレル１の内径面にはスクリュ５が図
示してない駆動装置により回転可能に挿入されており、
材料供給口２から供給された樹脂材料を回転による剪断
熱と図示してないバレル１の外側面に設けた加熱装置に
より溶融するとともに、充填口４で充填されたグラスフ
ァイバーを樹脂材料内に分散させながら前方（図中左方
向）へ送るようにしている。
示してない駆動装置により回転可能に挿入されており、
材料供給口２から供給された樹脂材料を回転による剪断
熱と図示してないバレル１の外側面に設けた加熱装置に
より溶融するとともに、充填口４で充填されたグラスフ
ァイバーを樹脂材料内に分散させながら前方（図中左方
向）へ送るようにしている。
【０００４】前記スクリュ５は元部から先端に向かって
順にゾーン１およびゾーン２となっていて、ゾーン１は
材料供給口２から供給された樹脂材料を前方へ搬送する
送ネジ６から成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られてく
る材料を混練、溶融するニーディングデスク７の混練部
Ｂ、次いで充填口４から充填されるグラスファイバーと
前記混練部Ｂから送られてきた材料を前方へ移送する送
ネジ８から成る供給部Ｃ，続いてグラスファイバーを良
く混練し、分散するようにしたニーディングデスク９の
混練部Ｄ、その下流に続く材料を圧縮するための逆送ネ
ジ１０の圧縮部Ｅで構成される。また、ゾーン２はベン
ト部Ｆを設けた送ネジ１１により構成される。
順にゾーン１およびゾーン２となっていて、ゾーン１は
材料供給口２から供給された樹脂材料を前方へ搬送する
送ネジ６から成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られてく
る材料を混練、溶融するニーディングデスク７の混練部
Ｂ、次いで充填口４から充填されるグラスファイバーと
前記混練部Ｂから送られてきた材料を前方へ移送する送
ネジ８から成る供給部Ｃ，続いてグラスファイバーを良
く混練し、分散するようにしたニーディングデスク９の
混練部Ｄ、その下流に続く材料を圧縮するための逆送ネ
ジ１０の圧縮部Ｅで構成される。また、ゾーン２はベン
ト部Ｆを設けた送ネジ１１により構成される。
【０００５】従って、材料供給口２から供給された材料
は充填口４でグラスファイバーを充填され、混練溶融さ
れた後、背圧を上げるための圧縮部Ｅに送られ、ゾーン
２に入ってベント部Ｆで余分な水分、揮発分等抜かれた
後、図示してない押出口から吐出される。
は充填口４でグラスファイバーを充填され、混練溶融さ
れた後、背圧を上げるための圧縮部Ｅに送られ、ゾーン
２に入ってベント部Ｆで余分な水分、揮発分等抜かれた
後、図示してない押出口から吐出される。
【０００６】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、グラス
ファイバーが５０〜７０％と多く混入されている材料は
グラスファイバーを混練分散させるためニーディングデ
スクを種々組合わせ、混練を多くする必要があり、それ
に伴う樹脂温度の上昇、グラスファイバーの切断過剰に
より優れた製品の押出しができないばかりでなくスクリ
ュの駆動装置の動力の増加が避けられなかった。
ファイバーが５０〜７０％と多く混入されている材料は
グラスファイバーを混練分散させるためニーディングデ
スクを種々組合わせ、混練を多くする必要があり、それ
に伴う樹脂温度の上昇、グラスファイバーの切断過剰に
より優れた製品の押出しができないばかりでなくスクリ
ュの駆動装置の動力の増加が避けられなかった。
【０００７】本発明の目的は前述の欠点を取除き、グラ
スファイバーが５０〜７０％と多く混入されている材料
の分散がよく、しかもスクリュの駆動装置の動力の増加
しない２軸押出機のスクリュを提供することである。
スファイバーが５０〜７０％と多く混入されている材料
の分散がよく、しかもスクリュの駆動装置の動力の増加
しない２軸押出機のスクリュを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は元部から先端に向かって順に樹脂材料を搬送
する送ネジから成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られた
材料を混練、溶融するニーディングデスクの混練部Ｂ、
次いで前記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイ
バーを導入する送ネジから成る供給部Ｃ，続いて前記グ
ラスファイバーを混練し、分散するようにしたニーディ
ングデスクの混練部Ｄとその下流に続く材料を圧縮する
ための逆送ネジの圧縮部Ｅで構成されるゾーン１および
ベント部Ｆを設けた送ネジからなるゾーン２より構成さ
れるグラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂材料
を押出すための２軸押出スクリュにおいて、前記混練部
Ｄとその下流に続く材料を圧縮するための逆送ネジの圧
縮部Ｅを前記供給部Ａと同一送ネジと前記送ネジのフラ
イト部をネジと直角方向に等間隔に浅い溝を複数個設け
たミキシングスクリュと逆送ネジで構成された一対のス
クリュエレメントを二対直列に配したことを特徴とする
グラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂材料を押
出すための２軸押出スクリュとした。
め本発明は元部から先端に向かって順に樹脂材料を搬送
する送ネジから成る供給部Ａ、同供給部Ａから送られた
材料を混練、溶融するニーディングデスクの混練部Ｂ、
次いで前記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイ
バーを導入する送ネジから成る供給部Ｃ，続いて前記グ
ラスファイバーを混練し、分散するようにしたニーディ
ングデスクの混練部Ｄとその下流に続く材料を圧縮する
ための逆送ネジの圧縮部Ｅで構成されるゾーン１および
ベント部Ｆを設けた送ネジからなるゾーン２より構成さ
れるグラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂材料
を押出すための２軸押出スクリュにおいて、前記混練部
Ｄとその下流に続く材料を圧縮するための逆送ネジの圧
縮部Ｅを前記供給部Ａと同一送ネジと前記送ネジのフラ
イト部をネジと直角方向に等間隔に浅い溝を複数個設け
たミキシングスクリュと逆送ネジで構成された一対のス
クリュエレメントを二対直列に配したことを特徴とする
グラスファイバーを５０〜７０％混入した樹脂材料を押
出すための２軸押出スクリュとした。
【０００９】
【作用】本発明によれば、ミキシングスクリュの剪断力
はニーディングデスクのそれより小さいので樹脂材料の
温度上昇が少なく、かつ駆動装置のトルクも小さくて済
む。
はニーディングデスクのそれより小さいので樹脂材料の
温度上昇が少なく、かつ駆動装置のトルクも小さくて済
む。
【００１０】
【実施例】次に本発明の１実施例を図１により説明す
る、説明に当たり従来例と同一の部材は同一番号を付
し、その説明を省き、本発明による新たな部材のみ新番
号を付しその説明をする。２０はグラスファイバーを５
０〜７０％混入した樹脂材料を押出すための２軸押出ス
クリュで、従来例と同じくゾーン１及びゾーン２から構
成され、ゾーン１には材料供給口２に対応する位置には
樹脂材料を前方へ搬送する送ネジ６から成る供給部Ａ
と、それに続くニーディングデスク７による混練部Ｂお
よび前記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイバ
ーを導入する送ネジから成る供給部Ｃが設けてある。
る、説明に当たり従来例と同一の部材は同一番号を付
し、その説明を省き、本発明による新たな部材のみ新番
号を付しその説明をする。２０はグラスファイバーを５
０〜７０％混入した樹脂材料を押出すための２軸押出ス
クリュで、従来例と同じくゾーン１及びゾーン２から構
成され、ゾーン１には材料供給口２に対応する位置には
樹脂材料を前方へ搬送する送ネジ６から成る供給部Ａ
と、それに続くニーディングデスク７による混練部Ｂお
よび前記混練部Ｂの下流から充填されるグラスファイバ
ーを導入する送ネジから成る供給部Ｃが設けてある。
【００１１】前記供給部Ｃより下流は順に供給部Ａと同
一の送ネジ２１，次いで、同送ネジのフライト部をネジ
と直角方向に等間隔に浅い溝２２を複数個設けたミキシ
ングスクリュ２３と逆送ネジ２４を一対としたスクリュ
エレメントを二対直列に配してある。ゾーン２は従来と
変わらずベント部Ｆを有する送ネジ１１となっている。
一の送ネジ２１，次いで、同送ネジのフライト部をネジ
と直角方向に等間隔に浅い溝２２を複数個設けたミキシ
ングスクリュ２３と逆送ネジ２４を一対としたスクリュ
エレメントを二対直列に配してある。ゾーン２は従来と
変わらずベント部Ｆを有する送ネジ１１となっている。
【００１２】発明者等は従来スクリュによる押出方法と
本発明スクリュによる押出方法の比較テストを樹脂材料
ＰＡ６６にグラスファイバーを混入した材料で行った結
果、下記
本発明スクリュによる押出方法の比較テストを樹脂材料
ＰＡ６６にグラスファイバーを混入した材料で行った結
果、下記
【００１３】
【表１】
【００１４】のような結果となった。
【００１５】前記表１からも理解されるように、本発明
では従来方法と比べてグラスファイバーの混入量が多い
にもかかわらず「スクリュ回転数」、「モータ電力」が
少ない。また、グラスファイバーの混入量が同じにもか
かわらず「スクリュ回転数」、「モータ電力」が少な
く、かつ「ストランド温度」（吐出物をストランドとし
た）が低い。等となった。
では従来方法と比べてグラスファイバーの混入量が多い
にもかかわらず「スクリュ回転数」、「モータ電力」が
少ない。また、グラスファイバーの混入量が同じにもか
かわらず「スクリュ回転数」、「モータ電力」が少な
く、かつ「ストランド温度」（吐出物をストランドとし
た）が低い。等となった。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
おり、ミキシングスクリュの剪断力はニーディングデス
クのそれより小さいので樹脂材料の温度上昇が少なく、
かつ駆動装置のトルクも小さくて済む。
おり、ミキシングスクリュの剪断力はニーディングデス
クのそれより小さいので樹脂材料の温度上昇が少なく、
かつ駆動装置のトルクも小さくて済む。
【図１】本発明の１実施を示す態様図。
【図２】従来のグラスファイバー押出機の説明図。
【図３】図２におけるＢ−Ｂ断面図図。
１ バレル ２ 材料供給口 ３ ベント口 ４ 充填口 ５ スクリュ ６ 送ネジ ７ ニーディングディスク ８ 送ネジ ９ ニーディングディスク １０ 逆送ネジ １１ 送ネジ ２０ ２軸押出スクリュ ２１ 送ネジ ２２ 溝 ２３ ミキシングスクリュ ２４ 逆送ネジ Ａ 供給部 Ｂ 混練部 Ｃ 供給部 Ｄ 混練部 Ｅ 圧縮部 Ｆ ベント部
Claims (1)
- 【請求項１】 元部から先端に向かって順に樹脂材料を
搬送する送ネジから成る供給部Ａ、同供給部Ａから送ら
れてくる材料を混練、溶融するニーディングデスクの混
練部Ｂ、次いで前記混練部Ｂの下流から充填されるグラ
スファイバーを導入する送ネジから成る供給部Ｃ、続い
て前記グラスファイバーを混練し、分散するようにした
ニーディングデスクの混練部Ｄとその下流に続く材料を
圧縮するための逆送ネジの圧縮部Ｅで構成されるゾーン
１およびベント部Ｆを設けた送ネジからなるゾーン２よ
り構成されるグラスファイバーを５０〜７０％混入した
樹脂材料を押出すための２軸押出スクリュにおいて、前
記混練部Ｄとその下流に続く材料を圧縮するための逆送
ネジの圧縮部Ｅを前記供給部Ａと同一送ネジと前記送ネ
ジのフライト部をネジと直角方向に等間隔に浅い溝を複
数個設けたミキシングスクリュと逆送ネジで構成された
一対のスクリュエレメントを二対直列に配したしたこと
を特徴とするグラスファイバーを５０〜７０％混入した
樹脂材料を押出すための２軸押出スクリュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15236295A JP3293056B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ２軸押出スクリュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15236295A JP3293056B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ２軸押出スクリュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08318560A true JPH08318560A (ja) | 1996-12-03 |
| JP3293056B2 JP3293056B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=15538883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15236295A Expired - Fee Related JP3293056B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ２軸押出スクリュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3293056B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002292719A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 押出装置、及びこれを用いた熱可塑性樹脂の押出加工方法、並びに揮発性成分の除去方法 |
| CN102773990A (zh) * | 2012-06-19 | 2012-11-14 | 苏州博云塑业有限公司 | 双螺杆挤出机用螺杆 |
| CN103660238A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 常州普莱克红梅色母料有限公司 | 一种色母料生产用心瓣型螺杆 |
| CN104097312A (zh) * | 2013-04-08 | 2014-10-15 | 上海华明高技术（集团）有限公司 | 排气式挤出机及使用该挤出机制造聚合物的方法 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP15236295A patent/JP3293056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002292719A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Dainippon Ink & Chem Inc | 押出装置、及びこれを用いた熱可塑性樹脂の押出加工方法、並びに揮発性成分の除去方法 |
| CN102773990A (zh) * | 2012-06-19 | 2012-11-14 | 苏州博云塑业有限公司 | 双螺杆挤出机用螺杆 |
| CN104097312A (zh) * | 2013-04-08 | 2014-10-15 | 上海华明高技术（集团）有限公司 | 排气式挤出机及使用该挤出机制造聚合物的方法 |
| CN103660238A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-03-26 | 常州普莱克红梅色母料有限公司 | 一种色母料生产用心瓣型螺杆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3293056B2 (ja) | 2002-06-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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