JPH08318512A - コンクリート型枠の自動係脱式締結装置 - Google Patents

コンクリート型枠の自動係脱式締結装置

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JPH08318512A
JPH08318512A JP15253495A JP15253495A JPH08318512A JP H08318512 A JPH08318512 A JP H08318512A JP 15253495 A JP15253495 A JP 15253495A JP 15253495 A JP15253495 A JP 15253495A JP H08318512 A JPH08318512 A JP H08318512A
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JP
Japan
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pin
engagement
connecting rod
disengagement
tip
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Application number
JP15253495A
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English (en)
Inventor
Toshizou Nishikawa
外志三 西川
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SANSHU KK
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SANSHU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートブロック成形用型枠のトグル式
締結装置に設けた係脱部の係脱を自動的に行う機構に関
し、連結ロッド先端の係脱ピンを容易に交換することが
できる、連結ロッド先端の振れを防止するより簡単な構
造を得る。 【構成】 被締結部材A、Bの一方Aに軸支したトグル
レバーの先端に枢着した連結ロッドの先端に両側に突出
する係脱ピン6が固定され、他方の被締結部材Bはこの
係脱ピンと係脱する受具10を備え、連結ロッド5の両
側にガイドプレート11を備え、このガイドプレートに
案内されて係脱ピン6が受具10の移動線上に自動的に
進退するコンクリート型枠の自動係脱式締結装置におい
て、連結ロッド5を挟む2枚のガイドプレート11はそ
の対向面に有底溝16を備え、この有底溝の解放側端部
はガイドプレート11の側縁に開口しており、係脱ピン
6の両側先端がこの有底溝16に案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートブロッ
ク成形用型枠の締結装置に関するもので、締結される部
材相互を大きく開くことができるように係脱部を設けた
トグル式締結装置において、当該係脱部の係脱を自動的
に行う機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリートブロック成形用型枠の締結
装置として、すべりこクランク機構の下死点付近におけ
る倍力を利用したトグル式締結装置は周知である。トグ
ル式締結装置は、締結およびその解放動作を一操作で行
うことができ、締結力も強大であるという長所がある
が、型開きストロークがトグルレバー(すべりこクラン
ク機構のクランクに相当する部材)の長さによって制限
されるという欠点がある。そこでトグルレバーや連結ロ
ッドの一端を係脱自在とし、型枠を大きく開くときに
は、その係合を解く構造が採用されている。
【0003】ところがこの係脱を人手で行う場合には、
型枠を大きく開くときおよび型締め操作に先立って、係
脱操作を行う必要があり、特に1本の操作杆(すべりこ
クランク機構のクランク軸に相当する部材)で複数個の
締結装置を同時に操作する構造では、係脱作業が非常に
面倒になるという問題がある。
【0004】そこで連結ロッド先端の型枠開閉方向への
移動を利用して、連結ロッドの先端と受具との間に設け
た係脱部を自動的に係脱させる構造がこの出願の発明者
らによって提唱され、実開昭63−170109号公報
および実開平3−106006号公報に開示されてい
る。
【0005】実開昭63−170109号公報で開示し
た構造は、連結ロッドの先端を先下がりの傾斜面を有す
るガイド部材で案内する構造で、トグルレバーを締結方
向に回動したときは、連結ロッドの先端がガイド部材の
傾斜面に沿って上動して受具に対向する位置となり、型
開き方向に回動したときには、傾斜面に沿って下降して
受具の移動線上から外れるというものである。ところが
上記構造の締結装置は、連結ロッドの自重を利用してそ
の先端をガイド部材の傾斜面に沿って上下させるように
したものであるから、大型の型枠の側板と妻板の垂直辺
相互を締結する締結装置のように、操作杆(トグルレバ
ーの回動中心軸)が鉛直方向となる締結装置には利用す
ることができない。
【0006】実開平3−106006号公報で開示した
構造は、この問題を解決したもので、連結ロッドの先端
を傾斜部を有する長孔でガイドする構造を採用してい
る。
【0007】図6および図7は、実開平3−10600
6号公報で開示した締結装置を示したものである。互い
に締結される部材A、Bの一方Aには、操作杆2が回動
自在に軸支され、この操作杆にトグルレバー3が固着さ
れ、このトグルレバーの先端に連結ピン4で連結ロッド
5の基端が枢着されている。連結ロッド5は、その基端
側に、操作杆2との干渉を避けかつ締結時に操作杆2と
当接してトグルレバー3の回動位置を規定するU字板5
Aを備えている。連結ロッド5の先端には、係脱ピン6
が両側に突出するように設けられており、締結される部
材の他方Bにこの係脱ピン6と係脱する受具10が固着
されている。係脱ピン6はトグルレバー側の部材Aに固
着したガイドプレート11の長孔12を貫通している。
この長孔12は傾斜部12Aを備えており、トグルレバ
ー3を回動したときに係脱ピン6が長孔の傾斜部12A
に案内されて、受具10と係合する位置12Bと、受具
10から外れる位置12Cとの間を移動することによ
り、連結ロッド5の先端と受具10との係脱が自動的に
行われる。
【0008】図7に示すように、トグルレバー3はU字
状板5Aを挟むように位置する2枚のプレートによって
構成されている。また受具10およびガイドプレート1
1もそれぞれ連結ロッド5の両側に配置した2枚のプレ
ートによって構成され、受具10はガイドプレート11
の内側に位置している。係脱ピン6の先端は、ガイドプ
レートの長孔12を貫通しており、連結ロッド5の先端
の係脱ピン軸方向の振れは、連結ロッド5の先端部分に
固着した鍔板9がガイドプレート11の内側面で案内さ
れることにより防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし実開平3−10
6006号の従来構造は、次に述べるような問題点があ
ることが判明した。それは、型枠の繰り返し使用により
係脱ピン6が摩耗したとき、係脱ピン6を交換する必要
が生ずるが、このとき係脱ピン6を長孔12から抜き取
ることができなかったり、できたとしても作業が非常に
面倒であるという問題である。
【0010】また従来構造では、操作杆2を鉛直方向と
したときの連結ロッド5の上下方向(係脱ピンの軸方
向)の振れを係脱ピンに固着した鍔板9で防止している
が、この鍔板の存在のために、型枠への締結装置の装着
作業が面倒になったり、係脱ピン6が摩耗したときの交
換作業が面倒になったりする問題が生じていた。
【0011】この発明は、上記従来装置の問題に鑑み、
連結ロッドの先端に装着された係脱ピンが摩耗したとき
に当該ピンを容易に交換することができるとともに、操
作杆を鉛直方向にしたときの連結ロッド先端の上下方向
の振れを防止するより簡単な構造を得ることを課題とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のコンクリート
型枠の自動係脱式締結装置は、相互に締結される被締結
部材A、Bの一方Aにトグルレバー3が軸支され、この
トグルレバーの先端に連結ロッド5の基端が枢着され、
この連結ロッドの先端にトグルレバー3の中心軸と平行
に両側に突出する係脱ピン6が固定され、他方の被締結
部材Bはこの係脱ピンと係脱する受具10を備え、上記
一方の部材Aから連結ロッド5の両側に隣接して延びる
ガイドプレート11を備え、上記係脱ピン6がこのガイ
ドプレート11で案内されて、トグルレバー3を回動さ
せたときに係脱ピン6が受具10の移動線上に自動的に
進出および退避するコンクリート型枠の自動係脱式締結
装置において、連結ロッド5を挟む2枚のガイドプレー
ト11はその対向面に有底溝16を備え、この有底溝1
6の締結側端部15Cは受具10の移動線上に位置し、
解放側端部15Bは受具10の移動線から外れた位置に
位置し、かつこの有底溝の解放側端部はガイドプレート
11の側縁に開口しており、係脱ピン6の両側先端がこ
の有底溝16に案内されることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】係脱ピン6が摩耗したときは、係脱ピン6を連
結ロッド5の先端から外し、有底溝16の開口端から抜
き取ることにより、容易に取り外すことができる。また
新たな係脱ピンは、その両端を開口端15Bから有底溝
16に挿入し、連結ロッド5の先端に固定することによ
り、容易に装着できる。
【0014】また連結ロッド5の先端の係脱ピン6と平
行な方向(操作杆2を鉛直方向に設けたときの上下方
向)への振れは、係脱ピン6の先端が有底溝16の底面
18と摺接して移動することにより防止されるから、従
来構造のような鍔体を設ける必要がなく、組立および補
修が容易である。
【0015】
【実施例】次に図1ないし図5に示す実施例について説
明する。互いに締結しようとする被締結部材の一方Aに
は、ブラケット1で操作杆2が回動自在に軸支されてお
り、この操作杆にトグルレバー3が固着され、このトグ
ルレバーの先端に連結ピン4で連結ロッド5の基端が枢
着され、この連結ロッドの先端に操作杆2と平行な方向
の係脱ピン6が両側に突出するように装着されている。
連結ロッド5の先端部はネジ杆となっており、このネジ
杆が係脱ピン6の中央を軸直角方向に貫通し、その貫通
部の両側のナット7、7で係脱ピン6の中央を挟着する
ことにより、係脱ピン6が固定されている。締結される
部材の他方Bには、連結ロッド5の先端部両側に位置す
る2枚のプレートからなる受具10が固着されている。
この受具のさらに外側には、操作杆2を軸支する側の部
材Aから延びるガイドプレート11が位置している。以
上の構造は、実開平3−106006号公報等に示され
た従来構造と同様である。
【0016】ガイドプレート11は、図3に示す溝板1
3と、図4に示す底板14とを溶接により一体化して構
成されている。溝板13は溝15を備えており、この溝
15は中央に屈曲部15Aを有しかつ一端が溝板13の
側縁に開口する開口端15Bとなっている。底板14は
その周辺部に設けた透孔14A部分で栓溶接することに
より、溝板13の外側面に溶着して一体化されている。
溝板13と底板14とを一体化することにより、各ガイ
ドプレート11の内側面には、中央に屈曲部15Aを有
しかつ型開き端側が開口端15Bとなっている有底溝1
6が形成される(図5参照)。溝板13の図3の左側部
分に設けた凹所17は、ガイドプレート11を被締結部
材Aに溶接する際の位置決め用の凹所であり、この凹所
17を操作杆2に当てた状態でガイドプレート11を被
締結部材Aに溶接する。
【0017】上記構造の装置において、係脱ピン6を交
換するときは、連結ロッド5の先端側のナット7を外
し、係脱ピン6を連結ロッド5から抜き取り、そのまま
係脱ピン6を有底溝16の開口端15Bから抜き取って
やればよい。新たな係脱ピン6は、その両端を開口端1
5Bから有底溝16に挿入し、その中央の貫通孔に連結
ロッド5の先端のネジ杆を挿通し、ナット7で締結して
やればよい。
【0018】上記の構造では、係脱ピン6が有底溝16
によって受具10と係合する位置およびこれから外れた
位置に自動的に案内されるとともに、係脱ピン6の先端
と有底溝16の底面18との摺接により、係脱ピン6の
軸方向位置も規定されるから、操作杆2が鉛直方向に設
けられる場合であっても、連結ロッド5の先端の上下方
向の振れが防止されるので、係脱ピン6に鍔板等を設け
る必要がなく、締結装置の組み立ておよび係脱ピンの交
換等の補修作業が非常に容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したこの発明により、連結ロッ
ドの先端と受具との係脱を自動的に行わせるようにした
コンクリート型枠のトグル式締結装置において、連結ロ
ッド先端の係脱ピンが摩耗したときに容易にその交換を
行うことができるとともに、型枠への装着や補修作業が
容易な締結装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図
【図2】実施例の平面図
【図3】ガイドプレートの溝板を示す図
【図4】ガイドプレートの底板を示す図
【図5】ガイドプレートの斜視図
【図6】従来構造の平面図
【図7】従来構造の正面図
【符号の説明】
3 トグルレバー 5 連結ロッド 6 係脱ピン 10 受具 11 ガイドプレート 15B 開口端 16 有底溝 A 部材 B 部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に締結される被締結部材(A,B) の一
    方(A) にトグルレバー(3) が軸支され、このトグルレバ
    ーの先端に連結ロッド(5) の基端が枢着され、この連結
    ロッドの先端にトグルレバー(3) の中心軸と平行に両側
    に突出する係脱ピン(6) が固定され、他方の被締結部材
    (B) はこの係脱ピンと係脱する受具(10)を備え、上記一
    方の部材(A) から連結ロッド(5) の両側に隣接して延び
    るガイドプレート(11)を備え、上記係脱ピン(6) がこの
    ガイドプレート(11)で案内されて、トグルレバー(3) を
    回動させたときに係脱ピン(6) が受具(10)の移動線上に
    自動的に進出および退避するコンクリート型枠の自動係
    脱式締結装置において、連結ロッド(5) を挟む2枚のガ
    イドプレート(11)はその対向面に有底溝(16)を備え、こ
    の有底溝(16)の締結側端部(15A) は受具(10)の移動線上
    に位置し、解放側端部(15B) は受具(10)の移動線から外
    れた位置に位置し、かつこの有底溝の解放側端部はガイ
    ドプレート(11)の側縁に開口しており、係脱ピン(6) の
    両側先端がこの有底溝(16)に案内されることを特徴とす
    る、コンクリート型枠の自動係脱式締結装置。
JP15253495A 1995-05-25 1995-05-25 コンクリート型枠の自動係脱式締結装置 Pending JPH08318512A (ja)

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