JPH08317840A - 人間の歩行をシミュレートするシステム - Google Patents

人間の歩行をシミュレートするシステム

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JPH08317840A
JPH08317840A JP7108276A JP10827695A JPH08317840A JP H08317840 A JPH08317840 A JP H08317840A JP 7108276 A JP7108276 A JP 7108276A JP 10827695 A JP10827695 A JP 10827695A JP H08317840 A JPH08317840 A JP H08317840A
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JP
Japan
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leg
track
legs
walking
pseudo
Prior art date
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Pending
Application number
JP7108276A
Other languages
English (en)
Inventor
Boris Kotlarsky
コトゥラースキー ボリス
Gideon Gelman
ゲルマン ギデオン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEW DIMENSION PROD Ltd
New Dimension Products Ltd
Original Assignee
NEW DIMENSION PROD Ltd
New Dimension Products Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08317840A publication Critical patent/JPH08317840A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H11/00Self-movable toy figures
    • A63H11/18Figure toys which perform a realistic walking motion

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間が歩行特性を具現化して、人間の歩行を
シミュレートする。 【構成】 人間の歩行をシミュレートするシステムが、
第1トラック(114);この第1トラックに沿って進
む右脚(104);第1トラックに沿って右脚を1ステ
ップ分前進させる第1駆動手段(126);第1トラッ
クとほぼ平行な第2トラック(116);第2トラック
に沿って進む左脚(106);第2トラックに沿って左
脚を1ステップ分前進させる第2駆動手段(228);
第1及び第2駆動手段を交互に作動させて右脚及び左脚
を歩行しているように進ませるコントロール手段(12
0)とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に人体の動きをシ
ミュレートするシステムに関し、特に人間の歩行をシミ
ュレートするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ショウウインドウで被服を着て陳列され
ているマネキンはもう何年も知られている。しかしなが
ら、このようにショウウインドウに陳列されたマネキン
は静止したポーズのみであるので、見る人の目を引きつ
ける魅力が欠けていた。最近ではショウウインドウでの
陳列が人の目を引きつけるようにする試みがなされてお
り、例えば、マネキンをベルトコンベア上に乗せて連続
的に移動するようなことも試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマネキンが単にコンベア上を連続して移動するだけ
では、実際に人の目を引きつけるまでには至っておら
ず、ショウウインドウ内でのマネキンを、あたかも生身
の人間が歩行しているように見せることが望まれてい
る。
【0004】このようなことから、本発明は、特にショ
ウウインドウ内でマネキンを本当の人間が歩いているよ
うにシミュレートさせるシステムを提供することを主目
的とする。
【0005】標準的な身長の人間が3〜5km/hの速
さで歩くときの歩行特性は、歩幅が60〜70cmで、
両脚のなす角度(交差角)は最大歩幅のときに50゜〜
60゜であり、歩行中に脚を持ち上げるときから下ろす
ときまでの足の前後方向の揺動運動角は15゜というの
が典型的である。このため、できる限り生身の人間が歩
行しているようにシミュレートするには、人間の体格寸
法にできるだけ近い外観を有し、かつ上記人間の歩行特
性を具現化するシステムが求められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は人間の歩行をシ
ミュレートするシステムを提供するものであり、このシ
ステムは、(a)第1トラック;(b)この第1トラッ
クに沿って進む右脚;(c)第1トラックに沿って右脚
を1ステップ分前進させる第1駆動手段;(d)第1ト
ラックとほぼ平行な第2トラック;(e)第2トラック
に沿って進む左脚;(f)第2トラックに沿って左脚を
1ステップ分前進させる第2駆動手段;(g)第1及び
第2駆動手段を交互に作動させて右脚及び左脚を歩行し
ているように進ませるコントロール手段とから構成され
る。
【0007】このシステムは、システムの適用目的に応
じて、マネキン、案山子などのように人間をモデルとし
た外観を用いて作るのが好ましい。左右の脚の上端部は
腰の位置において左右に距離をおいて互いに揺動自在に
連結され、両トラック上を一歩一歩進ませるときにはさ
みを動かせるような運動(交差運動)を行うようになっ
ている。
【0008】モデルをトラック上で一歩一歩進ませる駆
動システムは、一対のベルト駆動式搬送体を備えてお
り、これら搬送体はモデルを支持してトラック上を移動
する車輪付き搬送体を介して左右の脚に着脱可能に連結
されている。ベルト駆動式搬送体自身は、上記一対のト
ラックの下方に所定距離を置いて並んで配設されたもう
一対の互いに平行なトラックの上を移動する。駆動シス
テムはさらに、モデルがトラック端部に到達したことを
検知するリミットスイッチと、モデルの進行方向を逆転
させる回転ターミナルとを有している。
【0009】腰部は、疑似歩行運動の間、モデルの背骨
をほぼまっすぐに保つためのバランス機構を有してい
る。さらに、左右の脚は膝関節のように連結された上部
脚および下部脚からなり、屈曲が可能であるとともにこ
れをまっすく伸ばす手段を有している。さらに、脚の下
端には足部材が揺動自在に繋がっており、前後ショック
アブソーバが設けられており歩行運動をスムーズに行わ
せる。
【0010】要するに、本発明は、その重量、慣性モー
メントならびに静的及び動的特性に基づいて、空間的お
よび時間的に組み合わせて人間の歩行をシミュレートす
るように設計された要素を有したユニークなシステムで
ある。
【0011】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。本発明は人間の歩行をシミュレートする
システムであり、人間のようなモデルを駆動システムに
より一対のトラックに沿って歩行するように移動させる
ようにしたシステムである。本発明のシステム100の
原理及び作動は、図面および以下の説明により一層よく
理解できる。
【0012】まず図1および図2には、システム100
の適用目的に応じてマネキン、案山子等となる人間に似
せたモデル102を示している。このモデル102は右
脚104と左脚106とを有し、両脚は腰部108を介
して左右に所定距離だけ離れて互いに揺動自在に連結さ
れている。左右脚104,106は一対の車輪付き搬送
体110,112の上に取り付けられており、これら搬
送体は一対のトラック114,116に沿って移動す
る。トラック114,116は例えば180cmの長さ
を有している。
【0013】コントローラ120の制御の下で駆動され
る駆動システム118は、一対のベルト駆動搬送体12
2,124によりトラック114,116に沿ってモデ
ル102を一歩ずつ進ませる。なお、搬送体122,1
24は搬送体110,112と着脱自在に連結されてい
る。搬送体122,124はモーター126,128に
より駆動されて、トラック114,116の下方に所定
距離を置いて整列して設けられた一対トラック130,
132に沿って進められる。
【0014】駆動システム118がモデル102を左か
ら右へ且つ右から左へ移動させるようになっているのが
本発明の特徴の一つである。モデル102を左から右へ
移動させるために、左右搬送体110,112がそれぞ
れトラック114,116に沿って移動し、モデル10
2を右から左へ移動させるために、左右搬送体110,
112がそれぞれトラック116,114に沿って移動
する。
【0015】リミットスイッチ134,136は、脚1
04,106がそれぞれトラック114,116の右に
到達したことを検知し、リミットスイッチ136,13
7は脚104,106がそれぞれトラック114,11
6の左に到達したことを検知する。リミットスイッチ1
34〜137はコントローラ120に検知信号を送り、
モーター142,144により駆動される回転ターミナ
ル138,140を用いて搬送体110,112とトラ
ック114,116とを逆に繋ぎ変える。このことから
分かるように、ターミナル138,140はトラック1
14,116の端部を構成するトラックを有している。
【0016】次に図3(A)および図3(B)を参照し
て右及び左脚104,106を説明するが、これらは同
一部材から構成されているので同一番号を用い、右脚1
04のみについて説明する。右脚104は膝のようなジ
ョイント150により互いに揺動自在に連結された上部
脚148と下部脚152とを有し、脚104は矢印A方
向に屈曲するようになっている。膝のようなジョイント
150はT字状ヘッド154を有する下部脚152に設
けられており、その前部156において上部脚148と
揺動自在に連結されている。
【0017】脚104の屈曲運動に抗するため、スプリ
ング158がT字状ヘッド154の後部160と上部脚
148の中間点162との間に配設されており、上部脚
148に対して下部脚152をほぼ真っ直ぐに伸ばすよ
うになっている。上部脚148における中間点162の
正確な位置はスプリング158のバネ定数及び長さや設
計的に必要とされる種々のパラメータに基づいて設定さ
れる。
【0018】左右上部脚148の上端には右及び左プレ
ート164,166が取り付けられており、左右下部脚
152の下端には足首状プレート174,176を介し
て右及び左足部材170,172が取り付けられてい
る。プレート164,166は、図5および図6から最
もよく分かるように、横軸180を支えるベアリング1
78を有しており、これにより両脚104,106が交
差運動を行うことができるようになっている。
【0019】次に図4に示すように、足部材170が、
搬送体110に取り付けられたアンカー182に揺動自
在に取り付けられている。同様にして、足部材172が
搬送体112に取り付けられたアンカー184に揺動自
在に取り付けられている。前後ショックアブソーバ18
8,190がアンカー182,184の前後に設けられ
ており、モデル102が疑似歩行運動を行うときに、ア
ンカー182,184の回りにおける矢印Bで示すよう
な足部材170,172の揺動運動を減衰させる。
【0020】全体としては、右脚104が前進すると、
これに対応する膝関節状ジョイント150が約15゜屈
曲し、右足部材170がアンカー182に対して反時計
回りに約15゜揺動し、右後部ショックアブソーバ19
0が圧縮される。一方、左脚106はほぼ真っ直ぐのま
まで、左足部材172はアンカー184に対して時計回
りに約15゜揺動し、左前部ショックアブソーバ188
を圧縮させる。左脚106が前進するときはこれと同様
で逆の作動がなされ、左脚の膝関節状ジョイント150
が約15゜屈曲し、左足部材172がアンカー184に
対して反時計回りに約15゜揺動し、左後部ショックア
ブソーバ190が圧縮され、一方、右脚104はほぼ真
っ直ぐのままで、右足部材170はアンカー182に対
して時計回りに約15゜揺動し、右前部ショックアブソ
ーバ188を圧縮させる。
【0021】なお、上述のような膝関節状ジョイント1
50の屈曲およびアンカー182,184に対する左右
足部材170,172の揺動角はそれぞれ、左右足の歩
幅によって大きく異なる。
【0022】次に図5〜図7を参照して説明する。図に
は腰部108が示されており、この腰部108は、右及
び左ベアリング198,200と右及び左スロット20
2,204とを有したベース194を有しており、これ
により疑似歩行運動に際してモデル102の背骨をほぼ
真っ直ぐに保持するためのバランス機構196が構成さ
れている。バランス機構196は、固定ベアリング19
8,200により支持された前バランス軸206と、ス
ロット202,204に沿って移動するローラー207
に取り付けられた後バランス軸208とを有する。前バ
ランス軸206と後バランス軸208の距離を記号aで
示している。
【0023】前バランス軸206は左脚106によって
回動され、後バランス軸208は右脚104によって往
復動される。バランス機構196において、後バランス
軸208は、右及び左脚104,106が横軸180を
中心として交差運動を行うときに、スロット200,2
04内で往復運動を行い、モデル102の背骨をほぼ真
っ直ぐに保持する。特に、後バランス軸208は、左脚
106が前進したときに番号209で示す最も前に移動
した位置に位置して距離aが最小となり(図5参照)、
右脚104が前進したときに番号211で示す最も後に
移動した位置に位置して距離aが最大となる(図7参
照)。両位置の間に番号210で示す中立位置があり、
両脚104,106がほぼ垂直に直立したときに後バラ
ンス軸208が中立位置に位置する(図6参照)。
【0024】右及び左プレート164,166には、図
3に示すように、斜めに傾斜した切り欠き212が形成
されており、両脚104,106が交差運動を行うとき
に、これらプレートとベアリング198,207とが干
渉するのを防止している。
【0025】右脚104もしくは左脚106が前進した
ときに、腰部108は最低高さhminとなり、両脚10
4,106が直立したときに、腰部108は最高高さh
maxとなる。両高さの差(hmax−hmin)は通常数cm
であり、その値は左右両足の歩幅に応じて決まる。
【0026】次に、図8、図9に示す駆動システム11
8を説明する。このシステム118は、搬送体110,
112と搬送体122,124とを連結するカップリン
グを有している。このカップリングは、搬送体122,
124に設けられたソレノイド駆動ボルト214,21
6と、このボルトを受容する受容孔218,220とか
ら構成される。ソレノイド駆動ボルト214,216の
作動は、コントローラ120により制御される。
【0027】図示のように、ターミナル134,136
は、コントローラ120により制御されるソレノイド駆
動ラッチ222,224がそれぞれターミナル138の
溝226,228及びターミナル140の溝230,2
32に係合して、所定位置に固定保持されている。この
ようにターミナル138,140にはそれぞれ二つの溝
が形成されており、これが180゜回転されて、搬送体
110,112とトラック114,116との係合を逆
転させることができるようになっている。なお、搬送体
110,112はこの回転作動中においては機械ラッチ
機構(図示せず)によりターミナル138,140(の
上のトラック上)に固定保持される。
【0028】次に、図10〜図13を参照して説明す
る。図には左脚が前に踏み出された状態から右足を前進
させて人間の歩行をシミュレートさせる様子を示してい
る。モデル102は実際には、その重量、慣性モーメン
トならびに静的及び動的特性に基づいて、空間的および
時間的に組み合わせて人間の歩行をシミュレートするよ
うに設計された運動要素を有する。このような運動要素
としては、まず、図3において矢印Aで示す屈曲運動が
あり、第2に図4において矢印Bで示す足部材170,
172の揺動運動があり、最後にモデル102の背骨を
ほぼ真っ直ぐに保持するための矢印Cで示す後バランス
軸208の往復運動(図5〜図7参照)がある。
【0029】図10には、モデル102の左脚が前に位
置した状態、すなわち、左足部材172が右足部材17
0に対して約60cm前進した状態を示している。この
ため、右及び左脚104,106は支持横軸180に対
してはさみ状に開いた状態となり、後バランス軸206
は番号209で示す位置に位置し前後バランス軸20
6,208の距離aが最小となり、腰部108の高さが
最小hminとなる。さらに、左脚172が前進している
ときには、膝関節状ジョイント150は約15゜屈曲
し、左足部材172はアンカー184に対して約15゜
反時計回りに揺動し、左後ショックアブソーバ190を
圧縮させる。一方、右脚104はほぼ真っ直ぐ伸びてお
り、アンカー182に対して約15゜時計回りに揺動
し、右前ショックアブソーバ188が圧縮される。
【0030】右足部材170がこの状態から図における
右方に移動(前進移動)開始すると、右及び左脚10
4,106は支持横軸180を中心としてはさみを閉じ
る方向の運動を開始する。すなわち、モデル102が図
の右方に(前進方向に)移動すると、支持横軸180を
中心として、右プレート164は反時計回りに揺動し、
左プレート166は時計回りに揺動する。これにより、
後バランス軸208は後方にスライド移動してモデル1
02の背骨を真っ直ぐ保持したまま腰部108を移動さ
せる。同時に、右及び左足部材170,172が近づく
につれて、右足部材170は右アンカー182に対して
反時計回りに揺動を開始し、左足部材172は左アンカ
ー184に対して時計回りに揺動を開始する。
【0031】ここで図11を参照して説明する。右足部
材170が図における右方向に進む(前進する)につれ
て、脚104,106はほぼ直立する位置まで移動する
と、後バランス軸208は番号210で示す位置に位置
し、腰部108の高さが最大高さhmaxとなる。
【0032】次に図12の状態を説明する。右脚及び腰
部108が前進する、すなわち、モデル102が図にお
いて右方向に進むにつれて、右及び左脚104,106
が支持横軸180を中心としてはさみを開くような運動
を開始する。このようなはさみを開く運動により、支持
横軸180を中心として、右プレート164は反時計回
りに揺動し続け、左プレート166は時計回りに揺動し
続ける。これにより、後バランス軸208は番号210
で示す位置から番号211で示す位置に向かって左方向
にスライド移動する。同時に、右足部材170は右アン
カー182に対して反時計回りに揺動し続け、左足部材
172は左アンカー184に対して時計回りに揺動し続
け、左右の脚104,106は離れる。
【0033】そして図13に示すように、モデル102
の右足部材は最も前方に踏み出した状態となり右足部材
170は最終的に接地する。この位置においては、右脚
104はその膝関節状ジョイント150において約15
゜屈曲し、足部材170はアンカー182に対して約1
5゜反時計回りに揺動して右後ショックアブソーバ19
0を圧縮する。一方、左脚106はほぼ真っ直ぐ伸びた
状態となり、足部材172はアンカー182に対して時
計回りに約15゜揺動して左前ショックアブソーバ18
8を圧縮する。さらに、後バランス軸206は番号21
0の位置の後に位置する番号211の位置に位置し、前
及び後バランス軸206,208間の距離aは最大とな
り、腰部108の高さは再び最小高さhmimとなる。
【0034】コントローラ120は右及び左脚104,
106をトラック114,116に沿って一歩一歩交互
に駆動し、リミットスイッチ134,135によりモデ
ルがトラック114,116の右端に到達したことが検
知されるまで疑似歩行運動を行わせる。通常一歩進むの
に約3秒を要し、このためモデル102は、トラック1
14,116の端から端まで1.8mの距離を歩くのに
約30秒を要する。
【0035】右端に到達したことが検知されると、リミ
ットスイッチ134,135は、コントローラ120に
搬送体110,112とトラック114,116との係
合を逆転させる信号を送る。これにより駆動システム1
18はモデル102を、次のような順序で右から左に進
ませることができる。まずコントローラ120は搬送体
122,124のボルト214,216を搬送体11
0,112の挿入孔218,220から引き抜く。次
に、機械ラッチ234,236を搬送体110,112
に係合させ、搬送体110,112をターミナル138
に固定する。三番目に、コントローラ120はラッチ2
22をターミナル138の溝226から引き抜き、モー
ター142を駆動してターミナル138を180゜だけ
回転させる。そして、ラッチ222をターミナル138
の溝228内に挿入させる。そして、コントローラ12
0は、搬送体122,124のボルト214,216を
搬送体112,110の挿入孔220,218に挿入さ
せる。これにより搬送体110,112とトラック11
4,116との係合が逆転され、右から左へのモデル1
02の移動に切り替わる。
【0036】上記と同様にして、コントローラ120は
右及び左脚104,106をトラック114,116に
沿って一歩ずつ駆動して、リミットスイッチ136,1
37によりモデル102がトラック114,116の左
端に到達したことが検知されるまで疑似歩行運動を行わ
せる。このときリミットスイッチ136,137はコン
トローラに検知信号を出力し、上記と同様な作動を行わ
せて搬送体110,112とトラック114,116と
の係合を逆転させ、駆動システム118はモデル102
を再び左から右へ移動させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人間の歩行をシミュレートするシ
ステムの正面図である。
【図2】本発明に係る人間の歩行をシミュレートするシ
ステムの平面図である。
【図3】上記システムを構成する右および左脚を示す正
面図である。
【図4】上記システムを構成する足部材の周りを拡大し
て示す部分断面正面図である。
【図5】上記システムにおける腰部を拡大して示す斜視
図である。
【図6】上記システムにおける腰部を拡大して示す斜視
図である。
【図7】上記システムにおける腰部を拡大して示す斜視
図である。
【図8】上記システムを構成する駆動システムの正面図
である。
【図9】上記システムを構成する駆動システムの平面図
である。
【図10】上記システムにおける左右の脚の疑似歩行運
動を示す正面図である。
【図11】上記システムにおける左右の脚の疑似歩行運
動を示す正面図である。
【図12】上記システムにおける左右の脚の疑似歩行運
動を示す正面図である。
【図13】上記システムにおける左右の脚の疑似歩行運
動を示す正面図である。
【符号の説明】
102 モデル 104,106 脚 114,116 トラック 118 駆動システム 120 コントローラ 150 ジョイント

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1トラック、(b)この第1トラ
    ックに沿って進む右脚、(c)前記第1トラックに沿っ
    て前記右脚を1ステップ分前進させる第1駆動手段、
    (d)前記第1トラックとほぼ平行な第2トラック、
    (e)この第2トラックに沿って進む左脚、(f)前記
    第2トラックに沿って前記左脚を1ステップ分前進させ
    る第2区動手段、および(g)前記第1及び第2区動手
    段を交互に駆動して、前記右及び左脚を疑似歩行運動さ
    せるコントロール手段からなることを特徴とする人間の
    歩行をシミュレートするシステム。
  2. 【請求項2】 前記左右両脚の上端部が腰部において左
    右に所定距離を置いて並んだ状態で互いに揺動自在に連
    結され、前記左右両脚が交差運動を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記腰部が前記疑似歩行運動に際して背
    骨部材をほぼ真っ直ぐに保持するバランス手段を有して
    いることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記左右両脚がそれぞれ上部脚及び下部
    脚からなるとともに、膝関節状ジョイントを介して屈曲
    運動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に
    記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記各脚が前記上部脚に対して前記下部
    脚を真っ直ぐに伸ばさせる手段を有していることを特徴
    とする請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記各脚の下端に足部材が揺動自在に連
    結されていることを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記疑似歩行運動を和らげる減衰手段を
    有していることを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記減衰手段が前部及び後部ショックア
    ブソーバからなることを特徴とする請求項7に記載のシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記脚が前記トラックの端部に到達した
    ことを検知するリミットスイッチを有していることを特
    徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記トラックに沿った前記脚の移動方
    向を逆転させる転回手段を有していることを特徴とする
    請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 人間のようなモデルを用いることを特
    徴とする請求項1に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 マネキンを用いることを特徴とする請
    求項11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 案山子を用いることを特徴とする請求
    項11に記載のシステム。
JP7108276A 1994-04-08 1995-04-07 人間の歩行をシミュレートするシステム Pending JPH08317840A (ja)

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