JPH08317691A - コンデンサ誘導電動機 - Google Patents
コンデンサ誘導電動機Info
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- JPH08317691A JPH08317691A JP7121623A JP12162395A JPH08317691A JP H08317691 A JPH08317691 A JP H08317691A JP 7121623 A JP7121623 A JP 7121623A JP 12162395 A JP12162395 A JP 12162395A JP H08317691 A JPH08317691 A JP H08317691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンデンサ誘導電動機に係り、詳しくは負荷
電流を位相制御する場合の出力効率に関し、コンデンサ
誘導電動機の固定子巻線の接続方式と巻線の積厚に関
し、交流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位
相制御するコンデンサ誘導電動機において、最大出力を
得ることのできるコンデンサ誘導電動機を提供すること
を目的とする。 【構成】 主巻線と補助巻線とコンデンサを有し、それ
らと交流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位
相制御するコンデンサ誘導電動機において、前記交流電
源の電圧Ｖの極性が反転してから前記負荷電流Ｉの極性
が、前記電源電圧と同極性に反転するまでの時間ｔを、
前記サイリスタのトリガーロスタイムｔｏ以下にしてな
ることを特徴とする。
電流を位相制御する場合の出力効率に関し、コンデンサ
誘導電動機の固定子巻線の接続方式と巻線の積厚に関
し、交流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位
相制御するコンデンサ誘導電動機において、最大出力を
得ることのできるコンデンサ誘導電動機を提供すること
を目的とする。 【構成】 主巻線と補助巻線とコンデンサを有し、それ
らと交流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位
相制御するコンデンサ誘導電動機において、前記交流電
源の電圧Ｖの極性が反転してから前記負荷電流Ｉの極性
が、前記電源電圧と同極性に反転するまでの時間ｔを、
前記サイリスタのトリガーロスタイムｔｏ以下にしてな
ることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンデンサ誘導電動機に
係り、詳しくは負荷電流を位相制御する場合の出力効率
に関するものである。
係り、詳しくは負荷電流を位相制御する場合の出力効率
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、主巻線と補助巻線とコンデンサを
有し、それらと交流電源との間にサイリスタを用いて負
荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電動機において、
図４に示すように、補助巻線３に直列に容量の小さいコ
ンデンサ４を直列に接続し、それと主巻線２とを交流電
源１に並列に接続する並列相結線方式が一般に採用さ
れ、始動時に補助巻線により回転磁界を作って始動さ
せ、始動後は主巻線により回転を持続させるようにして
いる。そして、サイリスタ５により、前記交流電源の電
圧が、コンデンサ誘導電動機に印加されるタイミングを
調整する位相制御により、連続的な速度制御を行う。
有し、それらと交流電源との間にサイリスタを用いて負
荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電動機において、
図４に示すように、補助巻線３に直列に容量の小さいコ
ンデンサ４を直列に接続し、それと主巻線２とを交流電
源１に並列に接続する並列相結線方式が一般に採用さ
れ、始動時に補助巻線により回転磁界を作って始動さ
せ、始動後は主巻線により回転を持続させるようにして
いる。そして、サイリスタ５により、前記交流電源の電
圧が、コンデンサ誘導電動機に印加されるタイミングを
調整する位相制御により、連続的な速度制御を行う。
【０００３】ところが、前記コンデンサ誘導電動機の出
力を最大とする前記交流電源の電圧が、０ボルトとなる
タイミングで前記サイリスタをＯＮにトリガーしても、
そのタイミングから一定時間は、トリガーロスタイムｔ
ｏのため前記交流電源の電圧が、コンデンサ誘導電動機
に印加されない。更に、前記コンデンサ誘導電動機の負
荷電流Ｉと前記交流電源の電圧Ｖの位相関係は、図５ま
たは図６に示すように、前者が後者より遅れる場合と、
逆に進む場合がある。
力を最大とする前記交流電源の電圧が、０ボルトとなる
タイミングで前記サイリスタをＯＮにトリガーしても、
そのタイミングから一定時間は、トリガーロスタイムｔ
ｏのため前記交流電源の電圧が、コンデンサ誘導電動機
に印加されない。更に、前記コンデンサ誘導電動機の負
荷電流Ｉと前記交流電源の電圧Ｖの位相関係は、図５ま
たは図６に示すように、前者が後者より遅れる場合と、
逆に進む場合がある。
【０００４】このため、前記交流電源の電圧の極性と同
じ極性の負荷電流が流れない無通電時間ｄが、図に示す
ように発生し、前記コンデンサ誘導電動機の出力を最大
とすることが困難となり、問題となっている。
じ極性の負荷電流が流れない無通電時間ｄが、図に示す
ように発生し、前記コンデンサ誘導電動機の出力を最大
とすることが困難となり、問題となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、交流電源との間にサイリ
スタを用いて負荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電
動機において、最大出力を得ることのできるコンデンサ
誘導電動機を提供することを目的とする。
問題点に鑑みなされたもので、交流電源との間にサイリ
スタを用いて負荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電
動機において、最大出力を得ることのできるコンデンサ
誘導電動機を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、主巻線と補助巻線とコンデンサを有し、それらと交
流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位相制御
するコンデンサ誘導電動機において、前記交流電源の電
圧の極性が反転してから前記負荷電流の極性が、前記電
源電圧と同極性に反転するまでの反転時間を、前記サイ
リスタのトリガーロスタイム以下にしてなることを特徴
とする。
に、主巻線と補助巻線とコンデンサを有し、それらと交
流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流を位相制御
するコンデンサ誘導電動機において、前記交流電源の電
圧の極性が反転してから前記負荷電流の極性が、前記電
源電圧と同極性に反転するまでの反転時間を、前記サイ
リスタのトリガーロスタイム以下にしてなることを特徴
とする。
【０００７】そして、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続してなることを特徴とする。あるいは、前記交流
電源に、前記主巻線と、前記コンデンサを並列に接続し
た前記補助巻線とを直列に接続してなることを特徴とす
る。また、前記時間を、略１ｍｓ以下にしてなることを
特徴とする。あるいは、前記交流電源の周波数が５０Ｈ
ｚのとき、前記時間の位相角を、略π／１０以下にして
なることを特徴とする。もしくは、前記交流電源の周波
数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角を、略３π／２
５以下にしてなることを特徴とする。
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続してなることを特徴とする。あるいは、前記交流
電源に、前記主巻線と、前記コンデンサを並列に接続し
た前記補助巻線とを直列に接続してなることを特徴とす
る。また、前記時間を、略１ｍｓ以下にしてなることを
特徴とする。あるいは、前記交流電源の周波数が５０Ｈ
ｚのとき、前記時間の位相角を、略π／１０以下にして
なることを特徴とする。もしくは、前記交流電源の周波
数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角を、略３π／２
５以下にしてなることを特徴とする。
【０００８】更に、前記時間を、調整するための調整手
段を設けてなることを特徴とする。そして、前記調整手
段が、前記コンデンサと並列に接続された可変容量コン
デンサによりなることを特徴とする。あるいは、前記調
整手段が、前記主巻線と並列に接続され、直列に接続さ
れた第二の主巻線とスイッチとによりなることを特徴と
する。または、前記調整手段が、前記主巻線と直列に接
続され、並列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなることを特徴とする。
段を設けてなることを特徴とする。そして、前記調整手
段が、前記コンデンサと並列に接続された可変容量コン
デンサによりなることを特徴とする。あるいは、前記調
整手段が、前記主巻線と並列に接続され、直列に接続さ
れた第二の主巻線とスイッチとによりなることを特徴と
する。または、前記調整手段が、前記主巻線と直列に接
続され、並列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなることを特徴とする。
【０００９】もしくは、前記調整手段が、前記補助巻線
と並列に接続され、直列に接続された第二の補助巻線と
スイッチとによりなることを特徴とする。または、前記
調整手段が、前記補助巻線と直列に接続され、並列に接
続された第二の補助巻線とスイッチとによりなることを
特徴とする。そして、前記調整手段が、前記主巻線と前
記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの組み
合わせによりなることを特徴とする。一方、前記調整手
段が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の
有無によりなることを特徴とする。
と並列に接続され、直列に接続された第二の補助巻線と
スイッチとによりなることを特徴とする。または、前記
調整手段が、前記補助巻線と直列に接続され、並列に接
続された第二の補助巻線とスイッチとによりなることを
特徴とする。そして、前記調整手段が、前記主巻線と前
記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの組み
合わせによりなることを特徴とする。一方、前記調整手
段が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の
有無によりなることを特徴とする。
【００１０】
【作用】上記の構成によれば、主巻線と補助巻線とコン
デンサを有し、それらと交流電源との間にサイリスタを
用いて負荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電動機に
おいて、前記交流電源の電圧の極性が反転してから前記
負荷電流の極性が、前記電源電圧と同極性に反転するま
での反転時間を、前記サイリスタのトリガーロスタイム
以下にしてなるようにした。
デンサを有し、それらと交流電源との間にサイリスタを
用いて負荷電流を位相制御するコンデンサ誘導電動機に
おいて、前記交流電源の電圧の極性が反転してから前記
負荷電流の極性が、前記電源電圧と同極性に反転するま
での反転時間を、前記サイリスタのトリガーロスタイム
以下にしてなるようにした。
【００１１】そして、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続し、あるいは、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを並列に接続した前記補助巻線とを直列
に接続し、また、前記時間を、略１ｍｓ以下にし、ある
いは、前記交流電源の周波数が５０Ｈｚのとき、前記時
間の位相角を、略π／１０以下にし、もしくは、前記交
流電源の周波数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角
を、略３π／２５以下にした。
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続し、あるいは、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを並列に接続した前記補助巻線とを直列
に接続し、また、前記時間を、略１ｍｓ以下にし、ある
いは、前記交流電源の周波数が５０Ｈｚのとき、前記時
間の位相角を、略π／１０以下にし、もしくは、前記交
流電源の周波数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角
を、略３π／２５以下にした。
【００１２】更に、前記時間を、調整するための調整手
段を設け、そして、前記調整手段が、前記コンデンサと
並列に接続された可変容量コンデンサによりなるように
し、あるいは、前記調整手段が、前記主巻線と並列に接
続され、直列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなるようにし、または、前記調整手段が、前記主巻
線と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線と
スイッチとによりなるようにし、もしくは、前記調整手
段が、前記補助巻線と並列に接続され、直列に接続され
た第二の補助巻線とスイッチとによりなるようにし、ま
たは、前記調整手段が、前記補助巻線と直列に接続さ
れ、並列に接続された第二の補助巻線とスイッチとによ
りなるようにし、そして、前記調整手段が、前記主巻線
と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの
組み合わせによりなるようにする一方、前記調整手段
が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の有
無によりなるように構成したので、前記交流電源の電圧
の極性と同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間を、
最小にすることができる。
段を設け、そして、前記調整手段が、前記コンデンサと
並列に接続された可変容量コンデンサによりなるように
し、あるいは、前記調整手段が、前記主巻線と並列に接
続され、直列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなるようにし、または、前記調整手段が、前記主巻
線と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線と
スイッチとによりなるようにし、もしくは、前記調整手
段が、前記補助巻線と並列に接続され、直列に接続され
た第二の補助巻線とスイッチとによりなるようにし、ま
たは、前記調整手段が、前記補助巻線と直列に接続さ
れ、並列に接続された第二の補助巻線とスイッチとによ
りなるようにし、そして、前記調整手段が、前記主巻線
と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの
組み合わせによりなるようにする一方、前記調整手段
が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の有
無によりなるように構成したので、前記交流電源の電圧
の極性と同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間を、
最小にすることができる。
【００１３】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図２は本発明のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線
の接続方式（並列相結線方式）を示す回路図を示す。同
回路図のように交流電源１に主巻線２と補助巻線３を直
列に接続し、主巻線２にコンデンサ４を並列に接続する
ことにより、主巻線と補助巻線の空間的位相角をπ／２
となすコンデンサ誘導電動機を構成する。そして、同コ
ンデンサ誘導電動機と交流電源との間にサイリスタ５を
用いて負荷電流を位相制御する。
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図２は本発明のコンデンサ誘導電動機の固定子巻線
の接続方式（並列相結線方式）を示す回路図を示す。同
回路図のように交流電源１に主巻線２と補助巻線３を直
列に接続し、主巻線２にコンデンサ４を並列に接続する
ことにより、主巻線と補助巻線の空間的位相角をπ／２
となすコンデンサ誘導電動機を構成する。そして、同コ
ンデンサ誘導電動機と交流電源との間にサイリスタ５を
用いて負荷電流を位相制御する。
【００１４】ここで、図１に示すように、前記交流電源
の電圧Ｖの極性が反転してから前記負荷電流Ｉの極性
が、前記電源電圧と同極性に反転するまでの時間ｔを、
前記サイリスタのトリガーロスタイムｔｏ以下にしてな
るようにする。このため、前記交流電源の電圧の極性と
同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間ｄが最小とな
り、コンデンサ誘導電動機の効率を向上させることがで
きる。
の電圧Ｖの極性が反転してから前記負荷電流Ｉの極性
が、前記電源電圧と同極性に反転するまでの時間ｔを、
前記サイリスタのトリガーロスタイムｔｏ以下にしてな
るようにする。このため、前記交流電源の電圧の極性と
同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間ｄが最小とな
り、コンデンサ誘導電動機の効率を向上させることがで
きる。
【００１５】図３は、本発明による直列相結線方式のコ
ンデンサ誘導電動機である。前記交流電源１に、前記主
巻線２と、前記コンデンサ４を並列に接続した前記補助
巻線３とを直列に接続して構成する。また、前記時間ｔ
を、略１ｍｓ以下にする。この数値は、現状の空気調和
機、冷蔵庫、コンプレッサなどの家庭電気製品に使用さ
れているサイリスタの電気的特性に主に依存する値であ
り、当社における実測値である。
ンデンサ誘導電動機である。前記交流電源１に、前記主
巻線２と、前記コンデンサ４を並列に接続した前記補助
巻線３とを直列に接続して構成する。また、前記時間ｔ
を、略１ｍｓ以下にする。この数値は、現状の空気調和
機、冷蔵庫、コンプレッサなどの家庭電気製品に使用さ
れているサイリスタの電気的特性に主に依存する値であ
り、当社における実測値である。
【００１６】あるいは、前記交流電源の周波数が５０Ｈ
ｚのとき、前記時間ｔの位相角を、略π／１０以下にす
る。もしくは、前記交流電源の周波数が６０Ｈｚのと
き、前記時間ｔの位相角を、略３π／２５以下にする。
いずれも、サイリスタの前記時間ｔを、１ｍｓ以下に対
応した値である。
ｚのとき、前記時間ｔの位相角を、略π／１０以下にす
る。もしくは、前記交流電源の周波数が６０Ｈｚのと
き、前記時間ｔの位相角を、略３π／２５以下にする。
いずれも、サイリスタの前記時間ｔを、１ｍｓ以下に対
応した値である。
【００１７】更に、前記時間ｔを、調整するための調整
手段を設ける。そして、前記調整手段が、図２または図
３に示すように、前記コンデンサと並列に接続された可
変容量コンデンサ４ａによりなるようにしてもよい。あ
るいは、前記調整手段が、図２に示すように、前記主巻
線２と並列に接続され、直列に接続された第二の主巻線
２ａとスイッチ２ｂとによりなるようにしてもよい。ま
たは、前記調整手段が、図３に示すように、前記主巻線
２と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線２
ａとスイッチ２ｂとによりなるようにしてもよい。
手段を設ける。そして、前記調整手段が、図２または図
３に示すように、前記コンデンサと並列に接続された可
変容量コンデンサ４ａによりなるようにしてもよい。あ
るいは、前記調整手段が、図２に示すように、前記主巻
線２と並列に接続され、直列に接続された第二の主巻線
２ａとスイッチ２ｂとによりなるようにしてもよい。ま
たは、前記調整手段が、図３に示すように、前記主巻線
２と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線２
ａとスイッチ２ｂとによりなるようにしてもよい。
【００１８】もしくは、前記調整手段が、図２に示すよ
うに、前記補助巻線３と並列に接続され、直列に接続さ
れた第二の補助巻線３ａとスイッチ３ｂとによりなるよ
うにしてもよい。または、前記調整手段が、図３に示す
ように、前記補助巻線３と直列に接続され、並列に接続
された第二の補助巻線３ａとスイッチ３ｂとによりなる
ようにしてもよい。そして、前記調整手段が、前記主巻
線と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチ
２ｂ、３ｂの組み合わせによりなるようにしてもよい。
一方、前記調整手段が、前記スイッチの替わりに、ジャ
ンパー線の接続の有無によりなるようにしてもよい。
うに、前記補助巻線３と並列に接続され、直列に接続さ
れた第二の補助巻線３ａとスイッチ３ｂとによりなるよ
うにしてもよい。または、前記調整手段が、図３に示す
ように、前記補助巻線３と直列に接続され、並列に接続
された第二の補助巻線３ａとスイッチ３ｂとによりなる
ようにしてもよい。そして、前記調整手段が、前記主巻
線と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチ
２ｂ、３ｂの組み合わせによりなるようにしてもよい。
一方、前記調整手段が、前記スイッチの替わりに、ジャ
ンパー線の接続の有無によりなるようにしてもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明においては、主巻線
と補助巻線とコンデンサを有し、それらと交流電源との
間にサイリスタを用いて負荷電流を位相制御するコンデ
ンサ誘導電動機において、前記交流電源の電圧の極性が
反転してから前記負荷電流の極性が、前記電源電圧と同
極性に反転するまでの時間を、前記サイリスタのトリガ
ーロスタイム以下してなるようにした。
と補助巻線とコンデンサを有し、それらと交流電源との
間にサイリスタを用いて負荷電流を位相制御するコンデ
ンサ誘導電動機において、前記交流電源の電圧の極性が
反転してから前記負荷電流の極性が、前記電源電圧と同
極性に反転するまでの時間を、前記サイリスタのトリガ
ーロスタイム以下してなるようにした。
【００２０】そして、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続し、あるいは、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを並列に接続した前記補助巻線とを直列
に接続し、また、前記時間を、略１ｍｓ以下にし、ある
いは、前記交流電源の周波数が５０Ｈｚのとき、前記時
間の位相角を、略π／１０以下にし、もしくは、前記交
流電源の周波数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角
を、略３π／２５以下にした。
前記コンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列
に接続し、あるいは、前記交流電源に、前記主巻線と、
前記コンデンサを並列に接続した前記補助巻線とを直列
に接続し、また、前記時間を、略１ｍｓ以下にし、ある
いは、前記交流電源の周波数が５０Ｈｚのとき、前記時
間の位相角を、略π／１０以下にし、もしくは、前記交
流電源の周波数が６０Ｈｚのとき、前記時間の位相角
を、略３π／２５以下にした。
【００２１】更に、前記時間を、調整するための調整手
段を設け、そして、前記調整手段が、前記コンデンサと
並列に接続された可変容量コンデンサによりなるように
し、あるいは、前記調整手段が、前記主巻線と並列に接
続され、直列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなるようにし、または、前記調整手段が、前記主巻
線と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線と
スイッチとによりなるようにし、もしくは、前記調整手
段が、前記補助巻線と並列に接続され、直列に接続され
た第二の補助巻線とスイッチとによりなるようにし、ま
たは、前記調整手段が、前記補助巻線と直列に接続さ
れ、並列に接続された第二の補助巻線とスイッチとによ
りなるようにし、そして、前記調整手段が、前記主巻線
と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの
組み合わせによりなるようにする一方、前記調整手段
が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の有
無によりなるように構成したので、前記交流電源の電圧
の極性と同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間が、
最小となり、この結果最大出力を得ることが出来、コン
デンサ誘導電動機の効率を向上することができる。
段を設け、そして、前記調整手段が、前記コンデンサと
並列に接続された可変容量コンデンサによりなるように
し、あるいは、前記調整手段が、前記主巻線と並列に接
続され、直列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなるようにし、または、前記調整手段が、前記主巻
線と直列に接続され、並列に接続された第二の主巻線と
スイッチとによりなるようにし、もしくは、前記調整手
段が、前記補助巻線と並列に接続され、直列に接続され
た第二の補助巻線とスイッチとによりなるようにし、ま
たは、前記調整手段が、前記補助巻線と直列に接続さ
れ、並列に接続された第二の補助巻線とスイッチとによ
りなるようにし、そして、前記調整手段が、前記主巻線
と前記補助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの
組み合わせによりなるようにする一方、前記調整手段
が、前記スイッチの替わりに、ジャンパー線の接続の有
無によりなるように構成したので、前記交流電源の電圧
の極性と同じ極性の負荷電流が流れない無通電時間が、
最小となり、この結果最大出力を得ることが出来、コン
デンサ誘導電動機の効率を向上することができる。
【図１】本発明のコンデンサ誘導電動機の一実施例を示
す交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
す交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
【図２】本発明のコンデンサ誘導電動機の一実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図３】本発明のコンデンサ誘導電動機の他の実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図４】従来のコンデンサ誘導電動機を示す回路図であ
る。
る。
【図５】従来のコンデンサ誘導電動機の一実施例を示す
交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
【図６】従来のコンデンサ誘導電動機の他の実施例を示
す交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
す交流電源の電圧と負荷電流の位相説明図である。
１ 交流電源 ２ 主巻線 ２ａ 第二の主巻線 ２ｂ スイッチ ３ 補助巻線 ３ａ 第二の補助巻線 ３ｂ スイッチ ４ コンデンサ ５ サイリスタ Ｖ 交流電源の電圧 Ｉ 負荷電流 ｔｏ トリガーロスタイム ｔ 負荷電流の極性が、電源電圧と同極性に反転するま
での反転時間 ｄ 無通電時間
での反転時間 ｄ 無通電時間
Claims (14)
- 【請求項１】 主巻線と補助巻線とコンデンサを有し、
それらと交流電源との間にサイリスタを用いて負荷電流
を位相制御するコンデンサ誘導電動機において、 前記交流電源の電圧の極性が反転してから前記負荷電流
の極性が、前記電源電圧と同極性に反転するまでの時間
を、前記サイリスタのトリガーロスタイム以下にしてな
ることを特徴とするコンデンサ誘導電動機。 - 【請求項２】 前記交流電源に、前記主巻線と、前記コ
ンデンサを直列に接続した前記補助巻線とを並列に接続
してなることを特徴とする請求項１記載のコンデンサ誘
導電動機。 - 【請求項３】 前記交流電源に、前記主巻線と、前記コ
ンデンサを並列に接続した前記補助巻線とを直列に接続
してなることを特徴とする請求項１記載のコンデンサ誘
導電動機。 - 【請求項４】 前記時間を、略１ｍｓ以下にしてなるこ
とを特徴とする請求項１記載のコンデンサ誘導電動機。 - 【請求項５】 前記交流電源の周波数が５０Ｈｚのと
き、前記時間の位相角を、略π／１０以下にしてなるこ
とを特徴とする請求項１記載のコンデンサ誘導電動機。 - 【請求項６】 前記交流電源の周波数が６０Ｈｚのと
き、前記時間の位相角を、略３π／２５以下にしてなる
ことを特徴とする請求項１記載のコンデンサ誘導電動
機。 - 【請求項７】 前記時間を、調整するための調整手段を
設けてなることを特徴とする請求項１記載のコンデンサ
誘導電動機。 - 【請求項８】 前記調整手段が、前記コンデンサと並列
に接続された可変容量コンデンサによりなることを特徴
とする請求項７記載のコンデンサ誘導電動機。 - 【請求項９】 前記調整手段が、前記主巻線と並列に接
続され、直列に接続された第二の主巻線とスイッチとに
よりなることを特徴とする請求項７記載のコンデンサ誘
導電動機。 - 【請求項１０】 前記調整手段が、前記主巻線と直列に
接続され、並列に接続された第二の主巻線とスイッチと
によりなることを特徴とする請求項７記載のコンデンサ
誘導電動機。 - 【請求項１１】 前記調整手段が、前記補助巻線と並列
に接続され、直列に接続された第二の補助巻線とスイッ
チとによりなることを特徴とする請求項７記載のコンデ
ンサ誘導電動機。 - 【請求項１２】 前記調整手段が、前記補助巻線と直列
に接続され、並列に接続された第二の補助巻線とスイッ
チとによりなることを特徴とする請求項７記載のコンデ
ンサ誘導電動機。 - 【請求項１３】 前記調整手段が、前記主巻線と前記補
助巻線との巻数比を可変にする前記スイッチの組み合わ
せによりなることを特徴とする請求項９、請求項１０、
請求項１１、または請求項１２記載のコンデンサ誘導電
動機。 - 【請求項１４】 前記調整手段が、前記スイッチの替わ
りに、ジャンパー線の接続の有無によりなることを特徴
とする請求項９、請求項１０、請求項１１、請求項１
２、または請求項１３記載のコンデンサ誘導電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7121623A JPH08317691A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | コンデンサ誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7121623A JPH08317691A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | コンデンサ誘導電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08317691A true JPH08317691A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14815850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7121623A Pending JPH08317691A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | コンデンサ誘導電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08317691A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100707431B1 (ko) * | 2005-02-14 | 2007-04-13 | 엘지전자 주식회사 | 속도가변형 모터 |
| US7746025B2 (en) | 2005-02-14 | 2010-06-29 | Lg Electronics Inc. | Variable speed motor |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP7121623A patent/JPH08317691A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100707431B1 (ko) * | 2005-02-14 | 2007-04-13 | 엘지전자 주식회사 | 속도가변형 모터 |
| US7746025B2 (en) | 2005-02-14 | 2010-06-29 | Lg Electronics Inc. | Variable speed motor |
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