JPH08317151A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置に画像ファイルを蓄積するととも
に、この記憶装置に蓄積されている画像ファイルに対し
て各種のジョブを行う画像処理装置において、定型的な
ジョブについては、簡単な操作で実行することができる
ようにすることを目的とする。 【構成】 ジョブを指示するファイルを、そのファイル
に関する何らかの処理（記憶媒体のセットや機能選択操
作）が行われた場合に、自動的にワンタッチキー等に登
録しておくことにより、そのワンタッチキー等の押下に
応じて、自動的に、そのファイルにて指示されたジョブ
を実行する。また、ジョブが実行不可能な場合には、上
記登録時に判断して、ワンタッチキー等に登録しないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各種画像データを記憶
装置に蓄積し、この蓄積している画像をプリンタ、ＦＡ
Ｘ等の出力装置に出力する画像処理装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の画像処理装置として、操
作部からの所定キー操作により、ジョブ登録されている
ファイルのリストを表示画面に表示させ、このリストか
ら実行するファイルを選択することにより、ジョブを実
行するように構成したものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、定型的なジョブであっても、ファイルのリス
トを一度表示してからでないと実行できず、操作が煩雑
であるという欠点があった。

【０００４】本発明は、記憶装置に画像ファイルを蓄積
するとともに、この記憶装置に蓄積されている画像ファ
イルに対して各種のジョブを行う画像処理装置におい
て、定型的なジョブについては、簡単な操作で実行する
ことができるようにすることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本出願の第１の発明は、
ジョブを指示するファイルを記憶媒体よりサーチするサ
ーチ手段と、このサーチされたファイルの内容を解析す
る解析手段と、この解析結果からそのファイルを登録す
るキーを認識する認識手段と、この認識結果に基づいて
当該ファイルを上記認識手段により認識されたワンタッ
チキー等に登録する登録手段と、上記ワンタッチキーが
押下された場合に、そのワンタッチキーに登録されてい
るファイルで指示されたジョブを実行する実行手段とを
有するものである。

【０００６】そして、本出願の第２の発明は、上記サー
チ手段は、上記記憶媒体がセットされた時に、サーチを
開始することを特徴とする。また、本出願の第３の発明
は、上記サーチ手段は、ファイルで指示されたジョブを
実行する機能が選択された時に、サーチを開始すること
を特徴とする。

【０００７】さらに、本出願の第４の発明は、上記解析
手段は、ジョブが実行可能かどうかをチェックするチェ
ック手段を有し、上記チェック手段でジョブが実行不可
能であった場合に、上記認識手段は、登録先なしと認識
し、上記登録手段は、どのキーにも登録しないことを特
徴とする。

【０００８】

【作用】上記第１の発明では、ジョブを指示するファイ
ルを、そのファイルに関する何らかの処理が行われた場
合に、自動的にワンタッチキー等に登録しておくことに
より、そのワンタッチキー等の押下に応じて、自動的に
そのファイルにて指示されたジョブを実行する。

【０００９】また、上記第２の発明では、ジョブを指示
するファイルを含んだ記憶媒体を記憶装置にセットした
時に、ファイルをサーチしてワンタッチキー等に登録
し、上記第３の発明では、ファイルで指示されているジ
ョブを実行する機能が選択された時に、ファイルをサー
チしてワンタッチキー等に登録する。

【００１０】さらに、上記第４の発明では、ジョブが実
行不可能な場合に、ワンタッチキー等に登録しないよう
にする。

【００１１】以上により、ジョブを実行する時は、実行
したいジョブが登録されているワンタッチキー等を押す
だけで実行を開始するように動作する。

【００１２】

【実施例】図１は、本発明の一実施例を示す画像形成シ
ステムの構成を示すブロック図である。

【００１３】図１において、リーダ部１は、原稿の画像
を読み取り、画像データを出力する画像入力装置であ
り、プリンタ部２は、複数種類の記録紙カセットを有
し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像
として出力する画像出力装置である。

【００１４】また、画像入出力制御装置３は、リーダ部
１と電気的に接続されたものであり、各種の機能を有す
る。すなわち、この画像入出力制御装置３には、ファク
ス部４、ファイル部５、またファイル部５と接続されて
いる外部記憶装置６、コンピュータと接続するためのコ
ンピュータインタフェイス部７、コンピュータからの情
報を可視像とするためのフォーマッタ部８、および上記
各機能を制御するコア部１０等が設けられている。ま
た、コア部１０には、各種キー入力を受付たり、各種の
表示を行うための操作部１１が接続されている。特に、
本実施例では、操作部１１に、ワンタッチキー１２が設
けられている。

【００１５】図２は、リーダ部１およびプリンタ部２の
構成を示す断面図である。

【００１６】まず、リーダ部１において、原稿給送装置
１０１上に積載された原稿は、１枚ずつ順次原稿台ガラ
ス面１０２上に搬送される。そして、原稿がガラス面１
０２の所定位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ１
０３が点灯し、かつスキャナユニット１０４が移動して
原稿を露光走査する。原稿の反射光は、ミラー１０５、
１０６、１０７、およびレンズ１０８を介してＣＣＤイ
メージセンサ部１０９（以下、ＣＣＤという）に入力さ
れる。

【００１７】次に、プリンタ部２に入力された画像信号
は、露光制御部２０１にて変調された光信号に変換され
て感光体２０２を照射する。この照射光によって感光体
２０２上に作られた潜像は、現像器２０３によって現像
される。上記現像像の先端とタイミングを合わせて転写
積載部２０４、もしくは２０５より転写紙が搬送され、
転写部２０６において、上記現像された像が転写され
る。

【００１８】転写された像は、定着部２０７にて転写紙
に定着された後、排紙部２０８より装置外部に排出され
る。排紙部２０８から出力された転写紙は、ソータ２２
０でソート機能が働いている場合には、各ビンに排出さ
れ、またソート機能が働いていない場合には、ソータの
最上位のビンに排出される。

【００１９】また、順次読み込む画像を１枚の用紙の両
面に出力する場合には、定着部２０７で定着された用紙
を、一度、排紙部２０８まで搬送後、用紙の搬送向きを
反転して搬送方向切り替え部材２０９を介して再給紙用
転写紙積載部２１０に搬送する。そして、次の原稿が準
備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み
取られるが、転写紙については再給紙用転写紙積載部２
１０より給紙されるので、結局、同一用紙の表面、裏面
に２枚の原稿画像を出力することができる。

【００２０】次に、画像入出力制御装置３は、リーダ１
とケーブルで接続され、画像入出力制御装置３内のコア
部で信号の制御や各機能の制御を行う。

【００２１】この画像入出力制御装置３内には、ファク
ス送受信を行うファクス部４と、各種原稿情報を電気信
号に変換し、光磁気ディスク（外部記憶装置６）に保存
するファイル部５と、コンピュータからのコード情報を
イメージ情報に展開するフォーマッタ部８と、コンピュ
ータとのインターフェイスを行うコンピュータ・インタ
ーフェイス部７と、リーダ部１からの情報を蓄積した
り、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積
するためのイメージメモリ部９と、上記各機能を制御す
るコア部１０等が設けられている。

【００２２】図３は、上記リーダ部１の制御系の概要を
示すブロック図である。

【００２３】このリーダ部１は、ＣＣＤ１０９の読取り
信号に対してアナログ信号をデジタル信号へ変換した
り、シェーディング補正を行うＡ／Ｄ・ＳＨ部１１０
と、このＡ／Ｄ・ＳＨ部１１０からの画像データを入力
して色検出や輪郭処理等の各種信号処理を行う画像処理
部１１１と、この画像処理部１１１からの画像データに
基づくレーザ駆動信号を生成してプリンタ部２へ供給す
るレーザドライバ１１２とを有する。

【００２４】また、リーダ部１には、上述した画像入出
力制御装置３との間で各種信号を入出力するインターフ
ェイス部１１３を有し、このインターフェイス部１１３
による画像入出力制御装置３からの画像データを上記画
像処理部１１１、レーザドライバ１１２を介してプリン
タ部２に転送できるようになっている。

【００２５】そして、このようなリーダ部１の制御は、
ＣＰＵ１１４がメモリ１１６に格納したプログラムに基
づいて行う。また、メモリ１１６には、ＣＰＵ１１４の
制御プログラムの他、各種データの格納領域等が設けら
れている。

【００２６】図４は、上記コア部１０の制御系の概要を
示すブロック図である。

【００２７】図示のように、このコア部１０には、上述
したファクス部４、ファイル部５、コンピュータインタ
ーフェイス部７等を接続するセレクタの機能を含むイン
ターフェイス部１２０と、入力したデータに関する変倍
や回転等の各種処理を行うデータ処理部１２１と、各種
データをリーダ部１との間で入出力するインターフェイ
ス部１２２とを有する。

【００２８】そして、このようなコア部１０の制御は、
ＣＰＵ１２３がメモリ１２４に格納したプログラムに基
づいて行う。また、メモリ１２４には、ＣＰＵ１２３の
制御プログラムの他、各種データの格納領域等が設けら
れている。

【００２９】図５は、ファイル部５の構成を示すブロッ
ク図である。

【００３０】このファイル部５は、コア部１０との間で
データのやり取りを行うためのインターフェイス部１３
０と、このファイル部５全体の制御を行うＣＰＵ１３１
と、画像データの変倍と回転を行う変倍／回転回路１３
２と、画像データの符号化と復号化を行うＣＯＤＥＣ１
３３と、これらのデータ処理等に用いられるメモリ１３
４と、上記外部記憶装置６へのＳＣＳＩインタフェース
を制御するＳＣＳＩコントローラ１３５とを有する。な
お、以下の説明において、メモリ１３４は、個別にアク
セス可能なメモリ部Ａ〜Ｄを有するものとする。

【００３１】次に、本発明の特徴部分となる制御方法に
ついて説明する。

【００３２】図６は、本発明の第１実施例の動作を示す
フローチャートである。なお、本実施例では、ファイル
部５において、ジョブを指示するファイルを記憶するた
めの記憶媒体として、光磁気ディスク（ＭＯ）を使うも
のとする。

【００３３】まず、Ｓ１において、光磁気ディスクをフ
ァイル部５のディスクドライブにセットする。ファイル
部５のＣＰＵ１３１は、光磁気ディスクがセットされた
ことを検知し、Ｓ２へ進む。

【００３４】Ｓ２においては、ディスク内をサーチして
ジョブを指示するファイル（以下、ジョブファイルとい
う）を全て探す。そして、Ｓ３において、Ｓ２でサーチ
したジョブファイルの１つを解析し、Ｓ４において、解
析結果から解析したジョブファイルを登録するワンタッ
チキー１２の登録先を認識する。

【００３５】この後、Ｓ５において、Ｓ４で認識したワ
ンタッチキー１２に、Ｓ２でサーチしたジョブファイル
を登録する。さらに、Ｓ６において、Ｓ２でサーチした
全ファイルを登録したかどうかをチェックし、全部でき
ていなければ、Ｓ３からＳ５を繰り返す。

【００３６】このようにして、光磁気ディスクのセット
時に、その光磁気ディスク内に記憶されている全てのジ
ョブファイルをワンタッチキー１２に登録する。

【００３７】次に、以上のようにして登録したジョブフ
ァイルを実行する時の動作について説明する。

【００３８】まず、Ｓ１０において、ワンタッチキー１
２のどれかのキーが押されるまで待ち、キーが押される
とＳ１１へ進む。次に、Ｓ１１において、押されたキー
にジョブファイルが登録されているかどうかチェック
し、登録されていればＳ１２へ進む。

【００３９】Ｓ１２においては、押されたキーに対応す
るジョブファイルをメモリＡへ読み込み、Ｓ１３におい
て、ジョブファイルに書かれているジョブの内容を解析
し、Ｓ１４において、その解析結果に基づいて指示され
ているジョブを実行する。

【００４０】また、上記Ｓ１１において、押されたキー
にジョブファイルが登録されていなければ、Ｓ１５に進
み、エラーメッセージを表示し、終了する。

【００４１】次に、図７は、本発明の第２実施例の動作
を示すフローチャートである。なお、この第２実施例に
おいても、記憶媒体としては光磁気ディスク（ＭＯ）を
使うものとする。

【００４２】まず、Ｓ２０において、光磁気ディスクを
ファイル部５のディスクドライブにセットする。ファイ
ル部５のＣＰＵ１３１では、光磁気ディスクがセットさ
れたことを検知し、Ｓ２１へ進む。

【００４３】Ｓ２１においては、ジョブファイルを使用
する機能が選択されるまで待ち、ジョブファイルを使用
する機能が選択されると、Ｓ２２へ進み、光磁気ディス
ク内をサーチしてジョブファイルを全て探す。

【００４４】次に、Ｓ２３においては、Ｓ２２でサーチ
したジョブファイルの１つを解析する。そして、Ｓ２４
において、解析結果に基づいて解析したジョブファイル
が実行可能かどうかチェックする。

【００４５】ここで、ジョブファイルが実行可能であれ
ば、Ｓ２５へ進み、解析結果から解析したジョブファイ
ルを登録するワンタッチキー１２の登録先を認識する。
そして、Ｓ２６において、Ｓ２５で認識したワンタッチ
キー１２にＳ２２でサーチしたジョブファイルを登録す
る。

【００４６】また、上記Ｓ２４でジョブファイルが実行
不可であれば、Ｓ２７へ進み、Ｓ２２でサーチした全フ
ァイルを登録したかどうかをチェックし、全部できてい
なければ、Ｓ２３からＳ２６を繰り返す。

【００４７】このようにして、オペレータの機能選択に
より、光磁気ディスク内のジョブファイルについて、実
行可能かどうか判断し、実行可能なジョブファイルをワ
ンタッチキー１２に登録する。これにより、より有効な
登録を行うことができ、限られたワンタッチキー１２の
有効利用が確保できる。

【００４８】また、以上のようにして登録したジョブフ
ァイルを実行する時の動作は、上記第１実施例と同様で
あるので説明は省略する。

【００４９】なお、上記第２実施例の動作では、光磁気
ディスクのセット後に機能選択を行う手順としたが、こ
の２つの操作が必ずしも連続する必要はなく、他の処理
において、既にセットされた光磁気ディスクに対して機
能選択を行うことにより、ジョブファイルを登録できる
ようにしてもよい。

【００５０】また、ジョブファイルを登録するキーとし
て、ワンタッチキーに限るものではなく、例えば短縮キ
ーとテンキーの組み合わせによる短縮ダイヤルキー等に
登録するものであってもよい。

【００５１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定型的に実行するジョブを、特定のキーに登録しておく
ことにより、このキーを押すだけで、簡単に実行できる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における複合装置の制御系を
示すブロック図である。

【図２】上記実施例における複合装置の構造を示す断面
図である。

【図３】上記実施例におけるリーダ部の制御系を示すブ
ロック図である。

【図４】上記実施例におけるコア部の制御系を示すブロ
ック図である。

【図５】上記実施例におけるファイル部の制御系を示す
ブロック図である。

【図６】本発明の第１実施例における動作を示すフロー
チャートである。

【図７】本発明の第２実施例における動作を示すフロー
チャートである。

【符号の説明】 １…リーダ部、 ２…プリンタ部、 ３…画像入出力制御装置、 ４…ファクス部、 ５…ファイル部、 ６…外部記憶装置、 ７…コンピュータインタフェイス部、 １０…コア部、 １１…操作部、 １２…ワンタッチキー。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記憶装置に画像ファイルを蓄積するとと
   もに、この記憶装置に蓄積されている画像ファイルに対
   して各種のジョブを行う画像処理装置において、 ジョブを指示するファイルを記憶媒体よりサーチするサ
   ーチ手段と、 このサーチされたファイルの内容を解析する解析手段
   と、 この解析結果からそのファイルを登録するキーを認識す
   る認識手段と、 この認識結果に基づいて当該ファイルを上記認識手段に
   より認識されたキーに登録する登録手段と、 上記キーが押下された場合に、そのキーに登録されてい
   るファイルで指示されたジョブを実行する実行手段とを
   有することを特徴とする画像処理装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 上記サーチ手段は、上記記憶媒体がセットされた時に、
   サーチを開始することを特徴とする画像処理装置。
3. 【請求項３】 請求項１において、 上記サーチ手段は、ファイルで指示されているジョブを
   実行する機能が選択された時に、サーチを開始すること
   を特徴とする画像処理装置。
4. 【請求項４】 請求項１において、 上記解析手段は、ジョブが実行可能かどうかをチェック
   するチェック手段を有し、上記チェック手段でジョブが
   実行不可能であった場合に、上記認識手段は、登録先な
   しと認識し、上記登録手段は、どのキーにも登録しない
   ことを特徴とする画像処理装置。