JPH08317026A - ファクシミリ機能付き電話機 - Google Patents

ファクシミリ機能付き電話機

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Publication number
JPH08317026A
JPH08317026A JP7116048A JP11604895A JPH08317026A JP H08317026 A JPH08317026 A JP H08317026A JP 7116048 A JP7116048 A JP 7116048A JP 11604895 A JP11604895 A JP 11604895A JP H08317026 A JPH08317026 A JP H08317026A
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JP
Japan
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handset
operation panel
telephone
facsimile function
main body
Prior art date
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Application number
JP7116048A
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English (en)
Inventor
Eiji Shibuta
英二 渋田
Takashi Hirota
隆志 廣多
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Nakayo Telecommunications Inc
Original Assignee
Nakayo Telecommunications Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 通信可能な状態で用紙の交換、詰まった紙の
除去、メンテナンス作業ができ、かつ小型化を達成す
る。 【構成】 ファクシミリユニットを含む通信機器を収納
する電話機本体50に回動自在に配設する操作盤60に
載置するハンドセット90は、受話部に凹溝95を形成
し、回動爪80を係合する。回動爪はスプリング87に
より付勢されて係合状態を保持すると共に、ハンドセッ
トを持ち上げるときはスプリングの付勢力に抗して回動
しスムーズに凹溝との係合が外れる。操作盤を回動する
とき、ハンドセットを載置した操作盤の重心位置D1
回動支点Qより外側であって、ハンドセットの重心位置
2との中間位置にあって操作盤は垂直状態で停止し、
ハンドセットは自重で矢印D方向に移動し、凹溝と回動
爪との係合をより強め、ハンドセットの落下を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機能を備
えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用小型のファクシミリが普及される
に伴い、昨今は電話機にファクシミリ機能を組込んで、
省スペース化を図っている。図9に従来のファクシミリ
機能を有する電話機を示す。この電話機にはハンドセッ
ト5による音声の送受話、および操作盤1上の操作ボタ
ン2の選択による文字、図面等の送受信を行うことがで
きる機能を備えている。ファクシミリによる受信は筐体
3内に収容している用紙に電話機内部に配備する感熱転
写器により受信内容が印字されて排出されるよう構成さ
れている。通常電話機内に収容される用紙の交換に際し
ては、操作盤1を拡開して交換作業を行う。このとき、
ハンドセット5は取り外して作業を行うが、通常ハンド
セット5を電話機10に載置してフックボタンを押圧す
る構造となっているので、用紙の交換作業時には通信不
可能となってしまう。この不都合を解消するため、ハン
ドセット5と操作盤1との係合手段を設け、ハンドセッ
ト5を載置した状態で操作盤1を拡開できるよう考慮さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、用紙の交換に
は操作盤をほぼ垂直となるまで拡開する必要が有り、操
作盤を垂直まで拡開したとき、ハンドセットが係合状態
を保持しかつ操作盤の安定状態を維持するために、ハン
ドセット5と操作盤1との係合を確実とする工夫がなさ
れていた。しかし、ハンドセット5が操作盤に強く係合
していると、ハンドセット5を持ち上げたとき、操作盤
1からハンドセット5が外れず、操作盤1がハンドセッ
ト5の移動に伴って、拡開してしまう不都合が生じた。
また、従来の電話機は操作盤1の端部にハンドセット5
の下部を保持するための凸部7を形成し、操作盤1の拡
開時のハンドセット5の落下を防止していた。この種機
器においては載置場所が机、棚上等限られたスペースと
なり、より小型化の要望が強くなっているが、ハンドセ
ット5と筐体3内の通信器とを連結するハンドセットコ
ード6と操作盤1の凸部7との干渉を避けるためある程
度の余裕を設けて凸部7を設けているので、電話機10
のハンドセット5長手方向の長さが、ハンドセット5の
長さ寸法Lより長い寸法L1を要していた。
【0004】そこで、この発明はハンドセットと操作盤
との係合を確実として通信可能な状態で用紙の交換、詰
まり用紙の取り除き作業ができると共に、電話機として
使用する場合にはハンドセットが操作盤から容易に外
れ、かつ、より小型化を達成したファクシミリ機能付き
電話機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ機
能付きの電話機は、ファクシミリユニットを含む通信機
器、記録用紙等を収納する本体と、ハンドセットとの係
合手段を備えるハンドセット載置部、操作ボタン等を配
設し、本体に回動自在に配設される操作盤と、操作盤の
ハンドセット載置部に載置する送受話部を備え、操作盤
の係合手段との係合部を形成したハンドセットとを備
え、ハンドセット載置部の係合手段は、回動自在に配設
される先端をテーパ形状にした回動爪と、回動爪をハン
ドセット載置部方向に付勢する付勢部材(スプリング、
板ばね、ゴム等の弾性体)とを有し、ハンドセットをハ
ンドセット載置部に載置したとき、係合手段の回動爪は
ハンドセットの係合部に係合し、ハンドセットがハンド
セット載置部に対して垂直に移動するとき、回動爪は付
勢部材の付勢力に抗して回動して、ハンドセットの係合
部から外れる構成を具備する。
【0006】本発明のファクシミリ機能付き電話機は、
さらに、ハンドセットと電話機本体とを連結するハンド
セットコードを備え、ハンドセットコードはハンドセッ
トに連結する第1連結部とハンドセットコードに連結す
る第2連結部を直角に形成したL字型連結部材を介在さ
せ、ハンドセットコードを本体側部に案内する構成を具
備する。
【0007】
【作用】電話機として使用する場合、回動爪が回動して
ハンドセットの取外しをスムーズにする。また、ファク
シミリ使用における用紙の管理上、ハンドセット載置部
にハンドセットを載置して操作盤を回動したとき、操作
盤はほぼ90度に拡開状態で停止する。このとき、ハン
ドセットは回動爪がハンドセットの係合部に係合して、
ハンドセットの落下を防止する。また、ハンドセットに
連結するハンドセットコードはL字型連結部材を介して
機外に案内され、形成された電話機設置面との間のクリ
アランスが、操作盤の拡開動作時、電話機設置面とハン
ドセットコードとの干渉を回避しハンドセットの操作盤
との確実な係合を維持する。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。 第1実施例 図1はファクシミリ機能付き電話機の上面図、図2はハ
ンドセットを外した状態での上面図、図3,4,5は作
動説明図である。ファクシミリ機能付き電話機は、内部
に制御基板等の通信機器を収容しているハウジング55
と各種操作ボタン等を配設した操作盤60とよりなる本
体50と、スピーカ、マイク等を備えたハンドセット9
0とを具備する。本体50のハウジング55には用紙収
納部58が配設され、中蓋57により被覆されている。
中蓋57はハウジング本体55に回動自在にヒンジ止め
されている。本体50のハウジング55の側面の内側に
は用紙の案内板59を配設する。用紙案内板59は原稿
の排出方向(矢印A方向)に向けて傾斜している。この
案内板59の傾斜角を大きくすることにより、機外排出
までの距離を短くすることができる。
【0009】操作盤60にはダイヤルボタン61、操作
ボタン63、ファクシミリ操作ボタン65、液晶パネル
66、ファクシミリ調整ボタン64等が配設されてい
る。フアクシミリ調整ボタン64は、ファクシミリ使用
時のみ使用する設定ボタンであるので、ハウジング本体
55に回動自在に配設されるカバー51で通常は被覆さ
れている。カバー51を透明体で構成すれば、ファクシ
ミリ調整ボタン64は透視できる。操作盤60は図示せ
ぬ保持手段によりハウジング55に係合保持されてい
る。そして、操作盤60に保持手段の係合力より大きな
力が加わったとき、ハウジング55に対して操作盤60
は支持部62の止め部を支点Qとして回動するように構
成されている。操作盤60の1端側部にはハンドセット
載置部67を形成している。
【0010】ハンドセット載置部67はほぼハンドセッ
ト形状の細長形状をなし、その上下部分にはハンドセッ
トの送話部を載置する送話部載置部672、受話部を載
置する受話部載置部674を凹設する。受話部載置部6
74にはほぼ載置部674の大きさに等しい大きさの矩
形フックスイッチ70を配設する。矩形フックスイッチ
70はハンドセット載置部67の裏面に形成した取付部
材(図示せず)を介して上下移動可能となっている。そ
して、矩形フックスイッチ70はハンドセット90の受
話部が載置されたとき、ハンドセットの自重で押圧され
てスイッチが接続される構成となっている。ハンドセッ
ト載置部67の送話部載置部672側の矩形フックスイ
ッチ70に隣接して回動爪80を回動自在に配設する。
【0011】回動爪80は突出した先端面をテーパ面8
1とした板体であって、一体に形成する支持部85を有
する(図6参照)。回動爪80の支持部85は、矩形フ
ックスイッチ70に形成する挿通孔75を介してハンド
セット載置部67の下面に並設する支持板64の取付部
693にピン等で回動可能に取り付けられる。すなわ
ち、回動爪80は取付ピンを支点Pとして回動する。さ
らに、回動爪80はその先端に係合突部88を形成する
支持桿83を有し、支持板69に穿孔する挿入孔695
に係合突部88を挿入、係合させて回動爪80の回動を
規制する。回動爪80と支持板69との間の支持桿83
にはスプリング87を装着して、回動爪80の先端を反
時計方向に付勢し、回動爪80の先端を受話部載置部6
74の壁面に圧着させている。このとき、回動爪80の
支点Pは回動爪80の先端と支持桿83との中間位置に
位置するように構成する。
【0012】ハンドセット90は把持部92をはさん
で、本体50への載置面の一端部分にマイクを内在する
送話部91と、その他端部分にスピーカを内在する受話
部93を具備する。そして、受話部93の送話部側には
凹溝95を配設する。このように構成するハンドセット
90は本体50のハンドセット載置部67に対して、送
話部91が送話部載置部672に、受話部93がフック
スイッチ70を押下して受話部載置部674に位置して
配置される。この間、ハンドセット90の受話部93が
下降状態で回動爪80に当接するとき、回動爪80の先
端はテーパ形状81となっているので、受話部93に案
内されながら、回動爪80の先端が凹溝95と係合す
る。
【0013】ファクシミリ機能付き電話機の本体50と
ハンドセット90はハンドセットコード100により連
結される。ハンドセットコード100は伸縮自在のカー
ルコード103の両端に配設するモジュラ104、10
5をそれぞれ電話機本体50、ハンドセット90の連結
部分(図示せず)に連結することにより本体50とハン
ドセット90は電気的に接続される。ハンドセット90
側に挿入するモジュラ105とカールコード103の間
にはL字型の形状を有する連結部材107を配設する。
【0014】L字型連結部材107はモジュラー105
に連結する第1連結部107aと、第1連結部107a
に直角に連結し、その端部をカールコード103に連結
する第2連結部107bとよりなる。第2連結部107
bに連結するカールコード103は本体50のハンドセ
ット90配設側の機外に案内される。そして、操作盤6
0を拡開したとき、カールコード103の下端部分と電
話機の配設面との間に寸法L5のクリアランスを形成す
る。保形性のつよいカールコードがハンドセットに直に
連結していると、操作盤を回動したとき、カールコード
が電話機設置面と干渉してハンドセットを押し上げ、操
作盤との係合を外してしまう危惧があったが、L字型連
結部材107によりカールコード103を操作盤60の
回動領域から回避させることにより、ハンドセット90
の押し上げをなくし、かつ、ハンドセット端部のカール
コードの設置スペースをなくすことができる。
【0015】このように構成するファクシミリ機能付き
電話機の作用を説明する(図3,4,5,6,7参
照)。電話機能を使用する場合。ハンドセット載置部6
7に載置されるハンドセット90を取り上げる。このと
き、ハンドセット90の凹溝95に係合していた受話部
載置部674の回動爪80は、ハンドセット90の矢印
U方向への移動に伴い、回動爪80の先端が凹溝95の
壁部分で押し上げられ、スプリング87の付勢力に抗し
て回動され、凹溝95との係合が外される。このとき、
回動爪80の係合が外れず、操作盤60がハンドセット
90の矢印U方向への移動と共に回動しないように、ス
プリング87のバネ力を調整する。この力関係を図7に
より説明する。ここで、設定条件を下記とする。 ハンドセットの自重 W1 ハンドセットが外側に開いて落下する力 F1 回動爪の保持力 F2, 操作盤を開くに要する力 W2、 W1は操作盤のハンドセット受け面にかかり、回動爪8
0にはF1のみがかかっているものとすると、 F2 < W2 式1 の関係を保持するようにバネ力を設定する。
【0016】例えば、ハンドセットの自重 W1;18
5g、ハンドセットが外側に開いて落下する力 F1;
約35g,回動爪の保持力 F2;220g,操作盤を
開くに要する力 W2;630g,にバネ力を設定した
ファクシミ機能付き電話機は、F2 < W2 式1の関係
を満足しており、通常の電話機操作において、ハンドセ
ットを取り上げる際、操作盤がハンドセットとともに一
緒に開くことはない。ハンドセット90を持ち上げ、操
作盤60上のダイヤルボタン61を設定して送話する、
あるいは受話する。
【0017】ファクシミリ機能を使用する場合。 a,送信する場合 カバー57を拡開して画質ボタン、濃度設定ボタン等の
ファクシミリ操作ボタン64で原稿により画質設定をす
る。ダイヤルボタン61で送信先を設定し、原稿を操作
盤60と中蓋57との間に挿入する。ファクシミリ操作
ボタン65のスタートボタンを押すことにより原稿が矢
印A方向に搬送され、本体50を通過途上原稿が読み込
まれ、送信される。このとき、原稿の排出先に配設され
るハンドセットコード100はL字型連結部材107を
介してハンドセット90に取り付けられているので、排
出通路がコードによって遮断されることがなく、スムー
ズに原稿が排出される。 b,受信する場合 受信信号により本体50内の用紙が搬送され、感熱印字
されて、矢印B方向に排出される。
【0018】c,ファクシミリ受信の用紙を交換する、
用紙詰まりの紙を取り除く場合 (1) 操作盤60を拡開する。本体50のハウジング5
5に保持手段により閉塞保持されている操作盤60を保
持力以上の力で持ち上げ、支持板62を介してピン止め
されている操作盤60を、ピン(支点)Qを中心として
矢印O方向に回動して、拡開する。ハンドセット90は
フックボタン70を押圧して通信可能状態のまま操作盤
60のハンドセット載置部67に載置され、操作盤60
の回動爪80がハンドセット90の凹溝95に係合した
状態として回動される。
【0019】このとき、回動爪80のスプリング87の
バネ力を、前記設定条件により設定している。回動爪の
保持力F2とハンドセットの外方への力F1との差(F2
−F1)はハンドセットの保持力のマージンであり、 F2 −F1>0 式2 でなくてはならない。しかし、操作盤を勢いよく開いた
ときはハンドセットのイナーシャにより回動爪にかかる
力F1が増大する。そこで、1Gの力がハンドセットに
かかった場合を想定すると、この実施例におけるハンド
セット90の自重W1はW1=185gであるから、 F1=W1=185g となる。このとき、F2=220gであるから、式2
F2 −F1>0 の関係を維持する。以上説明したよう
に、操作盤60を勢いよく開いたとしても、ハンドセッ
ト90のイナーシャによって回動爪80にかかる衝撃が
1Gまでは回動爪80は回動せず、ハンドセット90を
確実に保持することができる。
【0020】そして、操作盤60の重心位置D1、ハン
ドセット90の重心位置D2とすると、ハンドセット9
0を載置した操作盤60の重心位置を、操作盤60の回
動支点Qより外側であって、かつ操作盤60の重心位置
1とハンドセット90の重心位置D2との間に存在する
ように形成する。このように構成した操作盤60は、ほ
ぼ本体50と直角の位置まで回動したとき、回動が停止
する。そして、ハンドセット90は自重で矢印D方向に
下降する。このハンドセット90の移動により、操作盤
60の回動爪80はハンドセット90の凹溝95内によ
り深く挿入でき、ハンドセット90は確実に操作盤60
に係止する。
【0021】(2) 中蓋57を拡開する。用紙収納部5
8をカバーする中蓋57を拡開する。そして、詰まって
いる用紙を取り除く、あるいは新たな用紙200を収納
部58内に収納し、用紙先端を本体外に引き出して中蓋
57を閉じ、さらに操作盤60を閉じる。このように、
用紙200の交換、メンテナンス等で本体50内を開け
る場合であっても、ハンドセット90は確実にフックボ
タン70を押圧して通信可能状態となっているので、通
信不可状態が存在しない。
【0022】以上説明したように、この実施例に示すフ
ァクシミリ機能を備えた電話機は常時通信可能であっ
て、信頼性の高い機器となる。また、操作盤60の開閉
動作によって、ハンドセット90が外れることがないの
で、従来の機器が必要としたハンドセットの落下防止凸
部を必要とせず、電話機本体50の寸法Lをほぼハンド
セット90の長さ寸法Lと等しい寸法に小型化すること
ができる。さらに、ハンドセットコード100のハンド
セット90への取付部分にL字型取付部材107を設け
てカールコード103を機外に配設しているので、原稿
の排出通路が開放され、スムーズな原稿の排出ができ
る。
【0023】さらに、ハンドセットのフックボタン70
はほぼ受話部分と同形矩形状の大きさとしているので、
スイッチング作動が確実となり、また、ファクシミリの
操作ボタンは通常はカバーで被覆されているので、誤操
作を防止できる。また、L字型連結部材107によるカ
ールコード103の機外への案内、傾斜角度を大きくし
た用紙案内板59の配設等により、電話機本体50の原
稿挿入、排出方向の寸法L10を短くすることができ、フ
ァクシミリ機能付き電話機の設置面積(L10×L20)を
A4版サイズとすることができる。
【0024】第2実施例(図8参照)。 この実施例は回動爪の操作をスプリングに換えて板ばね
で行っている。なお、実施例1と同じ部材には同符号を
付して説明を省略する。ハンドセット載置部67に取り
付けられる回動爪800は、その先端面をテーパ面81
0とし、一体に形成する支持部850を支持板69の取
付部693にピン等で回動可能に取り付けられて取付ピ
ンを支点Pとして回動する。さらに、回動爪800の端
部にはその先端に係合突部880を形成する支持桿83
0を垂直に配設して支持板69の孔695に係合突部8
80を挿入、係合させている。そして、支持板69の取
付部693には回動爪800を反時計方向に付勢する板
ばね300を介在させる。そして、ハンドセット90が
ハンドセット載置部674に載置されているとき、回動
爪800の先端がハンドセット90の凹溝95と係合す
るように構成されている。また、ハンドセット90を持
ち上げたとき、板ばね300は伸縮して回動爪800と
凹溝95との係合を外す。この実施例における板ばね3
00も第1実施例で説明したように、板ばね300のバ
ネ力を同様な調整をすることにより、ハンドセット90
の係止、操作盤60の拡開動作を実行する。
【0025】この実施例に示すファクシミリ機能付き電
話機も実施例1で説明した作用、効果を示し、用紙の交
換、メンテナンス時等、ハンドセット90を操作盤60
に載置した通信可能状態での作業が実行できる。
【0026】以上の実施例においては、ハンドセットコ
ードを備えた電話機の場合を説明したが、コードレスタ
イプの電話機においてもハンドセットと回動爪の係合機
構を用い、同様の作用、効果を期待することができる。
また、付勢部材はスプリング、板ばねの他、ゴム等の弾
性体であってもよい。また、実施例に示した電話機は机
上等に載置する形式の電話機を説明しているが、ハンド
セットと回動爪の係合機構を採用する壁懸け使用の電話
機においても同様な効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下の効
果を有する。 (1) 操作盤と共に水平位置、垂直位置に載置方向を
移動するハンドセットは係合手段により確実に操作盤上
に係合した状態で移動できる。そして、電話機能使用の
場合、ハンドセットの操作盤からの取外しは回動爪の回
動により操作盤を追従させることなくスムーズに実行で
きる。 (2) ハンドセットを操作盤に載置した状態で操作盤
の開閉動作が行えるので、記録用紙の交換、詰まった用
紙の取り除き作業、機器のメンテナンス等、通信可能状
態での実行が可能となる。 (3) 操作盤を拡開したとき、ハンドセットが確実に
操作盤に係合しているので、従来必要としたハンドセッ
トの落下防止手段が不要となり、機器のサイズを小型化
できる。 (4) ハンドセットコードをL字型連結部材により機
外に配設しているので、用紙搬出路が開放され、用紙の
搬出がスムーズとなるとともに、ハンドセットの落下防
止壁を取り除くことができ、ハンドセット長さ方向の機
器サイズを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ機能付き電話機の上
面図。
【図2】ハンドセットを外したファクシミリ機能付き電
話機の上面図。
【図3】本発明によるファクシミリ機能付き電話機の側
面図。
【図4】操作盤拡開状態の側面図。
【図5】記録用紙交換作業時のファクシミリ機能付き電
話機の斜視図。
【図6】係合部分の拡大説明図。
【図7】係合部分の負荷状態の説明図。
【図8】係合部分の他の実施例の拡大説明図。
【図9】従来のファクシミリ機能付き電話機の斜視図。
【符号の説明】
50 ファクシミリ機能付き電話機の本体、51 カバ
ー、60 操作盤、67 ハンドセット載置部、70
フックボタン、80 回動爪、87 付勢部材(スプリ
ング)、90 ハンドセット、95 係合凹溝、100
ハンドセットコード、107 L字型連結部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリユニットを含む通信機器、
    記録用紙等を収納する本体と、ハンドセット載置部、操
    作ボタン等を配設し、本体に回動自在に配設される操作
    盤と、操作盤を本体に保持する保持手段と、操作盤のハ
    ンドセット載置部に載置する送受話部を備えたハンドセ
    ットを備えたファクシミリ機能付き電話機において、 操作盤のハンドセット載置部はハンドセットとの係合手
    段を備えると共に、ハンドセットは係合手段との係合部
    を形成し、該係合手段は、ハンドセット載置部に回動自
    在に配設される回動爪と、回動爪をハンドセット載置部
    方向に付勢する付勢部材とを有し、 ハンドセットをハンドセット載置部に載置したとき、係
    合手段の回動爪はハンドセットの係合部に係合し、ハン
    ドセットがハンドセット載置部に対して垂直に移動する
    とき、回動爪は付勢部材の付勢力に抗して回動して、ハ
    ンドセットの係合部から外れるよう構成してなるファク
    シミリ機能付き電話機。
  2. 【請求項2】 ハンドセットが回動爪に係合する力は、
    操作盤の保持手段の保持力より小さい力である請求項1
    記載のファクシミリ機能付き電話機。
  3. 【請求項3】 係合手段の回動爪はその先端をテーパ形
    状としてなる請求項1記載のファクシミリ機能付き電話
    機。
  4. 【請求項4】 係合手段の付勢部材は弾性体である請求
    項1記載のファクシミリ機能付き電話機。
  5. 【請求項5】 ハンドセット載置部にハンドセットを載
    置して操作盤を回動したとき、ハンドセットがハンドセ
    ット載置部に対して平行に下降移動して、回動爪がハン
    ドセットの係合部内に進行する請求項1記載のファクシ
    ミリ機能付き電話機。
  6. 【請求項6】 ハンドセット載置部にハンドセットを載
    置して操作盤を回動したとき、ハンドセットを載置した
    操作盤の重心が操作盤の回動支点の外側であって、操作
    盤の重心とハンドセットの重心との中間に存在するよう
    構成してなる請求項1記載のファクシミリ機能付き電話
    機。
  7. 【請求項7】 ファクシミリユニットを含む通信機器、
    記録用紙等を収納する本体と、ハンドセット載置部、操
    作ボタン等を配設し、本体に回動自在に配設される操作
    盤と、操作盤のハンドセット載置部に載置したときフッ
    クボタンを押圧する送受話部を備えたハンドセットと、
    ハンドセットと本体とを電気的に接続するハンドセット
    コードを備えたファクシミリ機能付き電話機において、 ハンドセットコードはモジュラーを介して本体およびハ
    ンドセットに電気的に接続されると共に、ハンドセット
    側のモジュラーとハンドセットコード間にはL字型連結
    部材を配設し、 L字型連結部材はモジュラーに連結する第1連結部とハ
    ンドセットに連結する第2連結部とよりなり、第1連結
    部に対して第2連結部を直角に配設し、ハンドセットコ
    ードを機外に案内すると共に、操作盤を回動して本体か
    ら拡開したとき、ハンドセット下端と電話機載置面との
    間にクリアランスを形成するよう構成してなるファクシ
    ミリ機能付き電話機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0901270A2 (en) * 1997-09-03 1999-03-10 Olivetti Lexikon S.p.A. Facsimile machine with combined telephone handset
JP2007266768A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Murata Mach Ltd ファクシミリ装置

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