JPH08316673A - 冷却構造 - Google Patents

冷却構造

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JPH08316673A
JPH08316673A JP11858695A JP11858695A JPH08316673A JP H08316673 A JPH08316673 A JP H08316673A JP 11858695 A JP11858695 A JP 11858695A JP 11858695 A JP11858695 A JP 11858695A JP H08316673 A JPH08316673 A JP H08316673A
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air
heating element
temperature
vortex tube
cooling structure
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JP11858695A
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English (en)
Inventor
Motohito Takemae
元仁 竹前
Shinichiro Kono
信一郎 河野
Hideki Kimura
英樹 木村
Kyoko Matsukawa
恭子 松川
Hideki Maeda
秀樹 前田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルテックスチューブによって発生させた低
温空気を用いて発熱体を冷却する冷却構造に関し、冷却
効率の向上を目的とする。 【構成】 発熱体1に低温空気αを噴射する低温空気発
生手段(ボルテックスチューブ5)と、発熱体1の温度
を検出するセンサ20と、該センサ20によって得られた発
熱体1の温度情報対応にボルテックスチューブ5に圧縮
空気Σを供給する高圧ボンベ50のバルブ51を開閉する噴
射タイミング制御部30を装備し、前記センサ20によって
得られた発熱体1の温度情報に対応して前記高圧ボンベ
50から前記ボルテックスチューブ5に圧縮空気Σが供給
されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強制空冷によって発熱
体の冷却を行う冷却構造に係り、特にボルテックスチュ
ーブによって発生させた低温空気を用いて冷却を行う冷
却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10はボルテックスチューブを用いて冷
却を行う従来の冷却構造の一例を示す図であって、1は
電子ユニット11内に配置されている発熱体、13は発熱体
1に密接する形で配置されたヒートシンク、5は圧縮空
気Σを送入することによって低温空気αと高温空気βを
発生させるボルテックスチューブ、8はボルテックスチ
ューブ5によって発生させた低温空気αをヒートシンク
13に向かって噴射する複数の噴射孔8aを備えた噴出ダク
ト、25はボルテックスチューブ5によって発生させた高
温空気βを外部へ放出する排気ダクト、60は矢印方向に
吸入した空気を圧縮して圧縮空気Σを発生させる圧縮フ
ァン65を内蔵した空気圧縮機、7は空気圧縮機60とボル
テックスチューブ5間を接続する導圧管、をそれぞれ示
す。
【0003】図10に示すように、この従来の冷却構造
は、ボルテックスチューブ5によって発生させた低温空
気αを噴出ダクト8を介してヒートシンク13側へ噴射す
ることによって発熱体1を冷却するというものである。
【0004】以下図11(a) と(b) (c) に基づいて前記ボ
ルテックスチューブの構造と作用について説明する。図
11(a) と(b) に示すように、ボルテックスチューブ5
は、円筒部5aと、この円筒部5aの一方の端部側に設けら
れた低温吹き出し口5cと、該低温吹き出し口5cの反対側
の端部に設けられた高温吹き出し口5dと、円筒部5aの中
に圧縮空気Σを吹き込むための圧縮空気取り入れ口5bと
を備えている。
【0005】このボルテックスチューブ5は、圧縮空気
取り入れ口5bから圧縮空気Σを送入すると、この圧縮空
気Σは円筒部5aの内周面に沿って毎分20〜30万回程度の
超高速の渦を生じる。このため、渦の中心部と外周部と
の間には大きな圧力差を生じて円筒部5aの中心部に向か
って空気の移動が起こり、そのときの膨張によって温度
が下がる。そして中心部に発生した冷たい空気(低温空
気α)は低温吹き出し口5cから放出され、外周部に発生
した熱い空気(高温空気β)は高温吹き出し口5dから放
出される。
【0006】このボルテックスチューブ5は、圧縮空気
取り入れ口5bから供給される圧縮空気Σの圧力を制御す
ることによって低温吹き出し口5cから送出される低温空
気αの温度を図11(c) に示すように制御することができ
る。図11(c) は圧縮空気取り入れ口5bから供給される圧
縮空気Σの圧力と低温吹き出し口5cから送出される低温
空気αの温度の関係を示す図であって、この図11(c) は
15℃の圧縮空気Σを供給した場合を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷却構造は、図
10を用いて説明したように、ボルテックスチューブ5か
ら送出された低温空気αを噴出ダクト8を介してヒート
シンク13に吹き付けることで発熱体1を冷却するという
ものであって、発熱体1の発熱状態に応じて低温空気α
の噴射タイミングを制御する、或いは低温空気αの温度
を制御する、といった配慮がなされていない。このた
め、発熱体1が過冷却気味になるとか或いは逆に冷却不
足気味になるといった不都合が生じる。なお、従来の冷
却構造は圧縮空気Σを有効利用するための工夫がなされ
ていないことから、高価な圧縮空気Σを用いて冷却を行
う場合は経済的負担が大きくなるといった問題点があっ
た。
【0008】本発明は、圧縮空気を有効活用する手段を
ボルテックスチューブに付加することによって冷却効率
を高めた冷却構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による冷却構造
は、図1に示すように、発熱体1に低温空気αを噴射す
る低温空気発生手段(ボルテックスチューブ5)と、前
記発熱体1の温度を検出するセンサ20と、該センサ20に
よって得られた発熱体1の温度情報対応に前記ボルテッ
クスチューブ5に空気(圧縮空気Σ)を供給する高圧ボ
ンベ50のバルブ51を開閉する噴射タイミング制御部30を
装備し、前記センサ20によって得られた発熱体1の温度
情報に対応して高圧ボンベ50からボルテックスチューブ
5に圧縮空気Σが供給されるように構成する。
【0010】
【作用】センサ20は、発熱体1の温度を検出してこれを
発熱体1の温度情報として噴射タイミング制御部30に入
力する。
【0011】噴射タイミング制御部30は、センサ20から
入力される発熱体1の温度情報が上限値を超えたときは
バルブ51を開放して高圧ボンベ50から圧縮空気Σがボル
テックスチューブ5に供給されるようにし、ボルテック
スチューブ5から噴射される低温空気αによって発熱体
1の温度が下限値以下になったときはバルブ51を閉鎖し
て圧縮空気Σがボルテックスチューブ5に供給されない
ようにする。
【0012】この冷却構造は、発熱体1の温度が上限値
を超えるとボルテックスチューブ5が作動し、発熱体1
の温度が下限値以下になるとボルテックスチューブ5が
作動しなくなることから発熱体1が過冷却される危険性
が無い。また、この冷却構造は発熱体1の温度が下限値
以下になるとボルテックスチューブ5が作動しなくなる
ことから、圧縮空気Σの使用量が少なくて済むので経済
的である。
【0013】
【実施例】以下実施例図に基づいて本発明を詳細に説明
する。図1は本発明の基本構成(その1)を示す図であ
って、1は発熱体、3は発熱体1が実装されている基
板、5はボルテックスチューブ、7は圧縮空気Σが流通
する導圧管、20は発熱体1の温度を検出するセンサ、50
は圧縮空気Σを貯蔵する高圧ボンベ、51は導圧管7を開
閉するバルブ、30はセンサ20から出力される発熱体1の
温度情報対応にバルブ51を開閉させる噴射タイミング制
御部、をそれぞれ示す。
【0014】図1に示すように、本発明によるこの冷却
構造は、発熱体1の温度を検出するセンサ20と、発熱体
1に向かって低温空気αを噴射するボルテックスチュー
ブ5と、センサ20によって得られた発熱体1の温度情報
対応にボルテックスチューブ5に圧縮空気Σを供給する
高圧ボンベ50のバルブ51を開閉させる噴射タイミング制
御部30とを装備している。
【0015】この冷却構造(その1)は、基板3上に実
装されている発熱体1の温度が上限値を超えたことがセ
ンサ20によって検出されると噴射タイミング制御部30が
バルブ51を開放して高圧ボンベ50内の圧縮空気Σをボル
テックスチューブ5に供給する。そして、ボルテックス
チューブ5から噴射される低温空気αによって発熱体1
の温度が下限値以下になったことがセンサ20によって検
出されると噴射タイミング制御部30がバルブ51を閉じて
高圧ボンベ50からボルテックスチューブ5に圧縮空気Σ
が供給されないようにして発熱体1の過冷却を防止す
る。なお、ボルテックスチューブ5から放出される高温
空気βは図示しない排気ダクト等を介して外部へ放出さ
れる。
【0016】この冷却構造は、発熱体1の温度が上限値
を超えるとボルテックスチューブ5が作動し、発熱体1
の温度が下限値以下になるとボルテックスチューブ5が
作動しない構造になっていることから、圧縮空気Σの使
用量が少なくて済むという利点がある。
【0017】以下図2に基づいて噴射タイミング制御部
の構成を説明する。なお、前記図1と同一部分にはそれ
ぞれ同一符号を付している。図2に示すように、この噴
射タイミング制御部30は、センサ20によって検出された
発熱体1の温度情報信号を増幅する信号増幅部31と、発
熱体1の温度情報対応に高圧ボンベ50とボルテックスチ
ューブ5との間に配置されている電磁バルブ51(以下バ
ルブ51と呼ぶ)を開閉させる温度制御部32と、によって
構成されている。
【0018】この噴射タイミング制御部30は、発熱体1
の温度が上限値を超えたときはバルブ51を開放して圧縮
空気Σが高圧ボンベ50からボルテックスチューブ5に供
給されるようにし、発熱体1の温度が下限値以下になっ
たときはバルブ51を閉鎖して圧縮空気Σが高圧ボンベ50
からボルテックスチューブ5に供給されないようにする
温度制御部32を内蔵していることから、発熱体1が適温
を維持しているときは圧縮空気Σがボルテックスチュー
ブ5に供給されることはない。
【0019】図3は本発明の基本構成(その2)を示す
図であって、1は発熱体、3は発熱体1が実装されてい
る基板、5はボルテックスチューブ、7は圧縮空気Σを
流通させる導圧管、20は発熱体1の温度を検出するセン
サ、60は吸入口61から吸い込んだ空気を圧縮空気Σにし
て送出口62から送出する空気圧縮機、65は空気圧縮用の
圧縮ファン、40はセンサ20によって得られた発熱体1の
温度情報対応に空気圧縮機60を動作状態にしたり非動作
状態にしたりする空気圧制御部、をそれぞれ示す。
【0020】この冷却構造(その2)は、発熱体1の温
度対応に空気圧縮機60の圧縮ファン65の回転速度を制御
してボルテックスチューブ5に供給される圧縮空気Σの
圧力を制御する空気圧制御部40を備えていることから、
ボルテックスチューブ5から噴射される低温空気αの温
度を自在に変化させることができる〔ボルテックスチュ
ーブ5に供給する圧縮空気Σの圧力とボルテックスチュ
ーブ5から送出される低温空気αの温度の関係は図11
(c) 参照〕。このため、この冷却構造を適用すれば容易
に発熱体1を所望の温度に冷却することができる。
【0021】この冷却構造は、ボルテックスチューブ5
に供給する圧縮空気Σの圧力を変化させることによって
ボルテックスチューブ5から送出される低温空気αの温
度を自在に変化させることができるので負荷によって温
度が変化する発熱体1を冷却するとき等は特に有利であ
る。
【0022】以下図4に基づいて空気圧制御部の構成を
説明する。図4に示すように、この空気圧制御部40は、
センサ20によって検出された発熱体1の温度情報信号を
増幅する信号増幅部31と、信号増幅部31から出力された
発熱体1の温度情報対応に空気圧縮機60の圧縮ファン65
の回転速度を変化させてボルテックスチューブ5に供給
される圧縮空気Σの圧力を調整する圧力制御部36とによ
って構成されている。なお、ボルテックスチューブ5に
供給する圧縮空気Σの圧力を変化させることによってボ
ルテックスチューブ5から排出される低温空気αの温度
が変化することは図11(c) で説明したとおりである。
【0023】図5は本発明の第一実施例を示す図であっ
て、90は発熱体1を装備した複数の基板3が実装された
シェルフ、93はシェルフ90の天井部分に設けられた排気
孔、88は低温空気αの対流を助長するためのファンをそ
れぞれ示す。なお、図5中、前記図1〜図4と同一部分
にはそれぞれ同一符号を付している。
【0024】この第一実施例に開示した冷却構造は、シ
ェルフ90内の下方部分に配置されているボルテックスチ
ューブ5から噴射される低温空気αのみによってシェル
フ90内の基板3に実装されている発熱体1を冷却するこ
とを特徴とするもので、詳しくは、基板3の上方部分に
配置したセンサ20から出力される発熱体1の温度情報対
応に空気圧制御部40が空気圧縮機60の圧縮ファン65の回
転速度を制御してシェルフ90の下方部分に配置されてい
るボルテックスチューブ5から噴射される低温空気αの
温度を変化させて発熱体1を適温に冷却するというもの
である。
【0025】この第一実施例は、ボルテックスチューブ
5に供給する圧縮空気Σの圧力を変化させて該ボルテッ
クスチューブ5から送出される低温空気αの温度を調整
する空気圧制御方式(図3参照)を採用しているが、図
1で説明した噴射タイミング制御方式の場合もほぼ同様
の効果が得られることはいうまでもない。
【0026】図6は本発明の第二実施例を示す図であ
る。この第二実施例に開示した冷却構造は、シェルフ90
内の下方にボルテックスチューブ5によって発生させた
低温空気αを噴射するノズル6を配置し、該ノズル6か
ら噴射される低温空気αと前記シェルフ90の底部に設け
た吸気孔91から取り入れた外気δとによって当該シェル
フ90内に配置されている発熱体1を冷却するように構成
されている。
【0027】この冷却構造は、シェルフ90の下方に配置
したノズル6にボルテックスチューブ5を接続し、ノズ
ル6から上方に向かって噴射される低温空気αによって
シェルフ90の底部に設けられた吸気孔91から侵入してく
る外気δを巻き込み、低温空気αと外気δとの混合空気
によって発熱体1を冷却する。
【0028】この第二実施例の冷却構造を採用すると、
ノズル6からの吹き出し効果により外気δを巻き込んで
風量をアップさせることが可能であり、さらに空気の流
れに乱れが生じるために熱伝達が促進されて冷却効率が
向上する。
【0029】この第二実施例も、ボルテックスチューブ
5に供給する圧縮空気Σの圧力を変化させて該ボルテッ
クスチューブ5から送出される低温空気αの温度を調整
する空気圧制御方式(図3参照)を採用しているが、こ
れを図1で説明した噴射タイミング制御方式に代えても
同様の効果が得られる。
【0030】図7は本発明の第三実施例を示す図であ
る。この第三実施例に開示した冷却構造は、シェルフ90
内の中程にボルテックスチューブ5によって発生させた
低温空気αを噴射するノズル6を配置し、該ノズル6か
ら噴射される低温空気αと前記シェルフ90の底部に設け
た吸気孔91から取り入れた外気δとによってシェルフ90
内に配置されている発熱体1を冷却するように構成した
ことを特徴とするものである。
【0031】この冷却構造は、吸気孔91から入ってくる
外気δによって基板3の下方部分に実装されている発熱
体1を冷却し、ボルテックスチューブ5に接続されたノ
ズル6から噴射される低温空気αと吸気孔91から入って
くる外気δとによって基板3の上方に実装されている発
熱体1を冷却するというものである。
【0032】この冷却構造を適用すると、基板3の上方
に配置されている発熱体1がノズル6から噴射される低
温空気αと吸気孔91から取り入れた外気δとをミックス
した混合空気によって冷却されることになるので基板3
の上方部分に発熱度の高い発熱体1が配置されている場
合は有利である。
【0033】以下図8(a) と(b) に基づいて本発明の第
一応用例を説明する。この冷却構造は、図8(a) と(b)
に示すように、発熱体1の放熱フィン2と対向する位置
にボルテックスチューブ5によって発生させた低温空気
αを噴射するノズル6Aを配置し、該ノズル6Aの噴射
孔6nから放熱フィン2に向かって噴射される低温空気α
によって前記発熱体1を特定的に冷却するというもので
あることから、ボルテックスチューブ5によって発生さ
せた低温空気αを噴射する複数の噴射孔6nを前記発熱体
1の放熱フィン2側に向ける形でノズル6Aを配置した
ことを構成上の特徴とするものである。
【0034】この第一応用例に開示した冷却構造は、ノ
ズル6Aの噴射孔6nから噴射された低温空気αが発熱体
1側に設けられている放熱フィン2に対して特定的に吹
き付けられることから、この冷却構造を適用すると特定
の発熱体1を効率的に冷却することができる。
【0035】図9(a) と(b) は本発明の第二応用例を示
す図である。この第二応用例は、圧縮空気Σの供給源で
ある空気圧縮機60とボルテックスチューブ5とを外周面
にラジエータフィン82を装備した熱交換パイプ80で接続
したものを冷却モジュール95の中に配置した構成を特徴
とする。
【0036】この冷却構造は、図9(a) と(b) に示すよ
うに、発熱体1の上方に噴射孔6nを下方に向けた形でノ
ズル6Bを配置し、さらにこのノズル6Bの上方に熱交
換パイプ80を配置した形になっている。このため、ノズ
ル6の噴射孔6nから発熱体1に向かって噴射された低温
空気αは発熱体1と接触することによって方向を転換し
て熱交換パイプ80のラジエータフィン82に接触してこれ
を冷却する。ラジエータフィン82が冷却されると熱交換
パイプ80内を流通している圧縮空気Σも当然冷却され、
ボルテックスチューブ5には空気圧縮機60から送出され
た圧縮空気Σよりもさらに温度の低い圧縮空気Σが供給
されることになる。
【0037】なお、この冷却構造には図9(b) に示すよ
うに、冷却モジュール95内に配置された熱交換パイプ80
の上方にファン88を設けているが、このファン88は冷却
モジュール95内を減圧状態にするために設けられたもの
で、これによってボルテックスチューブ5から送出され
る低温空気αの圧力が相対的にアップして冷却効率が上
昇する。
【0038】この冷却構造は、ボルテックスチューブ5
に供給される圧縮空気Σの温度が熱交換パイプ80の作用
によってさらに低下することから、発熱度の大きい発熱
体1を冷却する場合等にこの応用例を適用すると極めて
効果的である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による冷却構造は、ボルテックスチューブから送出され
る低温空気の噴射タイミングを制御する,或いはボルテ
ックスチューブに供給する圧縮空気の圧力を制御してボ
ルテックスチューブから送出される低温空気の温度を変
化させる,といったことが可能な装置構成になっている
ことから、発熱体を極めて効率的且つ経済的に冷却する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成(その1)を示す図、
【図2】 噴射タイミング制御部の一構成例を示す図、
【図3】 本発明の基本構成(その2)を示す図、
【図4】 空気圧制御部の一構成例を示す図、
【図5】 本発明の第一実施例を示す図、
【図6】 本発明の第二実施例を示す図、
【図7】 本発明の第三実施例を示す図、
【図8】 本発明の第一応用例を示す図、
【図9】 本発明の第二応用例を示す図、
【図10】 ボルテックスチューブを用いて冷却を行う従
来の冷却構造の一例を示す図、
【図11】 ボルテックスチューブの構造と作用を説明す
るための図、
【符号の説明】
1 発熱体 2 放熱フィン 3 基板 5 ボルテックスチューブ 5a 円筒部 5b 圧縮空気取り入れ口 5c 低温吹き出し口 5d 高温吹き出し口 6,6A,6B ノズル 6n,8a 噴射孔 7 導圧管 8 噴出ダクト 11 電子ユニット 13 ヒートシンク 20 センサ 25 排気ダクト 30 噴射タイミング制御部 31 信号増幅部 32 温度制御部 36 圧力制御部 40 空気圧制御部 50 高圧ボンベ 51 バルブ 60 空気圧縮機 61 吸入口 62 送出口 65 圧縮ファン 80 熱交換パイプ 82 ラジエータフィン 88 ファン 90 シェルフ 91 吸気孔 93 排気孔 95 冷却モジュール α 低温空気 β 高温空気 δ 外気 Σ 圧縮空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 英樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松川 恭子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 秀樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体に低温空気を噴射する低温空気発
    生手段と、発熱体の温度を検出するセンサと、噴射タイ
    ミング制御部とを有し、 前記噴射タイミング制御部は、前記センサによって得ら
    れた発熱体の温度情報に対応して、前記低温空気発生手
    段に空気を供給するバルブを開閉するものであることを
    特徴とする冷却構造。
  2. 【請求項2】 発熱体に低温空気を噴射する低温空気発
    生手段と、発熱体の温度を検出するセンサと、空気圧制
    御部を有し、 前記空気圧制御部は、前記センサによって得られた発熱
    体の温度情報に対応して、前記低温空気発生手段に供給
    される空気の空気圧を調節するものであることを特徴と
    する冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記発熱体が、前記低温空気発生手段に
    よって発生し、かつシェルフ内の下方に配置されたノズ
    ルから噴射される低温空気のみによって冷却される請求
    項1または2記載の冷却構造。
  4. 【請求項4】 シェルフ内の下方に配置したノズルから
    噴射される低温空気と、シェルフの底部に設けた吸気孔
    から取り入れた外気とによって前記発熱体が冷却される
    請求項2または3記載の冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記ノズルがシェルフ内の中程に配置さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の冷却構造。
  6. 【請求項6】 前記発熱体が放熱フィンを有する請求項
    1または2記載の冷却構造。
  7. 【請求項7】 低温空気発生手段と、該低温空気発生手
    段に空気を供給する空気供給源との間が、外周面にラジ
    エータフィンが覆設された熱交換パイプで接続されてな
    る請求項6記載の冷却構造。
  8. 【請求項8】 前記低温空気発生手段が、ボルテックス
    チューブであることを特徴とする請求項1乃至7記載の
    冷却構造。
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