JPH0831619A - 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス - Google Patents

高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス

Info

Publication number
JPH0831619A
JPH0831619A JP6158322A JP15832294A JPH0831619A JP H0831619 A JPH0831619 A JP H0831619A JP 6158322 A JP6158322 A JP 6158322A JP 15832294 A JP15832294 A JP 15832294A JP H0831619 A JPH0831619 A JP H0831619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
terminal
output
insulating case
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6158322A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Tsunezawa
一郎 経沢
Motoharu Higami
元治 樋上
Koichi Kotani
浩一 小谷
Hiromasa Saishiyou
弘昌 斉勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Priority to JP6158322A priority Critical patent/JPH0831619A/ja
Priority to TW84103188A priority patent/TW264587B/zh
Publication of JPH0831619A publication Critical patent/JPH0831619A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】出力電極に接続されるコンデンサが回路基板の
裏面側に配置される場合に、出力を回路基板の表面側か
ら出力することができる高電圧用可変抵抗器ユニットを
提供する。 【構成】回路基板3の2つの出力電極に接続した端子金
具43,45と接続用端子47とにそれぞれコンデンサ
を接続する。回路基板3の表面と絶縁ケース1との間
に、回路基板3の上に設けた出力電極とリード線とをそ
れぞれ半田付けなしに接続する出力端子部材25を配置
する。回路基板3の表面よりも上側に位置する絶縁ケー
スの壁部にリード線を出力端子部材25に案内する導体
案内通路35,37を設ける。リード線の絶縁被覆部を
基板収納室に露出させないように導体案内通路を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧用可変抵抗器ユ
ニット及びフライバックトランスに関するものであり、
特にCRT(Cathode-ray tube)等のフォーカス電圧や
スクリーン電圧等を調整するために用いられるフォーカ
スパックと呼ばれる高電圧用可変抵抗器ユニット及びフ
ライバックトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高電圧用可変抵抗器ユニットは、一般的
にはフライバックトランスのトランスケースに取り付け
られて使用されるものであって、スクリーン電圧及びフ
ォーカス電圧の少くとも一方を出力するように構成され
ている。最近は、複数のフォーカス電圧(一般的には2
種類のフォーカス電圧)を出力するいわゆるダブルフォ
ーカス・タイプと呼ばれる高電圧用可変抵抗器ユニット
も使用されている。この種の高電圧用可変抵抗器ユニッ
トは、フォーカス電圧だけを出力するものや、フォカー
ス電圧とスクリーン電圧を出力するもの等種々のタイプ
のものがある。そしてこの種の高電圧用可変抵抗器ユニ
ットでは、直流分カット用やフィルタ用のダイナミック
フォーカス・コンデンサと呼ばれるコンデンサを、フォ
ーカス電圧用の出力電極とアース電極との間及び出力電
極と信号入力端子との間に並列接続する場合がある。こ
の種の高電圧用可変抵抗器ユニットは、フライバックト
ランスと組み合わされるため、コンデンサは一端開口状
の絶縁ケースに収納された回路基板の裏面側に配置さ
れ、コンデンサはフライバックトランスのトランスケー
スに充填されるモールド樹脂中に埋設される。コンデン
サが回路基板の裏面側に配置されるために、フォーカス
電圧用の出力電極に電気的に接続されてコンデンサのリ
ード線が接続される端子金具も、回路基板の裏面側に配
置されている。従来は、この端子金具にコンデンサのリ
ード線と一緒にフォーカス電圧出力のリード線を接続し
て、フォーカス電圧を出力させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路基
板の裏面側からフォーカス電圧を引き出す構成では、1
つの端子金具に、コンデンサのリード線と出力用導体と
しての絶縁被覆されたリード線の2本を半田付けしなけ
ればならず、半田付け作業が面倒になる上、コンデンサ
の取付姿勢等を工夫しなければならなかった。また回路
基板の裏面側から出力用のリード線を引き出す構成で
は、フライバックトランスの組立作業及びフライバック
トランスへのモールド樹脂充填作業が面倒になる問題が
ある。
【0004】そこで発明者は、出力用のリード線を絶縁
ケースの外側から引き出す構成を採用することを検討し
た。しかしながら回路基板を余り大きくせずに、複数の
可変抵抗体を並列接続した可変抵抗回路パターンを回路
基板の表面に形成しようとすると、出力電極の位置が制
約を受けることになり、絶縁ケースの中に挿入するリー
ド線の長さがかなり長くなる。リード線の長さが長くな
ると、絶縁ケースの中に挿入されたリード線と回路基板
上の回路との間で放電が発生する可能性が高くなる問題
が生じる。
【0005】本発明の目的は、出力電極に接続されるコ
ンデンサが絶縁ケースの開口部側または回路基板の裏面
側に配置される場合でも、出力電圧を回路基板の表面側
から出力することができる高電圧用可変抵抗器ユニット
及びフライバックトランスを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、絶縁ケース内への出
力用導体の挿入量が多くなる場合でも、絶縁ケース内で
放電が発生するおそれのない高電圧用可変抵抗器ユニッ
ト及びフライバックトランスを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、簡単な治具を用いて
組み立てることができる高電圧用可変抵抗器ユニットを
提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、コンデンサを接
続するための端子金具が半田付け接続される出力電極に
出力端子部材の接触端子部を確実に接触させることがで
きる高電圧用可変抵抗器ユニットを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気的に並列
接続される複数の可変抵抗体を含む可変抵抗回路パター
ンと、入力電極,複数の可変抵抗体に対応して設けられ
た複数の出力電極及びアース電極等を含む電極パターン
とが表面に形成された回路基板と、回路基板が収納され
る一端開口状の基板収納室を有する絶縁樹脂製の絶縁ケ
ースと、回路基板の表面と絶縁ケースの基板収納室を囲
む内壁面との間に形成された空間内に配置され且つ絶縁
ケースの外側から操作される複数の摺動子と、回路基板
の裏面上に配置され且つ一方の接続端子部が前記回路基
板の前記出力電極に接続され他方の接続端子部が回路基
板の裏面側に位置する複数の端子金具と、絶縁ケースの
開口部側または回路基板の裏面側に配置され且つ一方の
リード端子が1つの端子金具に接続され他方のリード端
子が所定の接続用端子に接続された複数のコンデンサと
を具備する高電圧用可変抵抗器ユニット及び該ユニット
を備えたフライバックトランスを対象とする。可変抵抗
体が2つの場合には、端子金具、コンデンサはそれぞれ
2つになる。
【0010】回路基板は、磁器即ちセラミック基板等の
ように絶縁性の高い絶縁基板を用いて形成するのが好ま
しい。また可変抵抗回路パターンには、並列接続される
複数の可変抵抗体だけでなく、これら複数の可変抵抗体
に直列接続される他の可変抵抗体や固定抵抗体等が含ま
れていてもよい。可変抵抗回路パターンが、他の可変抵
抗体を含む場合には、電極パターン中の出力電極及び摺
動子の数が増えるのは勿論である。また回路構成によっ
ては、アース電極の数を増加するのは勿論であり、また
接続用端子が固定される電極が設けられる場合もある。
【0011】並列接続される複数の可変抵抗体の数は任
意であるが、いわゆるダブルフォーカスと呼ばれるフォ
ーカスパックに用いられるユニットでは、可変抵抗体の
数は2つである。またプロジェクタ等に用いられる高電
圧用可変抵抗器ユニットでは、可変抵抗体が3つ並列接
続される。ダブルフォーカスと呼ばれるフォーカスパッ
クでは、一方のコンデンサが第1の出力電極に接続され
た第1の端子金具とアース端子を構成する接続用端子と
の間に並列接続され、他方のコンデンサが第2の出力電
極に接続された第2の端子金具と信号入力用の接続用端
子との間に並列接続される。またプロジェクタ等に用い
られる高電圧用可変抵抗器ユニットでは、各出力電極に
接続された端子金具と信号入力用の接続用端子との間に
それぞれコンデンサが接続される。これらのコンデンサ
は、通常回路基板の裏面側に配置されることになるが、
回路基板の裏面から外れて、絶縁ケースの開口部に別に
設けたコンデンサ収納部に各コンデンサを収納配置して
もよい。
【0012】絶縁ケースは、少くとも基板収納室を有し
ていればよいが、例えばブリーダ抵抗体を備えた他の抵
抗回路基板を収納する収納室や、他のコンデンサを収納
する収納室を更に備えていてもよいのは勿論である。ま
た回路基板の裏面側に他の用途のコンデンサが配置され
ていてもよいのは勿論である。
【0013】本発明では、回路基板の表面と絶縁ケース
との間に配置されて、複数の出力電極と複数の出力用導
体とを半田付け無しにそれぞれ接続する複数の出力端子
部材を用い、回路基板の表面よりも上側に位置する絶縁
ケースの壁部に形成されて複数の出力用導体をそれぞれ
複数の出力端子部材に案内する複数の導体案内通路を設
ける。
【0014】ここで出力端子部材は、複数の出力電極と
複数の出力用導体とを、それぞれ接続することができる
構成であれば、どのような構成でもよい。例えば、出力
用導体に引抜力が加わると出力用導体の外周部に食い込
む複数のエッジ部分を備えた導体保持部と、該導体保持
部と一体に設けられ且つ出力電極に押し付けられる接触
端子部とを有する金属製の出力端子部材を用いることが
できる。また導体保持部は金属製で、接触端子部を導電
ゴムにより構成した出力端子部材を用いることもでき
る。更に導電ゴムだけで構成された出力端子部材を用い
ることもできる。導体案内通路は、出力用導体を対応す
る出力端子部材に案内する構造であれば、その構造は任
意である。しかしながら出力用導体が絶縁被覆されてい
ないものでは、出力端子部材に達するまでは、出力用導
体を基板収納室に露出させない構造にするのが好まし
い。
【0015】なお出力用導体として、絶縁被覆部によっ
て被覆されたリード線を用いる場合でも、絶縁被覆部を
基板収納室に露出させない構造にするのが好ましい。こ
のようにすると、絶縁ケース内即ち基板収納室内で出力
用導体と回路基板の上の回路との間で放電が発生するお
それを完全に取り除くことができる。
【0016】複数の導体案内通路を形成する場合に、絶
縁ケースの壁部の厚みを全体的に厚くすると、絶縁ケー
スに使用する樹脂の量が多くなって、全体の価格が高く
なる。そこで絶縁ケースの回路基板の表面と対向する壁
部に、複数の導体案内通路をそれぞれ内部に含む複数の
膨出部を形成すると、複数の導体案内通路を形成して
も、絶縁ケースの壁部の厚みを全体的に厚くする必要が
なくなるため、絶縁ケースに使用する樹脂量を削減でき
る。
【0017】出力端子部材として、出力用導体に引抜力
が加わると出力用導体の外周部に食い込む複数のエッジ
部分を備えた導体保持部と、導体保持部と一体に設けら
れ且つ出力電極に押し付けられる接触端子部とを有する
ものを用いる場合には、出力電極に端子金具の一方の接
続端子部が半田付け接続される半田付け部分と出力端子
部材の接触端子部が接触する接触部分とを設ける必要が
ある。しかしながら出力電極の寸法を小さくすると、出
力電極の半田付け部分から接触部分に半田が流れ込み、
出力端子部材の接触端子部と出力電極との接触が不十分
になるおそれがある。そこでこのような場合には、出力
電極の接触部分の表面を、半田の流れに対する抵抗が大
きく(即ち半田が流れ難く)、しかも半田食われのない
(半田の熱によって溶けたり、剥離したり、腐食したり
することのない)導電性被膜で覆うのが好ましい。この
ような導電性被膜の形成方法としては、抵抗体パターン
を形成するために用いる抵抗体塗料で出力電極の接触部
分を被覆することが考えられる。このようにすると抵抗
体パターンの形成と同時に導電性被膜を形成できるた
め、被膜の形成が容易になる利点がある。
【0018】
【作用】本発明のように、出力電極に接続されるコンデ
ンサが絶縁ケースの開口部側または回路基板の裏面側に
配置される場合に、出力電極に対して出力用導体を半田
付け無しに接続する出力端子部材を設け、更に回路基板
の表面よりも上側に位置する絶縁ケースの壁部にリード
線等の出力用導体を出力端子部材に案内するための導体
案内通路を設けると、出力を回路基板の裏面側からでは
なく表面側から出力させることができる。したがって高
電圧用可変抵抗器ユニットの半田付け作業が減る上、フ
ライバックトランスの組立が容易になり、更にフライバ
ックトランスへのモールド樹脂の充填作業が容易になる
利点がある。
【0019】特に、導体案内通路を出力用導体を基板収
納室に露出させない構造にすると、出力用導体と回路基
板の表面上の回路との間で放電が発生するのを防止でき
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の高電圧用可変抵抗器ユニット
の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本実施例
の高電圧用可変抵抗器ユニットは、CRTのフォーカス
電圧を調整するために用いられるもので、一般的にフォ
ーカスパックまたはダブルフォーカスと呼ばれている。
図1(A)は本実施例の高電圧用可変抵抗器ユニットの
側面図であり、図1(B)は平面図であり、図1(C)
は底面図である。また図2(A)は絶縁ケースの底面図
であり、図2(B)は回路基板の表面の概略図であり、
図2(C)は本実施例の回路図である。更に図3(A)
は、図1(B)のIII A−III A線断面図であり、図3
(B)は図1(B)のIII B−III B線断面図である。
【0021】これらの図において1は、ノリル(商標)
樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂等の絶縁樹脂に
より一体成形された絶縁ケースであり、図2及び図3に
示した3は表面に入力電極E1、フォーカス電圧出力の
ための第1及び第2の出力電極E2及びE3、接地電極
またはアース電極E4及び接続用端子接続用の電極E5
からなる電極パターンと、フォーカス電圧調整用抵抗体
R1及びR2及びその他の抵抗体を含む可変抵抗回路パ
ターンとが形成されたセラミック製の回路基板である。
電極パターンは、銀塗料等を用いて印刷形成されてお
り、可変抵抗回路パターンは抵抗体塗料を用いて印刷形
成されている。図2に示すように、出力電極E2及びE
3は、後述する出力端子部材の接触端子部が接触する矩
形状の接触部分E21及びE31と、回路基板3の裏面側に
配置されるコンデンサC1及びC2の一方のリード線が
半田付け接続される円形状の半田付け部分E22及びE32
とから構成される。半田付け部分E22及びE32の中央に
は、リード線挿入用の貫通孔H1及びH2が形成されて
いる。また他の電極E1,E4及びE5の中央部にも貫
通孔H3〜H5が形成されている。本実施例では、可変
抵抗回路パターンを形成する際に、出力電極E2及びE
3の接触部分E21及びE31の上に、可変抵抗回路パター
ンの一部を重ねて印刷形成して、接触部分E21及びE31
を覆う導電性被膜を形成している。この導電性被膜は、
半田の流れに対する抵抗が大きく、しかも半田食われの
ないものであり、半田付け部分E22及びE32から半田が
流れ込んでくるのを防止している。なお図2(C)に示
した回路図には、各電極及び抵抗体に付した符号と同じ
符号を付して説明を省略する。
【0022】図2(A)に詳細に示すように、絶縁ケー
ス1は底面側の一端が開口した形状を有しており、その
内部に基板収納室5を有している。絶縁ケース1は、基
板収納室5の周囲にコの字状の内側壁部7と外側壁部9
とからなる外周壁部を有している。内側壁部7と外側壁
部9との間には、輪郭形状がコの字状をなす嵌合用溝部
11が形成されている。嵌合用溝部11には、フライバ
ックトランスのトランスケースに取付けられる際にトラ
ンスケース側に設けられた嵌合用壁部が嵌合される。内
側壁部7の内側には、回路基板3を支持するための基板
支持用リブを構成するリブ13が設けられている。なお
回路基板3は、このリブ13にシリコン樹脂系またはエ
ポキシ樹脂系の接着剤を用いて接合される。このリブ1
3は基板収納室5の3つの角部に電極E1,E4及びE
5の周囲を囲む電極囲繞部13a〜13cを有してお
り、また一部には放電防止リブ15が連結されている。
電極囲繞部13a〜13cの内部には、絶縁強化用にエ
ポキシ樹脂等の絶縁樹脂17[図3参照]が充填されて
硬化されている。この絶縁樹脂17は、回路基板3の裏
面側に絶縁樹脂層19を形成するための絶縁樹脂とは別
に充填する。
【0023】図2(A)及び図3(A)に示すように、
絶縁ケース1の基板収納室5を囲む内壁部には、2つの
端子部材収納部21及び23が形成されている。端子部
材収納部21及び23には、フォーカス電圧の出力電極
E2及びE3に対応して設けられる第1及び第2の出力
端子部材25[図3及び図4参照]がそれぞれ嵌合され
ている。これらの端子部材収納部21及び23に対応し
て、絶縁ケース1の上壁部には、2つの膨出部27及び
29が設けられている[図1及び図3]。そしてこれら
の膨出部27及び29にはリード線等の出力用導体挿入
用の筒状部31及び33が一体に連結されている。膨出
部27及び29の高さ(絶縁ケース1の上面から突出す
る寸法)はほぼ等しい。また図1(B)に示すように長
さが短いほうの膨出部27からは、膨出部27よりも幅
寸法が短い延長膨出部28が長さの長い方の膨出部29
に沿って延びている。延長膨出部28の高さも、膨出部
27及び29の高さとほぼ等しい。このような延長膨出
部28を形成すると、ユニットを組み立てる際に絶縁ケ
ース1の上面側を下にして絶縁ケースの内部に各部品を
挿入する場合に、膨出部27〜29が支持台となって絶
縁ケースを水平に保持することができる。
【0024】図3に示すように、膨出部27及び筒状部
31と膨出部29及び筒状部33との内部には、芯線が
絶縁被覆部で被覆されたリード線(出力用導体)を端子
部材収納部21及び23に案内する導体案内通路35及
び37が形成されている。これらの導体案内通路35及
び37は、長手方向と直交する方向の断面形状が、ほぼ
円形をなす形状を有しており、端子部材収納部21及び
23側の端部には、端子部材収納部21及び23に向か
うに従って狭くなるテーパが付けられている。導体案内
通路35及び37は、端子部材収納部21及び23に至
るまでの間で絶縁被覆部を基板収納室5に露出させない
ように形成されている。具体的には、入口と出口とを除
く導体案内通路35及び37の周囲が壁部によって完全
に囲まれている。特に、図3(B)に示すように、端子
部材収納部23に収納した出力端子部材25は、回路基
板3の長手方向の中央部に形成されているため、導体案
内通路37は回路基板3の表面に形成された電極E1及
び抵抗体パターンの上を通って端子部材収納部23まで
延びている。もし導体案内通路37に挿入される絶縁被
覆されたリード線の絶縁被覆部が導体案内通路37から
基板収納室5内または回路基板3に向かって露出する
と、絶縁被覆部と回路基板3の上の回路との間に放電が
発生する可能性がある。本実施例によれば、このような
放電の発生を確実に防止できる。
【0025】絶縁ケース1の内壁面と回路基板3の表面
との間には、2つの摺動子が回転可能に収納される空間
が形成されている。39及び41は、絶縁ケース1の上
壁部を回転自在に貫通して延びて摺動子を絶縁ケース1
の外部から操作する操作軸である。
【0026】図2(A)及び図3に示した端子部材収納
部21及び23の構造は、基本的に同じである。端子部
材収納部21及び23は、導体案内通路35及び37と
連通する出力端子部材嵌合溝21a及び23aと、この
出力端子部材嵌合溝21a及び23aと連通して、リー
ド線の芯線の先端が挿入される芯線挿入孔21b及び2
3bとを有している。芯線挿入孔21b及び23bの開
口部側(回路基板3側)の両側壁面21c及び23cに
は、図4に示した出力端子部材25の平板部25cが当
接するようになっている。この当接により、出力端子部
材25を必要以上に嵌合溝21a及び23aに押し付け
て、図4に示した出力端子部材25の板状部25aが変
形するのを防止している。
【0027】これらの端子部材収納部21及び23に収
納される出力端子部材25は、所定の形状に切ったステ
レンス板や青銅等の導電性金属板を折り曲げて形成され
ており、接続導体を半田付けを用いずに接続できる構造
を有している。導電性金属板としては、曲げ加工を施し
てある程度のバネ性が発生するものが好ましく、例えば
厚みが0.1mm〜0.4mm範囲のSUS301のス
テンレスや、厚みが0.2mm〜0.5mmの青銅等を
用いることができる。図4(A)は出力端子部材25の
平面図を示しており、図4(B)は出力端子部材25の
正面図を示しており、図4(C)は出力端子部材25の
右側面図を示している。この出力端子部材25は、接続
導体を保持する接続導体保持部が形成される板状部25
aと、板状部25aから一体に延びる帯板部に曲げ加工
を施してなる接触端子部25bと、板状部25aの板面
と交わる方向に延びる板面を有する平板部25cとから
構成されている。板状部25aは、ほぼ矩形状の輪郭形
状を有しており、板状部25aにはその中心から板状部
の各角部に向かって放射状に延びる4本のスリットS1
〜S4が形成されている。隣接する2つのスリット間に
は、それぞれ挿入される接続導体の外周部に食い込む4
つの三角形状の分割片またはエッジ部分25d〜25g
が形成されている。これらのエッジ部分25d〜25g
は接続導体が挿入される挿入方向に傾斜している。エッ
ジ部分25d〜25gは、先端側即ち中心側の端部に尖
った部分を有しているため、挿入された接続導体に引抜
力が加わると、接続導体の外周部に容易にしかも深く食
い込む。したがって接続導体が簡単に抜け出ることはな
い。
【0028】接触端子部25bは、帯板部にバネ性を付
与するために曲げ加工を施して形成されており、板状部
25a側に位置する基部には直線部25b1 を有してい
る。この直線部25b1 は高さ調整のために設けたもの
であるから、必ずしも必要なものではない。また接触端
子部25bは、直線部25b1 に連続して湾曲部25b
2 を有しており、その先にカーリング加工が施された接
点部25b3 を有している。湾曲部25b2 には先端部
から長手方向に延びる1本のスリット25b4が形成さ
れている。このスリット25b4 は、湾曲部25b2 の
バネ力を微調整する目的と、接点を多接点化するために
用いられている。またスリットの幅及び長さを適宜に選
択することにより、バネ力を調整することができる。平
板部25cは、板状部25aの接触端子部25b側の端
部に設けられ、その板面が板状部25aの板面と直交す
る方向に延びるように配置されている。
【0029】図1(C)及び図3に示すように、回路基
板3の裏面上にはL字状の端子金具43及び45が配置
されている。また回路基板3には、一端がアース電極E
4及び接続用端子接続用の電極E5極にそれぞれ電気的
に接続される2つの接続用端子47及び49が取付けら
れている。接続用端子47及び49の他端は、絶縁樹脂
層19から突出して、絶縁ケース1の開口部の一辺に設
けられた平板部1aに一体に設けられた端子係合部51
及び53に係合されている。接続用端子47及び49
は、いわゆるピアノ線と呼ばれる線状導体を折り曲げて
形成されている。更に回路基板3には、一端が回路基板
を貫通して回路基板3の表面に設けた入力電極E1に半
田付け接続された入力端子55が取付けられている。入
力端子55の他端は、回路基板3に添って延びた後、回
路基板3から離れる方向に延びて絶縁樹脂層19から突
出している。この入力端子55もいわゆるピアノ線と呼
ばれる線状導体を折り曲げて形成されている。この入力
端子55の他端は、フライバックトランスのトランス側
に設けられた図示しない出力電極と接続される。
【0030】端子金具43及び45は、一方の接続端子
部45a(43aは図示せず)が回路基板3を貫通して
出力電極E2及びE3に半田付け接続されており、他方
の接続端子部43b及び45bは回路基板3の裏面側に
位置して絶縁樹脂層19から突出している。端子金具4
3及び45の他方の接続端子部43b及び45bにはリ
ード線挿入孔43c及び45cが形成されている。接続
用端子47に近いほうの端子金具43は、接続用端子4
7,49が延びる方向と直交する方向即ち交差する方向
にリード線挿入孔43cが開口するように配置されてお
り、接続用端子47,49から離れたほうの端子金具4
5は接続用端子47,49が延びる方向にリード線挿入
孔45cが開口するように配置されている。この様に端
子金具43及び45を配置すると、コンデンサC2及び
C1のリード線の端子金具43及び45のリード線挿入
孔43c及び45cへの挿入が容易になる。特に、端子
金具43と接続用端子47との間の距離は短いため、端
子金具43の取付姿勢をこのようにすると接続作業が容
易になる。コンデンサC2及びC1は、端子金具43及
び45と接続用端子47及び49にそれぞれ半田付け接
続されている。コンデンサC1はフィルタ用のコンデン
サであり、コンデンサC2は直流分カット用のコンデン
サである。
【0031】図2(C)に示した回路図から判るよう
に、コンデンサC1は一方のリード端子が端子金具E2
に接続され他方のリード端子がアース電極E4に電気的
に接続された第1の接続用端子49に接続されている。
またコンデンサC2は、一方のリード端子が第2の端子
金具に接続され他方のリード端子が信号入力用の第2の
接続用端子47に接続されている。接続用端子47に
は、パラボラ形の信号が入力される。
【0032】上記高電圧用可変抵抗器ユニットを用いて
フライバックトランスを組み立てる場合には、トランス
ケースに設けたユニット取付用開口部の起立壁部を、絶
縁ケース1の溝部11に嵌合させる。接続用端子47及
び49側を上に向けて、上側からモールド用絶縁樹脂を
充填する。本実施例では、回路基板3の裏面側に出力用
のリード線が配置されないため、リード線を気にせずに
簡単にフライバックトランスを組み立てることができ
る。なお出力用のリード線は、組み立ての最も最後に取
付けるか、実際にフライバックトランスをCRTに装着
する際に取付ければよい。
【0033】上記実施例では、出力用のリード線を挿入
するための筒状部31及び33を接続用端子47,49
とは反対側に配置しているが、筒状部31及び33の配
置位置は任意であり、接続用端子47,49が延びる方
向と同じ方向に延びるようにしてもよく、また2本の筒
状部をそれぞれ異なる方向に延びるように配置してもよ
い。
【0034】上記実施例は、2つの可変抵抗体を有する
ものであるが、プロジェクタに用いられるフライバック
トランス用の高電圧用可変抵抗器ユニットのように並列
接続された3つの可変抵抗体を備えたるものでは、一方
のリード線が3つの出力電極に接続される3つのコンデ
ンサの他方のリード線は、それぞれ共通の信号入力用の
接続用端子に電気的に接続される。このような高電圧用
可変抵抗器ユニットに、本発明を適用できるのは勿論で
ある。
【0035】以下本願明細書に記載した複数の発明のう
ち、いくつかの発明の構成要件を下記に記載する。なお
理解を容易にするために、図面に付した符号を併記す
る。
【0036】(1)電気的に並列接続される2つの可変
抵抗体を含む可変抵抗回路パターンと、入力電極E1,
前記2つの可変抵抗体に対応して設けられた第1及び第
2の出力電極E2,E3、アース電極E4及び接続用端
子接続用の電極E5を含む電極パターンとが表面に形成
された回路基板3と、前記回路基板3が収納される一端
開口状の基板収納室5を有する絶縁樹脂製の絶縁ケース
1と、前記回路基板の表面と前記絶縁ケースの前記基板
収納室5を囲む内壁面との間に形成された空間内に配置
され且つ前記絶縁ケースの外側から操作される複数の摺
動子と、前記回路基板3の裏面上に配置され且つ一方の
接続端子部が前記回路基板を貫通して前記第1及び第2
の出力電極E2,E3に半田付け接続され他方の接続端
子部が前記回路基板の前記裏面側に位置する第1及び第
2の端子金具45,43と、前記回路基板の裏面側に配
置されて前記アース電極に電気的に接続された第1の接
続用端子49と、前記接続用端子接続用の電極E5に接
続された第2の接続用端子47と、前記回路基板の裏面
側に配置され且つ一方のリード端子が前記第1及び第2
の端子金具45,43にそれぞれ接続され他方のリード
端子が前記接続用端子49,47に接続された2個のコ
ンデンサC1,C2とを具備する高電圧用可変抵抗器ユ
ニットであって、前記回路基板の前記表面と前記絶縁ケ
ースとの間に配置されて、前記第1及び第2の出力電極
と第1及び第2の出力用導体とをそれぞれ接続する2つ
の出力端子部材25と、前記回路基板3の前記表面より
も上側に位置する前記絶縁ケース1の壁部に形成されて
前記第1及び第2の出力用導体をそれぞれ前記第1及び
第2の出力端子部材25に案内する2つの導体案内通路
35,37とを具備し、前記出力用導体は絶縁被覆部で
芯線が被覆されたリード線からなり、前記第1及び第2
の出力端子部材25は、それぞれ前記絶縁ケース1の壁
部に形成された2つの端子部材収納部21,23に収納
され且つ前記導体案内通路を通して挿入された前記出力
用導体の端部を保持する導体保持部25aと、前記出力
電極E2,E3に押し付けられて前記導体保持部を前記
出力電極に半田付けなしに接続する接触端子部25bと
からなり、また前記2つの端子部材収納部21,23は
前記リード線の前記絶縁被覆部が前記回路基板3の前記
表面の上に位置するような位置に形成されており、前記
2つの導体案内通路35,37は前記出力用導体の前記
絶縁被覆部を前記基板収納室5に露出させないように形
成されていることを特徴とする高電圧用可変抵抗器ユニ
ット。
【0037】(2)前記2つの導体案内通路35,37
は、前記接続用端子47,49が前記絶縁ケース1を越
えて延びる方向と反対の方向に延びている上記(1)に
記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
【0038】(3)前記絶縁ケース1の前記回路基板3
の前記表面と対向する壁部には、前記2つの導体案内通
路35,37をそれぞれ内部に含む2つの膨出部27,
29が形成されており、前記2つの膨出部27,29の
高さはほぼ等しく、前記2つの膨出部のうち長さが短い
ほうの膨出部27からは、該膨出部よりも幅寸法が短い
延長膨出部28が長さの長い方の膨出部29に沿って延
びている上記(1)に記載の高電圧用可変抵抗器ユニッ
ト。
【0039】(4)前記端子金具43,45の前記他方
の接続端子部にはリード線挿入孔43c,45cが形成
されており、前記接続用端子に近いほうの端子金具43
は、前記接続用端子47が延びる方向と交差する方向に
前記リード線挿入孔43cが開口するように配置されて
おり、前記接続用端子49から離れたほうの端子金具4
5は前記接続用端子49が延びる方向に前記リード線挿
入孔45cが開口するように配置されている上記(1)
に記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
【0040】(5)複数の可変抵抗体を含む可変抵抗回
路パターンと複数の出力電極を含む電極パターンとが表
面に形成された回路基板3と、前記回路基板が収納され
る一端開口状の基板収納室を有する絶縁樹脂製の絶縁ケ
ース1と、前記回路基板の表面と前記絶縁ケースの前記
基板収納室を囲む内壁面との間に形成された空間内に配
置され且つ前記絶縁ケースの外側から操作される複数の
摺動子とを具備する高電圧用可変抵抗器ユニットであっ
て、前記回路基板3の前記表面と前記絶縁ケースとの間
に配置されて、前記複数の出力電極と複数本の出力用導
体とをそれぞれ接続する複数個の出力端子部材25と、
前記回路基板3の前記表面よりも上側に位置する前記絶
縁ケースの壁部に形成されて前記複数本の出力用導体を
それぞれ前記複数個の出力端子部材25に案内する複数
の導体案内通路35,37とを具備し、前記出力用導体
は絶縁被覆部で芯線が被覆されたリード線からなり、前
記複数の出力端子部材25は、それぞれ前記絶縁ケース
1の壁部に形成された複数の端子部材収納部21,23
に収納され且つ前記導体案内通路を通して挿入された前
記出力用導体の端部を保持する導体保持部25aと、前
記出力電極に押し付けられて前記導体保持部を前記出力
電極に半田付けなしに接続する接触端子部25bとから
なり、また前記複数の端子部材収納部21,23は前記
リード線の前記絶縁被覆部が前記回路基板の前記表面の
上に位置するような位置に形成されており、前記複数の
導体案内通路は前記出力用導体の前記絶縁被覆部を前記
基板収納室に露出させないように形成されていることを
特徴とする高電圧用可変抵抗器ユニット。
【0041】
【発明の効果】本発明のように、出力電極に接続される
コンデンサが回路基板の裏面側に配置される場合に、出
力電極に対して出力用導体を半田付け無しに接続する出
力端子部材を設け、更に回路基板の表面よりも上側に位
置する絶縁ケースの壁部にリード線等の出力用導体を出
力端子部材に案内するための導体案内通路を設けると、
出力を回路基板の裏面側からではなく表面側から出力さ
せることができ、高電圧用可変抵抗器ユニットの半田付
け作業が減る上、フライバックトランスの組立が容易に
なり、更にフライバックトランスへのモールド樹脂の充
填作業が容易になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本実施例の高電圧用可変抵抗器ユニッ
トの側面図であり、図1(B)は平面図であり、図1
(C)は底面図である。
【図2】(A)は絶縁ケースの底面図であり、図2
(B)は回路基板の表面の概略図であり、図2(C)は
本実施例の回路図である。
【図3】(A)は、図1(B)のIII A−III A線断面
図であり、図3(B)は図1(B)のIII B−III B線
断面図である。
【図4】(A)は出力端子部材の平面図を示しており、
(B)は出力端子部材の正面図を示しており、(C)は
出力端子部材の右側面図を示している。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 3 回路基板 5 基板収納室 7 内側壁部 9 外側壁部 11 嵌合用溝部 13 リブ 17 絶縁樹脂 21,23 端子部材収納部 25 出力端子部材 27,29 膨出部 28 延長膨出部 31,33 筒状部 35,37 導体案内通路 39,41 操作軸 43 第2の端子金具 45 第1の端子金具 47 第2の接続用端子 49 第1の接続用端子 E1 入力電極 E2 第1の出力電極 E3 第2の出力電極 E4 アース電極 E5 接続用端子接続用の電極 C1 第1のコンデンサ C2 第2のコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉勝 弘昌 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に並列接続される複数の可変抵抗
    体を含む可変抵抗回路パターンと入力電極及び前記複数
    の可変抵抗体に対応して設けられた複数の出力電極を含
    む電極パターンとが表面に形成された回路基板と、 前記回路基板が収納される一端開口状の基板収納室を有
    する絶縁樹脂製の絶縁ケースと、 前記回路基板の表面と前記絶縁ケースの前記基板収納室
    を囲む内壁面との間に形成された空間内に配置され且つ
    前記絶縁ケースの外側から操作される複数の摺動子と、 前記回路基板の裏面上に配置され且つ一方の接続端子部
    が前記回路基板の前記出力電極に接続され他方の接続端
    子部が前記回路基板の前記裏面側に位置する複数の端子
    金具と、 前記絶縁ケースの開口部側に配置され且つ一方のリード
    端子が1つの前記端子金具に接続され他方のリード端子
    が所定の接続用端子に接続された複数のコンデンサとを
    具備する高電圧用可変抵抗器ユニットであって、 前記回路基板の前記表面と前記絶縁ケースとの間に配置
    されて、前記複数の出力電極と複数の出力用導体とを半
    田付け無しにそれぞれ接続する複数の出力端子部材と、 前記回路基板の前記表面よりも上側に位置する前記絶縁
    ケースの壁部に形成されて前記複数の出力用導体をそれ
    ぞれ前記複数の出力端子部材に案内する複数の導体案内
    通路とを具備することを特徴とする高電圧用可変抵抗器
    ユニット。
  2. 【請求項2】 電気的に並列接続される2つの可変抵抗
    体を含む可変抵抗回路パターンと、入力電極,前記複数
    の可変抵抗体に対応して設けられた複数の出力電極及び
    アース電極を含む電極パターンとが表面に形成された回
    路基板と、 前記回路基板が収納される一端開口状の基板収納室を有
    する絶縁樹脂製の絶縁ケースと、 前記回路基板の表面と前記絶縁ケースの前記基板収納室
    を囲む内壁面との間に形成された空間内に配置され且つ
    前記絶縁ケースの外側から操作される複数の摺動子と、 前記回路基板の裏面上に配置され且つ一方の接続端子部
    が前記回路基板の前記出力電極に接続され他方の接続端
    子部が前記回路基板の前記裏面側に位置する第1及び第
    2の端子金具と、 前記回路基板の裏面側に配置され且つ一方のリード端子
    が前記第1の端子金具に接続され他方のリード端子が前
    記アース電極に電気的に接続された第1の接続用端子に
    接続された第1のコンデンサと、 前記回路基板の裏面側に配置され且つ一方のリード端子
    が前記第2の端子金具に接続され他方のリード端子が信
    号入力用の第2の接続用端子に接続された第2のコンデ
    ンサとを具備する高電圧用可変抵抗器ユニットであっ
    て、 前記回路基板の前記表面と前記絶縁ケースとの間に配置
    されて、前記第1及び第2の出力電極と第1及び第2の
    出力用導体とを半田付け無しにそれぞれ接続する第1及
    び第2の出力端子部材と、 前記回路基板の前記表面よりも上側に位置する前記絶縁
    ケースの壁部に形成されて前記第1及び第2の出力用導
    体をそれぞれ前記第1及び第2の出力端子部材に案内す
    る第1及び第2の導体案内通路とを具備することを特徴
    とする高電圧用可変抵抗器ユニット。
  3. 【請求項3】 前記出力用導体は絶縁被覆部で芯線が被
    覆されたリード線からなり、 また前記出力端子部材は前記リード線の前記絶縁被覆部
    が前記回路基板の前記表面の上を延びるように配置され
    ており、 前記導体案内通路は前記絶縁被覆部を前記基板収納室に
    露出させないように形成されている請求項1または2に
    記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ケースの前記回路基板の前記表
    面と対向する壁部には、前記複数の導体案内通路をそれ
    ぞれ内部に含む複数の膨出部が形成されている請求項1
    または2に記載の高電圧用可変抵抗器ユニット。
  5. 【請求項5】 前記出力端子部材は、前記出力用導体に
    引抜力が加わると前記出力用導体の外周部に食い込む複
    数のエッジ部分を備えた導体保持部と、前記導体保持部
    と一体に設けられ且つ前記出力電極に押し付けられる接
    触端子部とを有しており、 前記出力電極は、前記端子金具の前記一方の接続端子部
    が半田付け接続される半田付け部分と前記出力端子部材
    の前記接触端子部が接触する接触部分とを有しており、
    前記接触部分の表面は半田の流れに対する抵抗が大き
    く、しかも半田食われのない導電性被膜で覆われている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の高電圧用可
    変抵抗器ユニット。
  6. 【請求項6】 電気的に並列接続される2つの可変抵抗
    体を含む可変抵抗回路パターンと、入力電極,前記複数
    の可変抵抗体に対応して設けられた複数の出力電極及び
    アース電極を含む電極パターンとが表面に形成された回
    路基板と、 前記回路基板が収納される一端開口状の基板収納室を有
    する絶縁樹脂製の絶縁ケースと、 前記回路基板の表面と前記絶縁ケースの前記基板収納室
    を囲む内壁面との間に形成された空間内に配置され且つ
    前記絶縁ケースの外側から操作される複数の摺動子と、 前記回路基板の裏面上に配置され且つ一方の接続端子部
    が前記回路基板の前記出力電極に接続され他方の接続端
    子部が前記回路基板の前記裏面側に位置する第1及び第
    2の端子金具と、 前記回路基板の裏面側に配置され且つ一方のリード端子
    が前記第1の端子金具に接続され他方のリード端子が前
    記アース電極に電気的に接続される第1の接続用端子に
    接続された第1のコンデンサと、 前記回路基板の裏面側に配置され且つ一方のリード端子
    が前記第2の端子金具に接続され他方のリード端子が信
    号入力用の第2の接続用端子に接続された第2のコンデ
    ンサとを具備する高電圧用可変抵抗器ユニットが、前記
    回路基板をトランス側に向けるようにしてフライバック
    トランスのトランスケースに取付けられてなるフライバ
    ックトランスであって、 前記高電圧用可変抵抗器ユニットは、 前記回路基板の前記表面と前記絶縁ケースとの間に配置
    されて、前記第1及び第2の出力電極と第1及び第2の
    出力用導体とを半田付け無しにそれぞれ接続する第1及
    び第2の出力端子部材と、 前記回路基板の前記表面よりも上側に位置する前記絶縁
    ケースの壁部に形成されて前記第1及び第2の出力用導
    体をそれぞれ前記複数の出力端子部材に案内する第1及
    び第2の導体案内通路とを具備することを特徴とするフ
    ライバックトランス。
JP6158322A 1994-07-11 1994-07-11 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス Withdrawn JPH0831619A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158322A JPH0831619A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス
TW84103188A TW264587B (en) 1994-07-11 1995-04-01 Variable resistor unit and fly-back transformer used in high voltage

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6158322A JPH0831619A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831619A true JPH0831619A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15669111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6158322A Withdrawn JPH0831619A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0831619A (ja)
TW (1) TW264587B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5912613A (en) * 1995-12-28 1999-06-15 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. High-voltage resistor unit and high-voltage variable resistor unit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5912613A (en) * 1995-12-28 1999-06-15 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. High-voltage resistor unit and high-voltage variable resistor unit

Also Published As

Publication number Publication date
TW264587B (en) 1995-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6242407A (ja) 電子デバイスおよびその製造方法
JPH07235402A (ja) 電子部品
US5877673A (en) Electric component with soldering -less terminal structure
JPH0831619A (ja) 高電圧用可変抵抗器ユニット及びフライバックトランス
JP2591294Y2 (ja) 高電圧抵抗パック
WO2000024011A1 (fr) Piece electrique ayant un element metallique a fonction de borne, exempt de soudure
US5912613A (en) High-voltage resistor unit and high-voltage variable resistor unit
JPH10189316A (ja) 電気部品及び高電圧用可変抵抗器
US6462642B1 (en) High-voltage variable resistor
JP2967222B2 (ja) モジュラージャック及びその製造方法
JP3269944B2 (ja) 高電圧抵抗パックとその製造方法
JP3387360B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JPH087601Y2 (ja) 高電圧抵抗パック
JPH07254504A (ja) 電子部品及び高電圧用電子部品
JP2949256B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JP3628346B2 (ja) 高電圧用可変抵抗器ユニット
JPS5844563Y2 (ja) 巻線型抵抗器
JP3286650B2 (ja) 高電圧用電子部品及び高電圧用可変抵抗器
JP2000306710A (ja) 電子部品
JP5110572B2 (ja) セメント抵抗器及びその製造方法
JP2000200710A (ja) 高電圧用可変抵抗器ユニット
JP2000200709A (ja) 電気部品ユニット及び高電圧用可変抵抗器ユニット
JP3637641B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JPH10335121A (ja) 高電圧抵抗パック
JP2000200711A (ja) 高電圧用可変抵抗器ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040203