JPH08315928A - フレキシブル基板用コネクタ - Google Patents

フレキシブル基板用コネクタ

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JPH08315928A
JPH08315928A JP7145347A JP14534795A JPH08315928A JP H08315928 A JPH08315928 A JP H08315928A JP 7145347 A JP7145347 A JP 7145347A JP 14534795 A JP14534795 A JP 14534795A JP H08315928 A JPH08315928 A JP H08315928A
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Yuichi Morita
雄一 森田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/59Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/592Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connections to contact elements

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレキシブル基板,スライダの挿抜に影響を
与えることなく、他のプリント基板等の実装スペースの
有効利用を図る。 【構成】 フレキシブル基板1の挿抜用の開口部11を
有するコネクタハウジング10と、このハウジング10
内に一定間隔で平行に組み込まれ、基板1と接触する突
起21を有する導電性のコンタクト20と、開口部11
から挿抜されてハウジング10内に移動可能に係合し、
基板1をコンタクト20側に押圧して突起21に接触さ
せるスライダ30と、コンタクト20の一端から延設さ
れてハウジング10の外部に突出し、他のプリント基板
等へ電気的に接続される端子22とからなり、コンタク
ト20が、開口部11側に開口した縦断面コの字形状に
形成され、このコの字形状コンタクト20の開口側先端
に端子22を形成して開口部11から突出させるととも
に、端子22に、当該端子22が基板1及びスライダ3
0と接触しない段差23を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブル基板と他
のプリント基板等とを電気的に接続するために用いるフ
レキシブル基板用コネクタに関し、特に、基板圧接用の
スライダの移動方向と外部接続用の端子の突出方向を同
一とすることにより、接続されるプリント基板等の実装
スペースの有効利用を図るとともに、コンタクトの損傷
や脱落を有効に防止するフレキシブル基板用コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フレキシブル基板を他のプリン
ト基板等に接続する場合には、フレキシブル基板用コネ
クタが用いられている。図3及び図4に従来のフレキシ
ブル基板用コネクタを示す。
【0003】図3は、従来のフレキシブル基板用コネク
タの平面図であり、フレキシブル基板の未装着状態を示
している。また、図4は、図3に示す従来のフレキシブ
ル基板用コネクタのコネクタハウジングのB−B線拡大
断面図であり、(a)はフレキシブル基板の装着時、
(b)はフレキシブル基板の未装着時をそれぞれ示して
いる。
【0004】これらの図において、100はコネクタハ
ウジングで、筐体状をなし、コネクタ本体を構成してい
る。このコネクタハウジング100は、正面側に接続対
象となるフレキシブル基板1が挿抜される開口部101
を有するとともに、背面側は、内部部品であるコンタク
ト200を組み込むために開口した構造となっている。
【0005】コンタクト200は、導電性部材により形
成され、図4に示すように、コネクタハウジング100
の開口部101側に開口した縦断面コの字形状に形成さ
れ、コネクタハウジング100内に、いわゆる櫛状とな
って一定間隔をもって平行に組み込まれている。
【0006】そして、このコの字形状コンタクト200
は、開口した突出部側を先端にしてコネクタハウジング
100の背面側から挿入されて組み込まれ、突出部の先
端がコネクタハウジング100の開口部101内側面に
当接するとともに、挿入方向の後端部がコネクタハウジ
ング100の背面から外部に露出している。
【0007】このコンタクト200には、コの字形状の
下側(コネクタハウジング100底面側)の内側面に、
挿入されたフレキシブル基板1の底面と接触する突起2
01が形成してある。また、コンタクト200の挿入方
向後端側の外部露出部分には、端子202が設けてあ
る。
【0008】この端子202は、コンタクト200の後
端の外部露出部分から延設されて、コネクタハウジング
100の外部に突出して設けられている。そして、この
端子202が図示しない他のプリント基板等へ半田付け
されて平面実装されることにより、フレキシブル基板1
が当該他のプリント基板等に電気的に接続されるように
なっている。
【0009】300はスライダで、コネクタハウジング
100の開口部101から挿抜されてコネクタハウジン
グ100に係合するとともに、コネクタハウジング側面
のスリット(図示せず)にガイドされて、フレキシブル
基板1の挿抜方向と平行にコネクタハウジング100内
をスライドできるようになっている。
【0010】そして、このスライダ300がコネクタハ
ウジング100に挿入されることにより、あらかじめコ
ネクタハウジング100に挿入されたフレキシブル基板
1が、コネクタハウジング100の底面側に押圧される
ようになっている。
【0011】これにより、フレキシブル基板1の底面が
コンタクト200の突起201に圧接されるとともに、
挿入したフレキシブル基板1がコネクタハウジング10
0から抜けないようになっている。
【0012】この種のフレキシブル基板用コネクタを用
いたものとしては、例えば、特開昭62−283578
号公報に記載のフレキシブル基板用コネクタや、特開平
2−30185号公報に記載のフレキシブルプリント配
線板用コネクタ、特開平2−67582号公報に記載の
フレキシブルプリント配線板用コネクタ等がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフレキシブル基板用コネクタでは、スライダ3
00がコネクタハウジング100の開口部101から平
行にスライドして挿抜されるので、開口部101から外
側に向かった一定範囲にスライダ300のスライド用の
スペースが必要であった。
【0014】すなわち、コネクタハウジング100の開
口部101前面の、スライダ300のスライド範囲に他
の部品等を実装すると、スライダ300がその部品に当
たってしまい、スライドできなくなってしまうため、こ
のスライド範囲には他の部品を実装することができなか
った。
【0015】一方、コネクタハウジング100の開口部
101と反対の背面側には、端子202が突出してお
り、この端子202が半田付けにより他のプリント基板
に平面実装されるので、この半田付け部分にも他の部品
等の実装が不可能であった。
【0016】すなわち、従来のフレキシブル基板用コネ
クタにおいては、コネクタハウジングの開口部側及びそ
の反対側の周辺の双方に、常に一定範囲のスペースを確
保しておく必要があり、この範囲には他の部品等が一切
実装できず、他のプリント基板上の実装面積が大きく制
約されるという問題があった。
【0017】このような場合、開口部と端子をコネクタ
ハウジングの同一端側に設けることも考えられるが、従
来の端子では、半田の量によっては半田付け部分が大き
くなり、スライダが挿抜できなくなったり、フレキシブ
ル基板自体が挿入できないといった事態が発生するおそ
れがあり、従来のコネクタの構造のままでは採用が困難
であった。
【0018】さらに、このような従来のフレキシブル基
板用コネクタは、コネクタハウジングの背面側もコンタ
クトを挿入するために開口しており、コンタクトの後端
部が外部に露出しているため、コンタクトが損傷したり
他の部品等とショートしたり、あるいはコネクタハウジ
ングの背面側から脱落してしまうおそれもあった。
【0019】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、フレキシ
ブル基板,スライダの挿抜に影響を与えることなく、ス
ライダのスライド方向と外部接続用の端子の突出方向を
同一とすることを可能とし、これにより他のプリント基
板等の実装スペースの有効利用を図るとともに、コンタ
クトの損傷や脱落も有効に防止することができるフレキ
シブル基板用コネクタの提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のフレキシブル基板用コネクタ
は、フレキシブル基板を他のプリント基板等に接続する
ためのコネクタであって、前記フレキシブル基板挿抜用
の開口部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタ
ハウジング内に、一定間隔で平行に組み込まれた、前記
フレキシブル基板と接触する突起を有する導電性のコン
タクトと、前記コネクタハウジングの開口部から挿抜さ
れて、前記コネクタハウジング内に移動可能に係合し、
前記コネクタハウジングに挿入されたフレキシブル基板
を前記コンタクト側に押圧して前記突起に接触させるス
ライダと、前記コンタクトから延設されて前記コネクタ
ハウジングの外部に突出し、前記他のプリント基板等へ
電気的に接続される端子と、からなるフレキシブル基板
用コネクタであって、前記端子を、前記コネクタハウジ
ングの前記スライダを挿抜させる前記開口部から外部に
突出させるとともに、この端子の前記開口部からの突出
部分に、当該端子が前記フレキシブル基板及びスライダ
と接触しないように段差を設けた構成としてある。
【0021】また、請求項2記載のフレキシブル基板用
コネクタは、前記コンタクトを、前記コネクタハウジン
グの開口部側に開口した縦断面コの字形状に形成し、前
記端子を前記コの字形状コンタクトの一側突出部に形成
するとともに、当該コの字形状コンタクトの前記端子を
設けていない突出部の先端が、前記コネクタハウジング
の開口部内側に当接する構成としてある。
【0022】さらに、請求項3記載のフレキシブル基板
用コネクタは、前記コンタクトを、弾性部材により形成
した構成としてある。
【0023】
【作用】上記構成からなる本発明のフレキシブル基板用
コネクタによれば、外部接続用の端子をコネクタハウジ
ングのスライダを挿抜する開口部を介して外部に突出さ
せてあるので、基板圧接用のスライダのスライド方向と
端子の突出方向が同一となる。
【0024】これにより、スライダのコネクタハウジン
グ前面のスライド範囲と端子の半田付け範囲を共用する
ことができるので、他のプリント基板等の実装スペース
の有効利用を図ることができる。
【0025】また、端子の開口部からの突出部分は、底
面側に低くなるように段差が設けられているので、端子
及び半田付けされた半田が、挿抜されるフレキシブル基
板及びスライダと接触せず、フレキシブル基板,スライ
ダの挿抜に影響を与えることもない。
【0026】さらに、端子はコネクタハウジングの開口
部から外部に突出しているので、従来のようなコネクタ
ハウジングの背面側からコンタクト及び端子が露出する
ことがなくなり、コンタクトの損傷や他の部品とのショ
ート、あるいはコネクタハウジングからの脱落等も発生
しない。
【0027】
【実施例】以下、本発明のフレキシブル基板用コネクタ
の一実施例について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明のフレキシブル基板用コネクタの一実施例を
示す底面図であり、フレキシブル基板の未装着状態を示
している。また、図2は、図1に示す本実施例のフレキ
シブル基板用コネクタのコネクタハウジングのA−A線
拡大断面図であり、(a)はフレキシブル基板の装着
時、(b)はフレキシブル基板の未装着時をそれぞれ示
している。
【0028】これらの図において、10はコネクタハウ
ジングで、コネクタ本体を構成し、正面側に接続対象と
なるフレキシブル基板1が挿抜される開口部11を備え
た筐体状となっている。コネクタハウジング10の両側
面には、開口部11に連通してスリット13が形成して
あり、後述するコンタクト30をスライド方向にガイド
している。
【0029】また、このコネクタハウジング10は、開
口部11と対向する内壁奥端が肉厚に形成され、後述す
るコンタクト20を一定間隔をもって平行に保持する保
持溝12が複数形成してある。そして、この保持溝12
は、コネクタハウジング10に挿入されたフレキシブル
基板1の挿入方向先端が当接するストッパとしても機能
している。
【0030】コンタクト20は、導電性の弾性部材によ
り形成されており、図2に示すように、コネクタハウジ
ング10の開口部11側に開口した縦断面コの字形状に
形成されている。そして、コンタクト20は、コネクタ
ハウジング10内の保持溝12に保持されて、いわゆる
櫛状となって一定間隔をもって平行に組み込まれてお
り、上面,下面及び後端部がコネクタハウジング10の
内壁に接触している。
【0031】すなわち、コンタクト20は、コネクタハ
ウジング10の開口部11から、コの字形状突出部側と
反対の後端部側から挿入され、この後端側がコネクタハ
ウジング10奥端の保持溝12に保持される。挿入され
たコンタクト20は、コの字形状突出部の上側(コネク
タハウジング10の上面側)の先端が、コネクタハウジ
ング10の開口部11内側面に弾性をもって当接して係
止し、コネクタハウジング10から脱落しないようにな
っている。
【0032】コンタクト20のコの字形状突出部の下側
(コネクタハウジング10底面側)の内側面には、挿入
されたフレキシブル基板1の底面側と接触する突起21
が形成してある。そして、このコンタクト20の下側突
出部の先端側には、開口部11を介してコネクタハウジ
ング10の外部に突出する端子22が設けてある。
【0033】この端子22は、コンタクト20の下側突
出部の先端側が延設され、開口部11からコネクタハウ
ジング10の外部に突出するようになっている。そし
て、この端子22が図示しない他のプリント基板等へ半
田付けされて平面実装されることにより、フレキシブル
基板1が当該他のプリント基板等に電気的に接続される
ようになっている。
【0034】また、この端子22の開口部11からの突
出部分は、図2に示すように、コネクタハウジング10
の底面側に低くなるように段差23が設けてある。この
ように段差23を設けることによって、端子22が他の
プリント基板等に半田付けされた場合でも、半田付け部
分の高さが低くなるので、挿抜されるフレキシブル基板
1やスライダ30と接触することがなくなる。
【0035】スライダ30は、コネクタハウジング10
の開口部11から挿抜されてコネクタハウジング10に
係合することにより、フレキシブル基板1をコンタクト
20に圧接するとともに、フレキシブル基板1の抜けを
防止している。
【0036】このスライダ30は、コネクタハウジング
10側面のスリット13にガイドされ、フレキシブル基
板1の挿抜方向と平行にコネクタハウジング10内をス
ライドできるようになっており、挿入が完了状態で、ス
ライダ30の挿入方向の後端側(開口部11側)縁部が
開口部11の外側上端縁に当接することにより、コネク
タハウジング10内に係止する。
【0037】そして、このスライダ30がコネクタハウ
ジング10に挿入されることにより、あらかじめコネク
タハウジング10に挿入されたフレキシブル基板1が、
コネクタハウジング10の底面側に押圧されるようにな
っている。
【0038】これによりフレキシブル基板1の底面がコ
ンタクト20の突起21に圧接されるとともに、挿入し
たフレキシブル基板1がコネクタハウジング10から抜
けないようになっている。なお、このスライダ30は、
コネクタハウジング10への挿抜を容易とし、フレキシ
ブル基板1を滑らかに押圧できるよう、挿入方向先端が
傾斜をもった形状となっている。
【0039】次に、このような構成からなる本実施例の
フレキシブル基板用コネクタにフレキシブル基板を取り
付ける場合について説明する。
【0040】まず、スライダ30を、コネクタハウジン
グ10の開口部11から外側に引き出しておく。この状
態では、図2(b)に示すように、スライダ30とコン
タクト20の突起21との間には隙間ができており、こ
の隙間にフレキシブル基板1を挿入することができる。
挿入されたフレキシブル基板1は、先端が保持溝12の
正面に当接した状態で挿入完了となる。なお、このとき
は、コンタクト20の端子22は、上面から見たときに
スライダ30によって隠された状態となっている。
【0041】この状態で、スライダ30をスライドさせ
てコネクタハウジング10内に挿入すると、スライダ3
0がフレキシブル基板1を底面側に押圧しながらコネク
タハウジング10内を移動し、スライダ30の後端縁が
開口部11の外側上端縁に当接してコネクタハウジング
10に係止する(図2(a)に示す状態)。
【0042】これにより、フレキシブル基板1の底面が
コンタクト20の突起21に圧接されて電気的に接続さ
れる。また、スライダ30がストッパとなって、挿入さ
れたフレキシブル基板1はコネクタハウジング10から
抜けないようになる。
【0043】そしてこの状態では、図1に示すように、
端子22はスライダ30の後端面よりも外側に突出して
いるので、図示しない他のプリント基板上への半田付け
作業を容易に行なうことができる。
【0044】また、端子22は、開口部11からコネク
タハウジング10の底面側に低くなる段差23が設けて
あるので、他のプリント基板上に半田付けしても、半田
付け部分の高さが低く抑えられ、挿抜されるフレキシブ
ル基板1やスライダ30と接触することはない。
【0045】これにより、端子22の固定後において
も、スライダ30のスライド及びフレキシブル基板1の
挿抜は容易に行なうことができる。また、端子22とス
ライダ30とがコネクタハウジング10の同一端側に位
置しているので、スライダ30のスライド範囲と半田付
け部分のスペースを共有することができる。
【0046】従って、従来半田付け部分であったコネク
タハウジング10の開口部11と反対側のプリント基板
上にも、他の部品等の実装が可能となり、プリント基板
の実装スペースの有効化が図れる。
【0047】このように、本実施例のフレキシブル基板
用コネクタによれば、外部接続用の端子22をコネクタ
ハウジング10の開口部11を介して外部に突出させて
あるので、基板圧接用のスライダ30のスライド方向と
端子の突出方向が同一となる。
【0048】これにより、スライダ30の外部へのスラ
イド範囲と端子22の半田付け範囲が共用できるので、
他のプリント基板等の実装スペースの有効利用を図るこ
とができる。
【0049】また、端子22の開口部11からの突出部
分は、底面側に低くなるように段差23が設けられてい
るので、端子22及び半田付けされた半田が、挿抜され
るフレキシブル基板1及びスライダ30と接触せず、フ
レキシブル基板1,スライダ30の挿抜に影響を与える
こともない。
【0050】さらに、端子22はコネクタハウジング1
0の開口部11から外部に突出しているので、従来のよ
うなコネクタハウジング10の背面側からコンタクト2
0及び端子22が露出することがなくなり、コンタクト
20の損傷や他の部品とのショート、あるいはコネクタ
ハウジング10からの脱落等も発生しない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフレキシブ
ル基板用コネクタによれば、フレキシブル基板,スライ
ダの挿抜に影響を与えることなく、スライダのスライド
方向と外部接続用の端子の突出方向を同一とすることを
可能とし、これにより他のプリント基板等の実装スペー
スの有効利用を図ることができるとともに、コンタクト
の損傷や脱落も有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル基板用コネクタの一実施
例を示す底面図であり、フレキシブル基板の未装着状態
を示す。
【図2】図1に示すフレキシブル基板用コネクタのコネ
クタハウジングのA−A線拡大断面図であり、(a)は
フレキシブル基板の装着時、(b)はフレキシブル基板
の未装着時を示す。
【図3】従来のフレキシブル基板用コネクタの平面図で
あり、フレキシブル基板の未装着状態を示す。
【図4】図3に示す従来のフレキシブル基板用コネクタ
のコネクタハウジングのB−B線拡大断面図であり、
(a)はフレキシブル基板の装着時、(b)はフレキシ
ブル基板の未装着時を示す。
【符号の説明】
1…フレキシブル基板 10…コネクタハウジング 11…開口部 12…保持溝 13…スリット 20…コンタクト 21…突起 22…端子 23…段差 30…スライダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基板を他のプリント基板等
    に接続するためのコネクタであって、 前記フレキシブル基板挿抜用の開口部を有するコネクタ
    ハウジングと、 前記コネクタハウジング内に、一定間隔で平行に組み込
    まれた、前記フレキシブル基板と接触する突起を有する
    導電性のコンタクトと、 前記コネクタハウジングの開口部から挿抜されて、前記
    コネクタハウジング内に移動可能に係合し、前記コネク
    タハウジングに挿入されたフレキシブル基板を前記コン
    タクト側に押圧して前記突起に接触させるスライダと、 前記コンタクトから延設されて前記コネクタハウジング
    の外部に突出し、前記他のプリント基板等へ電気的に接
    続される端子と、からなるフレキシブル基板用コネクタ
    であって、 前記端子を、前記コネクタハウジングの前記スライダを
    挿抜させる前記開口部から外部に突出させるとともに、
    この端子の前記開口部からの突出部分に、当該端子が前
    記フレキシブル基板及びスライダと接触しないように段
    差を設けたことを特徴とするフレキシブル基板用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記コンタクトを、前記コネクタハウジ
    ングの開口部側に開口した縦断面コの字形状に形成し、
    前記端子を前記コの字形状コンタクトの一側突出部に形
    成するとともに、 当該コの字形状コンタクトの前記端子を設けていない突
    出部の先端が、前記コネクタハウジングの開口部内側に
    当接する請求項1記載のフレキシブル基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトを、弾性部材により形成
    した請求項1又は2記載のフレキシブル基板用コネク
    タ。
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Cited By (1)

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