JPH08315401A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH08315401A
JPH08315401A JP7117468A JP11746895A JPH08315401A JP H08315401 A JPH08315401 A JP H08315401A JP 7117468 A JP7117468 A JP 7117468A JP 11746895 A JP11746895 A JP 11746895A JP H08315401 A JPH08315401 A JP H08315401A
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JP
Japan
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light receiving
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recording medium
receiving surface
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JP7117468A
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English (en)
Inventor
Junichi Kitabayashi
淳一 北林
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S/Nを向上させ、安定した信号検出が行
え、分解能を向上させることが可能な光ピックアップ装
置を提供すること。 【構成】 主に非回折光14の領域を受光する第一受光
面Aから得られる光量と、主に非回折光14及び回折光
15の重複領域Q1 を受光するトラック方向Yの第二受
光面B,Cから得られる光量との差分により情報信号を
求めるようにしたので、信号振幅を低下させることな
く、ノイズ成分をキャンセルしてS/Nの向上を図るこ
とができる。また、情報信号は重複領域Q1 の光量変動
のみによって変化し反射光量全体の変化の影響を受けな
いため、常に安定した信号検出を行うことができる。さ
らに、情報信号はピット端部位置に対応した波形となっ
て表わされることから、分解能を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カード装置等の分野
で利用される光ディスクドライブの光ピックアップ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における光ピックアップ装置の一例
を図9に基づいて説明する。半導体レーザ(LD)1か
ら出射した発散光は、コリメートレンズ2により略平行
光となり、ビームスプリッタ3を透過して、偏向プリズ
ム4により上方に向けて偏向され、λ/4板5を介し
て、対物レンズ6により集光され光情報記録媒体として
の光ディスク7のピットが形成された記録面上に照射さ
れる。そして、光ディスク7からの反射光Qは、対物レ
ンズ6により略平行光とされ、λ/4板5により偏光方
向を変えられ、偏向プリズム4を介して、ビームスプリ
ッタ3により反射されて信号検出光学系8内に導かれ
る。この信号検出光学系8に入射した光ディスク7から
の反射光Qは、検出レンズ9により収束され、ビームス
プリッタ10により一部の光が透過して受光素子11に
導かれ、一部の光が反射され受光素子12に導かれる。
この場合、例えば、受光素子11は6つの受光面a〜f
に分割され、受光素子12は3つの受光面g〜iに分割
されているとすると、情報信号Rf、フォーカスエラー
信号Fe、トラックエラー信号Teは、 Rf=a+b+c+d+e+f+g+h+i …(1) Fe=(a+d+c+f+h)−(b+e+g+i) …(2) Te=(a+b+c)−(d+e+f) …(3) として求めることができる。なお、フォーカスエラー信
号Feはビームサイズ法により求められる。
【0003】図9の従来例では、情報信号Rfは、
(1)式に示すような各受光面a〜iに検出される反射
光Qの受光量の総和により求められている。この反射光
Qには、信号成分の他にノイズ成分も含まれる。すなわ
ち、図10に示すように、トラック方向Yにピット列
(ピット13)が形成された光ディスク面に、対物レン
ズ6により集光された光スポットPが照射されると、ピ
ット部分での光スポットPの回折現象によって、反射光
Qに、主にノイズ成分を表わす0次光(非回折光)14
と、信号成分を表わす±1次光(回折光、以下±は省略
する)15とが生じる。従来においては、そのような0
次光と1次光とを含む反射光Qを受光素子11,12に
検出することによって情報信号Rfが得られることか
ら、ノイズ成分を低下させることができず、これによ
り、情報信号Rfの特に検出感度(S/N)を向上させ
ることができない。
【0004】このようなS/Nに関する問題を解決して
いるものとして、以下に列挙するようなものがある。例
えば、特開昭53−47804号公報の例では、光ディ
スク(凹凸型記録媒体)からの反射光のうち、非回折光
を遮光して除去し、ピットにより生じる回折光のみによ
って情報信号を読取る。また、「Optical Filteringin
the Collection Path of a Data Storage Device 」Jp
n.J.Apply.Phys.Vol.32(1993)pp.5397-5401の例では、
ピットにより生じる回折光のみで情報信号を読取った場
合における情報信号Rf中のS/N低下を実験で確認し
ている。また、特公平7−15762号公報の例では、
光ディスク(情報記録媒体)からの反射光のうち、非回
折光を遮光する遮光領域(空間周波数フィルタ手段)を
設け、この遮光領域をディスク半径方向(回折角)に応
じて変化させることによって情報信号を読取る。このよ
うに非回折光を遮光して、回折光のみで情報信号を読取
ることによって、S/Nの向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭53−4780
4号公報や特公平7−15762号公報の例のように、
非回折光(0次光)以外の回折光を単に検出することに
よって情報信号を得る方式では、ピット線密度(高密度
な記録媒体)が大きくなると、1ピットから得られる反
射光の中に隣接ピットからの回折光が回り込んでくるた
め、信号振幅が減衰して読取り不可能となってしまい、
これによりピット端部を正確に検出することができな
い。
【0006】ここで、そのピット端部を正確に検出する
ことができない理由を図10〜図13に基づいて詳細に
述べる。図10に示したように、対物レンズ6により集
光された光スポットPがディスク面に照射されると、ピ
ット部分での光スポットPの回折現象によって、反射光
Qに、0次光14と1次光15とが重複する重複領域Q
1 ,Q2 が生じる。これによって、光スポットPが照射
されるディスク面のピット列の状態に応じてその反射光
Qの光強度分布が変化する。
【0007】図11は、光ディスク7のピット列が標準
密度の場合において、ピット13に照射される光スポッ
トPの位置に対応する反射光Qのビーム形状を示す。こ
の場合、図11(a)のスポット位置の時系列「1」〜
「7」までは光スポットPのピット突入時の様子を示
し、図11(b)の時系列「8」〜「14」までは光ス
ポットPのピット脱出時の様子を示す。まず、ピット突
入時においては、時系列「1」から時系列「2」,
「3」…と進むに従って、反射光Qの暗部R(塗りつぶ
した部分に対応し光量が少ない)は拡大していき、時系
列「7」で暗部Rは最大となる。この暗部Rとなる領域
は重複領域Q1 で生じ、ピット端部形状に応じて光量が
変化する。これに対して、反射光Qのトラック方向Yに
対して中央部に位置する0次光14の光量変化はあまり
変わらない。また、ピット脱出時においては、暗部Rが
最大の時系列「8」から時系列「9」,「10」…と進
むに従って、暗部Rは除々に縮小していく。図12は、
光ディスク7のピット列が高密度の場合(ピット間隔が
狭くなった場合)の例であり、反射光Q内の暗部Rの形
成過程は、標準密度の場合と同じである。
【0008】図13は、時系列「1」〜「14」で表わ
される光スポットPのピット位置に対する情報信号Rf
を表わす反射光Qの光量変化を示す。従来における情報
信号Rfの値は、前記(1)式でも示したように受光量
の総和(図9では、受光素子11,12の受光面a〜i
の総和)により求められる。このため、標準密度の光量
変化を表わす波形16,16aに対して、ピット間隔が
詰まった高密度の光量変化を表わす波形16bでは、信
号振幅が減衰してしまい、スレッシュレベルLの位置で
正確な信号検出を行うことができない。以上のような理
由から、ピット端部位置を正確に検出することができな
い。
【0009】しかも、このような信号検出方式では、ピ
ット長、レーザ光源のパワー変動、ディスク面反射層の
不均一性などによって信号レベルがゆらぎ、光量変動に
起因したジッタ成分の劣化が生じ、安定した信号検出を
行うことができない。
【0010】また、他の従来例として、特開平7−14
170号公報の例では、光ディスクからの反射光をトラ
ック方向に2分割された受光素子(再生用検出器)に導
き、差信号を求めてピット(記録マーク)のエッジを検
出し情報信号を読取ることによって、ピット長や、レー
ザ光源のパワー変動、ディスク反射層の不均一性があっ
ても、信号レベルがゆらぐことなく安定した信号検出を
行うことが可能である。しかし、トラック方向に2分割
された受光素子の差信号からピットエッジを検出して情
報信号を得る方式では、検出される信号成分の中に非回
折光が存在するため情報信号のS/Nが劣化し、ピット
線密度が大きくなると、前記と同様な理由から信号振幅
が減衰して読取りが不可能となってしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反
射光を受光する受光素子をトラック方向に対応する方向
に3分割して、主に非回折光の領域を受光する中央部の
第一受光面と、主に非回折光と回折光との重複領域を受
光する両端部の第二受光面とを形成し、第一受光面の受
光出力をAとし、第二受光面の受光出力をそれぞれB,
Cとするとき、 Rf1=(A−B)/(A+B) Rf2=(A−C)/(A+C) で表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生成手
段と、2つの情報信号からピットに対応した情報を読取
る情報読取手段とを設けた。
【0012】請求項2記載の発明では、光情報記録媒体
からの非回折光と回折光とを含む反射光を受光する受光
素子をトラック方向に対応する方向に対して傾斜し反射
光の受光中心点で交差する2直線により分割して、主に
非回折光の領域を受光するラジアル方向に対応する方向
に分割された第一受光面と、主に非回折光と回折光との
重複領域を受光するトラック方向に対応する方向に分割
された第二受光面とを形成し、第一受光面の受光出力を
Aとし、第二受光面の受光出力をそれぞれB,Cとする
とき、 Rf3=(A−B)/(A+B) Rf4=(A−C)/(A+C) により表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生
成手段と、2つの情報信号からピットに対応した情報を
読取る情報読取手段とを設けた。
【0013】請求項3記載の発明では、光情報記録媒体
からの非回折光と回折光とを含む反射光を受光する受光
素子をトラック方向に対応する方向に3分割して、主に
非回折光の領域を受光する中央部の第一受光面と、主に
非回折光と回折光との重複領域を受光する両端部の第二
受光面とを形成し、第一受光面を遮光する遮光手段を設
け、第二受光面の受光出力をそれぞれB,Cとすると
き、 Rf5=(B−C)/(B+C) により表わされる情報信号を生成する情報信号生成手段
と、情報信号からピットに対応した情報を読取る情報読
取手段とを設けた。
【0014】請求項4記載の発明では、光情報記録媒体
からの非回折光と回折光とを含む反射光を受光する受光
素子をトラック方向に対応する方向に対して傾斜し反射
光の受光中心点で交差する2直線により分割して、主に
非回折光の領域を受光するラジアル方向に対応する方向
に分割された第一受光面と、主に非回折光と回折光との
重複領域を受光するトラック方向に対応する方向に分割
された第二受光面とを形成し、第一受光面を遮光する遮
光手段を設け、第二受光面の受光出力をそれぞれB,C
とするとき、 Rf6=(B−C)/(B+C) により表わされる情報信号を生成する情報信号生成手段
と、前記情報信号からピットに対応した情報を読取る情
報読取手段とを設けた。
【0015】請求項5記載の発明では、光情報記録媒体
からの非回折光と回折光とを含む反射光を受光する受光
素子をトラック方向に対応する方向に3分割して、主に
非回折光の領域を受光する中央部の第一受光面と、主に
非回折光と回折光との重複領域を受光する両端部の第二
受光面とを形成し、第一受光面を遮光する遮光手段を設
け、両端部の第二受光面を、それぞれさらに2分割して
計4分割された受光面として形成し、一方の第二受光面
の各受光出力をB1 ,B2 とし、他方の第二受光面の各
受光出力をC1 ,C2 とするとき、 Rf7=(B1−B2)/(B1+B2) Rf8=(C1−C2)/(C1+C2) により表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生
成手段と、前記2つの情報信号から前記ピットに対応し
た情報を読取る情報読取手段とを設けた。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、情報信号生成手段により、 Rf9={(B1+C1)−(B2+C2)}/(B1+B2+C1
+C2) で表わされる情報信号を生成するようにした。
【0017】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4,5又は6記載の発明において、情報信号生成手
段により、演算式中の分母の除算部を省略して分子の差
分式のみで情報信号を生成するようにした。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明においては、主に非回折光
の領域を受光する第一受光面から得られる光量Aと、主
に非回折光と回折光との重複領域を受光する第二受光面
から得られる光量B,Cとの間で差分を求め、かつ、そ
の差分値を光量Aと光量B,Cとの総和で除算して情報
信号Rf1〜Rf4を求めることによって、反射光の全
体光量が変化しても情報信号Rf1〜Rf4は影響を受
けず、ピット端部に対応して回折光の光量が変化したと
きだけ情報信号Rf1〜Rf4の値が変化する。このよ
うにピット端部に対応して顕著に変化することから、受
光量の総和により情報信号を生成する従来方式に比べ
て、高密度な記録媒体に対してもピット端部位置を正確
に求めることができる。また、情報信号Rf1〜Rf4
を、非回折光の領域から非回折光と回折光との重複領域
を差し引いた差信号とすることによって、信号振幅を低
下させることなく、ノイズ成分のみを低下させることが
できる。
【0019】請求項2記載の発明においては、請求項1
記載の発明の作用に加えて、受光中心点で交差する2直
線により受光面が分割された形成されているので、非回
折光のみの領域と重複領域とをより明確に分離すること
ができる。また、スポット径の大きさの影響を受けず、
受光面形状を全て同一の形状に作ることができる。
【0020】請求項3,4記載の発明においては、遮光
手段により非回折光の光量Aを受光する第一受光面を遮
光し、第二受光面から得られる重複領域の光量B,Cの
みを用いて情報信号Rf5,Rf6を求めることによっ
て、受光素子に受光される光量の中に非回折光の光量A
が含まれなくなり、演算処理を半減することができる。
また、第二受光面から検出される情報信号Rf5とRf
6とを、±均等の値にすることができる。
【0021】請求項5記載の発明においては、両端部の
第二受光面を各々2分割して計4つのより細やかな領域
に形成し、各領域の光量B1 ,B2 ,C1 ,C2 から情
報信号Rf7,Rf8を求めることによって、ピット端
部に対応した情報信号Rf7,Rf8の信号レベルをよ
り短い区間内で変化させることができる。また、情報信
号Rf7,Rf8に非回折光の成分が含まれておらずS
/Nを向上させることができ、各信号波形を0レベルに
対して±均等な値にでき演算処理が容易となる。
【0022】請求項6記載の発明においては、4分割さ
れた第二受光面の光量B1 ,B2 ,C1 ,C2 から算出
される演算式の内容を変えて情報信号Rf8を求めるこ
とによって、ピットへの突入位置及び脱出位置を、情報
信号Rf8がクロスする0レベルの位置に対応させて検
出することが可能となる。
【0023】請求項7記載の発明においては、演算式に
より情報信号、例えば、Rf1を算出する場合、除算部
となる分母(A+B)を取除いて分子の差分式(A−
B)により算出される値を情報信号として求めることに
よって、演算処理の簡素化を図ることができる。
【0024】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する(請求項1記載の発明に対応する)。な
お、従来例(図9〜図13参照)と同一部分についての
説明は省略し、その同一部分については同一符号を用い
る。
【0025】図1(a)は、光ピックアップ装置の全体
構成を示す。LD1からの出射光が光ディスク7に向か
う光路上には、コリメートレンズ2と、ビームスプリッ
タ3と、対物レンズ6とが配置されている。光ディスク
7からの反射光Qがビームスプリッタ3を透過した光路
上には、検出レンズ9と、ビームスプリッタ10とが配
置されている。また、ビームスプリッタ10を透過した
光路上には情報信号検出用の受光素子18が配置され、
ビームスプリッタ10により反射された光路上にはシリ
ンダレンズ19と、サーボ信号(フォーカスエラー信
号、トラックエラー信号)検出用の受光素子20とが配
置されている。以下、情報信号を検出する場合について
述べる。
【0026】図1(b)は、受光素子18の受光面形状
を示す。受光面は、トラック方向(ジッタ方向)Yに3
分割され、中央部の受光面A(第一受光面)と、両端部
の受光面B,C(第二受光面)とに分割されている。こ
の受光素子18には反射光Qが照射されることによっ
て、受光面Aには0次光14が主に受光され、受光面
B,Cには0次光14と1次光15との重複領域Q1
主に受光される。
【0027】また、本装置は、情報信号生成手段と、情
報読取手段とを備えている。情報信号生成手段は、受光
素子18の受光面A〜Cのそれぞれの受光出力を同様な
記号A〜Cで示す(以下の例も同様)と、 Rf1=(A−B)/(A+B) …(4) Rf2=(A−C)/(A+C) …(5) で表わされる2つの情報信号Rf1,Rf2を生成する
手段である。また、情報読取手段は、2つの情報信号R
f1,Rf2を用いて、光ディスク7に記録されたピッ
ト13に対応した情報を得る手段である。
【0028】このような構成において、LD1からの出
射光は、コリメートレンズ2により略平行光となり、ビ
ームスプリッタ3を介して、対物レンズ6により集光さ
れ光ディスク7の記録面上に照射される。そして、光デ
ィスク7からの反射光Qは、対物レンズ6、ビームスプ
リッタ3を透過して信号検出光学系8内の検出レンズ9
により収束され、ビームスプリッタ10により一部の光
が透過して受光素子118に導かれ情報信号Rfが検出
され、一部の光が反射されシリンダレンズ19を介して
受光素子20に導かれサーボ信号の検出が行われる。
【0029】そして、光ディスク7からの反射光Qが3
分割された受光面A〜Cからなる受光素子18に検出さ
れると、図1(b)に示すようなビームが得られる。
今、光ディスク7のピット13が図11に示すような標
準密度の場合について考える。光スポットPが光ディス
ク7のピット13上に位置していないとき(図11
(a)の時系列「1」参照)の受光素子18の受光面
A,B,Cの光量が、A=B=Cとなるように、予め受
光面Aのトラック方向Yの幅と、光スポット径を設定し
ておく。そして、スポット位置を示す時系列「1」〜
「14」に従って光スポットPが移動していくと、重複
領域Q1 における光量変化によって(4),(5)式で
示される情報信号Rf1,Rf2は図2(a)に示すよ
うな波形となる。すなわち、情報信号Rf1は、ピット
突入時にはその突入と同時に立上り、時系列「4」で定
常値となり、ピット脱出時には時系列「8」で立下り、
時系列「11」で0となる。また、情報信号Rf2は、
ピット突入時には時系列「4」で立上り、時系列「7」
で定常値となり、ピット脱出時には時系列「11」で立
下り、時系列「14」で0となる。そして、情報読取手
段により、スレッシュレベルLにおいて、情報信号Rf
1の立上り点S1 と情報信号Rf2の立上り点S2 との
中間点S3 を求めることによってピット13の突入位置
が決定される。また、情報信号Rf1の立下がり点S4
と情報信号Rf2の立上り点S5 との中間点S6を求め
ることによりピット13の脱出位置が決定される。この
ようにして算出された中間点S3 ,S6 からピット13
の長さt0 を正確に求めることができる。
【0030】また、光ディスク7のピット13が図12
に示すような高密度の場合には、時系列「1」〜「1
4」に従って光スポットPが移動していくと、情報信号
Rf1,Rf2は図2(b)に示すような波形となる。
この場合にも標準密度の場合と同様な演算処理を行うこ
とによって、時系列「4」から時系列「11」で表わさ
れるピット13の長さt0 を知ることができる。このよ
うにピット突入位置とピット脱出位置とを分離して演算
処理しているため、高密度な記録媒体に対してもピット
端部位置を正確に検出することができる。
【0031】このような標準密度及び高密度の場合にお
けるピット13の長さt0 を、従来例(図13参照)の
情報信号Rf((1)式参照)の波形16と比較する
と、従来の場合には光量変動が生じるとΔt1 だけ信号
検出時間が変動して誤検出するのに対して、本実施例の
場合には、(4)、(5)式により得られる情報信号R
f1,Rf2からピット長を求めているため、図11
(a)の時系列「1」の位置で全体の光量が変動しても
情報信号Rf1,Rf2は変化せず、暗部Rが発生した
ときにだけ変化する。従って、このようなことから、ピ
ット以外の位置でディスク面の反射率の不均一性、ピッ
ト長、LD1のパワー変動などにより光量変動が生じて
も、常に安定した信号検出が行え、ピット端部位置を正
確に検出することができ、これにより分解能を高めるこ
とができる。
【0032】また、(4),(5)式の演算式からわか
るように、情報信号Rf1,Rf2は0次光14と1次
光15による重複領域Q1 ,Q2 との差信号により求め
られることから、ピット間隔が短くなり隣接ピットから
の回折光が回り込んできたときでも、信号振幅を低下さ
せることなく、ノイズ成分のみをキャンセルすることが
でき、これにより、S/Nを向上させることができる。
【0033】次に、本発明の第二の実施例を図3に基づ
いて説明する(請求項2記載の発明に対応する)。な
お、前述した第一の実施例と同一部分についての説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0034】図3に示すように、受光素子18は、受光
中心点(光スポットPの中心)の1点でトラック方向Y
に対応する方向に対して交差する2直線によって4分割
され、ラジアル方向(トラック方向Yに直交する方向)
に対応する方向に分割された2つの受光面Aと、トラッ
ク方向Yに対応する方向に分割された受光面B,Cとが
形成されている。
【0035】また、ここでは、情報信号生成手段と、情
報読取手段を備えている。この場合、情報信号生成手段
は、受光面A〜Cの関係から、 Rf3=(A−B)/(A+B) …(6) Rf4=(A−C)/(A+C) …(7) で表わされる2つの情報信号Rf3,Rf4を生成する
手段である。また、情報読取手段は、2つの情報信号R
f3,Rf4からピット13に対応した情報を読取る手
段である。
【0036】このような構成において、情報信号Rf
3,Rf4は、(6),(7)式から、前記図2(a)
(b)に示した情報信号Rf1,Rf2と同様な波形が
得られる。これにより、ピット突入位置とピット脱出位
置を正確に求めることができるため、分解能を高めるこ
とができる。また、この例では、4分割された受光面A
〜Cは全て同一形状となっているため、スポット径の大
きさに関係なく、受光素子18の作製が容易となる。し
かも、このような2直線による分割形状は、反射光Qの
0次光14の領域及び重複領域Q1 の形状により近い形
となっているため、信号検出精度を向上させることがで
きる。
【0037】次に、本発明の第三の実施例を図4及び図
6に基づいて説明する(請求項3記載の発明に対応す
る)。なお、前記各実施例と同一部分についての説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0038】図4に示す受光素子18には、前記図1
(b)の受光素子18と同様に3分割された受光面A〜
Cが形成されている。この場合、反射光Qのうち0次光
14を受光する受光面Aは、遮光手段21(ハッチング
領域で示す)によって遮光されている。この遮光手段2
1としては、例えば、反射光路上の0次光14が通過す
る位置に遮光部材を配置したり、受光面Aそのものをマ
スクにより遮光したり、受光面Aを不感帯領域として形
成することによって実現できる。
【0039】また、ここでは、情報信号生成手段と、情
報読取手段を備えている。この場合、情報信号生成手段
は、 Rf5=(B−C)/(B+C) …(8) で表わされる情報信号Rf5を生成する手段である。ま
た、情報読取手段は、情報信号Rf5からピット13に
対応した情報を読取る手段である。
【0040】このような構成において、情報信号Rf5
は、(8)式から、ピット13が標準密度の場合には図
6(a)に示すような正負(±)均等な波形が得られ、
また、ピット13が高密度の場合にも図6(b)に示す
ような正負均等な波形が得られる。このような演算処理
によって、ピット突入位置とピット脱出位置を正確に求
めることができ、これにより分解能を高めることができ
る。また、(8)式からわかるように、演算式内に0次
光14の領域が含まれず、ノイズ成分を除去して信号成
分のみで信号検出が行え、S/Nを格段に向上させ、高
密度な記録媒体に対応させることができる。さらに、情
報信号Rf5は0レベルに対して正負均等な波形となる
ことから、スレッシュレベルLの設定が容易に行えるよ
うになり、演算回路の簡略化を図ることができる。
【0041】次に、本発明の第四の実施例を図5及び図
6に基づいて説明する(請求項4記載の発明に対応す
る)。なお、前記第三の実施例と同一部分についての説
明は省略し、その同一部分については同一符号を用い
る。
【0042】図5に示す受光素子18には、前記図3の
受光素子18と同様に4分割された受光面A〜Cが形成
されている。この場合、反射光Qのうち0次光14を受
光する受光面Aは、遮光手段21(ハッチング領域で示
す)によって遮光されている。この遮光手段21として
は、前記第三の実施例と同様な手段を用いることによっ
て実現できる。
【0043】また、ここでは、情報信号生成手段と、情
報読取手段を備えている。この場合、情報信号生成手段
は、 Rf6=(B−C)/(B+C) …(9) で表わされる情報信号Rf6を生成する手段である。ま
た、情報読取手段は、情報信号Rf6からピット13に
対応した情報を読取る手段である。
【0044】このような構成において、情報信号Rf6
は、(9)式から、第三の実施例と同様にして、図6
(a)の標準密度及び図6(b)の高密度に示すよう
に、正負均等な波形が得られる。これにより、ピット突
入位置とピット脱出位置を正確に求めてピット端部位置
を正確に知ることができ、これにより分解能を高めるこ
とができる。その他の効果は第三の実施例と同様であ
る。
【0045】次に、本発明の第五の実施例を図7及び図
8に基づいて説明する(請求項5,6記載の発明に対応
する)。なお、前記各実施例と同一部分についての説明
は省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
【0046】図7の受光素子18は、前述した第三の実
施例の図4の重複領域Q1 を受光する受光面B,Cをそ
れぞれさらに2分割して構成したものである。すなわ
ち、受光面Bに相当する受光領域を2分割することによ
って受光面B1 ,B2 が形成され、受光面Cに相当する
受光領域を2分割することによって受光面C1 ,C2
形成される。中央部の受光面Aは前記遮光手段21によ
って遮光されている。
【0047】また、ここでは、情報信号生成手段と、情
報読取手段を備えている。この場合、情報信号生成手段
は、 Rf7=(B1−B2)/(B1+B2) …(10) Rf8=(C1−C2)/(C1+C2) …(11) により表わされる2つの情報信号Rf7,Rf8を生成
する手段である。情報読取手段は、情報信号Rf7,R
f8からピット13に対応した情報を読取る手段であ
る。
【0048】このような構成において、前述した(1)
〜(9)式による演算式では重複領域Q1 と他の領域と
の比較により求めたが、1つの重複領域Q1 内だけでも
暗部Rの変化があることから、この変化を検出すること
によってもピット突入位置とピット脱出位置を求めるこ
とが可能である。
【0049】そこで、本実施例では、(10),(1
1)式に示すように、1つの重複領域Q1 内での変化を
演算により求めて、図8(a)に示すような正負の波形
の情報信号Rf7と、図8(b)に示すような正負の波
形の情報信号Rf8とを得る。そして、両方の信号和の
正から負、負から正にそれぞれ変わる位置を算出するこ
とによって、ピット突入位置とピット脱出位置を正確に
求めることができ、これにより分解能を高めることがで
きる。また、この場合、信号波形の変化する区間が短い
(4つ分の時系列の長さ)ため信号レベルの検出精度に
優れ、信号波形は正負均等な値となるためスレッシュレ
ベルLが設定しやすくなる。さらに、演算式内には0次
光14の領域に関する項が含まれないため、S/Nの向
上を図ることができる。
【0050】次に、第五の実施例の変形例を図8(c)
に基づいて説明する。ここでは、前述した(10)、
(11)式で示した演算式に代わる情報信号生成手段と
して、 Rf9={(B1+C1)−(B2+C2)}/(B1+B2+C1+C2) …(12) で表わされる演算式によって情報信号Rf9を生成する
手段とされている。この(12)式から、情報信号Rf
9は、図6(c)に示すような正負均等な波形(2箇
所)として表わされる。これにより、波形の0クロス位
置を検出することによって、ピット突入位置とピット脱
出位置を正確に求めることができ、分解能を高めること
ができる。この場合、スレッシュレベルLを0レベルに
設定できることから、情報信号Rf8の安定化を図るこ
とができる。
【0051】また、前述した第一の実施例〜第五の実施
例の変形例として、各演算式(1)〜(12)式中の除
算部となる分母を省略して分子の差分式のみで情報信号
Rf1〜Rf9を生成するようにしてもよい(情報信号
生成手段)。例えば、(12)式の演算式の場合、分母
の除算部(B1+B2+C1+C2)を取除いて、分子の差
分式(B1+C1)−(B2+C2)のみで、情報信号Rf9を
生成する。これにより、演算回路の簡略化を図ることが
できる。また、差分式により求めることから、従来に比
べて光量変動の影響を少なくすることができる。
【0052】なお、ピットを有する光情報記録媒体とし
ては、光ディスク(CD)のように周辺部に対してディ
スクの厚み方向に段差(凹凸)が形成されたものに限ら
ず、追記型CDや相変化型ディスクのような、周辺部と
反射率の異なるものを用いるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、情報信号生成手
段及び情報読取手段を用いて、主に非回折光の領域を受
光する第一受光面から得られる光量と、主に非回折光と
回折光との重複領域を受光するジッタ方向の第二受光面
から得られる光量との間で差分を求め、かつ、その差分
値を除算して情報信号を求めるようにしたので、ピット
突入位置とピット脱出位置とからピット端部位置を正確
に検出することが可能となり、これにより、分解能を高
め光スポット位置に対応する信号レベルの検出精度を向
上させることができる。また、情報信号は反射光の全体
光量によらず、0次光と1次光との重複領域の変動から
検出していることから、ピット長、レーザ光源のパワー
変動、ディスク面の反射率の不均一性などにより光量変
動が生じても、常に安定した信号検出を行うことができ
る。さらに、情報信号は0次光と1次光との差分式によ
り求められることから、信号振幅を低下させることな
く、ノイズ成分をキャンセルさせることができ、これに
より、S/Nの向上を図り、高密度な記録媒体に対応さ
せることができる。
【0054】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、反射光を受光する受光面の受光中心
点で交差する2直線によりその受光面を分割して形成し
たので、重複領域のみをより明確に分離することがで
き、これにより信号検出精度を一段と向上させることが
できる。また、そのような分割によって、スポット径の
大きさに関係なく、受光面形状を全て同一の形状にでる
ため、受光素子を簡単に作ることができる。
【0055】請求項3,4記載の発明は、請求項1記載
の発明の効果に加えて、遮光手段により非回折光を受光
する第一受光面を遮光し、第二受光面から得られる重複
領域の光量のみから情報信号を求めるようにしたので、
情報信号には非回折光の成分がほとんど含まれず、これ
により、S/Nを一段と向上させることができる。ま
た、情報信号は正負均等な値となるので、スレッシュレ
ベルの設定が容易となる。さらに、重複領域の光束のみ
を用いて演算処理を行うので、演算回路の簡略化を図る
ことができる。
【0056】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、両端部の第二受光面を計4つのより
細やかな受光面に分割し、各受光面の光量から情報信号
を求めるようにしたので、信号レベルはより短い区間内
で変化することになり、信号レベルの分解能を向上させ
ることができる。また、情報信号は、非回折光の成分を
含まないためS/Nを向上させることができ、さらに、
正負均等な値にできるためスレッシュレベルの設定が容
易となる。
【0057】請求項6記載の発明は、4分割された第二
受光面の光量から算出される演算式を1つとして検出さ
れる信号波形を変えて情報信号を求めるようにしたの
で、情報信号Rf8のスレッシュレベルを0レベルに設
定することができ、これにより、情報信号の安定化を図
ることができる。
【0058】請求項7記載の発明は、演算式により各情
報信号を算出する場合、除算部となる分母を取除いて分
子の差分式により算出される値を情報信号としたので、
演算回路の簡略化を図ることができ、また、従来に比べ
て光量変動の影響をなくし安定した信号検出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すものであり、
(a)は光ピックアップ装置の全体構成を示す構成図、
(b)は情報信号を検出する受光素子の正面図である。
【図2】(a)はピットが標準密度の場合におけるピッ
ト形状に対応して現われる情報信号を示す波形図、
(b)はピットが高密度の場合におけるピット形状に対
応して現われる情報信号を示す波形図である。
【図3】本発明の第二の実施例を示す2直線により分割
された同一形状の受光面を有する受光素子の正面図であ
る。
【図4】本発明の第三の実施例を示す非回折光の領域を
遮光した場合の受光素子の正面図である。
【図5】本発明の第四の実施例を示す遮光領域の形状を
変えた場合の受光素子の正面図である。
【図6】本発明の第三及び第四の実施例を示すものであ
り、(a)はピットが標準密度の場合におけるピット形
状に対応して現われる情報信号を示す波形図、(b)は
ピットが高密度の場合におけるピット形状に対応して現
われる情報信号を示す波形図である。
【図7】本発明の第五の実施例である反射光の重複領域
に対応する受光素子の受光領域を多分割して形成した場
合の正面図である。
【図8】(a)(b)は図7の重複領域に対応して現わ
れる情報信号を示す波形図、(c)は変形例を示す演算
式の内容を変えて情報信号を算出した場合の波形図であ
る。
【図9】従来の光ピックアップ装置の全体構成を示す構
成図である。
【図10】ピットが形成された光ディスクにビームを照
射した場合における非回折光と回折光とを含んだ反射光
の様子を示す模式図である。
【図11】ピットが標準密度に対応する場合の例であ
り、(a)はピット突入時のピット形状に対応して現わ
れる反射光の暗部を時系列で示す模式図、(b)はピッ
ト脱出時のピット形状に対応して現われる反射光の暗部
を時系列で示す模式図である。
【図12】ピットが高密度に対応する場合の例であり、
(a)はピット突入時のピット形状に対応して現われる
反射光の暗部を時系列で示す模式図、(b)はピット脱
出時のピット形状に対応して現われる反射光の暗部を時
系列で示す模式図である。
【図13】受光量の総和により求められる情報信号を、
ピットが標準密度の場合と高密度の場合とに分けて示す
従来の検出原理を示す特性図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 6 対物レンズ 7 光情報記録媒体 14 非回折光 15 回折光 21 遮光手段 Q 反射光 Q1 重複領域 Y トラック方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射したレーザ光を対物
    レンズにより集光して光情報記録媒体の所定のトラック
    上に形成されたピットに照射し、前記光情報記録媒体か
    らの反射光を受光素子で受光して検出することにより前
    記光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う光ピッ
    クアップ装置において、前記対物レンズに入射された前
    記光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反射
    光を受光する前記受光素子をトラック方向に対応する方
    向に3分割して、主に前記非回折光の領域を受光する中
    央部の第一受光面と、主に前記非回折光と前記回折光と
    の重複領域を受光する両端部の第二受光面とを形成し、
    前記第一受光面の受光出力をAとし、前記第二受光面の
    受光出力をそれぞれB,Cとするとき、 Rf1=(A−B)/(A+B) Rf2=(A−C)/(A+C) により表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生
    成手段と、前記2つの情報信号から前記ピットに対応し
    た情報を読取る情報読取手段とを備えたことを特徴とす
    る光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から出射したレーザ光を対物
    レンズにより集光して光情報記録媒体の所定のトラック
    上に形成されたピットに照射し、前記光情報記録媒体か
    らの反射光を受光素子で受光して検出することにより前
    記光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う光ピッ
    クアップ装置において、前記対物レンズに入射された前
    記光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反射
    光を受光する前記受光素子をトラック方向に対応する方
    向に対して傾斜し前記反射光の受光中心点で交差する2
    直線により分割して、主に前記非回折光の領域を受光す
    るラジアル方向に対応する方向に分割された第一受光面
    と、主に前記非回折光と前記回折光との重複領域を受光
    するトラック方向に対応する方向に分割された第二受光
    面とを形成し、前記第一受光面の受光出力をAとし、前
    記第二受光面の受光出力をそれぞれB,Cとするとき、 Rf3=(A−B)/(A+B) Rf4=(A−C)/(A+C) により表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生
    成手段と、前記2つの情報信号から前記ピットに対応し
    た情報を読取る情報読取手段とを備えたを設けたことを
    特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光源から出射したレーザ光を対物
    レンズにより集光して光情報記録媒体の所定のトラック
    上に形成されたピットに照射し、前記光情報記録媒体か
    らの反射光を受光素子で受光して検出することにより前
    記光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う光ピッ
    クアップ装置において、前記対物レンズに入射された前
    記光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反射
    光を受光する前記受光素子をトラック方向に対応する方
    向に3分割して、主に前記非回折光の領域を受光する中
    央部の第一受光面と、主に前記非回折光と前記回折光と
    の重複領域を受光する両端部の第二受光面とを形成し、
    前記第一受光面を遮光する遮光手段を設け、前記第二受
    光面の受光出力をそれぞれB,Cとするとき、 Rf5=(B−C)/(B+C) により表わされる情報信号を生成する情報信号生成手段
    と、前記情報信号から前記ピットに対応した情報を読取
    る情報読取手段とを備えたことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 レーザ光源から出射したレーザ光を対物
    レンズにより集光して光情報記録媒体の所定のトラック
    上に形成されたピットに照射し、前記光情報記録媒体か
    らの反射光を受光素子で受光して検出することにより前
    記光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う光ピッ
    クアップ装置において、前記対物レンズに入射された前
    記光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反射
    光を受光する前記受光素子をトラック方向に対応する方
    向に対して傾斜し前記反射光の受光中心点で交差する2
    直線により分割して、主に前記非回折光の領域を受光す
    るラジアル方向に対応する方向に分割された第一受光面
    と、主に前記非回折光と前記回折光との重複領域を受光
    するトラック方向に対応する方向に分割された第二受光
    面とを形成し、前記第一受光面を遮光する遮光手段を設
    け、前記第二受光面の受光出力をそれぞれB,Cとする
    とき、 Rf6=(B−C)/(B+C) により表わされる情報信号を生成する情報信号生成手段
    と、前記情報信号から前記ピットに対応した情報を読取
    る情報読取手段とを備えたを設けたことを特徴とする光
    ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光源から出射したレーザ光を対物
    レンズにより集光して光情報記録媒体の所定のトラック
    上に形成されたピットに照射し、前記光情報記録媒体か
    らの反射光を受光素子で受光して検出することにより前
    記光情報記録媒体に記録された情報の再生を行う光ピッ
    クアップ装置において、前記対物レンズに入射された前
    記光情報記録媒体からの非回折光と回折光とを含む反射
    光を受光する前記受光素子をトラック方向に対応する方
    向に3分割して、主に前記非回折光の領域を受光する中
    央部の第一受光面と、主に前記非回折光と前記回折光と
    の重複領域を受光する両端部の第二受光面とを形成し、
    前記第一受光面を遮光する遮光手段を設け、前記両端部
    の第二受光面を、それぞれさらにトラック方向に対応す
    る方向に2分割して計4分割された受光面として形成
    し、前記一方の第二受光面の各受光出力をB1 ,B2
    し、前記他方の第二受光面の各受光出力をC1 ,C2
    するとき、 Rf7=(B1−B2)/(B1+B2) Rf8=(C1−C2)/(C1+C2) により表わされる2つの情報信号を生成する情報信号生
    成手段と、前記2つの情報信号から前記ピットに対応し
    た情報を読取る情報読取手段とを備えたことを特徴とす
    る光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 情報信号生成手段は、 Rf9={(B1+C1)−(B2+C2)}/(B1+B2+C1
    +C2) により表わされる情報信号を生成することを特徴とする
    請求項5記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 情報信号生成手段は、演算式中の除算部
    となる分母を省略して分子の差分式のみで情報信号を生
    成することを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は
    6記載の光ピックアップ装置。
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