JPH0831506A - 防水コネクタ用シール栓 - Google Patents

防水コネクタ用シール栓

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JPH0831506A
JPH0831506A JP16198794A JP16198794A JPH0831506A JP H0831506 A JPH0831506 A JP H0831506A JP 16198794 A JP16198794 A JP 16198794A JP 16198794 A JP16198794 A JP 16198794A JP H0831506 A JPH0831506 A JP H0831506A
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JP
Japan
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seal
seal member
waterproof connector
terminal insertion
insertion hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16198794A
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English (en)
Inventor
Masahito Ito
雅仁 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子挿入孔からの脱落を確実に防止する。 【構成】 少なくとも2股以上に形成され、各先端部に
鍔部8を形成された芯材4と、該芯材4の各先端部に取
り付けられ、防水コネクタ1の端子挿入孔2内に圧入さ
れるシール部材5とから構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタに使用さ
れていない端子挿入孔が複数ある場合に、各端子挿入孔
に一度に圧入することのできる防水コネクタ用シール栓
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多極の防水コネクタでは、外部
からの水等の侵入を防止するために、電線が配設される
端子挿入孔では電線の外周部に装着したシール材を圧入
し、電線が配設されない端子挿入孔ではシール栓を圧入
するようにしている。従来、防水コネクタの端子挿入孔
に圧入されるシール栓としては、例えば、特公平4─2
4619号公報に開示されるように、細径部と大径部と
からなる芯材を、表面波形のシール材で被覆したものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシール栓では、各端子挿入孔に対して別個独立のシ
ール栓をそれぞれ圧入する構成となっているため、コネ
クタ内の圧力が異常に上昇することにより脱落する恐れ
があった。
【0004】すなわち、前記防水コネクタは、通常、一
対の有底筒状体を互いに嵌合して形成され、嵌合部分に
も防水性が要求されるため、この組立て状態で既に内圧
が高くなっているが、温度が上昇したり、気圧が低下し
た場合等、前記内圧がさらに上昇し、前記シール栓と端
子挿入孔の内面との間の摩擦力だけでは脱落を回避でき
ないことがある。
【0005】また、前記従来のシール栓では、取り換え
が非常に困難という問題もあった。そこで、本発明は前
記問題点に鑑み、端子挿入孔からの脱落を確実に防止す
ることのできる防水コネクタ用シール栓を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、少なくとも2股以上に形
成された芯材と、該芯材の各先端部に取り付けられ、防
水コネクタに形成された複数の各端子挿入孔内にそれぞ
れ圧入されるシール部材とから構成したものである。
【0007】請求項2記載の発明では、前記芯材を弾性
材料で構成し、各先端部にシール部材を取り付けた状態
で、各シール部材を防水コネクタの対応する端子挿入孔
に圧入した際、各シール部材と各端子挿入孔の内面との
間の摩擦力が大きくなるように、前記芯材を屈曲させた
ものである。
【0008】請求項3記載の発明では、前記芯材の各先
端部に外径の異なる鍔部を形成したものである。
【0009】請求項4記載の発明では、前記各シール部
材の外径に異なる数のリブを形成したものである。
【0010】請求項5記載の発明では、前記芯材の先端
位置を異ならせたものである。
【0011】請求項6記載の発明では、前記各シール部
材の外径を異ならせたものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明の構成によれば、各端子挿
入孔の内面と圧入される各シール部材との間の摩擦力に
はばらつきがあるため、防水コネクタ内の空気圧の作用
により各シール部材が移動する場合、その移動寸法にも
ばらつきが生じる。これにより、芯材に捩れが生じ、こ
の捩れ力がシール部材を端子挿入孔の内面に圧接させる
力として作用する結果、前記摩擦力が増大する。
【0013】請求項2記載の発明の構成によれば、端子
挿入孔内に圧入されたシール部材は、それ自身の持つ弾
性力によって端子挿入孔の内面に圧接するだけでなく、
芯材の弾性力も作用する。
【0014】請求項3記載の発明の構成によれば、芯材
の各先端部に装着されるシール部材は、鍔部の外径の違
いにより端子挿入孔の内面とシール部材との間の摩擦力
に差があるため、防水コネクタの内圧が上昇することに
より、まず、いずれかのシール部材が移動し、前記請求
項1記載の発明同様、芯材に必ず捩れが生じる。
【0015】請求項4記載の発明の構成によれば、各シ
ール部材の外周に形成したリブ数が異なるため、端子挿
入孔の内面との間の摩擦力に差が生じ、リブ数の最も少
ないシール部材がまず移動を開始し、前記請求項1又は
3記載の発明同様、芯材に捩れが生じる。
【0016】請求項5記載の発明の構成によれば、芯材
の先端位置がずれており、各シール部材からその移動方
向の延びる部分の芯材長さが異なる。したがって、コネ
クタの内圧が上昇してシール部材が移動する場合、シー
ル部材から延びる芯材には、その長さの違いにより撓み
や捩れの生じる部分が発生し、この撓み等は、シール部
材が端子挿入孔の内面に圧接する力として作用する。
【0017】請求項6記載の発明の構成によれば、各シ
ール部材の外径を異ならせたので、シール部材と端子挿
入孔の内面との間の摩擦力に差が生じ、前記請求項1、
3又は4記載の発明同様、芯材に捩れが発生する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、防水コネクタ1に形成された端子挿入
孔2に本発明に係る防水コネクタ用シール栓3を挿入す
る状態を示す斜視図である。前記防水コネクタ1は、図
示しない接続端子を内蔵するもので、一対の有底筒状の
ものを開口端部同士で嵌合することにより組み立てられ
る。
【0019】前記シール栓3は、略コ字形の芯材4の両
端部にシール部材5をそれぞれ装着したものである。芯
材4は、図2に示すように、金属材料あるいは合成樹脂
材料等からなる硬質材料を、両端腕部6と連結部7とか
らなる略コ字形に形成したものである。両端腕部6の先
端には鍔部8が形成され、下記するシール部材5を装着
した際の脱落を防止している。
【0020】シール部材5は、防水性及び弾性を有する
軟質の合成ゴム、含油ゴム等からなり、外周部には複数
のリブ9が形成されている。これらのリブ9は、前記端
子挿入孔2の内面に密着し、防水コネクタ1の防水性を
高めると共に、内圧が上昇しても脱落しにくくする。ま
た、シール部材5には、前記芯材4の鍔部8が圧入され
る装着孔10が形成されている。装着孔10は、シール
部材5の内部で、前記鍔部8が係止されるように内径が
広げられている。
【0021】前記構成からなるシール栓3は、略コ字形
に形成した芯材4の両端部にシール部材5を装着するだ
けで簡単に組み立てられる。そして、両シール部材5を
防水コネクタ1の端子挿入孔2に圧入される(図2参
照)。この圧入作業では、両シール部材5は、芯材4に
よって連結されることにより同一方向を向いているた
め、同時に2箇所の端子挿入孔2に対して行なうことが
でき、作業性が良い。
【0022】前記防水コネクタ1の組立作業は、従来同
様、端子挿入孔2に図示しない電線を防水状態で接続
し、電線が挿通されない2つの端子挿入孔2に、前記シ
ール栓3が圧入された後に行われる。したがって、組立
作業時、防水コネクタ1内の空気が圧縮されることにな
り、前記端子挿入孔2に圧入した電線の封止部分及びシ
ール栓3に空気圧が加わる。また、その後、周囲の空気
温度の上昇に伴って前記空気圧がさらに高くなることも
ある。
【0023】この場合、前記電線の封止部分では電線自
身が接続端子に接続されているため、脱落することはな
いが、シール栓3では、前記内圧の上昇により、いずれ
か一方のシール部材5が移動する。このように、一方の
シール部材5が移動するのは、各シール部材5あるいは
端子挿入孔2の内面状態は、必ずしも同じでないため、
シール部材5と端子挿入孔2の内面との間に生じる摩擦
力が異なるからである。
【0024】この結果、両シール部材5の位置にずれが
生じるが、両者は硬質な芯材4により連結されているた
め、図3に示すように、シール部材5は端子挿入孔2内
で強制的に変形された状態となり、また、芯材4自身の
弾性力も加わり、シール部材5の端子挿入孔2の内面に
対する圧接力すなわち摩擦力が高まる。したがって、単
に、シール部材5を端子挿入孔2に圧入しただけのもの
に比べて大幅に脱落しにくくなる。また、前記シール部
材5を取り外す場合には、芯材4の連結部7をつかん
で、その捩れを修正しつつ引っ張ればよく、簡単であ
る。
【0025】なお、前記実施例では、芯材4の両端腕部
6を平行に設け、その間隔を端子挿入孔2の間隔と同一
としたが、バネ鋼等の弾性材料で形成すると共に、先端
の鍔部8が接近あるいは離間するような形状としてもよ
い。これによれば、芯材4の弾性力を利用して、さら
に、シール部材5と端子挿入孔2の内面との間の摩擦力
を大きくすることができ、シール部材5は効果的に脱落
を防止される。
【0026】また、前記実施例では、防水コネクタ1か
らのシール部材5の脱落を、シール部材5の端子挿入孔
2内に於ける移動のずれを利用して防止するようにした
が、シール部材5の移動のずれをより確実にするため
に、以下のような構成にするのが好ましい。
【0027】すなわち、前記芯材4に設けた各鍔部8の
外径を異ならせることにより、シール部材5を装着して
端子挿入孔2に圧入した際、シール部材5と端子挿入孔
2の内面との間の摩擦力に差が生じるようにすればよ
い。この摩擦力の差は、前記各シール部材5間で、外周
部に形成したリブ数を異ならせたり、あるいは、外径を
異ならせたりすることによっても生じさせることがで
き、また、このほか部分的に突出させる等、種々の構成
とすることが可能である。そして、いずれの構成によっ
ても、防水コネクタ1の内圧が上昇すれば、シール部材
5の移動が、まず、いずれか一方のみによって行われ、
この位置ずれによってシール部材5の端子挿入孔2の内
面に対する圧接力を大きくすることができ、前記実施例
同様、端子挿入孔2からのシール部材5の脱落を防止す
ることが可能となる。
【0028】さらに、前記実施例では、芯材4を略コ字
形としてシール部材5を2箇所の端子挿入孔2にそれぞ
れ圧入する構成としたが、芯材4を、3股、あるいは、
それ以上に形成して3箇所以上の端子挿入孔2を閉塞で
きるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明では、コネクタの端子挿入孔内に圧入され
る各シール部材を芯材によって連結するようにしたの
で、コネクタの内圧が上昇してシール部材が移動しよう
とすれば、前記芯材に捩れが生じ、シール部材と端子挿
入孔の内面との摩擦力が大きくなるように作用する。し
たがって、シール部材の端子挿入孔からの脱落を確実に
防止することができ、コネクタ内部の防水性を維持する
ことが可能となる。
【0030】請求項2記載の発明では、芯材を弾性力が
利用できるように屈曲させたので、さらに、シール部材
と端子挿入孔の内面との間の摩擦力を大きくすることが
できる。
【0031】請求項3記載の発明では、芯材の先端に形
成した鍔部の外径を異ならせたので、シール部材と端子
挿入孔の内面との間の摩擦力が各シール部材間で異なる
ことになり、コネクタの内圧が上昇した場合、いずれか
のシール部材が先に移動することになる。したがって、
各シール部材を連結する芯材に必ず捩れを生じさせるこ
とができ、シール部材と端子挿入孔の内面との間の摩擦
力を確実に上昇させること可能となる。この場合、シー
ル部材には同一形状のものを使用できると共に、芯材の
鍔部外径を異ならせることは容易にできるので、高い生
産性を維持しつつ、前記効果を得ることが可能である。
【0032】請求項4記載の発明では、各シール部材の
外径に形成するリブ数を異ならせたので、端子挿入孔の
内面との間の摩擦力に差を生じさせることができ、前記
請求項1又は3記載の発明同様、シール部材の脱落を効
果的に防止することができる。
【0033】請求項5記載の発明では、芯材の先端位置
を異ならせることにより、シール部材が移動した場合に
部分的に撓み等を生じさせるようにしたので、この撓み
等はシール部材を端子挿入孔の内面に圧接させる力とし
て作用する。したがって、前記請求項2記載の発明同
様、シール部材と端子挿入孔の内面との間の摩擦力を上
昇させることができる。
【0034】請求項6記載の発明では、各シール部材の
外径を異ならせるようにしたので、シール部材と端子挿
入孔の内面との間の摩擦力に差を生じさせることがで
き、前記請求項1、3又は4記載の発明同様、芯材に捩
れを生じさせ、シール部材の脱落を防止することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る防水コネクタ用シール栓と防
水コネクタとを示す斜視図である。
【図2】 図1の平面断面図である。
【図3】 図1の防水コネクタ用シール栓を防水コネク
タの端子挿入孔に圧入した後の変形状態を示す平面断面
図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 2 端子挿入孔 4 芯材 5 シール部材 8 鍔部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2股以上に形成された芯材
    と、該芯材の各先端部に取り付けられ、防水コネクタに
    形成された複数の各端子挿入孔内にそれぞれ圧入される
    シール部材とから構成したことを特徴とする防水コネク
    タ用シール栓。
  2. 【請求項2】 前記芯材を弾性材料で構成し、各先端部
    にシール部材を取り付けた状態で、各シール部材を防水
    コネクタの対応する端子挿入孔に圧入した際、各シール
    部材と各端子挿入孔の内面との間の摩擦力が大きくなる
    ように、前記芯材を屈曲させたことを特徴とする請求項
    1記載の防水コネクタ用シール栓。
  3. 【請求項3】 前記芯材の各先端部に外径の異なる鍔部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の防水コネク
    タ用シール栓。
  4. 【請求項4】 前記各シール部材の外径に異なる数のリ
    ブを形成したことを特徴とする請求項1記載の防水コネ
    クタ用シール栓。
  5. 【請求項5】 前記芯材の先端位置を異ならせたことを
    特徴とする請求項1記載の防水コネクタ用シール栓。
  6. 【請求項6】 前記各シール部材の外径を異ならせたこ
    とを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ用シール
    栓。
JP16198794A 1994-07-14 1994-07-14 防水コネクタ用シール栓 Withdrawn JPH0831506A (ja)

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Effective date: 20011002