JPH0831505B2 - 半導体チップの回路形式認識方法 - Google Patents

半導体チップの回路形式認識方法

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JPH0831505B2 JP1241798A JP24179889A JPH0831505B2 JP H0831505 B2 JPH0831505 B2 JP H0831505B2 JP 1241798 A JP1241798 A JP 1241798A JP 24179889 A JP24179889 A JP 24179889A JP H0831505 B2 JPH0831505 B2 JP H0831505B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 半導体ウェハーに形成した半導体チップの検査、より
詳しくは、同一半導体ウェハー上に異なる回路形式の半
導体チップを識別する方法に関し、 半導体チップの回路形式認識を顕微鏡による目視から
電気信号での自動認識にし、かつ半導体チップごとに回
路形式認識できる方法を提供することを目的とし、 半導体ウェハーに多数形成された異なる回路形式の半
導体チップのそれぞれに回路接地ライン又は回路電源ラ
インにつながった複数のパットを設け、該パットの配置
組合せをプローバーでの電圧検出から判定して該半導体
チップの回路形式を認識する方法に構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体ウェハーに形成した半導体チップの
検査、より詳しくは、同一半導体ウェハー上に異なる回
路形式の半導体チップを識別する方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、半導体装置の製造において少量多品種化に伴
い、半導体ウェハー上に多品種の(異なる回路形式の)
半導体チップを形成することが行なわれている。そこで
半導体チップを検査するためには、その半導体チップ回
路形式に応じた検査プログラムにて良否判定検査を行な
うわけであり、どの検査プログラムにするのかを決める
必要がある。
従来は、複数回路形式の半導体チップを半導体ウェハ
ーに規則正しく配置されているものの、測定開始チップ
についてはチップに書き込まれた型格記号を顕微鏡にて
確認する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように作業者が回路形式を認識し判定するため
に、時間がかかり、誤りも発生する可能性がある。
また、少量多品種生産のために異なる回路形式の半導
体チップ種類が増加したり、各種チップでの数量が変動
したりすると、測定開始チップの回路形式判定の他に半
導体チップ配置に応じた検査プログラムの設定をそのた
びに変更する必要が生じ、その手数も面倒である。
本発明の目的は、半導体チップの回路形式認識を顕微
鏡による目視から電気信号での自動認識にし、かつ半導
体チップごとに回路形式認識できる方法を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的が、半導体ウェハーに多数形成された異な
る回路形式の半導体チップのそれぞれに回路接地ライン
又は回路電源ラインにつながった複数のパットを設け、
該パットの接続組合せをプローバーでの電圧検出から判
定して該半導体チップの回路形式を認識する方法によっ
て達成される。
〔作 用〕
本発明では、半導体チップの同一位置に複数のパット
を設け、該パットを回路接地ライン又は回路電源ライン
に回路形式に対応した組合せで接続して、これらパット
の電圧測定で電圧信号組合せがわかり、それに応じて回
路形式が判定できる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施態様例によ
って、本発明の詳しく説明する。
第1図は、複数のパットを有する半導体チップ1の部
分平面図であり、この場合には、パットAおよびCが回
路接地ライン2に、そして、パットBが回路電源ライン
3につながっている。これらパットA〜Cは、半導体チ
ップの他のパットと同時に形成できるので、製造工程上
は特別な付加工程を必要としない。
このようなパットA〜Cを有する半導体チップ1が所
定数だけ半導体ウェハー上に形成されている。該チップ
のパットA〜Cに測定器のプローバーを当てて電圧を測
定すると、その結果として「0V,5V,0V」が得られる。な
お、5Vは回路電源ラインの電圧である。この電圧信号組
合せによってその対応する回路形式を判定することがで
き、対応の検査プログラムを選定して該チップの検査を
引き続き行なって良否判定をすることができる。
そして、異なる回路形式の半導体チップ21において
は、例えば、第2図に示すように、パットDが回路電源
ライン23に、そしてパットEおよびFが回路接地ライン
22につながっている。これらパットD〜Fはその位置が
第1図の半導体チップでのパットA〜Cの位置と同じ対
応位置にあり、測定器のプローバーを当てて電圧測定す
ると、「5V,0V,0V」が得られる。この電圧信号組合せか
らその対応する異なる回路形式を認識することができ
る。
このようにして、ひとつの半導体ウェハー上に多品種
の半導体チップが形成されても、個々のチップごとにそ
の回路形成を認識・判定してチップの特性検査をその検
査プログラムにて行なえる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、簡単にかつ自
動的に半導体チップの回路形式を認識することが可能に
なり、異なる回路形式の半導体チップがどのような配置
でかつ回路形式数が大きくとも自動的に検査プログラム
を選定して検査が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、パットと回路接地(又は電源)
ラインとの接続を示す半導体チップの部分平面図であ
る。 A,B…E,F……パット、 1,21……半導体チップ、 2,22……回路接地ライン、 3,23……回路電源ライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェハーに多数形成された異なる回
    路形式の半導体チップのそれぞれに回路接地ライン又は
    回路電源ラインにつながった複数のパットを設け、該パ
    ットの配置組合せをプローバーでの電圧検出から判定し
    て該半導体チップの回路形式を認識する方法。
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