JPH0831503B2 - Tabの貼着方法およびこれに用いる貼着装置 - Google Patents
Tabの貼着方法およびこれに用いる貼着装置Info
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- JPH0831503B2 JPH0831503B2 JP34245391A JP34245391A JPH0831503B2 JP H0831503 B2 JPH0831503 B2 JP H0831503B2 JP 34245391 A JP34245391 A JP 34245391A JP 34245391 A JP34245391 A JP 34245391A JP H0831503 B2 JPH0831503 B2 JP H0831503B2
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- Japan
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- tab
- metal substrate
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- temporary
- mounting stage
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Description
リードフレームのような肉薄の金属基板表面上に、裏面
に接着剤を付与したTABを高精度に貼着する方法に関
し、特に金属基板とTABとの貼着面に気泡の巻込みを
生ずることなくTABを金属基板に貼着する方法および
これに使用する装置に関するものである。
ンディング)はポリイミド樹脂などの絶縁性樹脂フィル
ム上に金属を蒸着またはラミネートしたものを所定のパ
ターニング処理してエッチングすることによって所定の
形状の配線パターンを形成したものであって、従来のリ
ードフレームよりも極めて薄く且つ多ピン化を可能にし
たものであり、これを肉薄の金属基板に貼着して使用す
る。
一般にはTABを金属基板上の所定位置に載置しておい
て、該TABと金属基板を上下より加熱した平板にて押
圧して加熱圧着していた。
法によるときは、TABの金属基板上への載置を正確に
行なったとしても、両者の貼着面積が大きいために圧着
に際して両材料間にずれを生ずることがあり位置精度の
高い貼着物が得られない恐れがある上に、圧着に際して
TABと金属基板との間に気泡が包含されてしまい、気
泡を完全に除去することは至難であった。そして、これ
を解決する方法として、金属基板に微細な脱気孔を多数
設けることによって脱泡することが提案されているが、
この方法によるときは脱気孔から接着剤が洩出する等の
問題が生ずるほか、貼着ずれの問題は根本的に解決され
なかった。
ての上記の問題点を克服し、TABを気泡を巻き込みな
く、且つ正確な位置精度をもって貼着する方法およびこ
の方法を行なうための装置を提供することを目的とする
ものである。
成するために創案されたものであって、肉薄の金属基板
上に、1パターン毎に切り離して裏面に接着剤を付与し
たTABを貼着するに際して行なわれる一連の工程であ
って、a):TABを仮付け用加熱ステージ上に搭載さ
れた金属基板上の所定位置に正確に載置する工程、
b):該TABの端部をヒートブロックにて押圧して金
属基板とTABの一部を仮付けする工程、およびc):
前記b)工程においてTABを仮付けした金属基板を、
TABを仮付けした側から上下二個の加熱した回転ロー
ル間を通過させることによって加熱圧着する工程とより
なることを特徴とするものであり、またこの方法を実施
する装置として、移送用レールによって連結された仮付
けステージおよびTAB加熱圧着ロール、仮付けステー
ジ上に金属基板を搭載するための金属基板移送機構、1
パターン毎に切り離して裏面に接着剤を付与したTAB
を仮付けステージに搭載した金属基板上に載置するため
のTAB移送機構、TABを正確に金属基板上に載置す
るための位置決め機構および仮付けステージ上において
TABと金属基板とを部分的に仮付けるためのヒートブ
ロックとよりなるTAB貼着装置を提案するものであ
る。
したTABを金属基板上に正確に位置決めして載置した
後、TABの一部を部分的に金属基板に仮付けしておい
てから加熱圧着ロールによってTABの端部から熱圧着
していって最終的に全面を貼着するものであるから、T
ABと金属基板との間に包含される気泡は完全に追い出
されるために気泡の巻き込みは完全に防止されることに
なる。また、本発明の貼着方法によれば、前段の仮付け
工程を行なうに際してTABの金属基板上への位置決め
を正確に行なってさえおれば、ヒートブロックの圧着に
よる仮付け面積が小さいので圧着に際しての材料間のず
れを全く生ずることがないので、後段のロールによる熱
圧着を行なうことによって位置精度の高い貼着物を得る
ことができるのである。
ための装置の一実施例を示すものの概略平面図、図2は
1パターン毎に切り離して裏面に接着剤を付与したTA
BをTABマガジンから取り出すための機構説明図、図
3は仮付けステージの作動の詳細を示す側面図、図4は
TAB加熱圧着ロールの側面図である。
AB加熱圧着ロールであり、両者は移送用レール3にて
連結されている。4は金属基板で、仮付けステージ1の
側方に積み重ねられていてその一枚づつが基板移送機構
5によって、仮付けステージ上に搭載される。5aは基
板移送機構5におけるY軸方向移送機、5bはY軸方向
移送機に設けられた基板移送搭載用アームである。
着剤を付与したTABであり、該TAB6は金属基板4
の積み重ね位置と仮付けステージ1を介して反対側の側
方に位置するTABマガジン9にストックされていて、
図2に示されるようにTAB移送機構7に設置された回
転角θを有する真空吸着ヘッド7aがTABマガジン9
上に来ると上下機構10が作動して金属基板4は真空吸
着ヘッド7a面まで上昇し、一枚づつ吸着されてTAB
マガジン9から取り出され、該移送機構7のY軸方向移
送機7c、X軸方向移送機7bの操作により仮付けステ
ージ1上の金属基板4上に載置される。
は、図3に示されるように仮付けステージ1の上方には
位置決め装置(画像処理用カメラ)8が設置されてい
て、予め金属基板4とTAB6にそれぞれ設定された会
わせマーク4aおよび6aが一致するように、TAB移
送機構7における回転角θを有する吸着ヘッド、Y軸移
送機7c、X軸移送機7bをそれぞれ調整して位置修正
を行ないTABの載置位置の正確な位置決めが行なわ
れ、位置決め完了後TAB6は真空吸着ヘッド7aによ
り吸着されたまま金属基板4上に載置される。
ヒートブロック12を降下させてTAB6と金属基板4
とを仮付けステージ1のバックアッププレート11との
間で押圧加熱した後、真空吸着ヘッド7aの真空破壊を
行ない、TAB6を放す。TAB6の裏面には熱硬化性
の接着剤が付与されているのでTAB6と金属基板4と
はヒートブロック12によって押圧された部分のみが接
着される。この場合ヒートブロック12による押圧面積
を小さく採ることによって接着部分の面積は極めて小さ
くなるので気泡の含有される機会は殆どない。このよう
に仮付けステージ1において部分的に貼着されたTAB
6と金属基板4とは移送機構(図示せず)により移送レ
ール3上をTAB加熱圧着ロール2に移送される。
B6と金属基板4は、図4に示されるように回転する二
つのヒートローラー13間に部分的に貼着された先端側
より送り込まれる。このようにすることによってTAB
6と金属基板4とは貼着された先端側から順次ヒートロ
ーラー13間で熱圧着されながらローラー回転方向へと
進むので両者は位置ずれを生ずることがなく、またその
間に気泡を巻き込むこともなく全面的に貼着を行なうこ
とができる。
を付与したTABを金属基板上に正確に位置決めして載
置した後、TABの一部を部分的に金属基板に仮付けし
ておいてから加熱圧着ロールによってTABの端部から
熱圧着していって最終的に全面を貼着するものであるか
ら、貼着に際しての両者の位置ずれを生ずることがなく
正確な位置精度で貼着を行なうことができ、またTAB
と金属基板との間における気泡の巻き込みを完全に防止
することができる。従ってこれによって得られたリード
フレームはその信頼性が高い。
平面図である。
構説明図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属基板上に、1パターン毎に切り離し
て裏面に接着剤を付与したTABを貼着するに際して行
なわれる一連の工程であって、 a):TABを仮付け用加熱ステージ上に搭載された金
属基板上の所定位置に正確に載置する工程、 b):該TABの端部をヒートブロックにて押圧して金
属基板とTABの一部を仮付けする工程、および c):前記b)工程においてTABを仮付けした金属基
板を、TABを仮付けした側から上下二個の加熱した回
転ロール間を通過させることによってTABと金属基板
とを加熱圧着する工程とよりなることを特徴とするTA
Bの貼着方法。 - 【請求項2】 移送用レールによって連結された仮付け
ステージおよびTAB加熱圧着ロール、仮付けステージ
上に金属基板を搭載するための金属基板移送機構、1パ
ターン毎に切り離して裏面に接着剤を付与したTABを
仮付けステージに搭載した金属基板上に載置するための
TAB移送機構、仮付けステージにおいてTABを正確
に金属基板上に載置するための位置決め機構および仮付
けステージ上のTABと金属基板とを部分的に仮付けす
るためのヒートブロックとよりなるTAB貼着装置。 - 【請求項3】 位置決め機構は、金属基板およびTAB
にそれぞれ設定した位置合せマークを画像処理カメラに
よって合致させるように構成した請求項2記載のTAB
貼着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34245391A JPH0831503B2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | Tabの貼着方法およびこれに用いる貼着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34245391A JPH0831503B2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | Tabの貼着方法およびこれに用いる貼着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05152386A JPH05152386A (ja) | 1993-06-18 |
JPH0831503B2 true JPH0831503B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=18353864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34245391A Expired - Lifetime JPH0831503B2 (ja) | 1991-11-30 | 1991-11-30 | Tabの貼着方法およびこれに用いる貼着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0831503B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3418609B2 (ja) * | 1994-10-31 | 2003-06-23 | 日立化成工業株式会社 | フィルム状有機ダイボンディング材及びその製造方法 |
KR100450004B1 (ko) | 1994-12-26 | 2004-09-24 | 히다치 가세고교 가부시끼가이샤 | 필름 형상의 유기 다이본딩재의 라미네이트 방법,다이본딩 방법, 라미네이트 장치, 다이본딩 장치, 반도체장치 및 반도체 장치의 제조 방법 |
US6717242B2 (en) | 1995-07-06 | 2004-04-06 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Semiconductor device and process for fabrication thereof |
TW310481B (ja) | 1995-07-06 | 1997-07-11 | Hitachi Chemical Co Ltd |
-
1991
- 1991-11-30 JP JP34245391A patent/JPH0831503B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05152386A (ja) | 1993-06-18 |
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