JPH08314602A - 液晶キーボード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 １つのキーボードで複数のキー配列を可能と
する液晶キーボード提供すること。 【構成】 キー配列を表示する液晶パネル１と、その上
に配置されたタッチパネル２と、液晶パネルを駆動する
ための液晶ドライバー３と、タッチパネルを駆動するタ
ッチパネルドライバー４と、駆動を制御する中央演算装
置５と、複数のキー配列を記憶している読み出し専用記
憶装置６と、これらを接続するためのプリント配線板７
と、電源８と、液晶パネルのキー配列を変更するスイッ
チ９と、筺体上部１０ａと筺体下部１０ｂとマシンとの
接続コード１１とを備える。 【効果】 液晶パネルに複数のキー配列を表示させるこ
とにより、キーボードを代える必要もなく、複数のキー
配列で入力することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等のキー
ボードの構成に関し、特に液晶パネルに複数のキー配列
を表示することが可能なキーボードの構成に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来技術におけるキーボードは、接続す
るマシンによってキー配列が異なるものがある。

【０００３】さらに同じマシンにおいても、ＪＩＳや５
０音配列のようにキー配列が異なるものもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この前記のキーボード
では、使用者の好みや慣れとは関係なく、そのマシンに
接続されているキーボードの配列でキー入力しなければ
ならない。つまり、キー配列を変更したい場合は、異な
るキー配列のキーボードを別途用意する必要がある。

【０００５】本発明の目的は、上記課題を解決して、１
つのキーボードで複数のキー配列を可能とする液晶キー
ボードを提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液晶キーボードは下記記載の構成を採用す
る。

【０００７】キー配列を表示する液晶パネルと、その上
に配置されたタッチパネルと、液晶パネルを駆動するた
めの液晶ドライバーと、タッチパネルを駆動するタッチ
パネルドライバーと、駆動を制御する中央演算装置と、
複数のキー配列を記憶している記憶装置と、これらを接
続するためのプリント配線板と、電源と、液晶パネルの
キー配列を変更するスイッチと、筺体上部と筺体下部と
からなることを特徴とする液晶キーボード。

【０００８】

【作用】本発明においては、読み出し専用記憶装置に記
憶されているキー配列を中央演算装置が読み込み、液晶
ドライバーを制御する事により液晶パネルにキー配列を
表示する。

【０００９】また、タッチパネルを液晶パネル上に設け
ている。タッチパネルは透明になっており、液晶パネル
の表示が透過して見えるようになっている。液晶パネル
に表示されているキー上のタッチパネルを押すと、タッ
チパネルドライバーにその位置情報が入力され、中央演
算装置で現在表示しているキー配列のどのキーが押され
たかを計算する。そして、そのキーのコードを接続した
マシンに送る。

【００１０】また、キー配列変更スイッチは中央演算装
置に接続されている。キー配列変更スイッチを押す度
に、中央演算装置は読み出し専用記憶装置から異なった
キー配列を読み込み、液晶パネルドライバーを制御して
液晶パネルにキー配列を表示する。

【００１１】

【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例における液
晶キーボードの構成を説明する。図１は本発明の実施例
における液晶キーボードの構成を示すものである。以下
図１を参照して説明する。

【００１２】図１に示すように液晶キーボードは筺体上
部１０ａと筺体下部１０ｂとタッチパネル２と液晶パネ
ル１と液晶ドライバー３とタッチパネルドライバー４と
中央演算装置５と読み出し専用記憶装置６とプリント配
線板７と、電源８とから構成されおり、各パーツは筺体
上部１０ａと筺体下部１０ｂ内に収まっている。

【００１３】また、液晶ドライバー３とタッチパネルド
ライバー４と中央演算装置５と読み出し専用記憶装置６
は、プリント配線板７上に配置されている。

【００１４】次に液晶パネル１にキー配列を表示するま
でを説明する。

【００１５】中央演算装置５は読み出し専用記憶装置６
に接続している。中央演算装置５は読み出し専用記憶装
置６からキー配列を読み込み、液晶ドライバー３に駆動
命令を出す。

【００１６】液晶ドライバー３は中央演算装置５に接続
している。液晶ドライバー３は中央演算装置５の命令に
よって、液晶パネル１を駆動する。

【００１７】液晶パネル１は液晶ドライバー３に接続し
ている。液晶パネル１は液晶ドライバー３によって駆動
し、キー配列の表示を行う。

【００１８】次に、液晶パネル１に表示されたキー上の
タッチパネル２を押してから接続したマシンにキーコー
ドを送るまでを説明する。

【００１９】タッチパネル２は液晶パネル１の上に配置
されている。タッチパネル２は透明になっており、液晶
パネル１に表示されているものを透過して見ることがで
きる。すなわち、液晶パネル１に表示されているキーを
選択するということは、そのキー上のタッチパネル２を
押すことになる。

【００２０】タッチパネル２はタッチパネルドライバー
４に接続している。タッチパネル２が押されると、タッ
チパネルドライバー４は押された位置の情報を検出す
る。

【００２１】タッチパネルドライバー４は中央演算装置
５に接続している。中央演算装置５はタッチパネルドラ
イバー４から得た位置情報と現在のキー配列の情報か
ら、現在選択されたキーがどのキーなのかを計算する。

【００２２】中央演算装置５は選択されたキーを求め、
マシンとの接続コード１１を通してキーコードをマシン
に送る。

【００２３】次に、液晶パネル１に表示されるキー配列
を変更するまでを説明する。

【００２４】キー配列変更スイッチ９は筺体上部１０ａ
上に配置され、中央演算装置５に接続している。キー配
列変更スイッチ９が押されると、中央演算装置５はキー
配列の変更の命令を実行する。

【００２５】読み出し専用記憶装置６には、複数のキー
配列がキー配列番号とともに記録されている。

【００２６】また、読み出し専用記憶装置６に記憶され
ているキー配列は、標準のものだけでなくテンキーだけ
のものや特定のキーだけを表示するものなども記憶され
ている。

【００２７】中央演算装置５は読み出し専用記憶装置６
を参照し、現在表示されているキー配列番号の次の番号
のキー配列を読み込む。また、最後のキー配列番号であ
った場合は一番最初のキー配列番号のキー配列を読み込
む。

【００２８】中央演算装置５は読み出し専用記憶装置６
から読み込んだキー配列を液晶ドライバー３に表示する
ように命令を出す。

【００２９】液晶ドライバー３は液晶パネル１を駆動
し、キー配列を表示する。

【００３０】次に、図１に示す実施例の応用例について
説明する。

【００３１】液晶パネル１の側面または下面にバックラ
イトを追加すると、液晶パネル１の表示が見やすくなる
だけでなく、暗いところでも使用可能となる。

【００３２】筺体内部に着脱可能な記憶装置を追加する
と、新しいキー配列等の追加が容易にできる。

【００３３】筺体内部に自由なキー配列を可能にするソ
フトウェアを記憶している読み出し専用記憶装置とその
キー配列を記憶する記憶装置と追加すると、好みのキー
配列を作成し、記憶することができる。

【００３４】この自由なキー配列を可能にするソフトウ
ェアは、タッチパネル２の始点座標と終点座標と入力キ
ーを入れてやれば、タッチパネル２の２つの座標で囲ま
れた領域を押したときに、指定したキーコードをマシン
に送るように設定できる。

【００３５】筺体に赤外線通信ポートと通信コントロー
ラーを追加すると、赤外線通信ポートを持つマシンには
コードレスでキー入力ができる。

【００３６】筺体に各マシンのマウスポートに接続でき
る端子を追加すると、タブレットとして使用することが
できる。

【００３７】この場合、タッチパネル２の位置座標とデ
ィスプレイの位置座標を連動させることにより、実現で
きる。筺体にディスプレイ入力端子とグラフィックコン
トローラーを追加することにより、液晶ディスプレイと
して使用することができる。筺体にビデオ入力端子とＡ
／Ｄコンバーターとビデオコントローラーを追加するこ
とにより、モニターとして使用することができる。

【００３８】

【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
液晶キーボードでは、液晶パネルに複数のキー配列を表
示させることにより、キーボードを代える必要もなく、
複数のキー配列で入力することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における液晶キーボードの構成
を示す構成図である。

【符号の説明】

１ 液晶パネル ２ タッチパネル ３ 液晶ドライバー ４ タッチパネルドライバー ５ 中央演算装置 ６ 読み出し専用記憶装置 ７ プリント配線板 ８ 電源 ９ キー配列変更スイッチ １０ａ 筺体上部 １０ｂ 筺体下部 １１ マシンとの接続コード

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 キー配列を表示する液晶パネルと、その
   上に配置されたタッチパネルと、液晶パネルを駆動する
   ための液晶ドライバーと、タッチパネルを駆動するタッ
   チパネルドライバーと、駆動を制御する中央演算装置
   と、複数のキー配列を記憶している読み出し専用記憶装
   置と、これらを接続するためのプリント配線板と、電源
   と、液晶パネルのキー配列を変更するスイッチと、筺体
   上部と筺体下部とからなることを特徴とする液晶キーボ
   ード。
2. 【請求項２】 バックライトを液晶パネル側面または下
   面に有することを特徴とする請求項１に記載の液晶キー
   ボード。
3. 【請求項３】 筺体内部に着脱可能な記憶装置を有する
   ことを特徴とする請求項１に記載の液晶キーボード。
4. 【請求項４】 自由なキー配列を可能にするソフトウェ
   アを記憶している読み出し専用記憶装置とそのキー配列
   を記憶する記憶装置とを有することを特徴とする請求項
   １に記載の液晶キーボード。
5. 【請求項５】 赤外線通信ポートを有し、各マシンへの
   接続をコードレスにすることを特徴とする請求項１に記
   載の液晶キーボード。
6. 【請求項６】 各マシンのマウスポートに接続できる端
   子を有し、タブレットとして使用することができること
   を特徴とする請求項１に記載の液晶キーボード。
7. 【請求項７】 ディスプレイ入力端子を有し、液晶ディ
   スプレイとして使用することができることを特徴とする
   請求項１に記載の液晶キーボード。
8. 【請求項８】 ビデオ入力端子を有し、モニターとして
   使用することができることを特徴とする請求項１に記載
   の液晶キーボード。