JPH08313412A - 気体サンプリング装置 - Google Patents

気体サンプリング装置

Info

Publication number
JPH08313412A
JPH08313412A JP11854695A JP11854695A JPH08313412A JP H08313412 A JPH08313412 A JP H08313412A JP 11854695 A JP11854695 A JP 11854695A JP 11854695 A JP11854695 A JP 11854695A JP H08313412 A JPH08313412 A JP H08313412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas sampling
valve
gas
pressure
sampling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11854695A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kishi
昭 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11854695A priority Critical patent/JPH08313412A/ja
Publication of JPH08313412A publication Critical patent/JPH08313412A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でガス等の気体をサンプリングす
ることができる気体サンプリング装置を提供する。 【構成】 減圧装置によって圧力容器としてのボンベ1
の内部の圧力を減圧する。ボンベ1の内部と外部とを連
通する管路3に操作弁手段5を設ける。操作弁手段5
は、操作部5aが手動で操作されるとボンベ1の内部と
外部とを連通し、ボンベ1の内部圧力が予め定めた圧力
に達するとボンベ1の内部と外部との連通を遮断する弁
構造を備えている。ボンベ1の内部の気体を吸引してボ
ンベの内部を陰圧状態にする際に開く減圧弁6を管路4
に設ける。 【効果】操作部5aを操作するだけで、気体のサンプリ
ングを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等の気体を収集す
るための気体サンプリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、有毒ガスが意図的に散布される事
件が発生している。搜査員が現場に到着した時点では散
布されたガスが無くなっている場合が大半であり、実際
に散布されたガスを収集することは非常に難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
ガス等の気体が発生したときに簡単にしかも直ぐにサン
プリングする装置はなかった。
【0004】本発明の目的は、簡単な構造でガス等の気
体をサンプリングすることができる気体サンプリング装
置を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、気体のサンプリング
と同時に警報を発生することができる気体サンプリング
装置を提供することにある。
【0006】本発明の更に他の目的は、気体のサンプリ
ングを確実に実施できる気体サンプリング装置を提供す
ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、気体のサンプリング
時間を調節できる気体サンプリング装置を提供すること
にある。
【0008】本発明の更に他の目的は、手動で操作でき
る気体サンプリング装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、遠隔操作できる気体
サンプリング装置を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、危険なガス等が発生
したときに、直ちにそのガス等をサンプリングできる設
備を備えた建造物及び乗り物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の気体サンプリン
グ装置は、内部圧力が陰圧になっている圧力容器と弁手
段とを具備する。弁手段は、駆動されると圧力容器の内
部と外部とを連通し、圧力容器の内部圧力が所定の圧力
に達すると圧力容器の内部と外部との連通を遮断する弁
構造を備えている。より具体的には、圧力容器の内部と
外部とを連通する連通路が設けられることになり、また
圧力容器を減圧するために圧力容器の内部を減圧する際
に開く常閉弁を備えた吸引通路が設けられる。
【0012】圧力容器は、予め定めた陰圧に耐えること
がきできる機械的強度を有していればよく、その構造及
び材質は任意である。具体的な圧力容器としては、ボン
ベやタンク等を用いることができる。圧力容器の容量及
び陰圧(真空度)の程度は、任意であるが、必要以上に
圧力容器の内部の真空度を高める必要はない。
【0013】弁手段は、手動または自動(遠隔操作を含
む)のいずれによって駆動されるものでもよい。手動に
よって操作される場合には、弁手段として操作部を備え
た操作弁手段を用いることになるが、その場合には操作
部を手動によって操作できる位置に設ける必要がある。
自動によって駆動される弁手段としては、電磁弁等を用
いることができる。
【0014】弁手段(手動操作される場合には操作弁手
段)は、例えば連通路内に配置されて駆動されると(操
作弁手段の場合には、操作部が操作されると)開状態に
なってその状態を維持する常閉弁を備えた制御弁(操作
弁手段の場合には、手動制御弁)と、連通路内に配置さ
れて所定の圧力差で開閉するチェックバルブとから構成
することができる。このような構造にすると、弁手段を
簡単に構成することができる。なお前述の制御弁として
は、自動の場合には電磁弁、手動の場合にはスライドバ
ルブ等を用いることができる。
【0015】本発明の気体サンプリング装置が、有毒ガ
スのサンプリングに用いられる状況は、危険な状況であ
るため、サンプリング動作と同時に警報を発するのが好
ましい。また気体サンプリング装置がいたずらにによっ
て作動させられた場合に、そのことに気が付かないと、
本当にサンプリングが必要なときにサンプリングをする
ことができなくなる。そこで圧力容器の内部と外部とが
連通すると、警報を発生する警報発生手段を設けるのが
好ましい。このようにすると警報が発生することによ
り、周囲の人に危険な状況の発生または悪戯がなされた
ことを知らせることができる。
【0016】このような警報発生手段は、電気式の警報
発生手段でもよいが、電気式の警報発生手段では電源を
必要とするため、停電時や電池が放電してしまったとき
に警報を発生することができなくなる。そこで警報発生
手段を圧力容器の内部に吸引される気体の流れによって
警報を発生するように構成するのが好ましい。このよう
な警報発生手段を用いれば、電気を必要としないため、
確実に警報を発生することができる。
【0017】サンプリングの際に気体と一緒にごみ等が
吸引されると、最悪の場合にはサンプリングを行うこと
ができなくなる。そこでこのような事態の発生を防ぐた
めには、連通路に防塵フィルタを設けるのが好ましい。
【0018】また圧力容器内に気体をサンプリングする
場合の速度が速すぎると(サンプリング時間が短すぎる
と)、サンプリングすべき気体をサンプリングできない
場合がある。そこで連通路に流量制御手段を配置して、
連通路を通る気体の流量を制御すれば、サンプリング時
間を任意に設定できる。特に流量制御手段が、調整可能
であれば、気体サンプリング装置の設置場所の状況に応
じて適切なサンプリング時間を設定することができ、気
体を確実にサンプリングできる。
【0019】本発明の気体サンプリング装置の使用態様
及び使用方法は任意である。例えば、有毒ガスのサンプ
リング等に対応する場合には、建造物(ビルや地下街
等)や乗り物(電車、船、バス、飛行機等)の内部に本
発明の気体サンプリング装置を常設してもよい。弁手段
として手動操作する操作弁手段を用いる場合には、気体
サンプリング装置を手動で操作可能な位置に設置する。
気体サンプリング装置が、遠隔操作可能に構成されてい
る場合には、建造物や乗り物に設置した複数の気体サン
プリング装置を選択的にまたは一括して遠隔操作する遠
隔操作装置を設ける。
【0020】
【作用】本発明の気体サンプリング装置によれば、弁手
段を駆動して圧力容器の内部と外部とを連通させること
により、圧力容器の外部の気体を圧力容器の内部に吸引
してサンプリング貯蔵することができる。したがって簡
単な構造でガス等の気体をサンプリングすることができ
る。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、手動操作により気体のサンプリング
を行える本発明の気体サンプリング装置の一実施例の概
念図である。本実施例では、消火器に用いられている約
5リットルの真空ボンベ1を圧力容器として利用してい
る。ボンベ1の内部は、真空引きノズル2から図示しな
い減圧装置を用いてボンベ1の内部の空気を真空引きす
ることにより陰圧状態になっている。本実施例では、例
えばボンベ1の内部を1Torr〜5Torr(−75
9mmHg〜−755mmHg)程度まで減圧している。この程
度の減圧でも、特に吸引流量を制限しなければ1〜2秒
でボンベ内を吸引した気体で満たすことができる。真空
度を更に高めても、ボンベの壁部を通して空気が浸透す
るため、いずれは真空度が低下する。したがって長期的
に見れば、本実施例程度に減圧しておけば十分であり、
この程度の減圧状態にしておけば、装置は半永久的に使
用可能である。
【0022】ボンベ1の上側の開口部には図示しないキ
ャップ部材を介して連通路を構成する管路3が接続され
ている。前述の真空引きノズル2を含む吸引通路を構成
する管路4がこの管路3に接続されている。管路3の途
中には、手動で操作部を構成する緊急ボタン5aを操作
することにより開きボンベの内圧の上昇により閉じる操
作弁手段5が設けられている。また管路4の途中には、
ボンベ1の内部を減圧する際に開く減圧弁としての常閉
弁6が設けられている。管路3の端部は、気体吸引口7
を構成するようにラッパ形に加工されている。なお8
は、各管路を保護するための保護部材であり、ゴムやス
ポンジ等の弾性材料または可撓性材料によって形成され
ている。
【0023】気体のサンプリング時に、緊急ボタン5a
を押すことにより、操作弁手段5が開き、気体吸引口7
を通して気体のサンプリングが行われる。
【0024】図2は、本発明の気体サンプリング装置の
他の実施例の構成を概念的に示す図である。図2におい
て、図1と実質的に同じ部分には図1に付した符号と同
じ符号を付してある。本実施例では、連通路を構成する
管路3と吸引通路を構成する管路4とは別々に圧力容器
を構成するボンベ1の内部空間と連通している。真空引
きノズルは、減圧装置である真空ポンプV.Pのパイプ
への接続を簡易化するいわゆるワンタッチジョイントと
呼ばれる接続機構2´により構成されている。またボン
ベの内部を減圧する際に開く常閉弁6は、ボール弁体と
このボール弁体を付勢するバネと弁座とからなるチェッ
クバルブ6´により構成されている。ちなみに本実施例
では、このチェックバルブ6´として、P.T1/8ク
ラッキング圧0.07Kg/cm2 のチェックバルブを
用いている。
【0025】またボンベ1の内部と外部とを連通する連
通路を構成する管路3の途中には、流量制御手段として
用いられるオリフィス9が配置されている。オリフィス
9は、管路3を通る気体の流量を制限することにより、
ボンベ1がサンプリング気体により満杯状態まで充填さ
れるまでの時間即ちサンプリング時間を決定する。オリ
フィスが無い場合には、数秒でボンベが満杯状態になる
が、オリフィスで流量を制限することにより、サンプリ
ング時間を任意に設定できる。例えば、気体サンプリン
グ装置が設置される設置スペースが狭い場合には、サン
プリング時間を比較的短くし、設置スペースが広い場合
にはサンプリング時間を比較的長くする。このようにす
るとある程度広いスペースに散布されたガスでも、吸引
できる可能性が高くなる。現在の分析技術では、僅かな
サンプル量でも確実に気体の種類を分析することができ
るので、サンプリング時間は長いほうが好ましい場合が
多いと考えられる。
【0026】なお本実施例では、オリフィスにより流量
制御手段を構成しているが、外部から流量の調整を行え
るニードルバルブを用いて流量制御手段を構成してもよ
い。ニードルバルブのように調整可能な流量制御手段を
用いると、装置の設置スペースや装置の使用状況に応じ
て、サンプリング時間を適宜に変更できるため、汎用性
が高くなる。
【0027】また本実施例では、手動で操作される弁手
段即ち操作弁手段5を、スライドバルブ51とチェック
バルブ52とから構成する。チェックバルブ52は、前
述のチェックバルブ6´と構成は同じであるが、スライ
ドバルブ51が開くと、ボール弁体がバネに抗して弁座
から離れて弁が開き、ボンベ1の内圧が大気圧に近い所
定の圧力になるとボール弁体がバネの力で弁座に押し付
けられて弁が閉じるように配置されている。ちなみに本
実施例で用いたチェックバルブ52は、P.T1/8ク
ラッキング圧0.01Kg/cm2 のチェックバルブで
ある。スライドバルブ51は、操作部即ち緊急ボタン5
aが押されると常閉弁が開き、緊急ボタン5aを元に戻
すと弁が閉じる構造を有しており、例えばオスカーバル
ブ株式会社がSV3−2の製品番号で販売するスライド
バルブを用いることができる。
【0028】また本実施例では、操作弁手段5と気体吸
引口7との間に警報発生手段を構成するエアー警報器1
0を配置している。このエアー警報器10は、操作弁手
段5の緊急ボタン5aが操作されてスライドバルブ51
が開くと開き、管路3を通して気体がボンベ1に吸引さ
れている間警報を発生する。このエアー警報器10は、
いわゆる笛と同様の構造を有している。このようなエア
ー警報器10を設けると、有毒ガスのサンプリング目的
で本発明の装置が使用された場合に、危険な状態が発生
したことを周囲に知らせることができ、またいたずらに
よって装置が作動した場合にもそのことを周囲に知らせ
ことができる。
【0029】更に本実施例では、気体吸引口7に不織布
等からなる防塵フィルタ11を備えている。この防塵フ
ィルタ11は、管路3を詰まられるようなゴミが吸引さ
れないようにする機能と不必要な塵が吸引されないよう
にする機能を有している。
【0030】上記実施例の装置を用いて気体をサンプリ
ングし、サンプリングした気体を分析する場合には、緊
急ボタン5を引いて元に戻し、スライドバルブ51を閉
じる。そして接続機構2´に真空ポンプを接続し、真空
ポンプで吸引した気体をガス分析器に供給する。このよ
うにするとボンベ1内の気体を排出するためにボンベ1
の内部を減圧しても、スライドバルブ51が閉状態にな
っているため、外気がボンベ1内に混入することはな
い。
【0031】また上記実施例では、気体吸引口7を単に
ラッパ状に形成しているが、この気体吸引口7の形状寸
法及び構造は、仮に人が手で気体吸引口7を塞ごうとし
ても完全に気体吸引口7を塞ぐことができない形状寸法
にすればよく、また仮に人が手で気体吸引口7を塞いで
もその他に補助の吸引口が残る構造にするのが好まし
い。具体的には、気体吸引口7を手で塞ぐことができな
い程度に大きくしたり、気体吸引口7を矩形状にした
り、気体吸引口7の縁部に凹凸を付けたり、気体吸引口
7の開口部の周囲に複数の補助吸引孔を形成すればよ
い。このようにすると、吸引圧力で人の手が気体吸引口
7に吸い付けられる事故が発生するのを防止できる。
【0032】図2の実施例は、弁手段として手動操作に
より弁が開く(駆動される)操作弁手段を用いたが、自
動または遠隔操作で弁手段を開くようにするためには、
スライドバルブ51に代えて電磁弁を用いればよく、ま
たスライドバルブをそのまま利用する場合には電磁式の
アクチュエータの操作棒をスライドバルブの操作部5a
に連結し、アクチュエータの操作により弁を開閉させれ
ばよい。電磁弁やアクチュエータを用いて自動または遠
隔操作できる弁手段を備えた気体サンプリング装置の場
合には、サンプリング・スペースの所定位置にガス検知
器を設置し、このガス検知器がガスを検知したときに、
自動的に弁手段を駆動してサンプリングを行うように構
成してもよい。
【0033】本発明の気体サンプリング装置の使用態様
及び使用方法は任意である。例えば、有毒ガスの散布等
に対応する場合には、ビルや地下街等の建造物の内部
(トイレや通路等)や電車、船、バス、飛行機等の乗り
物の内部に、消火器と同様にして本発明の気体サンプリ
ング装置を常設してもよい。このようにすると例えば、
人が入る場所で異臭が発生したときに、本発明の気体サ
ンプリング装置を作動させることにより、異臭の原因と
なった気体を確実に収集することができる。
【0034】上記実施例では、圧力容器と操作弁手段が
コンパクトにまとめられているが、連通路を構成する管
路3を長くして操作弁手段5の操作部(5a)をボンベ
から離した位置に配置するようにしてもよい。その場合
に、例えば非常ベルのボタンと本発明の操作弁手段の操
作部とを兼用するようにすれば、本発明の気体サンプリ
ング装置の存在を知らなくても、非常ベルを鳴らすこと
により気体のサンプリングを行える。また建造物や乗り
物の中に本発明の気体サンプリング装置を設置する場合
には、ガードマンや管理人、乗り物の乗務員が遠隔で操
作することにより、サンプリングを行えるようにしても
よい。その場合には、前述の通り、弁手段として遠隔操
作可能な弁手段を用いる。また警備室や乗務員室内に遠
隔操作装置を設置する。遠隔操作によりサンプリングを
行わせる場合、全ての気体サンプリング装置を作動させ
てもよいが、選択的に所定のスペースに設置した気体サ
ンプリング装置を作動させるようにしてもよい。
【0035】以下本願明細書に記載した複数の発明のう
ちいくつかの発明についてその構成を列挙する。
【0036】(1)減圧装置によって内部の圧力が減圧
されて陰圧状態になっているボンベと、一端が前記ボン
ベの内部と連通し他端が前記ボンベの外部と連通する連
通路と、前記連通路に配置されて操作部が手動で操作さ
れると前記ボンベの内部と外部とを連通し、前記ボンベ
の内部圧力が予め定めた圧力に達すると前記ボンベの内
部と外部との連通を遮断する弁構造を備えた操作弁手段
と、前記ボンベの内部の気体を吸引して前記ボンベの内
部を陰圧状態にする際に開く減圧弁を備えた吸引通路と
を具備する気体サンプリング装置。
【0037】(2)前記吸引通路の端部には減圧装置へ
の接続を簡易化する接続機構が設けられている上記
(1)に記載の気体サンプリング装置。
【0038】(3)前記連通路には該連通路を通る気体
の流量を制御するニードルバルブまたはオリフィスが配
置されている上記(1)に記載の気体サンプリング装
置。
【0039】(4)前記操作弁手段は、前記連通路内に
配置されて前記手動操作部が操作されると開状態になっ
てその状態を維持する常閉弁を備えたスライドバルブ
と、前記連通路内に配置されて所定の圧力差で開閉する
チェックバルブとから構成されている上記(1)に記載
の気体サンプリング装置。
【0040】(5)真空ポンプによって内部の気体が吸
引されて内部の圧力が陰圧状態になっているボンベと、
一端が前記ボンベの内部と連通し他端が前記ボンベの外
部と連通する連通路と、前記連通路に配置されて操作部
が手動で操作されると前記ボンベの内部と外部とを連通
し、前記ボンベの内部圧力が予め定めた圧力に達すると
前記ボンベの内部と外部との連通を遮断する弁構造を備
えた操作弁手段と、前記ボンベの内部の気体を吸引して
前記ボンベの内部を陰圧状態にする際に開く減圧弁を備
え且つ一部が前記連通路の一部によって構成された吸引
通路とを具備する気体サンプリング装置。
【0041】
【発明の効果】本発明の気体サンプリング装置によれ
ば、弁手段を駆動して陰圧状態の圧力容器の内部と外部
とを連通させることにより、圧力容器の外部の気体を圧
力容器の内部に吸引して気体をサンプリングすることが
できる。したがって簡単な構造でガス等の気体をサンプ
リングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】手動操作により気体のサンプリングを行える本
発明の気体サンプリング装置の一実施例の概念図であ
る。
【図2】本発明の気体サンプリング装置の他の実施例の
構成を概念的に示す図である。
【符号の説明】
1 ボンベ(圧力容器) 2,2´ 真空引きノズル 3 管路(連通路) 4 管路(吸引通路) 5 操作弁手段(弁手段) 51 スライドバルブ 52 チェックバルブ 6 常閉弁 6´ チェックバルブ 7 気体吸引口 9 オリフィス(流量制御手段) 10 エアー警報器(警報発生手段) 11 防塵フィルタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部圧力が陰圧になっている圧力容器
    と、 駆動されると前記圧力容器の内部と外部とを連通し、前
    記圧力容器の内部圧力が所定の圧力に達すると前記圧力
    容器の内部と外部との連通を遮断する弁構造を備えた弁
    手段とを具備する気体サンプリング装置。
  2. 【請求項2】 内部が陰圧状態になっている圧力容器
    と、 前記圧力容器の内部と外部とを連通する連通路と、 前記連通路に配置されて操作部が操作されると前記圧力
    容器の内部と外部とを連通し、前記圧力容器の内部圧力
    が予め定めた圧力に達すると前記圧力容器の内部と外部
    との連通を遮断する弁構造を備えた操作弁手段と、 前記圧力容器の内部を減圧する際に開く常閉弁を備えた
    吸引通路とを具備する気体サンプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力容器の内部と外部とが連通する
    と、警報を発生する警報発生手段を更に具備する請求項
    1または2に記載の気体サンプリング装置。
  4. 【請求項4】 前記警報発生手段は前記圧力容器の内部
    に吸引される気体の流れによって警報を発生するように
    構成されている請求項3に記載の気体サンプリング装
    置。
  5. 【請求項5】 前記連通路には防塵フィルタが配置され
    ている請求項1または2に記載の気体サンプリング装
    置。
  6. 【請求項6】 前記連通路には流量制御手段が配置され
    ている請求項1または2に記載の気体サンプリング装
    置。
  7. 【請求項7】 前記流量制御手段は調整可能であること
    を特徴とする請求項6に記載の気体サンプリング装置。
  8. 【請求項8】 前記弁手段は、前記連通路内に配置され
    て駆動されると開状態になってその状態を維持する常閉
    弁を備えた制御弁と、前記連通路内に配置されて所定の
    圧力差で開閉するチェックバルブとから構成されている
    請求項1に記載の気体サンプリング装置。
  9. 【請求項9】 前記操作弁手段は、前記連通路内に配置
    されて操作部が操作されると開状態になってその状態を
    維持する常閉弁を備えた手動制御弁と、前記連通路内に
    配置されて所定の圧力差で開閉するチェックバルブとか
    ら構成されている請求項2に記載の気体サンプリング装
    置。
  10. 【請求項10】前記請求項2または9に記載の気体サン
    プリング装置が、手動操作可能な位置に設置された建造
    物。
  11. 【請求項11】前記請求項2または9に記載の気体サン
    プリング装置が、手動操作可能な位置に設置された乗り
    物。
  12. 【請求項12】 前記弁手段が遠隔操作可能に構成され
    ている請求項1に記載の気体サンプリング装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の気体サンプリング
    装置が複数個分散して設置され、複数個の前記気体サン
    プリング装置の前記弁手段を選択的にまたは一括して遠
    隔操作する遠隔操作装置が設置された建造物。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の気体サンプリング
    装置が複数個分散して設置され、複数個の前記気体サン
    プリング装置の前記弁手段を選択的にまたは一括して遠
    隔操作する遠隔操作装置が設置された乗り物。
JP11854695A 1995-05-17 1995-05-17 気体サンプリング装置 Withdrawn JPH08313412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11854695A JPH08313412A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 気体サンプリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11854695A JPH08313412A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 気体サンプリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08313412A true JPH08313412A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14739271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11854695A Withdrawn JPH08313412A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 気体サンプリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08313412A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244190A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Soda Aromatic Co Ltd 新規な香気捕集方法及び装置
JP2013029475A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 New Cosmos Electric Corp 吸引式ガス検知器
CN104266883A (zh) * 2014-10-15 2015-01-07 李尚国 便携式手动气体采样筒
CN109781472A (zh) * 2019-03-26 2019-05-21 核工业理化工程研究院 真空设备放气取样装置
JP2020063917A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 大陽日酸株式会社 ハンディ型ガス検知器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244190A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Soda Aromatic Co Ltd 新規な香気捕集方法及び装置
JP2013029475A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 New Cosmos Electric Corp 吸引式ガス検知器
CN104266883A (zh) * 2014-10-15 2015-01-07 李尚国 便携式手动气体采样筒
JP2020063917A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 大陽日酸株式会社 ハンディ型ガス検知器
CN109781472A (zh) * 2019-03-26 2019-05-21 核工业理化工程研究院 真空设备放气取样装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1309483B1 (en) Vacuum galley waste disposal system
EP1243711A2 (en) Vacuum waste system having a vacuum control valve
CN205743588U (zh) 一种安全通道防火门
WO2002100487A3 (en) Crew oxygen mask stowage assembly including selective depressurization valve
JPH08313412A (ja) 気体サンプリング装置
US7026945B2 (en) Alarm device interface system
US3598504A (en) Self-regulating aspirator
JPH0392588A (ja) 真空槽を含む設備のための逆流防止安全装置
KR102134693B1 (ko) 건축물의 전기시설물을 이용하는 누수경보 기능을 갖는 소방펌프가 구비된 소방설비장치
KR0180881B1 (ko) 피난문의 제연방법 및 그 장치
JP3451495B2 (ja) 消火設備用流水検知装置
JPH10502424A (ja) バキューム・ユニットおよびその種のユニットを含んで成るバキューム・トイレット・システム
KR102160459B1 (ko) 건축물과 공동주택의 전기 장치를 활용한 소방안전 장치
JP3629635B2 (ja) スプリンクラ消火設備
US5562164A (en) Fire suppression system for multi-story building dumb waiters
JP2018007915A (ja) トンネル内消火栓設備
JP3390772B2 (ja) 非常用エレベーターの附室の加圧給気装置
KR101355175B1 (ko) 고층 건물 화장실을 이용한 화재 대피 시스템
KR100216398B1 (ko) 피난문의 방화, 제연방법 및 그 장치
CN220015336U (zh) 一种适用极寒环境方舱电站的控制系统
RU151108U1 (ru) Локомотив
JP4068490B2 (ja) 消火栓装置
JPH0749968Y2 (ja) 消火設備の選択弁
KR100468463B1 (ko) 비상문 잠금장치
US3083377A (en) Exhaust attachment for toilet bowls

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806