JPH08313357A - 耳体温計のプローブ - Google Patents

耳体温計のプローブ

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Publication number
JPH08313357A
JPH08313357A JP7124664A JP12466495A JPH08313357A JP H08313357 A JPH08313357 A JP H08313357A JP 7124664 A JP7124664 A JP 7124664A JP 12466495 A JP12466495 A JP 12466495A JP H08313357 A JPH08313357 A JP H08313357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
infrared ray
silicone resin
cover
ear
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7124664A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Sumi
貞幸 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7124664A priority Critical patent/JPH08313357A/ja
Publication of JPH08313357A publication Critical patent/JPH08313357A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耳体温計に入射する赤外線量のロスを低減す
る。 【構成】 耳孔内の放射赤外線を捉えて、その赤外線量
をセンサーチップ16で電気信号に変換して体温値の表
示を行う耳体温計に備えられた、外耳道内に挿入される
プローブ10であって、そのプローブ10の先端部に形
成された放射赤外線導入用の開口11bに取り付けられ
た、異物の侵入を防止するカバー13を、シリコン樹脂
14を用いてプローブ本体11に接着した。 【効果】 シリコン樹脂14の赤外線透過率は高いの
で、はみ出したシリコン樹脂14による赤外線量のロス
は少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体温を耳孔内等の放
射赤外線で測定する耳体温計のプローブに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】体温計としては、従来、水銀を利用した
り熱電対を用いた接触型体温計が用いられていた。これ
らは、熱時定数が大きく、測定値を得るまで時間がかか
った。また、接触測定型であるため、人体に接触させる
測定部を衛生的に保つ必要があった。これに対し、体温
と比例した耳孔内の放射赤外線量を検知して体温として
表示する耳体温計が開発されている。図2及び図3に基
づいて耳体温計の一例について説明する。図2は、耳体
温計の使用方法を説明するための説明図、図3は外耳道
に挿入する耳体温計のプローブ付近の構造を示す断面図
である。耳体温計1(1部図示省略)は、先端部分に略
円錐台状のプローブ2を備えたもので、耳の外耳道3内
に挿入されたプローブ2を介して、耳孔内の放射赤外線
を耳体温計1の内部に導入し、その赤外線量をセンサー
で電気信号に変換し、体温値として表示するように構成
されている。
【0003】次に、図3に基づいてプローブ2の構造に
ついて説明する。図で、4はプローブ2の最外殻を構成
する略円錐台状のプラスチック製のプローブ本体で、中
心軸に沿って略円筒状の空洞部4aが形成されたもので
ある。5はプローブ本体4の空洞部4aの内部に配置さ
れた、外耳道3からの放射赤外線をセンサーへ導くため
の金属製の導光管である。導光管5の内壁には、入射し
た赤外線を反射するメッキが施されている。プローブ本
体4は、体温測定時に導光管5の温度上昇を防ぐと同時
に、導光管5と外耳道3の保護をするという機能を有し
ている。
【0004】また、6は導光管5の内部にゴミなどが入
るのを防止するために、プローブ本体4の空洞部4aの
先端部側開口4b、あるいは、導光管5の先端部側開口
5aに接着剤(図示省略)によって取り付けられた略円
板状のカバー、7はプローブ本体4の外側側面部分を覆
うポリエチレン製のフィルムである。フィルム7は、主
に衛生上の理由でプローブ本体4の外側側面部分に被着
されており、体温測定毎に付け替えられるものである。
8はプローブ本体4の先端部側開口4bと反対側の開口
付近に配置され、入射した赤外線量を、温度に比例した
電気信号に変換するセンサーである。9はプローブ2が
取り付けられる耳体温計の本体である本体カバーであ
る。プローブ2は、嵌合または締結方式のような着脱が
簡単な方式で本体カバー9に取り付けられている。プロ
ーブには、MCB (三次元立体回路基板)実装技術を応用
し、導光管、センサー、カバーを一体化して構成された
ものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したプローブ
2で、カバー6は、接着剤を用いてプローブ本体4の空
洞部4aの先端部側開口4b、あるいは、導光管5の先
端部側開口5aに取り付けられるが、接着部からはみ出
した接着剤によって、放射赤外線の一部が接着剤によっ
て反射または輻射され、センサー8に導入される放射赤
外線量にロスが発生するという問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、カバーを固定する接着剤
による入射赤外線量のロスの低減が図れる耳体温計のプ
ローブの構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の耳体温計のプローブは、耳孔内の放射赤外
線を捉えて、その赤外線量をセンサーで電気信号に変換
して体温値の表示を行う耳体温計に備えられた、外耳道
内に挿入されるプローブであって、そのプローブの先端
部に形成された放射赤外線導入用の開口に取り付けられ
た、異物の侵入を防止するカバーを、シリコン樹脂を用
いて前記プローブの本体に接着したことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】本発明の耳体温計のプローブは、プローブ本体
または導光管へのカバーの接着に用いる接着剤をシリコ
ン樹脂としたことを特徴とするものである。接着剤であ
るシリコン樹脂が放射赤外線のプローブ内への入射経路
にはみ出しても、シリコン樹脂は赤外線の透過率が高い
ため、入射赤外線量のロスが低減される。また、シリコ
ン樹脂にゴム状のものを用いれば、プローブを外耳道に
挿入した際の不快感を低減することができる。
【0009】
【実施例】図1に基づいて本発明の耳体温計のプローブ
の一実施例について説明する。(a)はプローブ付近の
構造を示す断面図、(b)及び(c)はプローブとカバ
ーの接着部の構造を示すA部拡大図である。(a)に示
すプローブは、MCB 実装技術を応用して、導光管及びセ
ンサーを一体化したものであり、耳体温計の本体に対し
て着脱自在に構成されたものである。
【0010】まず、(a)に基づいてプローブ10付近
の構造について説明する。11はプローブ10の最外殻
を構成する略円錐台状のプラスチック製のプローブ本体
で、中心軸に沿って略有底円筒状の、先端部側が開口し
た空洞部11aが形成されたものである。12はプロー
ブ本体11の空洞部11aの内壁に施された、赤外線を
反射するメッキである。
【0011】また、13は空洞部11aの内部にゴミな
どの異物が入るのを防止するために、空洞部11aの開
口11bに、接着剤であるシリコン樹脂14によって固
定された略円板状のカバー、15はプローブ本体11の
外側側面部分を覆うポリエチレン製のフィルムである。
カバー13は赤外線を透過させる、シリコンまたはポリ
エチレン等の材料で構成されている。フィルム15は、
主に衛生上の理由でプローブ本体11の外側側面部分に
被着されており、体温測定毎に付け替えられるものであ
る。16は空洞部11aの底部に固定され、入射した赤
外線量を、温度に比例した電気信号に変換するセンサー
チップであり、センサーチップ16は、ボンディングワ
イヤー及びスルーホール等を介して、耳体温計の本体で
ある本体カバー17の内部に配置された基板18に接続
されている。また、図1に示すプローブ10は、本体カ
バー17との当接面に嵌合爪19が形成されたものであ
り、本体カバー17に着脱自在に構成されている。
【0012】カバー13は、例えば、(b)に示すよう
に、その周縁部がシリコン樹脂14によって空洞部11
aの開口11bの端面に接着されている。また、(c)
に示すように、空洞部11aの開口11bの端面に、断
面略凹状の樹脂溜まり11cを形成してカバー13をプ
ローブ本体11に接着するように構成してもよい。この
ように構成することによって、シリコン樹脂14の流れ
出しを抑制することができると同時に、シリコン樹脂1
4の供給量の制御が容易となる。図1に示す構造のプロ
ーブ10では、樹脂溜まり11cは、プローブ本体11
に形成されているが、導光管をプローブ本体と別の構成
とした場合、樹脂溜まりは、プローブ本体または導光管
に形成すればよい。
【0013】なお、図1には、導光管をプローブ本体に
一体化したプローブの実施例を示したが、プローブの構
造は実施例に限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】本発明の耳体温計のプローブによれば、
耳体温計の内部に入射する赤外線量のロスが低減される
ので測定信頼性が向上する。また、プローブの先端にカ
バーを接着するシリコン樹脂にゴム状のものを用いれ
ば、プローブを外耳道に挿入した際の不快感を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耳体温計のプローブを示す図で、
(a)はプローブ付近の構造を示す断面図、(b)はプ
ローブの一実施例のカバー接着部を示すA部拡大図、
(c)はプローブの異なる実施例のカバー接着部を示す
A部拡大図である。
【図2】耳体温計の使用方法を説明するための説明図で
ある。
【図3】従来のプローブの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プローブ 11 プローブ本体(プローブの本体) 11b 開口 13 カバー 14 シリコン樹脂 16 センサーチップ(センサー)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耳孔内の放射赤外線を捉えて、その赤外
    線量をセンサーで電気信号に変換して体温値の表示を行
    う耳体温計に備えられた、外耳道内に挿入されるプロー
    ブであって、そのプローブの先端部に形成された放射赤
    外線導入用の開口に取り付けられた、異物の侵入を防止
    するカバーを、シリコン樹脂を用いて前記プローブの本
    体に接着したことを特徴とする耳体温計のプローブ。
JP7124664A 1995-05-24 1995-05-24 耳体温計のプローブ Withdrawn JPH08313357A (ja)

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JP7124664A JPH08313357A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 耳体温計のプローブ

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JPH08313357A true JPH08313357A (ja) 1996-11-29

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JP7124664A Withdrawn JPH08313357A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 耳体温計のプローブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013305A1 (fr) * 1997-09-10 1999-03-18 Citizen Watch Co., Ltd. Pyrometre a rayonnement

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013305A1 (fr) * 1997-09-10 1999-03-18 Citizen Watch Co., Ltd. Pyrometre a rayonnement
US6357909B1 (en) 1997-09-10 2002-03-19 Citizen Watch Co., Ltd. Radiation pyrometer

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