JPH08313250A - 道路構造測定装置 - Google Patents

道路構造測定装置

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JPH08313250A
JPH08313250A JP7148046A JP14804695A JPH08313250A JP H08313250 A JPH08313250 A JP H08313250A JP 7148046 A JP7148046 A JP 7148046A JP 14804695 A JP14804695 A JP 14804695A JP H08313250 A JPH08313250 A JP H08313250A
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JP
Japan
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image pickup
road surface
surface position
road
pixel group
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JP7148046A
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Inventor
Toshiaki Takahashi
利彰 高橋
Masayuki Hori
雅之 堀
Takeshi Ono
健 大野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で道路の勾配を正確に測定する。 【構成】 それぞれ複数の画素が直線上に配置された画
素群と路面位置からの光を受け画素群上に焦点を結ぶレ
ンズからなる第1〜第4撮像装置4〜7を備え、第1、
第2撮像装置で第1の路面位置を撮像し、第3、第4撮
像装置で第1とは異なる第2の路面位置を撮像する。第
1、第2距離演算装置8、9が各撮像出力に基づいて三
角測量で各路面位置までの距離を算出し、縦断曲線の半
径演算装置10の三角形の特徴演算装置32で辺の長さ
や角度を求め、外接円演算装置33で外接円の半径を演
算する。これにより、円弧で近似された道路の勾配が求
められる。 各撮像装置は画素群4a〜7aとしてライ
ンセンサを用いるだけでよいから、比較的に簡単な構造
で実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路構造測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の画素が直線上に配置さ
れた画素群よりなるラインセンサを用いて、自車の走行
路の道路構造を測定する、道路構造測定装置が知られて
いる。例えば特開平1−300312号公報に開示され
た道路構造測定装置では、図14に示すように、撮像カ
メラ201を、その光軸が路面202に対してほぼ垂直
になるように配置し、ラインセンサ203上の白線の像
の位置および進行方向から自車204の走行コースのず
れと傾きを求めるようにしている。なお、図中205は
定点補正マークである。
【0003】このほか、エリアセンサとしてテレビカメ
ラを用いた単眼視、あるいはステレオ視の道路構造測定
装置が、一般的に幅広く知られている。単眼視では、道
路の構造等の情景に関する知識から、何等かの拘束条件
を定め、これを利用して3次元情報を推定している。図
15は、実際の画像での白線Lが路面の水平面形状と縦
断面形状により表わされたもので、(a)は、水平面形
状が直線、縦断面形状が直線の場合、(b)は、水平面
形状が円弧、縦断面形状が直線の場合、(c)は、水平
面形状が直線、縦断面形状が放物線の場合、(d)は、
水平面形状が円弧、縦断面形状が方物面の場合を各々表
わしている。このように、実際の画像での白線の形状を
路面の水平面形状と縦断面形状によって変化させて表現
している。また、ステレオ視では、2枚の画像の対応点
を検索し、三角測量の原理によって3次元情報を得るよ
うにしている。
【0004】さらに、特開平4−299799号公報に
は、自車の姿勢が変化したときに、それが原因で白線を
見失うことがないように、画像内の白線Lの検出エリア
SRを過去のライン位置データに応じて動かすようにし
た装置が開示されている。これによれば、白線の検出エ
リアを画面上で固定すると、図16の(a)から(b)
のように、画面上の白線の位置が大きく変化したとき
に、検出エリアから白線が外れてしまうことがあるが、
検出エリアを図16の(c)のように常に白線に追従さ
せているので、図16の(d)のように、白線Lの画面
上の位置が大きく変化しても、検出エリアSRから白線
が外れることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち、特開平1−300312号公報に開示さ
れたものにあっては、自車の直前の路面構造しか得るこ
とができないため、高速で走行する自動車には適用が難
しいという問題があった。また、特開平4−29979
9号公報に記載されたようなエリアセンサを用いた道路
構造測定装置にあっては、近距離も遠距離も同じ光学系
で撮影するため、焦点距離や2つの光学系の光軸間の距
離を表わす基線長を近距離に合わせると、遠距離の解像
度と距離精度が粗くなってしまい、正確な道路構造の測
定が困難であるという問題があり、装置も高価である。
そして、データ量が多くなるため演算部への負担が大き
いという問題があった。本発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたものであり、比較的簡単な構造
で道路構造を正確に測定することができる道路構造測定
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車両
に設けられ、道路の勾配を測定する道路構造測定装置で
あって、それぞれ第1の路面位置を撮像する第1撮像装
置と第2撮像装置を備える第1の撮像手段と、それぞれ
第2の路面位置を撮像する第3撮像装置と第4撮像装置
を備える第2の撮像手段と、第1撮像装置および第2撮
像装置よりの出力信号に基づいて、第1の撮像手段から
第1の路面位置までの距離を三角測量により算出する第
1距離演算装置と、第3撮像装置および第4撮像装置よ
りの出力信号に基づいて、第2の撮像手段から第2の路
面位置までの距離を三角測量により算出する第2距離演
算装置と、第1距離演算装置および第2距離演算装置よ
りの出力信号に基づいて、道路の縦断曲線の半径を演算
する縦断曲線の半径演算手段とを有するものとした。
【0007】上記の第1撮像装置は、複数の画素が直線
上に配置された第1画素群と、第1画素群の各画素にお
ける入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系列に出
力する第1信号出力装置と、第1の路面位置からの光を
受け、第1画素群上に焦点を結ぶ第1の光学系を備え、
第2撮像装置は、複数の画素が第1画素群と同じ直線上
に配置された第2画素群と、第2画素群の各画素におけ
る入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系列に出力
する第2信号出力装置と、第1の路面位置からの光を受
け、第2画素群上に焦点を結ぶ第2の光学系を備え、第
3撮像装置は、複数の画素が第1画素群と同一または平
行な直線上に配置された第3画素群と、第3画素群の各
画素における入射光強度に応じたレベルの出力信号を時
系列に出力する第3信号出力装置と、第2の路面位置か
らの光を受け、第3画素群上に焦点を結ぶ第3の光学系
を備え、第4撮像装置は、複数の画素が第3画素群と同
じ直線上に配置された第4画素群と、第4画素群の各画
素における入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系
列に出力する第4信号出力装置と、第2の路面位置から
の光を受け、第4画素群上に焦点を結ぶ第4の光学系を
備えるものとするのが好ましい。
【0008】そして、縦断曲線の半径演算手段として
は、第1に、第1および第2距離演算装置により算出さ
れた第1の撮像手段から第1の路面位置までの距離、第
2の撮像手段から第2の路面位置までの距離、ならびに
第1または第2の撮像手段の真下付近の第3の路面位置
までの距離、および第1、第2の光学系の光軸と第3、
第4の光学系の光軸とのなす角度を用いて、上記第1、
第2、第3の路面位置を結び形成される三角形の辺の長
さおよび角の角度を算出する三角形の特徴演算装置と、
その三角形の外接円の半径を演算する三角形の外接円演
算装置とを備えるものとすることができる。
【0009】あるいは、縦断曲線の半径演算手段の第2
としては、上記の第1の撮像手段から第1の路面位置ま
での距離、第2の撮像手段から第2の路面位置までの距
離、ならびに第1、第2の光学系の光軸と第3、第4の
光学系の光軸とのなす角度を用いて、第1および第2の
撮像手段と第1の路面位置と第2の路面位置とを結び形
成される三角形の辺の長さおよび角の角度を算出する三
角形の特徴演算装置と、その三角形の辺の長さおよび角
の角度のデータを保持するデータ保存装置と、ある時刻
での前記三角形の辺の長さおよび角の角度と、所定の微
少時間経過した時刻での三角形の辺の長さおよび角の角
度を用いて道路の縦断面上における車両の角度の変化量
を演算するピッチング角演算装置と、車両の角度の変化
量から、第1の路面位置と第2の路面位置の描く軌道円
の半径を演算する軌道円演算装置とを備えるものとする
ことができる。
【0010】なお、第1および第2の光学系の焦点距離
と、第3および第4の光学系の焦点距離とが異なるとと
もに、第1および第2の光学系の基線長と第3および第
4の光学系との基線長を異にするのが好ましい。
【0011】
【作用】第1距離演算装置が第1撮像装置および第2撮
像装置の出力信号に基づいて、第1の撮像手段から第1
の路面位置までの距離を三角測量により算出する。同様
に、第2距離演算装置が第2の撮像手段から第2の路面
位置までの距離を算出する。そして、縦断曲線の半径演
算手段において、これらの距離と路面位置間の角度等を
用いて道路の縦断曲線の半径が演算される。これによ
り、円弧で近似された道路の勾配が求められる。
【0012】とくに、各撮像装置を、複数の画素が直線
上に配置された画素群と、この画素群の各画素における
入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系列に出力す
る信号出力装置と、対応する路面位置からの光を受け、
画素群上に焦点を結ぶ光学系からなるものとすることに
より、簡単なラインセンサ構造で上記の第1、第2の路
面位置を得ることができる。
【0013】また、縦断曲線の半径演算手段を上記第1
の構成としたときには、三角形の特徴演算装置におい
て、第1または第2の撮像手段の真下付近の第3の路面
位置を含む3点の位置と各光学系の光軸のなす角度を用
いて、上記3点の路面位置を結び形成される三角形の辺
の長さおよび角の角度が算出される。そして、これらの
データに基づいて、三角形の外接円演算装置が当該三角
形の外接円の半径を演算する。
【0014】縦断曲線の半径演算手段を上記第2の構成
としたときには、三角形の特徴演算装置で第1の路面位
置と第2の路面位置とを結び形成される三角形の辺の長
さおよび角の角度が算出され、これらのデータがデータ
保存装置に刻々保存される。そしてピッチング角演算装
置において、微少時間経過した時刻別のデータに基づい
て車両の角度の変化量を演算する。この車両の角度の変
化量から、軌道円演算装置が第1、第2の路面位置の描
く軌道円の半径を演算する。なお、第1の撮像手段と第
2の撮像手段とでその光学系の焦点距離および基線長を
異ならせることにより、互いに異なる距離にある各路面
位置にもっとも適した撮像機能が発揮される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明をエンジンや自動変速機(A/T)の制御に
適用した第1の実施例の全体構成を示す。車両1上に撮
像部2が進行方向前方へ向けて設置され、その出力が室
内に設けた演算部3に入力される。演算部3では、撮像
部2からの信号を処理して、撮像部2から前方車道上の
2点までの距離に基づいて道路の勾配に対応するデータ
を求め、制御装置へ出力する。制御装置CTLは、演算
部3で求められた勾配が大きいとき、エンジンEの空燃
比をリーンにせず、また、自動変速機Tは、エンジン回
転数の高い位置で変速するパワーパターンとする。逆に
勾配が負の場合には、エンジンEの空燃費制御をリーン
にするとともに、自動変速機Tのオーバーランクラッチ
を締結してダウンシフトするように制御する。これによ
り、燃費を改善し、操作フィーリングを向上させる。
【0016】図2は、撮像部2と演算部3による測定対
象の概念を示す。撮像部2は、車両1上の位置P0に設
けられて、エネルギーの空間的な分布を画像として表示
するための、電気信号に変換された信号を出力する。そ
して、演算部3は、撮像部2からの信号を基に、撮像部
2と第1の路面位置P1との距離D1、撮像部2と第2
の路面位置P2との距離D2を算出し、この距離D1、
D2と直線(光軸)P0−P1と直線(光軸)P0−P
2のなす角θ12を使用して、勾配に対応するデータとし
て道路の縦断曲線の半径を算出する。
【0017】図3は、撮像部2および演算部3の構成を
示すブロック図である。撮像部2は、第1の路面位置P
1からの光エネルギーを電気信号に変換する第1撮像装
置4および第2撮像装置5と、第2の路面位置P2から
の光エネルギーを電気信号に変換する第3撮像装置6お
よび第4撮像装置7とで構成されている。第1撮像装置
4は、複数の画素が直線上に配置された第1画素群4
a、この第1画素群4aの各画素における入射光強度に
応じたレベルの出力信号を時系列に出力する第1信号出
力装置4b、および第1の路面位置P1からの光を受け
第1画素群4a上に焦点を結ぶ第1光学系としてのレン
ズ4cで構成されている。
【0018】また、第2撮像装置5は、第1画素群4a
が配置された直線の延長線上の直線上に配置された第2
画素群5a、第2画素群5aにおける入射光強度に応じ
たレベルの出力信号を時系列に出力する第2信号出力装
置5b、および第1の路面位置P1からの光を受け、第
2画素群5a上に焦点を結ぶ第2光学系としてのレンズ
5cとで構成されている。レンズ5cは第1撮像装置4
のレンズ4cの光軸と同一平面上に光軸を有している。
【0019】同様に、第3撮像装置6は、第3画素群6
a、この第3画素群6aにおける入射強度に応じたレベ
ルの出力信号を時系列に出力する第3信号出力装置6
b、および第3光学系としてのレンズ6cとで構成され
ている。第3画素群6aは、第1撮像装置4の第1画素
群4aおよび第2撮像装置5の第2画素群5aの配置さ
れた直線と同一あるいは平行な直線上に配置されてい
る。また、レンズ6cは、第1撮像装置4のレンズ4c
と第2撮像装置5のレンズ5cの光軸の存在する平面
と、角度θ12をなす平面上に光軸を持ち、第2の路面位
置P2からの光を受けて、第3画素群6a上に焦点を結
ぶように設定されている。
【0020】また、第4撮像装置7は、第4画素群7
a、この第4画素群7aの各画素における入射強度に応
じたレベルの出力信号を時系列に読み出す第4信号出力
装置7b、および第4光学系としてのレンズ7cとで構
成されている。第4画素群7aは、第3撮像装置6の第
3画素群6aの配置された直線と同一直線上に配置され
ている。レンズ7cは、第3撮像装置6のレンズ6cの
光軸と同一平面上に光軸を有し、第2の路面位置P2か
らの光を受け、第4画素群7a上に焦点を結ぶ。第1撮
像装置4および第2撮像装置5は第1の撮像手段を構成
し、図4に示すように、共通の筐体11に収められてい
る。第2の撮像手段を構成する第3撮像装置6および第
4撮像装置7も、同様に、図示しない共通の筐体に収め
られている。これらの筐体は同一部位に設置されてい
る。
【0021】図3に示すように、演算部3には、第1撮
像装置4および第2撮像装置5からの出力信号を用い
て、三角測量の原理により第1の路面位置P1までの距
離D1を算出する第1距離演算装置8と、第3撮像装置
6および第4撮像装置7からの出力信号を用いて、三角
測量の原理により第2の路面位置P2までの距離D2を
算出する第2距離演算装置9と、第1距離演算装置8で
算出した第1の路面位置P1までの距離D1と、第2距
離演算装置9で算出した第2の路面位置P2までの距離
D2を用いて、道路の縦断曲線の半径を演算する縦断曲
線の半径演算装置10が設けられている。
【0022】つぎに、本実施例における縦断曲線の半径
を算出の原理について説明する。道路構造令によると、
車道の縦断勾配が変化する箇所には、縦断曲線をつける
ことになっており、その縦断曲線の半径は、設計速度と
曲線形に応じて決められている値以上とすることが定め
られている。例えば、設計速度60km/hで曲線形が
凸形曲線のときは1.400m以上とするように定めら
れている。したがって、車道の縦断勾配の変化部では、
縦断曲線は円弧で近似できる。本実施例では、縦断勾配
の変化量を知るために、縦断曲線の半径を算出する。
【0023】まず図2を参照して、第1、第2、第3、
第4撮像装置4、5、6、7を有する撮像部2の位置を
前述のようにP0として、これとある時点での第1の路
面位置P1とを結ぶ直線P0−P1と第2の路面位置P
2とを結ぶ直線P0−P2とのなす角度θ12は、上述の
レンズ4c、5cの光軸と、レンズ6c、7Cの光軸の
なす角度と等しく、既知である。本実施例では、撮像部
2と第1の路面位置P1との距離D1と、撮像部2と第
2の路面位置P2との距離D2と、角度θ12とを使って
道路の縦断曲線の半径を算出する。
【0024】図3を参照して、撮像部2の第1撮像装置
4では、レンズ4cが、その時点での第1の路面位置P
1からの光を受けて第1画素群4a上に焦点を結ぶ。第
1信号出力装置4bは、第1画素群4aの各画素におけ
る入射光強度に応じたレベルの出力信号を時点時点に対
応して時系列に第1距離演算装置8へ出力する。また、
第2撮像装置5では、レンズ5cが、その時点時点での
第1の路面位置P1からの光を受けて第2画素群5a上
に焦点を結ぶ。第2信号出力装置5bは、第2画素群5
aの各画素における入射光強度に応じたレベルの出力信
号を時系列に第1距離演算装置8へ出力する。
【0025】同様にして第3撮像装置6では、レンズ6
cが、その時点時点での第2の路面位置P2からの光を
受けて第3画素群6a上に焦点を結ぶ。第3信号出力装
置6bは、第3画素群6aの各画素における入射光強度
に応じたレベルの出力信号を各時点時点に対応して時系
列に第2距離演算装置9へ出力する。また、第4撮像装
置7では、レンズ7cが、その時点時点での第2の路面
位置P2からの光を受けて第4画素群7a上に焦点を結
ぶ。第4信号出力装置7bは、第4画素群7aの各画素
における入射光強度に応じたレベルの出力信号を同様に
時系列に第2距離演算装置9へ出力する。
【0026】演算部3の第1距離演算装置8は、第1撮
像装置4と第2撮像装置5から出力される信号を用い
て、三角測量の原理によって撮像部2の位置P0から、
第1の路面位置P1までの距離D1を算出して、縦断曲
線の半径演算装置10へ出力する。また、第2距離演算
装置9は、第3撮像装置6と第4撮像装置7から出力さ
れる信号を用いて、三角測量の原理によって撮像部2の
位置P0から、第2の路面位置P2までの距離D2を算
出して、縦断曲線の半径演算装置10へ出力する。
【0027】そして、縦断曲線の半径演算装置10は、
撮像部2の位置P0から第1の路面位置P1までの距離
D1、第2の路面位置P2までの距離D2およびレンズ
4cおよびレンズ5cの光軸と、レンズ6cおよびレン
ズ7cの光軸とのなす角θ12を用いて道路の縦断曲線の
半径を算出する。つぎに、縦断曲線の半径演算装置10
における演算の詳細について説明する。
【0028】縦断曲線の半径演算装置10は、三角形の
特徴演算装置32とこれに接続された外接円演算装置3
3からなる。三角形の特徴演算装置32は、第1距離演
算装置8と第2距離演算装置9からの出力を用いて、例
えば辺の長さや角の角度など、後述する三角形S123 を
一意に決定することができる数値データを算出する。外
接円演算装置33はこの数値データを用いて、三角形S
123 の外接円の半径を算出して、縦断曲線の半径Rとし
て出力する。
【0029】つぎに、上記の縦断曲線の半径Rの具体的
な算出方法について、図5を参照して説明する。車道の
縦断曲線が一定の半径Rをもっていると仮定すると、第
1の路面位置P1、第2の路面位置P2、および撮像部
2の位置P0の真下付近の路面位置P3の3点は、半径
Rの円弧上に存在する。したがって、P1、P2、P3
を結んで形成される三角形S123 の外接円の半径として
縦断曲線の半径Rを算出することができる。
【0030】まず、撮像部2の位置P0の路面37から
の高さをD3とする。いま、位置P0から延ばした真下
の路面への垂線と、撮像部2を構成する第1、第2撮像
装置(図3参照)の光軸とのなす角度をθ13とすると、
三角形S123 の辺D12、D13、D23の長さは、余弦定理
から、 D12=(D12 +D22 −2D1D2cosθ12)1/2 (1) D13=(D12 +D32 −2D1D3cosθ13)1/2 (2) D23={D22 +D32 −2D2D3cos(θ12+θ13)}1/2 (3) で表わされる。
【0031】また、 D23=(D122 +D132 −2D12D13cosθn)1/2 より、 cosθn=(D122 +D132 −D232 )/(2D12D13) (4) が成立する。そして、 sin2 θn+cos2 θn=1 (5) である。
【0032】式(4)および(5)より、下式が導かれ
る。 sinθn ={1−(D122 +D132 −D232 2 /(4D122 D132 )}1/2 (6) したがって、正弦法則により、外接円の半径Rは、式
(7)で表わされる。 R=D23/(2sinθn) ={(D122 D132 D232 ) /(2D122 D132 +2D132 D232 +2D232 D122 −D124 −D134 −D234 )}1/2 (7) これにより、縦断曲線の半径Rが算出される。
【0033】このように、本実施例によれば、エリアセ
ンサを使用せず、第1、第2、第3、第4の画素群4、
5、6、7の各ラインセンサを使用して縦断曲線の半径
を演算できるので、装置が安価となり、また、データ量
が少ないため演算部への負担を小さくすることができる
という効果を有する。また、道路上の白線がなくとも、
路面の模様や溝等までの距離を測定することにより、縦
断曲線の半径を演算することが可能である。
【0034】つぎに、本発明の第2の実施例を示す。こ
の実施例は演算部が図6に示される構成を有する。演算
部40は、第1距離演算装置8と第2距離演算装置9
と、これらからの出力を受ける縦断曲線の半径演算装置
41から構成されている。縦断曲線の半径演算装置41
は、三角形の特徴演算装置32と、これに順次接続され
たデータ保存装置43、ピッチング角演算装置44、お
よび軌道円演算装置45からなる。
【0035】第1距離演算装置8と第2距離演算装置9
には第1の実施例と同じく、撮像部2が接続され、第1
距離演算装置8は第1撮像装置4、第2撮像装置5の出
力を基に撮像部2の位置P0と第1の路面位置P1との
距離D1を算出し、第2距離演算装置9は第3撮像装置
6、第4撮像装置7の出力を基に撮像部2の位置P0と
第2の路面位置P2との距離D2を算出する。
【0036】データ保存装置43は、三角形の特徴演算
装置32が演算した辺の長さ、角の角度等の数値データ
を順次保存しておく。ピッチング角演算装置44は、こ
の保存されたデータを使用して、撮像部2のピッチング
角θP を演算する。そして、軌道円演算装置45は、第
1の路面位置P1と第2の路面位置P2の軌道円の半径
を縦断曲線の半径Rとして算出する。
【0037】本実施例における縦断曲線の半径Rの算出
原理を図7を参照して説明する。まず、車道の縦断曲線
が一定の半径Rをもっていると仮定すると、ある時点に
おいて、第1〜第4撮像位置を有する撮像部2の位置P
0と、第1の路面位置P1および第2の路面位置P2を
結ぶと、三角形S012 が形成される。つぎに微小時間経
過した時点において、撮像部2が僅かな角度θP だけピ
ッチングしていて、そのロール角およびヨー角が無視で
きる程度しか変化していないと仮定すると、第1の路面
位置P1および第2の路面位置P2は縦断曲線の半径R
の軌跡円上を移動する。この拘束条件から、軌跡円の半
径Rと中心位置およびピッチング角θP は一意に決定さ
れる。
【0038】次に、縦断曲線の半径Rの具体的な計算方
法を図8を参照して説明する。ここでは、厳密な解を求
めるのは複雑すぎて実用的ではないので、局所線形化に
より近似解を求める。まず、第2の路面位置である点P
2を原点として、第1の路面位置である点P1がx軸上
の点x1にあるように座標を決定する。余弦定理から、
下記の各式が得られる。 x1=(D12 +D22 −2D1D2cosθ12)1/2 (8) cosθ01=(D2−D1cosθ12)/x1 (9) sinθ01=(1−cos2 θ01)1/2 (10) cosθ02=(D1−D2cosθ12)/x1 (11) sinθ02=(1−cos2 θ02)1/2 (12)
【0039】ここで、ベクトルD1’、D2’をそれぞ
れ、距離D1、D2の微小時間での変化量とし、ベクト
ルD1’、D2’のx成分をD1’(x)、D2’
(x)、y成分をD1’(y)、D2’(y)とする
と、 D1’(x)= D1’cosθ01 (13) D1’(y)=−D1’sinθ01 (14) D2’(x)= D2’cosθ02 (15) D2’(y)= D2’sinθ02 (16) となる。
【0040】また、撮像部2が微小時間で微小なピッチ
ングθp(局所線形化することによって、角度と長さの
両方の意味をもっている)を起こしたときの点P1、P
2の変位ベクトルθpP1’、θpP2’のx成分をθ
pP1’(x)、θpP2’(x)、y成分をθpP
1’(y)、θpP2’(y)とすると、 P1’(x)=−D1sinθ01 (17) P1’(y)= D1cosθ01 (18) P2’(x)= D2sinθ02 (19) P2’(y)= D2cosθ02 (20) となる。
【0041】ベクトル(D1+θpP1)に直交する線
分とベクトル(D2+θpP2)に直交する線分が、直
線x=x1/2上で交わるので、 {D1’(y)+θpP1’(y)} /{D1’(x)+θpP1’(x)} =−{D2’(y)+θpP2’(y)} /{D2’(x)+θpP2’(x)} (21) が成り立つ。
【0042】ここで、
【数1】 であるので、式(22)の近似式は、 θp{P1’(y)D2’(x)+D1’(x)P2’(y)} +D1’(y)D2’(x)+D2’(y)D1’(x)=0 (24) したがって、下記式によりθpが算出できる。 θp=−{D1’(y)D2’(x)+D2’(y)D1’(x)} /{P1’(y)D2’(x)+D1’(x)P2’(y)} (25)
【0043】点P1、P2の軌道円、つまり縦断曲線の
半径Rは、 x0=x1/2 (26) y0={D1’(y)+θpP1’(y)} /{D1’(x)+θpP1’(x)}・(x1/2) (27) R=(x02 +y02 1/2 (28) となる。本実施例は以上のように構成されているから、
撮像部2に上下動ピッチングがある場合でも、縦断曲線
の半径Rを算出することができる。
【0044】上記の各実施例においては、図4に示した
ように第1〜第4撮像装置の光学的な特性を同じものと
しているが、これに限定されない。図9は、その変形例
を示すもので、第1の路面位置P1の光を受ける第1、
第2撮像装置の光学的な特性と、第2の路面位置P2の
光を受ける第3、第4撮像装置の光学的な特性とを異な
るものとしたものである。すなわち、図9の(a)は第
1撮像装置51および第2撮像装置52を示す。第1撮
像装置51は、筐体55に直線上に配置した第1画素群
51aと、第1画素群51a上に焦点を結ぶように配設
されたレンズ51cを有する。第2撮像装置52は、同
じ筐体55に収められ、第1画素群51aと同一直線上
に配置した第2画素群52aと、第2画素群52a上に
焦点を結ぶように配設されたレンズ52cを有する。
【0045】また、図9の(b)は第3撮像装置53お
よび第4撮像装置54を示す。これらは筐体55より大
きい筐体56に収められている。第3撮像装置53は、
その焦点距離および基線長が第1、第2撮像装置51、
52の焦点距離および基線長よりも大きくなるように、
第1、第2画素群と平行する直線上に配置した第3画素
群53aと、第3画素群53a上に焦点を結ぶように配
設されたレンズ53cを有する。第4撮像装置54は、
第3画素群53aと同一直線上に配置した第4画素群5
4aと、第4画素群54a上に焦点を結ぶように配設さ
れたレンズ54cを有する。
【0046】これにより、測距する路面位置までの距離
に応じ、撮像部2から遠方の第2の路面位置P2の光を
受ける第3、第4撮像装置53、54の焦点距離、基線
長が長くなっているので、測距精度が一層高くなるとい
う利点が得られる。
【0047】また、上記各実施例では、第1〜第4撮像
装置からなる撮像部2がまとまって車両上の位置P0に
設置されているが、撮像部を2個所に分けることもでき
る。図10はこの例を示し、(a)は、撮像部を、第1
の路面位置P1からの光を受ける第1、第2撮像装置を
有する第1撮像部61と、第2の路面位置P2からの光
を受ける第3、第4撮像装置を有する第2撮像部62と
に分け、互いに異なる位置、すなわち第1撮像部61は
車両前端部に、第2撮像部62をフロントウインドウ上
部の屋根上に設置したものである。これによれば、個別
の第1、第2撮像部61、62がそれぞれ小型となるの
で、設置の自由度が増える利点がある。
【0048】さらにまた、上記各実施例では、撮像部が
車両前方に向けて設置されたものを示したが、図10の
(b)に示すように前後両方向に設けることもできる。
すなわち、撮像部を二つに分け、第1の路面位置P1の
光を受ける第1、第2撮像位置を有する第1撮像部71
を車両1の車体前部に、第2の路面位置P2の光を受け
る第3、第4撮像位置を有する第2撮像部72を車体後
部に設置する。これによれば、道路の縦断曲線の半径を
演算するための第1の路面位置P1と第2の路面位置P
2の位置データが車体の前方後方に大きな間隔で取れる
ので、縦断曲線の半径の算出精度が向上する利点が得ら
れる。
【0049】なお、撮像部の設置位置は車室外に限るこ
となく、室内にも設置でき、図11に示すように撮像部
を室内の天井に取り付けてもよい。ここでは、第1、第
2撮像装置を有する第1撮像部71を天井93の前方に
取り付け、第3、第4撮像装置を有する第2撮像部72
を天井93の後方に取り付けている。これによって、視
界を確保しながら撮像部の防水対策等が不要となる。
【0050】また、撮像部の室内設置の他の例として
は、図12に示すように、バックミラー94に取り付け
ることもできる。撮像部81がバックミラー94に固定
されることにより視界の妨げにならず、前述と同様に防
水対策等の必要もない。さらに、ウィンドウWにはには
図示省略のワイパーが配されているので、撮像部81の
光軸領域が汚れて透過性が妨げられることもない。
【0051】なお、実施例では第1〜第4の光学系とし
てそれぞれ単レンズを用いているが、各光学系としては
その他複合レンズを用いることができる。
【0052】なおまた、各実施例では、第1〜第4撮像
装置の第1〜第4画素群4a〜7aにラインセンサを用
いることにより、装置が安価になるメリットが享有でき
るが、ラインセンサの使用を排除するものではない。図
13に示すように、第1撮像装置21を、複数の画素が
平行な数本の直線上に配置された平面状をなす第1画素
群(エリアセンサ)21aとこの第1画素群21a上に
焦点を結ぶレンズ21cを含むものとし、第2撮像装置
22を、第1画素群21aと同じ直線上に配置された同
じく平面状をなす第2画素群22aと、レンズ21cと
同一平面上に光軸をもつレンズ22cとを含むものと
し、これらを同じ筐体23に収めることができる。
【0053】とくに図示しないが、第1、第2画素群2
1a、22aの各画素における入射強度に応じたレベル
の出力信号を時系列に読み出す図示しない第1、第2信
号出力装置も筐体23に収められる。これにより、空間
フィルタ等によるエッジ検出が可能となり、斜めのエッ
ジも正確に検出できるので、縦断曲線の半径の演算精度
を上げることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、道路の勾配を
測定する道路構造測定装置において、第1撮像装置と第
2撮像装置を備える第1の撮像手段で第1の路面位置を
撮像し、第3撮像装置と第4撮像装置を備える第2の撮
像手段で第2の路面位置を撮像し、その出力に基づいて
三角測量により、第1、第2距離演算装置で第1、第2
の路面位置までの距離を算出し、縦断曲線の半径演算手
段でその結果を用いて道路の縦断曲線の半径を演算する
ものとしたので、これにより、円弧で近似された道路の
勾配が求められる。 第1、第2の撮像手段の各撮像装
置は、複数の画素が直線上に配置された画素群と、各画
素における入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系
列に出力する信号出力装置と、対応する路面位置からの
光を受け画素群上に焦点を結ぶ光学系で構成でき、ライ
ンセンサを用いるだけでよいから、比較的に簡単な構造
の装置によって、道路勾配を正確に測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をエンジン、自動変速機の制御に適用し
た第1の実施例の全体構成を示す図である。
【図2】実施例における撮像部と演算部による測定対象
を示す概念図である。
【図3】撮像部と演算部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第1撮像装置と第2撮像装置の実装例を示す図
である。
【図5】縦断曲線の半径の算出原理を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を示す演算部のブロック
図である。
【図7】縦断曲線の半径の算出原理を示す説明図であ
る。
【図8】半径の具体的な計算方法を示す説明図である。
【図9】撮像装置の他の実装例を示す図である。
【図10】撮像部を2分した配置例を示す図である。
【図11】撮像部を室内の天井に取り付けた配置例を示
す図である。
【図12】撮像部をバックミラーに取り付けた配置例を
示す図である。
【図13】撮像装置の他の実装例を示す図である。
【図14】従来例の構造の概要を示す図。
【図15】従来例における画像の白線の形状を示す説明
図である。
【図16】従来例における白線検出エリアの制御を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 車両 2、81 撮像部 3、40 演算部 4、21、51 第1撮像装置 4a、21a、51a 第1画素群 4b 第1信号出力装置 4c、21c、51c レンズ(第1の光学系) 5、22、52 第2撮像装置 5a、22a、52a 第2画素群 5b 第2信号出力装置 5c、22c、52c レンズ(第2の光学系) 6、53 第3撮像装置 6a、53a 第3画素群 6b 第3信号出力装置 6c、53c レンズ(第3の光学系) 7、54 第4撮像装置 7a、54a 第4画素群 7b 第4信号出力装置 7c、54c レンズ(第4の光学系) 8 第1距離演算装置 9 第2距離演算装置 10 縦断曲線の半径演算装置(縦断曲線の半径演
算手段) 11、23、55、56 筐体 32 三角形の特徴演算装置 33 外接円演算装置 41 縦断曲線の半径演算装置(縦断曲線の半径演
算手段) 43 データ保存装置 44 ピッチング角演算装置 45 軌道円演算装置 61、71 第1撮像部 62、72 第2撮像部 201 撮像カメラ 202 路面 203 ラインセンサ 204 自車 205 定点補正マーク P0 撮像部の位置 P1 第1の路面位置 P2 第2の路面位置 P3 撮像部の真下付近の路面位置 L 白線 SR 検出エリア

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、道路の勾配を測定する
    道路構造測定装置であって、それぞれ第1の路面位置を
    撮像する第1撮像装置と第2撮像装置を備える第1の撮
    像手段と、それぞれ第2の路面位置を撮像する第3撮像
    装置と第4撮像装置を備える第2の撮像手段と、前記第
    1撮像装置および第2撮像装置よりの出力信号に基づい
    て、前記第1の撮像手段から前記第1の路面位置までの
    距離を三角測量により算出する第1距離演算装置と、前
    記第3撮像装置および第の撮像装置よりの出力信号に基
    づいて、前記第2の撮像手段から前記第2の路面位置ま
    での距離を三角測量により算出する第2距離演算装置
    と、前記第1距離演算装置および第2距離演算装置より
    の出力信号に基づいて、道路の縦断曲線の半径を演算す
    る縦断曲線の半径演算手段とを有することを特徴とする
    道路構造測定装置。
  2. 【請求項2】 前記第1撮像装置は、複数の画素が直線
    上に配置された第1画素群と、第1画素群の各画素にお
    ける入射光強度に応じたレベルの出力信号を時系列に出
    力する第1信号出力装置と、前記第1の路面位置からの
    光を受け、第1画素群上に焦点を結ぶ第1の光学系を備
    え、前記第2撮像装置は、複数の画素が前記第1画素群
    と同じ直線上に配置された第2画素群と、第2画素群の
    各画素における入射光強度に応じたレベルの出力信号を
    時系列に出力する第2信号出力装置と、前記第1の路面
    位置からの光を受け、第2画素群上に焦点を結ぶ第2の
    光学系を備え、前記第3撮像装置は、複数の画素が前記
    第1画素群と同一または平行な直線上に配置された第3
    画素群と、第3画素群の各画素における入射光強度に応
    じたレベルの出力信号を時系列に出力する第3信号出力
    装置と、前記第2の路面位置からの光を受け、第3画素
    群上に焦点を結ぶ第3の光学系を備え、前記第4撮像装
    置は、複数の画素が前記第3画素群と同じ直線上に配置
    された第4画素群と、第4画素群の各画素における入射
    光強度に応じたレベルの出力信号を時系列に出力する第
    4信号出力装置と、前記第2の路面位置からの光を受
    け、第4画素群上に焦点を結ぶ第4の光学系を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の道路構造測定装置。
  3. 【請求項3】 前記縦断曲線の半径演算手段は、前記第
    1および第2距離演算装置により算出された前記第1の
    撮像手段から第1の路面位置までの距離、前記第2の撮
    像手段から第2の路面位置までの距離、ならびに前記第
    1または第2の撮像手段の真下付近の第3の路面位置ま
    での距離、および前記第1、第2の光学系の光軸と第
    3、第4の光学系の光軸とのなす角度を用いて、前記第
    1、第2、第3の路面位置を結び形成される三角形の辺
    の長さおよび角の角度を算出する三角形の特徴演算装置
    と、該三角形の外接円の半径を演算する三角形の外接円
    演算装置とを備えていることを特徴とする請求項2記載
    の道路構造測定装置。
  4. 【請求項4】 前記縦断曲線の半径演算手段は、前記第
    1および第2距離演算装置により算出された前記第1の
    撮像手段から第1の路面位置までの距離、前記第2の撮
    像手段から第2の路面位置までの距離、ならびに前記第
    1、第2の光学系の光軸と第3、第4の光学系の光軸と
    のなす角度を用いて、前記第1および第2の撮像手段と
    第1の路面位置と第2の路面位置とを結び形成される三
    角形の辺の長さおよび角の角度を算出する三角形の特徴
    演算装置と、前記三角形の辺の長さおよび角の角度のデ
    ータを保持するデータ保存装置と、ある時刻での前記三
    角形の辺の長さおよび角の角度と、所定の微少時間経過
    した時刻での前記三角形の辺の長さおよび角の角度を用
    いて道路の縦断面上における車両の角度の変化量を演算
    するピッチング角演算装置と、前記車両の角度の変化量
    から、第1の路面位置と第2の路面位置の描く軌道円の
    半径を演算する軌道円演算装置とを備えていることを特
    徴とする請求項2記載の道路構造測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第3および第4画素群
    における複数の画素は1本の直線上に配置されているこ
    とを特徴とする請求項2、3または4記載の道路構造測
    定装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、第3および第4画素群
    における複数の画素は平行な複数本の直線上に配置され
    ていることを特徴とする請求項2、3または4記載の道
    路構造測定装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の光学系の焦点距離
    と、第3および第4の光学系の焦点距離とが異なるとと
    もに、第1および第2の光学系の基線長と第3および第
    4の光学系との基線長を異にすることを特徴とする請求
    項2、3、4、5、または6記載の道路構造測定装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の撮像手段が車両の
    同部位に配置されていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6または7記載の道路構造測定装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の撮像手段と第2の撮像手段と
    が互いに離間した位置に配置されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6または7記載の道路構
    造測定装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の撮像手段の第1および第2
    撮像装置が車両前方に向けて、第2の撮像手段の第3お
    よび第4撮像装置が車両後方に向けて設置されているこ
    とを特徴とする請求項9記載の道路構造測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206131A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 三菱電機株式会社 横断スキャンデータ補正装置、横断スキャンデータ補正プログラム、計測車両、沈下量計測装置および沈下量計測プログラム
JP2018205094A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 清水建設株式会社 段差および傾斜検出装置、この装置を備えた台車
US10245730B2 (en) * 2016-05-24 2019-04-02 Asustek Computer Inc. Autonomous mobile robot and control method thereof
KR102640096B1 (ko) * 2023-11-06 2024-02-22 김예준 전방 경사 위험도 판단 장치

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