JPH0831280A - 密封型開閉器 - Google Patents

密封型開閉器

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JPH0831280A
JPH0831280A JP18986894A JP18986894A JPH0831280A JP H0831280 A JPH0831280 A JP H0831280A JP 18986894 A JP18986894 A JP 18986894A JP 18986894 A JP18986894 A JP 18986894A JP H0831280 A JPH0831280 A JP H0831280A
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bellows
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Masao Narita
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動接触子の開極動作にともなうベローズの
振動を抑制し、多数回開閉可能な密封型開閉器を得るこ
とを目的とする。 【構成】 円環11を、ベローズ9のひだに接触するよ
うに設けた。 【効果】 ベローズ9の振動エネルギが円環11とベロ
ーズ9との摩擦および衝突によって消散し、ベローズ9
の振動は急速に減衰して、ベローズ9に過大な応力が繰
り返し作用することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のひだを有する
伸縮ベローズを備え、高速度で多数回開閉される密封型
開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の一般的な密封型開閉器又は
真空開閉器の構成を示す断面図である。図において、1
は内部を真空に保持するか又は内部に絶縁性ガスが封入
される容器、2,3は上記容器1の上下部を構成する上
部フランジ及び下部フランジ、4は上記容器1の上部フ
ランジ2にロッド5を介して固定された固定接触子、6
はこの固定接触子4と対向して設けられた可動接触子、
7はこの可動接触子6を図示の上下方向に駆動する駆動
ロッド、8はこの駆動ロッド7を支持し上下動を案内す
るガイド、9は駆動ロッド7の上部に固定された端板1
0と下部フランジ3との間に気密的に架設され伸縮する
複数のひだを有するベローズである。このベローズ9の
下端部9aが容器1の下部フランジ3に固定され、その
上端部9bが駆動ロッド6の上下動に伴って伸縮され、
容器1の内部は気密状態に保持される。
【0003】次に、上記開閉器の動作について説明す
る。可動接触子6および駆動ロッド7は操作機構(図示
せず)に連結されており、この操作機構の動作により可
動接触子6が図中上方へ高速度に駆動されて接点の閉極
動作を行う。逆に、これらが図中下方へ高速度に駆動さ
れたときは接点の開極動作を行う。可動接触子6および
駆動ロッド7は上記閉極動作および開極動作のいずれの
場合にも、あらかじめ設定された行程距離を移動し、ま
た、開極動作の最終行程では緩衝機構(図示せず)によ
り減速された後停止する。
【0004】一方、ベローズ9は、可動接触子6、駆動
ロッド7の上下動に伴って、その上端部9bが可動接触
子5の動作行程と等しい長さだけ伸縮する。そのため、
ベローズ9は伸縮動作に耐え、かつ必要な伸縮寸法を得
るように、複数のひだが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の密封型開閉器は
以上のように構成されているが、可動接触子6の開極動
作中の急加速される最初の行程と、急減速される最後の
行程において、ベローズ9は衝撃力を受け、このために
ベローズ9には振動が発生し、それに伴って局部的に大
きな応力が発生する。一般的な密封型開閉器では、開極
動作直後にベローズ9の固定端である下部フランジ3の
近傍に最大応力が発生することが確認されており、この
部分の疲労破壊に関する強度が密封型開閉器の動作寿命
を決定している。すなわち、従来の密封型開閉器におい
ては、その開極動作に起因してベローズ9に振動が発生
するために疲労破壊が起こるという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、可動接触子の開極動作に起
因して発生するベローズの振動を抑制し、開極動作寿命
の永い密封型開閉器を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密封開閉
器は、容器の一方のフランジに固定された固定接触子
と、この固定接触子に対して接触および離反する可動接
触子と、この可動接触子を駆動する駆動ロッドと、上記
容器の他方のフランジと駆動ロッドとの間に気密的に設
けられ可動接触子の駆動方向に伸縮自在なひだを有する
ベローズとを備えたものにおいて、ベローズのひだに接
触するように円環を設けたものである。
【0008】特に、上記円環をベローズのひだの外側底
部に接触するように設けた。
【0009】また、上記円環をベローズのひだの内側底
部に接触するように設けた。
【0010】また、上記円環は分割されている。
【0011】更に、上記円環は螺旋状の金属線で構成さ
れている。
【0012】
【作用】高速で開閉操作される密封型開閉器において、
可動接触子の開極動作中の急加速される最初の行程と急
減速される最後の行程でベローズは衝撃力を受け、この
ためにベローズは振動が発生し、それに伴って局部的に
大きな応力が発生する。本発明は、例えばベローズのひ
だの外側底部、内側底部に円環を接触するように設置し
たので、ベローズの振動エネルギはベローズと円環との
摩擦および衝突によって消散し、その結果、ベローズの
振動は急速に減衰する。
【0013】また、円環を分割することにより、ベロー
ズの振動を減衰させるのに最適な接触力を設定すること
ができ、また、この接触力を安定化することができる。
【0014】更に、円環を螺旋状の金属線により構成す
ることにより、円環とベローズとの接触状態のばらつき
を減少させることができ、接触力を安定化させることが
できる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の実施例1に係る密封型開閉
器を示す要部断面図である。図において、1は密封され
た容器、3は下部フランジ、4は固定接触子、5はロッ
ド、6は可動接触子、7は駆動ロッド、8はガイド、9
はベローズ、10は端板であり、従来例の構成と同様の
ものである。この実施例1では、ベローズ9のひだの外
側底部に接触するように円環11を設置したものであ
る。
【0016】次に、実施例1の動作について説明する。
可動接触子6の開極動作中の急加速される最初の行程と
急減速される最後の行程においてベローズ9に衝撃力が
作用しこれが振動した場合、本実施例で設置した円環1
1とベローズ9のひだの外側底部との間で摩擦現象及び
衝突現象が発生し、ベローズ9の振動エネルギーは消散
し振動は急速に減衰する。また、ベローズ9のひだの外
側底部に接触するように設けられた円環11は、上記ベ
ローズ9の伸縮運動を妨げることがない。
【0017】なお、ベローズ9及び円環11の材料とし
ては、それぞれステンレス又はステンレス系の合金が使
用され、振動エネルギーを消散するうえではステンレス
同士が効果的である。
【0018】実施例2.図2はこの発明の実施例2に係
る密封型開閉器を示すものであり、1〜10は上記従来
のものと同一または相当部分を示しているので説明を省
略する。実施例1においては、円環11をベローズ9の
外側底部と接触するように設置したが、図2に示すよう
に、ベローズ9の内側底部に接触するように設置しても
良く、上記と同様の効果を奏する。
【0019】実施例3.図3はこの発明の実施例3に使
用される円環の斜視図である。実施例1、2に使用され
る円環11に分割部12を設けて、ベローズ9のひだの
外側底部、内側底部に接触するように設置する。本実施
例においては、円環11に分割部12を設けることによ
り、振動を減衰させるのに最適な円環11とベローズ9
との間の接触力を設定することができ、また、この接触
力を安定化することができる。即ち、円環11を分割し
ない場合はベローズ9と円環11の間の締結力は両者の
出来上がり寸法の精度に依存しバラツキが生ずる可能性
があるが、円環11を分割して円環11の外側からばね
等で締付ければ、ベローズ9との接触力を所定の値に設
定でき、接触力を安定させることができる。
【0020】実施例4.図4はこの発明の実施例4に使
用される円環の斜視図である。本実施例の円環11は、
螺旋状の金属線13を円環状に巻いて製作する。実施例
4によれば、円環11を螺旋状の金属線13で構成する
ことにより、工作上の寸法精度のばらつきに起因する円
環11とベローズ9との接触状態のばらつきをさらに減
少させることができ、この接触力を安定化させることが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、例えば
ベローズの外側または内側にひだの底部に接するように
円環を設けることにより、ベローズの振動エネルギがベ
ローズと円環との摩擦および衝突によって消散し、その
振動は急速に減衰する。そのため、ベローズに過大な応
力が繰り返し作用することがなくなり、開閉器の使用可
能回数が飛躍的に増大するという効果を奏する。
【0022】また、円環を分割することにより、ベロー
ズの振動を減衰させるのに最適な接触力を設定すること
ができ、また、この接触力を安定化することができる。
【0023】更に、円環を螺旋状の金属線により構成す
ることにより、円環とベローズとの接触状態のばらつき
を減少させることができ、接触力を安定化させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る密封型開閉器を示
す断面図である。
【図2】 この発明の実施例2に係る密封型開閉器を示
す断面図である。
【図3】 この発明の実施例3に使用される円環の斜視
図である。
【図4】 この発明の実施例4に使用される円環の斜視
図である。
【図5】 従来の一般的な密封型開閉器の構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 容器、2 上部フランジ、3 下部フランジ、4
固定接触子、6 可動接触子、7 駆動ロッド、9 ベ
ローズ、10 端板、11 円環、12 分割部、13
螺旋状の金属線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を真空に保持するか又は絶縁性ガス
    を密封する容器と、この容器の一方のフランジに固定さ
    れた固定接触子と、この固定接触子に対して接離可能に
    配置された可動接触子と、この可動接触子を駆動する駆
    動ロッドと、上記容器の他方のフランジと上記可動接触
    子の駆動ロッドとの間に気密的に設けられ上記可動接触
    子の駆動方向に伸縮自在な複数のひだを有するベローズ
    とを備えた密封型開閉器において、上記ベローズのひだ
    に接触するように円環を設けたことを特徴とする密封型
    開閉器。
  2. 【請求項2】 上記円環は上記ベローズのひだの外側底
    部に接触するように設けられた請求項1記載の密封型開
    閉器。
  3. 【請求項3】 上記円環は上記ベローズのひだの内側底
    部に接触するように設けられた請求項1記載の密封型開
    閉器。
  4. 【請求項4】 上記円環は分割されていることを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の密封
    型開閉器。
  5. 【請求項5】 上記円環は螺旋状の金属線で構成されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    1項に記載の密封型開閉器。
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