JPH08312498A - 自動車の潤滑装置 - Google Patents

自動車の潤滑装置

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JPH08312498A
JPH08312498A JP11811695A JP11811695A JPH08312498A JP H08312498 A JPH08312498 A JP H08312498A JP 11811695 A JP11811695 A JP 11811695A JP 11811695 A JP11811695 A JP 11811695A JP H08312498 A JPH08312498 A JP H08312498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
filter
oil filter
lubrication
pump
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11811695A
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English (en)
Inventor
Shuichi Haneda
修一 羽田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料供給系の燃料フィルタのオイル中のカー
ボン粒子による目詰りを効果的に回避できる自動車の潤
滑装置を提供する。 【構成】 オイルポンプ3で圧送されるオイル中の大き
なダストが捕れるフルフローオイルフィルタ4と同オイ
ル中のカーボンが捕れるバイパスオイルフィルタ14と
を備えた潤滑装置において、前記バイパスオイルフィル
タ14を経たオイルを直接インジェクションポンプ10
の潤滑部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の潤滑装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンを搭載した自動車の
潤滑装置として、例えば図4に示すようなものがある。
これによれば、オイルパン1内のオイルはオイルストレ
ーナ2を通り、オイルポンプ3に吸い上げられる。オイ
ルポンプ3から圧送されたオイルはフルフローオイルフ
ィルタ4にてオイルろ過後、オイルクーラ5を経て、オ
イルメーンギャラリ6に圧送され、ここからウォータポ
ンプ7,クランクシャフトメーンベアリング8,カムシ
ャフトブッシュ9,インジェクションポンプ10及びタ
ーボチャージャ11等の各部を潤滑すると共にピストン
冷却12を行ってからオイルパン1に戻る。また、オイ
ルクーラ5を経たオイルの一部は直接ブレーキ用のエア
コンプレッサ13を潤滑した後オイルパン1に戻る。さ
らに、オイルポンプ3から圧送されたオイルの一部はバ
イパスオイルフィルタ14にてオイルろ過されてオイル
パン1に戻る。
【0003】前記フルフローオイルフィルタ4はオイル
中の大きなダストが捕れる濾紙の目が粗いものであり、
前記バイパスオイルフィルタ14はオイル中のカーボン
が捕れる濾紙の目がフルフローオイルフィルタ4と比較
して細かいものであり、これらは、通常、特公昭37−
10984号公報に見られるように、一体化して形成さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の潤滑装置にあっては、フルフローオイルフィルタ4
でオイルろ過されただけのオイルで、インジェクション
ポンプ10の摺動部が潤滑されていたため、カーボン粒
子を含んだオイルが前記潤滑の際に燃料中に混入し、こ
れにより、燃料フィルタがカーボン粒子により目詰りを
起こしてフィルタ寿命が短縮されるという問題点があっ
た。
【0005】即ち、図5に示した燃料供給系でもわかる
ように、フィードポンプ20で圧送される燃料タンク2
1内の燃料は、燃料フィルタ22で燃料ろ過された後、
インジェクションポンプ10によりインジェクションノ
ズル23に供給される以外に、大量のものがインジェク
ションポンプ10の冷却等を行った後、燃料タンク21
に戻る。
【0006】従って、図6に示すように、インジェクシ
ョンポンプ10のカム室30内に供給されたオイルがプ
ランジャ31とプランジャバレル32との摺動隙間イを
通ってプランジャバレル32内の燃料に混入すると、オ
イルに含まれたカーボン粒子が燃料供給系を運ばれて燃
料フィルタ22に付着することになるのである。尚、図
中33はオイル入り口で、34はデリバリバルブであ
る。
【0007】また、オイル中にカーボン粒子が含まれて
いると、図7に示すように、エアコンプレッサ13のク
ランクケース40内に供給されたオイルがピストン41
とシリンダライナ42との摺動隙間ロを通ってシリンダ
ライナ42内の圧縮エアに混入すると、オイルに含まれ
たカーボン粒子が図示しないエアアウトレットパイプ内
に付着し、パイプの目詰りが発生するという問題点もあ
った。
【0008】そこで、本発明の目的は、燃料供給系の燃
料フィルタとエアブレーキ系のエアアウトレットパイプ
のオイル中のカーボン粒子による目詰りを効果的に回避
できる自動車の潤滑装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車の潤
滑装置は下記のように構成される。 (1)オイルポンプで圧送されるオイル中の大きなダス
トが捕れる第1オイルフィルタと同オイル中のカーボン
が捕れる第2オイルフィルタとを備えた潤滑装置におい
て、前記第2オイルフィルタを経たオイルを直接インジ
ェクションポンプの潤滑部に供給する。 (2)オイルポンプで圧送されるオイル中の大きなダス
トが捕れる第1オイルフィルタと同オイル中のカーボン
が捕れる第2オイルフィルタとを備えた潤滑装置におい
て、前記第2オイルフィルタを経たオイルを直接エアコ
ンプレッサの潤滑部に供給する。 (3)(1),(2)の発明において、第1オイルフィ
ルタと第2オイルフィルタとを並列に回路構成する。
【0010】
【作用】(1)の構成によれば、第2オイルフィルタで
カーボン粒子が捕獲されたオイルがインジェクションポ
ンプの潤滑部に供給される。(2)の構成によれば、第
2オイルフィルタでカーボン粒子が捕獲されたオイルが
エアコンプレッサの潤滑部に供給される。(3)の構成
によれば、第2オイルフィルタが第1オイルフィルタの
流量抵抗になることが回避される。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る自動車の潤滑装置の一実
施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本装
置の第1実施例の潤滑システム図、図2は同じく第2実
施例の潤滑システム図、図3はオイルフィルタの構成斜
視図である。
【0012】「第1実施例」図1に示すように、オイル
パン1内のオイルはオイルストレーナ2を通り、オイル
ポンプ3に吸い上げられる。オイルポンプ3から圧送さ
れたオイルは第1オイルフィルタとしてのフルフローオ
イルフィルタ4にてオイルろ過後、オイルクーラ5を経
て、オイルメーンギャラリ6に圧送され、ここからウォ
ータポンプ7,クランクシャフトメーンベアリング8,
カムシャフトブッシュ9及びターボチャージャ11等の
各部を潤滑すると共にピストン冷却12を行ってからオ
イルパン1に戻る。また、オイルクーラ5を経たオイル
の一部は直接ブレーキ用のエアコンプレッサ13を潤滑
した後オイルパン1に戻る。ここまでの構成は、図4の
従来例と同様である。
【0013】本実施例では、オイルポンプ3から圧送さ
れたオイルの一部が第2オイルフィルタとしてのバイパ
スオイルフィルタ14にてオイルろ過された後、インジ
ェクションポンプ10の潤滑部を潤滑してからオイルパ
ン1に戻る。
【0014】前記フルフローオイルフィルタ4はオイル
中の大きなダストが捕れる濾紙の目が粗いものであり、
前記バイパスオイルフィルタ14はオイル中のカーボン
が捕れる濾紙の目がフルフローオイルフィルタ4と比較
して細かいものである。
【0015】具体的には、図3に示すように、両フィル
タ4,14共、オイルフィルタケース50、エレメント
51、ドレンプラグ52及びセンタボルト53等からな
ると共に、これらはオイルフィルタヘッド54で一体化
されて2連形オイルフィルタを形成している。
【0016】このように構成されるため、バイパスオイ
ルフィルタ14でカーボン粒子が捕獲されたオイルがイ
ンジェクションポンプ10の潤滑部に供給される。これ
により、オイルが前記潤滑の際に燃料中に混入しても、
燃料フィルタ22(図5参照)がカーボン粒子により目
詰りを起こすことが防止される。
【0017】「第2実施例」図2に示すように、本実施
例は、第1実施例のインジェクションポンプ10に加え
て、オイルポンプ3から圧送されたオイルの一部がバイ
パスオイルフィルタ14にてオイルろ過された後、エア
コンプレッサ13の潤滑部を潤滑してからオイルパン1
に戻るようにした例である。
【0018】これによれば、第1実施例の作用・効果に
加えて、バイパスオイルフィルタ14でカーボン粒子が
捕獲されたオイルがエアコンプレッサ13の潤滑部にも
供給されることになり、この結果、オイルが前記潤滑の
際に圧縮エア中に混入しても、エアアウトレットパイプ
がカーボン粒子の付着により目詰りを起こすことが未然
に回避される。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第2オイルフ
ィルタでカーボン粒子が捕獲されたオイルがインジェク
ションポンプの潤滑部に供給され、オイルが潤滑の際に
燃料中に混入しても、燃料フィルタがカーボン粒子によ
り目詰りを起こすことが防止されるので、燃料フィルタ
の寿命が増大される。。請求項2の発明によれば、第2
オイルフィルタでカーボン粒子が捕獲されたオイルがエ
アコンプレッサの潤滑部に供給され、オイルが潤滑の際
に圧縮エア中に混入しても、エアアウトレットパイプが
カーボン粒子により目詰りを起こすことが未然に回避さ
れる。請求項3の発明によれば、第2オイルフィルタが
第1オイルフィルタの流量抵抗になることが回避される
ので、十分な供給量で各部の潤滑が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の潤滑装置の第1実施例を
示す潤滑システム図である。
【図2】同じく第2実施例の潤滑システム図である。
【図3】オイルフィルタの構成斜視図である。
【図4】従来例の潤滑システム図である。
【図5】燃料供給系の説明図である。
【図6】インジェクションポンプの潤滑部の斜視図であ
る。
【図7】エアコンプレッサの潤滑部の斜視図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 3 オイルポンプ 4 フルフローオイルフィルタ 5 オイルクーラ 6 オイルメーンギャラリ 10 インジェクションポンプ 13 エアコンプレッサ 14 バイパスオイルフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプで圧送されるオイル中の大
    きなダストが捕れる第1オイルフィルタと同オイル中の
    カーボンが捕れる第2オイルフィルタとを備えた潤滑装
    置において、前記第2オイルフィルタを経たオイルを直
    接インジェクションポンプの潤滑部に供給することを特
    徴とする自動車の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 オイルポンプで圧送されるオイル中の大
    きなダストが捕れる第1オイルフィルタと同オイル中の
    カーボンが捕れる第2オイルフィルタとを備えた潤滑装
    置において、前記第2オイルフィルタを経たオイルを直
    接エアコンプレッサの潤滑部に供給することを特徴とす
    る自動車の潤滑装置。
  3. 【請求項3】 前記第1オイルフィルタと第2オイルフ
    ィルタとは並列に回路構成される請求項1又は2記載の
    自動車の潤滑装置。
JP11811695A 1995-05-17 1995-05-17 自動車の潤滑装置 Withdrawn JPH08312498A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010653A1 (ja) * 2012-07-11 2014-01-16 川崎重工業株式会社 車両用エンジンの潤滑システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014010653A1 (ja) * 2012-07-11 2014-01-16 川崎重工業株式会社 車両用エンジンの潤滑システム
JPWO2014010653A1 (ja) * 2012-07-11 2016-06-23 川崎重工業株式会社 車両用エンジンの潤滑システム
US9581059B2 (en) 2012-07-11 2017-02-28 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Lubrication system for vehicle engine

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