JPH08312378A - ガスタービン水噴射制御方法及び装置 - Google Patents
ガスタービン水噴射制御方法及び装置Info
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- JPH08312378A JPH08312378A JP12206595A JP12206595A JPH08312378A JP H08312378 A JPH08312378 A JP H08312378A JP 12206595 A JP12206595 A JP 12206595A JP 12206595 A JP12206595 A JP 12206595A JP H08312378 A JPH08312378 A JP H08312378A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多重燃料焚ガスタービン発電設備において、
発電量の異なる燃料間で切替を行なっても適切な水噴射
量を維持し、NOx増加を抑制する。 【構成】 複数種類の燃料を切替え使用し、燃焼室に水
噴射する水噴射装置を備えたガスタービンにおいて、
あらかじめ前記複数種類の各燃料に対応して、燃料流量
を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値
の比を規定する特性カーブをそれぞれ設定し、燃焼中
の燃料種別を検知して、検知された燃料に対応する前記
特性カーブを選択し、燃料信号を入力として該選択さ
れた特性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する。 【効果】 タービン運転中に燃料切替を行なっても各燃
料に応じた適切な水噴射量を得ることが出来、排気ガス
中のNOx増加を抑制できる。
発電量の異なる燃料間で切替を行なっても適切な水噴射
量を維持し、NOx増加を抑制する。 【構成】 複数種類の燃料を切替え使用し、燃焼室に水
噴射する水噴射装置を備えたガスタービンにおいて、
あらかじめ前記複数種類の各燃料に対応して、燃料流量
を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値
の比を規定する特性カーブをそれぞれ設定し、燃焼中
の燃料種別を検知して、検知された燃料に対応する前記
特性カーブを選択し、燃料信号を入力として該選択さ
れた特性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する。 【効果】 タービン運転中に燃料切替を行なっても各燃
料に応じた適切な水噴射量を得ることが出来、排気ガス
中のNOx増加を抑制できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多種燃料を切替えて使用
することのできるガスタービンプラントに係り、特に燃
料切替時のNOxの低減を目的とした水噴射を行うのに
好適な制御方式に関わる。
することのできるガスタービンプラントに係り、特に燃
料切替時のNOxの低減を目的とした水噴射を行うのに
好適な制御方式に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来の水噴射方式では、燃料流量に応じ
て水噴射量を決定するが、燃料流量は発熱量の異なる燃
料に切替えても変化しない。従って水噴射量も燃料切替
によって変化しない。
て水噴射量を決定するが、燃料流量は発熱量の異なる燃
料に切替えても変化しない。従って水噴射量も燃料切替
によって変化しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水噴射制御方式
では、単一燃料焚のガスタービンにおいては燃料の流量
と燃料を燃やしたことによって得られる発熱量は一対一
に対応しており、燃料流量から水噴射量を決定しても問
題ない。
では、単一燃料焚のガスタービンにおいては燃料の流量
と燃料を燃やしたことによって得られる発熱量は一対一
に対応しており、燃料流量から水噴射量を決定しても問
題ない。
【0004】しかし複数の種類の燃料を使用し、なおか
つ安全性、経済性等の観点から、それらの燃料間で切替
を行う場合、各燃料の単位量当り発熱量が異なる為、燃
料流量と発熱量が一対一に対応しなくなる。燃料切替前
後で燃料流量は変化しない為切替前後の発熱量は変動し
てしまう。一方、燃焼器内の燃料の発熱量の変動が発電
電力量の変動をもたらすことから、発電電力量の変動を
抑えることにより発熱量の変動を排除するように制御が
行われ、燃料流量が変化する。水噴射量は変化した燃料
流量に対応して変化するので、発熱量と水噴射量のバラ
ンスがくずれ噴射過剰や不足を引き起こすといった問題
があった。
つ安全性、経済性等の観点から、それらの燃料間で切替
を行う場合、各燃料の単位量当り発熱量が異なる為、燃
料流量と発熱量が一対一に対応しなくなる。燃料切替前
後で燃料流量は変化しない為切替前後の発熱量は変動し
てしまう。一方、燃焼器内の燃料の発熱量の変動が発電
電力量の変動をもたらすことから、発電電力量の変動を
抑えることにより発熱量の変動を排除するように制御が
行われ、燃料流量が変化する。水噴射量は変化した燃料
流量に対応して変化するので、発熱量と水噴射量のバラ
ンスがくずれ噴射過剰や不足を引き起こすといった問題
があった。
【0005】本発明の目的はこのような発熱量の異なる
燃料間で燃料切替を行なっても適切な水噴射量を維持出
来るような水噴射を行うことである。
燃料間で燃料切替を行なっても適切な水噴射量を維持出
来るような水噴射を行うことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為、複数種類の燃料が切り換え使用される場合、燃
焼器内の燃料の発熱量の変動が発電電力量の変動をもた
らすことのないよう燃料流量が補正されることに着目
し、 あらかじめ前記複数種類の各燃料に対応して燃料流量
を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値
の比を規定する特性カーブをそれぞれ設定し、 燃焼中の燃料種別を検知して、検知された燃料に対応
する前記特性カーブを選択し、 燃料信号を入力として該選択された特性カーブに基づ
いて水噴射指令値を決定する、ことを特徴とする。
する為、複数種類の燃料が切り換え使用される場合、燃
焼器内の燃料の発熱量の変動が発電電力量の変動をもた
らすことのないよう燃料流量が補正されることに着目
し、 あらかじめ前記複数種類の各燃料に対応して燃料流量
を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値
の比を規定する特性カーブをそれぞれ設定し、 燃焼中の燃料種別を検知して、検知された燃料に対応
する前記特性カーブを選択し、 燃料信号を入力として該選択された特性カーブに基づ
いて水噴射指令値を決定する、ことを特徴とする。
【0007】上記の課題はまた、複数種類の燃料を切替
え使用し、燃焼室に水噴射する水噴射装置と、燃料信号
に応じて水噴射量を指定する水噴射指令値を出力する関
数発生器とを備えたガスタービンの水噴射制御装置にお
いて、燃焼中の燃料種別を検知出力する検知手段を備
え、前記関数発生器を、複数種類の各燃料に対応して、
燃料流量を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴
射指令値の比を規定する特性カーブを格納する記憶手段
と、前記検知手段の出力を入力として前記特性カーブの
一つを選択する選択手段と、燃料信号を入力として該選
択された特性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する
演算手段と、を含んで構成することによっても達成され
る。
え使用し、燃焼室に水噴射する水噴射装置と、燃料信号
に応じて水噴射量を指定する水噴射指令値を出力する関
数発生器とを備えたガスタービンの水噴射制御装置にお
いて、燃焼中の燃料種別を検知出力する検知手段を備
え、前記関数発生器を、複数種類の各燃料に対応して、
燃料流量を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴
射指令値の比を規定する特性カーブを格納する記憶手段
と、前記検知手段の出力を入力として前記特性カーブの
一つを選択する選択手段と、燃料信号を入力として該選
択された特性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する
演算手段と、を含んで構成することによっても達成され
る。
【0008】
【作用】前記ガスタービンの水噴射量は燃料流量をパラ
メータとする関数より導き出されるから、あらかじめ前
記複数種類の各燃料に対応して、燃料流量を指定する燃
料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値の比を規定す
る特性カーブを燃料ごとにそれぞれ単位発熱量に基づい
て設定する。
メータとする関数より導き出されるから、あらかじめ前
記複数種類の各燃料に対応して、燃料流量を指定する燃
料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値の比を規定す
る特性カーブを燃料ごとにそれぞれ単位発熱量に基づい
て設定する。
【0009】ガスタービン運転中に燃料切替を行うと、
燃料ごとの発熱量の違いにより発電機出力すなわち発電
電力量が変動する。ここでガバナ操作を行わなければ燃
料流量は一定のままであり水噴射量も同じままである。
実際には所定の発電電力量を維持するために、発電電力
量のフィードバック信号を用いて目標とする発電電力量
との偏差により燃料流量の補正が行われる。これにより
燃料切替時の発熱量の違いに起因する発電電力量の変動
が抑制され、発電機出力が安定化される。一方、燃焼中
の燃料の種別が検知され、前記設定された特性カーブの
うちから検知された燃料種別に対応する燃料信号−水噴
射指令値特性カーブが選択される。補正後の燃料流量を
指定する燃料信号と前記選択された燃料信号−水噴射指
令値特性カーブに基づいて水噴射指令値が出力される。
選択された特性カーブは、燃焼中の燃料の燃料流量及び
発熱量にバランスした水噴射量を示すものであり、出力
された水噴射指令値によって水噴射すれば、発電電力量
に対して適正な水/燃料流量の比が保たれる。
燃料ごとの発熱量の違いにより発電機出力すなわち発電
電力量が変動する。ここでガバナ操作を行わなければ燃
料流量は一定のままであり水噴射量も同じままである。
実際には所定の発電電力量を維持するために、発電電力
量のフィードバック信号を用いて目標とする発電電力量
との偏差により燃料流量の補正が行われる。これにより
燃料切替時の発熱量の違いに起因する発電電力量の変動
が抑制され、発電機出力が安定化される。一方、燃焼中
の燃料の種別が検知され、前記設定された特性カーブの
うちから検知された燃料種別に対応する燃料信号−水噴
射指令値特性カーブが選択される。補正後の燃料流量を
指定する燃料信号と前記選択された燃料信号−水噴射指
令値特性カーブに基づいて水噴射指令値が出力される。
選択された特性カーブは、燃焼中の燃料の燃料流量及び
発熱量にバランスした水噴射量を示すものであり、出力
された水噴射指令値によって水噴射すれば、発電電力量
に対して適正な水/燃料流量の比が保たれる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を従来例と対比させな
がら説明する。図5により、本発明が適用されるガスタ
ービン発電プラントの概要について説明する。本プラン
トは、燃焼器6から燃焼ガスの供給を受けるガスタービ
ン1と、ガスタービン1によって駆動されるコンプレッ
サー2及び発電機3からなり、ガスタービン1とコンプ
レッサー2はシャフト4を介して接続されており、また
ガスタービン1と発電機3の間は減速ギア5を介して接
続されている。また、1台のガスタービンにつき10台
の燃焼器6が備えられている。各燃焼器6には燃料ノズ
ル7が設けられ、燃料ノズル7には、フローデバイダ1
7とマニフォールド21及びマニフォールド24の各出
側が接続されている。
がら説明する。図5により、本発明が適用されるガスタ
ービン発電プラントの概要について説明する。本プラン
トは、燃焼器6から燃焼ガスの供給を受けるガスタービ
ン1と、ガスタービン1によって駆動されるコンプレッ
サー2及び発電機3からなり、ガスタービン1とコンプ
レッサー2はシャフト4を介して接続されており、また
ガスタービン1と発電機3の間は減速ギア5を介して接
続されている。また、1台のガスタービンにつき10台
の燃焼器6が備えられている。各燃焼器6には燃料ノズ
ル7が設けられ、燃料ノズル7には、フローデバイダ1
7とマニフォールド21及びマニフォールド24の各出
側が接続されている。
【0011】フローデバイダ17の入り側には燃料油ポ
ンプ16の吐出側が接続され、燃料油ポンプ16の吐出
側と吸い込み側(液体燃料供給ライン11)をバイパス
するバイパス弁18が設けられている。液体燃料供給ラ
イン11の上流端には、燃料切替弁12の出側ポートが
接続され、燃料切替弁12の二つの入り側ポートの一方
には、HSD移送ポンプ13を介装したハイスピード・
ディーゼル油(以下HSD)供給ライン8が、入り側ポ
ートの他方には、ナフサ移送ポンプ14を介装したナフ
サライン9が、それぞれ接続されている。フローデバイ
ダ17の出側には燃料ノズル7の個数(本実施例では1
0個)だけ分岐管が設けられ、この分岐管が1本ずつ燃
料ノズル7に接続されている。
ンプ16の吐出側が接続され、燃料油ポンプ16の吐出
側と吸い込み側(液体燃料供給ライン11)をバイパス
するバイパス弁18が設けられている。液体燃料供給ラ
イン11の上流端には、燃料切替弁12の出側ポートが
接続され、燃料切替弁12の二つの入り側ポートの一方
には、HSD移送ポンプ13を介装したハイスピード・
ディーゼル油(以下HSD)供給ライン8が、入り側ポ
ートの他方には、ナフサ移送ポンプ14を介装したナフ
サライン9が、それぞれ接続されている。フローデバイ
ダ17の出側には燃料ノズル7の個数(本実施例では1
0個)だけ分岐管が設けられ、この分岐管が1本ずつ燃
料ノズル7に接続されている。
【0012】マニフォールド21の入り側には、ガス圧
力調整弁19及びガス流量調整弁20を介装したガス燃
料供給ライン10が接続され、マニフォールド24の入
り側には、水噴射ポンプ22及び水噴射制御弁23を介
装した噴射水供給ライン15が接続されている。マニフ
ォールド21、マニフォールド24の出側も前記フロー
デバイダ17の出側と同様、燃料ノズル7の個数だけ分
岐し、分岐管が1本ずつ燃料ノズル7に接続されてい
る。
力調整弁19及びガス流量調整弁20を介装したガス燃
料供給ライン10が接続され、マニフォールド24の入
り側には、水噴射ポンプ22及び水噴射制御弁23を介
装した噴射水供給ライン15が接続されている。マニフ
ォールド21、マニフォールド24の出側も前記フロー
デバイダ17の出側と同様、燃料ノズル7の個数だけ分
岐し、分岐管が1本ずつ燃料ノズル7に接続されてい
る。
【0013】以下、上記構成の装置の動作を説明する。
コンプレッサー2で圧縮された空気は燃焼器6に送り込
まれ、燃料ノズル7より噴射された燃料と混合され、燃
焼する。その燃焼ガスはガスタービン1に送られ、ガス
タービン1を駆動し、排気ガスとして排出される。ガス
タービン1の回転は減速ギア5を通じて発電機3に伝達
され、ここで発生した電力は発電所内外へ供給される。
コンプレッサー2で圧縮された空気は燃焼器6に送り込
まれ、燃料ノズル7より噴射された燃料と混合され、燃
焼する。その燃焼ガスはガスタービン1に送られ、ガス
タービン1を駆動し、排気ガスとして排出される。ガス
タービン1の回転は減速ギア5を通じて発電機3に伝達
され、ここで発生した電力は発電所内外へ供給される。
【0014】次に燃料系統について説明する。本プラン
トは多種燃料焚対応となっていて、HSD供給ライン
8、ナフサ供給ライン9及びガス燃料供給ライン10の
3種類の燃料ラインを有している。HSDとナフサは共
通の液体燃料供給ライン11を通じて燃料ノズル7に供
給され、一方ガス燃料は液体燃料とは別のガス燃料供給
ライン10を通じて燃料ノズル7に供給される。HSD
はHSD移送ポンプ13によってHSDライン8の中を
送られて来て、ナフサも同様にナフサ移送ポンプ14に
よってナフサライン9の中を送られて来る。そして燃料
切替弁12では上記液体燃料供給ライン11におけるH
SDとナフサの選択が行われる。液体燃料はさらに燃料
油ポンプ16を通りフローデバイダ17によって10等
分され、各燃焼器6に取付けられた燃料ノズル7へと分
配される。バイパス弁18は燃料油ポンプ16の吐出側
から吸込側へ戻る燃料のバイパス量を調整することによ
り、燃焼器6へ供給される燃料流量を制御している。
トは多種燃料焚対応となっていて、HSD供給ライン
8、ナフサ供給ライン9及びガス燃料供給ライン10の
3種類の燃料ラインを有している。HSDとナフサは共
通の液体燃料供給ライン11を通じて燃料ノズル7に供
給され、一方ガス燃料は液体燃料とは別のガス燃料供給
ライン10を通じて燃料ノズル7に供給される。HSD
はHSD移送ポンプ13によってHSDライン8の中を
送られて来て、ナフサも同様にナフサ移送ポンプ14に
よってナフサライン9の中を送られて来る。そして燃料
切替弁12では上記液体燃料供給ライン11におけるH
SDとナフサの選択が行われる。液体燃料はさらに燃料
油ポンプ16を通りフローデバイダ17によって10等
分され、各燃焼器6に取付けられた燃料ノズル7へと分
配される。バイパス弁18は燃料油ポンプ16の吐出側
から吸込側へ戻る燃料のバイパス量を調整することによ
り、燃焼器6へ供給される燃料流量を制御している。
【0015】一方ガス燃料の場合はまず、ガス圧力調整
弁19で供給ガス圧力が所定の圧力となるよう調整さ
れ、次にガス流量調整弁20でガス流量が調整される。
マニフォールド21はそれぞれの燃焼器6に対しガス燃
料を均等に分配する。
弁19で供給ガス圧力が所定の圧力となるよう調整さ
れ、次にガス流量調整弁20でガス流量が調整される。
マニフォールド21はそれぞれの燃焼器6に対しガス燃
料を均等に分配する。
【0016】次に水噴射系統について説明する。水噴射
の目的は燃焼器6内に水を噴射し、燃焼ガス温度を下げ
てやることにより、排気ガス中のNOx量を低減するこ
とである。水噴射ポンプ22を通った水は、水噴射制御
弁23で流量制御され、マニフォールド24にて各燃焼
器に均等に分配される。
の目的は燃焼器6内に水を噴射し、燃焼ガス温度を下げ
てやることにより、排気ガス中のNOx量を低減するこ
とである。水噴射ポンプ22を通った水は、水噴射制御
弁23で流量制御され、マニフォールド24にて各燃焼
器に均等に分配される。
【0017】以上が本プラントの概要である。以下、実
施例(図1及び図2)と従来例(図3及び図4)を用い
て本発明の説明をする。
施例(図1及び図2)と従来例(図3及び図4)を用い
て本発明の説明をする。
【0018】まず、図3と図4を用いて一般的な水噴射
の制御アルゴリズムについて説明する。前にも述べたと
おり、水噴射の目的は排気ガス中のNOx低減の為燃焼
ガスの温度を下げることである。ある所定の温度条件の
もとで、目標とすべき排気ガス中のNOx濃度を定めて
やると、タービンへの取込空気量と水噴射量との関係を
求めることが出来る。取込空気量と燃料流量の比は最適
な一定値に保たれて運転しているので、燃料種別が決ま
れば取込空気量は燃料流量に簡単に置き換えることが出
来る。こうして燃料流量と水噴射量との関係が求まり、
それを図4に示す。燃料信号31と水噴射指令値33と
の関係は直線27で示されるような線型な特性に近似
し、水噴射量の上限28及び下限29が定められてい
る。また、この特性カーブは大気温度によってバイアス
量が若干補正される。
の制御アルゴリズムについて説明する。前にも述べたと
おり、水噴射の目的は排気ガス中のNOx低減の為燃焼
ガスの温度を下げることである。ある所定の温度条件の
もとで、目標とすべき排気ガス中のNOx濃度を定めて
やると、タービンへの取込空気量と水噴射量との関係を
求めることが出来る。取込空気量と燃料流量の比は最適
な一定値に保たれて運転しているので、燃料種別が決ま
れば取込空気量は燃料流量に簡単に置き換えることが出
来る。こうして燃料流量と水噴射量との関係が求まり、
それを図4に示す。燃料信号31と水噴射指令値33と
の関係は直線27で示されるような線型な特性に近似
し、水噴射量の上限28及び下限29が定められてい
る。また、この特性カーブは大気温度によってバイアス
量が若干補正される。
【0019】図3は図4で示した特性カーブを作る関数
発生器30を含んだ水噴射制御ブロック図である。
発生器30を含んだ水噴射制御ブロック図である。
【0020】ガスタービンの制御モードには起動制御、
加速度制御、速度制御、温度制御といったモードがあ
り、ガスタービンはその運転状態に応じてこれらの制御
モードのうちいずれか一つを選択、切替えながら運転し
ていく。起動制御はガスタービン起動時の起動装置運
転、タービン着火・暖機等のシーケンス制御を行うモー
ドであり、加速度制御はタービン加速時に加速度が大き
くなり過ぎないように制御するモード、速度制御はター
ビン速度が設定速度となるよう制御するとともに、発電
機出力の上げ下げを制御するモード、温度制御は燃焼温
度を抑える為の制御モードである。これら制御モードの
出力は燃料信号として反映され、それぞれ起動燃料信号
47、加速度燃料信号46、速度燃料信号44、温度燃
料信号45となる。なお、最小燃料信号48はタービン
の失火を防ぐ為、燃料信号の下限を設定するものであ
る。
加速度制御、速度制御、温度制御といったモードがあ
り、ガスタービンはその運転状態に応じてこれらの制御
モードのうちいずれか一つを選択、切替えながら運転し
ていく。起動制御はガスタービン起動時の起動装置運
転、タービン着火・暖機等のシーケンス制御を行うモー
ドであり、加速度制御はタービン加速時に加速度が大き
くなり過ぎないように制御するモード、速度制御はター
ビン速度が設定速度となるよう制御するとともに、発電
機出力の上げ下げを制御するモード、温度制御は燃焼温
度を抑える為の制御モードである。これら制御モードの
出力は燃料信号として反映され、それぞれ起動燃料信号
47、加速度燃料信号46、速度燃料信号44、温度燃
料信号45となる。なお、最小燃料信号48はタービン
の失火を防ぐ為、燃料信号の下限を設定するものであ
る。
【0021】次に水噴射量を決定する上で重要なパラメ
ータである燃料信号31について引き続き図3を用いて
説明する。最小値選択回路49は各制御モードに対応す
る燃料信号44〜47のうち最小値を選択し、選択され
た最小値を更に、最大値選択回路49Aで最小燃料信号
48と比較して大きい方を実際にタービンに供給される
燃料信号31とする。
ータである燃料信号31について引き続き図3を用いて
説明する。最小値選択回路49は各制御モードに対応す
る燃料信号44〜47のうち最小値を選択し、選択され
た最小値を更に、最大値選択回路49Aで最小燃料信号
48と比較して大きい方を実際にタービンに供給される
燃料信号31とする。
【0022】関数発生器30は燃料信号31及び圧縮機
入口温度32を入力とし、図4の特性に従って水噴射指
令値33を出力する。さらに水噴射指令値33と実際の
計測で得た水流量のフィードバック信号34との偏差で
ある水噴射偏差35を零とすべく、PID制御器36で
制御を行う。PID制御の出力信号は操作信号37とし
て、水噴射制御弁23の開度を調節する。
入口温度32を入力とし、図4の特性に従って水噴射指
令値33を出力する。さらに水噴射指令値33と実際の
計測で得た水流量のフィードバック信号34との偏差で
ある水噴射偏差35を零とすべく、PID制御器36で
制御を行う。PID制御の出力信号は操作信号37とし
て、水噴射制御弁23の開度を調節する。
【0023】次に上記制御モードのうち、今回の発明と
関わりのある速度制御モードの制御ブロックについて図
3を用いて説明する。無負荷時のタービン速度設定値や
負荷運転時の負荷設定値は設定速度信号39に反映さ
れ、実際のタービン速度のフィードバック信号40との
偏差が計算される。この速度偏差41に調定率42が乗
算され、さらに無負荷定格速度燃料信号43が加算され
る。その結果、速度燃料信号44を得る。調定率42は
速度偏差41の値が4%の時、発電機出力がピーク負荷
となるように設定される。
関わりのある速度制御モードの制御ブロックについて図
3を用いて説明する。無負荷時のタービン速度設定値や
負荷運転時の負荷設定値は設定速度信号39に反映さ
れ、実際のタービン速度のフィードバック信号40との
偏差が計算される。この速度偏差41に調定率42が乗
算され、さらに無負荷定格速度燃料信号43が加算され
る。その結果、速度燃料信号44を得る。調定率42は
速度偏差41の値が4%の時、発電機出力がピーク負荷
となるように設定される。
【0024】以上が従来用いられてきた一般的な水噴射
制御方式である。次に本発明で解決すべき問題について
述べる。本実施例のプラントでは前にも述べたとおり、
顧客要求によりHSD、ナフサ、ガス燃料の3重燃料系
となっている。特にナフサは引火点が30℃程度と低
く、起動時は燃焼が不安全であるため爆発の可能性があ
り、また停止時にはナフサがガスタービンに残留する危
険性があり使用出来ない。このため、ナフサの使用は比
較的安定な燃焼状態であるガスタービンの通常運転中に
限られ、起動/停止時は引火点の高いHSDを用いる必
要がある。ここに、ガスタービン運転中にHSD/ナフ
サ間の燃料切替を行わなければならないという課題が生
じる。燃料切替のタイミングについては、燃焼の安定性
を損わない範囲でナフサで運用出来る範囲を広げるた
め、起動時には発電機遮断器投入後、負荷上昇して行く
途中に切替を行うこととした。
制御方式である。次に本発明で解決すべき問題について
述べる。本実施例のプラントでは前にも述べたとおり、
顧客要求によりHSD、ナフサ、ガス燃料の3重燃料系
となっている。特にナフサは引火点が30℃程度と低
く、起動時は燃焼が不安全であるため爆発の可能性があ
り、また停止時にはナフサがガスタービンに残留する危
険性があり使用出来ない。このため、ナフサの使用は比
較的安定な燃焼状態であるガスタービンの通常運転中に
限られ、起動/停止時は引火点の高いHSDを用いる必
要がある。ここに、ガスタービン運転中にHSD/ナフ
サ間の燃料切替を行わなければならないという課題が生
じる。燃料切替のタイミングについては、燃焼の安定性
を損わない範囲でナフサで運用出来る範囲を広げるた
め、起動時には発電機遮断器投入後、負荷上昇して行く
途中に切替を行うこととした。
【0025】ところが、HSDとナフサとでは発熱量に
差があり、同じ体積当りの発熱量はナフサの方が約20
%少なく、従来方式ではこの発熱量差を補正する手段を
持たず、切替に際して燃料信号31が変化しないため、
発電電力量が変動してしまい、いったん投入された遮断
器が再び開かれ、発電機が解列されてしまう可能性すら
ある。一方、燃料信号31が変化しないと水噴射制御弁
23に対する操作信号37も変化せず、発熱量が変動し
ているのに水噴射量はそれに合わせて変化しないことと
なる。この結果水噴射不足となってNOx低減の効果が
薄れたり、水噴射過剰となって高温部材の損傷、タービ
ンの失火といった問題が生じる。
差があり、同じ体積当りの発熱量はナフサの方が約20
%少なく、従来方式ではこの発熱量差を補正する手段を
持たず、切替に際して燃料信号31が変化しないため、
発電電力量が変動してしまい、いったん投入された遮断
器が再び開かれ、発電機が解列されてしまう可能性すら
ある。一方、燃料信号31が変化しないと水噴射制御弁
23に対する操作信号37も変化せず、発熱量が変動し
ているのに水噴射量はそれに合わせて変化しないことと
なる。この結果水噴射不足となってNOx低減の効果が
薄れたり、水噴射過剰となって高温部材の損傷、タービ
ンの失火といった問題が生じる。
【0026】本実施例ではこれらの問題を解決すべく、
図1に示す発電電力量フィードバック信号54で設定速
度信号39を補正する回路を付加し、燃焼中の燃料種別
を検知出力する検知手段として燃料切替弁の作動位置に
応じて動作するL/Sを設け、また図3中の関数発生器
30に代えて、演算される水噴射特性を燃料種類を示す
燃料選択信号53に応じて図2に示すように複数のカー
ブとして設定する関数発生器52を設けた。この関数発
生器52は、複数種類の各燃料に対応して、燃料流量を
指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値の
比を規定する特性カーブを格納する記憶手段と、前記検
知手段の出力を入力として前記特性カーブの一つを選択
する選択手段と、燃料信号を入力として該選択された特
性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する演算手段
と、を含んで構成されている。
図1に示す発電電力量フィードバック信号54で設定速
度信号39を補正する回路を付加し、燃焼中の燃料種別
を検知出力する検知手段として燃料切替弁の作動位置に
応じて動作するL/Sを設け、また図3中の関数発生器
30に代えて、演算される水噴射特性を燃料種類を示す
燃料選択信号53に応じて図2に示すように複数のカー
ブとして設定する関数発生器52を設けた。この関数発
生器52は、複数種類の各燃料に対応して、燃料流量を
指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値の
比を規定する特性カーブを格納する記憶手段と、前記検
知手段の出力を入力として前記特性カーブの一つを選択
する選択手段と、燃料信号を入力として該選択された特
性カーブに基づいて水噴射指令値を決定する演算手段
と、を含んで構成されている。
【0027】図2は図4と同様、燃料信号31と水噴射
指令値33とを関係づける特性カーブであるが、燃料種
別ごとにカーブが設定され、例えば本実施例のプラント
の場合では特性線27がナフサの特性、特性線50がH
SDの特性、特性線51がガス燃料の特性というように
使い分けられる。水噴射量の上限28及び下限29は図
4と同様である。
指令値33とを関係づける特性カーブであるが、燃料種
別ごとにカーブが設定され、例えば本実施例のプラント
の場合では特性線27がナフサの特性、特性線50がH
SDの特性、特性線51がガス燃料の特性というように
使い分けられる。水噴射量の上限28及び下限29は図
4と同様である。
【0028】図1は本発明の水噴射制御ブロック図であ
る。負荷設定値は設定速度39に反映されているが、こ
こに発電電力量をガスタービンのガバナの調定速度に換
算した発電電力量フィードバック信号54を持って来て
偏差を求める。発電電力量フィードバック信号54もや
はり、発電電力量が零の時に調定速度100%、発電電
力量がピーク負荷の時に調定速度104%となるよう換
算されている。そうしてさらにタービン速度のフィード
バック信号40との速度偏差41を求め、調定率42が
乗算される。この演算結果が制御装置の演算周期におけ
る1周期前に計算された燃料信号43に加算され、速度
燃料信号44を得る。結局、設定負荷と実際の発電電力
量との偏差が大きければ大きいほど速度燃料信号を増加
し、タービン出力を増加させる方向に働くようなループ
が追加されたことになる。
る。負荷設定値は設定速度39に反映されているが、こ
こに発電電力量をガスタービンのガバナの調定速度に換
算した発電電力量フィードバック信号54を持って来て
偏差を求める。発電電力量フィードバック信号54もや
はり、発電電力量が零の時に調定速度100%、発電電
力量がピーク負荷の時に調定速度104%となるよう換
算されている。そうしてさらにタービン速度のフィード
バック信号40との速度偏差41を求め、調定率42が
乗算される。この演算結果が制御装置の演算周期におけ
る1周期前に計算された燃料信号43に加算され、速度
燃料信号44を得る。結局、設定負荷と実際の発電電力
量との偏差が大きければ大きいほど速度燃料信号を増加
し、タービン出力を増加させる方向に働くようなループ
が追加されたことになる。
【0029】そして、従来例と異なるもう一つのポイン
トは図2で説明した関数発生器52である。関数発生器
52への入力として燃料選択信号53が追加され、燃料
選択信号53で示される燃料に応じた水噴射特性カーブ
が選択される。
トは図2で説明した関数発生器52である。関数発生器
52への入力として燃料選択信号53が追加され、燃料
選択信号53で示される燃料に応じた水噴射特性カーブ
が選択される。
【0030】最後に本発明における水噴射方式を運用し
た時の動きを、ガスタービン起動時HSDからナフサに
燃料切替した場合を例にとって説明する。
た時の動きを、ガスタービン起動時HSDからナフサに
燃料切替した場合を例にとって説明する。
【0031】ガスタービンはHSDを燃料として起動さ
れ、定格速度に達すると水噴射が開始される。水噴射特
性はHSDのカーブが選択されている。発電機遮断器が
投入され、ある負荷に達すると燃料切替許可となる。燃
料切替弁12の入り側ポートがHSD側からナフサ側に
切替わり始めるが、切替弁はすぐに切替わるわけではな
く、完全に切替わるまでは弁の特性にもよるが約30秒
程度かかる。その間、タービンに供給される燃料は混合
状態となり、じわじわと発熱量の少ないナフサの割合が
高くなって行く。発熱量の低下によりタービン出力が低
下しようとするが、発電電力量フィードバック回路の働
きにより燃料流量が増加しタービン出力は維持される。
れ、定格速度に達すると水噴射が開始される。水噴射特
性はHSDのカーブが選択されている。発電機遮断器が
投入され、ある負荷に達すると燃料切替許可となる。燃
料切替弁12の入り側ポートがHSD側からナフサ側に
切替わり始めるが、切替弁はすぐに切替わるわけではな
く、完全に切替わるまでは弁の特性にもよるが約30秒
程度かかる。その間、タービンに供給される燃料は混合
状態となり、じわじわと発熱量の少ないナフサの割合が
高くなって行く。発熱量の低下によりタービン出力が低
下しようとするが、発電電力量フィードバック回路の働
きにより燃料流量が増加しタービン出力は維持される。
【0032】一方、燃料切替許可により三方弁である燃
料切替弁12が切替るが、この弁に燃料種別を燃料選択
信号53として出力する検知手段であるL/Sが設けて
あり、該三方弁の二つの入り側ポートのうち、どちら側
が出側ポートに連通されているかを検知するようになっ
ている。このL/Sの動作に応じて燃料選択信号53が
新たな燃料種別を示すように切り替わる。燃料選択信号
53が切り替わると、関数発生器52が用いる水噴射特
性カーブがHSDのカーブからナフサのカーブに切替わ
る。これはじわじわとでなく一気に切替わり、一旦は水
噴射量が低下するが、発電電力量フィードバック回路の
働きにより燃料流量が増加して行くに従って水噴射量も
増加し、完全にナフサに切替わって燃料流量が変化しな
くなった時にはタービン出力に見合った水噴射量となっ
ている。
料切替弁12が切替るが、この弁に燃料種別を燃料選択
信号53として出力する検知手段であるL/Sが設けて
あり、該三方弁の二つの入り側ポートのうち、どちら側
が出側ポートに連通されているかを検知するようになっ
ている。このL/Sの動作に応じて燃料選択信号53が
新たな燃料種別を示すように切り替わる。燃料選択信号
53が切り替わると、関数発生器52が用いる水噴射特
性カーブがHSDのカーブからナフサのカーブに切替わ
る。これはじわじわとでなく一気に切替わり、一旦は水
噴射量が低下するが、発電電力量フィードバック回路の
働きにより燃料流量が増加して行くに従って水噴射量も
増加し、完全にナフサに切替わって燃料流量が変化しな
くなった時にはタービン出力に見合った水噴射量となっ
ている。
【0033】以上が本発明の方式による水噴射量制御で
あり、燃料切替時の発熱量と水噴射量のバランスが崩れ
る時間が最小限となり、燃料切替時の排気ガス中のNO
x量の増加が抑制される。
あり、燃料切替時の発熱量と水噴射量のバランスが崩れ
る時間が最小限となり、燃料切替時の排気ガス中のNO
x量の増加が抑制される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、多種燃料焚ガスタービ
ンにおいて運転中に燃料切替を行なった際、燃焼中の燃
料種別に応じた最適な水噴射が行われ、燃料切替時の排
気ガス中のNOxの増加抑制に効果がある。
ンにおいて運転中に燃料切替を行なった際、燃焼中の燃
料種別に応じた最適な水噴射が行われ、燃料切替時の排
気ガス中のNOxの増加抑制に効果がある。
【0035】具体的には、従来は燃料切替時に各燃料間
の発熱量の違いにより、水噴射量が過剰となったり、不
足したりするという問題があったが、これを燃料の発熱
量の違いにかかわらず、タービン出力に見合った最適な
水噴射を維持することが可能となる。
の発熱量の違いにより、水噴射量が過剰となったり、不
足したりするという問題があったが、これを燃料の発熱
量の違いにかかわらず、タービン出力に見合った最適な
水噴射を維持することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例である水噴射の制御ブロック
図を示す。
図を示す。
【図2】図1に示す実施例における燃料信号と水噴射量
との関係を示す概念図である。
との関係を示す概念図である。
【図3】従来技術における水噴射の制御ブロック図であ
る。
る。
【図4】従来技術における燃料信号と水噴射量との関係
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図5】図1に示す実施例が適用されるプラントの要部
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
1 ガスタービン 2 コンプ
レッサ 3 発電機 4 シャフ
ト 5 減速ギア 6 燃焼器 7 燃料ノズル 8 HSD
供給ライン 9 ナフサ供給ライン 10 ガス
燃料供給ライン 11 液体燃料供給ライン 12 燃料
切替弁 13 HSD移送ポンプ 14 ナフ
サ移送ポンプ 15 噴射水供給ライン 16 燃料
油ポンプ 17 フローデバイダ 18 バイ
パス弁 19 ガス圧力調整弁 20 ガス
流量調整弁 21 マニフォールド 22 水噴
射ポンプ 23 水噴射制御弁 24 マニ
フォールド 27 ナフサの特性線 28 水噴
射量の上限 29 水噴射量の下限 30 関数
発生器 31 燃料信号 32 圧縮
器入り口温度 33 水噴射指令値 34 水流
量 35 水噴射偏差 36 PI
D制御器 37 操作信号 39 設定
速度信号 40 タービン速度のフィードバック信号 41 速度
偏差信号 42 調定率 43 無負
荷定格速度燃料信号 44 速度燃料信号 45 温度
燃料信号 46 加速度燃料信号 47 起動
燃料信号 48 最小燃料信号 49 最小
値選択回路 49A 最大値選択回路 50 HS
Dの特性線 51 ガス燃料の特性線 52 関数
発生器 53 燃料選択信号 54 発電電力量フィードバック信号
レッサ 3 発電機 4 シャフ
ト 5 減速ギア 6 燃焼器 7 燃料ノズル 8 HSD
供給ライン 9 ナフサ供給ライン 10 ガス
燃料供給ライン 11 液体燃料供給ライン 12 燃料
切替弁 13 HSD移送ポンプ 14 ナフ
サ移送ポンプ 15 噴射水供給ライン 16 燃料
油ポンプ 17 フローデバイダ 18 バイ
パス弁 19 ガス圧力調整弁 20 ガス
流量調整弁 21 マニフォールド 22 水噴
射ポンプ 23 水噴射制御弁 24 マニ
フォールド 27 ナフサの特性線 28 水噴
射量の上限 29 水噴射量の下限 30 関数
発生器 31 燃料信号 32 圧縮
器入り口温度 33 水噴射指令値 34 水流
量 35 水噴射偏差 36 PI
D制御器 37 操作信号 39 設定
速度信号 40 タービン速度のフィードバック信号 41 速度
偏差信号 42 調定率 43 無負
荷定格速度燃料信号 44 速度燃料信号 45 温度
燃料信号 46 加速度燃料信号 47 起動
燃料信号 48 最小燃料信号 49 最小
値選択回路 49A 最大値選択回路 50 HS
Dの特性線 51 ガス燃料の特性線 52 関数
発生器 53 燃料選択信号 54 発電電力量フィードバック信号
Claims (2)
- 【請求項1】 複数種類の燃料を切替え使用し、燃焼室
に水噴射するガスタービンの水噴射制御方法において、
あらかじめ前記複数種類の各燃料に対応して、燃料流
量を指定する燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令
値の比を規定する特性カーブをそれぞれ設定し、燃焼
中の燃料種別を検知して、検知された燃料に対応する前
記特性カーブを選択し、燃料信号を入力として該選択
された特性カーブに基づいて水噴射指令値を決定するこ
とを特徴とする制御方法。 - 【請求項2】 複数種類の燃料を切替え使用し、燃焼室
に水噴射する水噴射装置と、燃料信号に応じて水噴射量
を指定する水噴射指令値を出力する関数発生器とを備え
たガスタービンの水噴射制御装置において、燃焼中の燃
料種別を検知出力する検知手段を備え、前記関数発生器
が、複数種類の各燃料に対応して、燃料流量を指定する
燃料信号と水噴射量を指定する水噴射指令値の比を規定
する特性カーブを格納する記憶手段と、前記検知手段の
出力を入力として前記特性カーブの一つを選択する選択
手段と、燃料信号を入力として該選択された特性カーブ
に基づいて水噴射指令値を決定する演算手段と、を含ん
でなることを特徴とするガスタービンの水噴射制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12206595A JPH08312378A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ガスタービン水噴射制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12206595A JPH08312378A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ガスタービン水噴射制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312378A true JPH08312378A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14826767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12206595A Pending JPH08312378A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | ガスタービン水噴射制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113700550A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-26 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种涡轮增压机组空气旁通挡板防喘振方法 |
US11852082B2 (en) | 2022-01-05 | 2023-12-26 | General Electric Company | Systems and methods for controlling a fuel blend for a gas turbine |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP12206595A patent/JPH08312378A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113700550A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-26 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种涡轮增压机组空气旁通挡板防喘振方法 |
CN113700550B (zh) * | 2021-08-31 | 2024-04-09 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种涡轮增压机组空气旁通挡板防喘振方法 |
US11852082B2 (en) | 2022-01-05 | 2023-12-26 | General Electric Company | Systems and methods for controlling a fuel blend for a gas turbine |
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