JPH08311828A - 視覚障害者用歩行誘導帯 - Google Patents

視覚障害者用歩行誘導帯

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JPH08311828A
JPH08311828A JP7141202A JP14120295A JPH08311828A JP H08311828 A JPH08311828 A JP H08311828A JP 7141202 A JP7141202 A JP 7141202A JP 14120295 A JP14120295 A JP 14120295A JP H08311828 A JPH08311828 A JP H08311828A
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JP
Japan
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braille
walking
road surface
footpath
paint
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Pending
Application number
JP7141202A
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English (en)
Inventor
Daikichi Suematsu
大吉 末松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の点字ブロック板が持つ問題点を解消
し、施工が簡単でコストも安く、更には路面の曲面にも
馴染みやすいと共に、破損がなく、横断歩道等にも設置
することができるようにした視覚障害者用歩行誘導帯を
提供する。 【構成】 歩行ガイドライン50と、この歩行ガイドラ
イン50上に突設されている点字突起51が舗装路面に
設けられている視覚障害者用歩行誘導帯5であって、前
記歩行ガイドライン50及び点字突起51が舗装路面の
表面に塗装によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視覚障害者の歩行を誘
導するために舗装路面(アスファルト、コンクリート、
舗装用タイル、自然石等)に設けられる視覚障害者用歩
行誘導帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者用歩行誘導帯として
は、いわゆる点字ブロック板が用いられ、この点字ブロ
ック板を道路上に並設していくことによって形成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の点字ブロック板は、それ自体が平板状の部材
であったため、その施工面や機能面で以下のような問題
があった。
【0004】この点字ブロック板は平板状の部材である
ため、これを用いて視覚障害者歩行用誘導帯を設けるに
は、舗装路面をカッタによって点字ブロック板の幅で切
除し、その切除部分に点字ブロック板を嵌めこんで敷設
する必要がある。これでは、舗装路面の切除作業や点字
ブロック板の敷設作業に手間がかかるため、作業に多く
の時間と労力を要し、作業性が悪い。又、点字ブロック
板自体の費用や施工費用が嵩張るため、コスト面で不利
である。
【0005】又、路面にはうねりやわだちによる曲面が
生じているが、この点字ブロック板は平板であるため、
路面の曲面に馴染みにくく、つまずきの原因になりやす
い。
【0006】更に、この点字ブロック板は、一般にコン
クリートによって成形されているため、衝撃に弱い。従
って、これを車道の横断歩道に設置すると、自動車の走
行によって破損する恐れが生じる。又、この点字ブロッ
ク板をアスファルト舗装路面に設置した場合、材質的に
両者の変形の度合いが異なるため、点字ブロック板とア
スファルト舗装路面との接面に段差が生じやすく、自動
車の走行や歩行者の歩行に支障をきたすことがある。こ
のため、現状では、この点字ブロック板を横断歩道に設
置しているところは見受けられない。
【0007】本発明は、上述のような従来の点字ブロッ
ク板が持つ問題点を解消し、施工が簡単でコストも安
く、更には路面の曲面にも馴染みやすいと共に、破損が
なく、横断歩道等にも設置することができるようにした
視覚障害者用歩行誘導帯を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の視覚障害者用歩行誘導帯は、歩行ガイド
ラインと、この歩行ガイドライン上に突設されている点
字突起が舗装路面に設けられている視覚障害者用歩行誘
導帯であって、前記歩行ガイドライン及び点字突起が舗
装路面の表面に塗装によって形成されている。
【0009】この場合、前記歩行ガイドライン及び点字
突起が黄色に着色されているされている態様がある。
【0010】
【作用】本発明の視覚障害者用歩行誘導帯は、これを構
成する歩行ガイドライン及び点字突起が舗装路面の表面
に塗装によって形成されている。即ち、その施工に際し
ては、舗装路面の表面に塗料で塗装するだけでよい。
【0011】このように、塗装するだけの施工でよいた
め、施工が簡単でコストも安く、更には路面の曲面にも
馴染みやすいと共に、破損がなく、横断歩道にも設置す
ることができる。
【0012】尚、黄色に着色するには、黄色の塗料で塗
装すればよい。これによって弱視者に見えやすくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。図1は実施例の視覚障害者用歩行誘導帯を設置した
舗装路面の平面図、図2は図1のA−A断面図である。
【0014】図において、1は歩道で、路面はタイルに
よって舗装されている。2は車道で、路面はアスファル
トによって舗装されている。3は縁石で、歩道1と車道
2の境部分に設置されている。4は横断歩道で、白線4
0が塗装されている。そして、前記歩道1及び車道2の
横断歩道4上に視覚障害者用歩行誘導帯5が設けられて
いる。
【0015】前記視覚障害者用歩行誘導帯5は、歩行ガ
イドライン50と、この歩行ガイドライン50上に突設
されている点字突起51とで構成され、この歩行ガイド
ライン50及び点字突起51が前記歩道1及び車道2の
路面上に塗装によって形成されている。
【0016】この実施例では、前記歩行ガイドライン5
0は、歩道1に沿って直線状に延在した直線部50a
と、その途中から分岐した分岐部50bと、横断歩道4
の手前で幅広く形成された幅広部50cと、そこから車
道2を横断するように延在した横断部50dとで形成さ
れている。
【0017】又、前記点字突起51は、その突起の形状
や配列によって意味が異なる。実施例では、前記直線部
50a及び分岐部50bには歩行方向に長尺の誘導点字
突起51aが形成され、この誘導点字突起51aが幅方
向に4個並設されたものが歩行方向に所定間隔で並設さ
れている。
【0018】又、直線部50aと分岐部50bとの分岐
点には円丘状の位置表示点字突起51bが形成され、こ
の位置表示点字突起51bが前後左右方向に等間隔で並
設されている。
【0019】又、前記幅広部50cには、前記位置表示
点字突起51bよりもやや小径で円形の警告点字突起5
1cが形成され、この警告点字突起51cが対角線方向
に等間隔で並設されている。
【0020】又、前記横断部50dには、直線部50a
及び分岐部50bの誘導点字突起51aと同様に、歩行
方向に長尺の誘導点字突起51aが形成され、この誘導
点字突起51aが幅方向に4個並設されたものが歩行方
向に所定間隔で並設されている。
【0021】そして、この歩行ガイドライン50及び点
字突起51は塗装によって歩道1及び車道2の路面上に
形成されるもので、以下、その塗装方法の例を図3及び
図4で説明する。
【0022】図3の例は、先ず、路面Rに塗料をスプレ
ー吹き付けして歩行ガイドライン50を塗装する
(イ)。次に、その歩行ガイドライン50の上に点字突
起用塗装型6を置く(ロ)。この点字突起用塗装型6
は、点字突起51の高さと同一厚の板材(プラスチッ
ク、紙、金属等)に点字突起51の形状と同一形状の塗
装用穴60が同一配列で形成されている。そして、この
塗装用穴60に塗料を充填することによって点字突起5
1を塗装によって形成する(ハ)。尚、塗装用穴に塗料
を充填したのち、塗料が乾燥する前に、充填部分をコテ
仕上げしておくと、点字突起の上面の仕上りが良い。ま
た、最終的に、点字突起51及び歩行ガイドライン50
の上に再び塗料をスプレー吹き付けしてもよいが、これ
は必ずしも必要でない。
【0023】次に、図4の例は、先ず、路面Rに点字突
起用塗装型7を置き(イ)、この点字突起用塗装型7の
塗装用穴70に塗料を充填することによって点字突起5
1を塗装によって形成する(ロ)。次に、この点字突起
51の上から塗料をスプレー吹き付けして歩行ガイドラ
イン50を塗装する(ハ)方法である。
【0024】尚、この塗装に使用する塗料としては、耐
摩耗性に優れた骨材含有塗料が用いられている。この骨
材含有塗料としては、例えば、セメントにセラミック系
細骨材や天然石細骨材(ガーネット、ダイヤモンド、ク
オック等)等を混ぜた細骨材を、アクリル樹脂やメチル
メタアクリレート樹脂に混合したものが用いられる。
又、顔料には、変色のない無機系顔料が用いられる。
【0025】又、塗料には、歩行ガイドライン50及び
点字突起51共に黄色の塗料が用いられており、これは
弱視者に見えやすくするためである。
【0026】尚、円丘状の位置表示点字突起51bを塗
装により形成する場合、例えば、図5に示すように、ピ
ンポン球を半割したような点字突起用塗装型8を用い、
これを伏せる状態で路面Rに置き(イ)、上面の穴80
から塗料を充填して位置表示点字突起51bを形成す
る。
【0027】次に、実施例の作用を説明する。本実施例
の視覚障害者用歩行誘導帯5は、これを構成する歩行ガ
イドライン50及び点字突起51が塗装によって形成さ
れている。即ち、その施工に際しては、歩道1や車道2
の表面に塗料で塗装するだけでよい。
【0028】このように、塗装するだけの施工でよいた
め、施工が簡単でコストも安く、更には路面の曲面にも
馴染みやすいと共に、破損がなく、横断歩道等にも設置
することができる。
【0029】尚、視覚障害者用歩行誘導帯5をアスファ
ルト舗装路面に設けた場合、歩行ガイドライン50及び
点字突起51がタイヤの圧力によってアスファルト中に
沈むことがある。この場合には、歩行ガイドライン50
及び点字突起51の上から重ね塗りすればよく、また、
舗装路面にひびが生じたときにも重ね塗りすればよい。
即ち、塗装によって形成しているため、その補修を簡単
に行うことができる。
【0030】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限定されない。例え
ば、視覚障害者用歩行誘導帯は、歩道や車道の横断歩道
以外に、駐車場、公園等の広場、階段、屋内の廊下や通
路、地下街通路等の舗装された路面には全て設けること
ができる。
【0031】又、塗装方法には、特に制限はなく、要
は、塗料を塗布したものであればよい。尚、点字突起を
形成するに際し、点字突起用塗装型の塗装用穴に塗料を
充填することは、塗料を肉厚に塗布したものであって、
この場合も本発明でいう塗装に含まれるものである。
【0032】又、歩行ガイドライン及び点字突起は、そ
の場に応じたものに形成することは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の視覚
障害者歩行用誘導帯にあっては、これを構成する歩行ガ
イドライン及び点字突起が塗装によって形成されている
ため、その施工に際しては、歩道や車道の表面に塗料で
塗装するだけでよい。
【0034】このように、塗装するだけの施工でよいた
め、従来の点字ブロック板を用いた施工のように、舗装
路面を切除して、そこに点字ブロック板を敷設ものと異
なり、その施工及び補修に手間がかからず極めて簡単に
なるし、コストも安くなる。
【0035】又、路面に塗装するため、路面のうねりや
わだちといった曲面に馴染み、点字ブロック板のような
つまずきの原因になることがない。
【0036】又、塗装であるため、破損がなく、また、
横断歩道やそのほか屋外、屋内を問わず、舗装された路
面には全てに視覚障害者歩行用誘導帯を設けることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の視覚障害者歩行用誘導帯を設置した舗
装路面の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】視覚障害者歩行用誘導帯を施工する際の塗装方
法の例を示す工程図である。
【図4】視覚障害者歩行用誘導帯を施工する際の塗装方
法の例を示す工程図である。
【図5】円丘状の位置表示点字突起の塗装方法の例を示
す工程図である。
【符号の説明】
5 視覚障害者用歩行誘導帯 50 歩行ガイドライン 51 点字突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行ガイドラインと、この歩行ガイドラ
    イン上に突設されている点字突起が舗装路面に設けられ
    ている視覚障害者用歩行誘導帯であって、 前記歩行ガイドライン及び点字突起が舗装路面の表面に
    塗装によって形成されていることを特徴とした視覚障害
    者歩行用誘導帯。
  2. 【請求項2】 前記歩行ガイドライン及び点字突起が黄
    色に着色されている請求項1記載の視覚障害者用歩行誘
    導帯。
JP7141202A 1995-05-15 1995-05-15 視覚障害者用歩行誘導帯 Pending JPH08311828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7141202A JPH08311828A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 視覚障害者用歩行誘導帯

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JP7141202A JPH08311828A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 視覚障害者用歩行誘導帯

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JPH08311828A true JPH08311828A (ja) 1996-11-26

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ID=15286528

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JP7141202A Pending JPH08311828A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 視覚障害者用歩行誘導帯

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JP (1) JPH08311828A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102807A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Akio Fukuoka 横断歩道口

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102807A (ja) * 2007-10-19 2009-05-14 Akio Fukuoka 横断歩道口
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