JPH083115Y2 - 防水型スピーカ装置 - Google Patents

防水型スピーカ装置

Info

Publication number
JPH083115Y2
JPH083115Y2 JP1991084105U JP8410591U JPH083115Y2 JP H083115 Y2 JPH083115 Y2 JP H083115Y2 JP 1991084105 U JP1991084105 U JP 1991084105U JP 8410591 U JP8410591 U JP 8410591U JP H083115 Y2 JPH083115 Y2 JP H083115Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
magnet
elastic member
speaker device
voice coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991084105U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0511679U (ja
Inventor
正孝 植木
Original Assignee
株式会社植山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社植山 filed Critical 株式会社植山
Priority to JP1991084105U priority Critical patent/JPH083115Y2/ja
Publication of JPH0511679U publication Critical patent/JPH0511679U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083115Y2 publication Critical patent/JPH083115Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プール等の水中や高湿
度の雰囲気の中で用いるための防水型スピーカ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防水型スピーカ装置としては、容
器の一部に形成された振動板に対しボイスコイルの駆動
力をダイヤフラムを介して伝達するものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ボイスコイル
からの駆動力が途中で減衰し振動板に十分に伝達されな
いため、高出力のスピーカ装置が得られなかった。ま
た、特に、低音域での減衰が著しく、水中で用いた場合
に更にその減衰が増大してしまい、周波数特性の良好な
スピーカ装置が得られなかった。
【0004】そこで、本考案の目的は変換効率が高く周
波数特性の良好な防水型スピーカ装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案は、一部に振動板を形成した密封型の容器と、
この容器に内蔵された磁石と、この磁石に対抗して配さ
れた前記振動板に直接的に結合されたボイスコイスコイ
ルと、前記振動板が前記磁石に対して振動することを妨
げない弾性を有して前記振動板と前記磁石とを連結した
第1の弾性部材と、前記磁石を前記容器に弾性的に支持
し前記振動板が内方に大きく撓むことに対して反発する
弾性を有した第2の弾性部材とからなる防水型スピーカ
装置に係わるものである。
【0006】
【作用】本考案におけるボイスコイルは振動板に直接的
に結合されているため、駆動力の減衰、特に低音域での
減衰を少なくすることができる。
【0007】
【実施例】図一を参照して本考案の一実施例に係わる防
水型スピーカ装置について説明する。
【0008】1は密封型の容器、2は容器1の一部に形
成された振動板、3は容器1に内蔵された永久磁石久磁
石であり、磁石3は振動板2にリング状の弾性部材4を
介して固定されている。この弾性部材4は例えばポリウ
レタンゴムからなり中間位置にスリット40が形成さ
れ、振動板2が磁石3に対して独立して振動し得るよう
になっている。即ち、弾性部材4は第1の弾性部材を構
成し、振動板2が磁石3に対して振動することを妨げな
い弾性を有している。5は振動板2に固定されたボイス
コイルであり、ボイスコイル用筒50にコイル51が巻
装されてなっている。6は中心磁極、60は中心磁極6
の中心に形成された貫通孔、7はこの貫通孔60に挿入
された振動板1に固定された軸であり、この軸7によっ
て中心磁極に対して所定のギャップをもってボイスコイ
ル5の変位を可能としている。
【0009】振動板2は一対形成され、夫々に取り付け
られた永久磁石3は互いに背中合わせになっている。8
は容器1内の固定部であり、この固定部8と中心磁極6
との間には夫々スプリング9と発砲ウレタンからなる弾
性部材10が形成されている。これは第2の弾性部材を
構成し、大きな水圧によって振動板2が内方に大きく撓
むことを防止している。そして、夫々ボイスコイル5に
は、導線(図示せず)によって外部から同一信号が供給
されるようになっている。
【0010】上記本考案の一実施例において、ボイスコ
イル5に同一信号を供給すると、このボイスコイル5は
信号に対応して振動板2を振動させるように駆動する。
この駆動力はボイスコイル5が振動板2に直接結合され
ているため減衰することがない。一方、振動板2と磁石
3とはスリット40を形成して所定の弾性力を有する弾
性部材4によって連結されているため、振動板2は自由
に振動できる。また、磁石3、中心磁極6は容器1に固
定されていないため振動可能であるが、その質量が大き
いため、音声周波数帯域では振動しない。例え、低音域
で振動しようとしても、密封された空間内では、磁石
3、中心磁極6等の動きによってその圧力が変化し結果
的には振動板2が振動されることになる。
【0011】従来、例えば信号の入力電力が10W〜2
0W程度でも音声の歪みを生じたが、本実施例では入力
電力を50Wとしても歪みを生じない。
【0012】図2は本考案の他の実施例であって、ボイ
スコイル5がリング状の弾性部材4を介して振動板2に
直接的に結合されている。この弾性部材4は磁石3を振
動板2に固定する役目をはたすため、磁石3と振動板2
との間に介挿されている。そして、この部分にはスリッ
ト40が形成され、振動板2が磁石3に対して独立に振
動し得るようになっている。そして、これらの結合は接
着によってなされている。
【0013】上記本考案の他の実施例において、ボイス
コイル5は弾性部材4を介して直接的に振動板2を駆動
させるため、減衰することがない。一方、振動板2と磁
石3とはスリット40が形成された弾性部材4の部分で
連結されているため、振動板2は独立に振動できる。
【0014】尚、本考案の一実施例においては、弾性部
材7はリング上としたが、複数個に分割したものであっ
てもよい。この場合は、ボイスコイル5で発生する熱を
容器1内の空間に放熱させる効果がある。尚また、ボイ
スコイル用筒50は根元に放熱効果を有する例えばアル
ミニウム製の板を介して振動板2又は弾性部材7に接着
固定するようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、大きな水圧が加わって
も振動板が撓んでしまい変換効率の低下、周波数数特性
の劣化等のない防水型スピーカ装置を提供することがで
きる。従って、水中に深く沈めても良好に作動するもの
がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる防水型スピーカ装置
を示す断面図である。
【図2】本考案の他の実施例に係わる防水型スピーカ装
置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 振動板 3 磁石 4 弾性部材 40 スリット 5 ボイスコイル 6 中心磁極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に振動板を形成した密封型の容器
    と、 この容器に内蔵された磁石と、 この磁石に対抗して配された前記振動板に直接的に結合
    されたボイスコイルと、 前記振動板が前記磁石に対して振動することを妨げない
    弾性を有して前記振動板と前記磁石とを連結した第1の
    弾性部材と、 前記磁石を前記容器に弾性的に支持し前記振動板が内方
    に大きく撓むことに対して反発する弾性を有した第2の
    弾性部材とからなる防水型スピーカ装置。
JP1991084105U 1991-07-16 1991-07-16 防水型スピーカ装置 Expired - Lifetime JPH083115Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991084105U JPH083115Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 防水型スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991084105U JPH083115Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 防水型スピーカ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511679U JPH0511679U (ja) 1993-02-12
JPH083115Y2 true JPH083115Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=13821245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991084105U Expired - Lifetime JPH083115Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 防水型スピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083115Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643980U (ja) * 1979-09-13 1981-04-21
JPH0165584U (ja) * 1987-10-21 1989-04-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0511679U (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002069669A1 (fr) Microphone
KR20020043637A (ko) 초저주파수 변환기와 동일하게 구성된 라우드 스피커
WO1999039843A1 (fr) Actionneur electromagnetique et structure de support destinee a ce dernier
JP2003145048A (ja) 骨伝導振動アクチュエータ及び携帯用電子装置
KR20050030183A (ko) 음향 및 진동발생용 마이크로스피커
WO2019131283A1 (ja) 骨伝導スピーカユニット
KR20000047591A (ko) 전자형 전기 음향 변환기 및 휴대용 통신 장치
JP2003103220A (ja) 生体伝導アクチュエータ
JPH10229596A (ja) 振動ブザー
JPH10257589A (ja) 振動板及びこの振動板を備えるマイクロホン装置
JP2003018686A (ja) スピーカ
JPH083115Y2 (ja) 防水型スピーカ装置
CN207475865U (zh) 一种发声装置及电子设备
CN112492457B (zh) 扬声器
JPH1066194A (ja) 電気機械音響変換器とそれを用いた携帯端末装置
JP2002315098A (ja) 電気音響変換器
KR100847674B1 (ko) 평판 스피커
JPS6161759B2 (ja)
JP2001238285A (ja) ハイブリッド型スピーカ
CN213906926U (zh) 扬声器
JPH0563236B2 (ja)
JPH02170798A (ja) 電気―振動変換器
JPH04313998A (ja) 超磁歪振動子を使用した振動駆動装置
JPH0331792Y2 (ja)
JPH1042392A (ja) スピーカ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term