JPH08310782A - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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Publication number
JPH08310782A
JPH08310782A JP11471495A JP11471495A JPH08310782A JP H08310782 A JPH08310782 A JP H08310782A JP 11471495 A JP11471495 A JP 11471495A JP 11471495 A JP11471495 A JP 11471495A JP H08310782 A JPH08310782 A JP H08310782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arms
ingot
frame
gripping
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11471495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yano
喜明 矢野
Makoto Hori
誠 堀
Junichi Aiba
淳一 相場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP11471495A priority Critical patent/JPH08310782A/ja
Publication of JPH08310782A publication Critical patent/JPH08310782A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型インゴットに適した、小型で軽量な吊り
具を提供する。 【構成】 フレーム10の両端下側にインゴット20を把持
する把持アーム30,31 が回転自在に取付けられ、前記フ
レーム10の中央部上側に2本の分岐アーム41,44の一端
がそれぞれ回転自在に取付けられ、前記2本の分岐アー
ム41,44 の他端に2本の分岐アーム42,43 が回転自在に
取付けられてリンク50が形成されており、前記フレーム
10に取付けられた2本の分岐アーム41,44 に前記2本の
把持アーム30,31 が左右それぞれの側で連結アーム60,6
1 により回転自在に連結されている。 【効果】 大型のインゴット20等を吊る場合もフレーム
10のみを長く太くすれば良いので、小型且つ軽量であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、大型インゴッ
ト、建築部材等の大型物品の吊り上げに適した、小型で
軽量なインゴット吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吊り具は、図4に示すように鋏状
をしたもので、例えばインゴットを吊るときは、上部の
掛け具80にクレーンのフック81を掛けて持ち上げると、
自重により掴みアーム91,92 の下端の間隔が狭まってイ
ンゴット20を把持し、更にインゴット20の重さも加わる
と、把持力が増してインゴット20を吊り上げてもインゴ
ット20が落下せず、運搬できるようになる。この従来の
吊り具の把持力を図4を参照して説明する。把持力f4
は、f4 =f3 sinθで示される。又支点Cのまわりの
モーメントでは、Uf3 =uf2 の関係式が成立つ。又
2 =f1 cosθ、f1 =f0/2 である。従ってf4
3 sinθ=(u/U)f2 sinθ=(u/U)f1cos
θ sinθ=(u/U))(f0/2) cosθ sinθとなる。つ
まり、把持力f4 は、θが一定の場合、(u/U)に比
例する。尚、f0 は吊り具とインゴットの荷重の和であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の吊り
具で大型インゴットを吊る為に、図5に示すように、支
点Cより下方のアーム部分だけを長くすると、(u/
U)が小さくなる為、把持力f4 が低下して、インゴッ
ト20を十分な力で把持できなくなる。その為、図6に示
すように、吊り具はそのままの形状で大きくするが、そ
うすると吊り具の高さHが高くなり、その結果、例え
ば、クレーンの高さを高くするとか、工場建屋の天井を
高くする必要が生じてくる。更に、掴みアーム91〜94に
は曲げ応力が掛かるので、掴みアーム91〜94はインゴッ
トの重量に応じて太くする必要があり、吊り具の重量が
重くなるという問題があった。本発明は、特に、大型イ
ンゴットの吊り上げに適した、小型で軽量なインゴット
吊り具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明は、フレームの両端
下側に吊ろうとする物体を把持する把持アームが回転自
在に取付けられ、前記フレームの中央部上側に2本の分
岐アームの一端がそれぞれ回転自在に取付けられ、前記
2本の分岐アームの他端に少なくとも2本の分岐アーム
が回転自在に取付けられてリンクが形成されており、前
記フレームに取付けられた2本の分岐アームに前記2本
の把持アームが左右それぞれの側で連結アームにより回
転自在に連結されていることを特徴とする吊り具であ
る。
【0005】以下に、本発明の吊り具を、インゴットを
吊り上げる場合を例にとり、図を参照して説明する。図
1は本発明の吊り具の態様を示す正面図及び側面図であ
る。フレーム10の両端下側にインゴット20を把持する把
持アーム30,31 が回転自在に取付けられ、前記フレーム
10の中央部上側に2本の分岐アーム41,44 の一端が間隔
を開けて左右対象になるように回転自在に取付けられ、
前記2本の分岐アーム41,44 の他端には2本の分岐アー
ム42,43 が回転自在に取り付けられて、フレーム10の中
央部分を底辺とする5角形のリンクが形成されており、
前記フレーム10に取付けられた2本の分岐アーム41,44
に前記2本の把持アーム30,31 が左右それぞれの側で連
結アーム60,61 により回転自在に連結されている。前記
の種々アーム間、種々アームとフレーム間等の回転自在
な接続は、自在継手用の平行ピン70を用いてなされてい
る。前記5角形の頂部にクレーンのフック(図示せず)
を掛ける掛け具80が取付けられている。クレーンのフッ
クは、リンク50頂部の平行ピンpを突出させてそこへ掛
ける等の他の方法でも良い。又フレーム10の中央部上側
に取付けられる2本の分岐アーム41,44 は、フレーム10
の長手方向の中心部の一箇所に一緒に取付けても良い。
このときリンクは4角形となる。
【0006】
【作用】本発明の吊り具に発生する把持力を図2に示す
模式図を参照して説明する。支点Aのまわりのモーメン
トではtf2 =Tf1 の関係が成立つ。又f1 =(f0/
2) cosθ1 である。従ってf2 =(T/t)f1 =(T
/t)(f0/2) cosθ1 となる。他方、支点Bのまわりの
モーメントではSf4 =sf3 の関係が成立つ。又f3
=f2 cosθ2 である。従って、把持力f4 =(s/
S)f3 =(s/S)f2 cosθ2=(s/S)(T/t)
(f0/2) cosθ1 cosθ2 となる。このことから、把持
力f4 は分岐アーム41〜44等の長さを長くしなくても充
分な把持力が得られ、高さHを高くするような必要がな
い。又連結アームには張力のみで、曲げ応力は掛からな
いので、連結アームは太くする必要がない。即ち、大型
インゴットを吊るには、フレームを長く太くするだけで
良いことが判る。又、本発明では、把持力は(s/S)
(T/t)に比例するので、s/S、T/tの値を適宜
選定することにより任意の把持力を設定できる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1に示した本発明のインゴット吊り具を用いて長
さ4mのインゴットを吊り上げた。先ず、掛け具80に、
クレーンのフック(図示せず)を掛けて吊り具を吊り、
把持アーム30,31 をそれぞれインゴット20の両側面の所
定高さに位置させる。チェーンブロック82を緩めた状態
で、吊り具を吊り上げると、リンク50が直立して、連結
アーム60,61 が中央に引張られ、それに伴い把持アーム
30,31 が内側に引寄せられてインゴット20を把持する。
把持アーム30,31 の把持力は、吊り具自体の重量にイン
ゴット20の重量が加わって極めて強くなる。インゴット
20を地上に下ろすと、リンク50が縮んで、把持アーム3
0,31 が外方へ開き、インゴット20が外れる。チェーン
ブロック82は、インゴット20を吊る前は、巻き上げてお
いて把持アーム30,31 を外方に広げて把持アーム30,31
をインゴット20の両側に位置させておき、吊り上げると
きは、前述のように緩めておく。
【0008】本発明では、フレームの数カ所に把持アー
ムを接続するピン穴を設けておき、又種々長さの連結ア
ームを用意しておくと、1個の吊り具で種々サイズのイ
ンゴットを吊り上げることができる。チェーンブロック
に、電動式のものを用いるときは、スイッチは二重にし
ておき、2個のスイッチを同時に押さなければONしな
いようにしておくのが、安全上好ましい。
【0009】リンク50の左右のバランスが悪いと、把持
アームの開閉状態が左右で違ってくる。この為、バラン
スを調節する為にリンクを構成する分岐アーム41,44 間
に同調機構を取付けておくのが良い。この同調機構は、
例えば、図3に示すように、分岐アーム41,44 にそれぞ
れ同調プレート45,46 を取付け、双方の同調プレート4
5,46 がフレーム10の外側で噛み合うようにしたもので
ある。尚、図で47は、プレートと分岐アームを固定する
溶接部材である。本発明の吊り具は、インゴットの他、
圧延材、鍛造材、コンテナ、コンクリートブロック、建
築部材等の吊り上げに広く使用できる。長さ4mのイン
ゴット用の吊り具の高さHと重さを、本発明例品と従来
品とを対比して表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】表1より明らかなように、本発明例品は高
さが低く小型で、且つ軽量である。これに対し、従来品
は、高さ、重さとも、本発明例品を大巾に上回る。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の吊り具
は、小型且つ軽量で、特に大型インゴット等の吊り上げ
に適したものであり、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吊り具の実施例を示す正面図及び側面図
である。
【図2】本発明吊り具における把持力の説明図である。
【図3】本発明吊り具の左右の把持アームを同調させる
為の同調機構の説明図である。
【図4】従来の吊り具の正面図である。
【図5】大型インゴット用に試作した従来の吊り具の正
面図である。
【図6】従来の大型インゴット用吊り具の正面図であ
る。
【符号の説明】
10────フレーム 20────インゴット 30,31 ──把持アーム 41〜44──分岐アーム 45,46 ──同調プレート 47────プレートと分岐アームを固定する溶接部材 50────リンク 60,61 ──連結アーム 70────平行ピン 80────掛け具 81────クレーンのフック 82────チェーンブロック 91〜94──掴みアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの両端下側に吊ろうとする物体
    を把持する把持アームが回転自在に取付けられ、前記フ
    レームの中央部上側に2本の分岐アームの一端がそれぞ
    れ回転自在に取付けられ、前記2本の分岐アームの他端
    に少なくとも2本の分岐アームが回転自在に取付けられ
    てリンクが形成されており、前記フレームに取付けられ
    た2本の分岐アームに前記2本の把持アームが左右それ
    ぞれの側で連結アームにより回転自在に連結されている
    ことを特徴とする吊り具。
JP11471495A 1995-05-12 1995-05-12 吊り具 Pending JPH08310782A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11471495A JPH08310782A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 吊り具

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JP11471495A JPH08310782A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 吊り具

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JPH08310782A true JPH08310782A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14644788

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JP11471495A Pending JPH08310782A (ja) 1995-05-12 1995-05-12 吊り具

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JP (1) JPH08310782A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104843579A (zh) * 2015-04-27 2015-08-19 浙江羿阳太阳能科技有限公司 一种可调式硅锭起吊装置
CN111468706A (zh) * 2020-06-01 2020-07-31 汤鹏飞 一种大型铸件铸造成型后起吊前处理方法

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