JPH08310397A - 列車走行シミュレーション装置 - Google Patents
列車走行シミュレーション装置Info
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- JPH08310397A JPH08310397A JP12344795A JP12344795A JPH08310397A JP H08310397 A JPH08310397 A JP H08310397A JP 12344795 A JP12344795 A JP 12344795A JP 12344795 A JP12344795 A JP 12344795A JP H08310397 A JPH08310397 A JP H08310397A
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- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims description 15
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
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- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 2
- 206010039203 Road traffic accident Diseases 0.000 description 1
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】実際に列車を走行させなくとも、列車走行時と
同じ状態でＡＴＳ、ＡＴＳシステム等の車上装置の動作
確認を可能とする。 【構成】列車の走行速度条件を任意に設定できるキーボ
ード２、地上設備の制御条件を任意に設定できる地上設
備条件発生部５、運転台の操作条件を任意に設定できる
運転台入力部３、設定された走行速度条件及び運転操作
条件と被試験装置８からのブレーキ動作情報に応じて被
試験装置８への速度信号を自動的に可変するシミュレー
タ制御部６、実際に列車を走行させた時の被試験装置８
の動作データを記録したフロッピディスクからデータを
読み込むディスクドライブ装置７を備え、設定条件に従
って実際の走行状態と同様の列車走行状態を実現すると
共に、データを記録した時の実際の列車走行状態の再現
を可能とした。
同じ状態でＡＴＳ、ＡＴＳシステム等の車上装置の動作
確認を可能とする。 【構成】列車の走行速度条件を任意に設定できるキーボ
ード２、地上設備の制御条件を任意に設定できる地上設
備条件発生部５、運転台の操作条件を任意に設定できる
運転台入力部３、設定された走行速度条件及び運転操作
条件と被試験装置８からのブレーキ動作情報に応じて被
試験装置８への速度信号を自動的に可変するシミュレー
タ制御部６、実際に列車を走行させた時の被試験装置８
の動作データを記録したフロッピディスクからデータを
読み込むディスクドライブ装置７を備え、設定条件に従
って実際の走行状態と同様の列車走行状態を実現すると
共に、データを記録した時の実際の列車走行状態の再現
を可能とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地上設備からの情報に
応じて列車の走行を制御するＡＴＳ装置やＡＴＣ装置等
の車上装置の動作確認に有効な列車走行シミュレーショ
ン装置に関する。
応じて列車の走行を制御するＡＴＳ装置やＡＴＣ装置等
の車上装置の動作確認に有効な列車走行シミュレーショ
ン装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＡＴＳ装置或いはＡＴＣ装置の車上装置
を開発したり、或いは既に設備された車上装置に何らか
のトラブルが発生した時の原因の解明等を行うために、
列車が走行している状態を模擬的に実現させることによ
り、列車を実際に走行させなくとも車上装置の動作状態
をチェックすることができる列車走行シミュレーション
装置がある。
を開発したり、或いは既に設備された車上装置に何らか
のトラブルが発生した時の原因の解明等を行うために、
列車が走行している状態を模擬的に実現させることによ
り、列車を実際に走行させなくとも車上装置の動作状態
をチェックすることができる列車走行シミュレーション
装置がある。
【０００３】従来の列車走行シミュレーション装置は、
被試験装置である車上装置に対して、発振器を用いて列
車の速度条件を入力し、適当な位置で地上設備の制御条
件を入力し、これらの入力情報に対して車上装置がどの
ような動作を行うかをモニタすることで、車上装置の動
作状態をチェックしていた。
被試験装置である車上装置に対して、発振器を用いて列
車の速度条件を入力し、適当な位置で地上設備の制御条
件を入力し、これらの入力情報に対して車上装置がどの
ような動作を行うかをモニタすることで、車上装置の動
作状態をチェックしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シミュレーション装置では、列車の速度条件の入力操作
や地上設備からの制御条件の入力等はその都度手動操作
にて入力していた。また、列車速度の変化等も手動で設
定するものであった。このため、実際の列車走行状態と
同様な列車走行状態を実現することは難しかった。この
ため、最終的には実際に列車を走行させて車上装置の動
作確認を行わざるを得なかった。
シミュレーション装置では、列車の速度条件の入力操作
や地上設備からの制御条件の入力等はその都度手動操作
にて入力していた。また、列車速度の変化等も手動で設
定するものであった。このため、実際の列車走行状態と
同様な列車走行状態を実現することは難しかった。この
ため、最終的には実際に列車を走行させて車上装置の動
作確認を行わざるを得なかった。
【０００５】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、列車走行制御のための条件を予め設定するだけで列
車の走行状態を制御する各種情報を自動的に発生或いは
可変でき実際の列車走行状態と同様な動作が可能であ
り、また、実際の列車走行時に記録した被試験装置の動
作状態データに基づいてデータ記録時と同様な列車走行
状態を再現可能な列車走行シミュレーション装置を提供
することを目的とする。
で、列車走行制御のための条件を予め設定するだけで列
車の走行状態を制御する各種情報を自動的に発生或いは
可変でき実際の列車走行状態と同様な動作が可能であ
り、また、実際の列車走行時に記録した被試験装置の動
作状態データに基づいてデータ記録時と同様な列車走行
状態を再現可能な列車走行シミュレーション装置を提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため本発明の列車走
行シミュレーション装置は、図１に示すように、列車の
走行速度条件を任意に設定可能で設定された走行速度条
件に基づいて列車の速度情報を作成する速度情報作成手
段と、地上設備の制御条件を任意に設定可能で設定され
た制御条件に基づいて地上からの速度制御情報を作成し
て被試験装置に出力する地上制御情報作成手段と、運転
台の操作条件を任意に設定可能で設定された操作条件に
基づいて運転操作情報を作成する運転操作情報作成手段
と、前記速度情報作成手段及び運転操作情報作成手段の
各作成情報と被試験装置からの出力情報に応じて速度情
報を可変設定して被試験装置に出力する速度情報可変手
段とを備え、模擬的に列車の走行状態を作成する構成と
した。
行シミュレーション装置は、図１に示すように、列車の
走行速度条件を任意に設定可能で設定された走行速度条
件に基づいて列車の速度情報を作成する速度情報作成手
段と、地上設備の制御条件を任意に設定可能で設定され
た制御条件に基づいて地上からの速度制御情報を作成し
て被試験装置に出力する地上制御情報作成手段と、運転
台の操作条件を任意に設定可能で設定された操作条件に
基づいて運転操作情報を作成する運転操作情報作成手段
と、前記速度情報作成手段及び運転操作情報作成手段の
各作成情報と被試験装置からの出力情報に応じて速度情
報を可変設定して被試験装置に出力する速度情報可変手
段とを備え、模擬的に列車の走行状態を作成する構成と
した。
【０００７】また、図１に破線で示すように、上記の列
車走行シミュレーション装置に、実際に列車を走行させ
た時に記録した被試験装置の動作状態データを読み込む
データ読込手段と、該データ読込手段で読み込んだ前記
動作状態データに基づいて前記速度情報作成手段、地上
制御情報作成手段及び運転操作情報作成手段から実際の
列車走行時と同一の情報を出力させて前記動作状態デー
タ記録時と同一の列車走行状態を再現可能な制御手段と
を付加する構成とするとよい。
車走行シミュレーション装置に、実際に列車を走行させ
た時に記録した被試験装置の動作状態データを読み込む
データ読込手段と、該データ読込手段で読み込んだ前記
動作状態データに基づいて前記速度情報作成手段、地上
制御情報作成手段及び運転操作情報作成手段から実際の
列車走行時と同一の情報を出力させて前記動作状態デー
タ記録時と同一の列車走行状態を再現可能な制御手段と
を付加する構成とするとよい。
【０００８】
【作用】かかる構成によれば、加速度、減速度及び速度
等の列車速度条件、信号現示、軌道回路条件等の地上設
備からの列車制御条件及び運転台の操作条件を予め設定
することにより、これら設定条件に基づいて所定の列車
走行制御のための情報を自動的に発生し可変できるの
で、実際の列車走行状態と同様な列車の擬似走行状態を
実現することが可能である。
等の列車速度条件、信号現示、軌道回路条件等の地上設
備からの列車制御条件及び運転台の操作条件を予め設定
することにより、これら設定条件に基づいて所定の列車
走行制御のための情報を自動的に発生し可変できるの
で、実際の列車走行状態と同様な列車の擬似走行状態を
実現することが可能である。
【０００９】これにより、列車を実際に走行させなくと
も、列車走行時と同じ被試験装置の動作状態を確認する
ことが可能となる。また、請求項２記載の発明によれ
ば、実際に列車を走行させた時の被試験装置の動作状態
の記録データに基づいてデータ記録時の列車走行状態を
再現することができるので、実際の列車走行状態を再現
して車上装置の動作確認を行うことができるようにな
る。
も、列車走行時と同じ被試験装置の動作状態を確認する
ことが可能となる。また、請求項２記載の発明によれ
ば、実際に列車を走行させた時の被試験装置の動作状態
の記録データに基づいてデータ記録時の列車走行状態を
再現することができるので、実際の列車走行状態を再現
して車上装置の動作確認を行うことができるようにな
る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図２に本発明に係る列車走行シミュレーション
装置の実施例の構成を示す。図２において、本実施例の
列車走行シミュレーション装置としてのシミュレータ１
は、列車の走行速度条件、例えば加速度条件、減速度条
件或いは速度等を任意に入力設定するためのキーボード
２と、運転台の操作条件、例えばノッチ操作、ブレーキ
ハンドル操作及び列車進行方向操作等を任意に入力設定
すると共に設定された操作条件に基づいて運転操作情報
を作成する運転操作情報作成手段としての運転台入力部
３と、地上設備の制御条件、例えば信号機の現示条件や
軌道回路条件等を書き込んだＩＣカードから前記条件デ
ータを読み込むカードリーダ４と、該カードリーダ４を
介して読み込んだ制御条件に基づいて地上設備からの速
度制御情報を作成し後述するシミュレータ制御部６から
の列車位置情報等に従って前記速度制御情報を実際の列
車走行時と同様に被試験装置８に出力する地上設備条件
発生部５と、マイクロコンピュータを内蔵し、前記キー
ボード２からの設定条件に基づいて列車の速度情報を作
成し、速度発電機の出力形態と同様の速度信号を被試験
装置８に出力し、また、運転台入力部３からの運転操作
情報及び被試験装置８からの出力情報であるブレーキ動
作情報に基づいて速度情報を可変設定して被試験装置８
へ出力して擬似列車の走行動作を設定するシミュレータ
制御部６と、例えばフロッピディスク等に記録した情報
を読み込むディスクドライブ装置７とを備えて構成され
ている。そして、前記シミュレータ制御部６は、キーボ
ード２、運転台入力部３及び地上設備条件発生部５等か
ら人為的に設定された列車走行条件に基づいて模擬列車
の走行状態を作り出す他に、ディスクドライブ装置７で
読み込んだデータに基づいて運転台入力部３及び地上設
備条件発生部５を制御してそれぞれの情報作成及び情報
出力を制御可能に構成されている。このため、本実施例
のシミュレータ１は、例えば実際に列車を走行させた時
の車上装置の動作状態をフロッピディスクに記録してお
き、このフロッピディスクから前記動作記録を読み込む
ことにより、動作記録時と同様の列車走行状態を再現す
ることが可能である。
明する。図２に本発明に係る列車走行シミュレーション
装置の実施例の構成を示す。図２において、本実施例の
列車走行シミュレーション装置としてのシミュレータ１
は、列車の走行速度条件、例えば加速度条件、減速度条
件或いは速度等を任意に入力設定するためのキーボード
２と、運転台の操作条件、例えばノッチ操作、ブレーキ
ハンドル操作及び列車進行方向操作等を任意に入力設定
すると共に設定された操作条件に基づいて運転操作情報
を作成する運転操作情報作成手段としての運転台入力部
３と、地上設備の制御条件、例えば信号機の現示条件や
軌道回路条件等を書き込んだＩＣカードから前記条件デ
ータを読み込むカードリーダ４と、該カードリーダ４を
介して読み込んだ制御条件に基づいて地上設備からの速
度制御情報を作成し後述するシミュレータ制御部６から
の列車位置情報等に従って前記速度制御情報を実際の列
車走行時と同様に被試験装置８に出力する地上設備条件
発生部５と、マイクロコンピュータを内蔵し、前記キー
ボード２からの設定条件に基づいて列車の速度情報を作
成し、速度発電機の出力形態と同様の速度信号を被試験
装置８に出力し、また、運転台入力部３からの運転操作
情報及び被試験装置８からの出力情報であるブレーキ動
作情報に基づいて速度情報を可変設定して被試験装置８
へ出力して擬似列車の走行動作を設定するシミュレータ
制御部６と、例えばフロッピディスク等に記録した情報
を読み込むディスクドライブ装置７とを備えて構成され
ている。そして、前記シミュレータ制御部６は、キーボ
ード２、運転台入力部３及び地上設備条件発生部５等か
ら人為的に設定された列車走行条件に基づいて模擬列車
の走行状態を作り出す他に、ディスクドライブ装置７で
読み込んだデータに基づいて運転台入力部３及び地上設
備条件発生部５を制御してそれぞれの情報作成及び情報
出力を制御可能に構成されている。このため、本実施例
のシミュレータ１は、例えば実際に列車を走行させた時
の車上装置の動作状態をフロッピディスクに記録してお
き、このフロッピディスクから前記動作記録を読み込む
ことにより、動作記録時と同様の列車走行状態を再現す
ることが可能である。
【００１１】ここで、キーボード２とシミュレータ制御
部６とで速度情報作成手段が構成され、カードリーダ４
及び地上設備条件発生部５とで地上制御情報作成手段が
構成され、シミュレータ制御部６が、速度情報可変手段
及び制御手段に相当し、ディスクドライブ装置７がデー
タ読込手段に相当する。次に、本実施例のシミュレーシ
ョン装置１をＡＴＳ装置のＡＴＳ−ＳＰ型車上装置の動
作確認に適用した場合の動作を説明する。
部６とで速度情報作成手段が構成され、カードリーダ４
及び地上設備条件発生部５とで地上制御情報作成手段が
構成され、シミュレータ制御部６が、速度情報可変手段
及び制御手段に相当し、ディスクドライブ装置７がデー
タ読込手段に相当する。次に、本実施例のシミュレーシ
ョン装置１をＡＴＳ装置のＡＴＳ−ＳＰ型車上装置の動
作確認に適用した場合の動作を説明する。
【００１２】ここで、ＡＴＳ−ＳＰ型の車上装置は、既
存のＡＴＳ−Ｓ型に適用する地上子の変周条件より、停
止信号現示の場合、車上装置側で停止パターンを作成
し、現在の列車速度を停止パターンと照合し、実列車速
度が停止パターンで示された速度をオーバーした時に自
動的にブレーキを動作させることで、信号の冒進事故を
未然に防止するものである。
存のＡＴＳ−Ｓ型に適用する地上子の変周条件より、停
止信号現示の場合、車上装置側で停止パターンを作成
し、現在の列車速度を停止パターンと照合し、実列車速
度が停止パターンで示された速度をオーバーした時に自
動的にブレーキを動作させることで、信号の冒進事故を
未然に防止するものである。
【００１３】シミュレータ１の予め記憶させたシミュレ
ータプログラムをスタートさせると、設定条件に基づい
て速度信号（速度発電機と同様の速度パルス）を被試験
装置８に入力し、列車の走行状態が模擬的に発生する。
シミュレータ制御部６からは同時に地上設備条件発生部
５に対して列車の走行位置を示す信号が出力される。地
上設備条件発生部５では、ＩＣカードから読み込んだ線
区データに基づいて適切な列車位置で地上設備からの列
車制御情報を被試験装置８に出力する。
ータプログラムをスタートさせると、設定条件に基づい
て速度信号（速度発電機と同様の速度パルス）を被試験
装置８に入力し、列車の走行状態が模擬的に発生する。
シミュレータ制御部６からは同時に地上設備条件発生部
５に対して列車の走行位置を示す信号が出力される。地
上設備条件発生部５では、ＩＣカードから読み込んだ線
区データに基づいて適切な列車位置で地上設備からの列
車制御情報を被試験装置８に出力する。
【００１４】例えば、停止（Ｒ）現示を発生すると被試
験装置８側では停止パターンが作成され、シミュレータ
制御部６からの速度信号が停止パターンをオーバーすれ
ば、被試験装置８からブレーキ出力がシミュレータ制御
部６に出力され、被試験装置８への速度信号を定められ
た減速度で減衰させる。また、運転台入力部３を介して
ノッチ操作の情報が入力すれば速度信号を定められた加
速度で増大させ、ブレーキ操作情報が入力すれば速度信
号を定められた減速度で減衰させる。
験装置８側では停止パターンが作成され、シミュレータ
制御部６からの速度信号が停止パターンをオーバーすれ
ば、被試験装置８からブレーキ出力がシミュレータ制御
部６に出力され、被試験装置８への速度信号を定められ
た減速度で減衰させる。また、運転台入力部３を介して
ノッチ操作の情報が入力すれば速度信号を定められた加
速度で増大させ、ブレーキ操作情報が入力すれば速度信
号を定められた減速度で減衰させる。
【００１５】このように、シミュレータ１に各種の列車
走行条件を予め設定しておけば、シミュレータ１のプロ
グラムのスタートによって、自動的に設定条件に従った
列車走行及び地上設備からの列車制御情報の発生を実現
できる。従って、列車を実際に走行させなくとも、列車
を走行させた時と同様の状態を再現して被試験装置の動
作状態の確認を行うことができる。また、設定条件は任
意に設定することができるので、種々の走行状態を想定
して被試験装置８の動作確認を行うことができる。
走行条件を予め設定しておけば、シミュレータ１のプロ
グラムのスタートによって、自動的に設定条件に従った
列車走行及び地上設備からの列車制御情報の発生を実現
できる。従って、列車を実際に走行させなくとも、列車
を走行させた時と同様の状態を再現して被試験装置の動
作状態の確認を行うことができる。また、設定条件は任
意に設定することができるので、種々の走行状態を想定
して被試験装置８の動作確認を行うことができる。
【００１６】また、本実施例のシミュレータ１では、図
３のフローチャートに示すように、実際の列車走行状態
を再現することができる。まず、実際に列車を走行させ
試験を行う車上装置の、その時の動作状態をフロッピデ
ィスクに記録する。フロッピディスクには、速度の入力
情報、地上設備からの列車制御情報、車上装置からの出
力情報等、車上装置の入出力の状態が列車の走行距離に
対応して記録される。
３のフローチャートに示すように、実際の列車走行状態
を再現することができる。まず、実際に列車を走行させ
試験を行う車上装置の、その時の動作状態をフロッピデ
ィスクに記録する。フロッピディスクには、速度の入力
情報、地上設備からの列車制御情報、車上装置からの出
力情報等、車上装置の入出力の状態が列車の走行距離に
対応して記録される。
【００１７】このフロッピディスクの記録データから実
際の列車走行状態を再現する。即ち、ステップ１（図
中、Ｓ１で示し以下同様とする）では、フロッピディス
ク内の記録データをディスクドライブ装置７を介してシ
ミュレータ制御部６で読み込む。ステップ２〜４では、
それぞれ速度情報、地上設備からの列車制御情報及び運
転操作情報を設定する。
際の列車走行状態を再現する。即ち、ステップ１（図
中、Ｓ１で示し以下同様とする）では、フロッピディス
ク内の記録データをディスクドライブ装置７を介してシ
ミュレータ制御部６で読み込む。ステップ２〜４では、
それぞれ速度情報、地上設備からの列車制御情報及び運
転操作情報を設定する。
【００１８】ステップ５では、ステップ２〜４の設定情
報に基づいて被試験装置８に対して、速度信号を出力す
ると共に地上設備条件発生部５から実際の列車走行時と
同様の列車位置で列車制御情報を発生し、フロッピディ
スクに記録した時と同様の列車走行状態を再現する。こ
れにより、実際に列車を走行させた時に車上装置が実際
にどのような動作を行ったかを確認することができるの
で、シミュレーションによる動作確認作業だけの場合に
比べて、精度の高い動作確認が可能となる。従って、地
上設備からの制御情報に応じて列車を制御するＡＴＳ或
いはＡＴＣシステムの車上装置の開発の効率化を図るこ
とができ、更に、既に設備されているシステムにトラブ
ルが発生した場合の原因究明の効率化を図ることができ
る。
報に基づいて被試験装置８に対して、速度信号を出力す
ると共に地上設備条件発生部５から実際の列車走行時と
同様の列車位置で列車制御情報を発生し、フロッピディ
スクに記録した時と同様の列車走行状態を再現する。こ
れにより、実際に列車を走行させた時に車上装置が実際
にどのような動作を行ったかを確認することができるの
で、シミュレーションによる動作確認作業だけの場合に
比べて、精度の高い動作確認が可能となる。従って、地
上設備からの制御情報に応じて列車を制御するＡＴＳ或
いはＡＴＣシステムの車上装置の開発の効率化を図るこ
とができ、更に、既に設備されているシステムにトラブ
ルが発生した場合の原因究明の効率化を図ることができ
る。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、模
擬的に走行列車を発生させた時に設定条件に従って自動
的に地上設備からの列車制御情報の発生や列車速度、進
行方向等を可変でき、実際の列車走行状態と同様の状態
が実現できる。従って、実際に列車を走行させることな
く列車走行時と同様の条件で車上装置の動作確認が可能
となる。また、実際に列車を走行させた時の被試験装置
の動作状態の記録データに基づいてデータ記録時の列車
走行状態を再現することができるので、実際の列車走行
状態を再現して車上装置の動作確認を行うことができ
る。
擬的に走行列車を発生させた時に設定条件に従って自動
的に地上設備からの列車制御情報の発生や列車速度、進
行方向等を可変でき、実際の列車走行状態と同様の状態
が実現できる。従って、実際に列車を走行させることな
く列車走行時と同様の条件で車上装置の動作確認が可能
となる。また、実際に列車を走行させた時の被試験装置
の動作状態の記録データに基づいてデータ記録時の列車
走行状態を再現することができるので、実際の列車走行
状態を再現して車上装置の動作確認を行うことができ
る。
【００２０】従って、地上設備からの情報に応じて列車
を制御するＡＴＳシステムやＡＴＣシステムの車上装置
の開発の効率化及び既存のこの種のシステムのトラブル
発生時の原因究明の効率化を図ることができる。
を制御するＡＴＳシステムやＡＴＣシステムの車上装置
の開発の効率化及び既存のこの種のシステムのトラブル
発生時の原因究明の効率化を図ることができる。
【図１】本発明に係る列車走行シミュレーション装置の
構成を説明するブロック図
構成を説明するブロック図
【図２】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図３】同上実施例の列車走行再現時の動作を説明する
フローチャート
フローチャート
１ シミュレータ ２ キーボード ３ 運転操作入力部 ４ カードリーダ ５ 地上設備条件発生部 ６ シミュレータ制御部 ７ ディスクドライブ装置 ８ 被試験装置
フロントページの続き (72)発明者 武子 淳 東京都国分寺市光町二丁目８番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 斉藤 安雄 埼玉県浦和市上木崎１丁目13番８号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 新井 衛 埼玉県浦和市上木崎１丁目13番８号 日本 信号株式会社与野事業所内
Claims (2)
- 【請求項１】列車の走行速度条件を任意に設定可能で設
定された走行速度条件に基づいて列車の速度情報を作成
する速度情報作成手段と、 地上設備の制御条件を任意に設定可能で設定された制御
条件に基づいて地上からの速度制御情報を作成して被試
験装置に出力する地上制御情報作成手段と、 運転台の操作条件を任意に設定可能で設定された操作条
件に基づいて運転操作情報を作成する運転操作情報作成
手段と、 前記速度情報作成手段及び運転操作情報作成手段の各作
成情報と被試験装置からの出力情報に応じて速度情報を
可変設定して被試験装置に出力する速度情報可変手段と
を備え、模擬的に列車の走行状態を作成することを特徴
とする列車走行シミュレーション装置。 - 【請求項２】実際に列車を走行させた時に記録した被試
験装置の動作状態データを読み込むデータ読込手段と、
該データ読込手段で読み込んだ前記動作状態データに基
づいて前記速度情報作成手段、地上制御情報作成手段及
び運転操作情報作成手段から実際の列車走行時と同一の
情報を出力させて前記動作状態データ記録時と同一の列
車走行状態を再現可能な制御手段を備えて構成したこと
を特徴とする請求項１記載の列車走行シミュレーション
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12344795A JP3356360B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 列車走行シミュレーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12344795A JP3356360B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 列車走行シミュレーション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08310397A true JPH08310397A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3356360B2 JP3356360B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=14860839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12344795A Expired - Lifetime JP3356360B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 列車走行シミュレーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3356360B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010215158A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Toshiba Corp | 自動列車制御の事前検証装置 |
| JP2015087304A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 速度信号発生装置 |
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